JP6107055B2 - 画像形成装置、及び2次転写離間タイミング制御方法 - Google Patents

画像形成装置、及び2次転写離間タイミング制御方法 Download PDF

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本発明は、電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、及び2次転写離間タイミング制御方法に関する。
近年、電子写真方式によるカラー画像形成装置に関し、画像形成における高速化を実現するものとして、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置がある。タンデム方式とは、複数の感光体上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト上で重ね合わせて、重ね合わせた複数色のトナー像を2次転写部に一括して用紙に転写する、というものである。
タンデム方式のカラー画像形成装置においては、機械構成の配置によっては、最も先に画像形成を開始するトナー色、例えばイエロー色の画像形成開始位置から2次転写部までの距離が、用紙を給紙する給紙トレイから2次転写部までの距離よりも長くなる場合がある。
このような機械構成の場合には、給紙トレイ内の用紙の給紙を開始する時点において、既に画像形成を開始していることになる。その際、給紙トレイの用紙切れを検知してから画像形成を中止しても、既に画像形成は開始しているので、感光体上、あるいは中間転写体上に現像されているトナー像は用紙に転写されずに中間転写体等に残留するトナーとなる場合がある。またこのような中間転写体上の残留トナーが中間転写体と接触している2次転写ローラなどに転移し、転移したトナーが用紙の裏面に再転写して裏面汚れ等の不具合を生じさせていた。
給紙トレイ内の用紙の残量枚数を正確に検知することができ、用紙切れとなるタイミングを正確に判断できれば、そのタイミングに合わせて画像形成を中断することにより、残留トナーの発生を避けることができる。しかし、現実的に残量枚数を正確に検知することは難しい。
上述の問題に対応すべく、特許文献1には、用紙の残量が所定値以下となった場合には、給紙タイミングを遅らせて、用紙切れでないことを確認してから給紙および画像形成を開始する複写機が開示されている。また、同様に特許文献2にも、給紙トレイ内の記録紙残量が所定量以下になったことを検知した場合には連続給紙の際の紙間距離を通常よりも長くして、感光体への露光を開始する前に記録紙が無くなったことを認識できるようにする画像形成装置に関する発明が開示されている。
さらに、特許文献3には、給紙トレイ内の用紙切れに伴って生じる残留トナーによる2次転写体の汚れを防止する手段として、残留トナー量に応じて2次転写のクリーニング動作を制御する画像形成装置が開示されている。
しかし、特許文献1および特許文献2に開示された複写機等においては、用紙の残量が所定値以下となった場合に給紙間隔が広がってしまうため、生産性が極端に落ちてしまうという問題がある。また、特許文献3に記載の画像形成装置においては、2次転写体に接触した残留トナーをクリーニングしても、経時では抵抗上昇や紙の裏汚れの余裕度が低下してしまうという問題がある。また、画像データのデータ量に比例してクリーニング動作に要する時間も増加するため、生産性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、用紙切れに伴って生じる残留トナーの影響による不具合を回避することで、生産性低下を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、像担持体と、像担持体上に画像データに基づいて露光し静電潜像を形成する露光手段と、像担持体上に担持された静電潜像にトナーを供給してトナー像として現像する現像手段と、像担持体上に現像されたトナー像を1次転写される中間転写体と、用紙搬送手段と、中間転写体に1次転写されたトナー像を、給紙トレイから用紙搬送手段により搬送された用紙に2次転写する2次転写手段とを備え、2次転写手段が、中間転写体と接触する接触転写部と、接触転写部を中間転写体から離間する接離機構とを備えた画像形成装置であって、給紙トレイの用紙の有無を検知する用紙検知手段とをさらに備え、用紙検知手段により給紙トレイに用紙が無いことが検知された場合、用紙にトナー像が転写されないトナー像未転写時間と、接触転写部の中間転写体からの離間に要する離間時間との比較の結果に基づいて、接触転写部を中間転写体から離間するタイミングを制御することを特徴とする。
本発明によれば、用紙切れに伴う残留トナーの影響による不具合を回避することで、生産性低下を防止することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略図である。 本発明の実施形態の2次転写部9及び転写部材クリーニング手段の概略図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の制御関係を表すブロック図である。 距離L1、距離L2、と各機械構成との関係を表す説明図である。 画像形成モード、給紙トレイ、の各選択条件と距離L1と距離L2との大小関係を表す説明図である。 用紙切れが発生したときの用紙とトナー像、及び紙間の時間を示す模式図である。 本発明の実施形態における用紙切れを検知した後の処理を示すフロー図である。 本発明の別の実施形態における用紙切れを検知した後の処理を示すフロー図である。
