JP6098056B2 - 複合機 - Google Patents

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Description

本発明は、操作のためのタッチパネルを有する複合機に関する。
MFP(Multi-functional Peripheral)と呼ばれる複合機、コピー機、ファクシミリ装置といった据置き型の情報機器において、操作入力手段としてタッチパネルが用いられている。ここでいうタッチパネルは、液晶パネルのようなディスプレイに重ね合わせて用いられるタッチ式ポインティングデバイスである。タッチパネルの表面は、操作画面となる画像が表示されるスクリーンと操作のためのタッチ面とを兼ねる。
タッチパネルは、携帯型の情報機器の操作入力手段としても用いられている。特に、スマートフォンやタブレット型パーソナルコンピューターでは、投影型の静電容量方式のタッチパネルが用いられている。これにより、複数の指を同時にタッチ面に接触させるマルチタッチ操作が可能になっている。
投影型とシングルタッチ操作用の表面型とにかかわらず、静電容量方式のタッチパネルは、他の方式の中で最も一般的な抵抗膜方式のタッチパネルと比べて、タッチ検出の感度に優れる。強く押さない軽い接触やユーザーの指がタッチ面に接触する以前の近接を、タッチとして検出することができる。高感度であることは軽快な操作性を実現する。反面、ユーザーの意図しない指や手の動作をタッチ操作として検出し、操作に応じた処理を実行してしまう誤作動が起こり易い。
タッチ式ポインティングデバイスを有する携帯型機器の誤作動を防止する手法が提案されている。特許文献1では、キーボートに隣接してタッチパッドが配置されたノート型のパーソナルコンピューターにおいて、ユーザーがタッチパッド内の操作可能エリアを任意に設定できるようにすることが開示されている。設定された操作可能エリア以外のエリアのタッチ操作は無効化される。これによれば、ユーザーは、キーボードを操作するときに意図せずにタッチパッドに触れてしまっても誤操作にならないように、自己の癖や利用スタイルに合わせてタッチパッドをカスタマイズすることができる。
また、特許文献2では、タッチ操作が意図しない操作であることが予想されるような場合に、その操作を無効にして誤操作を防止できるようにすることが提案されている。同文献に開示された携帯電話装置は、外部の充電器に接続されたときおよび接続が解除されたときをユーザーが操作をしていない状況とみなし、接続の変化を判別したときのタッチ操作を無効にする。
特開2011−204092号公報 特開2011−34196号公報
据置き型の情報機器のユーザーは、使用に際して、操作パネル以外の部位に意図的に触れたり近づいたり動かしたりする。例えば、コピー機やコピー機能を有する複合機を使用する際、ユーザーはプラテンガラスを覆うカバーをその一端を持ち上げるようにして開き、プラテンガラスの上に原稿をセットする。用紙の補給や色材の交換などのためにハウジングに設けられた扉を開閉することもある。また、ファクシミリ機やファクシミリ機能を有する複合機の使用に際して、ユーザーはファクシミリ原稿を原稿台にセットする。原稿台に設けられた可動式の原稿ガイドの位置調整を行うこともある。
このように操作パネルの操作以外の動作を行なうときに、ユーザーの手、腕、頭、胴体などといった身体の一部が、ユーザーに意識されることなく、操作パネルに触れたり近づいたりすることが考えられる。つまり、静電容量式のように感度に優れるタッチパネルを操作パネルに組み付けると、情報機器がユーザーの意図しない動作をすることがあり得る。そこで、上述の先行技術を適用して、タッチパネルの一部の領域に限ってタッチを有効としたり、所定の場合に限ってタッチ操作を無効にしたりすれば、ユーザーの意図しないタッチ入力に因る誤作動を低減することができる。
しかし、タッチパネルの一部分であれ一時的であれ、タッチ入力を無効にすると、ユーザーが意図的に操作をしようとしても情報機器が操作を受け付けないことになる。このことは情報機器の使い勝手を低下させる。言い換えれば、例えばコピー作業に慣れたユーザーにとっては、原稿をセットするためにカバーを開けながら、タッチパネルを用いてコピー枚数または他のコピー条件を指定することのできる操作性が好ましい。
本発明は、このような事情に鑑み、ユーザーの意図的なタッチ操作を禁止することなくユーザーが意図しないタッチ入力による誤作動を低減することを目的としている。
