JP6098205B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、電池セルを積層した電池パックに関する。
鉛直方向に積層配置された電池モジュールを有する電池パックとしては、例えば、特許文献1に記載の二次電池装置が挙げられる。特許文献1に記載の二次電池装置は、複数の電池積層アッセンブリを備えている。電池積層アッセンブリは、床板と、床板から立設された背面板と、床板上に固定されたベース板とを有している。ベース板上には、電池モジュールが載置されている。電池モジュールは、背面板に当接している。ベース板の縁部には、電池モジュールを挟むように側面板が立設されている。電池モジュール上には、パッキンを介してベース板が設けられ、このベース板上に電池モジュールが載置されることで、電池モジュールが積層配置されている。
特開2011−54353号公報
ところで、電池モジュールが積層配置されている場合には、鉛直方向下方に位置する電池モジュールには、鉛直方向上方に位置する電池モジュールの荷重が加わる。このため、電池モジュールに振動が加わると、鉛直方向下方に位置する電池モジュールほど衝撃が大きく、破損しやすい。
本発明の目的は、積層配置された電池セルの破損を抑止することができる電池パックを提供することにある。
上記課題を解決する電池パックは、鉛直方向に積層される複数の電池セルと、鉛直方向に隣り合う前記電池セルの間に設けられる緩衝部材と、複数の前記電池セルを保持する複数の電池ホルダとを有し、前記電池ホルダは、一つの電池ホルダに一つの電池セルを保持しており、鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの間に前記緩衝部材が設けられており、鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの一方と前記緩衝部材とは接触しているとともに、鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの他方と前記緩衝部材とは接触していることを要旨とする。
これによれば、電池セルが積層されているため、鉛直方向下方に位置する電池セルには、鉛直方向上方に位置する電池セルの荷重が加わり、電池セルに振動が加わったときに鉛直方向下方に位置する電池セルほど衝撃によって破損しやすい。鉛直方向に積層された電池セルの間に緩衝部材を設けることで、電池セルに加わる衝撃を緩和することができ、電池セルの破損を抑止することができる。
また、鉛直方向に隣り合う電池ホルダの一方と緩衝部材とは接触した状態で積層されているとともに、鉛直方向に隣り合う電池ホルダの他方と緩衝部材とは接触した状態で積層されていることで、電池ホルダによって荷重を受けることができ、電池セルに荷重が加わることを抑制することができる。したがって、電池セルの破損を更に抑止することができる。
上記電池パックについて、前記電池セルは、鉛直方向に立設された立設部材に設置され、前記立設部材は、鉛直方向と交わる方向に延びるとともに、鉛直方向と交わる方向の面に開口する締結穴又は鉛直方向と交わる方向に突出する凸部を有し、前記電池セルには、締結穴又は凸部を有する設置部材が直接又は間接的に接合され、前記電池セルは、前記立設部材の前記締結穴又は前記凸部と前記設置部材の前記締結穴又は前記凸部とが嵌合されることで前記立設部材に設置されることが好ましい。
鉛直方向に電池セルを積層していくと、製造上の誤差や、電池セルの組み付け時の誤差が鉛直方向上方に向かうほど累積され、立設部材に設けられた締結穴又は凸部と、設置部材に設けられた締結穴又は凸部が対向しない場合がある。立設部材に設けられた締結穴又は凸部と、設置部材に設けられた締結穴又は凸部が対向しない場合、締結穴と凸部を嵌合させることができない。本発明によれば、立設部材に設けられた締結穴又は凸部と、設置部材に設けられた締結穴又は凸部が対向しない場合には、電池セル(設置部材)を鉛直方向下方に向けて押さえつけることで、緩衝部材を変形させて、この変形の分だけ電池セル(設置部材)を鉛直方向下方にずらすことができる。このため、立設部材に設けられた締結穴又は凸部と、設置部材に設けられた締結穴又は凸部を対向させることができ、電池セルを立設部材に設置することができる。
上記電池パックについて、前記電池セルは、鉛直方向に立設された立設部材に設置され、前記立設部材は、鉛直方向と交わる方向に延びるとともに、鉛直方向と交わる方向の面に開口する締結穴を有し、前記電池セルには、貫通孔を有する設置部材が直接又は間接的に接合され、前記電池セルは、前記貫通孔及び前記締結穴に締結部材が挿入されることで前記立設部材に設置されることが好ましい。