本発明の実施形態の画像形成装置について以下図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施形態に限定されるものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置Aの概略図である。画像形成装置Aは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成手段10Y(イエロー)、10M(マゼンタ)、10C(シアン)、10K(黒)と、中間転写ベルト6、2次転写部9、と給紙ユニット20及び定着装置40等から構成されている。
給紙ユニット20は複数の給紙トレイ21a、21bから構成されており、給紙トレイ21に収納されている用紙Sは複数の搬送ローラ31、32、33等からなる搬送手段30により搬送される。
各色の画像形成手段10は像担持体としての感光体1、帯電部2、露光部3、現像部4、及びクリーニング部5、1次転写部7等からなっており、各色毎の画像形成手段10の機械的な構成は同じであるので、図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、その他のM(マゼンタ)、C(シアン)及びK(黒)の構成要素については参照符号を省略している。
現像部4は、感光体1の帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色の1成分現像剤または2成分現像剤をそれぞれ収容する。例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4aを備えている。
現像ローラ4aは、不図示の突き当てコロ等により感光体1と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体1の回転方向と同方向に回転するようになっている。
現像時には、現像ローラ4aに対してトナーと同極性、例えば本実施形態においてはマイナス極性の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体1上の露光領域に対して反転現像が行われる。当該反転現像に使用されるトナーとしては小粒径のスチレンアクリル重合トナーやポリエステル重合トナーが用いられる。
中間転写ベルト6は、体積抵抗が106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えばポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、エトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)等の樹脂材料や、EPDM、NBR、CR、ポリウレタン等のゴム材料にカーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりしたものが用いられる。また、中間転写ベルト6の厚みは、樹脂材料の場合50〜200μm程度、ゴム材料の場合は300〜700μm程度の設定にすることが好ましい。
[画像形成工程]
本実施形態の画像形成工程について説明する。まず、画像記録のスタート信号と同時に不図示の感光体駆動モータの始動によりYの感光体1Yは矢印で示す反時計方向に回転され、同時に帯電部2Yの帯電作用により感光体1Yに電位の付与が開始される。
感光体1Yは電位を付与された後、露光部3YによってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体1Yの表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
静電潜像は現像部4Yにより非接触の状態で反転現像され、感光体1Yの回転に応じYのトナー像が感光体1Y上に形成される。感光体1Y上に形成されたYのトナー像は、1次転写部7Yの作用により、中間転写ベルト6上に1次転写される。その後、感光体1Yは感光体クリーニング部5によって残留トナーが清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
次いで、露光部3MによってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体1Mの表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、現像部4Mにより感光体1M上にMのトナー像となり、1次転写部7Mにおいて、中間転写ベルト6上の前記Yのトナー像と同期が取られ、上記Yのトナー像の上に重ね合わされる。