本発明に係る複合機は、タッチパネルの組み付けられた操作パネルを備える複合機であって、プラテンガラス上に置かれたシートから画像を読み取るイメージスキャナーと、閉状態で前記プラテンガラスを覆い前端部が持ち上げられた開状態で前記プラテンガラスを露出させる開閉が可能に前記イメージスキャナーに取り付けられたプラテンガラスカバーと、前記プラテンガラスカバーの開閉状態に応じた信号を出力するカバー開閉センサーと、前記カバー開閉センサーの出力に基づいて、前記プラテンガラスカバーが前記閉状態から前記開状態へ変化したこと、および前記開状態から前記閉状態へ変化したことを検知する検知部と、前記タッチパネルによるタッチ検出の感度を制御する感度制御部と、を有し、前記操作パネルは、前記イメージスキャナーの前面部に取り付けられており、前記感度制御部は、前記検知部によって前記閉状態から前記開状態への状態変化が検知されたときに前記タッチパネルによるタッチ検出の感度を下げ、その後に前記検知部によって前記開状態から前記閉状態への状態変化が検知されたときに前記感度を元に戻す。
本発明によれば、ユーザーがドキュメントフィーダーのようなプラテンガラスカバーの前端部を持ち上げて開状態にしたり前端部を押し下げて閉状態にしたりする際に、ユーザーの手や衣服などが意図せずタッチパネルに触れることによる複合機に特有の誤作動を低減することができる。
本発明の実施形態に係るMFPの外観および外面を形成する複数の部分の状態変化を示す斜視図である。 操作パネルの構成を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成を示すブロック図である。 タッチパネルの制御に関わる機能構成を示す図である。 タッチパネルの動作特性を模式的に示すグラフである。 タッチ検出の感度制御方法の一例に係る閾値の説明のためのグラフである。 タッチ検出の感度制御方法の他の例に係る時間閾値の説明のためのグラフである。 感度制御のための感度設定テーブルの例を示す図である。 MFPの動作の概要を示すフローチャートである。 タッチ感度制御処理のフローチャートである。 タッチ感度制御処理のうちの感度制御A処理ルーチンのフローチャートである。 タッチ感度制御処理のうちの感度制御B処理ルーチンのフローチャートである。 タッチ感度制御処理のうちの感度制御D処理ルーチンのフローチャートである。
タッチパネルを用いて操作される据置き型の情報機器の例としてMFPを挙げる。MFPは、コピー機、プリンター、ネットワークスキャナー、ファクシミリ機、ドキュメントサーバーなどとして使用可能な複合機(複合型のオフィス機器)である。
図1に例示されるMFP1は、胴内排紙型のコピー機と同様の外観を呈し、略角柱状の設置スペースに収まる外形をもつ。高さは120cm程度である。高さ方向の中央よりも上側に印刷後の用紙を積載する胴内排紙空間20が存在し、胴内排紙空間20の上方にイメージスキャナー14とADF(Auto Document Feeder)13とが配置されている。胴内排紙空間20の下側の部分がプリンター部分1Bである。
プリンター部分1Bのうちの下側に、前方側に引き出し可能な4段の引出し式の用紙カセット45,46,47,48が配置されており、プリンター部分1Bのうちの上側の内部に電子写真式のプリンターエンジンが装着されている。プリンター部分1Bのハウジングには、プリンターエンジンの保守のためのフロント扉41、およびジャム発生時に搬送経路から用紙を取り除くジャム対処作業のためのサイド扉42が設けられている。
MFP1において、操作パネル12は、イメージスキャナー14の前面部の右端側に取り付けられている。操作パネル12は、操作面が前方の斜め上方に向く姿勢範囲内で、操作面を水平に近づけたり垂直に近づけたりする手動の角度調整が可能である。操作パネル12には、後述するタッチパネルが組み込まれている。
MFP1には、その使用に際して操作パネル12以外にユーザーが意図的に手で動かしたり手を近づけたりする箇所(これを“特定部位”と呼称する)が幾つかある。そして、これら特定部位に係る作業の過程で、ユーザーの身体の一部が操作パネル12に触れてしまうことがある。そうすると、例えばコピージョブがそれを指定したユーザーの意に反してスキャンジョブに変わってしまうという状況が発生する。
特定部位の一つはADF13である。図1中の吹出しB1に示されるように、ADF13は、イメージスキャナー14のプラテンガラス142が露出する開状態の位置に変位させることができる。詳しくは、ADF13はその後端縁に沿う軸を中心として回動可能にイメージスキャナー14に支持されている。ユーザーはADF13の前端部を持ち上げて開状態にしたり、前端部を押し下げてプラテンガラス142に重なる閉状態にしたりすることができる。つまり、ADF13は、プラテンガラス142を覆うプラテンガラスカバーの機能を有している。
ADF13が開状態とされるのは、ユーザーがADF13の搬送機能を利用せずに、自ら原稿シートをプラテンガラス142の上に載置する場合である。書籍や厚紙のようにADF13による自動搬送に適さない原稿シートの画像を読取らせたい場合や、原稿シートの載置位置を意図的に標準位置と異なる位置にずらしたいといった場合に、ADF13の開閉が行なわれる。
