JP6099971B2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6099971B2
JP6099971B2 JP2012285551A JP2012285551A JP6099971B2 JP 6099971 B2 JP6099971 B2 JP 6099971B2 JP 2012285551 A JP2012285551 A JP 2012285551A JP 2012285551 A JP2012285551 A JP 2012285551A JP 6099971 B2 JP6099971 B2 JP 6099971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
sliding contact
lock device
opening
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012285551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014125861A (ja
Inventor
勝利 芥川
勝利 芥川
浩平 山崎
浩平 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U-SHINLTD.
Original Assignee
U-SHINLTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U-SHINLTD. filed Critical U-SHINLTD.
Priority to JP2012285551A priority Critical patent/JP6099971B2/ja
Priority to CN201310704366.2A priority patent/CN103899162B/zh
Publication of JP2014125861A publication Critical patent/JP2014125861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6099971B2 publication Critical patent/JP6099971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、ドアロック装置に関する。
車両用のドアロック装置は、車体側のストライカを係脱可能に係合するラッチ機構に加え、リンク機構を備える。リンク機構は、オープンレバーの操作力によりラッチ機構とストライカとの係合を解除する開放機構と、施錠操作によりラッチ機構を操作不可能なロック位置に移動し、解錠操作によりラッチ機構を操作可能なアンロック位置に移動するロック機構とを有する。
従来、開放機構の一部であるオープンレバーは、ハウジング内に回動可能に軸支されている。そして、オープンレバーの一端がドアハンドルにロッド等の連結部材を介して連結され、ドアハンドルの操作はオープンレバーが連動して回動することで、ロック機構を介してラッチ機構に伝達している。
特許文献1に記載のドアロック装置では、ピンなどの軸部材をカシメ固定することでオープンレバーをハウジングに軸支している。または、オープンレバーの軸孔をハウジングの軸部に挿通してからねじ止めする構成も採用される。これらにより、オープンレバーの軸方向への移動を規制し、ハウジングから抜け出るのを防止していた。
しかし、特許文献1のドアロック装置が備えるオープンレバーに採用されている回動レバー軸支構造では、オープンレバー(回動レバー)をカシメ固定したり、ねじで固定する固定作業が必要であるため、組付け工数が多く複雑になるという問題があった。
特開2001−262904号公報
本発明は、回動レバーを簡易かつ確実に組付け可能なドアロック装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のドアロック装置の回動レバー軸支構造は、
ストライカと係脱可能に係合するラッチ機構と、
前記ラッチ機構を配設するハウジングと、
前記ハウジングに軸支される回動レバーと、
を備えたドアロック装置において、
前記回動レバーは、外向きに突出する軸部と、前記軸部から径方向に突出する突出部とを備え、
前記ハウジングは、前記軸部を挿入する開口部を有する一対の軸受溝と、前記開口部と対向し、前記軸受溝の軸線に直交する断面が円弧状であり、前記突出部の外端面に当接する摺接部とを備えたものである。
回動レバーをハウジングに組み付ける際には、突出部の先端を摺接部に対向させて保持部の軸受溝に向けて挿入する。すると、突出部の先端が摺接部の内周面に沿って移動し、軸部が開口部から軸受溝まで案内される。そして、回動レバーの軸部を軸受溝に挿入して回動レバーを回動することで、ハウジングへの組み付けが完了する。このように、簡単な組み付けによって、回動レバーをハウジングに容易に軸支し、ワンタッチで取り付けできる。
そして、回動レバーの軸部を軸受溝内に挿入して軸支させた状態では、突出部の外端面に対向して摺接部が位置するため、回動レバーの開口部側への移動が阻止され、軸部が軸受溝から抜け出すことが防止される。
前記摺接部は、前記開口部の上方に位置する第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部とを備え、
