JP6096678B2 - アダプタユニット - Google Patents

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Description

本発明は、アダプタユニットに関する。
通常、多くの薬剤は、有底筒状をなし、その先端部に口部を有する容器本体と、口部を封止する軟質の封止部材と有するバイアル容器(薬剤収納容器)内に収納されている。そして、この薬剤を収納したバイアル容器は、シリンジを接続して使用される。その際、バイアル容器の口部には、シリンジが接続可能なアダプタを備えるアダプタユニット(デバイス)が装着される(例えば、特許文献1参照)。このアダプタを介して、バイアル容器とシリンジとが接続されることとなる。
特許文献1に記載のアダプタユニットは、バイアル容器の口部に装着される装着部を有する基端側構造体(支持体)と、基端側構造体に着脱自在に装着され(連結され)、筒状をなすキャップ(駆動体)と、キャップ内にその軸方向に沿って移動可能に収納され、封止部材を刺通可能な中空針を有するアダプタとを備える。キャップとアダプタとは、互いに螺合により組み立てられており、キャップをその軸回りに回転操作することにより、アダプタは、バイアル容器に向かって移動して、中空針で封止部材を刺通することができる。また、基端側構造体とキャップとは、基端側構造体に設けられた凸部(ビーズ)と、キャップに設けられた凹部(溝)との係合(スナップ嵌合)により連結されている。
しかしながら、このような連結構造では、キャップを回転操作している最中に、当該キャップに不本意に引張り力が作用した場合(例えば操作者が誤ってキャップを引張ってしまった場合)、中空針で封止部材を刺通しきる、すなわち、中空針による封止部材への刺通が完了する以前に、キャップごとアダプタが基端側構造体から離脱してしまう。その結果、バイアル容器にはシリンジを接続することができず、当該バイアル容器を使用することができなかった。
特表2001−508680号公報
このような目的は、下記(1)〜(14)の本発明により達成される。
(1) 筒状をなし、その先端部に口部を有する容器本体と、前記口部を封止する軟質の封止部材とを備える医療容器に装着した装着状態で用いられるアダプタユニットであって、
円筒体で構成されており、該円筒体の内周側にその中心軸回りに螺旋状に形成された第1のネジ部を有する第1のキャップ側螺合部と、前記円筒体の前記第1のキャップ側螺合部と異なる位置に前記中心軸回りに螺旋状に形成された第2のネジ部を有する第2のキャップ側螺合部とを有するキャップと、
前記キャップの内側に基端方向に向かって移動可能に配置されており、円板状をなし、その厚さ方向に貫通したガイド孔が形成された円板部を有する本体部と、前記円板部の外周部に設けられ、前記第1のキャップ側螺合部と螺合するアダプタ側螺合部と、前記封止部材を刺通可能な中空針とを有するアダプタと、
前記キャップの内側に前記中心軸回りに回転可能に配置されており、前記ガイド孔に挿入され、前記装着状態で前記アダプタが基端方向に向かって移動する際に、その移動方向に沿って前記アダプタを案内するとともに、前記アダプタが前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の先端側ガイド部を有する先端側構造体と、
前記容器本体に装着される装着部と、前記第2のキャップ側螺合部と螺合する基端側螺合部と、前記装着状態で前記先端側ガイド部と係合し、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合の後退方向に、前記先端側ガイド部が前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の基端側ガイド部とを有する基端側構造体とを備え、
前記第1のネジ部でのピッチは、前記第2のネジ部でのピッチよりも大きく、
前記装着状態とする際には、前記ガイド孔に前記先端側ガイド部が挿入され、かつ前記第1のキャップ側螺合部とアダプタ側螺合部とが螺合限界まで螺合した状態となるように、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを組み立てて、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを有する第1の組立体を得る第1の操作と、
前記第1の組立体と前記基端側構造体とを、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部とを螺合限界まで螺合させて組み立てる第2の操作とを行ない、
前記第2の操作中、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが少なくとも1回互いに衝突し、一方または両方が前記中心軸に対する径方向に弾性変形することで、先端側ガイドが基端側ガイド部を乗り越え、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合限界で、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが係合し、
前記装着状態で前記キャップを前記中心軸回りに回転操作することにより、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合を解除して、前記キャップを前記先端側構造体ごと前記基端側構造体から離脱させた際、前記アダプタは、前記基端側ガイド部と係合した先端側ガイド部が前記ガイド孔に挿入されていることにより、回転が防止されつつ、基端方向に向かって移動し、これにより、前記アダプタ側螺合部が前記第1のキャップ
側螺合部から離脱するとともに、前記中空針が前記封止部材を刺通して、前記中空針を介して前記容器本体内が外部と連通することを特徴とするアダプタユニット。
(2) 前記基端側構造体は、予め前記第2の操作前に前記医療容器に装着するか、または、前記第2の操作で前記第1の組立体と組み立てられた後に、前記医療容器に装着するように構成されている上記(1)に記載のアダプタユニット。
(3) 前記第1のキャップ側螺合部でのネジの巻き数は、前記第2のキャップ側螺合部でのネジの巻き数と同じかまたはそれよりも少ない上記(1)または(2)に記載のアダプタユニット。
(4) 前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とは、前記第2の操作中で互いに衝突するときの衝突面に、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合の進行方向に向かって、前記中心軸に対する径方向の同じ向きに傾斜した傾斜面が形成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(5) 前記先端側ガイド部および前記基端側ガイド部は、それぞれ、前記中心軸回りに複数本配置されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(6) 前記第2のキャップ側螺合部は、前記円筒体の内周側に、前記第1のキャップ側螺合部よりも基端側に形成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(7) 前記第2のキャップ側螺合部は、前記円筒体の外周側に形成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(8) 前記アダプタと前記基端側構造体とは、前記中空針が前記封止部材を刺通したときに、係合し合うよう構成されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(9) 前記基端側構造体は、前記装着状態で前記キャップを前記中心軸回りに回転操作するときに把持される把持部を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(10) 前記基端側構造体は、前記医療容器の全体を収納可能な筒状をなし、前記基端側螺合部が形成された収納部を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のアダプタユニット。
(11) 前記基端側構造体は、前記基端側ガイド部が設けられ、前記収納部内に取り付け可能なガイド構造体を有し、該ガイド構造体の前記収納部に対する回転を規制する規制部を有する上記(10)に記載のアダプタユニット。