図1中の吹出しB1の例示では、ユーザーが左手76でADF13を開状態としながら、右手75で原稿シート61をプラテンガラス142の上に載置しようとしている。このような状況において、ユーザーの右手、右腕および右腕を覆う衣服の少なくともいずれかが操作パネル75に触れてしまうおそれがある。
ADF13には、吹出しB2に示される原稿台(シートセッティング部位)132という特定部位がある。図示では、閉状態のADF13における原稿台132に原稿シートの束65をセッティングしようとして、ユーザーが原稿シートの束65を持つ右手75を原稿台132に近づけたときに、右腕を覆う衣服が操作パネル12に触れている様子が描かれている。
操作パネル12自体も特定部位の一つである。ユーザーが画面を見易くするために、吹出しB3のように操作パネル12の角度を変更することがある。このとき、操作パネル12を持つ手の指がタッチパネルに触れてしまうおそれが多分にある。
他の特定部位として、フロント扉41、サイド扉42、および用紙カセット45,46,47,48が挙げられる。吹出しB3のようにフロント扉41を開けて例えばトナーボトルを交換したり、吹出しB5のようにサイド扉42を開けてジャム対処作業をしたりすることがある。吹出しB6のように用紙カセット45を引き出したりすることはしばしばある。そして、これらの部位に関わる作業に際して、前かがみになったときに髪の毛が操作パネル12に触れたり、顔が操作パネル12に近づき過ぎたりすることがある。しゃがんで作業するときも同様である。さらに、車椅子に座ったユーザーがジャム対処作業に際して、体を支えようと操作パネル12を掴んでしまうことがあり得る。
特定部位に係る作業に際して、ユーザーが意図せずに操作パネル12に触れたり近づき過ぎたりしても、それによって誤動作が起きることのないようにする必要がある。そこで、MFP1には、ユーザーの意図しないタッチ入力を正規の操作として受け付けることがないようにする操作入力制御機能が実装されている。以下、この操作入力制御機能を中心に、MFP1の構成および動作を説明する。
図2のように、操作パネル12は、タッチパネル部12Aと固定キーパネル12Bとを有する。タッチパネル部12Aには、操作画面を表示するディスプレイとその表示面内のタッチされた位置を検出するタッチパネルとが組み付けられている。ハードキーパネル12Bには、スタートキー41、ストップキー42、およびリセットキー43を含む複数のハードウェアキー(固定キー)が配置されている。スタートキー41はジョブに応じた動作を開始させるキーであり、ストップキー42は実行中の動作を停止させるキーであり、リセットキー43は動作設定の変更を元に戻すキーである。
図3はMFP1のハードウェア構成を示している。MFP1の全体制御を担うメインコントローラー10は、制御プログラムや各種アプリケーションを実行するコンピューターとしてのCPU(Central Processing Unit)21、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)22、プログラム実行のワークエリアとされるS−RAM(Static Random Access Memory)23、および制御に必要な設定データを記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)24を有する。NV−RAM24は、特定部位ごとにタッチ検出の感度を制御するための感度設定テーブル90を記憶する。
メインコントローラー10には、上述した複数の特定部位のそれぞれに対応した機械式または光学式のセンサーから特定部位の状態を示す信号が入力される。特定部位はMFP1の外面を形成する機構や部材であるので、特定部位の状態とは、MFP1の外面の一部分の状態であると言える。複数個のセンサーによって検出される複数の特定部位の状態は、開閉に伴って切り替わる配置位置状態、および接触物体としての原稿シートの有無で決まる外部との接触/非接触状態である。
ADF開閉センサー31は、ADF13の開閉状態に応じた信号を出力する。原稿セッティングセンサー32は、ADF13の原稿台132における原稿シートの有無に応じた信号を出力する。パネル角度センサー33は、操作パネル12の角度変化の有無を示す信号を出力する。フロント扉センサー34は、フロント扉41の開閉状態に応じた信号を出力する。サイド扉センサー35は、サイド扉42の開閉状態に応じた信号を出力する。カセット位置センサー36a,36b,36c,36dは、それぞれ用紙カセット45,46,47,48の引き出し方向(MFP1の前後方向)の位置に応じた信号を出力する。なお、以下では、カセット位置センサー36a,36b,36c,36dを総称してカセット位置センサー36ということがある。
