JP6102641B2 - 積層型冷却器 - Google Patents

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本発明は、積層型冷却器に関する。
ハイブリッドカーや電気自動車には、DC−DCコンバータ等の電力変換装置が用いられている。電力変換装置は、スイッチング素子等の半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、半導体モジュールを冷却するための熱交換部を有する冷却器とを備えている。電力変換装置に用いられる冷却器としては、例えば、特許文献1に示されたものがある。
特許文献1には、複数の冷却管によって構成された熱交換部を有する冷却器を備えた電力変換装置が開示されている。熱交換部においては、複数の半導体モジュールと複数の冷却管とが交互に積層され、冷却管内に形成された冷媒流路内を流通する冷媒と熱交換することで冷却可能に構成されている。
特開2011−228580号公報
しかしながら、特許文献1に示された冷却器には以下の課題がある。
電力変換装置においては、小型化の要望があり、冷却器においても容積の大半を占める熱交換部の小型化が求められている。熱交換部を小型化するためには、熱交換部における積層方向の一端に配された前端冷却管と、前端冷却管と接続され冷媒流路内に冷媒を流通させる冷媒導入管及び冷媒排出管との接続部を小径化する必要がある。この場合、冷媒導入管及び冷媒排出管に外力が加わった際に、接続部に応力が集中しやすい。そのため、前端冷却管における応力が大きくなり変形が生じやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、冷媒導入管及び冷媒排出管に外力が加わった際の変形を抑制しながら小型化を可能とする積層型冷却器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、冷媒を流通させる冷媒流路を有する複数の冷却管を、隣り合う該冷却管同士が連結されると共に両者の間に発熱部品を配置するための配置空隙が形成されるように並べて配置してなる熱交換部と、
上記冷媒流路へ冷媒を導入する冷媒導入管と、
上記冷媒流路から冷媒を排出する冷媒排出管とを備えており、
上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管は、上記複数の冷却管のうち、該複数の冷却管の並び方向における一端である前端に配された前端冷却管から上記並び方向に延出されており、
該前端冷却管の剛性を向上させる剛性向上手段を備えており、
上記前端冷却管は、前方側に配された前方外殻プレートと、後方側に配されるとともに、上記前方外殻プレートに接合されて上記前方外殻プレートとの間に上記冷媒流路をなす空隙を形成する後方外殻プレートとを備えており、
上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管は、上記前方外殻プレートに接合されており、
上記剛性向上手段として、少なくとも、上記前方外殻プレートの厚さを、上記後方外殻プレートの厚さに比べて大きくしているとともに、上記前端冷却管に重ね合わされた補強プレートを備え、
該補強プレートは、上記前端冷却管における上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管との接続部の周囲に接合された接合部を有し、
上記補強プレートの厚さは上記前方外殻プレートの厚さよりも大きいことを特徴とする積層型冷却器にある。
上記積層型冷却器は、上記前端冷却管の剛性を向上させる剛性向上手段を備えている。そのため、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管に外力がかかった際に、上記前端冷却管に変形が生じることを防止することができる。これにより、上記熱交換部の小型化を図るべく、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管における上記前端冷却管との接続部を小径化した際にも、上記前端冷却管の変形を防止することができる。これにより、上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管に外力が加わった際の変形を抑制しつつ、上記積層型冷却器の小型化を図ることができる。
以上のごとく、上記積層型冷却器によれば、冷媒導入管及び冷媒排出管に外力が加わった際の変形を抑制しながら小型化が可能となる。
実施例1における、積層型冷却器を有する電力変換装置を示す説明図。 図1における、II−II矢視断面図。 実施例1における、積層型冷却器の部分断面図(図2のIII−III矢視断面相当)。 実施例1における、補強プレートを示す説明図。 図4における、V矢視図。 実施例2における、積層型冷却器を示す説明図。 実施例3における、積層型冷却器を示す部分断面図。 実施例4における、積層型冷却器を示す部分断面図。
