JP6107732B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙の総印刷枚数(1つのトナーカートリッジで印刷した用紙の総数)が多くなった場合に現像剤が劣化して現像剤の帯電量が大きく低下することで現像剤の濃度が高くなるのを抑える技術として、画像形成装置で印刷した用紙の総印刷枚数が所定値以上になったときに、現像バイアスを下げる技術が開示されている(特許文献1)。具体的に、この技術では、総印刷枚数を現像剤の消費量としてカウントしているため、実質、現像剤の消費量が所定値以上になったときに、現像バイアスを下げる制御を行っている。
特開2003−173074号公報
しかしながら、前述した技術では、印刷枚数と装置本体内の温度(以下、「機内温度」ともいう。)とを関連付けていないため、機内温度の上昇により現像剤の濃度が高くなった場合には、画質が低下するおそれがあった。また、仮に、印刷枚数が所定値以上となったときに機内温度が高くなったと判断して現像バイアスを下げる方法を採用したとしても、機内温度と印刷枚数の関係は、単純な比例関係ではないため、印刷枚数が所定値以上になったときに、実際には、機内温度が高くなっていない場合があり、その結果、画質が低下してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、機内温度が上昇したときに現像剤の濃度が高くなるのを抑えることで画質が低下するのを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を形成するように構成される画像形成部と、前記画像形成部を制御するための制御部と、を備える。
前記画像形成部は、静電潜像を形成するための感光体と、前記感光体の静電潜像に供給する現像剤を担持するための現像剤担持体と、を有する。
前記制御部は、前記画像形成部によって印刷するシートの印刷枚数に応じてカウントを実行するカウント処理と、前記カウント処理におけるカウント値が所定の閾値に達する前であることを条件として、前記現像剤担持体に印加する現像バイアスを第1バイアスとする第1バイアス印加処理と、前記カウント値が前記閾値に達したことを条件として、前記現像バイアスを前記第1バイアスよりも絶対値の小さな第2バイアスとするバイアス変更処理と、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、基準枚数未満のときよりも前記バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせる遅延処理と、を行うように構成されている。
ここで、「画像形成部によって印刷するシートの印刷枚数」は、例えば、シートの通過を検出するシートセンサで検出した値に基づいて計算してもよいし、ピックアップローラを作動させた回数に基づいて推定してもよい。
この構成によれば、シートの印刷枚数に応じてカウントしていくカウント値が閾値に達したこと、つまり機内温度が高くなったことを条件として、現像バイアス(絶対値)を小さくするので、機内温度の上昇によって現像剤の濃度が高くなって画質が低下するのを抑えることができる。なお、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合には、単位時間あたりに基準枚数以上のシートが画像形成部(定着部)を通過することで画像形成部の熱が多くのシートに奪われて機内温度があまり上がらない。本発明では、このような場合に、バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせることで、機内温度があまり上がらない場合に現像バイアスを小さくすることを抑えることができるので、画質を向上させることができる。
また、前記した構成において、前記遅延処理は、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、基準枚数未満のときよりも前記カウント処理によるシート1枚あたりのカウント量を小さくする処理であってもよい。
これによれば、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、シート1枚あたりのカウント量を小さくすることで、カウント値が閾値に達するタイミングを遅らせることができる。
また、前記した構成において、前記遅延処理は、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、前記カウント処理の実行を禁止する処理であってもよい。
これによれば、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、カウント処理の実行を禁止することで、シート1枚あたりのカウント量を小さくすることができるので、カウント値が閾値に達するタイミングを遅らせることができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、前記画像形成装置内の温度が所定温度未満であると推定した場合に、前記現像バイアスを前記第1バイアスよりも絶対値の大きな第3バイアスに設定する設定処理と、前記画像形成装置内の温度が所定温度以上であると推定した場合に、前記現像バイアスを前記第3バイアスから前記第1バイアスに切り替える切替処理と、を行うように構成されていてもよい。
