JP6103012B2 - 表示制御装置、端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の請求項5に係るプログラムは、コンピュータを、文書ファイルが表す文書をプレゼンテーションのために表示領域の全体に表示する制御手段と、前記文書の前記表示領域全体への表示中に前記文書ファイルと管理装置で管理されている文書ファイルとの差異を確認した場合、前記文書が表示された領域での表示により、前記文書の一のページの表示中に当該一のページを基準とした前記差異が存在する他のページの方向を示す画像を表示する通知手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項6に係る装置は、記憶部に記憶された文書ファイルが表す文書をプレゼンテーションのために表示領域の全体に表示する制御手段と、前記文書の前記表示領域全体への表示中に前記文書ファイルと管理装置で管理されている文書ファイルとの差異を確認した場合、前記文書が表示された領域での表示により、前記文書の一のページの表示中に当該一のページを基準とした前記差異が存在する他のページの方向を示す画像を表示する通知手段とを有する。
本発明の請求項7に係る装置は、請求項6に係る構成において、前記画像は、表示中の前記一のページよりも後に存在することを案内する画像である。
本発明の請求項8に係る装置は、請求項6又は7に係る構成において、前記画像は、表示中の前記一のページよりも前に存在することを案内する画像である。
請求項2に係る発明によれば、文書のサムネイル画像を用いて、文書が変化した他のページを案内する情報を通知することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る文書管理システム1の全体構成を示す図である。文書管理システム1は、複数の端末装置10(10a,10b)と、文書管理装置20とを備える。複数の端末装置10及び文書管理装置20の各々は、通信回線100に接続する。通信回線100は、例えば、移動体通信網、ゲートウェイ装置及びインターネットを含む公衆通信回線であるが、LAN(Local Area Network)等の他の通信回線(通信網)であってもよい。
なお、図1には、端末装置10として端末装置10a,10bの2台が示されているが3台以上存在してもよい。また、文書管理装置20は2台以上存在してもよい。
めに表示されることも多い。それゆえユーザは、文書のサイズを大きくし、例えば全画面で文書を表示させることが多い。本実施形態において、文書の全画面での表示とは、表示領域141の全体が、一の文書を表示する領域(以下「文書表示領域」という。)として使用される表示のことをいう。よって、ウィンドウを用いて文書が表示される場合、文書の全画面での表示時には、当該ウィンドウの枠は表示されない。また、OS(Operating System)等の機能により表示されることがある、タイトルバーやメニューバー、タスクバー等のユーザに情報を通知するための通知領域も、文書の全画面での表示時には表示されない。
制御部11は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有するマイクロコンピュータで
ある。CPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、端末装置10の各部を制御する。制御部11は、本発明の表示制御装置の一例で、端末装置10における文書表示に関する制御を司る。
通信部13は、例えば無線通信回路及びアンテナを有し、通信回線100に接続して通信(無線通信)する。通信部13は、これ以外にも、Wi−Fi(登録商標)に準拠した無線LAN通信や、その他の通信規格に準拠した無線通信を行ってもよい。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイを有し、各種の画面を表示領域141に表示する。表示部14は、例えばVRAM(Video RAM)を有し、VRAMに書き込まれた画像
データ(例えばビットマップデータ)に基づいて、表示領域141に画像(画面)を表示する。
制御部21は、演算処理装置としてのCPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコン
ピュータである。CPUは、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、文書管理装置20の各部を制御する。通信部22は、例えばモデムを備え、通信回線100に接続して通信する。
受付部111は、本発明の受付手段の一例で、操作部12に対してユーザにより行われた操作を受け付ける。受付部111は、例えば、表示領域141上の位置を指示する操作を、操作部12のタッチスクリーンを用いて受け付ける。
