JP6108216B2 - 生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法およびモノスパイラルベルト巻付け装置 - Google Patents

生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法およびモノスパイラルベルト巻付け装置 Download PDF

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本発明は、空気入りタイヤが加硫される前の生タイヤ(明細書、特許請求の範囲において、「空気入りタイヤが加硫される前の生タイヤ」を単に「生タイヤ」と称する)のトレッド面にモノスパイラルベルト(コードに生ゴムを被覆したもの)を巻付ける装置およびその巻付け方法に関するものである。
鉱石を大量に搭載して荒地を走行する大型トラックにおいて、空気入りタイヤのトレッドを補強するために、太い鋼製コードを空気入り生タイヤのトレッドの外周面に生タイヤの回転方向に沿って巻付けるコード巻付け装置(特許文献1参照)があった。
このコード巻付け装置では、鋼製コードが太いため、流体シリンダのピストン先端に設けられたチャックを鋼製コードの端部に掴持した状態で、流体シリンダを短縮することにより、鋼製コードを生タイヤのトレッド外周面に生タイヤ周方向に巻付けるようになっており、コード巻付け装置が大型化するのみならず、構造が複雑となり、また、チャックの係脱やコードのトレッド周面への当接や、コードの切断作業を自動化することが困難であった。
小型車両、特に自動二輪車では、車体のバンク角が大きいため、図14に図示されるように、生タイヤ外周部の横断面形状が半円状に形成されており、生タイヤの軽量化を図りつつ、高速走行に伴なうトレッドに働く大きな遠心力に耐えることができるように、図15ないし図19に図示される従来のコード巻付け装置03では、生タイヤ01のトレッド周面01aの一側からトレッド周面01aの他側に亘り、基台04のタイヤ枢支部04aに回転可能に枢支された生タイヤ01の回転方向に沿いトレッド周面01aに、コード02を螺旋状に巻付けることができるようになっていた。
このコード巻付け装置03の基台04に、図15ないし図19で左右水平方向へ指向する図示されないレールが設けられ、このレールに装置本体05が図面で左右(以後、生タイヤ01に接近また離れるこの方向を前後とする)に移動可能に載置され、基台04と装置本体05とに装置本体駆動シリンダ06が介装されており、装置本体駆動シリンダ06を伸縮することにより、生タイヤ01のトレッド周面01aに対面した装置本体05は、生タイヤ01に向って前進または後退し、それに伴なって、回転可能に枢支された巻付けローラ07が生タイヤ01に接近して生タイヤ01のトレッド周面01aに接触し、または生タイヤ01のトレッド周面01aから離れて後退できるようになっている。
また、装置本体05にはローラ押付けシリンダ08が空気入り生タイヤ01に向って取付けられ、ローラ押付けシリンダ08のピストン杆08aの先端部に押付けローラ09が枢着されており、ローラ押付けシリンダ08のピストン杆08aが突出すると、生タイヤ01のトレッド周面01aに押付けローラ09が当接し、押付けローラ09に巻き付けられたコード02が生タイヤ01のトレッド周面01aに強く押付けられて粘着されるようになっている。
さらに、ローラ押付けシリンダ08の下方に位置してカッター010が、下方から斜上方に指向して生タイヤ01に接近するように装置本体05に取付けられている。
生タイヤ01の反時計方向の回転に伴ない、コード巻付け装置03による生タイヤ01のトレッド周面01aへのコード02の巻付けが終了する直前の図15に図示の状態においては、巻付けローラ07によりタイヤ01のトレッド周面01aに巻付けられたコード02の巻付け部分02aと、押付けローラ09によりトレッド周面01aに押付けられたコード02の押付け部分02bとの間のコード02の当接部分02cは、生タイヤ01のトレッド周面01aに粘着している。
しかし、生タイヤ01が停止した状態のまま、支持体駆動シリンダ06の短縮行程が開始すると、図16に図示されるように、支持体駆動シリンダ06の短縮に連動してローラ押付けシリンダ08が伸長し、押付けローラ09が停止状態の生タイヤ01のトレッド周面01aに当接したままになっているため、巻付けローラ07により生タイヤ01のトレッド周面01aへのコード02が巻付けられた巻付け部分02aは、生タイヤ01のトレッド周面01aから離れるとともに、押付けローラ09により生タイヤ01のトレッド周面01aに押付けられたコード02の押付け部分02bは、生タイヤ01の周面01aに付着した状態を保持している結果、巻付け部分02aと押付け部分02bとの間の当接部分02cは、生タイヤ01のトレッド周面01aから引剥がされる。
その次に、図17に図示されるように、巻付けローラ07と押付けローラ09の間に位置したコード02をカッター010で切断した後、ローラ押付けシリンダ08が伸長した状態のまま、生タイヤ01が反時計方向へ回転することにより、図18に図示される状態を経由して、図19に図示されるように、コード引剥がされ部分02cが押付けローラ09によって空気入り生タイヤ01のトレッド周面01aに押付けられて、このコード供給側端部02cが生タイヤ01のトレッド周面01aに張付られるようになっている。
