JP6101506B2 - 給紙装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置および印刷装置に関する。
従来、給紙台上の用紙を給紙ローラにより取り出しつつレジストローラへ搬送し、レジストローラにより印刷部へ用紙を搬送する給紙装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような給紙装置では、停止したレジストローラに用紙を突き当てて一旦止めることにより用紙にたるみを形成し、用紙の斜行を補正する。その後、レジストローラが駆動して用紙を印刷部へと送り出す。用紙がレジストローラを抜けると、レジストローラは停止する。
特開2009−40568号公報
上述のような給紙動作において、いわゆる連れ重送により、次に給紙される用紙の先端が、給紙台上で本来の位置よりも下流側に飛び出すことがある。このような状態から給紙動作が行われると、先の用紙を搬送したレジストローラが停止する前に、次の用紙の先端がレジストローラに到達するおそれがある。
レジストローラが停止する前に次の用紙の先端がレジストローラに到達すると、いわゆるレジ抜けが発生する。レジ抜けは、レジストローラが停止したときに、用紙の先端がレジストローラのニップ点を超えている現象である。
レジ抜けした用紙は、斜行補正されていない。用紙が斜行補正されないままレジストローラにより搬送されると、印刷部において、斜行状態の用紙に画像が印刷されることで、印刷品質の低下が生じる。また、用紙が斜行補正されないままレジストローラにより搬送されると、用紙にしわ等が発生するおそれがある。
印刷装置の生産性向上に伴い、連続印刷における紙間は狭まる傾向にある。その影響としてレジ抜けが発生しやすくなっている。レジ抜けが発生したか否かは判断できないため、そのままレジストローラが駆動され、上述した印刷品質の低下等の不都合が発生していた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、レジ抜けの発生を抑制できる給紙装置および印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る給紙装置の第1の特徴は、給紙台上に積載された用紙を取り出して搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記給紙ローラから搬送されてきた用紙を搬送するレジストローラと、前記給紙ローラと前記レジストローラとの間の所定位置で用紙を検出する検出部と、給紙する用紙1枚ごとに、前記給紙ローラを起動させ、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てて用紙にたるみを形成させるように規定搬送距離だけ用紙を搬送させて前記給紙ローラを停止させ、その後、前記レジストローラを起動させ、用紙が前記レジストローラを抜けると前記レジストローラを停止させ、複数枚の用紙を連続して給紙する場合は、前記レジストローラの起動タイミングを所定間隔とし、先の用紙を搬送する前記レジストローラの駆動中に次の用紙を給紙するために前記給紙ローラを起動させる給紙制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記給紙ローラの起動から第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出された場合、前記給紙ローラの用紙搬送速度が前記レジストローラの用紙搬送速度より遅くなるよう制御し、前記レジストローラの起動タイミングまでに前記規定搬送距離を搬送させて前記給紙ローラを停止させることにある。
本発明に係る給紙装置の第2の特徴は、前記制御部は、前記給紙ローラの起動から第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出されない場合では、前記給紙ローラの用紙搬送速度が、前記給紙ローラの起動から第1速度V1まで加速し、前記検出部で用紙の先端が検出された時点以降において前記第1速度V1から減速して第2速度V2となり、複数枚の用紙を連続して給紙する場合に、先の用紙を搬送する前記レジストローラの用紙搬送速度が、次の用紙を給紙するための前記給紙ローラの起動時点より前から、前記第1速度V1より遅く前記第2速度V2より速い所定速度Vgとなっているよう制御するものであり、前記給紙ローラの前記第1速度V1から第2速度V2への減速時の加速度をαd1、前記レジストローラが停止する際の減速の加速度をαd2、前記検出部と前記レジストローラとの間の搬送経路上の距離をDとすると、以下の式(4)が満たされることにある。
D>{(V1−V2)/(2|αd1|)−Vg/(2|αd2|)}
/(1−V2/Vg) …(4)
本発明に係る給紙装置の第3の特徴は、前記制御部は、複数枚の用紙を連続して給紙する場合において、前記給紙ローラの起動から前記第1規定時間以内に前記検出部で先の用紙の後端が検出されなかった場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理、および先の用紙の後端が検出されてから第2規定時間以内に次の用紙の先端が検出された場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理のうちの少なくともいずれか一方を行うことにある。
本発明に係る印刷装置の特徴は、上記第3の特徴を有する給紙装置と、前記レジストローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記レジストローラから搬送されてきた用紙を搬送しつつ用紙に印刷を行う印刷部と、前記印刷部で印刷された用紙を排紙する排紙部とを備え、前記制御部は、前記給紙ローラを途中停止させた場合、先の用紙に前記印刷部により印刷させ、前記排紙部により先の用紙を排紙させた後、搬送が途中停止されていた次の用紙を、前記給紙ローラおよび前記レジストローラにより搬送させ、前記印刷部では印刷を省略して搬送させ、前記排紙部により排紙させることにある。
本発明に係る給紙装置の第1の特徴によれば、制御部は、給紙ローラの起動から第1規定時間が経過する前に検出部で用紙の先端が検出された場合、給紙ローラの用紙搬送速度がレジストローラの用紙搬送速度より遅くなるよう制御するので、レジストローラにより搬送される先の用紙と、給紙ローラにより搬送される次の用紙との紙間が広がる。これにより、レジストローラが停止するまで、次の用紙の先端がレジストローラに到達しないようにすることができる。この結果、レジ抜けの発生を抑制できる。
本発明に係る給紙装置の第2の特徴によれば、距離Dが式(4)を満たすので、正常な給紙であれば、用紙の先端がレジストローラに到達するときにはレジストローラが停止しているような構成とすることができる。これにより、レジ抜けの発生を抑制できる。