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、1次転写部7Cにおいて、上記Y、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされる。次に、既に形成されているY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が、1次転写部7Kにおいて、上記Y、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、Y、M、C及びKの重ね合わせトナー像が形成される。
重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト6は矢印のように時計方向に送られる。また、給紙ユニット20の給紙トレイ21b内に収容された用紙Sは、第1給紙部としての給紙手段22bにより給紙され、搬送ローラ31、32、第2給紙部としてのレジストローラ33等を経て、2次転写手段としての2次転写部9に搬送される。そして、2次転写部9に搬送された用紙S上に重ね合わせトナー像が一括して転写される。
その後、中間転写ベルト6は走行し、中間転写ベルト6上の転写後の残留トナーがベルトクリーニング部8によって清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
前記重ね合わせトナー像が転写された用紙Sは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラと加圧ローラに挟持、加圧され定着される。トナー像が定着された用紙Sは、搬送ローラ34によって装置外へ搬送され排紙皿28へ載置される。
両面搬送経路301は、導入搬送路r1、スイッチバック搬送路sb、合流搬送路r3からなる。両面画像形成時には片面に画像が形成された用紙を、両面搬送経路301でスイッチバックし表裏反転させてレジストローラ33で再び片面の搬送経路に合流させる。そして、2次転写部9で用紙Sの裏面に画像を転写させ、定着装置40、搬送ローラ34を経由して装置外に搬送する。
給紙トレイ21には、収納用紙束の上面を検知する不図示の上面検知センサが備えられている。上面検知センサの検知に基づき、用紙上面が給紙手段22aに接触するように、用紙Sを載置させている収納台25aの高さを不図示の駆動モータの駆動により調整している。用紙有無検知センサ26は、光学式センサにより給紙トレイ21に収納している用紙の用紙切れを検知する。
[2次転写部及び転写部材クリーニング手段]
図2は、2次転写部9及び転写部材クリーニング手段の概略図で、図1における2次転写部9の周辺を拡大して示したものである。2次転写部9は、2次転写ローラ9aと高圧電源HV1を有する。当該2次転写ローラ9aが「中間転写体と接触する接触転写部」として機能する。
2次転写ローラ9aは、駆動ロッド9cの先端部に回転可能に支持されている。2次転写ローラ9aは、接離機構としての2次転写ローラ接離駆動部9bにより駆動される駆動ロッド9cにより、画像形成時には中間転写ベルト6へ圧接され、2次転写ローラ9aのクリーニングの際の所定のタイミングで中間転写ベルト6から離間するように駆動される。2次転写ローラ接離駆動部9bは、不図示の制御部の制御を受けて駆動ロッド9cを駆動させる。2次転写ローラ接離駆動部9bは、例えばソレノイドや直流モータ等が用いられるが、これに限定されず、例えば偏心カムを用いることも可能である。
2次転写ローラ9aは、例えば外径8mmのステンレス等の導電性芯金の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有した半導電弾性ゴムを被覆して形成される。この半導電弾性ゴムは、体積抵抗が105〜109Ω・cm程度のソリッド状態または発泡スポンジ状態で、厚さが5mm、ゴム硬度が20度〜70度程度(Asker−C)である。2次転写ローラ9aにはトナーが接するため、その表面に半導電性のフッ素樹脂やウレタン樹脂等の離型性の良いものが被覆されている。
バックアップローラ62は、ステンレス等の導電性芯金の周面に、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴムや樹脂材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりした半導電性材料を被覆して形成される。被覆される半導電性材料の厚さは0.05〜0.5mm程度である。
2次転写ローラ9aは、バックアップローラ62に対して弾性体層の弾性に抗して所定の押圧力で圧接させて配設する。本実施形態では両者間で幅数mm、例えば3mmの転写ニップ部を形成させている。
高圧電源HV1では、トナーの極性と逆極性の転写電圧を2次転写ローラ9aの導電性芯金に印加する。本実施形態において、トナー極性はマイナス極性であるから、高圧電源HV1はプラス極性の高圧電源を供給する。高圧電源HV2では、トナーと同極性のクリーニング電圧を2次転写ローラ9aに印加する。高圧電源HV1と高圧電源HV2により交番電圧を2次転写ローラ9aに印加することにより、高圧電源HV1、HV2が「転写部材クリーニング手段」、つまりクリーニング電圧としても機能する。
なお、本実施形態においてはバックアップローラを接地し、2次転写ローラに高圧電源を供給する形式としているが、逆に2次転写ローラを接地し、バックアップローラに高圧電源を供給する形としても良い。この場合、バックアップローラにはトナーと同極性、つまりマイナス極性の高圧電源を供給する。