しかし、生タイヤ01のトレッド周面01aに粘着したコード02のコード引剥がされ部分02cは、生タイヤ01のトレッド周面01aから一度引剥がされると、コード02に被覆されたコード02の引剥がされ部分02cの生ゴム部は、コード02の本体部から空気入り生タイヤ01のトレッド周面01aに密接しにくくなり、また引剥がされ部分02cは不規則な形状に変形してしまい確実に付着できなくなるので、コード02を空気入り生タイヤ01のトレッド周面01aに人手で粘着させなければならなくなり、完全な自動化が困難であった。
特開2009−113359号公報
本発明は、このような難点を克服した生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置およびモノスパイラルベルト巻付け方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モノスパイラルベルト供給源から繰出されたモノスパイラルベルトを巻付けた巻付ローラを、生タイヤのトレッド外周面に向い前進させて生タイヤのトレッド外周面に前記モノスパイラルベルトを当接させるとともに、前記生タイヤのトレッド外周面に巻付けられたモノスパイラルベルトの先端部を、押付けローラでもって前記生タイヤのトレッド外周面に押付けた状態で、前記生タイヤを回転させることにより、該生タイヤのトレッド外周面の一側から他側に亘り、生タイヤのトレッド外周面の回転方向に沿い前記モノスパイラルベルトを巻付け、前記生タイヤへのモノスパイラルベルトの巻付けが終了した時に、
前記巻付けローラを後退させ始め、この巻付けローラ後退開始時に前記巻付けローラから離れ始めた離隔開始部分が前記押付けローラと前記生タイヤのトレッド外周面と間に到達した以後に、前記生タイヤの回転を停止させて、前記巻付けローラと前記押付けローラ間のモノスパイラルベルトを切断し、
その後、再び前記生タイヤを巻付け方向に回転することにより、前記押付けローラと前記モノスパイラルベルト切断端部との間のモノスパイラルベルトを前記押付けローラでもって前記生タイヤに巻付けることを特徴とする生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法である。
請求項2記載の発明は、モノスパイラルベルト切断手段で切断されたモノスパイラルベルトの切断先端部を吸着器に吸着した後、該吸着器に吸着されたモノスパイラルベルト切断先端部を前記生タイヤのトレッドに粘着させてから、前記モノスパイラルベルト切断先端部から前記吸着器を離間させることを特徴とする請求項1記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法である。
請求項3記載の発明は、前記モノスパイラルベルトが複数の細鋼線を捩回して形成されたモノスパイラルベルトの場合、
前記モノスパイラルベルト切断手段で前記押付けローラと前記巻付けローラ間のモノスパイラルベルトを切断する前に、
前記巻付けローラと前記モノスパイラルベルト切断手段との間の下方に、前記吸着器の代りの電磁吸着器を移動した後、前記モノスパイラルベルト切断手段で切断されて落下するモノスパイラルベルトの切断先端部を前記電磁吸着器に吸着させ、
生タイヤのトレッド面へ前記巻付けローラが接近して当接した際に、前記電磁吸着器に吸着された前記モノスパイラルベルトの切断端部を前記生タイヤのトレッド面に粘着させることを特徴とする請求項2記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法である。
請求項4記載の発明は、生タイヤをモノスパイラルベルトの巻付け方向へ回転進退させる生タイヤ回転手段と、
巻掛けられたモノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に押付ける巻付けローラと、
前記巻付けローラを、前記生タイヤに向って前進または後退させる巻付けローラ進退手段と、
前記巻付けローラによる前記生タイヤへの前記モノスパイラルベルトの押付け位置より前記生タイヤの回転方向に進んだ位置で前記生タイヤに巻付けられたモノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に押付けて圧着する押付けローラと、
前記押付けローラを、前記生タイヤに向って前進させ、または後退させて前記生タイヤのトレッド外周面に押付け、または前記生タイヤのトレッド外周面から離間させる押付けローラ進退手段と、
前記巻付けローラと前記押付けローラとの間の前記モノスパイラルベルトを、切断するモノスパイラルベルト切断手段と、
前記生タイヤ回転手段、前記巻付けローラ進退手段、前記モノスパイラルベルト切断手段を制御して前記モノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に巻付けるモノスパイラルベルト巻付け制御装置とを具備し、
前記モノスパイラルベルト巻付け制御装置は、