上記積層型冷却器において、上記熱交換部は、上記前端冷却管と、上記並び方向における後端に配された後端冷却管と、上記前端冷却管と上記後端冷却管との間に配された中間冷却管とを有しており、上記前端冷却管の剛性は、上記中間冷却管の剛性よりも大きいことが好ましい。この場合には、中間冷却管の重量及び材料費の増大とを抑制することができる。これにより、上記積層型冷却器の軽量化及びコストダウンをしつつ、変形を確実に防止することができる。
また、上記前端冷却管の剛性は、上記後端冷却管の剛性よりも大きいことが好ましい。この場合には、上記前端冷却管の剛性を、上記複数の冷却管のうち最も大きくすることにより、上記中間冷却管及び上記後端冷却管の重量及び材料費の増大とを抑制することができる。これにより、上記積層型冷却器の軽量化及びコストダウンをしつつ、変形を確実に防止することができる。
また、上記剛性向上手段として、上記前端冷却管に重ね合わされた補強プレートをさらに備え、該補強プレートは、上記前端冷却管における上記冷媒導入管及び上記冷媒排出管との接続部の周囲に接合された接合部を有することが好ましい。この場合には、上記補強プレートを用いて、上記前端冷却管の剛性を確実かつ容易に向上することができる。これにより、上記前端冷却管の変形を確実に防止することができる。
(実施例1)
上記積層型冷却器にかかる実施例について、図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3に示すごとく、積層型冷却器1は、複数の冷却管2を並べて配置してなる熱交換部10と、冷媒流路20へ冷媒を導入する冷媒導入管41と、冷媒流路20から冷媒を排出する冷媒排出管42とを備えている。
複数の冷却管2は、冷媒を流通させる冷媒流路20を有しており、隣り合う冷却管2同士は、互いに連結されると共に両者の間に発熱部品としての半導体モジュール5を配置するための配置空隙11が形成されるように並べて配置してある。
冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、複数の冷却管2のうち、複数の冷却管2の並び方向Xにおける一端である前端に配された前端冷却管21から並び方向Xに延出されている。
積層型冷却器1は、前端冷却管21の剛性を向上させる剛性向上手段3を備えている。
以下、さらに詳細に説明する。
図1及び図2に示すごとく、本例において、積層型冷却器1の冷却管2が並べられた方向を並び方向Xとし、冷却管2における長手方向を横方向Yとし、並び方向Xと横方向Yの両方と直交する方向を上下方向Zとして説明する。
並び方向Xにおいて、冷媒導入管41及び冷媒排出管42が突出した方向を前方とし、反対側を後方とする。また、上下方向Zにおいて、半導体モジュール5の主電極端子512が突出した側を下方とし、反対側を上方として示す。
尚、上記の前後方向X、横方向Y及び上下方向Zは、便宜的なものであり、これに限定されるものではない。
図1及び図2に示すごとく、本例の積層型冷却器1は、電力変換装置6において、複数の半導体モジュール5を冷却するためのものである。
電力変換装置6は、積層型冷却器1及び複数の半導体モジュール5からなる半導体ユニット61と、これを収容するケース7とを有している。
図1及び図2に示すごとく、半導体ユニット61を収容するケース7は、下方に配された底部71と、底部71の外周縁から上方に向かって立設した壁部72とを有している。
底部71は、上方から見て半導体ユニット61の外形よりも大きい矩形状をなしている。
壁部72は、底部71の外周縁全周から上方に向かって立設した四角筒状をなしている。また、前方に配された壁部72には、冷媒導入管41及び冷媒排出管42を挿通配置するための一対の貫通孔721が形成されている。
図1及び図2に示すごとく、半導体ユニット61を構成する複数の半導体モジュール5は、スイッチング素子を有する本体部511と、本体部511から上方に向かって延びる複数の制御端子513と、本体部511から下方に向かって延びる複数の主電極端子512とを有している。
半導体モジュール5は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子を内蔵してなる。本例の半導体モジュール5における本体部511は、平板状をなしており、1つのスイッチング素子を樹脂モールドして形成されている。
本体部511から上方に延びるよう形成された制御端子513は、制御回路基板(図示略)と接続されており、スイッチング素子を制御する制御電流が入力される。
図1〜図3に示すごとく、複数の半導体モジュール5を冷却する積層型冷却器1は、複数の冷却管2を並べて配置してなる熱交換部10と、冷媒流路20へ冷媒を導入する冷媒導入管41と、冷媒流路20から冷媒を排出する冷媒排出管42とを備えている。