これによれば、朝一の電源投入時など画像形成装置内が冷えている場合に、現像バイアスを大きな第3バイアスとすることで、現像剤の濃度が低くなるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、前記設定処理において、印刷ジョブが終了してからの経過時間が所定時間以上である場合に、前記温度が前記所定温度未満であると推定するように構成されていてもよい。
これによれば、温度センサを設けることなく、温度の推定を行うことができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、前記切替処理において、前記現像バイアスを前記第3バイアスから前記第1バイアスに徐々に下げていくように構成されていてもよい。
これによれば、例えば現像バイアスを第3バイアスから一気に第1バイアスに切り替える方法と比べ、現像バイアスの急激な変化を抑えることができるので、画質を向上させることができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、印刷ジョブの非実行時に前記切替処理を実行するように構成されていてもよい。
これによれば、印刷ジョブ中に現像バイアスが変更されないので、画質を向上させることができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、前記バイアス変更処理において、前記現像バイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに徐々に下げていくように構成されていてもよい。
これによれば、例えば現像バイアスを第1バイアスから一気に第2バイアスに切り替える方法と比べ、現像バイアスの急激な変化を抑えることができるので、画質を向上させることができる。
また、前記した構成において、前記制御部は、印刷ジョブの非実行時に前記バイアス変更処理を実行するように構成されていてもよい。
これによれば、印刷ジョブ中に現像バイアスが変更されないので、画質を向上させることができる。
本発明によれば、機内温度が上昇したときに現像剤の濃度が高くなるのを抑えることができるので、画質が低下するのを抑えることができる。
一実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタの要部側断面図である。 電源ON時などにおけるコントローラの動作を示すフローチャートである。 印刷モードにおけるコントローラの動作を示すフローチャートである。 現像バイアス制御におけるコントローラの動作を示すフローチャートである。 スリープモードにおけるコントローラの動作を示すフローチャートである。 カウント処理および遅延処理の一例を示す図である。 コントローラによる現像バイアス制御の一例を示す図である。 第1変形例を示すフローチャートである。 第2変形例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2を参照して画像形成装置の一例としてのプリンタ10の構成を説明する。
プリンタ10は、搬送部30、印刷部40、定着部の一例としての定着器50、定着サーミスタ55、操作部60、表示部65、ネットワークインターフェース70、制御部の一例としてのコントローラ80、電源スイッチ91、電源OFFボタン95を備える。なお、印刷部40および定着器50は、画像形成部の一例である。
搬送部30は、プリンタ10の下部に設けられたトレイTから記録媒体であるシートSを1枚ずつ取り出しつつ、取り出したシートSを搬送経路Lに沿って搬送するものである。搬送部30は、給紙ローラ31、搬送ローラ33、排紙ローラ35などの各種ローラと、各種ローラを回転させるモータ37とを含む構成となっている。搬送部30は、コントローラ80により、シートSを等速で搬送するように制御される。
印刷部40は、搬送経路Lに沿って搬送されるシートSに対して画像(トナー像)を印刷する機能を果たすものである。印刷部40は、感光体の一例としての感光体ドラム41、帯電器(図略)、現像剤担持体の一例としての現像ローラ42、転写ローラ43等を含み、電子写真方式でシートSに画像を印刷する。
詳しくは、帯電器で帯電された感光体ドラム41の表面が、図示せぬ露光装置からのレーザビームで露光されることで、感光体ドラム41上に静電潜像が形成される。この静電潜像に、図示せぬトナーホッパ内のトナー(現像剤)が現像ローラ42を介して供給されることで、感光体ドラム41上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム41と転写ローラ43との間でシートSが搬送される際に、感光体ドラム41上のトナー像がシートSに転写される。
定着器50は、印刷部40の下流側に配置されていて、ヒートローラ51、押圧ローラ53などを備えている。ヒートローラ51は、ハロゲンランプ等からなるヒータ51Aを内蔵しており、通電に応じて発熱する。定着器50は、シートSが両ローラ51,53の間を通過する間に、シートS上に形成された画像(トナー像)を熱定着させる機能を果たす。そして、トナー像が熱定着されたシートSは、排紙ローラ35を介して、装置上部の排紙トレイ38上に排紙される。
なお、ヒートローラ51近傍には、定着サーミスタ55が設けられていて、定着サーミスタ55は、ヒートローラ51の温度を検出する構成となっている。そして、検出された温度に基づいて、ヒートローラ51が温度制御される構成になっている。