本発明に係る給紙装置の第3の特徴によれば、制御部は、給紙ローラの起動から第1規定時間以内に検出部で先の用紙の後端が検出されなかった場合に給紙ローラを途中停止させる処理、および先の用紙の後端が検出されてから第2規定時間以内に次の用紙の先端が検出された場合に給紙ローラを途中停止させる処理のうちの少なくともいずれか一方を行う。これにより、連れ重送により用紙のオーバーラップが発生した場合や、用紙間の紙間が非常に短くなっている場合でも、レジ抜けの発生を抑制できる。
本発明に係る印刷装置の特徴によれば、制御部は、給紙ローラを途中停止させた場合、先の用紙に印刷部により印刷させ、排紙部により先の用紙を排紙させる。その後、制御部は、搬送が途中停止されていた次の用紙を、給紙ローラおよびレジストローラにより搬送させ、印刷部では印刷を省略して搬送させ、排紙部により排紙させる。これにより、給紙ローラを途中停止させた場合でも、ユーザが印刷装置から用紙を取り除く手間が不要になる。また、搬送が途中停止された用紙を再利用することが可能になる。
実施の形態に係る印刷装置の概略構成図である。 実施の形態に係る印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。 給紙制御のタイミングチャートである。 用紙センサとレジストローラとの位置関係についての説明に用いるタイミングチャートである。 連れ重送による用紙の飛び出しの説明図である。 異常給紙時のタイミングチャートの一例である。 (a)は正常給紙時に用紙がレジストローラに突き当たった状態を示す図、(b)は異常給紙時のレジ抜けの状態を示す図である。 第1連れ重送対応処理の説明に用いるタイミングチャートである。 第2連れ重送対応処理の説明に用いるタイミングチャートである。 第3連れ重送対応処理の説明に用いるタイミングチャートである。 第3連れ重送対応処理の説明に用いる用紙の搬送状態を示す図であり、(a)は先の用紙の後端が用紙センサを通過する時点における用紙の搬送状態を示す図、(b)は先の用紙の後端が用紙センサに到達する時点における用紙の搬送状態を示す図、(c)は先の用紙の後端がレジストローラを抜けた用紙の搬送状態を示す図である。 給紙動作を説明するためのフローチャートである。 給紙動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の概略構成図、図2は、図1に示す印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザから視て、上下左右を上下左右方向とする。また、図1において破線で示す経路が、用紙が搬送される搬送経路Rであり、左から右に向かう方向が搬送方向である。以下の説明における上流、下流は、用紙の搬送方向における上流、下流を意味する。
図1、図2に示すように、印刷装置1は、給紙部2と、印刷部3と、排紙部4と、操作パネル部5と、制御部6とを備える。なお、給紙装置は、給紙部2と、制御部6とを備える。
給紙部2は、印刷部3に用紙Pを給紙する。給紙部2は、搬送経路Rの最も上流側に配置されている。給紙部2は、給紙台11と、給紙ローラ12と、給紙モータ13と、エンコーダ14と、さばき板15と、レジストローラ16と、レジストモータ17と、用紙センサ(請求項の検出部に相当)18とを備える。
給紙台11は、印刷媒体である用紙Pが積載されるものである。
給紙ローラ12は、給紙台11に積載された用紙Pを1枚ずつ取り出してレジストローラ16に向けて搬送するものである。給紙ローラ12は、給紙台11の上側に配置されている。給紙ローラ12は、給紙モータ13の駆動力により回転するが、レジストローラ16が用紙Pを搬送する時点では、用紙Pの移動に合わせて連れ回りする構造である。
給紙モータ13は、給紙ローラ12を回転駆動させる。
エンコーダ14は、給紙モータ13の回転軸の回転角度を検出し、回転角度に応じたパルス信号を発生する。
さばき板15は、給紙ローラ12により用紙Pが1枚ずつ搬送されるように用紙Pをさばくためのものである。さばき板15は、下流側の給紙ローラ12に下方から圧接する。
レジストローラ16は、給紙ローラ12から搬送されてきた用紙Pが突き当てられ、用紙Pにたるみが形成された後、所定のタイミングで印刷部3に向けて用紙Pを搬送する。レジストローラ16は、給紙ローラ12の下流側に配置されている。
レジストモータ17は、レジストローラ16を回転駆動させる。
用紙センサ18は、給紙ローラ12とレジストローラ16との間の所定位置に配置され、搬送経路Rを搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ18は、例えば、発光素子と受光素子とを有する光学式のセンサからなる。
印刷部3は、用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに画像を印刷するものである。印刷部3は、給紙部2の下流側に配置されている。印刷部3は、ベルト搬送部21と、ベルトモータ22と、インクジェットヘッド部23とを備える。
ベルト搬送部21は、給紙部2から給紙された用紙Pを環状の搬送ベルト上に保持し、搬送ベルトを周回駆動することで、用紙Pを搬送するものである。ベルト搬送部21は、レジストローラ16の下流側に配置されている。
ベルトモータ22は、ベルト搬送部21において用紙Pを保持して搬送する搬送ベルトを周回駆動させる。
インクジェットヘッド部23は、用紙Pの搬送方向と略直交する方向(前後方向)に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッドを有する。インクジェットヘッド部23は、ベルト搬送部21の上方に配置されている。インクジェットヘッド部23は、ベルト搬送部21により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
排紙部4は、印刷部3で印刷された用紙Pを排紙する。排紙部4は、印刷部3の下流側に配置されている。排紙部4は、排紙ローラ31と、排紙モータ32と、排紙台33とを備える。
排紙ローラ31は、ベルト搬送部21により搬送されてきた用紙Pを搬送して排紙台33へ排紙する。排紙ローラ31は、搬送経路Rに沿って、ベルト搬送部21と排紙台33との間に配置されている。
排紙モータ32は、排紙ローラ31を回転駆動させる。
排紙台33は、排紙された用紙Pが積載されるものである。排紙台33は、搬送経路Rの下流端に配置されている。
操作パネル部5は、ユーザの入力操作を受け付けるとともに、各種の情報等を表示するものである。操作パネル部5は、ユーザが各種の入力操作を行うための操作ボタンおよびタッチパネル等を有する入力部と、各種の情報等を表示する液晶表示パネル等からなる表示部(いずれも図示せず)とを備える。
制御部6は、印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部6は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成される。
