JP6094564B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来、車両に搭載された燃料電池によって発電を行い、その電力を家庭用の電気機器に供給する、いわゆる外部給電を行う電力供給システムが提案されている。例えば、特許文献1では、外部給電中の燃料電池の乾燥状態を検知し、燃料電池が乾燥状態にある場合に、ラジエータファンを駆動させ、いわゆるドライアップ状態を回避する提案がされている。
特開2014−060068号公報
ところで、車両に搭載された燃料電池による外部給電を行う場合、車両は停車状態にあることから走行風をラジエータに導入できず、燃料電池を適切に冷却できないことが考えられる。特許文献1に開示された電力供給システムでは、ファンを駆動することでラジエータに風を送り、燃料電池を冷却することができる。しかしながら、その一方で、ファンの駆動に電力が消費される。この点において、特許文献1に開示された電力供給システムは、改良の余地があった。
そこで、本明細書開示の燃料電池システムは、外部給電を行う燃料電池を効率的に冷却することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本明細書に開示された燃料電池システムは、外部給電を行う燃料電池と、前記燃料電池を冷却する冷媒が循環する冷媒循環経路と、前記冷媒循環経路に設置されたラジエータと、前記冷媒循環経路に前記冷媒を循環させるウォータポンプと、前記ラジエータを流れる前記冷媒の流量を制御する分流弁と、前記ラジエータへ送風するファンと、前記冷媒の温度が第1の所定温度値以上であり、かつ、前記分流弁の開度が前記ラジエータへ流れる前記冷媒の流量を所定流量値以上とした状態が第1の所定時間継続する場合に、前記ファンの駆動電圧の上昇を前記ウォータポンプによる流量増量に優先して行い、前記ファンの駆動電圧の上昇を行った後に前記冷媒の温度が第2の所定温度値以上である状態が第2の所定時間経過する場合に、前記ウォータポンプの流量増加を行う制御部と、を備える。これにより、外部給電を行う燃料電池を効率的に冷却することができる。
前記制御部は、前記ファンの駆動電圧を段階的に上昇させてもよい。また、前記制御部は、前記第1の所定温度値を段階的に上昇させることで前記ファンの駆動電圧を段階的に上昇させてもよく、前記制御部は、前記冷媒の温度が第3の所定温度値以下になるまで前記ファンの駆動電圧の上昇を継続してもよい。前記第1の所定時間及び前記第2の所定時間は、前記ラジエータで冷却された冷媒が一循環する時間以上とすることができる。
前記制御部は、前記冷媒の温度が前記第1の所定温度値よりも低い場合は、前記燃料電池の発熱量を算出し、前記発熱量が予め定めた閾値以下である場合は、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止し、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止した後、前記燃料電池の発熱量の積算値を取得して、前記発熱量の積算値が予め定めた閾値以上となった場合に前記ウォータポンプ及び前記分流弁を作動させてもよい。この場合、前記制御部は、前記ウォータポンプを当該ウォータポンプの最低流量で駆動することができる。
前記制御部は、前記分流弁の開度を所定値まで増大させた後に前記冷媒の温度が第4の所定温度値以上である状態が第3の所定時間経過する場合に、前記ファンを駆動することができる。この場合、前記制御部は、前記ファンを当該ファンの最低駆動電圧で駆動することができる。
本明細書開示の燃料電池システムによれば、外部給電を行う燃料電池を効率的に冷却することができる。
図1は実施形態の燃料電池システムの一部の概略構成を示す説明図である。 図2は実施形態における燃料電池システムの制御の一例を示すフローチャートである。 図3は実施形態の燃料電池システムの作動状況を示すタイムチャートの一例である。 図4は実施形態の燃料電池における電流−電圧曲線を示すグラフである。 図5は実施形態の燃料電池システムが給電状態にあるときの冷却系アクチュエータ駆動線の一例を示すグラフである。 図6は実施形態の燃料電池システムを搭載した車両が時速40km/hで走行しているときの冷却系アクチュエータ駆動線の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。
(実施形態)