熱交換部10を構成する複数の冷却管2は、冷媒を流通させる冷媒流路20を有しており、隣り合う冷却管2同士は、互いに連結されると共に両者の間に半導体モジュール5を配置するための配置空隙11が形成されるように並べて配置してある。複数の冷却管2は、熱交換部10における前方側の端部に配された前端冷却管21と、後方側の端部に配された後端冷却管22と、前端冷却管21と後端冷却管22との間に配された中間冷却管23とを有している。
本例において、冷却管2は、前方側に配された前方外殻プレート211と、後方側に配された後方外殻プレート212と、前方外殻プレート211及び後方外殻プレート212の間に配された中間プレート213とを有している。
前方外殻プレート211と後方外殻プレート212を接合した際に、両者の間には冷媒流路20をなす空隙が形成されており、冷媒流路20は、中間プレート213によって前後方向に2分割されている。複数の冷却管2は、半導体モジュール5を両面から挟持するように配されており、隣り合う冷却管2は、横方向Yの両端部付近において連結管43によって、互いに連結されている。
図1〜図3に示すごとく、冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、前端冷却管21を基端として、前方に向けて延伸されている。また、冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、基端側管部411、421から積層方向Xに向けて延伸されつつ2段階に拡径されており、前方側に配された先端部が先端側管部412、422を構成している。つまり、基端側管部411、421と先端側管部412、422との間には、両者の中間の外径を有する中間管部413、423が形成されており、基端側管部411、421と中間管部413、423との境界部分及び中間管部413、423と先端側管部412、422との境界部分の各々にテーパ状の段部414、424が形成されている。
本例において、冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、基端側管部411、421の基端側の一部が、前端冷却管21の前方外殻プレート211と共にプレス成形によって形成されており、これより先端側は、別部材で形成した後、接合されている。
冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、横方向Yの両端部付近において連結管43と略同軸上に配され、ケース7の前方に配された壁部72に形成された一対の貫通孔721にそれぞれ挿通配置されている。
積層型冷却器1において、冷媒導入管41から導入された冷媒は、適宜連結管43を通り、各冷却管2に分配されると共にその長手方向(横方向Y)に流通する。そして、各冷却管2を流れる間に、冷媒は半導体モジュール5との間で熱交換を行う。熱交換により温度上昇した冷媒は、下流側の連結管43を通り、冷媒排出管42に導かれ排出される。冷媒としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
図1〜図3に示すごとく、積層型冷却器1における前端冷却管21は、前端冷却管21の剛性を向上させる剛性向上手段3としての補強プレート31と、補強プレート31を仮保持するための係合爪25とを備えている。
補強プレート31は、略長方形の平板からなり、長手方向が横方向Y、法線方向が並び方向Xとなるように、接合部312において前端冷却管21の前方面に接合されている。
図4及び図5に示すごとく、補強プレート31の横方向Yにおける両端部には、横方向Yにおいて内側に窪むように形成された略U字状のプレート端凹部311を有しており、プレート端凹部311の内側には冷媒導入管41及び冷媒排出管42が配されている(図2)。また、補強プレート31における上下方向Zの幅は、前端冷却管21の幅と同一に設定してある。
補強プレート31は、前端冷却管21における冷媒導入管41及び冷媒排出管42との接続部24の周囲に接合される接合部312を有している。接合部312は、プレート端凹部311における内周縁に沿うように形成されている。本例において、接合部312は、接続部24(図3)の周囲において、前端冷却管21の横方向Yの中央側における約半周に沿う略C型をなしている。接合部312は、その全面が前端冷却管21に向かって突出した突起部313をなしている。本例においては、接合部312の全面を突起部313としたが、接合部312に部分的に突起部313を形成してもよい。
補強プレート31の横方向Y両端には、係合爪25に契合される被係合部32がそれぞれ一対形成されている。被係合部32は、前端冷却管21の係合爪25と対応した位置において、前端冷却管21の表面に沿うと共に、補強プレート31から横方向Y外側にそれぞれ延出するように形成されている。また、図5に示すごとく、補強プレート31における接合部312と被係合部32との間には、薄肉部33が形成されている。並び方向Xにおいて、薄肉部33の厚さは、接合部312の厚さよりも小さく設定されている。