文書取得部112は、本発明の取得手段の一例で、通信部13を介して文書管理装置20から一の文書ファイルを取得する。
差異検知部115により差異の存在が検知された場合には、文書取得部112は、文書の表示中に、文書管理装置20に管理されている文書ファイルを取得する。文書ファイルを同期させる際には、記憶制御部113は、表示中の文書が閉じられた後で、記憶部15に記憶されている文書ファイルを、差異の存在が検知された後に取得された文書ファイルに置き換える。
記憶制御部113は、問い合わせ部117による問い合わせに対して、表示する旨の応答が受付部111により受け付けられた場合、文書ファイルの置き換えをする。表示制御部114は、文書ファイルの置き換えが行われているときに表示中の文書を表示させたままとし、置き換えが完了すると、差異の存在が検知された後に取得された文書ファイル(即ち、置き換え後の文書ファイル)が表す文書を表示させる。
文書管理部211は、文書DB232で管理されている文書ファイルの管理を行う文書管理手段として機能する。文書管理部211は、例えば、通信部22を介して端末装置10と通信して、文書ファイル又は文書情報を端末装置10へ送信する。また、文書管理部211は、端末装置10からの要求に応じて、文書DB232で管理されている文書ファイルの生成や文書の更新(編集)、文書ファイルの削除等の処理を行う。
次に、制御部11は、ステップS2で記憶部15に記憶させた文書ファイルが表す文書を、表示部14に全画面で表示させる(ステップS3)。図8(a)に示すように、ここでは、制御部11は、文書ファイルDaが表す文書を、表示領域141の全体が文書表示領域Tdとなるように表示させる。
、表示中の文書について、文書管理装置20に管理されている文書ファイルの文書が更新されたか否かを確認する処理である。更新確認は、例えば、文書の表示中において、決められた間隔で繰り返し実行される。更新確認をしないと判断した場合(ステップS4;NO)、制御部11は、そのまま待機する。
更新確認をすると判断した場合(ステップS4;YES)、制御部11は、表示中の文書を表す文書ファイルと同期させるべき文書ファイルについて、文書情報の送信を通信部13を介して文書管理装置20に要求する(ステップS5)。文書管理装置20の制御部21は、この要求に応じて文書DB232の文書ファイルから文書情報を取得し、これを通信部22を介して端末装置10へ送信する(ステップS6)。
同期させるべき文書ファイル同士に差異がないと判断した場合には(ステップS8;NO)、制御部11は、ステップS4の処理に戻す。
なお、本実施形態は、一時ファイルが記憶部15に記憶されるが、制御部11のRAMに記憶されてもよい。
制御部11は、操作子画像B1を選択する操作を受け付けていない場合は、表示中の文書を閉じることが指示されていないと判断し(ステップS13;NO)、ステップS4の処理に戻す。他方、制御部11は、図9(a)に示すように操作子画像B1を選択する操作を受け付けた場合は、表示中の文書を閉じることが指示されたと判断し(ステップS13;YES)、表示中の文書を閉じる(図6のステップS14)。
なお、文書ファイルの置き換えは、上書きにより行われなくてもよい。例えば、制御部11は、文書ファイルDaを削除した後、一時ファイルbのファイル名を文書ファイルDaと同じファイル名「本日の会議資料.htm」に設定して記憶させてもよい。
次に、制御部11は、文書ファイルが表す文書の表示を指示する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS17)。制御部11は、一覧画面に含まれるアイコンを指定する操作を受け付けた場合、ステップS17で「YES」と判断する。図9(c)に示すように、文書ファイルDbに対応するアイコンmを指示する操作を受け付けた場合、制御部11は、図9(d)に示すように、文書ファイルDbが表す文書を、表示部14に全画面で表示させる(ステップS18)。ここでは、図9(d)に示すように、制御部11は、文書ファイルDbが表す文書を、表示領域141の全体が文書表示領域Tdとなるように表示させる。
ステップS18で文書の全画面での表示を開始した後は、文書管理システム1において、ステップS4以降の処理が実行される。この場合の処理の流れは、以上の説明から容易に類推されるはずである。
端末装置10の制御部11は、文書の表示中に、同期させるべき文書ファイル同士の差異が検知されたかどうかを判断する(ステップS21)。ここでは、制御部11は、図5のステップS5〜S7で説明した方法で判断する。ステップS21で「YES」と判断した場合、制御部11は、差異が存在することを、文書表示領域での表示によりユーザに通知する(ステップS22)。ここでは、制御部11は、図5のステップS8で説明した方法で、差異が存在する旨のメッセージを含む通知情報N1を表示する(図11(a)参照)。