操作部60は、複数のボタンを備え、ユーザによるシートSへの印刷指示などの各種の入力操作が可能である。表示部65は、液晶ディスプレイやランプ等を備えており、各種の設定画面や動作状態等を表示することが可能である。また、ネットワークインターフェース70は、通信回線NTを介してパソコンやファクシミリ等の情報端末装置100に接続されており、相互のデータ通信が可能である。電源スイッチ91は、プリンタ10の電源を投入するスイッチ(電源をONするボタン)である。また、電源OFFボタン95は、プリンタ10を電源OFFするボタンである。
コントローラ80は、プリンタ10を制御する機能を果たすものであり、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)83、不揮発性のNVRAM(Non Volatile Random Access Memory)85およびカウンタ87を備える。ROMには、プリンタ10を制御するための各種プログラムが記録されており、NVRAM85には、カウンタ87のカウント値等、各種のデータを記憶することができる。情報端末装置100から印刷ジョブの受信があると、コントローラ80のCPU81が印刷処理を実行し、印刷データに基づく画像をシートSに印刷する。
また、コントローラ80は、印刷部40によって印刷するシートSの印刷枚数に応じてカウンタ87によるカウントを実行するカウント処理と、カウント処理におけるカウント値が所定の閾値未満であることを条件として、現像ローラ42に印加する現像バイアスを第1バイアスとする第1バイアス印加処理と、カウント値が閾値以上であることを条件としてに、現像バイアスを第1バイアスよりも絶対値の小さな第2バイアスとするバイアス変更処理と、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、基準枚数未満のときよりもバイアス変更処理の実行タイミングを遅らせる遅延処理と、を行うように構成されている。
ここで、「印刷部40によって印刷するシートの印刷枚数」は、例えば、シートの通過を検出するシートセンサで検出した値に基づいて計算してもよいし、給紙ローラ31を作動させた回数、つまりシートをピックアップした回数に基づいて推定してもよい。また、「単位時間あたりの基準枚数」は、プリンタ10の印刷能力以下であればよく、例えば、印刷能力の1/5以上、1/4以上、1/3以上、半分以上とすることができる。望ましくは、「単位時間あたりの基準枚数」は、単位時間あたりの印刷枚数が当該基準枚数に達したときに、プリンタ10の温度上昇率が所定値以下(温度勾配が緩やか)になるような枚数となるように、実験やシミュレーション等により適宜決定すればよい。
なお、本実施形態では、プリンタ10の印刷能力を20ppm(pages per minute)とし、単位時間あたりの基準枚数を10ppmとする。
具体的に、コントローラ80は、カウント処理において、原則、シートSが1枚印刷されるごとに「1」カウントダウンする。なお、本実施形態では、カウンタ87は「0」〜「150」までの数値をとるものとする。また、本実施形態では、カウンタ87のカウント値をNVRAM85に記憶して、プリンタ10が次に起動した時に、カウント値を引き継ぐ構成にしている。
コントローラ80は、遅延処理において、現在の時点から過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値未満か否かを判断することで、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数未満であるか否かを判断している。つまり、コントローラ80は、遅延処理において、現在の時点から過去1分以内のカウンタ87のカウント量が、前述した基準枚数(10ppm)に対応した基準値「10」未満であるか否かを判断している。
また、コントローラ80は、遅延処理において、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」以上の場合に、基準値「10」未満のときよりもカウント処理によるシート1枚あたりのカウント量を小さくする処理を実行している。より詳しくは、コントローラ80は、遅延処理において、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」以上の場合に、カウント処理の実行を禁止する処理を実行している。
また、コントローラ80は、機内温度が所定温度未満であると推定した場合に、現像バイアスを第1バイアスよりも絶対値の大きな第3バイアスに設定する設定処理と、機内温度が所定温度以上であると推定した場合に、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに切り替える切替処理と、を行うように構成されている。
詳しくは、コントローラ80は、設定処理において、定着サーミスタ55で検出した温度と、印刷ジョブが終了してからの経過時間とに基づいて、機内温度が所定温度未満であるか否かを推定している。より詳しくは、コントローラ80は、設定処理において、定着サーミスタ55で検出した定着器50の温度が所定の温度閾値未満であるという第1条件と、印刷ジョブが終了してからの経過時間が所定時間以上であるという第2条件とのうち、いずれか1つの条件を満たした場合に、機内温度が所定温度未満であると推定している。