前端冷却部21と補強プレート31とが接合される前の段階において、仮保持された補強プレート31は、接合部312を前端冷却管21の前面にろう付けすることによって接合される。このように、補強プレート31を接合することにより、前端冷却管21の剛性は、後端冷却管22及び中間冷却管23の剛性よりも大きくなる。
図1に示すごとく、積層型冷却器1と複数の半導体モジュール5からなる半導体ユニット61は、並び方向Xの冷媒導入管41及び冷媒排出管42が接続されている側と反対側から、並び方向Xに付勢するバネ部材73によって押圧されている。バネ部材73と後端冷却管22との間には、後端冷却管22の変形を防止するための当接板74が配置されている。
以下、本例の作用効果について説明する。
積層型冷却器1は、前端冷却管21の剛性を向上させる剛性向上手段3を備えている。そのため、冷媒導入管41及び冷媒排出管42に外力がかかった際に、前端冷却管21に変形が生じることを防止することができる。これにより、熱交換部10の小型化を図るべく、冷媒導入管41と冷媒排出管42における前端冷却管21との接続部24を小径化した際にも、前端冷却管21の変形を防止することができる。これにより、冷媒導入管41及び冷媒排出管42に外力がかかった際の変形を抑制しつつ、積層型冷却器1の小型化を図ることができる。
また、熱交換部10は、前端冷却管21と、並び方向Xにおける後端に配された後端冷却管22と、前端冷却管21と後端冷却管22との間に配された中間冷却管23とを有しており、前端冷却管21の剛性は、中間冷却管23及び後端冷却管22の剛性よりも大きい。そのため、前端冷却管21の剛性を、複数の冷却管2のうち最も大きくすることにより、中間冷却管23及び後端冷却管22の重量及び材料費の増大を抑制することができる。これにより、積層型冷却器1の軽量化及びコストダウンをしつつ、変形を確実に防止することができる。
また、剛性向上手段3は、前端冷却管21に重ね合わされた補強プレート31からなり、補強プレート31は、前端冷却管21における冷媒導入管41及び冷媒排出管42との接続部24の周囲に接合された接合部312を有している。そのため、補強プレート31を用いて、前端冷却管21の剛性を確実かつ容易に向上することができる。これにより、前端冷却管21の変形を確実に防止することができる。
また、補強プレート31は、接合部312に、前端冷却管21に向かって突出した突起部313を有している。そのため、突起部313を前端冷却管21に確実に接触させることができる。これにより、接合部312において、補強プレート31と前端冷却管21とを確実に接合することができる。
また、前端冷却管21は、補強プレート31を保持する係合爪25を有しており、補強プレート31は、係合爪25と係合可能な被係合部32を有しており、係合爪25を係合することにより、係合爪25と被係合部32と係合し、前端冷却管21に補強プレート31を仮保持可能に構成されている。そのため、補強プレート31と前端冷却管21との接合作業を容易に行うことができる。これにより、積層型冷却器1の生産性を向上することができる。
また、補強プレート31において、接合部312と被係合部32との間には、接合部312の厚さよりも薄い厚さで形成された薄肉部33を有している。そのため、被係合部32に力が掛かった際に、薄肉部33を変形させることにより、接合部312に力が伝達されることを防止できる。これにより、接合部312における変形を防止することができる。
以上のごとく、本例の積層型冷却器1によれば、冷媒導入管41及び冷媒排出管42に外力が加わった際の変形を抑制しながら小型化が可能となる。
本例においては、一部材の補強プレート31を用いたがこれに限るものではなく、冷媒導入管41側及び冷媒排出管42側に分割された補強プレート31を用いることもできる。また、補強プレート31は、本例に示すごとく、前端冷却管21の前面に接合してもよいし、前端冷却面の後面に接合してもよい。
(実施例2)
本例は、図6に示すごとく、冷却管の形状を一部変更した積層型冷却器の例である。
本例の積層型冷却器1には、上下方向Zにおける幅寸法を増大させた冷却管2が用いられている。
図6に示すごとく、本例の冷却管2は、並び方向Xから見たとき、両端部から中央側に向かって、拡幅するように形成された一対のテーパ部26と、一対のテーパ部26の間に配され半導体モジュール5を挟持する拡幅冷却面27とを有している。
前端冷却管21に接合された補強プレート31は、冷却管2の外形に沿った形状に形成されており、並び方向Xから見たとき、両端部から中央側に向かって、拡幅するように形成された一対のプレートテーパ部34と、一対のプレートテーパ部34の間に形成されたプレート拡幅部35とを有している。
尚、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
また、拡幅された冷却管2に、実施例1に示した補強プレート31を用いることもできる。
(実施例3)
本例は、図7に示すごとく、剛性向上手段の一例を示すものである。