操作パネル12のタッチパネル部12Aは、ディスプレイ25およびタッチパネル26を有している。ディスプレイ25は液晶パネルである。ただし、有機エレクトロルミネッセンス、または他のデバイスであってもよい。タッチパネル26は、マルチタッチ操作に対応する投影型の静電容量式タッチパネルである。
ADF13は、コピー、イメージ入力、またはファクシミリ送信において、原稿台132にセットされた原稿シートをイメージスキャナー14におけるプラテンガラス142上の読取り位置へ搬送する。イメージスキャナー14は原稿シートに記録されている画像情報を光学的に読み取る。プリンターエンジン15は、多段式の用紙スタッカー16から供給される用紙の片面または両面に電子写真法によってモノクロまたはカラーの画像をプリントする。モデム17は電話回線によるファクシミリ通信に用いられる。通信インタフェース18はMFP1を外部装置との通信のためのネットワークに接続する。ストレージ19はハードディスクドライブ(HDD)のような大容量記憶デバイスである。ストレージ19には、制御プログラムや操作パネル12による操作画面の表示のための画面データを含む制御用のデータを記憶する媒体としてのメモリ領域とともに、各種のドキュメントを保存するボックスと呼ばれるメモリ領域が設けられる。
図4はタッチパネルの制御に関わる機能構成を示している。
図4のように、タッチパネル26は、タッチ面内の静電容量の変化量に応じた検出信号を出力するための電極マトリクスが配置されたタッチパッド261と、タッチパッド261の出力に基づいてタッチ位置を特定する演算を行うタッチ検出回路263とを備える。タッチ検出回路263は、タッチパッド261の電極マトリクスの各交点の静電容量の変化を順に周期的に検出するためのスキャンパルスを出力する駆動部、タッチパッド261からのアナログ信号を量子化するAD変換部、および演算を担うプロセッサーを備えている。タッチ検出回路263による演算で得られたタッチ位置データDxyが、メインコントローラー10のCPU21に入力される。
CPU21は、操作入力部211、検知部212、および感度制御部213として動作する。これらの要素は、CPU21が所定のコンピュータープログラムを実行することによって実現される機能要素である。
操作入力部211は、タッチ検出回路263からのタッチ位置データDxyに基づいて操作内容を判別し、ユーザーによる指示に応じた処理を行なう。例えば、複数の機能にそれぞれ対応する選択ボタンを有した操作画面が操作パネル12において表示されている状態において、タッチ位置データDxyの示す位置からユーザーがタッチした選択ボタンを解析する。そして、その選択ボタンに対応する機能(例えば両面コピー)に係る詳細設定のための操作画面への表示切替えをその制御を担う機能要素に指示する。タッチ位置データDxyが複数位置の示す場合には、順次に入力されるタッチ位置データDxyに基づいて、ピンチインやピンチアウトといったマルチタッチ操作を判別し、画面表示の拡大や縮小をその制御を担う機能要素に指示する。
検知部212は、ADF開閉センサー31をはじめとする特定部位に配置されたセンサーの出力に基づいて、特定部位の状態がユーザーの意図しないタッチ入力が比較的に起こり難い第1状態から比較的に起こり易い第2状態へ変化したことを検知する。また、一部のセンサーについては、第2状態から第1状態へ変化したことも検知する。例えば、ADF開閉センサー31の出力が示す状態のうち、閉状態が第1状態であり、開状態が第2状態である。検知部212による検知結果は感度制御部213に伝えられる。
感度制御部213は、検知部212によって第1状態から第2状態への状態変化が検知されたときに、タッチパネル26によるタッチ検出の感度を下げる。ただし、ユーザーの意図的なタッチ操作が無効にならないようにするため、感度を零にはしない。そして、感度を下げた後に検知部212によって第2状態から第1状態への状態変化が検知されたとき、または設定時間が経過したとき、感度を元に戻す。“感度を下げる”とは、タッチパネル26のタッチ検出回路263に対して、タッチパッド261からの信号に対して有効/無効を決める閾値を変更するよう指示すること意味する。また、“感度を元に戻す”とは、タッチ検出回路263に対して、変更された閾値を元の値(通常の閾値)に戻すよう指示することを意味する。感度制御部213は、変更後の閾値を示すデータDthをタッチ検出回路263に与える。感度を下げる指示をする際に、感度制御部213は、感度設定テーブル90を参照し、特定部位別に定められた感度指定データ(後述の増加分Δth)に基づいて変更後の閾値を決め、その閾値を示すデータDthをタッチ検出回路263に与える。
図5において曲線L1で示されるように、タッチ面とそれに近づく指または他の感応物体との距離dに応じたタッチ検出信号が、タッチパッド261から出力される。本実施形態では、距離dが零に近づくにつれてタッチ検出信号値が大きくなるものとする。