具体的には、制御部6は、給紙部2に対する給紙制御において、給紙する用紙1枚ごとに、給紙ローラ12を起動させ、用紙Pの先端がレジストローラ16に突き当たった後に給紙ローラ12を停止させる。その後、制御部6は、レジストローラ16を起動させ、用紙Pがレジストローラ16を抜けるとレジストローラ16を停止させる。複数枚の用紙Pを連続して給紙する場合は、制御部6は、先の用紙Pを搬送するレジストローラの駆動中に次の用紙Pを給紙するために給紙ローラ23を起動させる。また、制御部6は、給紙部2により給紙された用紙Pをベルト搬送部21により搬送しつつ、インクジェットヘッド部23によりインクを吐出して用紙Pに印刷を行い、排紙部4により排紙する制御を行う。
次に、印刷装置1の動作について説明する。
印刷動作は、例えば、印刷装置1がパーソナルコンピュータから印刷データを受信することにより開始となる。印刷動作を開始すると、制御部6は、ベルトモータ22によりベルト搬送部21の搬送ベルトの周回駆動を開始させる。制御部6は、所定の印字搬送速度Vgで用紙Pを搬送できるようにベルト搬送部21を駆動させる。また、制御部6は、排紙モータ32により排紙ローラ31の駆動を開始させる。
そして、制御部6は、給紙部2を制御して給紙させる。図3は、給紙制御のタイミングチャートである。図3における上段は、用紙センサ18のオン/オフの状態を示す。用紙センサ18が用紙を検出している状態(用紙センサ18の検出対象位置に用紙Pがある状態)をオンとする。用紙センサ18が用紙を検出していない状態(用紙センサ18の検出対象位置に用紙Pがない状態)をオフとする。図3における中段は、レジストローラ16の用紙搬送速度の推移を示す。図3における下段は、給紙ローラ12の用紙搬送速度の推移を示す。
給紙ローラ12の駆動開始タイミングである図3の時刻t1において、制御部6は、給紙モータ13により給紙ローラ12を起動させる。これにより、給紙台11上の用紙Pが給紙ローラ12によりピックアップされ、レジストローラ16に向けて搬送され始める。
制御部6は、給紙ローラ12の起動後、給紙ローラ12の用紙搬送速度を所定の加速度αu1で加速させる。給紙ローラ12の用紙搬送速度が所定の速度V1に達すると、制御部6は、速度V1を維持させる。
速度V1で搬送される用紙Pの先端が用紙センサ18で検出される(用紙センサ18がオンになる)と、制御部6は、その時点(時刻t2)以降に、給紙ローラ12の用紙搬送速度をV1から所定の加速度αd1で減速させ始める。給紙ローラ12の用紙搬送速度が所定の速度V2にまで減速されると、制御部6は、速度V2を維持させる。速度V2で用紙Pの先端がレジストローラ16に突き当てられる。制御部6は、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されたタイミングに応じて、給紙ローラ12の用紙搬送速度のV1からの減速開始タイミングを決定する。
その後、制御部6は、給紙ローラ12を停止させる。この際、給紙ローラ12は、速度V2から加速度αd1で減速して停止する。給紙ローラ12が起動した時刻t1から、停止する時刻t3までの間に、用紙Pが規定搬送距離だけ搬送されることで、用紙Pの先端がレジストローラ16に突き当たり、所定量のたるみが形成される。これにより用紙Pの斜行が補正される。
上記規定搬送距離は、給紙ローラ12とレジストローラ16との間の距離に、用紙Pに形成させるたるみ量を加えた距離である。たるみ量は、レジストローラ16に用紙Pを突き当てて用紙Pをたるませたときの、用紙Pの本来の長さに対する縮小分である。
給紙ローラ12の停止後、時刻t4において、制御部6は、レジストモータ17によりレジストローラ16を起動させる。制御部6は、レジストローラ16の起動後、その用紙搬送速度を所定の加速度αu2で加速させる。レジストローラ16の用紙搬送速度が所定の速度Vmに達すると、制御部6は、速度Vmを所定時間だけ維持させる。その後、制御部6は、レジストローラ16の用紙搬送速度の減速を開始させ、所定の加速度αd2で印字搬送速度Vgにまで減速させる。制御部6は、用紙Pの先端がベルト搬送部21に到達するまでに、レジストローラ16の用紙搬送速度を印字搬送速度Vgにまで減速させる。
また、時刻t4において、制御部6は、アシスト動作のため、給紙モータ13により給紙ローラ12を起動させる。制御部6は、給紙ローラ12の起動後、その用紙搬送速度を所定の速度V3まで加速させ、速度V3を所定時間維持した後、給紙ローラ12を停止させる。このアシスト動作は、レジストローラ16による用紙搬送を補助するものである。アシスト動作は、用紙Pの後端が給紙ローラ12を抜ける前に終了する。
レジストローラ16が印字搬送速度Vgで駆動中に、時刻t5において、制御部6は、次の用紙Pを給紙するため、給紙ローラ12を起動させる。
その後、用紙Pの後端がレジストローラ16を抜ける時刻t6から、制御部6は、レジストローラ16を停止制御する。これにより、レジストローラ16は、印字搬送速度Vgから加速度αd2で減速して停止する。
時刻t5に起動した給紙ローラ12は、前述した時刻t1〜t4の駆動と同様に駆動される。前述のように、給紙ローラ12の用紙搬送速度がV2のときに用紙Pの先端がレジストローラ16に突き当たるが、このときレジストローラ16は停止している。これにより、給紙ローラ12が停止する時刻t7までの間に、レジストローラ16に突き当たった用紙Pに所定量のたるみが形成され、用紙Pが斜行補正される。
給紙ローラ12の停止後、時刻t8において、制御部6は、レジストローラ16および給紙ローラ12を起動させ、前述した時刻t4以降と同様に両ローラを駆動させる。
レジストローラ16の起動タイミング(時刻t4,t8)およびその後の速度制御のスケジュールは、用紙サイズに応じて予め決定されている。複数枚の用紙を連続して給紙する場合、レジストローラ16の起動タイミングは用紙サイズに応じた所定間隔となる。また、給紙ローラ12の起動タイミング(時刻t1,t5)は、レジストローラ16の起動タイミング(時刻t4,t8)から所定時間だけ前のタイミングに予め決定されている。
制御部6は、上述のような給紙制御により、給紙枚数(印刷枚数)分を連続して給紙させる。給紙された用紙Pがレジストローラ16からベルト搬送部21へと送られると、制御部6は、ベルト搬送部21により搬送される用紙Pにインクジェットヘッド部23からインクを吐出させる。これにより、用紙Pに画像が印刷される。印刷された用紙Pは、排紙部4の排紙ローラ31により排紙台33へ排紙される。
次に、上述のように給紙制御される給紙部2における用紙センサ18とレジストローラ16との位置関係について説明する。
図1に示すように、用紙センサ18による検出対象位置と、レジストローラ16のニップ点との間の搬送経路R上の距離をDとする。
