JP6107316B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、筐体に1以上の開閉部(開閉カバー)を有する画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、ファクシミリ、複写機、およびこれらの複合機などの画像形成装置が知られている。この画像形成装置の一態様として、インクジェット式のものがある。インクジェット式の画像形成装置は、一般に、筐体内に形成された記録媒体の搬送路と、インク等の液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備えており、搬送路に沿って搬送される記録媒体に向けて液滴を吐出し、液滴を記録媒体に付着させて画像を形成するように構成されている。また、インクジェット式の画像形成装置には、液体吐出ヘッドのノズルが目詰まりしないように予防したり、ノズルの状態を修復したりするためのメンテナンス装置が装備されたものがある。メンテナンス装置には、例えば、液体吐出ヘッドの液体吐出面を密閉するキャップや、液体吐出面に付着している液体を払拭するワイプなどが含まれる。
例えば、特許文献1に記載されたインクジェット式の画像形成装置(液体吐出装置)は、筐体本体と開閉カバー(第1筐体と第2筐体)から成る筐体と、開閉カバーに収容された液体吐出ヘッドと、筐体本体に収容された搬送路とを備えている。搬送路は、液体吐出ヘッドの液体吐出面と対向して配置されたプラテンを備えている。特許文献1の画像形成装置では、装置の筐体を筐体本体と開閉カバーに分け、開閉カバーを筐体本体に対して回動することにより液体吐出ヘッドとプラテンとの間を開放できるようにして、これらの間に詰まった記録媒体を取り除くことができるようにしている。
上記のように筐体に1以上の開閉部(開閉カバー)を備えている画像形成装置は、筐体が閉じられた状態でなければ装置が動作しないように構成されている。例えば、特許文献1の画像形成装置は、筐体本体と開閉カバーの間に筐***置センサを備えて、筐体の開閉状態を検出できるように構成されている。また、例えば、特許文献2に記載された画像形成装置は、筐体の開閉カバー(外装カバー)にインターロックスイッチを備えており、開閉カバーが開放されればインターロックスイッチがオフとなって駆動電源電圧が遮断されるように構成されている。
特開2013−28131号公報 特開2004−109166号公報
特許文献1に記載された画像形成装置では、メンテナンス装置の一つであるキャップが液体吐出ヘッドの外周を環状に取り囲む態様で設けられている。このキャップを、下端がプラテンと当接するまで液体吐出ヘッドと共にプラテンに対して直角に降下させると、液体吐出ヘッドの液体吐出面が封止されたキャップ状態となる。上記構成の画像形成装置では、開閉カバーを開いて液体吐出ヘッドとプラテンの間を開放すると、キャップがプラテンから離れて、キャップ状態が解除される。一旦キャップ状態が解除されると、開閉カバーを復元しても、キャップがプラテンに対して直角から傾いた角度で移動するため、良好なキャップ状態を再現できない。具体的には、キャップが倒れたり捩じれたりして、キャップ内の密閉度が低下してしまう。よって、開閉カバーが動いたら、良好なキャップ状態を復元するための動作を行わねばならない。
特許文献1,2に記載された画像形成装置では、前述の通り、装置が通電されている状態では筐体(開閉カバー)が開いたことを検出できる。ところが、これらの画像形成装置は、装置が通電されていない状態で筐体が開いたことは、検出できない。したがって、従来の画像形成装置は、装置の通電開始時の起動処理に、直前の非通電時における筐体の開放の有無にかかわらず、良好なキャップ状態を復元するための動作を含んでいる。しかし、直前の非通電時に筐体が開かれなかった場合には、良好なキャップ状態が維持されているのでキャップ状態を復元するための動作は実質的に不要であり、起動処理に要する時間と動力を無駄に費やしていることになる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、通電開始時に直前の非通電時の筐体の開放の有無を検出できる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、
1以上の開閉カバーを有する筐体と、
前記開閉カバーの開放に伴って前記筐体の外部に対して露出されるアクセス部を1以上有する搬送路を形成している複数の搬送路形成部材と、
前記搬送路に沿って搬送される記録媒体に画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記アクセス部に含まれる所定の検出点で記録媒体の有無を検出するための検出デバイスと、
記録媒体の代わりに前記所定の検出点に配置されることにより前記検出デバイスに前記所定の検出点において記録媒体があることを疑似的に検出させるための疑似被検出体と、
前記疑似被検出体を、前記開閉カバーの開放に伴って前記検出点と重複しない待機位置から前記検出点と重なる被検出位置へ移動させ、前記開閉カバーの閉鎖後も前記被検出位置に止まるように構成された移動機構と、
通電開始時に前記検出デバイスの出力に基づいて非通電時の前記開閉カバーの開放の有無を検出するように構成されたプロセッサとを備えるものである。
上記構成によれば、開閉カバーが開放されると、疑似被検出体が被検出位置へ移動するので、疑似被検出体が検出デバイスで検出される。この事象を利用して、プロセッサでは通電開始時に直前の非通電時の開閉カバーの開放の有無を検出することができる。このようにして得られた直前の非通電時の開閉カバーの開放の有無に関する情報は、例えば、液体吐出ヘッドの良好なキャップ状態の成否や、搬送路における記録媒体のジャムの有無を推定するために利用することができる。
本発明の画像形成装置では、非通電時に開閉カバーが開放されると、通電時に検出デバイスが被検出位置へ移動した疑似被検出体を検出する。この事象を利用して、画像形成装置は通電開始時に非通電時の開閉カバーの開放の有無を検出することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態に係るインクジェット式プリンタの全体的な構成を示す概略正面図である。 筐体の概略構成を示す図である。 開放された筐体と搬送路の概略構成を示す図である。 プロセッサの構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図である。 疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図6Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図6Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図6Cはキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。 