前記巻付けローラに巻掛けられた前記モノスパイラルベルトの先端部を、前記巻付けローラ進退手段の前進動作により前記生タイヤのトレッド外周面に押付けると共に前記押付けローラに当接した前記モノスパイラルベルトの先端を、前記生タイヤのトレッド外周面に押付けた後、前記生タイヤ回転手段の巻付け方向への回転動作により前記モノスパイラルベルトの巻付けを開始し、
巻付け終了前の第1所定時間経過時に前記押付けローラでもってモノスパイラルベルトを前記生タイヤのトレッド外周面押圧させたまま、前記生タイヤを回転させた状態で、前記巻付けローラを後退させ、
該巻付けローラが後退限度位置に達した時に、前記生タイヤ回転手段の回転を停止させてから、
前記生タイヤのトレッド外周面を押付けた前記押付けローラと前記後退した巻付けローラ間の前記モノスパイラルベルトを、前記モノスパイラルベルト切断手段で切断した後、 前記生タイヤ回転手段により前記生タイヤを再び回転させて、前記生タイヤトレッド外周面に押付けられていない前記モノスパイラルベルト後端部を、前記生タイヤトレッド外周面に押付けて、生タイヤのトレッド外周面の巻付けを終了するように制御することを特徴とする生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置である。
請求項5記載の発明は、前記巻付けローラと前記押付けローラとの間を前記生タイヤに向って前進または後退し、前記巻付けローラから垂れ下がったモノスパイラルベルトに脱着可能に吸着できる吸着器を具備したことを特徴とする請求項4記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置である。
請求項6記載の発明は、前記モノスパイラルベルトは、複数本の細鋼線を捩り、その表面に生ゴムを複覆したものであって、
前記吸着器は前記巻付けローラから垂れ下がった前記モノスパイラルベルトを電磁力により脱着可能に吸着できる電磁吸着器であることを特徴とする請求項5記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置である。
請求項7記載の発明は、前記モノスパイラルベルト巻付け装置において、
前記巻付けローラ、押付けローラ、モノスパイラルベルト切断手段を備えた装置本体が、基台に前後進可能に設けられ、
前記基台と装置本体とに前記巻付けローラ進退手段が介装され、
前記基台と前記装置本体とに支持体が介装され、
前記装置本体は、前記支持体に水平線を中心として回転可能に枢支された生タイヤに対し左右に揺動可能に枢支されたことを特徴とする請求項6記載の空気入りタイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置である。
請求項1記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法によれば、人手を必要としなくて、生タイヤの周面にモノスパイラルベルトを確実にかつ能率良く巻付けることが可能となって、空気入りタイヤの生産能率を向上できるとともに、空気入りタイヤの生産コストを低減できる。
請求項2記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法によれば、空気入りタイヤ生産のさらなる自動化を推進して生産コストの改善を図ることができる。
請求項3記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法によれば、曲り易いモノスパイラルベルトを確実に生タイヤのトレッドに巻付けることができる。
請求項4記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置によれば、モノスパイラルベルト供給源から繰出されたモノスパイラルベルトを巻付けた巻付ローラを、生タイヤのトレッドに向い前進して生タイヤ周面に当接させるとともに、前記生タイヤのトレッドに巻き付けられたモノスパイラルベルトを、押付けローラでもって前記生タイヤのトレッドに押付けた状態で、前記生タイヤを回転させることにより、該生タイヤのトレッドの一側から他側に亘り、生タイヤのトレッドの回転方向に沿い前記モノスパイラルベルトを巻付け、前記生タイヤへのモノスパイラルベルトの巻付が終了した時に、前記生タイヤの回転を一旦停止し、次に、前記生タイヤのトレッドに対して前記押付けローラを押付けたまま、前記生タイヤを再度巻付け方向へ回転させるとともに、これに同期して前記巻付けローラを前記生タイヤのトレッドから後方へ少しづつ後退させ、前記モノスパイラルベルト巻付け終了時における前記生タイヤのトレッドと巻付けローラとに挟まれたモノスパイラルベルトの巻付け終了個所が、前記押付けローラと前記生タイヤのトレッドの間に到達した時に、前記生タイヤの回転を停止させ、その後、巻付けローラのみを前記生タイヤのトレッドから離れる方向へさらに後退させて、前記巻付けローラと前記押付けローラ間が充分に広がった時点で、モノスパイラルベルト切断手段でもって前記巻付けローラと前記押付けローラ間の前記モノスパイラルベルトを切断し、再び前記生タイヤを巻付け方向に回転することにより、前記押付けローラと切断端との間のモノスパイラルベルトを前記押付けローラでもって前記生タイヤに巻付けることを遂行することができる。