(12) 前記ガイド構造体は、リング状をなす本体部と、該本体部の先端に突出形成された前記基端側ガイド部と、前記本体部の基端に突出形成された脚部と有し、
前記収納部は、内周部に突出形成されたリブを有し、
前記規制部は、前記脚部と前記収納部のリブにより構成されている上記(11)に記載のアダプタユニット。
(13) 前記収納部の内周部には、前記基端側螺合部よりも基端側に、前記ガイド構造体の収納部材からの離脱を防止する離脱防止部が形成されている上記(11)または(12)に記載のアダプタユニット。
(14) 前記アダプタは、前記中空針に連通し、前記キャップが離脱した状態でシリンジが接続される接続部を有し、
前記接続部に前記シリンジが接続された際、前記接続部および前記中空針を介して、前記シリンジと前記容器本体とが連通する上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のアダプタユニット。
本発明によれば、キャップと基端側構造体とを螺合するという簡単な操作で、医療容器にアダプタユニットを容易かつ確実に装着することができる。また、この装着状態は、キャップと基端側構造体との螺合により確実に維持されており、キャップに例えば先端方向への引張り力が作用しても、当該キャップが不本意に離脱するのが防止される。
また、本発明によれば、キャップを離脱させる操作に連動して、アダプタが医療容器に装着されるよう構成されている。
これに対し、例えば、互いに螺合するアダプタとキャップと、基端側構造体とを有し、基端側構造体に設けられた凸部と、キャップに設けられた凹部との係合(スナップ嵌合)により、キャップと基端側構造体とが連結された従来のアダプタユニットでは、キャップを回転操作している最中に、当該キャップに不本意に引張り力が作用した場合(例えば操作者が誤ってキャップを引張ってしまった場合)、アダプタは、医療容器に完全に装着される以前に、キャップごと基端側構造体から離脱してしまう。その結果、医療容器にはシリンジを接続することができず、当該医療容器を使用することができない。
従って、本発明は、キャップを離脱した後に迅速かつ確実に医療容器を使用することができ、操作性に優れたものとなっている。
図1は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図2は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図3は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図4は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図5は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図6は、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図7は、図3中のA−A線断面図である。 図8は、図4中のB−B線断面図である。 図9は、図4中のC−C線断面図である。 図10は、本発明のアダプタユニットが備えるアダプタの斜視図である。 図11は、本発明のアダプタユニット(第2実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。 図12は、本発明のアダプタユニット(第2実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。
以下、本発明のアダプタユニットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図6は、それぞれ、本発明のアダプタユニット(第1実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図、図7は、図3中のA−A線断面図、図8は、図4中のB−B線断面図、図9は、図4中のC−C線断面図、図10は、本発明のアダプタユニットが備えるアダプタの斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図6、図10中(図11、図12についても同様)の下側を「基端」または「下(下方)」、上側を「先端」または「上(上方)」と言う。
図1〜図6に示すように、医療用具セット100は、医療容器1と、医療容器1に装着した装着状態で用いられるアダプタユニット10とを備えている。また、医療用具セット100は、医療容器1やアダプタユニット10の他に、シリンジ20を備えている(図6参照)。以下、各部の構成について説明する。
図3〜図6に示すように、医療容器1は、容器本体2と、栓体(封止部材)3とを備えている。また、医療容器1には、粉末状、液体状等(本実施形態では粉末状)の薬剤Pが予め収納されている。この薬剤Pは、シリンジ20から供給された、溶解用液、希釈用液や薬液等の液体Qと混合される。この混合されたものが薬液Rとなる。
なお、薬剤Pとしては、特に限定されないが、例えば、抗がん剤、免疫抑制剤等、医療従事者が誤って触れると危険な薬剤や、抗生剤、止血剤等の使用にあたって溶解が必要な薬剤、小児用の薬剤等の希釈が必要な薬剤、ワクチン、ヘパリン、小児用の薬剤等の複数回取り分ける薬剤、タンパク製剤などの溶解時やシリンジへの吸引時に発泡しやすい薬剤、抗体医薬などの収納薬剤が少量である薬剤等が挙げられる。また、液体Qとしては、特に限定されないが、例えば、生理食塩水が挙げられる。
容器本体2は、有底筒状をなす部材で構成されている。容器本体2の先端部は、その内径および外径がそれぞれ縮径し、液体が通過する口部21を構成している。図3〜図6に示すように、口部21には、アダプタユニット10が備える基端側構造体6Aが装着される。
また、口部21の外周部には、その周方向に沿ったリング状の突部211が突出形成されている。
容器本体2の構成材料としては、特に限定されず、ガラスの他、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、シクロオレフィンポリマー、環状オレフィン・コポリマー等の環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール等のビニル系樹脂や、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン6・12等のポリアミド、その他の熱可塑性樹脂のような樹脂材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、特定の波長をカットするために、構成材料に遮光用添加剤を加えたものを使用しても良い。また、薬剤Pの吸着を防ぐために、容器本体2の内面には、テフロン(「テフロン」は登録商標)やフッ素コートなどのコーティングを施してもよい。なお、これらの部材は、それぞれ、内部の視認性を確保するために、透明性を有していてもよい。
容器本体2の口部21には、弾性材料で構成された軟質の栓体3が装着されている。これにより、口部21を液密に封止することができる。
図3〜図6に示すように、栓体3は、円板で構成された天板31と、天板31の基端面311から突出した筒状部33とを有している。
天板31は、アダプタユニット10が備える接続具としてのアダプタ(内側構造体)30Aの瓶針(中空針)50が刺通される部分である。そして、天板31を刺通したアダプタ30Aには、シリンジ20が接続される(図6参照)。この接続状態でシリンジ20を操作することにより、口部21を介して、シリンジ20からの液体Qが流入したり、薬液Rがシリンジ20に向かって流出したりする。
また、天板31は、特に先端面312が滅菌処理されている。そして、アダプタユニット10が装着され、未使用状態では、天板31は、その滅菌処理された状態、すなわち、無菌状態が、アダプタユニット10によって維持されている。
筒状部33は、その外径が容器本体2の口部21の内径よりも若干大きく設定されたものである。これにより、筒状部33が口部21に挿入されると、筒状部33は、口部21の内周面に密着する。これにより、口部21が液密的に封止される。
栓体3を構成する弾性材料としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
次に、シリンジ20について説明する。
図6に示すように、シリンジ20は、薬剤Pと混合される液体Qが予め充填されたシリンジである。このシリンジ20は、外筒201を有している。外筒201は、有底筒状をなし、その底部に先端方向に管状に突出した口部202が形成されている。