次に、制御部11は、変化後の文書ファイルが表す文書を表示するか否かを判断する(ステップS24)。ここで、制御部11は、操作子画像B2を選択する操作を受け付けていない場合は、変化後の文書ファイルが表す文書を表示しないと判断し(ステップS24;NO)、ステップS21の処理に戻す。
なお、制御部11は、文書の位置に加え、文書の表示の倍率(標準で100%)や、文書が回転表示された場合の回転角度(例えば、時計回り方向の回転角度)を含む、文書の表示状態を、文書ファイルの置き換え前後で同じとしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、端末装置10は、表示中の文書のユーザによる閲覧を妨げないように、文書ファイルが変化したときの処理を行い得る。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(変形例1)
端末装置10は、ステップS9において、同期させるべき文書ファイル同士の差異が存在することだけではなく、文書の差異が存在する位置を案内する情報を通知してもよい。
図12は、この変形例に係る端末装置10における文書の表示例を示す図である。図12(a)に示すように、制御部11は、文書表示領域Tdにおいて、文書が変化した(即ち更新された)ページを案内する情報を表示する。図12(a)に示す例では、制御部11は、更新されたページが、表示中の文書のページよりも後に存在することを案内する案内画像M1を表示させている。図示はしていないが、表示中の文書のページよりも前のページに更新がある場合は、制御部11は、その旨を案内する案内画像を表示させる。
ページ毎の更新確認について、その具体的な方法を特に問わないが、例えば、文書情報に、ページ毎の最終更新日時の情報(例えばタイムスタンプ)が含まれていてもよい。この場合、制御部11は、文書情報に基づいて、更新されたページを検知する。また、制御部11は、文書ファイルが表す文書をページ毎に比較して差異を検知してもよいし、ページ毎のデータサイズを参照して差異を検知してもよい。
差異の存在を検知した文書の位置を案内する情報が通知されることにより、ユーザは、既に参照し終えたページの文書が更新された場合は、文書ファイルの置き換えを指示しないようにし、これから参照するページの文書が更新された場合は、文書ファイルの置き換えを指示するといった、更新時の処理を指示しやすくなる。
端末装置10は、一時ファイルに基づいて文書ファイルを置き換えるのではなく、差異を検知した後に取得した文書ファイルを、既に記憶した文書ファイルとは別に、記憶部15に記憶させてもよい。
図14は、この変形例の端末装置10が行う文書ファイルの記憶制御を説明する図である。ここで、図14(a)に示すように、「本日の会議資料.htm」という文書ファイルDaが記憶されている記憶部15に、図14(b)に示すように、一時ファイルbが記憶された場合を考える。この場合、制御部11は、一時ファイルbを文書ファイルとして記憶させる際には、既に記憶されている文書ファイルとは異なるファイル名とする。このために、制御部11は、記憶部15に文書ファイルを記憶させるタイミングで、ユーザにファイル名を設定させてもよい。また、制御部11は、既に記憶されている文書ファイルのファイル名と一致しないように、決められた規則に従ってファイル名を設定してもよい。例えば、制御部11は、「本日の会議資料.htm」が記憶されている場合は、「本日の会議資料_1.htm」というファイル名を設定する。
端末装置10は、文書ファイルを置き換えて記憶させるか、又は、置き換えずに既に記憶された文書ファイルとは別に記憶させるかを、都度ユーザに問い合わせて、ユーザの指示に従った記憶制御を行ってもよい。
上述した実施形態で説明した構成及び動作の一部が、省略又は変更されてもよい。
端末装置10は、文書ファイルが表す文書を全画面で表示していたが、例えば、ウィンドウの枠を表示してもよいし、ユーザにより変更されたサイズでウィンドウを表示してもよい。また、端末装置10は、OS等の機能により通知領域を表示する場合、表示領域141における通知領域以外の領域に文書を表示してもよい。また、文書を全画面で表示しないときは、端末装置10は、同時に2以上のページの文書を表示してもよい。
端末装置10は、検知した差異を表す情報を通知しないで、当該差異を検知した後の文書ファイルの置き換えを行ってもよい。
上述した実施形態の差異検知部115の機能を省略して、通知部116や文書取得部112が、記憶部15に記憶されている文書ファイルと、文書管理装置20に管理されている文書ファイルとに差異が存在する場合には、前述した機能を実行してもよい。
更新確認のタイミングを端末装置10が判断するのではなく、文書管理装置20が判断し、文書情報を端末装置10に送信してもよい。