ここで、図4のタイミングチャートで示す状況を想定する。図4は、上述した給紙制御の処理を継続できる状況としては最も条件が悪い状況を示している。この状況は、先の用紙Pの後端と次の用紙Pの先端との間の距離(紙間)が詰まり、先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過する時点で次の用紙Pとの紙間がなくなり、その時点で次の用紙Pの速度が給紙ローラ12の最高速度であるV1になる状況である。例えば、先の用紙Pに対し搬送すべり等が生じて搬送が遅れた場合に、このような状況になることが考えられる。
上述のように、図4では、先の用紙Pの後端が用紙センサ18で検出される時点と、次の用紙Pの先端が用紙センサ18で検出される時点と、給紙ローラ12の用紙搬送速度がV1になる時点とが一致している。この時点の時刻t11から給紙ローラ12の速度V1から速度V2への減速が開始される。給紙ローラ12が速度V2で駆動中の時刻t12において、印字搬送速度Vgで駆動されているレジストローラ16の停止制御が開始される。時刻t12は、用紙Pの後端がレジストローラ16を抜ける(レジストローラ16のニップ点を通過する)タイミングである。時刻t13でレジストローラ16が停止する。その後、時刻t14で給紙ローラ12が停止する。
図4に示すように、時刻t11〜t13間の時間をT1、時刻t11〜t12間の時間をT2とする。また、時間T1におけるレジストローラ16による用紙Pの搬送距離をLr、時間T2における給紙ローラ12による用紙Pの搬送距離をLsとする。
上述のように、図4は、先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過すると同時に、次の用紙Pの先端が用紙センサ18に到達する状況である。すなわち、先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過してから最も早く次の用紙Pの先端が用紙センサ18に到達する状況である。この状況でも、Lr>Lsであれば、用紙Pの先端がレジストローラ16に到達するときにはレジストローラ16が停止している。したがって、Lr>Lsを満たすように距離Dを設定すれば、前述した本実施の形態の給紙制御において、用紙Pの先端がレジストローラ16に到達するときにはレジストローラ16が停止しているような設計とすることができる。
搬送距離Lrは、図4の左上がり斜線領域の面積に相当し、以下の式(1)で表される。また、搬送距離Lsは、図4の右上がり斜線領域の面積に相当し、以下の式(2)で表される。
Lr=T2×Vg+Vg/(2|αd2|) …(1)
Ls=(V1+V2)×(V1−V2)/(2|αd1|)
+V2×{T2−(V1−V2)/|αd1|} …(2)
ここで、給紙ローラ12の減速時の加速度αd1、およびレジストローラ16の減速時の加速度αd2は、固定値である。
また、時間T2は、以下の式(3)により表される。
T2=D/Vg …(3)
式(1)〜(3)およびLr>Lsから、以下の式(4)が導かれる。
D>{(V1−V2)/(2|αd1|)−Vg/(2|αd2|)}
/(1−V2/Vg) …(4)
したがって、印刷装置1では、式(4)が満たされるように距離Dが設定されている。
例えば、V1=1850mm/s、V2=400mm/s、Vg=632mm/s、αd1=−80000mm/s、αd2=−40000mm/sの場合、式(4)より、D>22.2mmとなる。
ところで、印刷装置1において、給紙ローラ12が用紙Pを送り出す際、いわゆる連れ重送が発生することがある。連れ重送は、給紙台11上の最上位の用紙Pが給紙ローラ12によりピックアップされる際に、その下の用紙Pが最上位の用紙Pに引き摺られて下流側へ移動する現象である。
連れ重送が発生すると、図5に破線で囲んで示すように、次に給紙される用紙Pの先端が、本来の位置よりも下流側に飛び出すことがある。このような状態から次の用紙Pに対する給紙動作が行われると、先の用紙Pの後端と次の用紙Pの先端との間の距離(紙間)が、連れ重送がない正常な給紙の場合よりも小さくなる。この結果、例えば、図6の時刻t21のような、レジストローラ16がまだ停止していないタイミングで、用紙Pの先端がレジストローラ16に到達することがある。
正常な給紙では、前述のように、給紙ローラ12が送り出した用紙Pの先端がレジストローラに突き当たるときは、レジストローラ16は停止している。この場合、用紙Pを送り出した給紙ローラ12が停止した時点では、図7(a)のように、用紙Pの先端がレジストローラ16に突き当たった状態で、所定量のたるみが形成されている。これに対し、レジストローラ16がまだ停止していないタイミングで用紙Pの先端がレジストローラ16に到達すると、図7(b)に示すように、用紙Pの先端がレジストローラ16のニップ点を超えるレジ抜けが発生する。
レジ抜けした用紙Pは、斜行補正されていない。用紙Pが斜行補正されないままレジストローラ16により搬送されると、印刷部3において、斜行状態の用紙Pに画像が印刷されることで、印刷品質の低下が生じる。また、用紙Pが斜行補正されないままレジストローラ16により搬送されると、用紙Pにしわ等が発生するおそれがある。
そこで、印刷装置1では、以下の第1〜第3連れ重送対応処理により、レジ抜けの発生を抑制する。
まず、第1連れ重送対応処理について説明する。
第1連れ重送対応処理は、連れ重送が発生した場合でも、先の用紙Pと次の用紙Pとの紙間がある程度あれば、先の用紙Pを搬送したレジストローラ16が停止するまで、次の用紙Pの先端がレジストローラ16に到達しないようにする処理である。
連れ重送により先端が本来の位置よりも下流側に飛び出した次の用紙Pに対する給紙動作が行われると、次の用紙Pの先端が、正常な給紙の場合よりも早いタイミングで用紙センサ18に到達する。このため、次の用紙Pを給紙するために起動した給紙ローラ12の用紙搬送速度がV1に達する前に、次の用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されることがある。
そこで、制御部6は、給紙ローラ12が起動してから用紙搬送速度がV1に達する前に、換言すれば、給紙ローラ12の起動から規定時間Tka(請求項の第1規定時間に相当)が経過する前に、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されると、目標速度をV1からV2に変更する。ここで、規定時間Tkaは、給紙ローラ12の起動から、その用紙搬送速度が一定の加速度αu1で加速されて速度V1に達するまでの時間である。
