JP6102688B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、電流遮断装置を備えている蓄電装置に関する。
蓄電装置の技術分野では、蓄電装置が過充電状態になったり、内部で短絡が発生したりしたときに、端子間(正極端子と負極端子)に流れる電流を遮断する電流遮断装置の開発が進められている。電流遮断装置は、端子と集電体(正極集電体又は負極集電体)の間に配置される。特許文献1には、集電体に接続された導通板と、端子に接続された変形板とが接合された電流遮断装置が開示されている。蓄電装置内の圧力が上昇すると、変形板が導通板から離反し、端子と導通板の間の電流が遮断される。
特開2012−119183号公報
特許文献1の蓄電装置では、端子は、ケース上壁に形成された開口を介してケース内外に通じている。端子とケース上壁との間には樹脂製のシール部材が配置されており、端子とケース上壁との間をシールしている。端子は、端子のケース外部側の一端を径方向の外側に屈曲させることで、ケース上壁にかしめ固定されている(以下では、端子のかしめられる部分を固定部と称する)。端子がケース上壁にかしめ固定されると、そのかしめ荷重によってシール部材が端子とケース上壁との間に挟持される。このため、シール部材には常時固定部から一定の荷重(かしめ荷重)が作用し、長期間経過すると、シール部材がクリープ変形する虞がある。シール部材がクリープ変形すると、シール部材のシール力が低下するとともに、固定部のかしめ荷重が低下する虞がある。
本明細書では、端子がケースにかしめ固定される蓄電装置において、長期間経過しても端子とケースとの間に配置されるシール部材のシール力の低下を抑制すると共に、端子の固定部のかしめ荷重の低下を抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する蓄電装置は、ケースと、電極組立体と、端子と、電流遮断装置と、Oリングと、絶縁部材を備える。電極組立体は、ケース内に収容されており、正極電極及び負極電極を備えている。端子は、ケースの端子壁に形成された開口を介してケースに突設されてケースの内外に通じている。電流遮断装置は、ケース内に収容されており、端子と正極電極又は端子と負極電極に接続されていると共に、端子と正極電極又は負極電極を導通状態から非導通状態に切換える導電性部材を有する。Oリングは、端子の突設方向で端子と端子壁の双方に当接して端子と端子壁との間の空間をシールする。絶縁部材は、環状の絶縁性の部材であり、端子と端子壁との間の空間のうち、Oリングの位置よりもケース内部側の空間に配置されている。端子は、開口を貫通する円筒部と、円筒部の一端に接続されておりケースの内部に位置する基底部と、円筒部の他端に接続されており、ケースの外部に位置すると共に円筒部の他端より径方向の外側に屈曲して端子を端子壁にかしめ固定する固定部を有する。基底部は、端子壁を平面視した状態で円筒部より大きくされていると共に、基底部の外縁は導電性部材の外縁と接続されている。Oリングは、端子壁を平面視したときに、端子と端子壁とが対向する範囲で、かつ、固定部が占める範囲に配置されると共に、絶縁部材にも当接している。
この蓄電装置では、端子と端子壁との間の空間にOリングが配置される。また、端子と端子壁との間の空間のうち、Oリングの位置よりもケース内部側の空間には、環状の絶縁性の絶縁部材が配置される。Oリングは、端子と端子壁に当接して端子と端子壁との間の空間をシールすると共に、絶縁部材と当接している。即ち、Oリングは、端子、端子壁及び絶縁部材とそれぞれ当接している。Oリングは、端子が端子壁にかしめ固定されることで、端子と端子壁との間に挟持される。ここで、Oリングは、端子壁を平面視したときに、端子と端子壁とが対向する範囲で、かつ、固定部が占める範囲に配置される。このため、かしめ荷重の方向と、Oリングを挟持するための圧縮力の方向とが同一となり、Oリングには比較的に大きな圧縮力が作用し、Oリングは端子と端子壁との間を強固にシールすることができる。一方、Oリングには時間の経過と共にクリープ変形が生じるが、Oリングは端子と端子壁との間に配置されている絶縁部材にも当接している。このため、Oリングのクリープ変形が絶縁部材により抑制され、Oリングは端子及び端子壁との当接状態を良好に維持することができる。この結果、Oリングが端子と端子壁との間をシールするシール力の低下が抑制され、固定部のかしめ荷重が低下することが抑制される。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明を実施するための形態、及び、実施例にて詳しく説明する。