なお、本実施形態においては、接触転写部材として転写ローラを用いる例について説明したがこれに限られず、転写ベルトを用いてもよい。またその際にクリーニング手段としては、高圧電源とともに、クリーニングブラシを用いる態様であってもよい。
図3は、本実施形態の画像形成装置Aの制御関係を表すブロック図である。なお、同図では本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、画像形成装置としてその他既知の部分についての説明は省略する。
画像形成装置Aは、各種の制御を行う制御部A1、CCDにより原稿の読み取りを行う読取部A2、装置の各種表示を行うLCDからなる表示部とともに各種操作の入力が行われる操作部A3、ネットワークを介した通信を行う通信手段としてのI/F(インターフェイス)A4、画像形成手段10、給紙ユニット20、転写部材クリーニング部95から構成される。
同図において、制御部A1は各部を制御するCPU(A11)と各種記録部としてのシステムメモリA12、不揮発メモリA13、画像メモリA14、及び残留トナー量算出部A15、クリーニング制御部A16からなる。
各種の制御はあらかじめシステムメモリA12に記憶させてあるプログラムをCPU(A11)が実行することによりなされる。不揮発メモリA13には、あらかじめ、定形用紙の用紙サイズ、装置の各構成部間の各経路長として給紙ユニット・2次転写部・定着部・露光位置の相互間の距離、1画素あたりのトナー付着量としてのトナー質量等が記録されている。また画像メモリA14には読取部A2あるいはI/F(A4)を介して入力された画像データ等が記録される。
操作部A3からユーザによる各種の入力操作が行われ、その入力内容に基づいて、読取部A2により原稿を画像メモリA14に記録し、記録された画像データに基づいて画像形成手段10により画像形成がなされる。また入力操作の際に、用紙を給紙する給紙トレイ21の選択及び出力のモード、例えばカラー、モノクロ等の設定を行う。
転写部材クリーニング制御部A16では、画像メモリに記録された画像データや各構成部間の距離等や残留トナー量算出部A15によって算出される残留トナーによって2次転写ローラの離間タイミングやクリーニング動作を制御する。クリーニング制御部A16の制御動作については後述する。
[距離L1、距離L2の算出]
ここで画像形成に関する画像形成の経路長さ距離L1と、用紙の搬送に関する搬送経路長さ距離L2の算出方法について説明する。図4は、距離L1、距離L2、と各機械構成との関係を表す説明図である。同図は、図1に示す画像形成装置Aの経路を、画像形成及び用紙搬送の流れに沿って、直線上に展開した概念図である。
図4(a)は、画像形成の経路長に関する距離L1の算出方法を示す説明図である。同図においてL11は、感光体1上の露光部3による露光位置から1次転写部7までの、感光体1の外周面の距離である。L12は、1次転写部7から2次転写部9までの中間転写ベルト6の外周面の距離である。そして距離L1は、L11とL12を合計した距離となる。
図4(b)は、用紙の搬送経路長に関する距離L2の算出方法を示す説明図である。距離L2は、給紙トレイ21に収納している用紙の先端から2次転写部9までの距離である。距離L1は画像形成モードによって異なり、距離L2は、選択した給紙トレイの位置によって異なる。また、L1、L2はともに各構成部間の距離によって異なる。つまり両者の大小関係は、各部品間のレイアウト、画像形成モード及び給紙トレイの選択によって異なることになる。
図5(a)は、画像形成モードがフルカラーモードで、選択した給紙トレイが第一の給紙トレイ21a、の条件下における距離L1、距離L2の大小関係を表したものである。なお同図に示す符号は図1の画像形成装置Aに対応している。
フルカラーモードの場合には、複数の露光部3の中で2次転写部9からの距離が最も遠いイエロー色の露光部3Yによる感光体1Y上の露光位置、から1次転写部7Yを経由する2次転写部9までの距離L1を算出する。距離L2は、給紙トレイ21aから2次転写部9までの距離となる。
本実施例の条件下では、同図に示すようにL1>L2の関係となり、給紙トレイ21aから用紙の搬送を開始するよりも前のタイミングで画像形成、つまり感光体1Yへの露光部3Yによる露光が開始されることになる。
つまり、給紙トレイ21aの用紙切れを用紙有無検知センサ26により検知した時点では、L1からL2を差し引いた差分距離Ldに対応する領域の画像形成は既に開始されていることになる。差分距離Ldの領域に対応するトナーは用紙に転写されずに、すべて「残留トナー」となる。
図5(b)は、画像形成モードがモノクロモードで、選択した給紙トレイが第二の給紙トレイ21b、の条件下における距離L1、距離L2の大小関係を表したものである。
モノクロモードの場合には、距離L1は、露光部3Kによる感光体1K上の露光位置、から1次転写部7Kを経由する2次転写部9までの距離となる。図5(a)に示すL12Yに比べてL12Kの距離が短くなるためL1の距離は短くなる。距離L2は、給紙トレイ21bから2次転写部9までの距離である。
このような条件下では、同図に示すようにL1≦L2の関係となり、給紙トレイ21bから用紙の搬送を開始してから、つまり給紙トレイ21bに用紙があることを確認してから、画像形成を開始することができる。このような場合には、「残留トナー」は生じない。