例えば、図8に示すように、先の用紙Pに続いて給紙開始された次の用紙Pの先端が用紙センサ18で検出された時刻t31において、給紙ローラ12の用紙搬送速度が、V1より遅い速度Vaであるとする。この場合、給紙ローラ12が起動してから用紙搬送速度がV1に達する前に、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されている。ここで、速度Vaは、速度V2よりは速い速度であるとする。したがって、制御部6は、時刻t31から給紙ローラ12の用紙搬送速度を減速させて目標速度のV2とする。
その後、制御部6は、速度V2を維持させ、給紙ローラ12の起動からの搬送距離が規定搬送距離になると給紙ローラ12が停止するよう制御する。これにより、レジストローラ16により印字搬送速度Vgで搬送される先の用紙Pと、給紙ローラ12により印字搬送速度Vgより遅い速度V2で搬送される次の用紙Pとの紙間が広がる。この結果、レジストローラ16が停止するまで、次の用紙Pの先端がレジストローラ16に到達しないようにすることができ、レジ抜けを防止できる。
次に、第2連れ重送対応処理について説明する。
第2連れ重送対応処理は、連れ重送により先の用紙Pと次の用紙Pとがオーバーラップして搬送されている状況、すなわち、先の用紙Pの後端部と次の用紙Pの先端部とが重なって搬送されている状況において、給紙ローラ12を途中停止させる処理である。
上述のオーバーラップが発生した場合、図9に示すように、先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過するより前に、次の用紙Pの先端が用紙センサ18に到達し、用紙センサ18がオフにならない。この場合、次の用紙Pの先端を検出できないため、次の用紙Pのたるみを制御できない。よって、斜行補正がなされないだけでなく、ジャムが発生する可能性もある。
そこで、制御部6は、図9に示すように、次の用紙Pを給紙するために給紙ローラ12が起動した時刻t41から用紙搬送速度がV1に加速完了した時刻t42までに用紙センサ18がオフしない場合、用紙滞留エラーとして、給紙ローラ12を途中停止させる。換言すれば、制御部6は、次の用紙Pを給紙するために給紙ローラ12が起動してから規定時間Tka以内に用紙センサ18がオフしない場合、給紙ローラ12を途中停止させる。これにより、レジ抜けの発生を抑制できる。
次に、第3連れ重送対応処理について説明する。
オーバーラップが発生していなくても、先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過してから次の用紙Pの先端が用紙センサ18に到達するまでの時間が短すぎる場合、レジ抜けを回避できないおそれがある。第3連れ重送対応処理は、このような場合に給紙ローラ12を途中停止させる処理である。
具体的には、第3連れ重送対応処理では、用紙センサ18で先の用紙Pの後端が検出されてから規定時間Tkb(請求項の第2規定時間に相当)以内に次の用紙Pの先端が検出された場合、給紙ローラ12を途中停止させる。
上記規定時間Tkbについて説明する。規定時間Tkbは、用紙センサ18で先の用紙Pの後端が検出されてから次の用紙Pの先端が検出されるまでの時間Terrに基づき、次の用紙Pが先の用紙Pに追い付くか否かを判断するための値である。
前述した第1連れ重送対応処理により、給紙ローラ12が起動してから用紙搬送速度がV1に達する前に、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されると、その時点から給紙ローラ12の用紙搬送速度の目標速度がV1からV2へ変更される。このため、次の用紙Pの追い上げ距離が最大となるパターンとして、図10に示すような、給紙ローラ12の用紙搬送速度がV1に達した時点で減速開始されるパターンが想定される。追い上げ距離は、次の用紙Pの先端が用紙センサ18に達してから先の用紙Pがレジストローラ16を抜けてレジストローラ16が停止するまでの間における先の用紙Pの後端と次の用紙Pの先端との間の距離の短縮分である。
図10のパターンにおいて、図11(a)に示すように先の用紙Pの後端が用紙センサ18を通過する時刻t51での給紙ローラ12の用紙搬送速度を、Vtとする。また、図11(b)に示すように次の用紙Pの先端が用紙センサ18に到達する時刻t52での給紙ローラ12の用紙搬送速度は、V1である。また、図11(c)に示すように先の用紙Pの後端がレジストローラ16を抜けてレジストローラ16が停止する時刻t53での給紙ローラ12の用紙搬送速度は、印字搬送速度Vgである。
時刻t51〜t52において、レジストローラ16は印字搬送速度Vgで駆動されている。時刻t51〜t52間の時間は、(V1−Vt)/αu1で表される。したがって、この間におけるレジストローラ16による搬送距離L1は、以下の式(5)で表される。搬送距離L1は、時刻t52における先の用紙Pと次の用紙Pとの紙間に相当する。
L1=Vg×(V1−Vt)/αu1 …(5)
また、時刻t52〜t53においても、レジストローラ16は印字搬送速度Vgで駆動されている。時刻t52〜t53間の時間は、(V1−Vg)/|αd1|で表される。この間に紙間が詰まる距離、すなわち次の用紙Pの先端が先の用紙Pの後端を追い上げる追い上げ距離L2は、以下の式(6)で表される。
L2=(V1−Vg)/(2|αd1|) …(6)
ここで、給紙ローラ12の加速時の加速度αu1および減速時の加速度αd1は、固定値である。
L1>L2であれば、先の用紙Pに次の用紙Pが追い付くことはない。式(5),(6)およびL1>L2から、以下の式(7)が導かれる。
Vt<V1−(αu1/Vg)×(V1−Vg)/(2|αd1|) …(7)
ここで、Vt=V1−(αu1/Vg)×(V1−Vg)/(2|αd1|)とし、給紙時に用紙センサ18を先の用紙Pの後端が検出された時点から次の用紙Pの先端が検出された時点までの時間をTerrとする。このとき、以下の式(8)が満たされれば、先の用紙Pへの次の用紙Pの追い付きは発生しない。
Terr>(V1−Vt)/αu1 …(8)
したがって、規定時間Tkb=(V1−Vt)/αu1とし、式(8)が満たされない場合、すなわち、Terr≦Tkbの場合、制御部6が、給紙ローラ12を途中停止させる。これにより、レジ抜けの発生を抑制できる。
次に、上述した第1〜第3連れ重送対応処理を含む給紙動作について、図12、図13のフローチャートを参照して説明する。図12、図13のフローチャートの処理は、例えば、印刷装置1がパーソナルコンピュータから印刷データを受信することにより開始となる。
まず、ステップS1において、制御部6は、給紙モータ13により給紙ローラ12を起動させる。
次いで、ステップS2において、制御部6は、給紙ローラ12の目標速度をV1にセットし、給紙ローラ12の用紙搬送速度を加速度αu1で加速させる。
次いで、ステップS3において、制御部6は、用紙センサ18がオンになったか否かを判断する。
用紙センサ18がオンになっていないと判断した場合(ステップS3:NO)、ステップS4において、制御部6は、給紙ローラ12の起動から所定時間が経過したか否かを判断する。給紙ローラ12の起動から所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS4:NO)、制御部6は、ステップS3へ戻る。