実施例1の蓄電装置の縦断面図。 図1の負極端子を構成するかしめ端子近傍の部分拡大図。 図1の正極端子を構成するかしめ端子近傍の部分拡大図。 実施例2の蓄電装置の負極端子を構成するかしめ端子近傍の部分拡大図。 実施例3の蓄電装置の負極端子を構成するかしめ端子近傍の部分拡大図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書が開示する蓄電装置は、絶縁部材が、Oリングよりも優れた耐クリープ性を有してもよい。特徴1によると、絶縁部材はOリングよりもクリープ変形し難い。このため、Oリング及び絶縁部材がクリープ変形しても、その変形量はOリングよりも絶縁部材の方が小さくなる。このため、絶縁部材によってOリングのクリープ変形を良好に抑制することができる。
(特徴2) 本明細書が開示する蓄電装置は、Oリングがケースの内部に配置されていてもよい。この構成によると、Oリングが当接する絶縁部材の形状を簡素化でき、端子を端子壁により容易に組付けることができる。
(特徴3) また、本明細書は、上記の蓄電装置を複数備え、それら複数の蓄電装置が連結されている蓄電装置モジュールを開示する。この蓄電装置モジュールでは、蓄電装置モジュールを構成する複数の蓄電装置のそれぞれが、長期間経過しても端子と端子壁との間に配置されるシール部材のシール力が低下することが抑制されていると共に、端子の固定部のかしめ荷重が低下することが抑制されている。このため、蓄電装置モジュールを長期間安定して使用することができる。
実施例1の蓄電装置100について図1〜3を参照して説明する。蓄電装置100は、二次電池の一種であるリチウムイオン二次電池である。図1に示すように、蓄電装置100は、ケース1と、電極組立体3と、かしめ端子5,7と、電流遮断装置30を備えている。ケース1は、金属製であり、略直方体形状である。ケース1の内部には、電極組立体3と電流遮断装置30が収容されている。電極組立体3は、負極電極と正極電極を備えている。負極集電タブ43が負極電極に固定されており、正極集電タブ45が正極電極に固定されている。ケース1の内部は、電解液で満たされており、大気が除去されている。負極電極と正極電極の詳細な説明は省略する。なお、かしめ端子5,7は請求項の「端子」の一例に相当する。
ケース1の上壁には、開口11、13が形成されている。以下では、ケース1の上壁を特にケース上壁9と称する。かしめ端子5は、開口11を介してケース1の内外に通じており、かしめ端子7は、開口13を介してケース1の内外に通じている。即ち、かしめ端子5とかしめ端子7の双方が、電極組立体3に対して同じ方向に配置されている。ケース1の外部には、外部接続用の外部端子60、61及びボルト64、65が配置されている(後述)。かしめ端子5、外部端子60及びボルト64は、互いに電気的に接続されており、負極端子を構成している。同様に、かしめ端子7、外部端子61及びボルト65は、互いに電気的に接続されており、正極端子を構成している。かしめ端子5の下端はケース1の内部に位置しており、電流遮断装置30(後述)に接続されている。電流遮断装置30は、接続端子23及び負極リード25を介して、負極集電タブ43に接続されている。負極リード25は、絶縁シート27によってケース上壁9から絶縁されている。一方、かしめ端子7の下端はケース1の内部に位置しており、正極リード41を介して正極集電タブ45に接続されている。正極リード41は、絶縁シート37によってケース上壁9から絶縁されている。なお、ケース上壁9は請求項の「端子壁」の一例に相当する。
ケース上壁9の上面には、樹脂製のガスケット62,63が配置されている。ガスケット62は、ケース上壁9より上方に突出した突出部66と、ケース上壁9に沿って伸びる平板部68を有する。突出部66はケース上壁9の中央側に配置され、平板部68はケース上壁9の開口11側に配置される。ガスケット62の上面には、外部端子60が配置されている。外部端子60はガスケット62の上面の形状に倣う形状を有する。外部端子60はガスケット62の上面に沿うように配置されている。換言すると、外部端子60とガスケット62の上面とは、面接触する部分を有する。ガスケット62の突出部66には有底の穴62aが形成されている。穴62aにはボルト64の頭部が配置されている。ボルト64の軸部は外部端子60の開口を通って上方に突出している。外部端子60及びガスケット62は、かしめ端子5によりケース上壁9に取付けられている(後述)。ガスケット63、外部端子61及びボルト65の構成は上述したガスケット62、外部端子60及びボルト64の構成と同様であるため、説明を省略する。
ここで、図2を参照してかしめ端子5について説明する。図2は、図1の二点鎖線部200aの拡大図を示す。かしめ端子5は、円筒部14、基底部15及び固定部16を有する。円筒部14は円筒形状をしており、開口11を貫通している。このため、円筒部14の上部はケース1の外部に位置しており、下部はケース1の内部に位置している。円筒部14には軸方向(図2の上下方向)に貫通孔14aが形成されている。このため、貫通孔14a内は大気圧に保たれる。