ユーザーがタッチしようとしてタッチ面内の位置Xに指を近づけるとき、その位置Xがタッチ検出回路263によって走査されるごとにタッチパッド261から出力されるタッチ検出信号の値が次第に大きくなる。タッチ検出回路263は、タッチ検出信号値が所定の閾値を越えた時点で、タッチ検出信号値を有効とする(つまり、タッチ操作が行なわれたとみなす)。そして、タッチ検出回路263は、位置Xとその周囲の複数の位置の有効なタッチ検出信号値に基づいて、タッチ位置を演算する。この演算は、電極マトリクスの電極数よりも位置検出の分解能を大きくするために行なわれる。
タッチパネル26によるタッチ検出の感度は、タッチ検出信号の有効/無効の判断基準である閾値によって決まる。ユーザーの意図しないタッチ入力が比較的に起こり難いとされる状態(第1状態)では、通常の閾値Sth1が設定されている。通常の閾値Sth1は、タッチパネル26の製造時またはその後のキャリブレーションにおいて調整される。図5の例示での通常の閾値Sth1は、タッチ検出信号値をそれが取り得る最大値を「100」として正規化したときの「40」である。このような通常の閾値Sth1よりも大きい値に閾値を設定することにより、タッチ検出の感度が下がる。
図6における曲線L2は、タッチ面内の位置Xにおけるタッチ検出信号値の変化を模式的に示している。図では連続しているが、実際のタッチ検出信号は走査周期で決まる時間ごとに現れる離散信号である。現在の閾値が通常の閾値Sth1であれば、時刻t1から時刻t2までの期間Tにおいてタッチ検出信号値が通常の閾値Sth1を超えるので、この期間Tにおいてタッチ検出信号値が有効となる。これに対して、通常の閾値Sth1よりも増加分Δthだけ大きい閾値Sth2が現在の閾値として設定されている場合には、タッチ検出信号値は閾値Sth2を越えない。有効なタッチ検出信号値が得られないことになり、タッチ入力があってもそれはタッチ操作として検出されない。
タッチ検出の感度を制御する他の方法として、タッチ検出信号値の大小の判定に加えて、タッチ検出信号値が閾値を越える期間の長短を判定する方法がある。つまり、所定時間にわたって持続するタッチ入力をユーザーが意図したタッチ操作とみなし、所定時間よりも短いタッチ入力をタッチ操作とみなさないようにすることができる。この方法では、図7に示されるように時間閾値を長くする(例えば通常は0.5であるものを1秒とする)ことによってタッチ検出の感度が低減される。
図7の曲線L3も図6の曲線L2と同様にタッチ検出信号値の変化を模式的に示している。図7においても、時刻t1から時刻t2までの期間Tにおいてタッチ検出信号値が閾値Sth(信号レベル閾値)を超える。ここで、期間Tの長短の判定基準となる時間閾値が、時刻t1から時刻t2より以前の時刻t3までの時間に相当する通常の時間閾値Tth1であれば、閾値Sthを超えるタッチ検出信号値が有効とされる。これに対して、時間閾値が時刻t1から時刻t2より以後の時刻t4までの時間に相当する時間閾値Tth2であれば、有効なタッチ検出信号値が得られないことになり、タッチ入力があってもそれはタッチ操作として検出されない。
図8は感度制御部213が参照する感度設定テーブル90の例を示している。感度設定テーブル90は、上述の特定部位の状態を検出するためのセンサーのそれぞれに対して定められた、閾値の増加分Δthを示す。増加分Δthは通常の閾値との差分である。増加分Δthの値がセンサーによって異なるのは、ユーザーの意図しないタッチ入力の生じる確率が、各センサーによって検知される状態変化によって異なるからである。感度設定テーブル90では、実験によって求められたユーザーの意図しないタッチ入力の生じる確率の大きい状態変化に対して、確率の小さい状態変化よりも大きい増加分Δthが設定されている。つまり、ユーザーが意図的にタッチ操作をするときは感度の高いのが好ましいので、意図しないタッチ入力の生じる確率の小さいときには感度の低減を緩くするように、増加分Δthが設定されている。
図6で説明したようにタッチ検出信号値に対する閾値を変更する方法を用いる場合、タッチ検出の感度を下げるときは、通常の閾値Sth1に増加分Δthを加えた値が感度低減時の閾値Sth2になる。例えば、パネル角度センサー33によって操作パネル12の角度変更を検知した場合、通常の閾値Sth1を「40」とすると、増加分Δthが「40」であるので、感度低減時の閾値Sth2は「80」とされる。また、ADF開閉センサー31によってADF13の開いたことが検知された場合、感度低減時の閾値Sth2は通常の閾値Sth1の「40」に増加分Δthの「30」を加えた「70」とされる。