給紙ローラ12の起動から所定時間が経過したと判断した場合(ステップS4:YES)、ステップS5において、制御部6は、用紙滞留エラーとして、印刷装置1の動作を停止させる。
ステップS3において、用紙センサ18がオンになったと判断した場合(ステップS3:YES)、ステップS6において、制御部6は、用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1未満であるか否かを判断する。
用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1未満であると判断した場合(ステップS6:YES)、ステップS7において、制御部6は、給紙ローラ12の目標速度をV2にセットし、給紙ローラ12の用紙搬送速度がV2となるよう制御する。
次いで、ステップS8において、制御部6は、給紙ローラ12の起動からの搬送距離が規定搬送距離に達したか否かを判断する。ここで、制御部6は、エンコーダ14から出力されるパルス数をカウントすることにより給紙ローラ12の搬送距離を計測する。給紙ローラ12の起動からの搬送距離が規定搬送距離に達していないと判断した場合(ステップS8:NO)、制御部6は、ステップS8を繰り返す。
給紙ローラ12の起動からの搬送距離が規定搬送距離に達したと判断した場合(ステップS8:YES)、ステップS9において、制御部6は、給紙ローラ12を停止させる。これにより、先端がレジストローラ16に突き当たり、所定量のたるみが形成された状態で用紙Pが停止する。
ステップS6で「YES」と判断される場合のステップS6〜S9が、第1連れ重送対応処理に相当する。また、後述のステップS28で「YES」と判断される場合のステップS28,S7〜S9も第1連れ重送対応処理に相当する。
用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1に達していると判断した場合(ステップS6:NO)、ステップS10において、制御部6は、給紙ローラ12の速度V1から速度V2への減速開始タイミングを決定する。ここで、制御部6は、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出されたタイミングに応じて給紙ローラ12の減速開始タイミングを決定する。
次いで、ステップS11において、制御部6は、給紙ローラ12の減速開始タイミングになったか否かを判断する。減速開始タイミングになっていないと判断した場合(ステップS11:NO)、制御部6は、ステップS11を繰り返す。減速開始タイミングになったと判断した場合(ステップS11:YES)、制御部6は、ステップS7へ進む。
ステップS9で給紙ローラ12を停止させると、その後、ステップS12において、制御部6は、レジストローラ16の起動タイミングになったか否かを判断する。レジストローラ16の起動タイミングになっていないと判断した場合(ステップS12:NO)、制御部6は、ステップS12を繰り返す。
レジストローラ16の起動タイミングになったと判断した場合(ステップS12:YES)、ステップS13において、制御部6は、レジストモータ17によりレジストローラ16を起動させる。また、制御部6は、給紙ローラ12によるアシスト動作を行わせる。
次いで、ステップS14において、制御部6は、次に給紙する用紙があるか否かを判断する。
次に給紙する用紙はないと判断した場合(ステップS14:NO)、ステップS15において、制御部6は、給紙済みの用紙Pがレジストローラ16を抜けるタイミングでレジストローラ16を停止させ、給紙動作を終了する。
次に給紙する用紙があると判断した場合(ステップS14:YES)、図13のステップS16において、制御部6は、次の用紙Pを給紙するための給紙ローラ12の起動タイミングになったか否かを判断する。給紙ローラ12の起動タイミングになっていないと判断した場合(ステップS16:NO)、制御部6は、ステップS16を繰り返す。
給紙ローラ12の起動タイミングになったと判断した場合(ステップS16:YES)、ステップS17において、制御部6は、給紙ローラ12を起動させる。
次いで、ステップS18において、制御部6は、給紙ローラ12の目標速度をV1にセットし、給紙ローラ12の用紙搬送速度を加速度αu1で加速させる。
次いで、ステップS19において、制御部6は、用紙センサ18がオフになったか否かを判断する。
用紙センサ18がオフになっていないと判断した場合(ステップS19:NO)、ステップS20において、制御部6は、給紙ローラ12の起動から規定時間Tkaが経過したか否かを判断する。給紙ローラ12の起動から規定時間Tkaが経過していないと判断した場合(ステップS20:NO)、制御部6は、ステップS19に戻る。
給紙ローラ12の起動から規定時間Tkaが経過したと判断した場合(ステップS20:YES)、ステップS21において、制御部6は、用紙滞留エラーとして、図9に示したように、給紙ローラ12を途中停止させる。ステップS19〜S21が、第2連れ重送対応処理に相当する。
ここで給紙ローラ12を途中停止させるのは、図9に示したような、先の用紙Pと次の用紙Pとがオーバーラップして搬送されている場合である。この場合、制御部6は、先の用紙Pに対しては、そのまま印刷部3で印刷させ、排紙部4により排紙させる。その後、制御部6は、給紙ローラ12およびレジストローラ16を駆動させて、搬送が途中停止されていた次の用紙Pを印刷部3へ搬送させ、印刷部3では印刷を省略して搬送させ、排紙部4により排紙させる。また、制御部6は、途中停止したことおよび印刷を省略して排紙させたことを操作パネル部5に表示させることでユーザに通知する。
図13に戻り、ステップS19において、用紙センサ18がオフになったと判断した場合(ステップS19:YES)、ステップS22において、用紙Pがレジストローラ16を抜けるタイミングでレジストローラ16を停止させる。
次いで、ステップS23において、制御部6は、用紙センサ18がオンになったか否かを判断する。
用紙センサ18がオンになっていないと判断した場合(ステップS23:NO)、ステップS24において、制御部6は、給紙ローラ12の起動から所定時間が経過したか否かを判断する。給紙ローラ12の起動から所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS24:NO)、制御部6は、ステップS23へ戻る。
給紙ローラ12の起動から所定時間が経過したと判断した場合(ステップS24:YES)、ステップS25において、制御部6は、用紙滞留エラーとして、印刷装置1の動作を停止させる。