基底部15は円板形状であり、円筒部14の下端に接続されている。即ち、基底部15はケース1の内部に位置している。基底部15は環状に形成されている。基底部15の上面は円筒部14の軸方向と略直交している。基底部15の外径は、円筒部14の外径より大きくされている。円筒部14と基底部15は同心円状に配置されている。基底部15の下面の外縁は、電流遮断装置30の変形板32(後述)の外縁と接続されている。基底部15の下面中央には、凹所15aが形成されている。凹所15aは、変形板32が上方に反転する際に、変形板32の反転部分が基底部15と当接することを防止するために形成されている。凹所15aの中心と貫通孔14aは連通しているため、凹所15a内も大気圧に保たれる。なお、基底部15の形状は円板形状に限られず、例えば直方体形状であってもよい。この場合、基底部15は円筒部14よりも大きくされていればよい。これは、後述する基底部95についても同様である。
固定部16は環状を呈しており、円筒部14の上端に接続されている。即ち、固定部16はケース1の外部に位置している。かしめ端子5は、固定部16によりケース上壁9に固定されている。かしめ端子5がケース上壁9に固定される前は、固定部16は円筒部14の軸方向に延びている。即ち、円筒部14と固定部16は、軸方向に延びる1つの円筒状の部材を構成している。以下では説明を簡単にするため、上記の円筒状の部材を「円筒部材」と称する。
かしめ端子5をケース上壁9に固定する際には、ケース上壁9の開口11にガスケット62及び外部端子60を取付けた状態で、円筒部材をケース1の内部から外部端子60に形成された開口に挿通させる。その後、円筒部材の上端(ケース1の外部に突出している部分)を径方向(軸方向と直交する方向)外側に屈曲させて当該円筒部材を径方向に押し広げる。これにより、当該円筒部材は外部端子60の上面に当接し、かしめ端子5がケース上壁9にかしめ固定される。当該円筒部材(即ち、円筒部材のうち屈曲された部分)が固定部16に相当する。かしめ端子5をケース上壁9に固定することで、Oリング19、ガスケット62及び外部端子60がかしめ端子5とケース上壁9との間に挟持される。このとき、ケース上壁9と基底部15と固定部16は互いに略平行となっている。Oリング19は基底部15と点C1で当接しており、ケース上壁9と点C2で当接している。上述したように、基底部15とケース上壁9は略平行である。また、Oリング19の断面は円形である。このため、点C1と点C2を結んだ線分C1C2はOリング19の断面の中心を通過する。Oリング19により基底部15とケース上壁9との間がシールされる。Oリング19は、基底部15及びケース上壁9の両者に接触するが、絶縁材料によって形成されているため、基底部15とケース上壁9との絶縁性は維持される。また、ガスケット62により、外部端子60とケース上壁9との絶縁性が確保される。
次に、図2を参照して、かしめ端子5とケース上壁9との間に配置される部材の位置関係について説明する。図2の破線で囲まれる空間18は、ケース上壁9を平面視したときにケース上壁9と基底部15とが対向する領域のうち、固定部16が占める領域となる空間を表す。即ち、空間18はケース内部の空間であり、ケース内部に位置する部分の円筒部14の外周を取り囲むように形成されている。本実施例では、この空間18内にOリング19が配置される。Oリング19は、円筒部14と同心円状に配置される。Oリング19にはエチレン−プロピレン系ゴム(EPPM)が用いられる。なお、Oリング19の材料はこれに限られず、電解液に対して適切な耐液性を有する材料であればよい。Oリング19の外周側には、環状の絶縁性の支持部材36、39が配置される。支持部材36にはPPS樹脂が用いられる。PPS樹脂は、EPPMよりも優れた耐クリープ性を有する。なお、支持部材36の材料はこれに限られず、Oリング19よりも優れた耐クリープ性を有すると共に、電解液に対して適切な耐食性を有する材料であればよい。耐クリープ性能は従来公知のクリープ試験によって求められる。クリープ変形量は、材料に作用する荷重が大きいほど、また材料の温度が高くなるほど大きくなる。このため、Oリング19及び支持部材36の材料には、かしめ端子5のかしめ荷重及び蓄電装置100を使用する際の温度範囲などに基づいて、好適な耐クリープ性能を有する材料が選択される。支持部材39は、支持部材36と同じ材料によって形成されるが、これに限られず、絶縁性と耐電解液性を有する材料により形成されてもよい。なお、Oリング19はその全体が空間18内に配置されている必要はない。Oリング19の断面の中心が空間18内に位置していれば、Oリング19の一部が空間18外に位置していてもよい。