まず、図1を参照しつつ、実施形態の燃料電池システム1について説明する。図1は実施形態の燃料電池システム1の一部の概略構成を示す説明図である。なお、図1は、燃料電池システム1の一部、具体的に、燃料電池スタック3及び冷媒循環経路17の周囲を中心として描いている。このため、以下の説明に登場する要素が図1中に描かれていない場合がある。燃料電池システム1は、車両、船舶、飛行機、ロボットなどの各種移動体に搭載できるほか、定置型電源にも適用可能である。ここでは、自動車に搭載した燃料電池システム1を例に説明する。燃料電池システム1は、例えば、家庭用の電気機器へ電力を供給する外部給電を行うことができる。燃料電池システム1は、固体高分子形の燃料電池2を含む。燃料電池2は、カソード電極、アノード電極、これらの間に配置された電解質膜を有する単セルを複数積層して形成されるとともに、内部にカソード流路3aとアノード流路3bとが形成された燃料電池スタック3を含む。電解質膜は、例えば、プロトン導電性の固体高分子電解質膜である。なお、図1において単セルの図示は省略されている。また、燃料電池スタック3内には、燃料電池スタック3を冷却する冷媒が流通する冷媒流路3cが設けられている。燃料電池スタック3には、アノード電極に水素ガス、すなわち、アノードガスが供給されると共に、カソード電極に酸素を含む空気、すなわち、カソードガスが供給される。そして、アノード電極における触媒反応により発生した水素イオンが、電解質膜を透過し、カソード電極まで移動して、酸素と電気化学反応を起こすことにより発電する。燃料電池スタック3には、発電した電気の電圧値を測定する電圧計と電流値を測定する電流計が接続されている。そして、冷媒流路3cを流通する冷媒は、燃料電池スタック3を冷却する。燃料電池2は、上述のように外部給電に供することができる。
燃料電池スタック3の入口、より具体的には、燃料電池スタック3のカソード流路3aの入口3a1側には、カソードガス供給流路4が接続されている。カソードガス供給流路4の端部には、エアクリーナが装着されている。また、カソードガス供給流路4には、カソードガスを圧送し、燃料電池スタック3にカソードガスを供給するコンプレッサが配置されている。カソードガス供給流路4上には、コンプレッサの出口と燃料電池スタック3の入口3a1との間の圧力を調節する調圧弁が設置されている。
燃料電池スタック3のカソード流路3aの出口3a2側には、カソードオフガス排出流路6が接続されている。カソードオフガス排出流路6には、背圧弁が配置されている。背圧弁は、カソードガス供給流路4のコンプレッサよりも下流側、カソード流路3a及びカソードオフガス排出流路6の背圧弁よりも上流側の領域の圧力、すなわち、カソード背圧を調整する。カソードオフガス排出流路6には、背圧弁の下流側にマフラーが配置されている。
燃料電池スタック3のアノード流路3bの入口3b1側には、アノード供給流路9が接続されている。アノード供給流路9の端部には、水素供給源となる水素タンクが接続されている。水素タンク内には、高圧の水素が貯留されている。アノード供給流路9には、水素の供給を遮断するシャット弁と、水素の圧力を減圧するレギュレータが配置されている。燃料電池スタック3のアノード流路3bの出口3b2側には、排気管13が接続されている。排気管13の端部には、気液分離器が設置されている。そして、気液分離器において、循環流路とパージ流路とが分岐している。気液分離器では、アノードオフガスに含まれる水分が分離される。水分が分離された後のアノードオフガスは、循環流路側に排出される。一方、分離された水分は、パージ流路側へ排出される。循環流路には、ポンプが配置されている。循環流路にポンプが配置されることにより、アノードオフガスをアノード流路3bへ再度供給することができる。気液分離器において分岐したパージ流路は、カソードオフガス排出流路6に設けられた背圧弁の下流側に接続されている。パージ流路には、パージ弁が配置されている。パージ弁を開弁することにより、循環させないアノードオフガスをカソードオフガスとともに排出することができる。
燃料電池スタック3の冷媒流路3cの入口3c1には、冷媒循環経路17の一端が接続されている。また、冷媒流路3cの出口3c2には、冷媒循環経路17の他端が接続されている。冷媒循環経路17には、冷媒を循環させ、冷媒を燃料電池スタック3内に供給するウォータポンプ(以下、「W/P」という)23が設置されている。また、冷媒循環経路17には、ラジエータ18が設置されている。ラジエータ18は、ファン18aを備える。ファン18aが駆動されると、ラジエータ18に向かって送風される。冷媒循環経路17には、分流弁の一例であるロータリバルブ(以下、「R/V」という)19が設けられており、このR/V19からラジエータ18をバイパスするバイパス流路20が分岐している。R/V19は、電気式の三方弁であり、制御部として機能するECU(Electronic Control Unit)21と電気的に接続されている。R/V19は、冷媒の温度(以下、「FC水温」という)等に応じてその開度を変化させ、ラジエータ18へ流れる冷媒の流量を制御する。ラジエータ18へ流れ込んだ冷媒は、ラジエータ18において冷却される。このとき、ファン18aが駆動され、送風されると、冷却効率が向上する。R/V19は、その開度が大きくなるほど、ラジエータ18側へ流す冷媒の量を増加させる。冷媒流路3cの出口3c2の近傍には、FC水温を取得する温度センサ22が設置されている。この温度センサ22、W/P23及びファン18aもECU21に電気的に接続されている。