ここで、温度閾値は、機内温度がある程度低いと判断できるような値であり、実験やシミュレーション等によって、例えば常温(例えば20℃等)などに設定することができる。また、所定時間は、印刷制御の実行により温まったプリンタ10が例えば常温などの低い温度に下がるまでにかかる時間であり、実験やシミュレーション等によって適宜設定することができる。なお、経過時間は、図示せぬタイマにより測定すればよい。また、タイマは、電源OFFボタン95のOFFによってリセットされるように構成してもよい。
また、コントローラ80は、切替処理を印刷ジョブの非実行中と実行中(後述する図4のステップS5〜S10)の両方で行うように構成されている。詳しくは、コントローラ80は、印刷ジョブの非実行中(後述する図4のステップS2:Yes)において、前述した第1条件および第2条件のいずれも満たさない場合に、機内温度が所定温度以上であると推定し、このときの現像バイアスが第3バイアスである場合には、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに切り替える切替処理を実行する。
また、コントローラ80は、印刷ジョブの実行中において、現像バイアスが第3バイアスに設定されている状態でシートSが所定枚数印刷されたか否かを判断することで、機内温度が所定温度以上であるか否かを判断している。詳しくは、コントローラ80は、現像バイアスが第3バイアスに設定されている状態において前述したカウンタ87とは別の切替用カウンタでカウントした量が所定数以上になったときに、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに切り替えている。なお、この切替用カウンタは、現像バイアスが第3バイアスであるときのみにシートSの印刷を1枚行うごとに1ずつカウントしていき、現像バイアスが第3バイアスでないときには、初期値にリセットされるように構成すればよい。
また、コントローラ80は、印刷ジョブの実行中における切替処理において、現像バイアス(絶対値)を第3バイアスから第1バイアスに徐々に下げていくように構成されている。さらに、コントローラ80は、前述したバイアス変更処理においても、現像バイアス(絶対値)を第1バイアスから第2バイアスに徐々に下げていくように構成されている。
また、コントローラ80は、シートSの総印刷枚数が多くなった場合にトナーが劣化してトナーの帯電量が大きく低下することに対応するような従来技術と同様の制御も行うように構成されている。詳しくは、コントローラ80は、例えば、前述したカウンタ87とは別の切替用カウンタによってシートSの総印刷枚数をカウントし、このカウント値が大きくなればなるほど、前述した第1バイアスを徐々に小さくするような制御を実行している。カウント値は、トナーを収容するトナーカートリッジの交換のたびにリセットされるようになっている。なお、このようなトナーの劣化に対応した制御におけるシートSの総印刷枚数のカウントの仕方は、前述したシートセンサまたは給紙ローラ31を利用した方法などで行えばよい。また、このようなトナーの劣化に対応した制御の場合には、総印刷枚数をカウントする方法に代え、シートに印刷される画像のドット数をカウントする方法を採用してもよい。
次に、コントローラ80の動作を詳細に説明する。
コントローラ80は、電源がONされたときや、印刷ジョブが終了した後には、図3に示す制御を実行する。
図3に示す制御において、コントローラ80は、まず、電源OFFボタン95が押されたか否かを判断する(S101)。ステップS101において、コントローラ80は、電源OFFボタン95が押されたと判断すると(Yes)、電源をOFFする処理を行って本制御を終了し、電源OFFボタン95が押されていないと判断すると(No)、電源がONされた時点または前回の印刷ジョブの終了時点から1分経過したか否かを判断する(S102)。
ステップS102において1分経過したと判断すると(Yes)、コントローラ80は、図6に示すスリープモードに移行して(S105)、本制御を終了する。ステップS102において1分経過していないと判断すると(No)、コントローラ80は、印刷ジョブを受けたか否かを判断する(S103)。
ステップS103において、コントローラ80は、印刷ジョブを受けていないと判断すると(No)、ステップS101の処理に戻り、印刷ジョブを受けたと判断すると(Yes)、図4に示す印刷モードに移行して(S104)、本制御を終了する。
図4に示すように、印刷モードにおいては、コントローラ80は、まず、NVRAM85に記憶されているカウンタ87のカウント値を読み込み、現在のカウント値を決定する(S1)。なお、本実施形態では、カウント値の初期値は、150であることとする。
ステップS1の後、コントローラ80は、機内温度が所定温度以上であるか否かを判断する(S2)。ステップS2において機内温度が所定温度以上であると判断すると(Yes)、コントローラ80は、現像バイアスを第1バイアスに設定する(S3)。また、ステップS2において機内温度が所定温度未満であると判断すると(No)、コントローラ80は、現像バイアスを第3バイアスに設定する(S4)。