そして、人手を必要としなくて、生タイヤの周面にモノスパイラルベルトを確実にかつ能率良く巻付けることが可能となって、タイヤの生産能率を向上できるとともに、タイヤの生産コストを低減できる。
また、請求項5記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置によれば、モノスパイラルベルト切断手段で切断されたモノスパイラルベルトの先端部分を吸着器に吸着した後、該モノスパイラルベルト先端部に吸着されたモノスパイラルベルト先端部を前記生タイヤのトレッドに粘着させてから、前記モノスパイラルベルト先端部から前記吸着器を離間させることを遂行することができ、空気入りタイヤ生産のさらなる自動化を推進して生産コストの改善を図ることができる。
さらに、請求項6記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置によれば、前記モノスパイラルベルトが複数の細鋼線を捩回して形成されたモノスパイラルベルトの場合、前記モノスパイラルベルト切断手段で前記押付けローラと前記巻付けローラ間のモノスパイラルベルトを切断する前に、前記巻付けローラと前記モノスパイラルベルト切断手段との間の下方に電磁吸着器を配置した後、前記モノスパイラルベルト切断手段で切断されて落下するモノスパイラルベルトの端部を前記電磁吸着器に吸着させ、生タイヤのトレッド面へ前記巻付けローラが接近して当接した際に、前記電磁吸着器に吸着された前記モノスパイラルベルトの端部を前記空気入り生タイヤのトレッド面に粘着させることを遂行することができる。また、曲り易いモノスパイラルベルトを確実に生タイヤのトレッドに巻付けることができる。
請求項7記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置によれば、生タイヤ外周部のトレッド横断面形状が半円状に形成された生タイヤのトレッドの外周面の一側から他側の全面に亘ってモノスパイラルベルトを巻付けることができる。
本発明の一実施形態に係る生タイヤ1のモノスパイラルベルト巻付け装置3の概略を側面から見て図示した説明図で、生タイヤ1の外周面への巻付けを開始する前の生タイヤ1が停止した状態を図示した側面図である。 図1に図示した状態から前記生タイヤ回転手段により回転駆動される生タイヤ1に向って押付けローラ10を前進させて、押付けローラ10でもってモノスパイラルベルト2の先端を前記生タイヤ1の外周面に押付けた状態を図示した側面図である。 図2に図示した状態から生タイヤ1が反時計方向に回転を続け、生タイヤ1へのモノスパイラルベルト2の巻付けが終了時期に達して、生タイヤ1の回転が停止した状態を図示した側面図である。 図3に図示した状態からモノスパイラルベルト巻付け装置3の装置本体6が少しずつ後退し、生タイヤ1がこれに連動するとともに、僅かに反時計方向に回転した状態を図示した側面図である。 図4に図示された状態において、巻付けローラ8により生タイヤ1のトレッド外周面1aに巻付けられたモノスパイラルベルト2の巻付け部分2aが、生タイヤ1の反時計方向へのさらなる回転でもって押付けローラ10により、生タイヤ1のトレッド外周面に押付けられて、モノスパイラルベルト2の巻付け部分2aと押付け部分2bとの間の当接部分2cがトレッド周面1aに粘着された状態を図示した側面図である。 図5に図示された状態から、装置本体6がさらに後退するとともに生タイヤ1がこれと同期して反時計方向へ回転してその位置で停止した状態を図示した側面図である。 図6に図示された状態において、生タイヤ1の反時計方向を停止した後、モノスパイラルベルト切断手段11によりモノスパイラルベルト2を切断する状態を図示した側面図である。 図7に図示された状態において、モノスパイラルベルト切断手段11によりモノスパイラルベルト2を切断した後に、モノスパイラルベルト切断手段を斜下方へ後退させた状態を図示した側面図である。 図8に図示された状態において、モノスパイラルベルト切断手段11により切断されたモノスパイラルベルト2の切断先端部2eをモノスパイラルベルト吸着器12で支持したまま、押付けローラ進退シリンダ9を短縮させて押付けローラ10を巻付けローラ8の下方へ移動させようとした状態を図示した側面図である。 図9に図示された状態において、押付けローラ進退シリンダ9を短縮させてから、モノスパイラルベルト吸着器12の電磁力によるモノスパイラルベルト2の切断先端部2eへの吸着を停止させた後、モノスパイラルベルト吸着器12を後退させる状態を図示した側面図である。 図10に図示された状態において、巻付けローラ8から垂れ下がったモノスパイラルベルト2の切断先端部2eが押付けローラ10に当接し、空気入り生タイヤへのモノスパイラルベルト巻付け完了状態を図示した側面図である。 モノスパイラル制御装置13と、このモノスパイラルベルト制御装置13により制御される生タイヤ回転手段0、巻付けローラ進退手段7、押付けローラ進退手段9および切断手段11との関係を図示した説明図である。 図1の円で囲んだ要部拡大断面図である。 本発明により生産された空気入り生タイヤの横断面図である。 