また、シリンジ20は、外筒201内で液密に摺動し得るガスケット(図示せず)と、このガスケットに連結され、当該ガスケットを外筒201内で移動操作するプランジャ(図示せず)とを有している。そして、プランジャを押圧操作することにより、ガスケットで液体Qを口部202から排出させることができる。
また、口部202の外周側には、リング状のロック部材(ロックアダプタ)203が口部202と同心的に配置されている。ロック部材203の内周部には、アダプタ30Aと螺合する雌ネジ204が形成されている。この螺合により、シリンジ20とアダプタ30Aとが接続される。なお、ロック部材203は、図6に示す構成では口部202と一体的に形成されているが、これに限定されず、口部202と別体で構成されていてもよい。ロック部材203が口部202と別体で構成されている場合、当該ロック部材203は、口部202の軸方向に沿って移動可能に支持されていてもよいし、口部202の軸回りに回動可能に支持されていてもよい。
このようなシリンジ20は、アダプタ30Aを介して、医療容器1と接続される。
次に、アダプタユニット10について説明する。
図1〜図6に示すように、アダプタユニット10は、円筒体で構成されたキャップ7Aと、キャップ7Aの内側に配置されるアダプタ30Aと、キャップ7Aの内側にアダプタ30Aとともに配置される先端側構造体8Aと、医療容器1に装着される基端側構造体6Aとを備えている。なお、キャップ7A、アダプタ30A、先端側構造体8Aおよび基端側構造体6Aの構成材料としては、特に限定されず、例えば、医療容器1の容器本体2と同様の材料を用いることができる。
キャップ7Aは、螺合により基端側構造体6Aに着脱自在に装着され、当該基端側構造体6Aから離脱させる際にその中心軸O回りに回転操作して、その離脱操作が行なわれる部材である。このキャップ7Aは、天板75と、天板75の縁部に沿って筒状に形成され、当該縁部から基端方向に向かって突出した壁部76とで構成されている。
キャップ7Aの壁部76(円筒体)には、その内周部(内周側)にキャップ側雌ネジ部(第1のキャップ側螺合部)73が形成されている。また、キャップ7Aの壁部76には、キャップ側雌ネジ部73と異なる位置に、すなわち、その外周部(外周側)に、キャップ側雄ネジ部(第2のキャップ側螺合部)79が形成されている。
キャップ側雌ネジ部73は、中心軸O回りに螺旋状に形成された第1のネジ山(第1のネジ部)731を有する部分である。キャップ側雄ネジ部79は、中心軸O回りに螺旋状に形成された第2のネジ山(第2のネジ部)791を有する部分である。
そして、図2に示すように、キャップ側雌ネジ部73での中心軸O方向に沿って互いに隣接する第1のネジ山731同士のピッチsは、キャップ側雄ネジ部79での中心軸O方向に沿って互いに隣接する第2のネジ山791同士のピッチsよりも大きい。また、キャップ側雌ネジ部73の中心軸O方向に沿った形成長さuは、キャップ側雄ネジ部79の中心軸O方向に沿った形成長さuよりも長い。
さらに、キャップ側雌ネジ部73での第1のネジ山731の巻き数は、キャップ側雄ネジ部79での第2のネジ山791の巻き数と同じかまたはそれよりも少ない。
また、キャップ7Aの内周部のキャップ側雌ネジ部73よりも先端側の部分は、その内径が縮径した縮径部77となっている。
そして、この縮径部77の内側には、円筒体で構成された内側筒体15が縮径部77と同心的に配置されている。この内側筒体15は、縮径部77対し固定されている。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法や、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法を用いることができる。
また、内側筒体15の内周部には、その周方向に沿ったリング状をなす突部151が突出形成されている。突部151には、先端側構造体8Aが係合することができる。これにより、先端側構造体8Aは、内側筒体15を介してキャップ7Aと連結されることとなり、よって、キャップ7Aを離脱する際に、当該キャップ7Aとともに離脱する(図5、図6参照)。
キャップ7Aの内側には、アダプタ30Aが基端方向に向かって移動可能に配置されている。図1〜図6、図10に示すように、アダプタ30Aは、本体部40と、医療容器1の栓体3を刺通可能な瓶針(中空針)50と、シリンジ20が接続可能な接続部90とを有している。
本体部40は、円板状をなす円板部403と、円板部403の下面に突出形成された装着部(アダプタ側装着部)406とを有している。
図7、図8および図10に示すように、円板部403には、その厚さ方向に貫通する貫通孔で構成された複数(図示の構成では3つ)のガイド孔409が形成されている。各ガイド孔409は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。このような各ガイド孔409には、それぞれ、先端側構造体8Aが有する各先端側ガイド部82と基端側構造体6Aが有する各基端側ガイド部67とが一括して挿入される。そして、アダプタ30Aが基端方向に移動する際に、当該アダプタ30Aを各先端側ガイド部82と各基端側ガイド部67とが一括して案内することができる(図4、図5参照)。
なお、各ガイド孔409は、それぞれ、円板部403の外周側に向かって開放していてもよい。
装着部406は、円板部403の下面から突出した複数(図10に示す構成では3枚)の突片406aを有し、容器本体2の口部21にその外側から嵌合して、口部21に装着されることとなる。各突片406aの内側には、それぞれ、爪406bが突出形成されている。図5、図6に示すように、各爪406bは、それぞれ、装着部406が容器本体2の口部21に嵌合した際に、口部21の突部211に係合する。これにより、アダプタ30Aが容器本体2から不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
また、隣接する突片406a同士は、互いに離間している。これにより、装着部406は、口部21に装着される過程で爪406bが口部21の突部211を乗り越える際に、各突片406aがそれぞれ径方向に広がる。これにより、装着部406が口部21に容易に装着される。
円板部403の外周部には、アダプタ側雄ネジ部(アダプタ側螺合部)408が設けられている。アダプタ側雄ネジ部408は、キャップ7Aのキャップ側雌ネジ部73と螺合する部分である。図10に示すように、アダプタ側雄ネジ部408は、円板部403の外周部(縁部)にその周方向に沿ってリング状に形成された突部401で構成され、当該突部401の形成方向の途中に複数本(本実施形態では3本)の溝402が形成された部分である。各溝402は、それぞれ、中心軸Oに対し傾斜して形成されている。そして、各溝402内に、キャップ7Aのキャップ側雌ネジ部73の第1のネジ山731が噛み込むことができる、すなわち、挿入される。これにより、アダプタ側雄ネジ部408とキャップ側雌ネジ部73とが螺合することとなる。
図2に示すように、瓶針50は、円板部403の基端面に中心軸O上に配置されている。この瓶針50は、医療容器1の栓体3の天板31を刺通可能な鋭利な針先501を有している。また、瓶針50は、中空針であり、その側面に開口する少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の側孔502を有している(図4参照)。
また、接続部90は、キャップ7Aが離脱した状態でシリンジ20が接続される部分である(図6参照)。接続部90は、筒状をなし、円板部403の先端面に中心軸O上に配置されている。この接続部90は、瓶針50に連通している。
接続部90の内周部901は、その内径が基端方向に向かって漸減したテーパ状をなしている。そして、接続部90にシリンジ20が接続された際には、シリンジ20の口部202の外周部205と接続部90の内周部901とが嵌合する。そして、この状態で、接続部90および瓶針50を介して、シリンジ20と医療容器1(容器本体2)とが連通し、これらの間を液体が行き来することができる。
接続部90の外周部には、雄ネジ902が形成されている。雄ネジ902には、シリンジ20のロック部材203の雌ネジ204が螺合することができる。この螺合により、接続部90にシリンジ20が接続された状態を維持することができる。
先端側構造体8Aは、キャップ7A(内側筒体15)の内側に中心軸O回りに回転可能に配置されている。図1〜図5、図7および図8に示すように、先端側構造体8Aは、本体部81と、本体部81から基端方向に向かって突出形成された複数本(本実施形態では3本)のガイド部(先端側ガイド部)82とを有している。