メンテナンス機構を説明する図である。 起動処理におけるプロセッサの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態の変形例1に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図である。 疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図10Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図10Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図10Cは開閉カバーが閉じられてキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。 本実施形態の変形例2に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図であり、図11Aは平面図、図11Bは正面図である。 疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図12Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図12Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図12Cは開閉カバーが閉じられてキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。
本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明に係る画像形成装置を、画像形成装置の一例であるインクジェット式プリンタに適用させて説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は本発明の画像形成装置の一実施形態に係るインクジェット式プリンタの全体的な構成を示す概略正面図、図2は筐体の概略構成を示す図、図3は開放された筐体と搬送路の概略構成を示す図である。図1〜3において、紙面に直交する方向であって、手前から奥に向かう方向を主走査方向Xとし、主走査方向Xと直交する方向を副走査方向Yとする。
図1〜3に示すように、本実施形態に係るプリンタ1は、略直方体形状の筐体2を備えている。筐体2は、上面に開口を有する筐体本体21と、下面に開口を有する開閉カバー22とを備えている。開閉カバー22が筐体本体21の上に重なって互いの開口面を封止することにより、プリンタ1内部に空間が形成されている。開閉カバー22は、筐体本体21の副走査方向Yの一方の端部に、軸方向が主走査方向Xとなるように設けられた回動軸23を介して連結されている。上記構成の筐体2において、開閉カバー22が回動軸23を中心に上方へ回動することにより開閉カバー22が開放され、筐体2が開放される。また、開閉カバー22が筐体本体21の上に重なるまで下方へ回動することにより開閉カバー22が閉鎖され、筐体2が閉鎖される。なお、開閉カバー22が開放していることを検出するために、開閉カバー22に開閉センサ64(図3)が設けられている。
筐体本体21の副走査方向Yの他方の側面は、その一部が第1側部開閉カバー24で覆われている。第1側部開閉カバー24は、軸方向が主走査方向Xとなるように設けられた回動軸25を介して、筐体本体21に回動可能に支持されている。また、開閉カバー22の副走査方向Yの一方の側面は、その一部が第2側部開閉カバー26で覆われている。第2側部開閉カバー26は、軸方向が主走査方向Xとなるように設けられた回動軸27を介して、開閉カバー22に回動可能に支持されている。
上記構成の筐体2内には、ヘッドユニット3、記録媒体10が搬送される搬送路4、搬送路4へ記録媒体10を給紙する給紙ユニット5、インク等の液体を貯留する液体カートリッジ6、プリンタ1の動作を司るプロセッサ7、ヘッドユニット3の保守を行うメンテナンス機構8などが設けられている。
まず、ヘッドユニット3について説明する。ヘッドユニット3は、開閉カバー22に設けられており、インク等の液滴を吐出する2つの液体吐出ヘッド31、液体吐出ヘッド31を保持するキャリッジ33、およびキャリッジ移動機構34(図4参照)などを備えている。2つの液体吐出ヘッド31は、副走査方向Yに所定の間隔で配列され、キャリッジ33に支持されている。キャリッジ33は、開閉カバー22に支持されている。キャリッジ33には、開閉カバー22に相対してキャリッジ33を鉛直方向に移動させるキャリッジ移動機構34が設けられている。このキャリッジ移動機構34により、液体吐出ヘッド31およびキャリッジ33は、少なくとも液体吐出ヘッド31の原点位置と、それより下方の液体吐出ヘッド31のキャップ位置と、液体吐出ヘッド31のワイプ位置とに移動することができる。
2つの液体吐出ヘッド31は、いずれもライン式であって、主走査方向Xに長い直方体形状を成している。各液体吐出ヘッド31の下面は、主走査方向X及び副走査方向Yの両方に沿った平坦な面であって、図示しない多数の吐出口が規則的に設けられている。液体吐出ヘッド31内には、吐出口と繋がった液体の流路と、該流路内の液体に吐出圧を与えるアクチュエータとが設けられており(いずれも図示せず)、液体吐出ヘッド31はプロセッサ7の制御を受けて吐出口から液滴を吐出するように構成されている。本実施形態に係る2つの液体吐出ヘッド31のうち、搬送路4の上流側に設けられた一方からは前処理液が吐出され、搬送路4の下流側に設けられた他方からはブラックインクが吐出される。各液体吐出ヘッド31は各々対応する液体が収容された液体カートリッジ6と図示しないチューブを介して接続されており、液体カートリッジ6から液体吐出ヘッド31へ液体が供給される。
次に、給紙ユニット5と搬送路4について説明する。給紙ユニット5は、筐体本体21に挿脱可能に設けられた給紙トレイ51、給紙ローラ52、および給紙ローラ52を駆動する搬送モータ53(図4参照)などを備えている。給紙トレイ51は、上面開放の箱形状を成し、ここに記録媒体10が収容されている。給紙トレイ51に収容されている最上位の記録媒体10は、給紙ローラ52と接触している。そして、プロセッサ7の制御を受けた搬送モータ53により給紙ローラ52が回転駆動されると、給紙トレイ51にある記録媒体10が1枚ずつ搬送路4へ送り出される。
搬送路4へ送り出された記録媒体10は、筐体2内部に形成された搬送路4に沿って、開閉カバー22の上面に設けられた排紙部29まで搬送される。搬送路4は、給紙トレイ51から排紙部29まで、全体としてS字形状となるように形成されている。搬送路4は、ヘッドユニット3の下方において副走査方向Yへ記録媒体10を搬送する画像形成部402と、給紙トレイ51から画像形成部402まで記録媒体10を搬送する搬入部401と、画像形成部402から排紙部29まで記録媒体10を搬送する搬出部403とで構成されている。