なおこれらの各機械構成間の距離は、あらかじめ不揮発メモリA13に記憶されている。これらを参照することによって、制御部A1のCPU(A11)により距離L1、距離L2を算出する。
前述の図5(a)のようなL1>L2の条件においては、画像形成中に前記用紙有無検知センサ26が用紙切れを検知したときには、用紙に転写されない「残留トナー」が発生する。制御部A1の残留トナー量算出部A15では当該残留トナー量を算出する。
「残留トナー量」とは、既に画像形成した領域でかつ用紙に転写されないトナー量、のことである。残留トナーはすべてが2次転写ローラを汚すわけではなく、残留トナーが2次転写部に到達するまでに2次転写ローラ9aを離間することが出来れば2次転写ローラ9aが汚れることはない。そこで、本実施形態では、給紙トレイにおいて用紙切れを検知したとき、クリーニング制御部16Aにより2次転写ローラ9aの離間動作タイミング及びその後のクリーニング動作を制御するものとする。
「2次転写ローラ離間動作タイミングの決定方法」
本実施形態における2次転写ローラ9aの離間動作タイミングの決定方法について説明する前に、図6について説明する。図6は、用紙切れが発生した場合における、用紙、トナー像および紙間時間を示した模式図である。なお、紙間時間とは、例えば、給紙部から先に搬送される用紙と、後に搬送される用紙との間の搬送タイムラグをいう。
図6は、具体的には、図の右側を用紙搬送方向とした場合に、先に搬送される用紙Dと、後に搬送される用紙Eとが、紙間時間T2の搬送タイムラグを空けて搬送される状態を示す模式図である。用紙Dにはトナー像dが転写され、用紙Eにはトナー像eが転写されるものとする。また、ここでは用紙切れ検知後の処理を説明する。そのため、用紙Dの後に搬送される用紙切れ対象としての仮想した用紙Eを破線にて表した。
さらに、トナー像dの用紙搬送方向と逆側の後端から、用紙Dの用紙搬送方向と逆側の後端までの間のトナー像が転写されない部分をトナー未転写部Ldとし、用紙Eの用紙搬送方向の始端から、トナー像eの用紙搬送方向の始端までの間のトナー像が転写されない部分をトナー未転写部Leとする。なお、トナー未転写部Leは、例えば文章などを印刷する場合に意図的に設定される余白などをいう。
上述の図6の説明を前提として、本実施形態の2次転写ローラ離間動作タイミングの決定方法について説明する。まず、用紙有無検知センサ26により用紙切れを検知した時点で用紙への画像形成処理は中断される。そして、残留トナー量算出部A15により中間転写ローラ6の露光位置から2次転写位置の間にトナー像eが残留トナーとして転写されているかどうかの判定が行われる。
残留トナー量算出部A15により、中間転写ローラ6の露光位置から2次転写位置の間にトナー像eが転写されていないと判定された場合には、2次転写部は汚れないため、2次転写ローラ9aの離間動作処理及びクリーニング動作処理は実施されない。
一方、残留トナー量算出部A15により、中間転写ローラ6の露光位置から2次転写位置の間にトナー像eが転写されていると判定された場合には、本実施形態の2次転写ローラ9aの離間動作処理を実施する。2次転写ローラ9aの離間動作処理の開始タイミングは、用紙切れとなる前の最終用紙である用紙D、つまり給紙トレイから最後に搬送される用紙へのトナー像dの転写終了後となる。
従来は2次転写の完了後、つまり用紙Dの後端が2次転写位置を通過してから二次転写ローラを離間させていた。しかし、離間動作処理に要する時間としての離間時間T1が紙間時間T2よりも長い場合、用紙Dが2次転写位置を通過してから離間動作処理を開始しても、離間動作処理が完了する前に残留トナーが2次転写位置に到達してしまう。
そこで、本実施形態では、上述したトナー未転写部Ldの距離分だけ早く2次転写ローラ9aの離間動作処理を開始し、離間動作処理の完了時間を早くする。つまり、クリーニング制御部A16は、2次転写ローラ9aの中間転写ベルト6からの離間するタイミングを早めるように制御する。これにより、実質的に2次転写ローラ9aへの残留トナー付着量を無くすか、又は低減する。その結果、2次転写位置に残留トナーが到達することで2次転写ローラ9aへ残留トナーが付着して汚れてしまうことを防止することが可能となる。
また、上述したトナー未転写部Leがある場合、用紙搬送速度をV1として、トナー像eが2次転写位置に到達するまでの時間は用紙Eの先端が2次転写位置に到達する予定の時間よりもLe/V1分の時間だけ遅くなる。そのため、本実施形態では、2次転写ローラ9aの離間動作処理開始タイミングを決定するに際し、上述のトナー未転写部Ldだけでなく、トナー未転写部Leも参酌する。なお、本発明において、例えばトナー像未転写部Lb及びLe並びに紙間時間T2を、用紙にトナー像が転写されないトナー像未転写時間とする。
上述のように、本実施形態では、トナー像未転写時間と離間時間との比較の結果に基づいて、2次転写ローラ9aを中間転写ベルト6から離間するタイミングを制御している。そして、例えば上述のように、離間時間T1よりトナー像未転写部Lb等のトナー像未転写時間が長いとき、トナー未転写部Ldの距離分だけ早く2次転写ローラ9aの離間動作処理を開始する。これにより、2次転写ローラ9aへの残留トナーの付着量を無くし、又は低減することができる。