本体部81は、天板811と、天板811の縁部に沿って筒状に形成され、当該縁部から基端方向に向かって突出した壁部812とで構成されている。この本体部81は、内側筒体15内に位置している。
天板811の中心部には、その厚さ方向に貫通する貫通孔813が形成されている。また、内側筒体15にも貫通孔813が臨む位置に、貫通孔152が形成されている。そして、キャップ7Aが未だ離脱していない状態(未使用状態)で、貫通孔813および152のうちの少なくとも貫通孔813に、アダプタ30Aの接続部90の先端部が挿入されている(図3参照)。この挿入されている部分だけ、アダプタユニット10の全長を短くすることができ、よって、アダプタユニット10の小型化に寄与する。
壁部812の外周部には、その周方向に沿ったリング状をなす突部814が複数(本実施形態では2つ)突出形成されている。これら突部814は、中心軸Oに沿って離間して配置されており、最も基端側に位置する突部814が内側筒体15の突部151に係合することができる。この係合により、先端側構造体8Aが内側筒体15から離脱するのを確実に防止することができる。また、この係合により、先端側構造体8Aは、キャップ7A(内側筒体15)の内側に中心軸O回りに回転可能に配置される。
壁部812の基端からは、長尺な平板状の複数本の先端側ガイド部82がそれぞれ中心軸O方向に沿って延在している。各先端側ガイド部82は、それぞれ、アダプタ30Aのガイド孔409に挿入されている。これにより、アダプタユニット10が医療容器1に装着された装着状態で、アダプタ30Aが基端方向に向かって移動する際に、その移動方向に沿ってアダプタ30Aを案内するとともに、アダプタ30Aがキャップ7Aとともに回転するのを規制することができる(図4、図5参照)。各先端側ガイド部82は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。これにより、アダプタ30Aを安定して案内することができる。
また、図7、図8に示すように、各先端側ガイド部82には、キャップ7Aを基端側構造体6Aに装着する際の螺合の進行方向とは反対側の面に、係合部823が形成されている。この係合部823は、図8に示すように、キャップ7Aの基端側構造体6Aへの装着が完了したときに、すなわち、キャップ7Aと基端側構造体6Aとの螺合限界で、基端側構造体6Aの基端側ガイド部67に形成されている係合部672に係合する。また、各先端側ガイド部82の係合部823には、突起823aが形成されており、キャップ7Aの基端側構造体6Aへの装着が完了したときに、すなわち、キャップ7Aと基端側構造体6Aとの螺合限界で、基端側構造体6Aの基端側ガイド部67の係合部672に形成されている突起672aに係合する(図4、図8参照)。
図3〜図6に示すように、基端側構造体6Aは、医療容器1の全体を収納可能な有底筒状をなす収納部材(収納部)65と、収納部材65内に取り付けられたガイド構造体63とを備えている。
収納部材65は、その内側に医療容器1を収納することができる。これにより、薬剤Pが、医療従事者が誤って触れると危険な薬剤である場合において、かかる薬剤Pが例えば医療容器1の製造中に、容器本体2の外面に付着したとしても、収納部材65で容器本体2が覆われるため、周囲の汚染を防止することや、医療従事者の安全性を確保することができる。また、収納部材65を介して、医療容器1を、従来のバイアル容器と同じように把持することができる。
収納部材65の先端内周部には、キャップ7Aのキャップ側雄ネジ部79と螺合する基端側雌ネジ部(基端側螺合部)651が形成されている。基端側雌ネジ部651は、中心軸O回りに螺旋状に形成された溝(ネジ溝)655を有している。そして、溝655内に、キャップ7Aのキャップ側雄ネジ部79の第2のネジ山791が噛み込むことができる、すなわち、挿入される。これにより、基端側雌ネジ部651とキャップ側雄ネジ部79とが螺合することとなる。なお、基端側雌ネジ部651の中心軸O方向に沿った形成長さは、キャップ側雄ネジ部79の形成長さuと同じである。
そして、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651とが螺合することにより、キャップ7Aが収納部材65に装着され、よって、栓体3の天板31の滅菌処理された状態が、医療用具セット100が使用されるまで維持される。
また、収納部材65の先端内周部には、基端側雌ネジ部651よりも基端側の部分に、その周方向に沿ったリング状をなす突部で構成された離脱防止部652が突出形成されている。離脱防止部652は、ガイド構造体63に係合して、当該ガイド構造体63の収納部材65からの不本意な離脱を防止する部分である。
さらに、収納部材65の先端内周部には、離脱防止部652よりも基端側の部分に、中心軸O方向に沿って延びる複数本(例えば3本)のリブ653が突出形成されている。図9に示すように、各リブ653は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。そして、各リブ653は、それぞれ、医療容器1の容器本体2の外周部に当接して、当該医療容器1の基端側構造体6A(収納部材65)に対する、その径方向の位置ズレを防止することができる。
また、各リブ653は、それぞれ、収納部材65に対する医療容器1の中心軸O回りの回転を規制する規制部としても機能する。これにより、医療容器1と連通状態のアダプタ30Aにシリンジ20を接続する際に、収納部材65を把持して、アダプタ30Aの接続部90の雄ネジ902と、シリンジ20のロック部材203の雌ネジ204とを螺合させることができると言う利点がある。
ガイド構造体63は、リング状をなす本体部631と、本体部631から突出した長尺な板片状の3本のガイド部(基端側ガイド部)67と、各基端側ガイド部67の基端方向へ延長した部分である脚部(リブ)634とを有している。
各基端側ガイド部67は、それぞれ、中心軸O方向に沿って延在しており、基端方向へ移動してくるアダプタ30Aのガイド孔409に挿入されることとなる(図5参照)。これにより、先端側構造体8Aの先端側ガイド部82とともにアダプタ30Aを案内し、アダプタ30Aがキャップ7Aとともに回転するのを規制する。また、各基端側ガイド部67は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。これにより、アダプタ30Aを安定して案内することができる。
また、図7、図8に示すように、各基端側ガイド部67には、キャップ7Aを基端側構造体6Aに装着する際の螺合の進行方向の面に、係合部672が形成されている。この係合部672は、図8に示すように、キャップ7Aの基端側構造体6Aへの装着が完了したときに、すなわち、キャップ7Aと基端側構造体6Aとの螺合限界で、先端側構造体8Aの先端側ガイド部82に形成されている係合部823に係合する。また、各基端側ガイド部67の係合部672には、突起672aが形成されており、キャップ7Aの基端側構造体6Aへの装着が完了したときに、すなわち、キャップ7Aと基端側構造体6Aとの螺合限界で、先端側構造体8Aの先端側ガイド部82の係合部823に形成されている突起823aに係合する(図4、図8参照)。
図9に示すように、各脚部634は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。そして、各脚部634の間に、収納部材65の各リブ653が挿入されている。これにより、ガイド構造体63(基端側ガイド部67)が収納部材65に対し中心軸O回りに回動するのが確実に防止される。このように回動が規制されることにより、収納部材65とキャップ7Aとをそれぞれを把持して、キャップ7Aの離脱操作を行なう際、キャップ7Aごとガイド構造体63が収納部材65に対して回転するのが防止される。つまり、各リブ653と各脚部634とは、収納部材65に対するガイド構造体63の中心軸O回りの回転を規制する規制部として機能する。
また、本体部631の内周部には、容器本体2の肩部22に係合する(装着される)係合部(装着部)633が形成されている。これにより、医療容器1の収納部材65からの離脱を防止することができる。
次に、薬剤Pが予め収納された未使用状態の医療容器1に、アダプタユニット10を装着して組み立てる、すなわち、装着状態とする組立操作について、図1〜図4、図7および図8を参照しつつ説明する。
この組立操作では、第1の操作と第2の操作とを行なう。
なお、第1の操作、第2の操作を行なう前に、基端側構造体6Aを予め医療容器1に装着して組み立てておくのが好ましい。この組立は、次のように行なわれる。