支持部材36、39は、基底部15と電流遮断装置30とを支持する部材である(後述)。支持部材36の一端面は、周方向に亘ってOリング19と当接している。図2では点C3にて支持部材36とOリング19とが当接している。Oリング19の断面は円形であり、支持部材36の一端面は基底部15の上面及びケース上壁9の下面とそれぞれ略直交している。このため、支持部材36とOリング19との当接点C3は、線分C1C2の垂直二等分線上に位置している。支持部材36は基底部15の上面及び外周面を覆っている。支持部材36の他端面は支持部材39の一端面と当接している。支持部材39の他端部は、周方向に亘って電流遮断装置30の最下部の部材(破断板34(後述))の外縁を覆っている。支持部材36、39の外周側には、環状の金属製の板材40が配置される。具体的には、支持部材36,39を所定の位置に配置した後、板材40の上端と下端が支持部材36、39の外周面にかしめられる。この構成によると、Oリング19の外周側であって、基底部15とケース上壁9とが対向する範囲の空間には、必ず支持部材36が配置されることとなる。別言すれば、基底部15とケース上壁9との間の空間のうち、Oリング19の位置よりもケース内部側の空間には必ず支持部材36が配置される。なお、支持部材36は請求項の「絶縁部材」の一例に相当する。
ガスケット62の平板部68に形成されている開口の外周には、下方に延びる部分68aが形成されている。部分68aは、開口11に嵌め込まれている。部分68aにより、かしめ端子5とケース上壁9との間はより確実に絶縁されると共に、ガスケット62を容易に位置決めできる。Oリング19と部分68aとの間には空間が形成されている。
続いて、図3を参照してかしめ端子7、及びかしめ端子7とケース上壁9との間に配置される部材の位置関係について説明する。図3は、図1の二点鎖線部200bの拡大図を示す。かしめ端子5と同様の構成については説明を省略し、異なっている点について説明する。かしめ端子7は円柱部94、基底部95及び固定部96を有する。かしめ端子7は中実であり、貫通孔及び凹所が形成されていない。固定部96を図3に示すように径方向外側に屈曲させることにより、かしめ端子7がケース上壁9にかしめ固定される。これにより、Oリング99、ガスケット63及び外部端子65がかしめ端子7とケース上壁9との間に挟持される。このとき、ケース上壁9と基底部95と固定部96は互いに平行となっている。Oリング99は基底部95と点C4で当接しており、ケース上壁9と点C5で当接している。基底部95は、正極リード41に接続されている。なお、かしめ端子7は中実の部材に限られず、円柱部94に貫通孔が形成されていてもよい。
図3の破線で囲まれる空間98は、ケース上壁9を平面視したときにケース上壁9と基底部95とが対向する範囲のうち、固定部96が占める範囲の空間を表す。この空間98内にOリング99が配置される。Oリング99の外周側には、環状の絶縁性の絶縁部材116が配置される。絶縁部材116は、Oリング99よりも優れた耐クリープ性を有する材料(例えば、支持部材36と同様のPPS樹脂)により構成される。絶縁部材116の内周面は、周方向に亘ってOリング99と当接している(図3では点C6にて当接している)。絶縁部材116の外周面は、基底部95の外側面の位置まで延びている。この構成によると、Oリング99の外周側であって、基底部95とケース上壁9とが対向する範囲の空間には、必ず絶縁部材116が配置される。
なお、複数の蓄電装置100を備えた蓄電装置モジュールでは、各蓄電装置100が直列に接続され、所望の電圧が得られるまで直列に接続される。これにより、高出力で大容量の蓄電装置モジュールを構成することができる。
図2に戻って電流遮断装置30について説明する。電流遮断装置30は、金属製の変形板32と、金属製の破断板34を備えている。電流遮断装置30は、かしめ端子5の下方に位置しており、ボルト64の下方には位置していない。変形板32の外縁は、基底部15の外縁と接続されており、基底部15の凹所15aの下端は変形板32により覆われている。変形板32、破断板34及び基底部15は、環状の絶縁性の支持部材36、39により支持されている。支持部材36、39の外周面には、金属製の板材40がかしめられている。これにより、基底部15、変形板32及び破断板34が上下方向に挟持される。変形板32は、平面視したときに円形を有する導電性のダイアフラムであり、下方に凸となっている。上述したように、変形板32の外縁は基底部15の外縁と接続され、変形板32の中心部は破断板34と接続されている。破断板34は円形の板材であり、変形板32の下方に位置している。