本例の積層型冷却器1においては、剛性向上手段3として、前端冷却管21の前方外殻プレート211の厚さを、後方外殻プレート212及び中間プレート213の厚さに比べて大きくしたものである。
また、冷媒導入管41及び冷媒排出管42は、前方外殻プレート211と別部材によって形成されており、前方外殻プレート211と嵌合すると共にろう付けして接合されている。
尚、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
また、本例においては、前方外殻プレート211の厚さを大きくしたが、後方外殻プレート212の厚さを大きくしてもよい。
(実施例4)
本例は、図8に示すごとく、剛性向上手段の他の例を示すものである。
図8に示すごとく、本例の積層型冷却器1においては、剛性向上手段3として、前端冷却管21を構成する中間プレート213の厚さを、前方外殻プレート211及び後方外殻プレート212に比べて大きくしたものである。
尚、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 積層型冷却器
10 熱交換部
11 配置空隙
2 冷却管
20 冷媒流路
21 前端冷却管
3 剛性向上手段
41 冷媒導入管
42 冷媒排出管

Claims (6)

  1. 冷媒を流通させる冷媒流路(20)を有する複数の冷却管(2)を、隣り合う該冷却管(2)同士が連結されると共に両者の間に発熱部品(5)を配置するための配置空隙(11)が形成されるように並べて配置してなる熱交換部(10)と、
    上記冷媒流路(20)へ冷媒を導入する冷媒導入管(41)と、
    上記冷媒流路(20)から冷媒を排出する冷媒排出管(42)とを備えており、
    上記冷媒導入管(41)及び上記冷媒排出管(42)は、上記複数の冷却管(2)のうち、該複数の冷却管(2)の並び方向における一端である前端に配された前端冷却管(21)から上記並び方向に延出されており、
    該前端冷却管(21)の剛性を向上させる剛性向上手段(3、31、211、213)を備えており、
    上記前端冷却管(21)は、前方側に配された前方外殻プレート(211)と、後方側に配されるとともに、上記前方外殻プレート(211)に接合されて上記前方外殻プレート(211)との間に上記冷媒流路(20)をなす空隙を形成する後方外殻プレート(212)とを備えており、
    上記冷媒導入管(41)及び上記冷媒排出管(42)は、上記前方外殻プレート(211)に接合されており、
    上記剛性向上手段(3、31、211、213)として、少なくとも、上記前方外殻プレート(211)の厚さを、上記後方外殻プレート(212)の厚さに比べて大きくしているとともに、上記前端冷却管(21)に重ね合わされた補強プレート(31)を備え、
    該補強プレート(31)は、上記前端冷却管(21)における上記冷媒導入管(41)及び上記冷媒排出管(42)との接続部(24)の周囲に接合された接合部(312)を有し、
    上記補強プレート(31)の厚さは上記前方外殻プレート(211)の厚さよりも大きいことを特徴とする積層型冷却器(1)。
  2. 上記熱交換部(10)は、上記前端冷却管(21)と、上記並び方向における後端に配された後端冷却管(22)と、上記前端冷却管(21)と上記後端冷却管(22)との間に配された中間冷却管(23)とを有しており、上記前端冷却管(21)の剛性は、上記中間冷却管(23)の剛性よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の積層型冷却器(1)。
  3. 上記前端冷却管(21)の剛性は、上記後端冷却管(22)の剛性よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の積層型冷却器(1)。
  4. 上記補強プレート(31)は、上記接合部(312)に、上記前端冷却管(21)に向かって突出した突起部(313)を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層型冷却器(1)。
  5. 上記前端冷却管(21)は、上記補強プレート(31)を保持する係合爪(25)を有しており、上記補強プレート(31)は、上記係合爪(25)と係合可能な被係合部(32)を有しており、上記係合爪(25)を係合することにより、上記係合爪(25)と上記被係合部(32)と係合し、上記前端冷却管(21)に上記補強プレート(31)を仮保持可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の積層型冷却器(1)。
  6. 上記補強プレート(31)において、上記接合部(312)と上記被係合部(32)との間には、上記接合部(312)の厚さよりも薄い厚さで形成された薄肉部(33)を有していることを特徴とする請求項に記載の積層型冷却器(1)。
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