前記第2端部は、前記前記軸受溝から水平方向に所定の間隔を隔てて設けられることが好ましい。
第2端部を軸受溝から水平方向に所定の間隔を隔てて設けることで、摺接部の内周面に沿って移動した回動レバーの軸部を開口部を介して軸受溝に挿入できる。
前記摺接部は、前記開口部の上方に位置する第1端部と、該第1端部と反対側の第2端部とを備え、前記第1端部の水平方向位置は、前記開口部の幅の範囲内にあることが好ましい。
これにより、回動レバーの軸部を第1端部の脇から容易に軸受溝内に挿入できるとともに、軸受溝に軸支された回動レバーの突出部の外端面が確実に摺接部に当接して、回動レバーが軸受溝から抜け出るのを防止することができる。
前記摺接部は、前記軸受溝の上方から前記回動レバーの回動時の軌跡に沿って湾曲することが好ましい。これにより、摺接部は簡単な構成で確実に、回動レバーの軸部が軸受溝から抜け出すことを防止でき、ドアロック装置のレバー軸支構造の製造コストを削減できる。
前記回動レバーは、前記ラッチ機構を開放するリンク機構のオープンレバーであり、
前記摺接部は、ドアハンドルが非操作状態にある初期位置と、前記ドアハンドルの開放操作により前記ラッチ機構による前記ストライカの係合を解除する作動位置との間の前記オープンレバーの回動範囲にかけて設けられることが好ましい。
上記構成により、回動レバーの回動範囲において、回動レバーの軸部が軸受溝から抜け出すことを防止できる。
前記ハウジングに、前記回動レバーの前記突出部が前記摺接部から離間する方向への回動を阻止する規制部を設けることが好ましい。
規制部によって、回動レバーの突出部が前記摺接部から離間する方向への回動が阻止されるため、突出部と摺接部との当接状態を維持でき、確実に回動レバーの軸支状態を維持できる。
本発明では、ハウジングに摺接部を設けたため、回動レバーを摺接部に摺接させて軸受溝に挿入し、簡易に組み立てることができる。また、回動レバーが摺接部に当接して、軸受溝から抜け出るのを防止し、確実に組み立てることができる。
本発明に係る実施形態のドアロック装置の分解斜視図。 ハウジングの分解斜視図。 異なる方向から見たハウジングの分解斜視図。 第1ハウジング部の正面図。 フェンスブロックの内面側の上方からの斜視図。 フェンスブロックの内面側の下方からの斜視図。 第2軸支部の部分拡大断面図。 (A)はインナーオープンレバーの斜視図、(B)は(A)の正面図。 第1配設部に配設したアンロック位置のロック機構および開放機構を示す正面図。 第1配設部に配設したロック位置のロック機構および開放機構を示す正面図。 第2配設部に配設したアンロック作動位置の切換機構を示す正面図。 第2配設部に配設したロック作動位置の切換機構を示す正面図。 (A)は第2軸支部にインナーオープンレバーを挿入している状態を示す断面図、(B)は第2軸支部の軸受溝にインナーオープンレバーの軸部を挿入した状態を示す断面図。 (A)はインナーオープンレバーが第2軸支部に保持されている初期位置を示す断面図、(B)はインナーオープンレバーがリンクを作動する作動位置にある状態を示す断面図。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る実施形態のドアロック装置10を示す。ドアロック装置10は車両のドア(図示せず)の内部に装着され、車体に対してドアを閉塞し、閉塞状態では、ドアを開放可能なアンロック状態と開放不可能なロック状態とに切り換える。
ドアロック装置10は、ラッチ機構43とリンク機構とを備え、これらがハウジング11に配設されている。リンク機構は、ロック機構53と、開放機構64と、切換機構79とを備える。本実施形態では、ハウジング11を構成するフェンスブロック25に摺接部31を設け、開放機構64を構成する回動レバーであるインナーオープンレバー70をフェンスブロック25に容易に組立て可能とする。
図2および図3を併せて参照すると、ハウジング11は、平面視L字形状をなすハウジング本体14と、ハウジング本体14にそれぞれ装着されるフェンスブロック25およびカバー部材39とを備える。
ハウジング本体14は樹脂製であり、ドアのヒンジと反対側の端部の内側に配置される第1配設部15と、ドアに沿って配置される第2配設部17とを備える。第1配設部15は、フェンスブロック25の内面側を覆う。第1配設部15の下側には、フェンスブロック25の第1軸支部26の先端部を保持する保持孔16が設けられている。
第2配設部17には、切換機構79が配設される。第2配設部17の上側には、キーロータ配設孔18とキーレバー支軸部19とが設けられている。キーレバー支軸部19の下側には、第1配設部15に隣接した位置に切換レバー支持部20が設けられている。切換レバー支持部20の下側にはホイールギア配設部21が設けられている。ホイールギア配設部21の側方に隣接してモータ配設部22が設けられている。ホイールギア配設部21の下側には、ドアの車内側に配設したインナードアハンドル(図示せず)に連結した接続ケーブル2を配設するケーブル配設部24が設けられている。