ステップS23において、用紙センサ18がオンになったと判断した場合(ステップS23:YES)、ステップS26において、制御部6は、時間Terrが規定時間Tkbより大きいか否かを判断する。時間Terrは、用紙センサ18がオフ(ステップS19)になってからオン(ステップS23)になるまでの時間、すなわち、用紙センサ18を先の用紙Pの後端が検出された時点から次の用紙Pの先端が検出された時点までの時間である。
時間Terrが規定時間Tkb以下であると判断した場合(ステップS26:NO)、ステップS27において、制御部6は、給紙ローラ12を途中停止させる。ステップS19,S23,S26,S27が、第3連れ重送対応処理に相当する。
ここで、前述のステップS21で給紙ローラ12を途中停止させた場合と同様に、ステップS27で給紙ローラ12を途中停止させると、制御部6は、先の用紙Pに対しては、そのまま印刷部3で印刷させ、排紙部4により排紙させる。その後、制御部6は、給紙ローラ12およびレジストローラ16を駆動させて、搬送が途中停止されていた次の用紙Pを印刷部3へ搬送させ、印刷部3では印刷を省略して搬送させ、排紙部4により排紙させる。また、制御部6は、途中停止したことおよび印刷を省略して排紙させたことを操作パネル部5に表示させることでユーザに通知する。
図13に戻り、ステップS26において、時間Terrが規定時間Tkbより大きいと判断した場合(ステップS26:YES)、ステップS28において、制御部6は、用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1未満であるか否かを判断する。
用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1未満であると判断した場合(ステップS28:YES)、制御部6は、図12のステップS7へ進む。
用紙センサ18がオンになった時点の給紙ローラ12による用紙搬送速度がV1に達していると判断した場合(ステップS28:NO)、制御部6は、ステップS29へ進む。ステップS29,S30の処理は、前述した図12のステップS10,S11の処理と同様である。
以上説明したように、印刷装置1では、給紙ローラ12が起動してから用紙搬送速度がV1に達する前に、すなわち給紙ローラ12の起動から規定時間Tkaが経過する前に、用紙Pの先端が用紙センサ18で検出された場合、給紙ローラ12の用紙搬送速度が、レジストローラ16の用紙搬送速度である印字搬送速度Vgより遅い速度V2となるよう制御する。これにより、レジストローラ16により印字搬送速度Vgで搬送される先の用紙Pと、給紙ローラ12により速度V2で搬送される次の用紙Pとの紙間が広がる。これにより、レジストローラ16が停止するまで、次の用紙Pの先端がレジストローラ16に到達しないようにすることができる。この結果、印刷装置1では、特別な構成を設けることなく、レジ抜けの発生を抑制できる。また、レジストローラ16の起動タイミングまでに規定搬送距離を搬送させて給紙ローラ12を停止させるので、用紙Pに所定量のたるみを形成させて斜行補正を行い、正常時と同様に給紙を継続できる。
また、印刷装置1では、給紙ローラ12の起動から規定時間Tka以内に用紙センサ18で先の用紙Pの後端が検出されなかった場合、および先の用紙Pの後端が検出されてから規定時間Tkb以内に次の用紙Pの先端が検出された場合、給紙ローラ12を途中停止させる。これにより、連れ重送により用紙のオーバーラップが発生した場合、および用紙間の紙間が非常に短くなっている場合でも、レジ抜けの発生を抑制できる。
また、印刷装置1では、上述のように給紙ローラ12を途中停止させた場合、制御部6は、先の用紙Pに対しては、そのまま印刷部3で印刷させ、排紙部4により排紙させる。その後、制御部6は、給紙ローラ12およびレジストローラ16を駆動させて、搬送が途中停止されていた次の用紙Pを印刷部3へ搬送させ、印刷部3では印刷を省略して搬送させ、排紙部4により排紙させる。これにより、給紙ローラ12を途中停止させた場合でも、ユーザが印刷装置1から用紙Pを取り除く手間が不要になる。また、搬送が途中停止された用紙Pにしわ等が生じてなければ、この用紙Pを再利用することが可能になる。
また、印刷装置1では、式(4)が満たされるように距離Dが設定されている。これにより、正常な給紙であれば、用紙Pの先端がレジストローラ16に到達するときにはレジストローラ16が停止しているような構成とすることができる。これにより、レジ抜けの発生を抑制できる。
なお、第2連れ重送対応処理および第3連れ重送対応処理のうちの少なくともいずれか一方を省略してもよい。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 印刷装置
2 給紙部
3 印刷部
4 排紙部
5 操作パネル部
6 制御部
11 給紙台
12 給紙ローラ
13 給紙モータ
14 エンコーダ
15 さばき板
16 レジストローラ
17 レジストモータ
18 用紙センサ

Claims (6)

  1. 給紙台上に積載された用紙を取り出して搬送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記給紙ローラから搬送されてきた用紙を搬送するレジストローラと、
    前記給紙ローラと前記レジストローラとの間の所定位置で用紙を検出する検出部と、
    給紙する用紙1枚ごとに、前記給紙ローラを起動させ、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てて用紙にたるみを形成させるように規定搬送距離だけ用紙を搬送させて前記給紙ローラを停止させ、その後、前記レジストローラを起動させ、用紙が前記レジストローラを抜けると前記レジストローラを停止させ、複数枚の用紙を連続して給紙する場合は、前記レジストローラの起動タイミングを所定間隔とし、先の用紙を搬送する前記レジストローラの駆動中に次の用紙を給紙するために前記給紙ローラを起動させる給紙制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記給紙ローラの起動から、前記給紙ローラの用紙搬送速度が所定の第1速度V1に達するまでの時間である第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出された場合、前記給紙ローラの用紙搬送速度が前記レジストローラの用紙搬送速度より遅くなるよう制御し、前記レジストローラの起動タイミングまでに前記規定搬送距離を搬送させて前記給紙ローラを停止させることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記制御部は、前記給紙ローラの起動から前記第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出されない場合では、
    前記給紙ローラの用紙搬送速度が、前記給紙ローラの起動から前記第1速度V1まで加速し、前記検出部で用紙の先端が検出された時点以降において前記第1速度V1から減速して第2速度V2となり、