搬送路4の搬入部401は、筐体本体21に設けられた複数の搬入ガイド41と複数の搬入ローラ42を含む、複数の搬送路形成部材により形成されている。また、搬送路4の搬出部403は、開閉カバー22に設けられた複数の搬出ガイド43と複数の搬出ローラ44を含む、複数の搬送路形成部材により形成されている。
搬送路4の画像形成部402は、筐体本体21と開閉カバー22の境界付近において、筐体本体21と開閉カバー22に亘って設けられている。画像形成部402は、レジローラ(レジストレーションローラ)45、副走査方向Yに沿って配置された複数の搬送ローラ49、搬送ローラ49間に配置されたプラテン47などを含む、複数の搬送路形成部材により形成されている。レジローラ45は、画像形成部402の最も上流側に設けられている。回転するレジローラ45により、搬入部401から送られてきた記録媒体10が、姿勢が整えられて下流側へ送り出される。搬送ローラ49は、開閉カバー22側に設けられた上ローラと、筐体本体21側に設けられた下ローラとの、上下一対のローラで構成されている。レジローラ45の一方のローラと搬送ローラ49の下ローラは、プロセッサ7の制御を受けた搬送モータ53により回転駆動される。
プラテン46は、各液体吐出ヘッド31の下方において液体吐出面31aと対向配置されている。プラテン46は、画像形成部402で搬送されている記録媒体10を裏面から支持する。各プラテン46は、下向きに開く一対の扉461を備えている。プラテン46は、一対の扉461が閉じた姿勢と、一対の扉461が開いた姿勢とに状態を変化させることができる。一対の扉461は、プラテン開閉機構48(図4参照)により開閉される。
図3に示すように、上記搬送路4は、筐体2に備えられた3つの開閉部(開閉カバー22、第1側部開閉カバー24および第2側部開閉カバー26)の開放に伴って、筐体2の外部に対して露出されるアクセス部(401A,402A,403A)を有している。第1側部開閉カバー24が開放されると、搬送路4の搬入部401に属する第1アクセス部401Aが筐体2の外部に対して露出される。より詳しくは、第1側部開閉カバー24の開放により、搬入部401を形成している少なくとも一対の対向する搬入ガイド41間が開いて、搬入部401の一部分(第1アクセス部401A)が外部に露出される。ユーザは、第1側部開閉カバー24が開かれることにより生じた筐体2の開口を通じて第1アクセス部401Aへアクセスして、ここに残留している記録媒体10を除去することができる。また、開閉カバー22が開放されると、搬送路4の画像形成部402に属する第2アクセス部402Aが筐体2の外部に対して露出される。より詳しくは、開閉カバー22の開放により、液体吐出ヘッド31とプラテン46との間(第2アクセス部402A)が開いて、外部に露出される。ユーザは、開閉カバー22が開かれることにより生じた筐体2の開口を通じて第2アクセス部402Aへアクセスして、ここに残留している記録媒体10を除去することができる。また、第2側部開閉カバー26が開放されると、搬送路4の搬出部403に属する第3アクセス部403Aが筐体2の外部に対して露出される。より詳しくは、第2側部開閉カバー26の開放により、搬出部403を形成している少なくとも一対の対向する搬出ガイド43間が開いて、搬出部403の一部分(第3アクセス部403A)が外部に露出される。ユーザは、第2側部開閉カバー26が開かれることにより生じた筐体2の開口を通じて第3アクセス部403Aへアクセスして、ここに残留している記録媒体10を除去することができる。なお、開閉カバー22、第1側部開閉カバー24および第2側部開閉カバー26の閉鎖に伴って、筐体2の外部に対して開かれていた各アクセス部401A,402A,403Aが閉じられ、搬送路4が復元される。
上記搬送路4において、レジローラ45より上流側にレジセンサ(レジストレーションセンサ)61が、レジローラ45と液体吐出ヘッド31の間に印刷開始センサ62が、液体吐出ヘッド31よりも下流側に排紙センサ63が、それぞれ設けられている。これらのセンサ61,62,63は、記録媒体10に光を照射する発光部と記録媒体10からの反射光を受光する受光部とを有する光学式センサであって、受光部で記録媒体10からの反射光を受光するとONとなり、受光しないとOFFとなる。ただし、センサ61,62,63のうち少なくとも1つが、接触により記録媒体10の有無を検出するように構成された接触式センサであってもよい。これらのセンサ61,62,63はプロセッサ7と接続されており、センサ61,62,63からプロセッサ7へ検出信号(ON又はOFF)が送られる。
後述するように、プロセッサ7は、レジセンサ61からの検出信号に基づき、レジローラ45へ突入する記録媒体10の先端を検出し、この検出タイミングに基づいてヘッドユニット3に画像形成のための動作を開始させる。さらに、レジセンサ61の検出点が第1アクセス部401Aに含まれていることから、プロセッサ7は、レジセンサ61からの検出信号に基づいて、第1アクセス部401Aに残留している記録媒体10を検出することもできる。また、プロセッサ7は、印刷開始センサ62からの検出信号に基づき、搬送される記録媒体10の先端を検出し、この検出タイミングに基づいて、ヘッドユニット3の各液体吐出ヘッド31から液体を吐出させる。さらに、印刷開始センサ62の検出点が第2アクセス部402Aに含まれていることから、プロセッサ7は、印刷開始センサ62からの検出信号に基づいて、第2アクセス部402Aに残留している記録媒体10を検出することもできる。また、プロセッサ7は、排紙センサ63からの検出信号に基づいて、搬送路4の画像形成部402から搬出部403へ送られる記録媒体10の後端を検出し、この検出タイミングに基づいて、次の記録媒体10への画像形成動作を行わせる。さらに、排紙センサ63の検出点は第3アクセス部403Aに含まれていることから、プロセッサ7では、排紙センサ63からの検出信号に基づいて、第3アクセス部403Aに残留している記録媒体10を検出することができる。
印刷開始センサ62の近傍には、疑似被検出体71と、その移動機構である疑似被検出体移動機構72(図4参照)が設けられている。疑似被検出体71が記録媒体10の代わりに印刷開始センサ62の検出点に配置されると印刷開始センサ62がONとなり、印刷開始センサ62の検出点に記録媒体10があることが疑似的に検出される。疑似被検出体移動機構72は、疑似被検出体71を、印刷開始センサ62の検出点と重複しない待機位置P1から、開閉カバー22の開放に伴って印刷開始センサ62の検出点と重なる被検出位置P2へ移動させるように構成されている。さらに、疑似被検出体移動機構72は、開閉カバー22が閉じられたあとも、疑似被検出体71を被検出位置P2に止めるように構成されている。このように構成された疑似被検出体71と疑似被検出体移動機構72は、後述する起動処理で直前の非通電時の筐体2の開放の有無の検出に利用される。さらに、疑似被検出体71は、筐体2が開放された状態において印刷開始センサ62を覆って保護する役割を担っている。