破断板34の外縁の一部に接続端子23が接続されている。破断板34の下面の中央部には溝部34aが形成されている。溝部34aは、破断板34を底面視したときに円形となるように形成されている。溝部34aの内側で破断板34と変形板32の中心部とが接続されている。溝部34aが形成されることで、溝部34aが形成された位置における破断板34の機械的強度が、溝部34a以外の位置における破断板34の機械的強度よりも低くなる。破断板34の一部には通気孔34bが形成されており、変形板32と破断板34との間の空間がケース1内の空間と連通している。また、変形板32の外縁と破断板34の外縁との間には円環形状の絶縁部材38が配置されている。なお、変形板32は、請求項の「導電性部材」の一例に相当する。
電流遮断装置30は、接続端子23と、破断板34と、変形板32と、かしめ端子5とを直列につなぐ通電経路を有している。このため、電極組立体3とかしめ端子5は、電流遮断装置30の通電経路を介して電気的に接続されている。
ここで、電流遮断装置30の遮断動作について説明する。上述した蓄電装置100においては、かしめ端子5と負極集電タブ43(負極電極)が導通しており、かしめ端子7と正極集電タブ45(正極電極)が導通している。そのため、かしめ端子5とかしめ端子7の間が通電可能な状態となっている。ケース1内の圧力が上昇すると、変形板32の下面に作用する圧力が上昇する。ただし、ケース1内の圧力が所定値を超えるまでは、変形板32は反転しない。ケース1内の圧力が所定値を超えると、変形板32がケース1内の圧力を受けて反転して、下方に凸の状態から上方に凸の状態に変化する。すると、変形板32の変化に応じて、変形板32の中央部に接続されていた破断板34が、機械的に脆弱な溝部34aを起点に破断する。そして、破断板34は、溝部34aで囲まれていた部分と、溝部34aの外周部分とに分離する。これによって、破断板34と変形板32を接続する通電経路が遮断され、電極組立体3とかしめ端子5との間の通電が遮断される。
実施例1の蓄電装置100の作用効果について説明する。蓄電装置100では、Oリング19は基底部15と点C1で当接し、ケース上壁9と点C2で当接している。また、Oリング19の位置よりケース内部側には支持部材36(かしめ端子7の場合は絶縁部材116)が配置されており、Oリング19は支持部材36と点C3で当接している。即ち、リング19は基底部15、ケース上壁9及び支持部材36のそれぞれと3点で当接している。直線C1C2はOリング19の断面の中心を通る直線であり、点C3は線分C1C2の垂直二等分線上の点である。かしめ端子5(厳密には固定部16)がケース上壁9にかしめ固定されると、Oリング19には固定部16により直線C2C1方向にかしめ荷重が作用する。このため、Oリング19は、時間の経過と共にクリープ変形しようとする。具体的には、Oリング19は直線C2C1方向に圧縮変形し、直線C2C1と直交する方向(以下では直交方向と称する)に広がるように変形しようとする。
しかしながら、本実施例では、Oリング19が点C3にて支持部材36と当接しているため、Oリング19が直交方向に広がるように変形することが支持部材36により抑制される。このため、Oリング19が直線C2C1方向に変形することが抑制される。従って、Oリング19は基底部15及びケース上壁9と、点C1及び点C2にてそれぞれ当接状態を良好に維持することができる。結果として、かしめ端子5がケース上壁9にかしめ固定された状態で長期間経過しても、Oリング19が基底部15とケース上壁9との間の空間をシールするシール力が低下することが抑制され、固定部16のかしめ荷重が低下することが抑制される。
また、本実施例ではOリング19は空間18に配置される。即ち、ケース上壁9を平面視すると、Oリング19は固定部16と重なっている。このため、Oリング19には比較的に大きなかしめ荷重が作用する。この結果、Oリング19が空間18の外部に配置される構成と比較して、Oリング19のシール力が向上する。即ち、本実施例の構成によると、Oリング19は比較的に高いシール力を長期に亘って維持することが可能となり、蓄電装置100の性能が向上する。
また、本実施例では、基底部15とケース上壁9との間にOリング19と支持部材36の2つの異なる部材が配置される。この構成によると、Oリング19の変形が支持部材36により拘束される。このため、基底部15とケース上壁9との間に配置されるシール部材が1つである構成と比較して、Oリング19の変形をより抑制することができる。