従来の空気入り生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置において、生タイヤのトレッドへのモノスパイラルベルト巻付けを終了する直前の状態を図示した側面図である。 図15に図示した状態から、モノスパイラルベルト巻付け装置が後退して生タイヤのトレッドに巻付けられたモノスパイラルベルトの一部がトレッドから引剥がされた状態を図示した側面図である。 図16に図示した状態において、モノスパイラルベルト切断手段でモノスパイラルベルトを切断する状態を図示した側面図である。 図17に図示した状態において、生タイヤを反時計方向へ回転させてトレッドから引剥がされたモノスパイラルベルトを再び押付けローラでトレッドに押付ける状態を図示した側面図である。 図18に図示した状態において、さらに空気入り生タイヤを反時計方向へ回転させた状態を図示した側面図である。
以下、本発明の空気入りタイヤが加硫される前の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法および装置について、図1ないし図14に図示された最適の実施形態について説明する。
本発明の最適の実施形態では、対象となる空気入りタイヤは自動二輪車用タイヤであるが、他の車両用タイヤにも適用可能である。
自動二輪車用空気入りタイヤでは、自動二輪車が高速で走行する場合、走行面の凹凸に対し車体を安定して支持できるように、空気入りタイヤ内には、高圧の空気が充填され、その高圧空気圧力と高速で走行した場合にタイヤに加えられる大きな遠心力とに耐えうるように、空気入りタイヤの製造時において、生タイヤ1のトレッド周面1aにその一側から他側に亘りモノスパイラルベルト2を生タイヤ1の回転方向に沿い螺旋状に巻付けていた。
複数の直径0.1〜0.3mm程度の細い鋼線を捩り、その外周を生ゴムで被覆して形成されたモノスパイラルベルト2は、柔軟であるが、張力が加えられない状態では、変形し易い性質を有しているので、所要の張力を加えた状態で生タイヤ1のトレッド周面1aにモノスパイラルベルト2を巻付ける必要がある。
このため、図1の左方には、図示されていないモノスパイラルベルト巻付けドラムから繰出されたモノスパイラルベルト2に張力を加えるためのモノスパイラルベルト張力付加装置が配置されており、この張力付加装置から繰出されたモノスパイラルベルト2は、後述するように、巻付けローラ8に巻掛けられている。
図1ないし図11において、基台4の水平部材4aの前端に生タイヤ枢支部材4bが一体に立設され、この生タイヤ枢支部材4bの上端に枢支軸4cを介して生タイヤ1が回転可能に枢支され、生タイヤ枢支軸4cには図示されない生タイヤ回転駆動機構0が係脱可能に連結されており、この生タイヤ回転駆動機構0により、生タイヤ1は反時計方向へ回転駆動されるとともに、生タイヤ1へのモノスパイラルベルト2の巻付けが終了した後は、自動的に停止されるようになっている。
また、生タイヤ1に対し前後水平方向へ指向した図示されない案内レールが基台4の水平部材4aに敷設され、この案内レールに支持体5の水平部材5aが載置されており、基台4の鉛直部材4dと支持体5の鉛直部材5bとに巻付けローラ進退手段である巻付けローラ進退シリンダ7が介装されており、巻付けローラ進退シリンダ7の伸縮により、支持体5は前後水平方向へ移動できるようになっている。
さらに、装置本体6の水平部材6aの前端部を鉛直に貫通した揺動軸6bが支持体5の水平部材5aに一体に取付けられ、揺動軸6bを中心として略半円状に湾曲した円弧状ガイドレール5cが水平部材5aに敷設され、水平部材6aの後端部における円弧状ガイドレール5cの直上位置した個所にガイドローラ枢支部6cが設けられ、このガイドローラ枢支部6cに矩形孔6dが形成され、この矩形孔6dにガイドローラ6eが遊嵌され、前記ガイドローラ枢支部6cの後端面から揺動軸6bに指向して軸6fがガイドローラ枢支部6cおよびガイドローラ6eを貫通してガイドローラ枢支部6cに固着されており、ガイドローラ6eは支持体5の円弧状ガイドレール5c上を転動し、装置本体6は揺動軸6bを中心として左右へ搖動できるようになっている。
さらに、装置本体6の前端部には、左右水平方向に指向して軸8aが突設され、この軸8aに巻付けローラ8が回転可能に枢着されている。
さらにまた、巻付けローラ8の下方に位置して押付けローラ進退シリンダ9が前方へ向けて伸縮可能に設けられ、押付けローラ進退シリンダ9のピストン杆9aの前端に押付けローラ10が左右水平方向に向いた線を中心に回転可能に枢支されている。
しかも、押付けローラ進退シリンダ9よりも下方に位置し、空気入り生タイヤ1に向いて斜上方に指向し、モノスパイラルベルト切断手段11が装置本体6に設けられ、モノスパイラルベルト切断手段11はその長手方向に沿い斜前上方に指向しており、カッター進退シリンダ11aによってカッター11bは進退できるように構成されている。
また、水平方向に指向したモノスパイラルベルト電磁吸着器12が巻付けローラ8と押付けローラ進退シリンダ9の間に位置して装置本体6に設けられ、このモノスパイラルベルト電磁吸着器12の吸着面12aと電磁石12bとは前後へ進退可能に移動できるようになっている。