疑似被検出体移動機構72は、プリンタ1の非通電時に、電力や動力などを利用することなく、疑似被検出体71を待機位置P1から被検出位置P2へ移動させるように構成されている。図5は本実施の形態に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図である。図5に示すように、液体吐出ヘッド31とともに昇降移動するキャリッジ33の端に、印刷開始センサ62が設けられている。印刷開始センサ62の検出点は、印刷開始センサ62の下方にある。疑似被検出体71の上端はキャリッジ33に支承されており、疑似被検出体71はその上端を中心として回動変位することができる。待機位置P1にある疑似被検出体71は印刷開始センサ62の側方に位置しており、被検出位置P2にある疑似被検出体71はその一部が印刷開始センサ62の検出点に位置している。待機位置P1にある疑似被検出体71の下端は、筐体本体21に設けられたストッパ73と当接し、下方への回動が規制されている。疑似被検出体移動機構72は、キャリッジ33と当接可能な操作レバー721と、操作レバー721の作用を受ける第1リンク722と、第1リンク722と疑似被検出体71とを接続する第2リンク723とで構成されている。操作レバー721と第1リンク722は、いずれも開閉カバー22に回動可能に支承されている。第2リンク723の一方の端部は第1リンク722に回動可能に連結されており、他方の端部は疑似被検出体71に回動可能に連結されている。
上記構成の疑似被検出体移動機構72は、次に示すように疑似被検出体71を移動させる。図6は疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図6Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図6Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図6Cはキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。プリンタ1の動作中において疑似被検出体71は待機位置P1にあり、この間、疑似被検出体71の移動がストッパ73で規制されているので、疑似被検出体71は待機位置P1から動かない(図5)。そして、プリンタ1の非動作中(非通電時を含む)に開閉カバー22が開くと、疑似被検出体71の下端がストッパ73から離れて、疑似被検出体71は自重により下方へ回転して被検出位置P2へ至る(図6A)。なお、搬送路4を形成している複数の搬送路形成部材において、疑似被検出体71の待機位置P1から被検出位置P2までの軌跡と重複する位置には、疑似被検出体71のための通路が形成されている。本実施形態では、疑似被検出体71の待機位置P1から被検出位置P2までの軌跡と重複する位置に、搬送路形成部材と疑似被検出体71とが干渉しないように、1または複数の搬送路形成部材によって空間が形成されている。
疑似被検出体71が被検出位置P2へ移動したあとで開閉カバー22が閉じても、疑似被検出体71は自重により被検出位置P2に止まる(図6B)。この状態からキャリッジ33が上昇すると、キャリッジ33が上昇する過程で操作レバー721が押し上げられて、操作レバー721が回転する。回転する操作レバー721の作用を受けて第1リンク722が回転し、この第1リンク722と第2リンク723を介して連結された疑似被検出体71が待機位置P1まで引き上げられる(図6C)。このあと、キャリッジ33が降下しても、疑似被検出体71は待機位置P1に止まる(図5)。
続いて、メンテナンス機構8について説明する。本実施の形態に係るメンテナンス機構8は、液体吐出ヘッド31の液体吐出面31aを封止するキャップ81、および液体吐出面31aに付着している液体を払拭するワイプ82を備えている。
キャップ81は、第1キャップ部材35と第2キャップ部材38で構成されている。第1キャップ部材35は、第1キャップ移動機構36とともにヘッドユニット3に設けられている。第1キャップ部材35は、液体吐出ヘッド31の液体吐出面31aを環状に取り囲むように弾性材料で形成されている。第1キャップ移動機構36は、第1キャップ部材35の下端を液体吐出ヘッド31に相対して昇降移動させるように構成されている。第1キャップ部材35は、少なくとも、下端が液体吐出面31aより上方にある第1キャップ部材35の非キャップ位置と、下端が液体吐出面31aより下方にある第1キャップ部材35のキャップ位置とへ移動することができる。なお、第1キャップ部材35昇降移動方向は、後述する第2キャップ部材38の上面に対して直交する方向である。
第2キャップ部材38は、第2キャップ移動機構39とともにプラテン46の下方に設けられている。第2キャップ部材38は、ガラスなどの液体を吸収しない素材で形成された板状体である。第2キャップ移動機構39は、第2キャップ部材38をプラテン46に相対して鉛直方向へ昇降移動させるように構成されている。第2キャップ部材38は、少なくとも、プラテン46より下方にある第2キャップ部材38の非キャップ位置と、プラテン46より上方にある第2キャップ部材38のキャップ位置と、第2キャップ部材38のワイプ位置とへ移動することができる。なお、第1キャップ移動機構36および第2キャップ移動機構39の詳細な説明は省略するが、これらはいずれもプロセッサ7により制御されるモータなどの駆動源と、駆動源から第1キャップ部材35または第2キャップ部材38への動力伝達機構とにより構成することができる。
図7はメンテナンス機構(そのうちワイプ82)を説明する図である。図7に示すように、ワイプ82は、液体吐出ヘッド31の液体吐出面31aと第2キャップ部材38の上面とを払拭することができるように、第1ワイパー83と第2ワイパー84を備えている。第1ワイパー83と第2ワイパー84はワイプ82の上部と下部にそれぞれ取り付けられている。ワイプ移動機構86は、ワイプ82を液体吐出ヘッド31に沿って主走査方向Xへ往復移動させるように構成されている。なお、ワイプ移動機構86の詳細な説明は省略するが、ワイプ移動機構86はワイプ82の移動を案内するレールと、プロセッサ7により制御されるモータなどの駆動源と、駆動源からワイプ82への動力伝達機構とにより構成することができる。