また、蓄電装置100の構成によると、Oリング19の外周側であって、基底部15とケース上壁9とが対向する範囲の空間には、必ず支持部材36が配置される。このため、当該空間においては基底部15とケース上壁9とが直接対向することがない。従って、仮に支持部材36とケース上壁9との間の空間に電解液が浸入した場合であっても、電解液を介して基底部15とケース上壁9とが導通することがない。この結果、基底部15とケース上壁9との間の絶縁性を確保できる。また、Oリング19が基底部15とケース上壁9との間をシールしているため、電解液はOリング19の位置よりケース外部側に流出することが抑制される。なお、かしめ端子7の基底部95、ケース上壁9及び絶縁部材116のそれぞれと3点で当接するOリング99も、上記と同様の作用効果を奏するため、その説明は省略する。以下の作用効果についても、特段の記載がない限りはOリング99及び絶縁部材116はOリング19及び支持部材36と同様の作用効果を奏するものとし、その説明は省略する。これは、他の実施例についても同様である。
また、Oリング19にかしめ荷重が作用すると、かしめ荷重の一部が点C3にて支持部材36に作用する。本実施例では、支持部材36にはOリング19よりも耐クリープ性に優れた材料が用いられる。即ち、支持部材36はOリング19よりもクリープ変形し難い。このため、支持部材36にかしめ荷重の一部が作用しても支持部材36が変形することが抑制され、支持部材36はOリング19との当接状態を良好に維持することができる。従って、Oリング19の変形を抑制することができ、Oリング19のシール力の低下をさらに抑制することができる。
また、本実施例ではOリング19がケース1の内部に配置される。このため、支持部材36の形状を簡素化でき、蓄電装置100の製造効率を向上できる。
次に、図4を参照して実施例2について説明する。以下では、実施例1と相違する点についてのみ説明し、実施例1と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。その他の実施例でも同様である。
図4の二点鎖線部300aは、図1の二点鎖線部200aに相当し、実施例2のかしめ端子5近傍の部分拡大図を示す。図4の破線で囲まれる空間118は、ケース上壁9を平面視したときにケース上壁9と固定部16とが対向する領域となる空間を表し、ケース外部の空間である。本実施例では、空間118内にOリング119が配置される。Oリング119は固定部16と点C7で当接しており、ケース上壁9と点C8で当接している。Oリング119により固定部16とケース上壁9との間がシールされると共に、固定部16とケース上壁9とが絶縁される。
かしめ端子5とケース上壁9との間の空間のうち、Oリング119の位置よりもケース内部側の空間には、環状の絶縁部材136と環状の絶縁性の支持部材137が配置されている。絶縁部材136の一端面は点C9にてOリング119と当接しており、絶縁部材136の他端面は支持部材137の一端面と当接している。絶縁部材136は円筒部14の外周を覆っている。支持部材137は、円筒部14の外周を覆うと共に、基底部15とケース上壁9との間に配置されている。絶縁部材136及び支持部材137により、円筒部14及び基底部15とケース上壁9とが絶縁される。基底部15と電流遮断装置30とは支持部材137,139により支持されている。支持部材137、139の外周面には、金属製の板材140がかしめられている。本実施例の蓄電装置では、絶縁部材136と支持部材137は別部材として形成されている。
この構成によっても、絶縁部材136によりOリング119の変形が拘束される。このため、Oリング119が固定部16とケース上壁9との間の空間をシールするシール力が低下することが抑制され、固定部16のかしめ荷重が低下することが抑制される。また、Oリング119はケース上壁9を平面視したときに固定部16とケース上壁9とが対向する範囲に配置されるため、Oリング119には比較的に大きなかしめ荷重が作用する。従って、Oリング119は比較的に高いシール力を長期に亘って維持することが可能となり、蓄電装置の性能が向上する。また、Oリング119と絶縁部材136を別部材として配置することで、Oリング119の変形をより抑制できる。また、電解液によりかしめ端子5とケース上壁9とが導通することが防止される。
図5の二点鎖線部400aは、図1の二点鎖線部200aに相当し、実施例3のかしめ端子5近傍の部分拡大図を示す。この蓄電装置では、電流遮断装置の構成が実施例1と異なっている。電流遮断装置70は、金属製の第1変形板71と、金属製の破断板73と、金属製の第2変形板75を備えている。第1変形板71、破断板73、第2変形板75及びかしめ端子5の基底部15は、絶縁性の支持部材77、78により支持されている。支持部材77、78の外周面には、金属製の板材79がかしめられている。これにより、基底部15、第1変形板71、破断板73及び第2変形板75が上下方向に挟持される。この構成により、電流遮断装置70がかしめ端子5に取り付けられている。