[1−1] 基端側構造体6Aの医療容器1への装着操作
まず、基端側構造体6Aを収納部材65とガイド構造体63とが分離した状態としておく。そして、収納部材65に医療容器1を挿入して、さらに、その上方からガイド構造体63を挿入する。ガイド構造体63が挿入されると、前述したように、収納部材65の離脱防止部652が、ガイド構造体63(本体部631)に係合し、ガイド構造体63が、収納部材65内に取り付けられた状態となる。これにより、医療容器1は、ガイド構造体63とともに収納部材65から離脱するのが防止され、基端側構造体6Aが装着されたものとなる。以下、この基端側構造体6Aが医療容器1に装着された組立体を医療容器組立体103と言う。
[1−2] 第1の操作
図1に示すように、アダプタ30Aと先端側構造体8Aとを組み立てたアダプタ組立体101とする。この組立は、次のように行なわれる。
アダプタ30Aの各ガイド孔409に、先端側構造体8Aの各ガイド部82を挿入する。この挿入は、アダプタ30Aの本体部40に、先端側構造体8Aの本体部81が当接するまで行なわれる。このような組立操作により、アダプタ組立体101が得られる。
次に、図2に示すように、キャップ7Aとアダプタ組立体101とを組み立てたキャップ組立体(第1の組立体)102とする。この組立は、次のように行なわれる。
アダプタ組立体101をキャップ7Aにその基端側から挿入して、キャップ7Aのキャップ側雌ネジ部73とアダプタ30Aのアダプタ側雄ネジ部408とを螺合させる。この螺合は、キャップ側雌ネジ部73とアダプタ側雄ネジ部408との螺合限界まで行なわれる。
また、この螺合限界では、前述したように、アダプタ組立体101の先端側構造体8Aの最も基端側に位置する突部814が、キャップ7A内の内側筒体15の突部151に係合する。これにより、アダプタ組立体101がキャップ7Aから不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
このような組立により、アダプタ組立体101がキャップ7A内に収納されて組み立てたキャップ組立体102が得られる。
[1−3] 第2の操作
次に、キャップ組立体102と医療容器組立体103(基端側構造体6A)とを組み立てる。この組立は、次のように行なわれる。
まず、図3に示すように、キャップ組立体102のキャップ7Aを医療容器組立体103の基端側構造体6Aに挿入して、キャップ組立体102を中心軸O回りに医療容器組立体103に対し所定方向に回転させる。これにより、キャップ7Aのキャップ側雄ネジ部79と、基端側構造体6Aの基端側雌ネジ部651とが螺合する。この螺合は、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651との螺合限界まで行なわれる(図4参照)。
なお、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651との螺合が進んでいくと、すなわち、この第3の操作中、キャップ組立体102の先端側構造体8Aは、医療容器組立体103のガイド構造体63(基端側構造体6A)に対して回転しつつ、徐々に接近することとなる。その際、図7に示すように、先端側構造体8Aの先端側ガイド部82とガイド構造体63の基端側ガイド部67とが互いに衝突する。この衝突は、キャップ側雄ネジ部79のピッチs、形成長さu、巻き数にもよるが、少なくとも1回繰り返される。
図7に示すように、先端側ガイド部82と基端側ガイド部67とは、互いに衝突するときの衝突面に、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651とを螺合させる回転方向(螺合の進行方向)に向かって、中心軸Oに対する径方向の同じ向きに傾斜した傾斜面824および傾斜面673がそれぞれ形成されている。なお、本実施形態において、傾斜面824は、先端側ガイド部82が基端側ガイド部67と衝突するときの衝突面、つまり、螺合の進行方向の面に、螺合の進行方向に向かって、中心軸Oに対する径方向の外向きに傾斜した傾斜面として形成されている。また、傾斜面673は、基端側ガイド部67が先端側ガイド部82衝突するときの衝突面、つまり、螺合の進行方向とは反対側の面に、螺合の進行方向に向かって、中心軸Oに対して径方向の外向きに傾斜した傾斜面として形成されている。これにより、先端側ガイド部82と基端側ガイド部67とが互いに衝突すると、先端側ガイド部82は、傾斜面824が基端側ガイド部67の基端側ガイド部67の傾斜面673に沿って当該傾斜面673上を摺動する。このとき、先端側ガイド部82は、中心軸Oに対する径方向の外向き(図7中の矢印D方向に向かって)に弾性変形して、基端側ガイド部67をその外側から確実に乗り越えることができる。なお、基端側ガイド部67を乗り越えた先端側ガイド部82は、元の形状に復元する。
そして、図8に示すように、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651との螺合限界では、先端側ガイド部82の係合部823と、基端側ガイド部67の係合部672とが係合する。これにより、キャップ側雄ネジ部79と基端側雌ネジ部651との螺合を解除する方向(螺合の後退方向)に、先端側ガイド部82がキャップ7Aとともに回転することが規制される。また、係合したガイド部82とガイド部67とは、少なくともその一部が、周方向に隣接した状態となっている。
このような組立により、キャップ組立体102と医療容器組立体103(基端側構造体6A)とを組み立てられ、その結果、アダプタユニット10が装着された装着状態の医療容器1を得る。
また、この組立では、キャップ組立体102のキャップ7Aと医療容器組立体103の基端側構造体6Aとを螺合するという簡単な操作で、医療容器1にアダプタユニット10を容易かつ確実に装着することができる。また、この装着状態は、キャップ7Aと基端側構造体6Aとの螺合により確実に維持されており、キャップ7Aに例えば先端方向への引張り力が作用しても、当該キャップ7Aが不本意に離脱するのが防止される。
次に、医療用具セット100の操作方法(使用方法)について、図4〜図6を参照しつつ説明する。
[2−1]
まず、図4に示す装着状態の医療容器1を用意する。また、医療容器1中の薬剤Pと過不足なく十分に混合する液体Qが充填されたシリンジ20も用意する。
[2−2]
次に、図4に示す状態から、キャップ7Aを把持して、当該キャップ7Aを中心軸O回りに前記(組立操作時)と逆方向に回転させる(図5参照)。なお、この回転操作中、先端側構造体8Aは、前述したように先端側ガイド部82が基端側ガイド部67と係合しているため、キャップ7Aともに回転するのが規制されている。
そして、キャップ7Aに対する回転操作を進めていくと、当該キャップ7Aは、キャップ側雄ネジ部79の基端側構造体6Aの基端側雌ネジ部651との螺合が徐々に解除されつつ、先端方向に向かって移動していく。
また、前述したように、キャップ側雌ネジ部73のピッチsは、キャップ側雄ネジ部79のピッチsよりも大きく設定されている。これにより、キャップ7Aが回転すれば、キャップ側雌ネジ部73に螺合するアダプタ30Aは、ガイド孔409に挿入され、前記係合し合う先端側ガイド部82、67で、回転が防止されつつ、当該先端側ガイド部82、67に沿って、キャップ7Aの回転分に対応する(相当する)距離だけ、基端方向に向かって移動する。なお、アダプタ30Aの総移動距離は、「((キャップ側雌ネジ部73の1ピッチの長さ)−(キャップ側雄ネジ部79の1ピッチの長さ))×(キャップ側雌ネジ部73の巻き数)」に等しい。なお、このアダプタ30Aの基端方向への移動中、前述したように先端側ガイド部82の突起823aと基端側ガイド部67の突起672aとが係合しているため、先端側ガイド部82と基端側ガイド部67との周方向に隣接した状態が維持され、アダプタ30Aが基端方向に向かってスムーズに移動できる。
そして、キャップ7Aは、基端側構造体6Aとの螺合が完全に解除されると、先端側構造体8Aごと基端側構造体6Aから離脱する。このとき、アダプタ30Aは、前記総移動距離を移動しているため、アダプタ側雄ネジ部408がキャップ側雌ネジ部73から離脱するとともに、瓶針50が医療容器1の栓体3を刺通して、当該瓶針50を介して医療容器1内が外部と連通する。
また、このとき、前述したように、アダプタ30Aは、装着部406で医療容器1に係合して、装着される。これにより、瓶針50の栓体3への刺通状態が維持される。
[2−3]