続いて、プロセッサ7について説明する。プロセッサ7は、画像形成に係る演算処理を行うとともに、プリンタ1の全体動作を制御するものである。プロセッサ7は、CPU(Central Processing Unit)の他、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory:不揮発性メモリ(不揮発性RAM)を含む)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )、I/F(Interface)、I/O(Input/output Port)等を有している(いずれも図示せず)。ROMには、CPUが実行するプログラム、各種固定データ等が記憶されている。CPUが実行するプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の各種記憶媒体に保存されており、これらの記憶媒体からROMにインストールされる。RAMには、プログラム実行時に必要なデータが一時的に記憶される。なお、不揮発性メモリには、電源オフ後の非通電時も保持すべき設定やフラグ等が記憶されている。ASICでは、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)が行われる。I/Fは、外部装置(プリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ等)とのデータ送受信を行う。I/Oは、各種センサの検出信号の入力/出力を行う。プロセッサ7では、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアとCPU等のハードウェアとが協働することにより、以下に説明するプロセッサ7の各機能を実現する処理を行う。なお、プロセッサ7は単一のCPUにより各処理を実行してもよいし、複数のCPU或いはCPUと特定のASICの組み合わせにより各処理を実行してもよい。
図4に示すように、プロセッサ7は、画像処理部101、ヘッド制御部102、搬送制御部103、筐体開閉検出部104、キャップ制御部105、メンテナンス部106、起動処理部108としての機能を少なくとも備えている。
画像処理部101は、外部コンピュータやプリンタサーバや記憶メディア等から入力された印刷データの画像処理を行い、画像出力データを生成する。また、ヘッド制御部102は、生成された画像出力データに基づいて所定のタイミングで記録媒体10に対して液体を選択的に吐出させるように、各液体吐出ヘッド31を制御する。
搬送制御部103は、液体吐出ヘッド31の動作に合わせて記録媒体10が搬送路4に沿って搬送されるように、画像出力データに基づいて給紙ローラ52、レジローラ45、搬入ローラ42、搬送ローラ49、および搬出ローラ44を回転させるように、これらの駆動源である搬送モータ53を動作させる。搬送モータ53の回転は、ギアや駆動軸等からなる周知の動力伝達機構を介して、各ローラ52,45,42,49,44へ伝達される。なお、本実施形態では給紙ローラ52、レジローラ45、搬入ローラ42、搬送ローラ49、および搬出ローラ44が1つの搬送モータ53で駆動されるように記載されているが、機能が同じローラ毎に駆動源を設けることもできる。
プリンタ1が画像形成動作を行うに際し、プロセッサ7は、まず、画像処理部101で外部コンピュータ等から取得した印刷データに基づいて画像出力データを生成する。次に、ヘッド制御部102および搬送制御部103は、生成された画像出力データに基づいて、給紙トレイ51の記録媒体10を搬送路4に沿って搬送するとともに、搬送される記録媒体10へ向けて各液体吐出ヘッド31から液滴を吐出する。この液滴が記録媒体10に付着し、記録媒体10に画像が形成される。
筐体開閉検出部104は、開閉センサ64の検出信号に基づいて、筐体2の開閉状態を検出する。本実施形態において、筐体2が閉鎖された状態とは、開閉カバー22が閉じた状態をいう。開閉カバー22が閉じた状態とは、開閉カバー22が筐体本体21の上に重なり、筐体本体21と開閉カバー22の互いの開口面が封止されている状態をいう。また、本実施形態において、筐体2が開放された状態とは、開閉カバー22が開いた状態をいう。開閉カバー22が開いた状態とは、開閉カバー22が閉じた状態から上方へ回転して、開閉カバー22が筐体本体21から離れている状態をいう。開閉カバー22が閉じた状態のとき、開閉センサ64は筐体本体21の所定箇所へと光を射出し、当該所定箇所に当たって反射した光を受け取ることができる。このような検出信号を開閉センサ64から受けたプロセッサ7は、筐体2の閉鎖された状態を検出する。一方、開閉カバー22が開いた状態のとき、開閉センサ64からの出射光が所定箇所から外れるため、開閉センサ64が反射光を受け取れなくなる。このような検出信号を開閉センサ64から受けたプロセッサ7は、筐体2が開放された状態を検出する。
キャップ制御部105は、キャップ動作と、アンキャップ動作と、再キャップ動作とを行うようにプリンタ1を制御する。プロセッサ7は、キャップ動作、アンキャップ動作、および再キャップ動作の各動作の完了後に、第1及び第2キャップ部材35,38がキャップ位置と非キャップ位置のいずれに位置するかの情報であるキャップ位置情報を、不揮発性メモリに記憶する。なお、キャップ動作とアンキャップ動作は、画像出力データに基づいた所定のタイミングで行われる。例えば、プリンタ1で画像形成を開始する前にアンキャップ動作が行われ、画像形成を終了してから所定時間経過後にキャップ動作が行われる。加えて、後述するメンテナンスや起動処理で、キャップ動作、アンキャップ動作および簡易キャップ動作が適宜行われる。
キャップ動作では、プラテン46の扉461が開き、液体吐出ヘッド31が原点位置からキャップ位置へ降下し、第1及び第2キャップ部材35,38が非キャップ位置からキャップ位置へ移動するように、プロセッサ7がプラテン開閉機構48、キャリッジ移動機構34および第1及び第2キャップ移動機構36,39の動作を制御する。キャップ動作における液体吐出ヘッド31と第1及び第2キャップ部材35,38の移動は順番を問わず、同時であってもよい。ともにキャップ位置にある第1キャップ部材35と第2キャップ部材38は、当接して、内部に密閉された封止空間を有するキャップ81を形成している。このキャップ81に覆われた液体吐出ヘッド31の液体吐出面31aは、外部に対して封止され、吐出口の液体の乾燥が抑止される。
アンキャップ動作では、液体吐出ヘッド31がキャップ位置から原点位置へ上昇し、第1及び第2キャップ部材35,38がキャップ位置から非キャップ位置へ移動し、プラテン46の扉461が閉じるように、プロセッサ7がプラテン開閉機構48、キャリッジ移動機構34および第1及び第2キャップ移動機構36,39の動作を制御する。アンキャップ動作における液体吐出ヘッド31と第1及び第2キャップ部材35,38の移動は順番を問わず、同時であってもよい。
再キャップ動作には、キャップ取り直し動作と、ユニットポジション取り直し動作とがある。キャップ取り直し動作とユニットポジション取り直し動作は、いずれも液体吐出ヘッド31のキャップ状態を復元させるための動作である。キャップ取り直し動作では、第1及び第2キャップ部材35,38の少なくとも一方が、キャップ位置から非キャップ位置へ移動したのち、非キャップ位置からキャップ位置へ移動するように、プロセッサ7が第1及び第2キャップ移動機構36,39の少なくとも一方の動作を制御する。一方、ユニットポジション取り直し動作では、アンキャップ動作を行ってからキャップ動作を行うように、プロセッサ7がプラテン開閉機構48、キャリッジ移動機構34および第1及び第2キャップ移動機構36,39の動作を制御する。ユニットポジション取り直し動作は、液体吐出ヘッド31の昇降移動を伴う点で、キャップ取り直し動作と相違する。