鉛直方向に電池セルを積層していくと、製造上の誤差や、電池セルの組み付け時の誤差が鉛直方向上方に向かうほど累積され、設置部材に設けられた貫通孔と立設部材に設けられた締結穴が対向しない場合がある。貫通孔と締結穴が対向しない場合、締結部材を締結穴に挿入することができず、電池セルを立設部材に設置することができない。本発明によれば、設置部材に設けられた貫通孔と立設部材に設けられた締結穴が対向しない場合には、電池セルを鉛直方向下方に向けて押さえつけることで、緩衝部材を変形させて、この変形の分だけ電池セル(設置部材)を鉛直方向下方にずらすことができる。このため、貫通孔と締結穴を対向させることができ、電池セルを立設部材に設置することができる。
上記電池パックについて、前記緩衝部材は、弾性変形可能な弾性部材であることが好ましい。
これによれば、緩衝部材が衝撃を吸収しやすい。
上記電池パックについて、前記立設部材は産業車両に搭載されるカウンタウェイトであることが好ましい。
これによれば、産業車両に搭載されるカウンタウェイトを立設部材として兼用できるため、立設部材とカウンタウェイトとを別体として設ける場合に比べ、部品点数が増加することを抑制することができる。
本発明によれば、積層配置された電池セルの破損を抑止することができる。
実施形態のフォークリフトを示す概略側面図。 実施形態の電池パックを示す斜視図。 実施形態の電池パックを示す断面図。 実施形態の電池モジュールを示す斜視図。 実施形態の電池ホルダ、角型電池及び伝熱プレートの関係を示す斜視図。 (a)及び(b)は実施形態の電池パックの作用図。
以下、電池パックをフォークリフトに搭載される電池パックに具体化した一実施形態について説明する。以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、産業車両としてのフォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。運転室20の下部には、電池パック30が搭載されている。以下、電池パック30について詳細に説明を行う。
図2及び図3に示すように、電池パック30は、ケース31に収容されている。ケース31は、フォーク16に搭載される積荷19とつりあいをとるためのカウンタウェイト32を備えている。カウンタウェイト32は、直方体状をなすウェイト部33と、ウェイト部33の短手方向一端33aからウェイト部33の厚み方向に立設されるとともに、ウェイト部33の長手方向一端33cから長手方向他端33dに亘って延びる矩形板状のウェイト本体34とからなる。換言すれば、ウェイト部33は、ウェイト本体34の基端からウェイト本体34の厚み方向に立設されている。本実施形態において、ウェイト本体34は、鉛直方向に立設され、立設部材として機能している。ウェイト本体34の先端(ウェイト本体34の基端とは反対側の端部)には、ウェイト本体34を該ウェイト本体34の厚み方向に切り欠いた切欠部35が形成されている。また、ウェイト本体34におけるウェイト部33が立設される側の面には、ウェイト本体34の厚み方向に延びる締結穴としてのボルト穴39が複数設けられている。ボルト穴39の内周面には、雌ねじが形成されている。ウェイト本体34は、鉛直方向に立設されているため、ウェイト本体34の厚み方向は、鉛直方向と交わる方向(本実施形態では鉛直方向及びウェイト本体34の長手方向に直交する方向)となり、ボルト穴39は、鉛直方向と交わる方向に延びるとともに、鉛直方向と交わる方向の面(ウェイト本体34の厚み方向の面)に開口している。
ウェイト部33の短手方向他端33bには、ウェイト本体34から離間して設けられる逆U字状のフレーム40がウェイト部33から立設されている。フレーム40は、ウェイト部33の上面における短手方向他端33bの縁部の2つの角部から立設された第1の柱部41及び第2の柱部42と、第1の柱部41及び第2の柱部42の上端部(ウェイト部33と接合される端部と反対側の端部)を繋ぐ基部43と、からなる。つまり、ケース31は、ウェイト部33の短手方向他端33b側に、ウェイト部33とフレーム40によって囲まれた正面開口部30aを有する。なお、ケース31において、この正面開口部30aは、矩形板状をなす蓋部材44によって閉塞されている。