次に、図6に示すように、医療容器1と連通状態のアダプタ30Aにシリンジ20を接続する(以下この状態を「接続状態」と言う)。これにより、アダプタ30Aを介して、医療容器1とシリンジ20とが連通する。
なお、この接続操作は、アダプタ30Aの接続部90の雄ネジ902と、シリンジ20のロック部材203の雌ネジ204とを螺合させることにより、行なわれる。
[2−4]
次に、接続状態でシリンジ20のプランジャを押圧操作して、シリンジ20から医療容器1内に液体Qを供給する。この液体Qは、接続部90、瓶針50を順に流下して、当該瓶針50の側孔502を介して医療容器1内に流入する。これにより、液体Qと薬剤Pとが混合し合い、薬液Rが生成され始める。また、振とう操作を行うことにより、液体Qに薬剤Pを完全に溶解させ、薬液Rが確実に生成する。
[2−5]
次に、接続状態のまま、医療容器1を基端側構造体6Aごと上下反転させる。そして、シリンジ20のプランジャに対する引張り操作を行ない、薬液Rをシリンジ20に回収する。
このように、以上のような構成のアダプタユニット10では、キャップ7Aを離脱させる、すなわち、取り外す操作に連動して、アダプタ30Aが医療容器1に確実に装着されるよう構成されている。そして、キャップ7Aの離脱後に確実に医療容器1を使用することができる。
これに対し、例えば、互いに螺合するアダプタとキャップと、基端側構造体とを有し、基端側構造体に設けられた凸部と、キャップに設けられた凹部との係合(スナップ嵌合)により、キャップと基端側構造体とが連結された従来のアダプタユニットでは、キャップを回転操作している最中に、当該キャップに不本意に引張り力が作用した場合(例えば操作者が誤ってキャップを引張ってしまった場合)、アダプタは、医療容器に完全に装着される以前に、キャップごと基端側構造体から離脱してしまう。その結果、医療容器にはシリンジを接続することができず、当該医療容器を使用することができない。
従って、アダプタユニット10は、キャップ7Aを離脱した後に迅速かつ確実に医療容器1を使用することができ、操作性に優れたものとなっている。
<第2実施形態>
図11および図12は、それぞれ、本発明のアダプタユニット(第2実施形態)の操作過程を順に示す縦断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のアダプタユニットの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図11、図12に示すように、本実施形態では、キャップ7Bの壁部76(円筒体)には、キャップ側雌ネジ部73と異なる位置に、すなわち、キャップ側雌ネジ部73よりも基端側に、キャップ側雌ネジ部(第2のキャップ側螺合部)74が形成されている。このキャップ側雌ネジ部74は、中心軸O回りに螺旋状に形成された第2のネジ山(第2のネジ部)741を有する部分である。
そして、図12に示すように、キャップ側雌ネジ部73での中心軸O方向に沿って互いに隣接する第1のネジ山731同士のピッチsは、キャップ側雌ネジ部74での中心軸O方向に沿って互いに隣接する第2のネジ山741同士のピッチsよりも大きい。また、キャップ側雌ネジ部73の中心軸O方向に沿った形成長さuは、キャップ側雌ネジ部74の中心軸O方向に沿った形成長さuよりも長い。
このように壁部76の内周部に、ピッチの異なる2つの雌ネジ部が形成されていることにより、壁部76の内周部の反対側、すなわち、外周部に、第2のキャップ側螺合部として、キャップ側雄ネジ部を設けるときよりも、キャップ7Bの外径を小さくできる。
キャップ7Bの縮径部77には、その周方向に沿ったリング状をなす突部771が突出形成されている。突部771には、先端側構造体8Aの最も基端側に位置する突部814が係合することができる。これにより、先端側構造体8Aは、キャップ7Bと連結されることとなり、よって、キャップ7Bを離脱する際に、当該キャップ7Bとともに離脱する(図12参照)。
また、本実施形態では、アダプタ30Bは、円板部403から装着部406が省略されている。そして、この円板部403には、3つのガイド孔409とは周方向に異なる位置に、複数(本実施形態では3つ)の係合孔405が形成されている。各係合孔405は、それぞれ、アダプタ30Bが基端方向に向かって移動し、その移動限界で、すなわち、瓶針50が医療容器1の栓体3を刺通したときに、基端側構造体6Bが係合する部分である。この係合により、アダプタ30Bの瓶針50が栓体3から抜去するのを確実に防止することができる。
図11、図12に示すように、基端側構造体6Bは、円筒状をなす基部61と、基部61よりも先端側に配置された円板部(基端側円板部)62とを有している。そして、基部61と円板部62との間には、3本のガイド部(基端側ガイド部)67がそれぞれ配置されており、当該各ガイド部67を介して、基部61と円板部62とが連結されている。なお、本実施形態では、前記第1実施形態と異なり、各ガイド部67は、それぞれ、ガイド孔409には、挿入されない。
基部61は、医療容器1に装着された装着状態で、容器本体2の外周側に当該容器本体2と同心的に配される。そして、アダプタユニット10を操作する、すなわち、キャップ7Bを中心軸O回りに回転操作するときに、一方の手でキャップ7Bを把持し、他方の手で基部61を把持して、その操作を行なうことができる。このように、基端側構造体6Bでは、基部61は、アダプタユニット10を操作するときに把持される把持部として機能する。
基部61の先端外周部には、基端側雄ネジ部(基端側螺合部)69が設けられている。基端側雄ネジ部69は、中心軸O回りに螺旋状に形成された溝(ネジ溝)691を有している。そして、溝691内に、キャップ7Bのキャップ側雌ネジ部74の第2のネジ山741が噛み込むことができる、すなわち、挿入される。これにより、基端側雄ネジ部69とキャップ側雌ネジ部74とが螺合することとなる。なお、基端側雄ネジ部69の中心軸O方向に沿った形成長さは、キャップ側雌ネジ部74の形成長さuと同じである。
また、基部61の内周部には、中心軸O方向に沿って延びる複数本(例えば3本)のリブ611が突出形成されている。各リブ611は、それぞれ、医療容器1の容器本体2の外周部に当接して、当該医療容器1の基端側構造体6Bに対するガタツキ、すなわち、径方向の位置ズレを防止することができる。
円板部62は、円板状をなし、その面が中心軸Oに対し直交し、かつ、基部61と同心的に配されている。円板部62の直径は、基部61の直径よりも小さい。
また、円板部62の基端面には、鋭利な複数(例えば4つ)の突起621が突出形成されている。各突起621は、それぞれ、医療容器1の栓体3の先端面312に穿刺される。これにより、基端側構造体6B(基端側ガイド部67)と医療容器1との位置決めがなされる。
また、基端側構造体6Bは、医療容器1に装着される装着部66と、移動限界にあるアダプタ30Bに係合する係合部68とを有している。
装着部66は、円板部62の基端面から基端方向に向かって突出した3枚の突片661で構成されている。各突片661は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。また、各突片661と基端側ガイド部67とは、中心軸O回りに交互に配置されている。
各突片661には、それぞれ、その下端部に内側に突出した爪662が形成されている。そして、図12に示すように、各爪662は、それぞれ、容器本体2の口部21に形成されている突部211に係合することができる。これにより、基端側構造体6Bが医療容器1に確実に装着されることとなる。
係合部68は、円板部62の先端面から先端方向に向かって突出した3枚の突片681で構成されている。各突片681は、それぞれ、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。
また、各突片681には、それぞれ、その上端部に外側に突出した爪682が形成されている。そして、図12に示すように、アダプタ30Bの瓶針50が医療容器1の栓体3を刺通したときに、各爪682は、それぞれ、アダプタ30Bの本体部40に形成されている各係合孔405の縁部に係合することができる。これにより、基端側構造体6Bとアダプタ30Bとが連結され、アダプタ30Bが基端側構造体6Bから不本意に離脱するのが防止される。
基端側構造体6Bの基部61の内周部と、医療容器1の容器本体2の外周部との間には、シール部材16が介挿されている。このシール部材16は、基部61の内周部に沿ったリング状をなし、基部61の内周部に固定されている。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、接着(接着剤や溶媒による接着)による方法、融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)による方法等を用いることができる。