なお、既に感度が低減されている状況において、新たに特定部位の状態変化が検知された場合、新たに検知された状態変化に対して定められている増加分Δthの方が既に行なわれている感度低減に係る増加分Δthよりも大きいときは、大きい方の増加分Δthを適用した閾値に変更される。新たに検知された状態変化に対して定められている増加分Δthの方が既に行なわれている感度低減に係る増加分Δthよりも小さいときは、さらなる感度の低減は行なわれない。すなわち、本実施形態では、複数の状態変化が検知された場合、複数の状態変化に対応する複数の増加分Δthのうちの最も値の大きい一つの増加分Δthのみを適用して感度が制御される。
また、例示では、ADF13に代えて搬送機能のないプラテンガラスカバーを取り付ける使用形態を想定し、プラテンガラスカバーの開閉に対応した増加分が定められている。プラテンガラスカバーを取り付ける場合、ADF開閉センサー31をプラテンガラスカバーの開閉を検知するためのカバー開閉センサーとして流用することができる。
図7で説明したように時間閾値を変更する方法を用いる場合にも、感度設定テーブル90を適用することができる。増加分Δthを、通常の時間閾値Tth1の延長分として感度低減時の時間閾値Tth2を計算すればよい。
以下、フローチャートを参照してMFP1の動作を説明する。
図9はMFPの動作の概要を示すフローチャートである。MFP1は、操作画面を表示してユーザーによるジョブを指定する操作を受け付ける(#10)。このパネル操作の受付処理において、ジョブの詳細の指定する操作があれば、それに従ってジョブの動作を設定する。例えば、コピージョブでは、枚数、倍率、用紙サイズといった基本設定、および各種の応用機能の設定が操作に応じて行なわれる。操作パネル12からの信号には、タッチパネル26からのタッチ位置データDxyが含まれる。
スタートキー41が押されると(#12でYES)、MFP1はそれ以前の操作でユーザーが指定したジョブを実行する(#14)。ただし、設定操作が行なわれずにスタートキー41が押される場合がある。その場合、MFP1はデフォルトのジョブを実行する。デフォルトのジョブは用紙サイズを自動設定する等倍コピーである。ユーザーが原稿シートをADF13にセットしてスタートキー41を押せば、MFP1は等倍コピーを開始する。
スタートキー41が押される以前に(#12でNO)、検知部212がセンサー出力によって所定の状態変化を検知すると(S16でYES)、タッチ感度制御処理が実行される(#18)。状態変化が無ければ(#16でNO)、フローはステップ#10へ戻り、MFP1はジョブを指定する操作またはジョブの開始を指示するスタートキー41の押下を待つ。
図10はタッチ感度制御処理のフローチャートである。タッチ感度制御処理では、検知した状態変化がどの特定部位の状態変化であるかが判別される(#20)。そして、検知した状態変化に応じた処理が行なわれる。ADF13の開閉が検知されたときは感度制御A処理が行なわれ(#21)、ADF13への原稿シートのセッティングが検知されたときは感度制御B処理が行なわれる(#22)。操作パネル12の角度変更が検知されたときは感度制御C処理が行なわれ(#23)、用紙カセット45,46,47,48の少なくも一つの引き出されたことが検知されたときは感度制御D処理が行なわれる(#24)。サイド扉42の開いたことが検知されたときは感度制御E処理が行なわれ(#25)、フロント扉41の開いたことが検知されたときは感度制御F処理が行なわれる(#26)。
図11は感度制御A処理ルーチンのフローチャートである。感度制御A処理ルーチンでは、検知部212によって検知されたADF13の状態変化が、閉状態から開状態への変化(オープン)と開状態から閉状態への変化(クローズ)とのいずれであるかが判別される(#210)。
検知された変化がオープンであった場合、感度制御部213は、感度設定テーブル90からADF開閉センサー31に感度指定データとして対応づけられている増加分Δthを読み出し(#211)、変更後の閾値Sth2(またはTth2)を決める(#212)。そして、感度制御部213は、タッチ検出回路263に対して閾値の変更を指示し、それによってタッチ検出の感度を低下させる(#213)。
一方、検知された変化がクローズであった場合、感度制御部213はタッチ検出回路263に対して閾値を通常の閾値に戻すよう指示する(#214)。
図12は感度制御B処理ルーチンのフローチャートである。感度制御B処理ルーチンでは、最初に所定の時間を計時するタイマーをスタートさせる(#220)。感度制御部213は、感度設定テーブル90から原稿セッティングセンサー32に対応づけられている増加分Δthを読み出し(#221)、変更後の閾値Sth2(またはTth2)を決める(#222)。そして、感度制御部213は、タッチ検出回路263に対して閾値の変更を指示し、それによってタッチ検出の感度を低下させる(#223)。その後、感度制御部213は、タイマーの終了を待って(224)、タッチ検出回路263に対して閾値を通常の閾値に戻すよう指示する(#225)。