各柱部41,42の立設方向への長さ(各柱部41,42の長手方向の長さ)は、ウェイト部33の上面から、ウェイト本体34の先端面までの最短の長さと同一となっており、フレーム40の上面とウェイト本体34の上面には、天板45が支持されている。この天板45によって、ウェイト本体34とフレーム40との間の開口部(図示せず)が閉塞されている。更に、ケース31は、ウェイト部33の長手方向一端33c側に、ウェイト本体34と、ウェイト部33と、第1の柱部41と、天板45によって囲まれた一端側開口部30bを有する。また、ケース31は、ウェイト部33の長手方向他端33d側に、ウェイト本体34と、ウェイト部33と、第2の柱部42と、天板45によって囲まれた他端側開口部30cを有する。なお、一端側開口部30bは、一端側蓋部材46によって閉塞され、他端側開口部30cは、他端側蓋部材47によって閉塞されている。そして、カウンタウェイト32、フレーム40、天板45及びそれぞれの蓋部材44,46,47でケース31が形成されている。
ウェイト本体34の厚み方向の一面(ケース31の内面)は電池モジュール51,52,53が設置される設置面34aとされている。設置面34aには、ウェイト本体34の短手方向に3個の電池モジュール51,52,53が並べられた電池列が、ウェイト本体34の長手方向に二組設けられている。切欠部35には、矩形平板状をなす載置板36が固定されている。載置板36上には、電池モジュール51,52,53の制御を行う制御機器が収容される収容ケース37及びリレーや配線などが収容されるジャンクションボックス38が配設されている。
図4及び図5に示すように、電池モジュール51,52,53は、電池セルとしての角型電池55(例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素蓄電池などの二次電池)が、樹脂製の電池ホルダ70に保持された状態で並設されるとともに、隣り合う角型電池55の間に金属製(例えばアルミニウム製)の伝熱プレート80が介装されている。電池モジュール51,52,53において、角型電池55の並設方向両端にはエンドプレート57が設けられている。
一方のエンドプレート57には、ボルトB1が挿通されるとともに、このボルトB1が他方のエンドプレート57側でナットNに螺合されている。各エンドプレート57には、設置部材としてのブラケット90が固定されている。そして、ブラケット90をウェイト本体34に固定することで、電池モジュール51,52,53は、ウェイト本体34に設置されている。本実施形態において、ブラケット90は、エンドプレート57に固定されることで、角型電池55の並設方向における両端の角型電池55に間接的に接合されている。
図5に示すように、電池ホルダ70は、矩形平板状の第1の被覆部73を有している。第1の被覆部73の長手方向両端には、第1の被覆部73の厚み方向に延びる矩形平板状の第2の被覆部74及び第3の被覆部75が設けられている。第2の被覆部74の長手方向第1端部74a(第1の被覆部73が設けられる端部とは反対側の端部)と、第3の被覆部75の長手方向第1端部75a(第1の被覆部73が設けられる端部とは反対側の端部)には、各被覆部74,75の短手方向第1端部74b、75bの間で延びる矩形平板状の第4の被覆部76が設けられている。第4の被覆部76は、厚み方向が被覆部74,75の短手方向と一致し、長手方向が第2の被覆部74と第3の被覆部75の対向方向に一致する。そして、第4の被覆部76の厚み方向及び長手方向に直交する方向が、第4の被覆部76の短手方向となる。
また、第4の被覆部76の長手方向両端における第4の被覆部76の短手方向の一端面上には、U字状をなすとともに、第4の被覆部76の厚み方向に開口する端子収容部78がそれぞれ設けられており、各端子収容部78は、各被覆部74,75に連設されている。各端子収容部78において、第4の被覆部76に接合される面と反対側の面からは、壁部材78aが突設されている。
第4の被覆部76の短手方向の一端面上には、各端子収容部78と隣り合って四角柱状の柱部材79が柱部材79の軸が被覆部74,75の短手方向に延びるように設けられている。柱部材79には、ボルトB1が挿通される挿通孔79aが柱部材79の軸方向に貫通して設けられている。
第2の被覆部74及び第3の被覆部75の長手方向第1端部74a,75aには、各被覆部74,75と連設され、各被覆部74,75の長手方向に延びる矩形平板状の支持部77が設けられている。
第2の被覆部74及び第3の被覆部75の長手方向第2端部74c、75cには、四角柱状の脚部72が脚部72の軸が被覆部74,75の短手方向に延びるように設けられている。脚部72には、ボルトB1が挿通される挿通孔72aが脚部72の軸方向に貫通して設けられている。