このようなシール部材16により、栓体3の天板31の滅菌処理された状態が維持される。この状態は、医療用具セット100が使用されるまで確実に維持される。従って、医療用具セット100では、シール部材16は、アダプタユニット10が医療容器1に装着された装着状態で、栓体3の天板31の滅菌処理された状態を維持する手段として機能する。
なお、シール部材16の構成材料としては、特に限定されず、例えば、医療容器1の栓体3と同様の材料を用いることができる。
本実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、アダプタユニット10を医療容器1に容易かつ確実に装着することができる。図12に示すように、キャップ7Bを離脱操作に伴って、アダプタ30Bが医療容器1に装着される。そして、その後、シリンジ20をアダプタ30Bに接続すれば、確実に医療容器1を使用することができる。
なお、本実施形態では、薬剤Pが予め収納された未使用状態の医療容器1に、アダプタユニット10を装着して組み立てる組立操作で、第1の操作に先立って、基端側構造体6Bを予め医療容器1に装着して医療容器組立体102としてもよいが、これに限定されず、例えば、医療容器組立体102とせずに、第3の操作で基端側構造体6Bと第2の組立体とを組み立てた後に、この組み立てたものを医療容器1に装着することもできる。
以上、本発明のアダプタユニットを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、アダプタユニットを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のアダプタユニットは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、アダプタを案内する先端側ガイド部および基端側ガイド部の本数は、それぞれ、前記各実施形態では3本であったが、これに限定されず、例えば、1本、2本または4本以上であってもよい。
また、先端側ガイド部と基端側ガイド部とが衝突し、先端側ガイド部が基端側ガイド部を乗り越える際、基端側ガイド部が、中心軸Oに対する径方向の内向きに弾性変形する、または先端側ガイド部と基端側ガイド部とが中心軸Oに対する径方向に互いに反対向きに弾性変形するようにしてもよい。なお、先端側ガイド部が基端側ガイド部を乗り越えると、先端側ガイド部と基端側ガイド部とは、元の形状に復元する。
また、先端側ガイド部の傾斜面および基端側ガイド部の傾斜面は、螺合の進行方向に向かって、中心軸Oに対する径方向内向きに傾斜した傾斜面としてもよい。このとき、先端側ガイド部は、基端側ガイド部をその内側から乗り越える。
また、前記第1実施形態での、装着状態とする組立操作での第1の操作は、最初にアダプタと先端側構造体と組み立てて、アダプタと先端側構造体とを有する第1の組立体を得る操作であったが、これに限定されず、最初にキャップ内に先端側構造体を回転可能に収納して、先端側構造体とキャップと先端側構造体と組み立てて、キャップと先端側構造体とを有する第1の組立体を得る操作であってもよい。この場合、それに続く操作は、キャップと先端側構造体とを有する組立体とアダプタとを組み立てて、キャップとアダプタと先端側構造体とを有する第1の組立体を得る操作となる。そして、この操作は、アダプタのガイド孔に先端側ガイド部が挿入されるようにしながら、アダプタをキャップに螺合限界まで螺合させることにより行なわれる。
本発明のアダプタユニットは、筒状をなし、その先端部に口部を有する容器本体と、前記口部を封止する軟質の封止部材とを備える医療容器に装着した装着状態で用いられるアダプタユニットであって、円筒体で構成されており、該円筒体の内周側にその中心軸回りに螺旋状に形成された第1のネジ部を有する第1のキャップ側螺合部と、前記円筒体の前記第1のキャップ側螺合部と異なる位置に前記中心軸回りに螺旋状に形成された第2のネジ部を有する第2のキャップ側螺合部とを有するキャップと、前記キャップの内側に基端方向に向かって移動可能に配置されており、円板状をなし、その厚さ方向に貫通したガイド孔が形成された円板部を有する本体部と、前記円板部の外周部に設けられ、前記第1のキャップ側螺合部と螺合するアダプタ側螺合部と、前記封止部材を刺通可能な中空針とを有するアダプタと、前記キャップの内側に前記中心軸回りに回転可能に配置されており、前記ガイド孔に挿入され、前記装着状態で前記アダプタが基端方向に向かって移動する際に、その移動方向に沿って前記アダプタを案内するとともに、前記アダプタが前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の先端側ガイド部を有する先端側構造体と、前記容器本体に装着される装着部と、前記第2のキャップ側螺合部と螺合する基端側螺合部と、前記装着状態で前記先端側ガイド部と係合し、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合の後退方向に、前記先端側ガイド部が前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の基端側ガイド部とを有する基端側構造体とを備え、前記第1のネジ部でのピッチは、前記第2のネジ部でのピッチよりも大きく、前記装着状態とする際には、前記ガイド孔に前記先端側ガイド部が挿入され、かつ前記第1のキャップ側螺合部とアダプタ側螺合部とが螺合限界まで螺合した状態となるように、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを組み立てて、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを有する第1の組立体を得る第1の操作と、前記第1の組立体と前記基端側構造体とを、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部とを螺合限界まで螺合させて組み立てる第2の操作とを行ない、前記第2の操作中、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが少なくとも1回互いに衝突し、一方または両方が前記中心軸に対する径方向に弾性変形することで、先端側ガイドが基端側ガイド部を乗り越え、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合限界で、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが係合し、前記装着状態で前記キャップを前記中心軸回りに回転操作することにより、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合を解除して、前記キャップを前記先端側構造体ごと前記基端側構造体から離脱させた際、前記アダプタは、前記基端側ガイド部と係合した先端側ガイド部が前記ガイド孔に挿入されていることにより、回転が防止されつつ、基端方向に向かって移動し、これにより、前記アダプタ側螺合部が前記第1のキャップ側螺合部から離脱するとともに、前記中空針が前記封止部材を刺通して、前記中空針を介して前記容器本体内が外部と連通する。そのため、医療容器に容易かつ確実に装着することができるとともに、その装着状態でキャップを離脱した後に確実に医療容器を使用することができる。
従って、本発明のアダプタユニットは、産業上の利用可能性を有する。
100 医療用具セット
10 アダプタユニット
101 アダプタ組立体
102 キャップ組立体(第1の組立体)
103 医療容器組立体
1 医療容器
2 容器本体
21 口部
211 突部
22 肩部
3 栓体(封止部材)
31 天板
311 基端面
312 先端面
33 筒状部
6A、6B 基端側構造体
61 基部
611 リブ
62 円板部(基端側円板部)
621 突起
63 ガイド構造体
631 本体部
633 係合部(装着部)
634 脚部
65 収納部材(収納部)
651 基端側雌ネジ部(基端側螺合部)
652 離脱防止部
653 リブ
655 溝(ネジ溝)
66 装着部
661 突片
662 爪
67 ガイド部(基端側ガイド部)
672 係合部
672a 突起
673 傾斜面
68 係合部
681 突片
682 爪
69 基端側雄ネジ部(基端側螺合部)