メンテナンス部106は、液体吐出ヘッド31のメンテナンスを行うようにプリンタ1を制御する。メンテナンスには、1回目のキャップ動作、パージ動作、アンキャップ動作、ワイプ動作、および2回目のキャップ動作が含まれる。ここで、プロセッサ7は不揮発性メモリに記憶されているキャップ位置情報を読み出し、メンテナンス開始前に第1及び第2キャップ部材35,38がキャップ位置にあれば、1回目のキャップ動作は省略される。パージ動作では、プロセッサ7は、第2キャップ部材38に接続された図示しない吸引ポンプによってキャップ81内の封止空間に負圧を生じさせ、各液体吐出ヘッド31吐出口に残存した液体および異物を第2キャップ部材38に排出させる。第2キャップ部材38に排出された液体は、図示しない廃液タンクに回収される。
ワイプ動作では、プラテン46の一対の扉461が開き、液体吐出ヘッド31が原点位置からワイプ位置へ移動し、第2キャップ部材38が非キャップ位置からワイプ位置へ移動するように、プロセッサ7がプラテン開閉機構48、キャリッジ移動機構34および第2キャップ移動機構39の動作を制御する。ここで、液体吐出ヘッド31のワイプ位置は、原点位置よりも低く、キャップ位置と同じかそれよりも高い位置である。また、第2キャップ部材38のワイプ位置は、非キャップ位置よりも高く、キャップ位置と同じかそれよりも低い位置である。ワイプ位置にある液体吐出ヘッド31の液体吐出面31aは第1ワイパー83と当接することができ、ワイプ位置にある第2キャップ部材38の上面は第2ワイパー84と当接することができる。ワイプ動作では、ワイプ82を主走査方向Xへ往復移動させるように、プロセッサ7がワイプ移動機構86の動作を制御する。ワイプ82の移動に伴い、液体吐出面31aと第2キャップ部材38に付着していた液体が第1および第2ワイパー83,84で払拭される。なお、メンテナンスは、例えば、液体吐出ヘッド31が所定回数又は所定時間の動作をした後と、終了処理の一つとして通電終了時と、後述する起動処理の一つとして通電開始時とに、それぞれ行われる。
起動処理部108は、プリンタ1への通電開始時に、起動処理(ウォーミングアップ)を行うようにプリンタ1を制御する。以下では、起動処理におけるキャップ81の移動に関する動作について詳細に説明するが、起動処理には後述するキャップ81の移動に関する動作のあとに前述のメンテナンスが含まれていてよい。図8は、プリンタ1の起動処理におけるプロセッサ7の処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、プリンタ1の図示しない電源スイッチがオンされて通電が開始されると、プロセッサ7は起動処理を開始する。まず、プロセッサ7は、筐体2の開閉状態を検出する(ステップS1)。ここで、プロセッサ7は、前述した筐体開閉検出部104で筐体2の開閉状態を検出し、開閉カバー22が閉鎖された状態であるかを判断する。
ステップS1で開閉カバー22が閉鎖された状態であれば、次に、プロセッサ7は、不揮発性メモリに記憶されているキャップ位置情報を読み出し、キャップ位置情報がキャップ位置であるかを判断する(ステップS2)。このキャップ位置情報は、直前の通電停止時の第1及び第2キャップ部材35,38の状態を示している。プリンタ1が正常に通電停止されて終了処理が行われていれば、通電停止時の第1及び第2キャップ部材35,38はキャップ位置にある。ところが、搬送路4に記録媒体10が残っている状態で通電が強制的に遮断された場合や、終了処理が行われず又は終了処理の途中で通電が強制的に遮断された場合などは、通電停止時の第1及び第2キャップ部材35,38はキャップ位置になく、不揮発性メモリのキャップ位置情報は非キャップ位置となっている。
ステップS2で、キャップ位置情報が非キャップ位置であれば、プロセッサ7は、液体吐出ヘッド31がキャップ位置から原点位置へ上昇するように、キャリッジ移動機構34でキャリッジ33を上昇させる(ステップS5)。ここで、疑似被検出体71が被検出位置P2にあるときは、キャリッジ33の上昇に伴って、前述したように疑似被検出体71が被検出位置P2から待機位置P1へ移動する。なお、被検出位置P2にある疑似被検出体71は、直前の非通電時(直前の通電停止から通電開始まで)に開閉カバー22が開かれたことを示している。
続いて、プロセッサ7は、レジセンサ61、印刷開始センサ62および排紙センサ63の検出信号を読み出し、搬送路4内に検出信号がONとなっているセンサの有無を判断する(ステップS6)。ここで、センサからの検出信号がONであることは、そのセンサの検出点で記録媒体10が残っている、即ち、記録媒体10のジャムが生じていることを示している。そこで、プロセッサ7は、ステップS6で少なくとも1つのセンサの検出信号がONであれば、搬送路4で生じている記録媒体10のジャムをユーザに対して通知する(ステップS7)。レジセンサ61、印刷開始センサ62、および排紙センサ63の検出信号が全てOFFとなれば、即ち、搬送路4に残っている記録媒体10が除去されれば(ステップS6でYES)、プロセッサ7はプリンタ1に再キャップ動作を行わせる(ステップS8)。この再キャップ動作は、ユニットポジション取り直し動作である。
ステップS7で、レジセンサ61、印刷開始センサ62、および排紙センサ63の検出信号が全てOFFであれば、搬送路4に記録媒体10は残っていないが直前の通電停止時に終了処理が行われていないか又は完了していない。よって、この場合も、プロセッサ7は、プリンタ1に再キャップ動作(ユニットポジション取り直し動作)を行わせる(ステップS8)。
一方、ステップS2で、キャップ位置情報がキャップ位置であれば、続いて、プロセッサ7は印刷開始センサ62の検出信号を読み出し、印刷開始センサ62がONであるか判断する(ステップS3)。通電開始時に印刷開始センサ62がONのときは、印刷開始センサ62の検出点に、記録媒体10と疑似被検出体71の少なくとも一方が存在している。ここでは、直前の通電停止時のキャップ位置情報がキャップ位置であることから、印刷開始センサ62の検出点にあるのは疑似被検出体71である。印刷開始センサ62の検出点にある疑似被検出体71は、直前の非通電時に、開閉カバー22が開かれたことを示している。一方、ステップS3において、通電開始時に印刷開始センサ62がOFFであることは、直前の非通電時に開閉カバー22が閉じられたままであったことを示している。