フェンスブロック25は樹脂製であり、ドアのヒンジと反対側の外側面にラッチ機構43が配設され、反対の内側面にロック機構53と開放機構64とが配設される。フェンスブロック25の外面側の上部にはフォーク配設部34が設けられ、中央にはクローレバー配設部35が設けられている。フェンスブロック25の内面側の上部には、ロックプレート支持部42が設けられている。フェンスブロック25の内面側の下部には、開放レバー配設部40と、先端が保持孔16に挿入保持される第1軸支部26が設けられている。第1軸支部26は、ロック機構53のリンク60の後述する進退方向に対して直交方向に延びる軸線(回転軸)を有する円筒状である。第1軸支部26には、開放機構64のアウターオープンレバー65が回動可能に装着される(図9A参照)。
図5に示すように、第1軸支部26の側方に隣接し、かつ、リンク60の下側の位置に、インナーオープンレバー70を回動可能に支持する第2軸支部27が設けられている。第2軸支部27は、リンク60の進退方向および第1軸支部26の軸線に対して直交方向に延びる軸線(回転軸)を有する。
第2軸支部27は、図6および図7に併せて示すように、インナーオープンレバー70の軸部71を軸受溝29,29で両持ち支持する一対の保持部28,28と、保持部28,28の間に形成された摺接部31とを有している。軸受溝29,29の上側には、インナーオープンレバー70の軸部71を軸受溝29内に挿入する開口部32が形成されている。
摺接部31は、開口部32と対向し、軸受溝29の軸線を中心とする4等分した円筒形状(軸受溝29の軸線に直交する断面が円弧状)である。摺接部31は、軸受溝29の上方からインナーオープンレバー70の突出部74の外端面75bの回動時の軌跡に沿って湾曲している。具体的には、摺接部31は、開口部32の上方に位置する第1端部30aと、第1端部30aと反対側の第2端部30bとを備えている。第1端部30aの水平方向位置は、開口部32の幅の範囲内にある。第2端部30bは、軸受溝29から水平方向に所定の間隔Lを隔てて設けられている。この間隔Lは、突出部74の軸部71からの突出方向長さと対応している。摺接部31は、インナーオープンレバー70の突出部74の回動範囲、すなわち、ドアハンドルが非操作状態にある初期位置と、ドアハンドルの開放操作によりラッチ機構43によるストライカ1の係合を解除する作動位置との間にかけて設けられている。摺接部31は突出部74の外端面75bと対向するように位置し、外端面75bと当接して、軸受溝29からのインナーオープンレバー70の離脱を阻止する。
図5に示すように、第1軸支部26から離れた位置にある保持部28の下縁には、インナーオープンレバー70の回動を規制する規制用リブ(規制部)33が突出している。
図1に示すように、フェンスブロック25は、外面側に配設される金属製のベースプレート36と、内面側に配設される金属製のセットプレート38とを備える。これらベースプレート36とセットプレート38との間に、フォーク44、クローレバー48および開放レバー54が回転可能に軸支される。
図2に示すように、カバー部材39は、第2配設部17を覆う形状である。
図1および図4に併せて示すように、ラッチ機構43は、フェンスブロック25のフォーク配設部34に配設されるフォーク44と、クローレバー配設部35に配設されるクローレバー48とを備え、フェンスブロック25の外面側に配設されている。ドアを閉じることによりフォーク44にストライカ1が進入すると、ストライカ1の押圧でフォーク44が図4に示す係合位置に回動する。これによりクローレバー48がフォーク44に係止し、フォーク44によるストライカ1の係合状態が維持される。ドアハンドルの操作によりクローレバー48が係止解除方向(図4中時計回り)に回動されると、フォーク44が時計回りに回動して開放位置に位置し、ストライカ1の係止が解除される。
図9A,Bに示すように、ロック機構53は、フェンスブロック25の開放レバー配設部40(図3参照)に配設される開放レバー54と、ロックプレート支持部42に回動可能に配設されるロックプレート57と、第1配設部15に配設されるリンク60とを備えている。ドアハンドルが操作されると、各オープンレバー65,70を介してリンク60が図9Aにおいて上側に向けて作動して開放レバー54を操作することにより、クローレバー48が係止解除方向に移動される。図9Aに示すように、解錠操作されると、切換機構79を介してロックプレート57がアンロック作動位置に回動し、リンク60が開放レバー54を操作可能なアンロック位置に移動される。図9Bに示すように、施錠操作されると、切換機構79を介してロックプレート57がロック作動位置に回動し、リンク60が開放レバー54を操作不可能なロック位置に移動される。
開放機構64は、アウターオープンレバー65とインナーオープンレバー70とを備え、フェンスブロック25の内面側に配設されている。ドアの車外側に配設されたアウタードアハンドル(図示せず)が操作されると、その操作力をアウターオープンレバー65を介してリンク60に伝達する。ドアの車内側に配設されたインナードアハンドルが操作されると、その操作力をインナーオープンレバー70を介してリンク60に伝達する。そして、ロック機構53がアンロック位置にあるときには、ラッチ機構43によるストライカ1の係合が解除される。これらオープンレバー65,70は、ラッチ機構43より下側に位置する。