第1変形板71は、円形状の板材であり、破断板73の下方に配置されている。第1変形板71の外縁の下面は、全周に亘って支持部材78に支持されている。第1変形板71の外縁の上面には絶縁部材81が配置されている。絶縁部材81は、環状の部材であり、第1変形板71と破断板73とを絶縁している。また、第1変形板71の上面には突出部83が設けられている。突出部83は第1変形板71の中央に位置している。突出部83は、破断板73に向かって上方に突出している。突出部83の上方には破断板73の中央部73bが位置している。破断板73及び突出部83を底面視すると、突出部83の外周は、中央部73bの外周より小さくされている。なお、第1変形板71の下面にはケース1内の空間の圧力が作用する。第1変形板71の上面には、第1変形板71と破断板73の間の空間86の圧力が作用する。空間86はケース1内の空間からシールされている。よって、ケース1内の空間の圧力が高くなると、第1変形板71の上面と下面に作用する圧力は相違することとなる。
破断板73は、円形状の板材であり、第1変形板71と第2変形板75の間に配置されている。破断板73の外周部の一部に接続端子23が接続されている。破断板73の下面の中央には溝部73aが形成されている。溝部73aは、底面視すると円形状に形成されている。また、溝部73aの断面形状は上方に凸となる三角形状をしている。溝部73aが形成されることで、溝部73aが形成された位置における破断板73の機械的強度が、溝部73a以外の位置における破断板73の機械的強度よりも低くなる。破断板73は、溝部73aによって、溝部73aに囲まれた中央部73bと、溝部73aの外周側に位置する外周部73cに区分されている。中央部73bの板厚は薄く、外周部73cの板厚は厚くされている。
第2変形板75は、円形状の板材であり、破断板73の上方に配置されている。第2変形板75の中央部は、下方に凸となっており、かつ破断板73の中央部73bに固定されている。第2変形板75の外周部は、かしめ端子5の基底部15に電気的に接続されている。第2変形板75と破断板73の間には、絶縁部材85が配置されている。絶縁部材85は、環状の部材であり、第2変形板75の外周部と破断板73の外周部とに接触している。第2変形板75の上面と基底部15の下面の間には空間87が形成される。破断板73と基底部15の外周部との間にはシール部材89が配置されている。シール部材89は、円環状の部材であり、絶縁部材85の外側に配置されている。シール部材89は、基底部15の下面及び破断板73の上面に接触し、基底部15及び破断板73の外周部に沿って一巡している。シール部材89は、基底部15と破断板73との隙間をシールしている。空間87は、かしめ端子5に設けられた貫通孔14aと連通している。なお、第2変形板75は請求項の「導電性部材」の一例に相当する。
電流遮断装置70の通電経路について説明する。破断板73は中央部73bで、第2変形板75と接続されている。第2変形板75の外周部は、かしめ端子5に接続されている。よって、電流遮断装置70は、接続端子23と、破断板73と、第2変形板75と、かしめ端子5とを直列につなぐ通電経路を有している。このため、電極組立体3とかしめ端子5は、電流遮断装置70の通電経路を介して電気的に接続されている。
ここで、電流遮断装置70の遮断動作について説明をする。上述した蓄電装置ではかしめ端子5と負極集電タブ43(負極電極)が導通しており、かしめ端子7と正極集電タブ45(正極電極)が導通している。このため、かしめ端子5とかしめ端子7の間が通電可能な状態となっている。ケース1内の圧力が上昇すると、第1変形板71の下面に作用する圧力が上昇する。ただし、ケース1内の圧力が所定値を超えるまでは、第1変形板71は反転しない。第1変形板71の上面に作用する圧力(空間86からの圧力)は、ケース1内の圧力上昇の影響を受けることはなく変化しない。このため、ケース1内の圧力が所定値を超えると、第1変形板71が反転して、下方に凸の状態から上方に凸の状態に変化する。第1変形板71が反転すると、第1変形板71の突出部83が破断板73の中央部73bに衝突し、破断板73が溝部73aで破断する。すると、第1変形板71の変位に応じて第2変形板75も反転し、第2変形板75、破断板73の中央部、及び第1変形板71が上方に変位する。これにより破断板73と第2変形板75を接続する通電経路が遮断され、電極組立体3とかしめ端子5との間の導通が遮断される。なお、上述の電流遮断装置70は実施例2の蓄電装置に取り付けられてもよい。