さらに、装置本体6には、生タイヤ1のトレッド周面1aの幅やモノスパイラルベルト2の太さに対応して空気入り生タイヤ1が1回転する毎に、揺動軸6bを中心として左方または右方へ水平部材6aを旋回駆動させる図示されない揺動機構が設けられるとともに、巻付けローラ8および押付けローラ10が空気入り生タイヤ1のトレッド周面1aに接触し、生タイヤ1が回転している場合に、生タイヤ1のトレッド周面1aの一側から他側へ水平部材6aの旋回方向を切換え、トレッド周面1aの一側または他側にモノスパイラルベルト2が位置した時に、前記揺動機構を停止させ、かつ空気入り生タイヤ1の回転を停止させて空気入り生タイヤ1のトレッド周面1aへのモノスパイラルベルト2の巻付けを終了させることができるモノスパイラル巻付け制御装置13が設けられている。
図1ないし図13に図示の実施形態は、前述したように構成されているので、生タイヤ1のトレッド周面1aへのモノスパイラルベルト2の巻付け工程が終了した生タイヤ1は、基台4の生タイヤ支柱4bから取外され、図1に図示されるように、モノスパイラルベルト2が巻付けられていない生タイヤ1が基台4の生タイヤ支柱4bに取付けられた後に、巻付けローラ進退シリンダ7が伸長し、巻付けローラ8に巻き掛けられて垂れ下がったモノスパイラルベルト2の切断先端部2eが、後方から前方へ移動する押付けローラ10でもって生タイヤ1のトレッド周面1aに押付けられてこの生タイヤ1のトレッド周面1aに付着する。
そして、生タイヤ1のトレッド周面1aへの巻付工程開始状態になると、巻付けローラ進退シリンダ7が伸長しようとして、巻付けローラ8に巻付けられているモノスパイラルベルト2の巻付け部分は生タイヤ1のトレッド周面1aに圧接されるとともに、押付けローラ10に接触しているモノスパイラルベルト2の切断先端部2eも生タイヤ1のトレッド周面1aに圧接され、押付けローラ10に付着しているモノスパイラルベルト2は生タイヤ1のトレッド周面1aに圧接され、その後、生タイヤ回転駆動機構0により、生タイヤ1が反時計方向へ回転駆動されるに伴なって、生タイヤ1のトレッド周面1aに圧接され、モノスパイラルベルト2は、右方へ引出されるが、図面には図示されていない前記モノスパイラルベルト張力付加装置によってモノスパイラルベルト2に張力が加えられ、湾曲し易いモノスパイラルベルト2は眞直に引伸ばされた状態で生タイヤ1のトレッド周面1aに張付けられる。
そして生タイヤ1の反時計方向回転に連動して、前記揺動機構により、水平部材6aが揺動軸6bを中心に左方または右へ僅かに揺動駆動されるため、モノスパイラルベルト2は生タイヤ1の回転方向に沿いトレッド周面1aの一側から他側へ、または他側から一側に向い螺旋状に生タイヤ1のトレッド周面1aに巻付けられる。
このように、張力が加えられたモノスパイラルベルト2は巻付けローラ8および押付けローラ10によって生タイヤ1のトレッド周面1aに強く押付けられる結果、モノスパイラルベルト2は生タイヤ1のトレッド周面1aに強固に粘着することができる。
生タイヤ1の所要回数の回転により、生タイヤ1のトレッド周面1aにモノスパイラルベルト2が全面に亘り巻付けられた巻付け終了直前状態になった時(図3参照)には、生タイヤ1の回転が一時停止された後に、生タイヤ1が低速で反時計方向に回転駆動されるとともに、これに同期して巻付けローラ進退シリンダ7が少しずつ短縮して装置本体6が後退し、巻付け部分2a,押付け部分2b間の当接部分2cが生タイヤ1のトレッド周面1aから左程大きく引剥がされずに、図4に図示されるように、押付けローラ10により生タイヤ1のトレッド周面1aに押付けられるので、当接部分2cはその外周部の被覆ゴムとトレッド周面1aの生ゴム層とが密着してトレッド周面1aに粘着することができる。
生タイヤ1が所要回転数回転駆動されて、生タイヤ1のトレッド周面1aへのモノスパイラルベルト2の巻付けが終了した後に、図6に図示されるように、生タイヤ1は回転を停止され、その後図7に図示されるように、モノスパイラルベルトカッター11bは斜上前方へ移動し、図8に図示されるようにモノスパイラルベルトカッター11bにより切断されると、モノスパイラルベルト吸着器12の吸着面12aに設けられている電磁石12bが通電され、モノスパイラルベルト2の切断先端部2eはその磁気力により吸着面12aに吸着されてその切断先端部2eが前方へ押出されるとともに、その切断後端部2dは後方へ曲って、押付けローラ10に巻付けられ垂れ下っている。
図8に図示された状態で生タイヤ1がさらに反時計方向へ回転駆動されると、生タイヤ1のトレッド周面1aに押付けられている押付けローラ10は時計方向へ回転駆動され、押付けローラ10に巻付けられて垂れ下っている当接部分2dは、時計方向へ回転する押付けローラ10によって生タイヤ1のトレッド周面1aに押付けられて巻付けられ、図9に図示されるように、生タイヤ1のトレッド周面1aへのモノスパイラルベルト2の巻付け作業が終了する。
この巻付け作業が終了した後、図10に図示されるように、押付けローラ進退シリンダ9は短縮して押付けローラ10は後方へ後退するが、モノスパイラルベルト切断手段11で切断された巻付けローラ8より前方へ押出されているモノスパイラルベルト2の引出し先端部2eは、モノスパイラルベルト吸着器12に吸着された状態からモノスパイラルベルト吸着器12が消磁されることにより、モノスパイラルベルト吸着器12から離れ、図11に図示されるように押付けローラ10に付着する。
