JP6108078B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents
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Description
そこで、選択還元型触媒の温度を上昇させる装置を備えたエンジンも開発されている。例えば膨張行程或いは排気行程において燃料を追加噴射する所謂ポスト噴射を行なって、選択還元型触媒の上流側に備えた酸化触媒に燃料を供給する。これにより、酸化触媒にて燃料を酸化させて、排気の温度を上昇させ、昇温した排気を選択還元型触媒に流入させることで、選択還元型触媒の温度を上昇させる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、排気浄化触媒を備えるとともに排気還流路を備えたエンジンにおいて、燃料消費を抑えた上で、排気浄化触媒を昇温可能な排気浄化装置を提供することにある。
排気還流路を介して吸気通路に還流する排気の流量を制御する排気還流量制御手段と、前記エンジンの所定の高負荷高回転側の運転領域において前記排気浄化触媒の上流側の前記排気通路に尿素水を供給し、前記尿素水より発生したアンモニアにより前記排気浄化触媒にて前記エンジンの排気中の窒素酸化物を還元浄化させる還元剤供給手段と、を備えたエンジンの排気浄化装置であって、排気浄化触媒に流入する排気の温度を検出する排気温度検出手段と、前記エンジンの前記所定の高負荷高回転側の運転領域において、排気温度検出手段により検出された排気温度が、尿素水がアンモニアに加水分解される所定温度未満の場合に、排気の還流を行うように前記排気還流量制御手段の作動制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
図1は、本発明の排気浄化装置が適用された第1の実施形態のディーゼルエンジン(以下、エンジン1という)の吸排気系の概略構成図である。
エンジン1は、走行駆動源として車両に搭載されており、ターボチャージャ23を備えた多気筒の筒内直接噴射式内燃機関(例えばコモンレール式ディーゼルエンジン)である。詳しくは、コモンレール2に蓄圧された高圧燃料を各気筒の燃料噴射ノズル3に供給し、任意の噴射時期及び噴射量で当該燃料噴射ノズル3から各気筒の燃焼室4内に噴射可能な構成を成している。
燃焼室4には、インテークポート7とエキゾーストポート8とが連通されている。
インテークポート7には、燃焼室4と当該インテークポート7との連通と遮断を行うインテークバルブ9が設けられている。また、エキゾーストポート8には、燃焼室4と当該エキゾーストポート8との連通と遮断とを行うエキゾーストバルブ10が設けられている。
インテークマニフォールド11とエキゾーストマニフォールド12との間には、排気の一部を吸気へ戻す、即ち高温・高圧の排気を吸気に導入する高圧排気還流通路15が設けられている。また、高圧排気還流通路15には、高温・高圧の排気が吸気に戻る量を調整する排気還流バルブ16が介装されている。また、高圧排気還流通路15には、インテークマニフォールド11に導入する排気を冷却する排気還流クーラ17が設けられている。
エアークリーナ21と電子制御スロットルバルブ22との間の吸気管20には、吸入される空気(新気)の温度を検出する吸気温度センサ50が設けられている。インテークマニフォールド11には、エンジン1の燃焼室4に流入する吸気の温度を検出する吸気温度センサ51及び吸気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ52が設けられている。
ケーシング35の酸化触媒32の上流には、酸化触媒32に流入する排気の温度を検出する排気温度センサ54が設けられている。ケーシング35の酸化触媒32とディーゼルパティキュレートフィルタ33との間には、酸化触媒32から流出する排気の温度を検出する排気温度センサ55が設けられている。また、ケーシング35のディーゼルパティキュレートフィルタ33の下流には、ディーゼルパティキュレートフィルタ33から流出する排気の温度を検出する排気温度センサ56が設けられている。
尿素水インジェクタ40の近傍の排気管30には、尿素水インジェクタ40と選択還元型触媒34との間の排気の温度を検出する排気温度センサ58が設けられている。
最下流に位置する選択還元型触媒34の下流の排気管30には、最下流の選択還元型触媒34から流出する排気中のNOxの濃度を検出するNOxセンサ59が設けられている。
図2に示すように、エンジンコントロールユニット70は、エンジン1の運転状態(回転速度及び負荷)に基づいて、高圧排気還流通路15による高圧排気還流、低圧排気還流通路45による低圧排気還流及び尿素水供給による選択還元型触媒34での排気浄化の3つの排気浄化装置を実行する。
図3は昇温制御の開始判定要領を示し、図4は昇温制御要領を示すフローチャートである。
本制御は、上記尿素水供給を必要とする運転領域において実行される。
ステップS20では、ステップS10で入力した排気温度Tが所定温度T1以上であるか否かを判別する。所定温度T1は、尿素水インジェクタ40から噴射された尿素水が十分にアンモニアに加水分解した上で最上流の選択還元型触媒34に到達するような温度、例えば200℃に設定すればよい。排気温度Tが所定温度T1以上である場合には、ステップS40に進む。排気温度Tが所定温度T1未満である場合には、ステップS30に進む。
ステップS40では、尿素水インジェクタ40から尿素水を噴射供給する。そして、本ルーチンを終了する。
図4に示す昇温制御のサブルーチンについて説明する。