アウターオープンレバー65は、フェンスブロック25の第1軸支部26に回転可能に配設される軸孔を備える。リンク60の下端に向けて突出する第1リンク作動部66を備える。また、第1ハウジング部12の外方へ突出する第1ハンドル連結部68を備える。第1ハンドル連結部68には、アウタードアハンドルに連結した連結部材であるロッド(図示せず)が連結される。アウターオープンレバー65は、コイルスプリング69によって第1リンク作動部66が下方に位置するように付勢されている。コイルスプリング69の付勢力により、リンク60が進出位置から下向きに移動(後退)される。
インナーオープンレバー70は、図5および図8(A),(B)に併せて示すように、レバー本体76aの上端に軸部71を有している。レバー本体76aは、リンク60の下端に向けて突出する第2リンク作動部77と、第1配設部17の下端から外方へ突出する第2ハンドル連結部78とを備えている。第2ハンドル連結部78には、インナードアハンドルに連結した連結部材である接続ケーブル2が連結される。
軸部71は、インナーオープンレバー70の回動方向に対する交差方向に突出し、フェンスブロック25の第2軸支部27に回転可能に保持されている。軸部71は円筒形状であり、軸部71と同心円上外側に軸部71の軸線方向長さよりも短い環状の外周壁72が形成されている。外周壁72は、保持部28の内面と摺接して、インナーオープンレバー70が軸部71の軸線が傾くのを防止している。軸部71と外周壁72とは断面凹形状の連結部73を介して一体成形されている。
インナーオープンレバー70は、外周壁72から径方向の上方に向かって突出する突出部74を有している。突出部74は、表面に凹部75aを有する四角柱形状であり、その外端面75bが、軸部71の軸線を中心として湾曲している。なお、インナーオープンレバー70は、アウターオープンレバー65およびリンク60を介してコイルスプリング69の付勢力により初期位置に戻される。
軸部71の下方には、第2リンク作動部77の根本にインナーオープンレバー70の側面から突出し、軸部71の径方向に延びる板状の係止用リブ76bが形成されている。この係止用リブ76bは、インナーオープンレバー70が初期位置にあるとき、軸受溝29の規制用リブ33に当接して、突出部74が摺接部31から離間する方向への回動を阻止する。
図1および図10A,Bに併せて示すように、切換機構79は、ハウジング本体14の第2配設部17に配設され、手動操作系と電動操作系とを備えている。いずれかの操作系の施錠操作によりロックプレート57を介してリンク60をロック位置に切り換え、いずれかの操作系の解錠操作によりロックプレート57を介してリンク60をアンロック位置に切り換える。
手動操作系は、ドアの車内側に配設したロックノブ(施解錠操作部)の操作によるインナーロックユニットと、ドアの車外側に配設したキーシリンダ(施解錠操作部)の操作によるアウターロックユニットとを備える。インナーロックユニットは、切換レバー80を備える。アウターロックユニットは、第2配設部17のキーロータ配設部18に配設されたキーロータ81と、第2配設部17の上側に配設されたキーリンク83とキー入力レバー82と、キーレバー支持部19に軸支されたキーレバー84とを備える。電動操作系(電動ロックユニット)は、モータ配設部22に配設された駆動モータ86と、モータ配設部22の横に配設されたウォーム88と、ホイールギア配設部21に配設されたホイールギア89とを備える。
インナーロックユニットは、ロックノブの操作により切換レバー80が回動され、ロックプレート57をロック作動またはアンロック作動させる。アウターロックユニットは、キーシリンダに正規キーを差し込んで操作されることにより、連結部材であるパドルを介してキーロータ81が回動し、キーリンク83を介してキー入力レバー82が回動し、キーレバー84が回動する。これにより切換レバー80を介してロックプレート57をロック作動またはアンロック作動させる。電動ロックユニットは、リモコン操作等によって駆動モータ86が動作されることにより、ウォーム88を介してホイールギア89が回転される。これにより切換レバー80を介してロックプレート57をロック作動またはアンロック作動させる。即ち、本実施形態の切換レバー80は、全ての操作系の施解錠操作を受け、その操作力をロック機構53に伝達してロック作動またはアンロック作動させる。
次に、本発明に係る第2軸支部27にインナーオープンレバー70を装着する手順を説明する。
図11(A)に示すように、インナーオープンレバー70を約90度回転させて倒した状態で、突出部74の外端面75bを摺接部31に対向させて近づける。すると、突出部74の外端面75bが摺接部31の内周面に摺接して移動する。このとき、第2端部30bは、軸受溝29から水平方向に所定の間隔Lを隔てて設けられている。従って、軸部71が開口部32を介して軸受溝29内に案内され、容易に挿入できる(図11(B)参照)。
そして、図12(A)に示すように、インナーオープンレバー70を約90度回転させて起こすことで、インナーオープンレバー70の保持部28への装着が完了する。このように、インナーオープンレバー70の軸部71を開口部32から軸受溝29に挿入して回転させるだけの簡単な組み付けによって、インナーオープンレバー70をフェンスブロック25に容易に軸支し、ワンタッチで取り付けできる。