また、トナー未転写部Ldの距離分だけ早く2次転写ローラ9aの離間動作処理を開始するときは、クリーニング制御部16Aは、転写部材クリーニング部95による2次転写ローラ9aのクリーニング処理を実施しないように制御する。これにより、クリーニング処理に要する時間を省くことができ、2次転写ローラ9aへの汚れを防止しつつ、画像形成における生産性を下げることなく次の画像形成処理へ移行することができる。
「2次転写ローラ離間動作開始タイミングの算出方法」
本実施形態の2次転写ローラ離間動作開始タイミングの算出方法について図7のフローチャートを用いて説明する。まず、用紙有無検知センサ26により用紙切れを検知する(ステップS1)。そして、転写部材クリーニング制御部A16により、未転写部Ldの距離と、用紙Dの長さL0から、転写ニップ位置中心から定着ニップ中心までの距離Lfを引いた距離『L0−Lf』とを比較する(ステップS2)。
転写部材クリーニング制御部A16により、用紙Dの長さL0から、転写ニップ位置中心から定着ニップ中心までの距離Lfを引いた距離が未転写部Ldより長いと判断されたとき(ステップS2、YES)、用紙Dの先端部分が確実に定着ニップを通過していることになる。つまり、用紙Dの搬送が、定着ニップを形成する定着ローラ等の駆動力によって制御されていることになる。そのため、このタイミングで2次転写ローラ9aを離間させても用紙ジャムが発生する等して用紙の搬送性が損なわれることがない。
この場合、転写部材クリーニング制御部A16は、トナー像dが2次転写位置を通過した後から、以下の式1で示す時間が経過するよりも前のタイミングで2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させる制御を行う。
(Ld+Le)/V1+T2−T1・・・〔式1〕
ただし、上記の式1で示される時間がマイナスとなる場合、つまり、2次転写ローラ9aの離間動作処理に要する離間時間T1が、トナー像が転写されない用紙部分の搬送時間としてのトナー像未転写時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えている場合、残留トナーとなるトナー像eによって2次転写ローラ9aは汚れてしまう。よって、転写部材クリーニング制御部A16は、以下の式2に基づいて2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させるかどうかを判断する(ステップS3)。
T1<(Ld+Le)/V1+T2・・・〔式2〕
そして、転写部材クリーニング制御部A16は、上記の式2に基づいて、離間時間T1が、トナー像未転写時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えていないと判断した場合(ステップS3、YES)、上記の式1で示す時間が経過するよりも前のタイミングで2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させる動作制御を開始する(ステップS4)。この場合、転写部材クリーニング制御部A16はクリーニング処理制御を行わない。式1で示す時間が経過するよりも前のタイミングとは、トナー像未転写時間から離間時間を引いた時間以内のタイミングである。
一方、転写部材クリーニング制御部A16は、上記の式2に基づいて、離間時間T1が、トナー像未転写時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えていると判断した場合(ステップS3、NO)、2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させず、トナー像eが2次転写位置を通過してから、2次転写ローラ9aに対してクリーニング処理制御を行う(ステップS5)。
他方、ステップS2において、転写部材クリーニング制御部A16により、用紙Dの長さL0から転写ニップ位置中心から定着ニップ中心までの距離Lfを引いた距離が未転写部Ldより短いと判断されたとき(ステップS2、NO)、用紙Dの先端部分が定着手段の定着ニップに到達していないことになる。つまり、用紙Dの搬送が2次転写ローラ9aの駆動力によって制御されていることになる。
このため、このタイミングで2次転写ローラ9aを離間させると、用紙の搬送性が損なわれ、その後に用紙が定着ニップを通過する際に紙詰まり、用紙ジャムあるいはスキュー等が発生してしまう。よって、この点を考慮して2次転写ローラ9aの離間動作処理を開始するタイミングを算出する必要がある。すなわち、転写部材クリーニング制御部A16は、用紙が定着ニップに到達するまでは、2次転写ローラ9aを中間転写ベルト6から離間しないように制御する。
つまり、転写部材クリーニング制御部A16は、用紙Dの先端部分が定着ニップに到達してからトナー像eが2次転写位置に到達するまでに2次転写ローラ9aの離間が完了するように、2次転写ローラ9aの離間制御開始タイミングを調整する。つまり、転写部材クリーニング制御部A16は、用紙Dの先端部分が定着ニップに到達してから以下の式3で示される時間よりも前に2次転写ローラ9aを離間させる制御を行う。