伝熱プレート80は、矩形平板状のプレート本体81と、プレート本体81の長手方向第1端部81aからプレート本体81の厚み方向に向けて延びる放熱部82とからなる。
図4に示すように、電池ホルダ70には、載置板54が載置されている。具体的にいえば、載置板54は、支持部77の間に挿入されており、壁部材78aに載置されている。載置板54には、リレー用カバー61が載置されている。そして、リレー用カバー61の内部には、電池モジュール51,52,53それぞれの通電と通電の遮断を切り替えるリレー62が設けられている。また、載置板54には、ECU用カバー63が載置されている。ECU用カバー63の内部には、電池モジュール51,52,53それぞれの制御を行うECU64が設けられている。
ブラケット90は、1枚の矩形平板状の板材の短手方向の中央を直角に折り曲げて形成されている。これにより、ブラケット90は、矩形平板状をなすプレート固定部91と、矩形平板状をなすウェイト固定部92とを有している。プレート固定部91には、ボルトB2が挿通され、このボルトB2がエンドプレート57に螺合されることで、ブラケット90がエンドプレート57に固定されている。ウェイト固定部92には、締結部材としてのボルトB3が挿通される貫通孔93がウェイト固定部92の厚み方向に貫通して設けられている。貫通孔93の径は、ウェイト固定部92の長手方向の径がウェイト固定部92の短手方向の径よりも大きい。すなわち、貫通孔93は、ウェイト固定部92の長手方向に延びる楕円形状の長孔である。
図3に示すように、ブラケット90の貫通孔93は、ウェイト本体34のボルト穴39と対向して設けられている。そして、貫通孔93から挿入されたボルトB3がボルト穴39の内周面に形成された雌ねじに螺合されることで、ブラケット90がウェイト本体34に固定され、これにより電池モジュール51,52,53がウェイト本体34に設置される。
各電池モジュール51,52,53の間には、緩衝部材100が設けられている。具体的にいえば、緩衝部材100は、鉛直方向(積層方向)に隣り合う電池モジュール51,52,53のうち、鉛直方向下方に位置する電池モジュール51,52の電池ホルダ70の支持部77と、鉛直方向上方に位置する電池モジュール52,53の電池ホルダ70の脚部72との間に設けられている。本実施形態では、鉛直方向に隣り合う全ての電池ホルダ70の間に緩衝部材100が設けられている。そして、鉛直方向に隣り合う電池ホルダ70の間に緩衝部材100が設けられることで、各電池ホルダ70が保持する角型電池55の間に緩衝部材100が設けられる。すなわち、鉛直方向に隣り合う角型電池55の間に緩衝部材100が設けられる。緩衝部材100は、弾性変形可能な弾性部材であり、例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)が用いられる。緩衝部材100は、鉛直方向への荷重によって弾性変形し、鉛直方向への荷重から解放されると元の形状に戻ろうとする。
次に、本実施形態の電池パック30の作用について説明する。
フォークリフト10の走行などに伴い、電池パック30に振動が加わると、各電池モジュール51,52,53には衝撃が加わる。特に、鉛直方向下方に位置する電池モジュール51,52,53ほど、鉛直方向上方に位置する電池モジュール51,52,53の荷重によって衝撃が大きくなる。
積層配置された電池モジュール51,52,53の間に緩衝部材100を設けることで、電池モジュール51,52,53に加わる衝撃を緩和することができる。特に、前述したように電池モジュール51,52,53を積層配置する場合には、重力の影響により鉛直方向下方の電池モジュール51,52,53ほど衝撃が加わりやすい。このため、積層配置構造において、緩衝部材100を設けることで、水平方向に配置された電池モジュール51,52,53の間に緩衝部材100を設ける場合に比べて、その効果が特に発揮される。
また、図6(a)に示すように、電池モジュール51,52,53の組み付け時に、電池モジュール51,52,53を積層配置すると、角型電池55や電池ホルダ70などの製造上の誤差や、組み付け時の誤差により、ブラケット90の貫通孔93とウェイト本体のボルト穴39を対向させることができない場合がある。この誤差が生じたとしてもブラケット90の貫通孔93とウェイト本体のボルト穴39を対向させるために、貫通孔93を楕円形状としているが、電池モジュール51,52,53を積層配置すると、鉛直方向上方の電池モジュール51,52,53ほど誤差が累積されて、楕円形状の貫通孔93であってもウェイト本体34のボルト穴39を対向させることができない場合がある。このような場合、ボルトB3をボルト穴39に螺合することができず、電池モジュール51,52,53をウェイト本体34に固定することができない。