インナーオープンレバー70を保持部28に装着し、ドアハンドルが非操作状態にある初期位置では、フェンスブロック25に設けられた規制用リブ33がインナーオープンレバー70の係止用リブ76bに当接する。このため、インナーオープンレバー70の突出部74が摺接部31から離間する方向(図12(A)において時計回り方向)への回動が阻止される。また、摺接部31の第1端部30aの水平方向位置は、開口部32の幅の範囲内にある。従って、開口部32に対応する位置にある突出部74と摺接部31との当接状態を維持し、確実にインナーオープンレバー70の軸支状態を維持でき、軸部71が軸受溝29から抜け出すことが防止される。
また、図12(B)に示すように、ドアハンドルの開放操作によりラッチ機構43によるストライカ1の係合を解除する作動位置においても、摺接部31は外端面75bに対向するように位置する。従って、外端面75bと摺接部31とが当接し、軸部71が軸受溝29から抜け出すことが防止される。このように、インナーオープンレバー70の回動範囲において、インナーオープンレバー70の軸部71が軸受溝29から抜け出すことを防止できる。
摺接部31は、軸受溝29の軸線を中心として、軸受溝29の上方からインナーオープンレバー70の突出部74の外端面75bの回動時の軌跡に沿って湾曲している。これにより、簡単な構成で摺接部31は確実に、インナーオープンレバー70の軸部71が軸受溝29から抜け出すことを防止できる。また、ドアロック装置10のレバー軸支構造の製造コストを削減できる。
なお、本発明のドアロック装置10は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、インナーオープンレバー70を軸支する第2軸支部27に摺接部31を設けた。しかし、これに限定されず、開放機構64のアウターオープンレバー65を軸支する第1軸支部26に摺接部を設けてもよく、また、ラッチ機構43のフォーク44またはクローレバー48を配設するフェンスブロック25に摺接部を設けてもよい。更に、ロック機構53の開放レバー54、ロックプレート57およびリンク60を配設するハウジング11に摺接部を設けてもよい。切換機構79の切換レバー80およびキーレバー84に摺接部を設けてもよい。
1…ストライカ
10…ドアロック装置
11…ハウジング
25…フェンスブロック
26…第1軸支部
27…第2軸支部
28…保持部
29…軸受溝
30a…第1端部
30b…第2端部
31…摺接部
32…開口部
33…規制用リブ(規制部)
36…ベースプレート
38…セットプレート
39…カバー部材
43…ラッチ機構
44…フォーク
48…クローレバー
54…開放レバー
57…ロックプレート
60…リンク
64…開放機構
65…アウターオープンレバー
70…インナーオープンレバー(回動レバー)
71…軸部
74…突出部
79…切換機構
81…キーロータ
82…キー入力レバー
83…キーリンク
84…キーレバー
86…駆動モータ
88…ウォーム
89…ホイールギア

Claims (6)

  1. ストライカと係脱可能に係合するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構を配設するハウジングと、
    前記ハウジングに軸支される回動レバーと、
    を備えたドアロック装置において、
    前記回動レバーは、外向きに突出する軸部と、前記軸部から径方向に突出する突出部とを備え、
    前記ハウジングは、前記軸部を挿入する開口部を有する一対の軸受溝と、前記開口部と対向し、前記軸受溝の軸線に直交する断面が円弧状であり、前記突出部の外端面に当接する摺接部とを備えたことを特徴とするドアロック装置。
  2. 前記摺接部は、前記開口部の上方に位置する第1端部と、前記第1端部と反対側の第2端部とを備え、
    前記第2端部は、前記軸受溝から水平方向に所定の間隔を隔てて設けられたことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
  3. 前記摺接部は、前記開口部の上方に位置する第1端部と、該第1端部と反対側の第2端部とを備え、
    前記第1端部の水平方向位置は、前記開口部の幅の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドアロック装置。
  4. 前記摺接部は、前記回動レバーの回動時の軌跡に沿って湾曲することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のドアロック装置。
  5. 前記回動レバーは、前記ラッチ機構を開放するリンク機構のオープンレバーであり、
    前記摺接部は、ドアハンドルが非操作状態にある初期位置と、前記ドアハンドルの開放操作により前記ラッチ機構による前記ストライカの係合を解除する作動位置との間の前記オープンレバーの回動範囲にかけて設けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のドアロック装置。
  6. 前記ハウジングに、前記回動レバーの前記突出部が前記摺接部から離間する方向への回動を阻止する規制部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のドアロック装置。
JP2012285551A 2012-12-27 2012-12-27 ドアロック装置 Active JP6099971B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285551A JP6099971B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ドアロック装置