(L0−Lf+Le)/V1+T2−T1・・・〔式3〕
ただし、上記の式2の説明と同様に、離間時間T1が、上述した距離『L0−Lf』及び未転写部Leにおいて用紙が搬送される時間並びに紙間時間T2の合計時間{(L0−Lf+Le)/V1+T2}を超えている場合、残留トナーとなるトナー像eによって2次転写ローラ9aは汚れてしまう。よって、転写部材クリーニング制御部A16は、以下の式4に基づいて2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させるかどうかを判断する(ステップS13)。なお、ここでは、未転写部Leにおいて用紙が搬送される時間並びに紙間時間T2がトナー像未転写時間となる。
T1<(Ld+Le)/V1+T2・・・〔式4〕
そして、転写部材クリーニング制御部A16は、上記の式4に基づいて、離間時間T1が、上記の合計時間{(L0−Lf+Le)/V1+T2}を超えていないと判断した場合(ステップS13、YES)、上記の式3で示す時間が経過するよりも前のタイミングで2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させる動作制御を開始する(ステップS14)。この場合、転写部材クリーニング制御部A16はクリーニング処理制御を行わない。
一方、転写部材クリーニング制御部A16は、上記の式4に基づいて、離間時間T1が、上記の合計時間{(L0−Lf+Le)/V1+T2}を超えていると判断した場合(ステップS13、NO)、2次転写ローラ9aを2次転写位置から離間させず、トナー像eが2次転写位置を通過してから、2次転写ローラ9aに対してクリーニング処理制御を行う(ステップS15)。
次に、本発明の他の実施形態の2次転写ローラ離間動作開始タイミングの算出方法について、図8を用いて説明する。なお、図7と同様の処理部分については説明を省略する。つまり、他の実施形態においては、上述した実施形態におけるステップS3及びステップS13で離間動作処理に要する時間T1が、トナー像が転写されない時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えている場合等の制御が異なる。
上述した本実施形態で説明したように、例えば離間時間T1が、トナー像未転写時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えている場合は、2次転写ローラ9aの2次転写位置からの離間処理を行わなかった。これは、2次転写ローラ9aの離間動作が、次のトナー像eの2次転写位置への到達までに間に合わず、その場合は、2次転写ローラ9aの離間制御を行わず、2次転写ローラ9aのクリーニングを行うほうがむしろ効率がいいからである。
しかし、たとえ2次転写ローラ9aの離間動作処理が、次のトナー像の2次転写位置への到達までに間に合わなくても、2次転写ローラ9aの離間動作制御を行う方がよい場合もある。なぜなら、2次転写ローラ9aの表面の材質とトナーとの相性が悪い場合、クリーニングにより2次転写ローラ9aに付着した残留トナーを除去し難い場合があるからである。この場合は、クリーニングよりもむしろ、2次転写ローラ9aの離間動作制御を行って、少しでも残留トナーが2次転写ローラ9aに付着することを防止することが望ましい。
本発明の他の実施形態では、上述の実施形態と異なり、離間時間T1が、トナー像未転写時間{(Ld+Le)/V1+T2}を超えている場合は(ステップS31、NO)、転写部材クリーニング制御部A16は、用紙Dの先端から{L0−Ld}の位置G(図6参照)が2次転写位置を通過してから2次転写ローラ9aの離間制御を開始する。そして、転写部材クリーニング制御部A16は、トナー像eが2次転写位置を通過した後に、2次転写ローラ9aを2次転写位置へ当接し、その後クリーニング動作を行う(ステップS51)。
また、本発明の他の実施形態では、上述の実施形態と異なり、離間時間T1が、上述の合計時間{(L0−Lf+Le)/V1+T2}を超えていると判断した場合(ステップS131、NO)、転写部材クリーニング制御部A16は、用紙Dの先端部が定着ニップに到達した時に2次転写ローラ9aの離間制御を開始する。そして、転写部材クリーニング制御部A16は、トナー像eが2次転写位置を通過したあとに2次転写ローラ9aの2次転写位置への当接制御を実施、さらにその後クリーニング動作を行う(ステップS151)。
上記した本発明の他の実施形態によれば、2次転写ローラに接触するトナーを減らすことが可能であり、経時での2次転写ローラの汚れを低減することが可能である。
なお、上述した本実施形態のクリーニング制御部A16が、2次転写ローラ9aの離間動作時間中に電圧を印加しないように高圧電源HV1等を制御することとしてもよい。2次転写ローラ9aの離間動作時に電圧を給電しないことにより、電気的ノイズが発生しないため異常画像や異常動作を起こすことなく2次転写ローラ9aを中間転写ベルト6から離間させることが可能となる。
また、上述した本実施形態のクリーニング制御部A16が、2次転写ローラ9aの離間動作後に、2次転写ローラ9aにトナーを転写するときの電圧と逆極性の電圧を印加するように高圧電源H1等を制御することとしてもよい。こうすることで、トナー同士の斥力や空気抵抗等で飛散してしまうトナーの量を低減することが可能であり、2次転写ローラ9aの汚れを更に低減することが可能である。