以上、説明したように、生タイヤ1の回転を停止した生タイヤ1のトレッド周面1aへのモノスパイラルベルト2の巻付け終了時に、押付け部分2bと巻付け部分2aとの間の当接部分2cが巻付けローラ8によって生タイヤ1のトレッド周面1aに巻付けられた状態において、装置本体6が少しずつ後退するのに同期して生タイヤ1が反時計方向へ回転駆動されるので、当接部分2cの押付け部分2bに近い部分は生タイヤ1のトレッド周面1aから引剥がされる迄に押付けローラ10により再びトレッド周面1aに押付けられるので、その押付け部分2bに近い部分はトレッド周面1aに確実に付着することができる。
また、巻付け部分2aと押付け部分2bとの間の当接部分2cにおける中央付部分は押付けローラ10によって生タイヤ1のトレッド周面1aに付着しているため、その後さらに生タイヤ1が反時計方向に回転する場合も、当接部分2cの中央部分から巻付け部分2aに到る部分もトレッド周面1aからそれ程トレッド周面1aから大きく引剥がされないので、当接部分2cは確実にトレッド周面1aに付着することができる。
そして、巻付け部分2aからモノスパイラルベルト2の供給側の部分は、トレッド周面1aに付着していない状態にあるので、図7ないし図9に図示されるように、巻付け部分2aから押付け部分2bに至る部分は、トレッド周面1aから引剥がされていない結果、この部分が図示されていないモノスパイラルベルト張力付加装置による張力が加えられなくても、押付けローラ10によってトレッド周面1aに押付けられて確実に付着することができる。
さらにモノスパイラルベルト2の切断先端部2eは押付けローラ10に付着しているため、この切断先端部2eが弯曲変形せず、略直線状に保持される結果、次の新しい生タイヤ1のトレッド周面1aにモノスパイラルベルト2を巻付ける工程の際には、生タイヤ1の周方向に沿って切断先端部2e部分を確実巻付けることもできる。
このように、作業員の作業によらなくても、生タイヤ1のトレッド周面1aにモノスパイラルベルト2を次々と自動的に巻付けることができる結果、生タイヤ1のトレッド周面1aにその回転方向に沿いトレッド周面1aの一側から他側に亘り高い信頼性でもってモノスパイラルベルト2を巻付けて、高品質の生タイヤを能率良く安全に低コストで生産することができる。
前記実施形態では、モノスパイラルベルトは鋼製のモノスパイラルベルト2であったが鋼製でない合成樹脂製モノスパイラルベルトであっても、モノスパイラルベルト切断手段11の代りに磁性を有しない空気吸引力を有する吸着器を用いることによって、本願方法を実施することができる。
また、前記実施形態では、装置本体6は支持体5を介して基台4に設けられているが、支持体5を排除して、基台4に巻付けローラ進退シリンダ7を介して装置本体6を進退可能に設けてもよい。
1…生タイヤ、1a…トレッド周面、2…モノスパイラルベルト、2a…巻付け部分、2b…押付け部分、2c…当接部分、2d…切断後端部、2e…切断先端部、3…モノスパイラルベルト巻付け装置、4…基台、5…支持体、5a…水平部材、5b…鉛直部材、5c…円弧状ガイドレール、6…装置本体、6a…水平部材、6b…揺動軸、6c…ガイドローラ枢支部、7…巻付けローラ進退シリンダ、7a…ピストン杆、8…巻付けローラ、9…押付けローラ進退シリンダ、9a…ピストン杆、10…押付けローラ、11…モノスパイラルベルト切断手段、11a…カッター進退手段、11b…カッター、12…モノスパイラルベルト吸着器、12a…吸着面、12b…電磁石、13…モノスパイラル巻付け制御装置。

Claims (7)

  1. モノスパイラルベルト供給源から繰出されたモノスパイラルベルトを巻付けた巻付ローラを、生タイヤのトレッド外周面に向い前進させて生タイヤのトレッド外周面に前記モノスパイラルベルトを当接させるとともに、前記生タイヤのトレッド外周面に巻付けられたモノスパイラルベルトの先端部を、押付けローラでもって前記生タイヤのトレッド外周面に押付けた状態で、前記生タイヤを回転させることにより、該生タイヤのトレッド外周面の一側から他側に亘り、生タイヤのトレッド外周面の回転方向に沿い前記モノスパイラルベルトを巻付け、前記生タイヤへのモノスパイラルベルトの巻付けが終了した時に、
    前記巻付けローラを後退させ始め、この巻付けローラ後退開始時に前記巻付けローラから離れ始めた離隔開始部分が前記押付けローラと前記生タイヤのトレッド外周面と間に到達した以後に、前記生タイヤの回転を停止させて、前記巻付けローラと前記押付けローラ間のモノスパイラルベルトを切断し、
    その後、再び前記生タイヤを巻付け方向に回転することにより、前記押付けローラと前記モノスパイラルベルト切断端部との間のモノスパイラルベルトを前記押付けローラでもって前記生タイヤに巻付けることを特徴とする生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法。
  2. モノスパイラルベルト切断手段で切断されたモノスパイラルベルトの切断先端部を吸着器に吸着した後、該吸着器に吸着されたモノスパイラルベルト切断先端部を前記生タイヤのトレッドに粘着させてから、前記モノスパイラルベルト切断先端部から前記吸着器を離間させることを特徴とする請求項1記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法。