ステップS3で印刷開始センサ62がONのときは、プロセッサ7はプリンタ1に再キャップ動作を行わせる(ステップS4)。つまり、通電開始時に不揮発性メモリに記憶されているキャップ位置情報がキャップ位置であるときは、非通電時の開閉カバー22の開放が検出されたときにのみ、再キャップ動作が行われる。この再キャップ動作は、キャップ取り直し動作である。また、ステップS3で印刷開始センサ62がOFFのときは、直前の通電停止時に終了処理が完了し且つ直前の非通電時に液体吐出ヘッド31の良好な封止状態が維持されているので、再キャップ動作は行われない。
Figure 0006107316
表1では、直前の通電停止時のキャップ81の位置と直前の非通電時の筐体2(開閉カバー22)の開放の有無に応じて、プリンタ1の起動処理で行われる動作が示されている。直前の通電停止時に終了処理が行われ且つ直前の非通電時に筐体2が閉鎖された状態が維持されていた場合は、起動処理で再キャップ動作が行われない。また、直前の通電停止時に終了処理が行われ且つ直前の非通電時に1回でも筐体2が開放された状態となった場合は、キャップ取直し動作だけの簡易且つ最低限必要な動作だけが行われる。さらに、直前の通電停止時に終了処理が完了しなかった場合は、直前の非通電時における筐体2の開放の有無にかかわらず、従来通りのユニットポジション取り直し動作が行われる。再キャップ動作のうちユニットポジション取り直し動作には、ヘッドユニット3の位置の取り直し(液体吐出ヘッド31の昇降移動)が含まれるので、ユニットポジション取り直し動作はキャップ取り直し動作と比較して長い時間と大きな動力を要する。これに関し、本実施形態に係るプリンタ1では、直前の通電停止時のキャップ81の位置と直前の非通電時の筐体2の開放の有無に基づいて再キャップ動作の要・不要が判断される。さらに、本実施形態に係るプリンタ1では、再キャップ動作が必要と判断されたときに、ユニットポジション取り直し動作の要・不要が判断される。再キャップ動作が必要でユニットポジション取り直し動作が不要なときは、キャップ取り直し動作が行われる。このようにして、プリンタ1の状況に応じた起動処理が行われることにより、起動処理に無駄な動作が含まれず、起動処理に要する時間と動力を軽減することができる。
上述の通り、本実施形態に係るプリンタ1は、起動処理において、直前の非通電時の開閉カバー22の開閉の履歴を検出するように構成されている。ただし、プリンタ1は、開閉カバー22の開閉の履歴に代えて又は加えて、筐体2が備える他の開口部(第1側部開閉カバー24と第2側部開閉カバー26)の直前の非通電時の開閉の履歴を検出するように構成されていてもよい。この場合、第1アクセス部401Aに設けられたレジセンサ61の検出点と第3アクセス部403Aに設けられた排紙センサ63の検出点に、印刷開始センサ62に対して設けられた疑似被検出体71と疑似被検出体移動機構72と同様に、疑似被検出体とその移動機構が備えられる。そして、プロセッサ7で検出された直前の非通電時の第1側部開閉カバー24と第2側部開閉カバー26の開閉の履歴は、例えば、非通電時にジャム解消のための作業が行われたかどうかを推定するために利用することができる。
〔変形例1〕
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の疑似被検出体移動機構72の構成は例えば以下に示す変形例1のように変更することができる。図9は本実施形態の変形例1に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図9に示すように、疑似被検出体71は、回動軸74を介してキャリッジ33に支承されており、疑似被検出体71は回動軸74を介して一方に被検出部71aを、他方に***作部71bを有している。被検出部71aは、印刷開始センサ62の下方にある検出点へ移動して、印刷開始センサ62で検出される部分である。また、***作部71bは、開閉カバー22に設けられた操作部75の作用を受ける部分である。
上記構成の変形例1に係る疑似被検出体移動機構72は、次に示すように疑似被検出体71を移動させる。図10は疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図10Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図10Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図10Cは開閉カバーが閉じられてキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。プリンタ1の動作時に、疑似被検出体71の被検出部71aは印刷開始センサ62の側方の待機位置P1にある(図9)。待機位置P1にある疑似被検出体71の下端は、筐体本体21に設けられたストッパ73と当接して下方への回動が規制されている。開閉カバー22が開くと、疑似被検出体71の下端がストッパ73から離れて、疑似被検出体71は自重により下方へ回転して被検出位置P2へ至る(図10A)。被検出位置P2にある疑似被検出体71は被検出部71aが印刷開始センサ62の検出点に位置している。疑似被検出体71が被検出位置P2へ移動したあとで、開閉カバー22を下方へ回転させて筐体2を閉じても、疑似被検出体71は自重により被検出位置P2に止まる(図10B)。開閉カバー22が閉じられた状態で、液体吐出ヘッド31をキャップ位置から原点位置へ移動させるためにキャリッジ33が上昇すると、疑似被検出体71の***作部71bが操作部75に押し下げられる。この結果、疑似被検出体71の被検出部71aは上方へ回動して待機位置P1へ至る(図10C)。このあとで、キャリッジ33が降下しても、疑似被検出体71は待機位置P1に止まる(図9、参照)。なお、上記変形例1に係る疑似被検出体移動機構72は、キャリッジ33の移動のための動力を利用して疑似被検出体71を被検出位置P2から待機位置P1へ移動させるように構成されているが、疑似被検出体71を被検出位置P2から待機位置P1へ移動させるためにモータ等の駆動源や磁力発生源などを別途備えてもよい。
〔変形例2〕
続いて、疑似被検出体移動機構72の変形例2を説明する。図11は本実施形態の変形例2に係る疑似被検出体移動機構の概略構成を示す図であり、図11Aは平面図、図11Bは正面図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
図11A,Bに示すように、疑似被検出体移動機構72は、筐体本体21と開閉カバー22に架け渡されたロープ91と、ロープ91に固定された係止爪92と、キャリッジ33に設けられたストッパ93とを備えている。ロープ91の一方の端部は、筐体本体21の副走査方向Yにおいて回動軸23のある側に固定されている。ロープ91の他方の端部は、開閉カバー22の副走査方向Yにおいて回動軸23と反対側に設けられた巻取器95に巻き取られている。巻取器95は、ロープ91を巻き取るドラムと、ドラムを巻き取り方向へ付勢するバネとを備えている。ロープ91は、巻取器95により、巻取器95へ巻き取られる方向へ引っ張られている。また、開閉カバー22の副走査方向Yにおいて回動軸23のある側に案内ローラ96が設けられている。この案内ローラ96により、ロープ91が開閉カバー22において巻取器95から副走査方向Yと平行に走るように案内されている。疑似被検出体71と係止爪92は、副走査方向Yにおいて巻取器95とストッパ93の間でロープ91に固定されている。