ステップS3,S4にて現像バイアスを設定した後、コントローラ80は、公知のウォーミングアップ動作を行う(S5)。具体的には、コントローラ80は、ステップS5において、ヒータ51AをONさせたり、感光体ドラム41を回転させたり、トナーを撹拌させたりする処理を実行する。ウォーミングアップ動作の後、コントローラ80は、搬送部30を駆動してシートSを1枚印刷する(S6)。
ステップS6の後、コントローラ80は、現在の時点から過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」未満か否かを判断する(S7)。ステップS7において過去1分以内のカウント量が基準値「10」未満であると判断すると(Yes)、コントローラ80は、カウント値を「1」減算する(S8)。また、ステップS7において過去1分以内のカウント量が基準値「10」以上であると判断すると(No)、コントローラ80は、カウンタ87によるカウントを行わずに、次の処理(S9)に移行する。
具体的には、例えば図7に示すように、20ppmの印刷能力で1つの印刷ジョブによって40枚のシートSに連続して印刷するケースでは、1枚目から10枚目まではシートSが1枚印刷されるごとに、カウンタ87が「1」ずつ減算され、カウンタ値は、例えば「150」から「140」になる。11枚目から20枚目までは、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が「10」であり、基準値「10」以上となるので、印刷が行われても、カウント値は減算されない。
そして、21枚目のシートSの印刷が開始され、過去1分以内のカウンタ87の減算が基準値「10」未満か判定する処理が実行される時点では、1枚目のシートSの印刷が開始されたことによりカウンタ87が「1」減算された処理は既に過去1分以上前の処理とみなされるので、過去1分以内のカウンタ87のカウント量は「9」となる。そのため、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」未満となるので、ステップS8でカウンタ87のカウント値が「1」減算され、カウンタ87のカウント値は「140」から「139」になる。
同様に、22枚目のシートSの印刷が開始され、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」未満か判定する処理が実行される時点では、2枚目のシートSの印刷が開始されたことによりカウンタ87が「1」減算された処理は既に過去1分以上前の処理とみなされるので、過去1分以内のカウンタ87のカウント量は「9」となる。そのため、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」未満となるので、ステップS8でカウンタ87のカウント値が「1」減算され、カウンタ87のカウント値は「139」から「138」になる。このように、21枚目から30枚目までのシートSの印刷が実行されたときは、1枚目から10枚目までのシートSの印刷が実行されたときと同様に、シートSが1枚印刷されるごとに、カウンタ87が「1」減算され、カウンタ87のカウント値は30枚目のシートSの印刷の時点で「130」になる。そして、31枚目から40枚目までのシートSの印刷が実行されたときは、11枚目から20枚目までのシートSの印刷が実行されたときと同様に、印刷が行われても、カウント値は減算されず、カウンタ87のカウント値は30枚目のシートSの印刷の時点と変わらず「130」のままで保持される。
以上、説明したように、20ppmの印刷能力で1つの印刷ジョブによってシートSに連続して印刷するケースでは、シートSが1枚印刷されるごとにカウンタ87が「1」減算される処理と、印刷が行われてもカウント値が減算されない処理とが、10枚単位で繰り返されることになる。そのため、このケースでは、290枚連続して印刷するとカウンタ87のカウント値は「0」となる。
図4に戻って、コントローラ80は、ステップS8の後や、ステップS7でNoと判断した場合には、図5に示す現像バイアス制御に移行する(S9)。なお、現像バイアス制御については、後で詳述する。
ステップS9の後、コントローラ80は、印刷ジョブが完了したか否かを判断し(S10)、完了していない場合には(No)、ステップS6の処理に戻り、完了している場合には(Yes)、本制御を終了する。
図5に示すように、コントローラ80は、現像バイアス制御において、まず、現像バイアスが第3バイアスであるか否かを判断する(S21)。ステップS21において現像バイアスが第3バイアスであると判断すると(Yes)、コントローラ80は、現像バイアスが第3バイアスである状態においてカウンタ87とは別の切替用カウンタでカウントした量が所定数以上であるか否かを判断する(S22)。ここで、本実施形態では、切替用カウンタは、カウントアップ方式でカウントするものとする。
ステップS22においてカウント量が所定数以上であると判断すると(Yes)、コントローラ80は、現像バイアスが第1バイアスであるか否かを判断する(S23)。ステップS23において現像バイアスが第1バイアスでない場合には(No)、コントローラ80は、現像バイアスを現在の値から所定量下げる(S24)。ここで、所定量は、第3バイアスと第1バイアスとの差よりも小さな量である。