タイマーが計時する時間を例えば2秒とすることができる。これは、ユーザーが原稿シートをセットし、その後にスタートキー41を押下しようと腕を動かす期間の長さがおよそ2秒であるとの仮定に基づいている。腕を動かし終えると、誤ってタッチパネル26に触れることは起こり難いと考えられる。
なお、ADF13による原稿シートの搬送に伴って、タイマーが終了する以前の段階で、原稿台132上に原稿シートの無い状態が検知されたときに感度を戻すようにしてもよい。
図示を省略するが、感度制御C処理ルーチンでは、基本的に感度制御B処理ルーチンと同様の処理が行なわれる。すなわち、タイマーをスタートさせ、パネル角度センサー33に対応づけられている増加分Δthを適用して感度を下げ、タイマーの終了を待って感度を元に戻す。ただし、タイマーが計時する時間は感度制御B処理ルーチンと同一であってもなくてもよい。
図13は感度制御D処理ルーチンのフローチャートである。感度制御部213は、感度設定テーブル90からカセット位置センサー36に対応づけられている増加分Δthを読み出し(#241)、変更後の閾値Sth2(またはTth2)を決める(#242)。そして、感度制御部213は、タッチ検出回路263に対して閾値の変更を指示し、それによってタッチ検出の感度を低下させる(#243)。
その後、感度制御部213は、引き出されている用紙カセットが給紙位置へ戻されるのを待って(244)、タッチ検出回路263に対して閾値を通常の閾値に戻すよう指示する(#245)。
なお、感度を下げた後の用紙カセットが給紙位置へ戻される以前の段階で、所定時間が経過したときに感度を戻すようにしてもよい。
図示を省略するが、感度制御E処理ルーチンおよび感度制御F処理ルーチンでは、基本的に感度制御D処理ルーチンと同様の処理が行なわれる。すなわち、感度制御E処理ルーチンでは、サイド扉センサー35に対応づけられている増加分Δthを適用して感度を下げ、サイド扉42が閉じられるのを待って感度を元に戻す。感度制御F処理ルーチンでは、フロント扉センサー34に対応づけられている増加分Δthを適用して感度を下げ、フロント扉41が閉じられるのを待って感度を元に戻す。
以上の実施形態によれば、複数の特定部位別に感度の変更幅が定められるので、ユーザーの意図しない誤作動を防ぎかつ、できるだけ軽快な操作性を維持するきめ細かな感度制御を実現することができる。
上述の実施形態では、タッチパネル26のタッチ面の全域について感度を下げるものとして説明したが、タッチ面内の任意の一部のみについて感度を下げたり戻したりするようにしてもよい。感度制御の対象とする領域は、ユーザーの意図しないタッチ入力の起こり易い領域であるのが好ましい。例えば、図示のMFP1では開閉されるADF13の下方に操作パネル12が配置されているので、ADF13の開閉に際して、タッチパネル26の下半部よりも上半部において、ユーザーの意図しないタッチ入力の起こり易い。したがって、この例では、タッチパネル26の上半部について感度制御を行うようにすればよい。タッチ検出回路263を上半部の処理と下半部の処理とを分担するデュアル構成としてもよいし、スキャン位置に応じて閾値を切替える構成としてもよい。感度制御の対象領域をタッチ面の半分以下の範囲にし、通常の感度に保たれる範囲をより広範囲とすることができる。
上述の実施形態において、感度が下げられていることをユーザーに知らせるようにしてもよい。例えば、操作画面の背景色を通常時と異なる色にしたり、表示の輝度を感度に応じて下げたりすることができる。感度の高低を表すアイコンを表示してもよい。また、例えば「誤操作を防ぐために感度を下げています。強めに(長めに)押してください。」といったメッセージを表示することも可能である。
タッチパネル26は、投影型の静電容量方式に限らず、表面型の静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式など、他の方式であってもよい。その他、MFP1の機能構成、ハードウェア構成、および動作は本発明の趣旨に沿う範囲内で適宜変更してもよい。例えば、操作パネル12をMFP1の左右方向の中央部に配置することができる。MFP以外の機器に本発明を適用することができる。
1 MFP(据置き型の情報機器、複合機)
26 タッチパネル
12 操作パネル
31 ADF開閉センサー(カバー開閉センサー)
32 原稿セッティングセンサー(シートセッティングセンサー)
33 パネル角度センサー
34 フロント扉センサー(扉開閉センサー)
35 サイド扉センサー(扉開閉センサー)
36a,36b,36c,36d カセット位置センサー
212 検知部
213 感度制御部
41 スタートキー
261 タッチパッド
263 タッチ検出回路
Sth1 通常の閾値
Sth2 感度低減時の閾値
Tth1 通常の時間閾値
Tth2 感度低減時の閾値
142 プラテンガラス
61 原稿シート
65 原稿シートの束
14 イメージスキャナー
13 ADF(プラテンガラスカバー、ドキュメントフィーダー)