実施例3の蓄電装置の構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本明細書が開示する蓄電装置は、上記の実施例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、実施例1ではOリング19と当接する支持部材36が、支持部材39と共に、基底部15と電流遮断装置30とを支持する役割も有していたが、この構成に限られない。即ち、Oリング19と当接する部材と、基底部15と電流遮断装置30とを支持する部材とが別体として形成されていてもよい。また、実施例1ではOリング19と部分68aとの間に空間が形成されているが、これに限られない。例えば、当該空間に絶縁性の部材が配置されていてもよいし、部分68aとOリング19とが当接している構成としてもよい。上記の絶縁性の部材又は部分68aとOリング19とが当接する場合は、Oリング19がクリープ変形することがより抑制される。また、電流遮断装置30及び電流遮断装置70は、かしめ端子7側に設けられてもよいし、かしめ端子5とかしめ端子7の双方に設けられてもよい。また、Oリングの耐用年数が経過する期間の間Oリングがかしめ端子及びケース上壁と当接状態を維持できる程度には、Oリングがクリープ変形してもよい。この構成によると、Oリングの耐用年数が経過する期間、Oリングはかしめ端子とケース上壁との間を適切にシールすることができる。また、上記の実施例では、変形板32が反転することで破断板34との導通が遮断される。しかしながら、変形板32の変形の仕方は反転に限られない。例えば、変形板32の中央部が上方に撓むことで破断板34が溝部34aを起点に破断し、変形板32と破断板34との導通が遮断される構成であってもよい。変形板32は、変形板32と破断板34との導通が遮断されるのであればどのように変形してもよい。第2変形板75についても同様である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:ケース、3:電極組立体、5:かしめ端子、7:かしめ端子、9:ケース上壁、11:開口、13:開口、14:円筒部、15:基底部、16:固定部、19:Oリング、30:電流遮断装置、32:変形板、36:支持部材、100:蓄電装置

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収容されており、正極電極及び負極電極を備えている電極組立体と、
    前記ケースの端子壁に形成された開口を介して前記ケースに突設されて前記ケースの内外に通じている端子と、
    前記ケース内に収容されており、前記端子と前記正極電極又は前記端子と前記負極電極に接続されていると共に、前記端子と前記正極電極又は前記負極電極を導通状態から非導通状態に切換える導電性部材を有する電流遮断装置と、
    前記ケースの内部に配置されており、前記端子の突設方向で前記端子と前記端子壁の双方に当接して前記端子と前記端子壁との間の空間をシールするOリングと、
    前記ケースの内部であって、前記端子と前記端子壁との間の空間のうち、前記Oリングの位置よりも前記ケース内部側の空間に配置されている環状の絶縁性の絶縁部材と、を備えており、
    前記端子は、前記開口を貫通する円筒部と、前記円筒部の一端に接続されており前記ケースの内部に位置する基底部と、前記円筒部の他端に接続されており、前記ケースの外部に位置すると共に前記円筒部の他端より径方向の外側に屈曲して前記端子を前記端子壁にかしめ固定する固定部と、を有しており、
    前記基底部は、前記端子壁を平面視した状態で前記円筒部より大きくされていると共に、前記基底部の外縁は前記導電性部材の外縁と接続されており、
    前記Oリングは、前記端子壁を平面視したときに、前記端子と前記端子壁とが対向する範囲で、かつ、前記固定部が占める範囲にその全体が配置されると共に、前記絶縁部材にも当接していることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記絶縁部材は、前記Oリングよりも優れた耐クリープ性を有することを特徴とする、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記Oリングは、前記ケースの内部に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記Oリングは、前記端子の円筒部には当接しておらず、前記Oリングと前記円筒部の間には空間が形成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 請求項1からの何れか一項に記載の蓄電装置を複数備え、それら複数の蓄電装置が連結されている蓄電装置モジュール。
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