つまり、コントローラ80は、ステップS22において現像バイアスが第3バイアスに設定されている状態でのカウント量が所定数以上であると判断すると、ステップS23,S24の処理により、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに向けて所定量ずつ徐々に下げていく。より詳しくは、コントローラ80は、例えばカウント量が所定数になった時点で、現像バイアスを第3バイアスよりも所定量だけ小さな第1中間バイアスにし、カウント量が所定数に1を加算した値になると、現像バイアスを第1中間バイアスよりも所定量だけ小さな第2中間バイアスにする。つまり、コントローラ80は、カウント量が所定数になった後は、印刷が1枚増えるごとに、現像バイアスを所定量ずつ下げていく。
ステップS24の後や、ステップS21,S22の各処理でNoと判断した場合や、ステップS23でYesと判断した場合には、コントローラ80は、カウンタ87のカウント値が0になったか否かを判断する(S25)。ステップS25においてカウント値が0になったと判断すると(Yes)、コントローラ80は、現像バイアスが第2バイアスであるか否かを判断する(S26)。
ステップS26において現像バイアスが第2バイアスでないと判断すると(No)、コントローラ80は、現像バイアスを現在の値から所定量下げる(S27)。ここで、所定量は、第1バイアスと第2バイアスとの差よりも小さな量である。
つまり、コントローラ80は、ステップS25においてカウント値が閾値「0」に達したと判断すると、ステップS26,S27の処理により、現像バイアスを第1バイアスから第2バイアスに向けて所定量ずつ徐々に下げていく。ステップS27の後や、ステップS25でNoと判断した場合や、ステップS26でYesと判断した場合には、コントローラ80は、本制御を終了する。
図6に示すように、スリープモードにおいては、コントローラ80は、まず、電源OFFボタン95が押されたか否かを判断する(S31)。ステップS31において電源OFFボタン95が押されたと判断した場合には(Yes)、コントローラ80は、電源をOFFする処理を行って本制御を終了する。
ステップS31において電源OFFボタン95が押されていないと判断した場合には(No)、コントローラ80は、印刷ジョブの終了時または後述するステップS34でカウンタ87のカウント値を「5」加算した時点から5分が経過したか否かを判断する(S32)。なお、5分(所定時間)の計測は、タイマーを用いればよい。
ステップS32において5分経過していないと判断した場合には(No)、コントローラ80は、印刷ジョブがあるか否かを判断する(S33)。ステップS33において印刷ジョブがない場合には(No)、コントローラ80は、ステップS31の処理に戻る。
ステップS32において5分経過したと判断すると(Yes)、コントローラ80は、カウンタ87のカウント値を「5」加算して(S34)、ステップS31の処理に戻る。つまり、ステップS31〜S34において、コントローラ80は、前回の印刷ジョブの終了から5分の間、次の印刷ジョブが出力されなければ、カウント値を「5」加算し、その後は、前回のカウント値の加算時から5分の間、次の印刷ジョブが出力されなければ、カウント値を「5」加算している。これにより、前回の印刷ジョブが終了してから5分が経過するたびに、カウント値が「5」ずつカウントアップされていくので、カウント値を徐々に初期値150に戻すことが可能となっている。
ステップS33において印刷ジョブがあったと判断すると(Yes)、コントローラ80は、図4の印刷モードに移行して、本制御を終了する。
次に、コントローラ80による現像バイアス制御の一例を説明する。
図8に示すように、コントローラ80は、ステップS2において機内温度が所定温度未満である、つまり機内が冷えた状態であると判断した場合には、現像バイアスを第3バイアスV3に設定する(時刻t1)。その後、コントローラ80は、現像バイアスを第3バイアスV3に設定した状態で印刷制御を行い、この状態で印刷した枚数をカウントする切替用カウンタのカウント量が所定数以上になった場合には、ステップS22でYesと判定して、現像バイアスを第3バイアスV3から第1バイアスV1に向けて徐々に下げていく(時刻t2〜t3)。
その後、カウンタ87のカウント値が0になると、コントローラ80は、ステップS25でYesと判定して、現像バイアスを第1バイアスから第2バイアスに向けて徐々に下げていく(時刻t4〜t5)。その後、コントローラ80は、印刷制御を終了すると、現像バイアスを0にする(時刻t6)。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
シートSの印刷枚数に応じてカウントダウンしていくカウンタ87のカウント値が閾値「0」に達した後、つまり機内温度が高くなった後に、現像バイアスを第1バイアスから第2バイアスに小さくするので、機内温度の上昇によってトナーの濃度が高くなって画質が低下するのを抑えることができる。なお、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数以上の場合には、単位時間あたりに基準枚数以上のシートSが定着器50を通過することで定着器50の熱が多くのシートSに奪われて機内温度があまり上がらない。本実施形態では、このような場合に、バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせることで、機内温度があまり上がらない場合に現像バイアスを小さくすることを抑えることができるので、画質を向上させることができる。