図6(b)に示すように、各電池モジュール51,52,53に鉛直方向下方に向けた荷重を加えると、緩衝部材100は変形する(鉛直方向に潰される)。そして、緩衝部材100が変形することで、この変形量の分だけ、電池モジュール51,52,53を鉛直方向下方にずらすことができる。なお、緩衝部材100の大きさ(鉛直方向の寸法)は、角型電池55や電池ホルダ70の製造時に生じる誤差や、電池モジュール51,52,53を組み付けるときに生じる誤差を予測して、この誤差を吸収できる程度の大きさに設定される。
したがって、上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)積層配置された電池モジュール51,52,53の間には、緩衝部材100が設けられている。このため、電池パック30に振動が加わり、電池モジュール51,52,53に衝撃が加わったときでも、緩衝部材100によって衝撃を緩和することができる。したがって、積層配置された電池モジュール51,52,53、ひいては各電池モジュール51,52,53の角型電池55の破損を抑止することができる。
(2)緩衝部材100は、弾性変形可能な弾性部材である。このため、電池モジュール51,52,53の組み付け時には、電池モジュール51,52,53に鉛直方向下方への荷重を加えることで、緩衝部材100を変形させ、緩衝部材100の変形量だけ電池モジュール51,52,53を鉛直方向下方にずらすことができる。このため、誤差が累積されても、ブラケット90の貫通孔93とウェイト本体34のボルト穴39を対向させやすく、電池モジュール51,52,53をウェイト本体34に固定できなくなることが抑制される。
(3)また、緩衝部材100が弾性部材であるため、緩衝部材100が変形しやすく、電池モジュール51,52,53に加わる振動が吸収されやすい。
(4)カウンタウェイト32を立設部材として兼用しているため、立設部材とカウンタウェイト32とを別体として設ける場合に比べ、部品点数を減少させることができる。
(5)電池モジュール52は、電池モジュール51の電池ホルダ70と電池モジュール52の電池ホルダ70との間に設けられる緩衝部材100を介して電池モジュール51上に積層されるとともに、電池モジュール53は、電池モジュール52の電池ホルダ70と電池モジュール53の電池ホルダ70との間に設けられる緩衝部材100を介して電池モジュール52上に載置される。したがって、積層された電池モジュール51,52,53の荷重は、電池ホルダ70及び緩衝部材100に加わる。このため、角型電池55に荷重が加わることが抑制され、角型電池55が破損することを更に抑止することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、ブラケット90に凸部(例えば、ボルトや突起部)を設けて、この凸部が、ウェイト本体34に設けられた締結穴(例えば、凹部や貫通孔)に嵌合されることで、電池モジュール51,52,53(角型電池55)がウェイト本体34に設置されてもよい。また、ウェイト本体34に鉛直方向と交わる方向に突出する凸部(例えば、ボルトや突起部)を設けて、ブラケット90に締結穴を設けてもよい。この場合、ウェイト本体34の凸部がブラケット90の締結穴に嵌合されることで、電池モジュール51,52,53(角型電池55)がウェイト本体34に設置される。ブラケット90の凸部又は締結穴と、ウェイト本体34の締結穴又は凸部が対向しない場合には、実施形態と同様に、緩衝部材100を弾性変形させることで。ブラケット90の凸部又は締結穴と、ウェイト本体34の締結穴又は凸部を対向させることができる。なお、締結穴は、ウェイト本体34の厚み方向に貫通されていてもよいし、貫通されていなくてもよい。
○ 実施形態において、電池ホルダ70を設けず、積層方向に隣り合う角型電池55間に直接緩衝部材100を設けてもよい。また、鉛直方向に隣り合うエンドプレート57間に緩衝部材100を設けてもよい。
○ 実施形態において、電池ホルダ70をゴムなどの弾性部材で形成することで、電池ホルダ70一部又は全体を緩衝部材としてもよい。
○ 実施形態において、支持部77を屈曲させて支持部77を撓りやすくすることで、支持部77を緩衝部材としてもよい。