132 原稿台(シートセッティング部位)
15 プリンターエンジン
45,46,47,48 用紙カセット
41 フロント扉
42 サイド扉

Claims (7)

  1. タッチパネルの組み付けられた操作パネルを備える複合機であって、
    プラテンガラス上に置かれたシートから画像を読み取るイメージスキャナーと、
    閉状態で前記プラテンガラスを覆い前端部が持ち上げられた開状態で前記プラテンガラスを露出させる開閉が可能に前記イメージスキャナーに取り付けられたプラテンガラスカバーと、
    前記プラテンガラスカバーの開閉状態に応じた信号を出力するカバー開閉センサーと、
    前記カバー開閉センサーの出力に基づいて、前記プラテンガラスカバーが前記閉状態から前記開状態へ変化したこと、および前記開状態から前記閉状態へ変化したことを検知する検知部と、
    前記タッチパネルによるタッチ検出の感度を制御する感度制御部と、を有し、
    前記操作パネルは、前記イメージスキャナーの前面部に取り付けられており、
    前記感度制御部は、
    前記検知部によって前記閉状態から前記開状態への状態変化が検知されたときに前記タッチパネルによるタッチ検出の感度を下げ、その後に前記検知部によって前記開状態から前記閉状態への状態変化が検知されたときに前記感度を元に戻す、
    ことを特徴とする複合機。
  2. 前記プラテンガラスカバーは、その上面のシートセッティング部位に置かれた少なくとも1枚のシートを前記閉状態において前記プラテンガラスの上に搬送するドキュメントフィーダーであり、
    前記ドキュメントフィーダーは、その後端縁に沿う軸を中心として回動可能に前記イメージスキャナーに支持されている、
    請求項記載の複合機。
  3. 前記シートセッティング部位におけるシートの有無に応じた信号を出力するシートセッティングセンサーをさらに備え、
    前記検知部は、前記シートセッティングセンサーの出力に基づいて、前記シートセッティング部位にシートの無い非セッティング状態からシートの有るセッティング状態への変化を検知し、
    前記感度制御部は、前記検知部によって前記非セッティング状態から前記セッティング状態への状態変化が検知されたときに、前記感度を下げ、その後に設定時間が経過したときに前記感度を元に戻す
    請求項記載の複合機。
  4. 用紙の画像を印刷するプリンターエンジンと、
    前記プリンターエンジンに前記用紙を供給する給紙位置と前記給紙位置に対する外側の用紙補給位置との間の移動が可能な引出し式の用紙カセットと、
    前記用紙カセットの位置に応じた信号を出力するカセット位置センサーと、をさらに備え、
    前記検知部は、前記カセット位置センサーの出力に基づいて、前記用紙カセットが前記給紙位置から前記用紙補給位置へ移動したこと、および前記用紙カセットが前記用紙補給位置から前記給紙位置へ移動したことを検知し、
    前記感度制御部は、前記検知部によって前記用紙カセットの前記給紙位置から前記用紙補給位置へ移動したことが検知されたときに前記感度を下げ、その後に前記検知部によって前記用紙カセットの前記用紙補給位置から前記給紙位置へ移動したことが検知されたときに前記感度を元に戻す
    請求項1ないし3のいずれかに記載の複合機。
  5. 前記操作パネルは手動の角度調整が可能に取り付けられており、
    前記操作パネルの角度変化の有無を示す信号を出力するパネル角度センサーをさらに備え、
    前記検知部は、前記パネル角度センサーの出力に基づいて、前記操作パネルの角度が変化したことを検知し、
    前記感度制御部は、前記検知部によって前記操作パネルの角度の変化したことが検知されたときに前記感度を下げ、その後に設定時間が経過したときに前記感度を元に戻す
    請求項1ないし4のいずれかに記載の複合機。
  6. 閉状態で当該複写機の内部を隠し開状態で前記内部を露出させる扉と、
    前記扉の開閉状態に応じた信号を出力する扉開閉センサーとを、さらに備え、
    前記検知部は、前記扉開閉センサーの出力に基づいて、前記扉の前記閉状態から前記開状態への状態変化、および前記扉の前記開状態から前記閉状態への状態変化を検知し、
    前記感度制御部は、前記検知部によって前記扉の前記閉状態から前記開状態への状態変化が検知されたときに前記感度を下げ、その後に前記検知部によって前記扉の前記開状態から前記閉状態への状態変化が検知されたときに前記感度を元に戻す
    請求項1ないし5のいずれかに記載の複合機。
  7. 前記感度制御部は、前記タッチパネルのタッチ面の一部分のみに限定して前記感度を下げる
    請求項1ないし6のいずれかに記載の複合機。
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