A 画像形成装置
A1 制御部
A11 CPU
A15 残留トナー量算出部
A16 クリーニング制御部
1 感光体
2 帯電部
3 露光部
4 現像部
5 感光体クリーニング部
6 中間転写ベルト
7 1次転写部
9 2次転写部
9a 2次転写ローラ
9b 2次転写ローラ接離駆動部
9c 駆動ロッド
20 給紙ユニット
21 給紙トレイ
26 用紙有無検知センサ(用紙有無検知部)
HV1、HV2 高圧電源
62 バックアップローラ
特開昭61−277536号公報 特開2002−323839号公報 特開2008−191214号公報

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体上に画像データに基づいて露光し静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体上に担持された静電潜像にトナーを供給してトナー像として現像する現像手段と、
    前記像担持体上に現像されたトナー像を1次転写される中間転写体と、
    用紙搬送手段と、
    前記中間転写体に1次転写されたトナー像を、給紙トレイから前記用紙搬送手段により搬送された用紙に2次転写する2次転写手段とを備え、
    前記2次転写手段が、前記中間転写体と接触する接触転写部と、前記接触転写部を前記中間転写体から離間する接離機構とを備えた画像形成装置であって、
    前記給紙トレイの用紙の有無を検知する用紙検知手段とをさらに備え、
    前記用紙検知手段により前記給紙トレイに用紙が無いことが検知された場合、用紙にトナー像が転写されないトナー像未転写時間と、前記接触転写部の前記中間転写体からの離間に要する離間時間との比較の結果に基づいて、前記接触転写部を前記中間転写体から離間するタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー像未転写時間が前記離間時間を超えているとき、前記接触転写部を前記中間転写体から離間するタイミングを早めることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記接触転写部に付着したトナーをクリーニングする転写部材クリーニング手段をさらに備え、
    前記接触転写部を前記中間転写体から離間するタイミングを早めるとき、前記転写部材クリーニング手段によるクリーニング処理を実施しないことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー像未転写時間は、少なくともトナー像が転写されない用紙部分の搬送時間と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙間の搬送タイムラグからなることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 用紙の先端が定着手段に到達するまで前記接触転写部を前記中間転写体から離間しないことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写部材クリーニング手段は、前記接触転写部にクリーニングのための電圧を印加する高圧電源部を有し、
    前記接触転写部の離間時間中に電圧を前記接触転写部に印加しないことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記接触転写部の離間後に、前記接触転写部にトナーを転写するときの電圧と逆極性の電圧を印加することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 像担持体上に画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、前記像担持体上に担持された静電潜像にトナーを供給してトナー像として現像し、前記像担持体上に現像されたトナー像を中間転写体に1次転写した後、前記中間転写体と接触する接触転写部に印加された転写電圧の作用により給紙トレイから搬送された用紙に2次転写する画像形成手段と、前記接触転写部にクリーニング用電圧を印加して、前記接触転写部に付着したトナーをクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置で実行される2次転写離間タイミング制御方法であって、
    前記給紙トレイに用紙が無い場合、用紙にトナー像が転写されないトナー像未転写時間と、前記接触転写部の前記中間転写体からの離間に要する離間時間とを比較するステップと、
    前記トナー像未転写時間が前記離間時間を超えている場合、前記接触転写部を前記中間転写体から離間するタイミングを早めるように制御するステップと、
    前記接触転写部を前記中間転写体から離間するタイミングを早める場合、前記クリーニング手段によるクリーニング処理を実施しないように制御するステップとを含むことを特徴とする2次転写離間タイミング制御方法。
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