ステップS60では、排気温度センサ58から排気温度Tを入力する。そして、ステップS70に進む。
ステップS70では、ステップS60で入力した排気温度Tが所定温度T1以上であるか否かを判別する。排気温度Tが所定温度T1以上である場合には、本サブルーチンを終了する。排気温度Tが所定温度T1未満である場合には、ステップS80に進む。
ステップS90では、排気温度センサ58から排気温度Tを入力する。そして、ステップS100に進む。
ステップS70では、ステップS90で入力した排気温度Tが所定温度T1以上であるか否かを判別する。排気温度Tが所定温度T1以上である場合には、本サブルーチンを終了する。排気温度Tが所定温度T1未満である場合には、ステップS110に進む。
ステップS120では、排気温度センサ58から排気温度Tを入力する。そして、ステップS130に進む。
ステップS130では、ステップS120で入力した排気温度Tが所定温度T1以上であるか否かを判別する。排気温度Tが所定温度T1以上である場合には、本サブルーチンを終了する。排気温度Tが所定温度T1未満である場合には、ステップS120に戻る。
昇温制御としては、まず排気還流バルブ48を開作動させ、低圧排気還流を実施する。これにより、ディーゼルパティキュレートフィルタ33から流出した排気の一部が低圧排気還流通路45に流入するので、低圧排気還流通路45の排気導入部45aから選択還元型触媒34までの排気管30内を通過して選択還元型触媒34に流入する排気の流量が減少する。排気はディーゼルパティキュレートフィルタ33と選択還元型触媒34との間の排気管30を通過する際に、排気管30の壁面から放熱して温度低下する。この排気管30の壁面からの放熱量は、排気管30内を通過する排気の流量が大きい程、壁面周辺で熱交換されて大きくなる。したがって、上記のように、低圧排気還流を実施し、排気導入部45aから選択還元型触媒34までの排気管30を通過する排気の流量が減少することで、選択還元型触媒34へ流入する排気の温度を若干上昇させることができる。
このように、低圧排気還流を行うことにより選択還元型触媒34の温度が上昇する現象は、特に減速時のようにエンジン1の排気温度が低下したときに強く表われる。これは、減速時で排気温度が低下した際に、低圧排気還流によってこの温度低下した排気の流量を減少させるからであり、よって本願発明は、過渡運転時において特に有効である。
このように、選択還元型触媒34に流入する排気の温度を上昇させる必要がある場合、低圧排気還流により排気温度を上昇させることができるので、ポスト噴射による燃料消費を抑え、燃費を向上させることができる。また、ポスト噴射を抑えることで、オイルダイリューションの低減を図ることができる。
また、本願発明は、車両のエンジンの排気浄化システムとして選択還元型触媒を有するものに限らず、選択還元型触媒に代えてNOx吸蔵還元型触媒などの排気浄化触媒を有するものにも広く適用できる。
20 吸気管(吸気通路)
22 電子制御スロットルバルブ(排気還流量制御手段)
30 排気管(排気通路)
34 選択還元型触媒(排気浄化触媒)
40 尿素水インジェクタ(還元剤供給手段)
45 低圧排気還流通路(排気還流路)
48 排気還流バルブ(排気還流量制御手段)
58 排気温度センサ(排気温度検出手段)
70 エンジンコントロールユニット(制御手段)
Claims (3)
- ターボチャージャを有するエンジンの排気通路に設けられ、前記ターボチャージャのタービンの下流側に設けられた排気浄化触媒と、
前記タービンと前記排気浄化触媒との間の前記排気通路から排気を導入し、前記ターボチャージャのコンプレッサの上流側で前記エンジンの吸気通路に還流する排気還流路と、
前記排気還流路を介して前記吸気通路に還流する排気の流量を制御する排気還流量制御手段と、
前記エンジンの所定の高負荷高回転側の運転領域において前記排気浄化触媒の上流側の前記排気通路に尿素水を供給し、前記尿素水より発生したアンモニアにより前記排気浄化触媒にて前記エンジンの排気中の窒素酸化物を還元浄化させる還元剤供給手段と、
を備えたエンジンの排気浄化装置であって、
前記排気浄化触媒に流入する排気の温度を検出する排気温度検出手段と、
前記エンジンの前記所定の高負荷高回転側の運転領域において、前記排気温度検出手段により検出された前記排気温度が、尿素水がアンモニアに加水分解される所定温度未満の場合に、前記排気の還流を行うように前記排気還流量制御手段の作動制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とするエンジンの排気浄化装置。 - 前記制御手段は、前記排気温度検出手段により検出された前記排気温度が前記所定温度未満の場合に、前記排気温度が低下するに伴って前記排気還流路を介する排気の還流量を増加させるように前記排気還流量制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
- 前記排気浄化触媒の上流側の前記排気通路に備えられた酸化触媒と、前記エンジンの排気行程における燃料の噴射により前記酸化触媒に未燃燃料を供給するポスト噴射手段とを備え、
前記制御手段は、前記排気還流路を介した前記排気の還流によって前記排気温度が前記所定温度に達しない場合には、更に、前記酸化触媒に未燃燃料を供給するように前記ポスト噴射手段を作動制御することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気浄化装置。
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