CN201310704366.2A CN103899162B (zh) 2012-12-27 2013-12-19 门锁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012285551A JP6099971B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014125861A JP2014125861A (ja) 2014-07-07
JP6099971B2 true JP6099971B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=50990710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012285551A Active JP6099971B2 (ja) 2012-12-27 2012-12-27 ドアロック装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6099971B2 (ja)
CN (1) CN103899162B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108301696A (zh) * 2018-04-10 2018-07-20 广州安辽安防科技有限公司 一种适用于超窄安装空间的防盗门电子锁

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1654429A4 (en) * 2003-07-10 2012-08-15 Southco ROTARY CLUTCH LATCH
JP2007197974A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ドアロック装置
JP4618318B2 (ja) * 2008-04-18 2011-01-26 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置
CN102011527B (zh) * 2009-09-04 2013-06-12 三井金属爱科特株式会社 机动车辆的门锁闭***
JP5288314B2 (ja) * 2010-09-27 2013-09-11 三井金属アクト株式会社 車両用ドアラッチ装置
JP6022312B2 (ja) * 2012-11-12 2016-11-09 株式会社ユーシン ドアロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103899162A (zh) 2014-07-02
CN103899162B (zh) 2017-11-10
JP2014125861A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2105559A2 (en) Electric door latch apparatus
EP2578779B1 (en) Vehicle door lock device
EP2458118B1 (en) Door lock device for vehicle
EP1726754B1 (en) Door lock apparatus for a vehicle
JP6466659B2 (ja) ドアロック装置
JP5279433B2 (ja) ドアロック装置
JP4701777B2 (ja) 車両用ドアロック装置
EP2700776B1 (en) Vehicle door lock device provided with a position holding device for rotating lever
JPWO2006054761A1 (ja) 車両用ドアロック装置
JP2009203738A (ja) ドアロック装置
JP6062223B2 (ja) ドアロック装置
JP6022312B2 (ja) ドアロック装置
JP5480100B2 (ja) ドアロック装置
JP5421083B2 (ja) ドアロック装置
JP6099971B2 (ja) ドアロック装置
JP5150526B2 (ja) ドアラッチ装置
JP6022237B2 (ja) ドアロック装置
JP6162946B2 (ja) ドアロック装置
KR20130060869A (ko) 자동차용 아웃사이드 도어 핸들의 조립 구조
JP2021059923A (ja) ドアラッチ装置
JP2008214935A (ja) 車両用ドアロック装置
JP4998610B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP5015748B2 (ja) 車両用開閉体のロック装置
JP5480099B2 (ja) ドアロック装置
JP6099972B2 (ja) ドアロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6099971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250