機内温度が所定温度未満である場合には、現像バイアスが第1バイアスよりも大きな第3バイアスに設定されるので、朝一の電源投入時などプリンタ10内が冷えている場合においてトナーの濃度が低くなるのを抑えることができる。
切替処理において、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに徐々に下げていくので、例えば現像バイアスを第3バイアスから一気に第1バイアスに切り替える方法と比べ、現像バイアスの急激な変化を抑えることができ、画質を向上させることができる。
バイアス変更処理において、現像バイアスを第1バイアスから第2バイアスに徐々に下げていくので、例えば現像バイアスを第1バイアスから一気に第2バイアスに切り替える方法と比べ、現像バイアスの急激な変化を抑えることができ、画質を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数に達するまでは、シートが1枚印刷されるごとにカウンタ87を1ずつカウントダウンした。そして、シートSの印刷枚数が基準枚数を超えたら、カウンタ87をそれ以上、カウントダウンしないようした。本発明は、このような方法に限定されず、カウンタ87のカウント方法は、単位時間あたりの印刷枚数が基準枚数未満の場合のシート1枚あたりのカウント量より、単位時間あたりの印刷枚数が基準枚数以上の場合のカウント量を小さくするものであればよい。前記実施形態のように、印刷枚数が基準枚数を超えたらカウントをしないようにすることで、シート1枚あたりのカウント量(カウント量の平均値)を小さくする方法以外にも、例えば、単位時間あたりの印刷枚数が基準枚数未満の場合、シート1枚あたりのカウント量を「1」とし、単位時間あたりの印刷枚数が基準枚数以上の場合、シート1枚あたりのカウント量を「0.1」とするなど、カウント量自体に差を付けるようにしてもよい。具体的には、例えば図9に示すように、前述した図4のフローチャートにおけるステップS7においてNoと判断した後に、カウント値を「0.1」減算する処理(S41)を新たに加えればよい。
前記実施形態では、過去1分以内のカウンタ87のカウント量が基準値「10」以上である場合、その1分間について10枚目以降分は、カウンタ87を減算しないことにより、バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせるようにした。すなわち、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数以上であるかどうかによって、カウントの仕方を変えることで、バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせるようにした。本発明は、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、バイアス変更処理の実行タイミングが遅延されるものであればよく、例えば、カウンタ87の閾値を変更することにより、バイアス変更処理の実行タイミングを遅延させるようにしてもよい。すなわち、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、バイアス変更処理の実行タイミングが遅れる方向にカウンタ87の閾値を変更するようにしてもよい。例えば、印刷処理に伴ってカウンタ87をカウントダウンする場合、閾値を当初「X」に設定しておき、単位時間あたりのシートSの印刷枚数が基準枚数以上になった場合に、閾値を「X」より小さな数値に変更すればよい。
前記実施形態では、印刷ジョブ中(ステップS5〜S10)において切替処理(ステップS21〜S24)およびバイアス変更処理(ステップS25〜S27)を行うように構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、切替処理(ステップS2,S3)を、印刷ジョブの非実行時のみに設けるとともに、バイアス変更処理(ステップS51,S52)を、印刷ジョブの非実行時のみに設けてもよい。
詳しくは、この形態において、コントローラ80は、ステップS1の後、カウンタ87のカウント値が「1」以上か否かを判断する(S51)。ステップS51において、カウント値が「1」未満、つまり0である場合には(No)、コントローラ80は、現像バイアスを第2バイアスに設定する(S52)。つまり、ステップS52において、現像バイアスが第1バイアスである場合には、コントローラ80は、現像バイアスを第1バイアスから第2バイアスに変更する。
このように印刷ジョブの非実行時に切替処理およびバイアス変更処理を実行すると、印刷ジョブ中に現像バイアスが変更されないので、画質を向上させることができる。
前記実施形態では、カウント方式をカウントダウン方式としたが、本発明はこれに限定されず、例えばカウント方式はカウントアップ方式であってもよい。なお、この場合には、カウント方式に合わせて、各閾値を設定すればよい。
前記実施形態では、温度センサ(定着サーミスタ55)で検出した温度と、印刷ジョブが終了してからの経過時間の両方に基づいて機内温度が所定温度未満であるか否かを推定したが、本発明はこれに限定されず、温度センサで検出した温度のみに基づいて推定してもよいし、経過時間のみに基づいて推定してもよい。