上記構成の変形例1に係る疑似被検出体移動機構72は、次に示すように疑似被検出体71を移動させる。図12は疑似被検出体の移動の様子を説明する図であり、図12Aは開閉カバーが開かれたときの疑似被検出体を示し、図12Bは開閉カバーが閉じられたときの疑似被検出体を示し、図12Cは開閉カバーが閉じられてキャリッジが上昇したときの疑似被検出体を示している。プリンタ1の動作時に、疑似被検出体71は印刷開始センサ62の側方の待機位置P1にある(図11B)。開閉カバー22が開くと、ロープ91が巻取器95から引き出される方向へ引っ張られる。これにより、ロープ91に固定された疑似被検出体71と係止爪92が副走査方向Yにおいて回動軸23側へ移動し、疑似被検出体71は印刷開始センサ62の下方の被検出位置P2へ至り、係止爪92はストッパ93を乗り越えてストッパ93と係合する(図12A)。なお、係止爪92は、ロープ91が引き出される方向へストッパ93を乗り越えて移動することができるが、ロープ91が巻き取られる方向へはストッパ93と係止することによりストッパ93を乗り越えて移動することができないように構成されている。疑似被検出体71が被検出位置P2へ移動したあとで、開閉カバー22を下方へ回転させて筐体2が閉鎖された状態となっても、係止爪92とストッパ93との係合により、疑似被検出体71は被検出位置P2に止まる(図12B)。開閉カバー22が閉じられた状態で、液体吐出ヘッド31をキャップ位置から原点位置へ移動させるためにキャリッジ33が上昇すると、係止爪92とストッパ93との係合が解除され、係止爪92と疑似被検出体71はロープ91が巻き取られる方向へ移動し、疑似被検出体71が待機位置P1に至る(図12C)。このあとで、キャリッジ33が降下しても、疑似被検出体71は待機位置P1に止まる(図11B)。
1 プリンタ
2 筐体
21 ベース
22 開閉カバー
24 第1側部開閉カバー
26 第2側部開閉カバー
3 ヘッドユニット
31 液体吐出ヘッド
31a 液体吐出面
33 キャリッジ
34 キャリッジ移動機構
35,38 キャップ部材
36,39 キャップ移動機構
4 搬送路
401 搬入部
402 画像形成部
403 搬出部
401A,402A,403A アクセス部
41 搬入ガイド
42 搬入ローラ
43 搬出ガイド
44 搬出ローラ
45 レジローラ
46 プラテン
48 プラテン開閉機構
5 給紙ユニット
51 給紙トレイ
52 給紙ローラ
6 液体カートリッジ
7 プロセッサ
8 メンテナンス機構
81 キャップ
82 ワイプ
86 ワイプ移動機構
10 記録媒体
53 搬送モータ
61 レジセンサ
62 印刷開始センサ
63 排紙センサ
64 開閉センサ
71 疑似被検出体
72 疑似被検出体移動機構
73 ストッパ
101 画像処理部
102 ヘッド制御部
103 搬送制御部
104 筐体開閉検出部
105 キャップ制御部
106 メンテナンス部
108 起動処理部

Claims (7)

  1. 1以上の開閉カバーを有する筐体と、
    前記開閉カバーの開放に伴って前記筐体の外部に対して露出されるアクセス部を1以上有する搬送路を形成している複数の搬送路形成部材と、
    前記搬送路に沿って搬送される記録媒体に画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
    前記アクセス部に含まれる所定の検出点で記録媒体の有無を検出するための検出デバイスと、
    記録媒体の代わりに前記所定の検出点に配置されることにより前記検出デバイスに前記所定の検出点において記録媒体があることを疑似的に検出させるための疑似被検出体と、
    前記疑似被検出体を、前記開閉カバーの開放に伴って前記検出点と重複しない待機位置から前記検出点と重なる被検出位置へ移動させ、前記開閉カバーの閉鎖後も前記被検出位置に止まるように構成された移動機構と、
    通電開始時に前記検出デバイスの出力に基づいて非通電時の前記開閉カバーの開放の有無を検出するように構成されたプロセッサとを備える、画像形成装置。
  2. 前記プロセッサが、通電開始後に、前記移動機構に前記疑似被検出体を前記被検出位置から前記待機位置へ移動させるように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液体吐出ヘッドを保持しているキャリッジと、
    前記プロセッサの制御を受けて前記キャリッジを少なくとも昇降移動させるキャリッジ移動機構とを備えており、
    前記プロセッサが、前記キャリッジの上昇に伴って、前記移動機構に前記疑似被検出体を前記被検出位置から前記待機位置へ移動させるように構成されている、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロセッサが、前記疑似被検出体が前記被検出位置から前記待機位置へ移動したあとの前記検出デバイスの出力に基づいて、前記搬送路で生じている記録媒体のジャムの有無を検出するように構成されている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記液体吐出ヘッドの下部を覆うキャップと、
    前記プロセッサの制御を受けて前記キャップをキャップ位置と非キャップ位置との間で移動させるキャップ移動機構とを備えており、
    前記プロセッサが、非通電時の前記開閉カバーの開放が検出されたときに、前記キャップ移動機構に前記キャップの前記非キャップ位置への移動と前記キャップ位置への移動を少なくとも含む再キャップ動作をさせるように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記プロセッサが、前記キャップが前記キャップ位置と前記非キャップ位置のいずれに位置するかの情報であるキャップ位置情報を記憶する不揮発性メモリを有し、
    前記プロセッサが、通電開始時に前記不揮発性メモリに記憶されている前記キャップ位置情報が前記キャップ位置であるときは、非通電時の前記開閉カバーの開放が検出されたときにのみ、前記キャップ移動機構に前記再キャップ動作をさせるように構成されている、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の搬送路形成部材が、前記疑似被検出体の前記待機位置から前記被検出位置までの軌跡と重複する位置に、前記疑似被検出体の通路を有している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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