    複数枚の用紙を連続して給紙する場合に、先の用紙を搬送する前記レジストローラの用紙搬送速度が、次の用紙を給紙するための前記給紙ローラの起動時点より前から、前記第1速度V1より遅く前記第2速度V2より速い所定速度Vgとなっているよう制御するものであり、
    前記給紙ローラの前記第1速度V1から第2速度V2への減速時の加速度をαd1、前記レジストローラが停止する際の減速の加速度をαd2、前記検出部と前記レジストローラとの間の搬送経路上の距離をDとすると、以下の式(4)が満たされることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
    D>{(V1−V2)/(2|αd1|)−Vg/(2|αd2|)}
    /(1−V2/Vg) …(4)
  3. 給紙台上に積載された用紙を取り出して搬送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記給紙ローラから搬送されてきた用紙を搬送するレジストローラと、
    前記給紙ローラと前記レジストローラとの間の所定位置で用紙を検出する検出部と、
    給紙する用紙1枚ごとに、前記給紙ローラを起動させ、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てて用紙にたるみを形成させるように規定搬送距離だけ用紙を搬送させて前記給紙ローラを停止させ、その後、前記レジストローラを起動させ、用紙が前記レジストローラを抜けると前記レジストローラを停止させ、複数枚の用紙を連続して給紙する場合は、前記レジストローラの起動タイミングを所定間隔とし、先の用紙を搬送する前記レジストローラの駆動中に次の用紙を給紙するために前記給紙ローラを起動させる給紙制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記給紙ローラの起動から第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出された場合、前記給紙ローラの用紙搬送速度が前記レジストローラの用紙搬送速度より遅くなるよう制御し、前記レジストローラの起動タイミングまでに前記規定搬送距離を搬送させて前記給紙ローラを停止させるものであり、
    また、前記制御部は、前記給紙ローラの起動から前記第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出されない場合では、
    前記給紙ローラの用紙搬送速度が、前記給紙ローラの起動から第1速度V1まで加速し、前記検出部で用紙の先端が検出された時点以降において前記第1速度V1から減速して第2速度V2となり、
    複数枚の用紙を連続して給紙する場合に、先の用紙を搬送する前記レジストローラの用紙搬送速度が、次の用紙を給紙するための前記給紙ローラの起動時点より前から、前記第1速度V1より遅く前記第2速度V2より速い所定速度Vgとなっているよう制御するものであり、
    前記給紙ローラの前記第1速度V1から第2速度V2への減速時の加速度をαd1、前記レジストローラが停止する際の減速の加速度をαd2、前記検出部と前記レジストローラとの間の搬送経路上の距離をDとすると、以下の式(4)が満たされることを特徴とする給紙装置。
    D>{(V1−V2) /(2|αd1|)−Vg /(2|αd2|)}
    /(1−V2/Vg) …(4)
  4. 前記制御部は、複数枚の用紙を連続して給紙する場合において、前記給紙ローラの起動から前記第1規定時間以内に前記検出部で先の用紙の後端が検出されなかった場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理、および先の用紙の後端が検出されてから第2規定時間以内に次の用紙の先端が検出された場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理のうちの少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 給紙台上に積載された用紙を取り出して搬送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記給紙ローラから搬送されてきた用紙を搬送するレジストローラと、
    前記給紙ローラと前記レジストローラとの間の所定位置で用紙を検出する検出部と、
    給紙する用紙1枚ごとに、前記給紙ローラを起動させ、用紙の先端を前記レジストローラに突き当てて用紙にたるみを形成させるように規定搬送距離だけ用紙を搬送させて前記給紙ローラを停止させ、その後、前記レジストローラを起動させ、用紙が前記レジストローラを抜けると前記レジストローラを停止させ、複数枚の用紙を連続して給紙する場合は、前記レジストローラの起動タイミングを所定間隔とし、先の用紙を搬送する前記レジストローラの駆動中に次の用紙を給紙するために前記給紙ローラを起動させる給紙制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記給紙ローラの起動から第1規定時間が経過する前に前記検出部で用紙の先端が検出された場合、前記給紙ローラの用紙搬送速度が前記レジストローラの用紙搬送速度より遅くなるよう制御し、前記レジストローラの起動タイミングまでに前記規定搬送距離を搬送させて前記給紙ローラを停止させ、
    複数枚の用紙を連続して給紙する場合において、前記給紙ローラの起動から前記第1規定時間以内に前記検出部で先の用紙の後端が検出されなかった場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理、および先の用紙の後端が検出されてから第2規定時間以内に次の用紙の先端が検出された場合に前記給紙ローラを途中停止させる処理のうちの少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項4または5に記載の給紙装置と、
    前記レジストローラに対する搬送方向の下流側に配置され、前記レジストローラから搬送されてきた用紙を搬送しつつ用紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部で印刷された用紙を排紙する排紙部とを備え、
    前記制御部は、前記給紙ローラを途中停止させた場合、先の用紙に前記印刷部により印刷させ、前記排紙部により先の用紙を排紙させた後、搬送が途中停止されていた次の用紙を、前記給紙ローラおよび前記レジストローラにより搬送させ、前記印刷部では印刷を省略して搬送させ、前記排紙部により排紙させることを特徴とする印刷装置。
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