前記実施形態では、現像バイアスを第3バイアスに設定する設定処理のタイミングを印刷指令を受けた後としたが、本発明はこれに限定されず、印刷指令を受ける前に設定処理を設けてもよい。つまり、現像バイアスの設定値を記憶部(NVRAM)に記憶させ、条件に応じて設定値を変更していく構成においては、例えば、印刷指令を受ける前に、印刷ジョブ終了からの経過時間が所定時間以上になったら、現像バイアスの設定値を第3バイアスに設定し直すように構成してもよい。
前記実施形態では、現像バイアスが第3バイアスに設定されている状態でのカウント量が所定数以上である場合に現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに向けて下げるように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば、現像バイアスが第3バイアスに設定されている状態における現像ローラの回転数が所定数以上になったら、現像バイアスを第3バイアスから第1バイアスに向けて変更するように構成してもよい。
前記実施形態では、プリンタ10に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、コントローラ80を1つのCPU81、ROM83、NVRAM85等により構成する例を示したが、CPU81は複数であってもよい。また、CPU81とASIC等のハード回路を組み合わせた構成や、ハード回路のみから構成するようにしてもよい。
また、本発明は、正帯電性のトナーを用いたシステムおよび負帯電性のトナーを用いたシステムのいずれのシステムにも適用可能である。
10 プリンタ
40 印刷部
41 感光体ドラム
42 現像ローラ
50 定着器
80 コントローラ
87 カウンタ
S シート

Claims (9)

  1. シートに画像を形成するように構成される画像形成部と、
    前記画像形成部を制御するための制御部と、を備え、
    前記画像形成部は、
    静電潜像を形成するための感光体と、
    前記感光体の静電潜像に供給する現像剤を担持するための現像剤担持体と、を有し、
    前記制御部は、
    前記画像形成部によって印刷するシートの印刷枚数に応じてカウントを実行するカウント処理と、
    前記カウント処理におけるカウント値が所定の閾値に達する前であることを条件として、前記現像剤担持体に印加する現像バイアスを第1バイアスとする第1バイアス印加処理と、
    前記カウント値が前記閾値に達したことを条件として、前記現像バイアスを前記第1バイアスよりも絶対値の小さな第2バイアスとするバイアス変更処理と、
    単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、基準枚数未満のときよりも前記バイアス変更処理の実行タイミングを遅らせる遅延処理と、を行うように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記遅延処理は、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、基準枚数未満のときよりも前記カウント処理によるシート1枚あたりのカウント量を小さくする処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記遅延処理は、単位時間あたりのシートの印刷枚数が基準枚数以上の場合に、前記カウント処理の実行を禁止する処理であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像形成装置内の温度が所定温度未満であると推定した場合に、前記現像バイアスを前記第1バイアスよりも絶対値の大きな第3バイアスに設定する設定処理と、
    前記画像形成装置内の温度が所定温度以上であると推定した場合に、前記現像バイアスを前記第3バイアスから前記第1バイアスに切り替える切替処理と、を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記設定処理において、印刷ジョブが終了してからの経過時間が所定時間以上である場合に、前記温度が前記所定温度未満であると推定するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記切替処理において、前記現像バイアスを前記第3バイアスから前記第1バイアスに徐々に下げていくことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、印刷ジョブの非実行時に前記切替処理を実行することを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記バイアス変更処理において、前記現像バイアスを前記第1バイアスから前記第2バイアスに徐々に下げていくことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、印刷ジョブの非実行時に前記バイアス変更処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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