○ 実施形態において、緩衝部材100は、荷重を加えることで変形できるものであれば、弾性部材以外を用いてもよい。
○ 実施形態において、緩衝部材100はバネであってもよい。
○ 実施形態において、締結部材としてボルトB3以外を用いてもよい。例えば、ねじや、ボルト穴39に圧入される軸部材などを用いてもよい。
○ 実施形態において、立設部材は、ケースの側壁などであってもよい。
○ 実施形態において、積層配置される電池モジュールの数は、2個以上であれば変更してもよい。
○ 実施形態において、電池セルとして円筒形電池やラミネート型の電池を用いてもよい。
○ 実施形態において、ブラケット90の貫通孔93は、楕円以外の形状でもよい。例えば、真円や、四角形状の孔でもよい。
○ 実施形態において、ブラケット90は、角型電池55に直接接合されていてもよい。例えば、角型電池55に接着剤で取り付けられていてもよいし、角型電池55に直接ボルト締結されていてもよい。
○ 実施形態において、ボルト穴39は、ウェイト本体34の厚み方向に貫通されていてもよい。
○ 実施形態において、ボルト穴39は、鉛直方向と交わる方向に延びていればよい。
○ 実施形態において、鉛直方向に隣り合う全ての電池ホルダ70の間に緩衝部材100を設けたが、鉛直方向に隣り合う電池ホルダ70のうち、一部の電池ホルダ70の間にのみ緩衝部材100を設けてもよい。例えば、各電池モジュール51,52,53において、角型電池55の並設方向の両端に設けられる電池ホルダ70同士の間にのみ緩衝部材100を設けてもよい。
○ 実施形態において、鉛直方向下方の緩衝部材100ほど寸法を大きくしてもよい。鉛直方向下方の電池モジュール51,52,53ほど加わる荷重が大きくなるため、この荷重に比例した緩衝部材100を設けることで、鉛直方向下方の電池モジュール51,52,53を適切に保護することができる。
○ 産業車両は、パワーショベルなどでもよい。
B3…ボルト、10…フォークリフト、30…電池パック、32…カウンタウェイト、34…ウェイト本体、39…ボルト穴、55…角型電池、70…電池ホルダ、90…ブラケット、93…貫通孔、100…緩衝部材。

Claims (5)

  1. 鉛直方向に積層される複数の電池セルと、
    鉛直方向に隣り合う前記電池セルの間に設けられる緩衝部材と、
    複数の前記電池セルを保持する複数の電池ホルダとを有し、
    前記電池ホルダは、一つの電池ホルダに一つの電池セルを保持しており、
    鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの間に前記緩衝部材が設けられており、鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの一方と前記緩衝部材とは接触しているとともに、鉛直方向に隣り合う前記電池ホルダの他方と前記緩衝部材とは接触していることを特徴とする電池パック。
  2. 前記電池セルは、鉛直方向に立設された立設部材に設置され、
    前記立設部材は、鉛直方向と交わる方向に延びるとともに、鉛直方向と交わる方向の面に開口する締結穴又は鉛直方向と交わる方向に突出する凸部を有し、
    前記電池セルには、締結穴又は凸部を有する設置部材が直接又は間接的に接合され、
    前記電池セルは、前記立設部材の前記締結穴又は前記凸部と前記設置部材の前記締結穴又は前記凸部とが嵌合されることで前記立設部材に設置されることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記電池セルは、鉛直方向に立設された立設部材に設置され、
    前記立設部材は、鉛直方向と交わる方向に延びるとともに、鉛直方向と交わる方向の面に開口する締結穴を有し、
    前記電池セルには、貫通孔を有する設置部材が直接又は間接的に接合され、
    前記電池セルは、前記貫通孔及び前記締結穴に締結部材が挿入されることで前記立設部材に設置されることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  4. 前記緩衝部材は、弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電池パック。
  5. 前記立設部材は産業車両に搭載されるカウンタウェイトであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電池パック。
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