  3. 前記モノスパイラルベルトが複数の細鋼線を捩回して形成されたモノスパイラルベルトの場合、
    前記モノスパイラルベルト切断手段で前記押付けローラと前記巻付けローラ間のモノスパイラルベルトを切断する前に、
    前記巻付けローラと前記モノスパイラルベルト切断手段との間の下方に、前記吸着器の代りの電磁吸着器を移動した後、前記モノスパイラルベルト切断手段で切断されて落下するモノスパイラルベルトの切断先端部を前記電磁吸着器に吸着させ、
    生タイヤのトレッド面へ前記巻付けローラが接近して当接した際に、前記電磁吸着器に吸着された前記モノスパイラルベルトの切断端部を前記生タイヤのトレッド面に粘着させることを特徴とする請求項2記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法。
  4. 生タイヤをモノスパイラルベルトの巻付け方向へ回転進退させる生タイヤ回転手段と、 巻掛けられたモノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に押付ける巻付けローラと、
    前記巻付けローラを、前記生タイヤに向って前進または後退させる巻付けローラ進退手段と、
    前記巻付けローラによる前記生タイヤへの前記モノスパイラルベルトの押付け位置より前記生タイヤの回転方向に進んだ位置で前記生タイヤに巻付けられたモノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に押付けて圧着する押付けローラと、
    前記押付けローラを、前記生タイヤに向って前進させ、または後退させて前記生タイヤのトレッド外周面に押付け、または前記生タイヤのトレッド外周面から離間させる押付けローラ進退手段と、
    前記巻付けローラと前記押付けローラとの間の前記モノスパイラルベルトを、切断するモノスパイラルベルト切断手段と、
    前記生タイヤ回転手段、前記巻付けローラ進退手段、前記モノスパイラルベルト切断手段を制御して前記モノスパイラルベルトを、前記生タイヤのトレッド外周面に巻付けるモノスパイラルベルト巻付け制御装置とを具備し、
    前記モノスパイラルベルト巻付け制御装置は、
    前記巻付けローラに巻掛けられた前記モノスパイラルベルトの先端部を、前記巻付けローラ進退手段の前進動作により前記生タイヤのトレッド外周面に押付けると共に前記押付けローラに当接した前記モノスパイラルベルトの先端を、前記生タイヤのトレッド外周面に押付けた後、前記生タイヤ回転手段の巻付け方向への回転動作により前記モノスパイラルベルトの巻付けを開始し、
    巻付け終了前の第1所定時間経過時に前記押付けローラでもってモノスパイラルベルトを前記生タイヤのトレッド外周面押圧させたまま、前記生タイヤを回転させた状態で、前記巻付けローラを後退させ、
    該巻付けローラが後退限度位置に達した時に、前記生タイヤ回転手段の回転を停止させてから、
    前記生タイヤのトレッド外周面を押付けた前記押付けローラと前記後退した巻付けローラ間の前記モノスパイラルベルトを、前記モノスパイラルベルト切断手段で切断した後、 前記生タイヤ回転手段により前記生タイヤを再び回転させて、前記生タイヤトレッド外周面に押付けられていない前記モノスパイラルベルト後端部を、前記生タイヤトレッド外周面に押付けて、生タイヤのトレッド外周面の巻付けを終了するように制御することを特徴とする生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置。
  5. 前記巻付けローラと前記押付けローラとの間を前記生タイヤに向って前進または後退し、前記巻付けローラから垂れ下がったモノスパイラルベルトに脱着可能に吸着できる吸着器を具備したことを特徴とする請求項4記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置。
  6. 前記モノスパイラルベルトは、複数本の細鋼線を捩り、その表面に生ゴムを複覆したものであって、
    前記吸着器は前記巻付けローラから垂れ下がった前記モノスパイラルベルトを電磁力により脱着可能に吸着できる電磁吸着器であることを特徴とする請求項5記載の生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置。
  7. 前記モノスパイラルベルト巻付け装置において、
    前記巻付けローラ、押付けローラ、モノスパイラルベルト切断手段を備えた装置本体が、基台に前後進可能に設けられ、
    前記基台と装置本体とに前記巻付けローラ進退手段が介装され、
    前記基台と前記装置本体とに支持体が介装され、
    前記装置本体は、前記支持体に水平線を中心として回転可能に枢支された生タイヤに対し左右に揺動可能に枢支されたことを特徴とする請求項6記載の空気入りタイヤのモノスパイラルベルト巻付け装置。
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