記憶部15は、文書の表示に使用される文書ファイルの記憶領域と、文書の表示に使用されない一時ファイルの記憶領域とを、物理的又は論理的に分けられた構成であってもよい。
本発明の表示制御装置は、外部装置が備える表示部に各種画面を表示させる表示制御を行ってもよい。
本発明の表示制御装置は、取得した文書ファイルを端末装置の内部の記憶手段に記憶させるのではなく、外部の記憶手段に記憶させてもよい。
上述した文書の表示や検知した差異を表す通知情報等の各表示は、あくまで一例である。
上述した実施形態の端末装置10の制御部11及び文書管理装置20の制御部21が実現する各機能は、それぞれ、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。制御部11,21の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。
部、116…通知部、117…問い合わせ部、12…操作部、13…通信部、14…表示部、141…表示領域、15…記憶部、151…文書表示アプリケーション、20…文書管理装置、21…制御部、211…文書管理部、22…通信部、23…記憶部、231…文書管理アプリケーション、232…文書DB、100…通信回線
Claims (8)
- 文書管理装置により管理されている文書ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶部に記憶された前記文書ファイルが表す文書を、プレゼンテーションのために表示部の表示領域の全体に表示させる表示制御手段と、
前記記憶された前記文書ファイルと、前記管理されている前記文書ファイルとに差異が存在する場合には、前記文書の前記表示領域の全体での表示中に、当該文書が表示された領域での表示により当該差異を通知する通知手段と
を備え、
前記通知手段は、
一のページの前記文書の表示中に、前記差異が存在する他のページを案内する情報として、当該一のページを基準とした当該他のページの方向を示す画像を表示する
ことを特徴とする表示制御装置。 - 前記表示制御手段は、
前記記憶されている前記文書ファイルに基づいて、前記一のページの文書を前記表示領域の一部に表示させた場合に、前記他のページの文書のサムネイル画像を、前記表示部に表示させ、
前記通知手段は、
前記差異が存在するページの前記サムネイル画像を、前記差異が存在するページであることを案内するための表示方法で表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置と、
前記文書ファイルを記憶する前記記憶部と、
前記文書を表示する前記表示部と
を備える端末装置。 - コンピュータを、
文書管理装置により管理されている文書ファイルを記憶部に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶部に記憶された前記文書ファイルが表す文書を、プレゼンテーションのために表示部の表示領域の全体に表示させる表示制御手段と、
前記記憶された前記文書ファイルと、前記管理されている前記文書ファイルとに差異が存在する場合には、前記文書の前記表示領域の全体での表示中に、当該文書が表示された領域での表示により当該差異を通知する通知手段
として機能させ、
前記通知手段が、
一のページの前記文書の表示中に、前記差異が存在する他のページを案内する情報として、当該一のページを基準とした当該他のページの方向を示す画像を表示するためのプログラム。 - コンピュータを、
文書ファイルが表す文書をプレゼンテーションのために表示領域の全体に表示する制御手段と、
前記文書の前記表示領域全体への表示中に前記文書ファイルと管理装置で管理されている文書ファイルとの差異を確認した場合、前記文書が表示された領域での表示により、前記文書の一のページの表示中に当該一のページを基準とした前記差異が存在する他のページの方向を示す画像を表示する通知手段
として機能させるためのプログラム。 - 記憶部に記憶された文書ファイルが表す文書をプレゼンテーションのために表示領域の全体に表示する制御手段と、
前記文書の前記表示領域全体への表示中に前記文書ファイルと管理装置で管理されている文書ファイルとの差異を確認した場合、前記文書が表示された領域での表示により、前記文書の一のページの表示中に当該一のページを基準とした前記差異が存在する他のページの方向を示す画像を表示する通知手段と
を有する装置。 - 前記画像は、表示中の前記一のページよりも後に存在することを案内する画像である
請求項6に記載の装置。 - 前記画像は、表示中の前記一のページよりも前に存在することを案内する画像である
請求項6又は7に記載の装置。
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