691 溝(ネジ溝)
7A、7B キャップ
73 キャップ側雌ネジ部(第1のキャップ側螺合部)
731 第1のネジ山(第1のネジ部)
74 キャップ側雌ネジ部(第2のキャップ側螺合部)
741 第2のネジ山(第2のネジ部)
75 天板
76 壁部
77 縮径部
771 突部
79 キャップ側雄ネジ部(第2のキャップ側螺合部)
791 第2のネジ山(第2のネジ部)
8A 先端側構造体
81 本体部
811 天板
812 壁部
813 貫通孔
814 突部
82 ガイド部(先端側ガイド部)
823 係合部
823a 突起
824 傾斜面
15 内側筒体
151 突部
152 貫通孔
16 シール部材
20 シリンジ
201 外筒
202 口部
203 ロック部材(ロックアダプタ)
204 雌ネジ
205 外周部
30A、30B アダプタ(内側構造体)
40 本体部
401 突部
402 溝
403 円板部
405 係合孔
406 装着部(アダプタ側装着部)
406a 突片
406b 爪
408 アダプタ側雄ネジ部(アダプタ側螺合部)
409 ガイド孔
50 瓶針(中空針)
501 針先
502 側孔
90 接続部
901 内周部
902 雄ネジ
O 中心軸
P 薬剤
Q 液体
R 薬液
、s ピッチ
、u 形成長さ

Claims (14)

  1. 筒状をなし、その先端部に口部を有する容器本体と、前記口部を封止する軟質の封止部材とを備える医療容器に装着した装着状態で用いられるアダプタユニットであって、
    円筒体で構成されており、該円筒体の内周側にその中心軸回りに螺旋状に形成された第1のネジ部を有する第1のキャップ側螺合部と、前記円筒体の前記第1のキャップ側螺合部と異なる位置に前記中心軸回りに螺旋状に形成された第2のネジ部を有する第2のキャップ側螺合部とを有するキャップと、
    前記キャップの内側に基端方向に向かって移動可能に配置されており、円板状をなし、その厚さ方向に貫通したガイド孔が形成された円板部を有する本体部と、前記円板部の外周部に設けられ、前記第1のキャップ側螺合部と螺合するアダプタ側螺合部と、前記封止部材を刺通可能な中空針とを有するアダプタと、
    前記キャップの内側に前記中心軸回りに回転可能に配置されており、前記ガイド孔に挿入され、前記装着状態で前記アダプタが基端方向に向かって移動する際に、その移動方向に沿って前記アダプタを案内するとともに、前記アダプタが前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の先端側ガイド部を有する先端側構造体と、
    前記容器本体に装着される装着部と、前記第2のキャップ側螺合部と螺合する基端側螺合部と、前記装着状態で前記先端側ガイド部と係合し、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合の後退方向に、前記先端側ガイド部が前記キャップとともに回転するのを規制する、前記中心軸方向に沿って延在する長尺状の少なくとも1本の基端側ガイド部とを有する基端側構造体とを備え、
    前記第1のネジ部でのピッチは、前記第2のネジ部でのピッチよりも大きく、
    前記装着状態とする際には、前記ガイド孔に前記先端側ガイド部が挿入され、かつ前記第1のキャップ側螺合部とアダプタ側螺合部とが螺合限界まで螺合した状態となるように、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを組み立てて、前記キャップと前記アダプタと前記先端側構造体とを有する第1の組立体を得る第1の操作と、
    前記第1の組立体と前記基端側構造体とを、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部とを螺合限界まで螺合させて組み立てる第2の操作とを行ない、
    前記第2の操作中、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが少なくとも1回互いに衝突し、一方または両方が前記中心軸に対する径方向に弾性変形することで、先端側ガイドが基端側ガイド部を乗り越え、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合限界で、前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とが係合し、
    前記装着状態で前記キャップを前記中心軸回りに回転操作することにより、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合を解除して、前記キャップを前記先端側構造体ごと前記基端側構造体から離脱させた際、前記アダプタは、前記基端側ガイド部と係合した先端側ガイド部が前記ガイド孔に挿入されていることにより、回転が防止されつつ、基端方向に向かって移動し、これにより、前記アダプタ側螺合部が前記第1のキャップ側螺合部から離脱するとともに、前記中空針が前記封止部材を刺通して、前記中空針を介して前記容器本体内が外部と連通することを特徴とするアダプタユニット。
  2. 前記基端側構造体は、予め前記第2の操作前に前記医療容器に装着するか、または、前記第2の操作で前記第1の組立体と組み立てられた後に、前記医療容器に装着するように構成されている請求項1に記載のアダプタユニット。
  3. 前記第1のキャップ側螺合部でのネジの巻き数は、前記第2のキャップ側螺合部でのネジの巻き数と同じかまたはそれよりも少ない請求項1または2に記載のアダプタユニット。
  4. 前記先端側ガイド部と前記基端側ガイド部とは、前記第2の操作中で互いに衝突するときの衝突面に、前記第2のキャップ側螺合部と前記基端側螺合部との螺合の進行方向に向かって、前記中心軸に対する径方向の同じ向きに傾斜した傾斜面が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  5. 前記先端側ガイド部および前記基端側ガイド部は、それぞれ、前記中心軸回りに複数本配置されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  6. 前記第2のキャップ側螺合部は、前記円筒体の内周側に、前記第1のキャップ側螺合部よりも基端側に形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  7. 前記第2のキャップ側螺合部は、前記円筒体の外周側に形成されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  8. 前記アダプタと前記基端側構造体とは、前記中空針が前記封止部材を刺通したときに、係合し合うよう構成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  9. 前記基端側構造体は、前記装着状態で前記キャップを前記中心軸回りに回転操作するときに把持される把持部を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  10. 前記基端側構造体は、前記医療容器の全体を収納可能な筒状をなし、前記基端側螺合部が形成された収納部を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
  11. 前記基端側構造体は、前記基端側ガイド部が設けられ、前記収納部内に取り付け可能なガイド構造体を有し、該ガイド構造体の前記収納部に対する回転を規制する規制部を有する請求項10に記載のアダプタユニット。
  12. 前記ガイド構造体は、リング状をなす本体部と、該本体部の先端に突出形成された前記基端側ガイド部と、前記本体部の基端に突出形成された脚部と有し、
    前記収納部は、内周部に突出形成されたリブを有し、
    前記規制部は、前記脚部と前記収納部のリブにより構成されている請求項11に記載のアダプタユニット。
  13. 前記収納部の内周部には、前記基端側螺合部よりも基端側に、前記ガイド構造体の収納部材からの離脱を防止する離脱防止部が形成されている請求項11または12に記載のアダプタユニット。
  14. 前記アダプタは、前記中空針に連通し、前記キャップが離脱した状態でシリンジが接続される接続部を有し、
    前記接続部に前記シリンジが接続された際、前記接続部および前記中空針を介して、前記シリンジと前記容器本体とが連通する請求項1ないし13のいずれか1項に記載のアダプタユニット。
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