燃料電池システム1は、ECU(Electronic Control Unit)21を備える。ECU21は、内部にCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成されており、制御部として機能する。ECU21には、上述のように温度センサ22等が電気的に接続されていると共に、外気温を測定する外気温センサ37が電気的に接続されている。また、ECU21には、外部給電が実行されていることを検知する外部給電実行検知部38が接続されている。ECU21は、電流電圧マップ等を格納している。このようなECU21は、燃料電池システム1の出力設定処理を行う。すなわち、空気供給量や、カソード背圧、水素供給量、水素圧力、出力履歴、電圧、電流値マップ等から出力する電流値を設定する。ECU21は、温度センサ22及び外気温センサ37の計測値、そのときどきの電圧及び電流から算出される発熱量等に基づいて外部給電時の燃料電池2の冷却制御を行う。外部給電時の燃料電池2の冷却制御には、ファン18a、R/V19及びW/P23が用いられる。なお、ファン18a、R/V19及びW/P23は、以下の説明において、冷却系アクチュエータと称する場合がある。
つぎに、図2乃至図6を参照しつつ、実施形態の燃料電池システム1の制御について説明する。図2は実施形態における燃料電池システム1の制御の一例を示すフローチャートである。図3は実施形態の燃料電池システム1の作動状況を示すタイムチャートの一例である。図4は実施形態の燃料電池における電流−電圧曲線を示すグラフである。図5は実施形態の燃料電池システムが給電状態にあるときの冷却系アクチュエータ駆動線の一例を示すグラフである。図6は実施形態の燃料電池システム1を搭載した車両が時速40km/hで走行しているときの冷却系アクチュエータ駆動線の一例を示すグラフである。燃料電池システム1の制御は、ECU21によって主体的に行われる。なお、図3に示すタイムチャートにおけるFC水温の推移や、発熱量の推移は、一例に過ぎず、従って、ファン18a、R/V19及びW/P23の作動順序もこれに限定されるものではない。図3に示すタイムチャートの例では、FC水温が、第1の所定温度値としての水温C1以上であるか否かによって、制御の内容が変更される。具体的に、図2のステップS1〜ステップS12の内容が、主として、FC水温が水温C1よりも低い場合の制御を示している。また、図2に示すフローチャートは、説明の都合上二分割されているが、図2中、X1はX2へ繋がっており、Y1はY2へ繋がっている。
まず、ステップS1において、燃料電池2が外部給電状態にあるか否かを判断する。係る判断は、外部給電実行検知部38からの信号によって判断される。ステップS1でNOと判断されたときは、ステップS1の処理を繰り返す。ステップS1でYESと判断したときは、ステップS2へ進む。ステップS2では、外気温センサ37により、外気温を計測する。ステップS2に引き続き行われるステップS3では、その時点での放熱能力Qrdを算出する。具体的に、ファン18aの駆動状態、R/V19の開度及びW/P23の駆動状態の組み合わせと、外気温センサ37によって測定されたその時点における外気温とによって算出される。放熱能力Qrdを算出にあたり、ファン18aの駆動状態、R/V19の開度及びW/P23の駆動状態の組み合わせが参照されるのは、これらの組み合わせにより、冷媒による熱移動量が決定されるからである。また、外気温が参照されるのは、外気温が低ければ、それだけ冷却効率が高まり、これとは逆に、外気温が高ければ、それだけ冷却効率が低下するためである。
ステップS3に引き続き行われるステップS4では、その時点における燃料電池2の発熱量Qfcを算出する。発熱量Qfcは、その時点において燃料電池2が発生している電流及び電圧の値から算出する。図4に示す電流−電圧曲線を参照すると、その時点での(I,V)と原点0とで囲まれた領域の面積は、電力を示し、その時点での(I,V)と理論起電力とで囲まれた領域の面積は、発熱量Qfcを示す。理論起電力は、燃料電池2によって決まった値となる。このため、その時点での発熱量Qfcを算出することができる。このように発熱量Qfcを算出した後は、ステップS5へ進む。
ステップS5では、発熱量Qfcが所定発熱量a(kw)以下であるか否かを判断する。所定発熱量aは、ファン18a、R/V19及びW/P23が含まれる冷却系アクチュエータの制御内容を変更するための閾値となっている。すなわち、発熱量Qfcが閾値である所定発熱量a以下であるときは、燃料電池2の発熱量が小さい状態であり、これに見合った冷却系アクチュエータの作動とする。具体的には、一旦、冷却系アクチュエータを停止させ、以後、状況に応じて、間欠的に冷却系アクチュエータを作動させる。外部給電中の燃料電池2は、燃料電池システム1を搭載した自動車が走行しているときと比較して要求される電力が小さく、これに伴って発熱量Qfcも少ない。そのため、間欠的な冷却系アクチュエータの作動として、消費電力を抑制する。ステップS5でYESと判断したときは、ステップS6へ進む。
ステップS6では、冷却系アクチュエータ、すなわち、ファン18a、R/V19及びW/P23を一旦停止させる。そして、ステップS7へ進む。ステップS7では、発熱量Qfcを積算する演算を行う。発熱量Qfcが所定発熱量a以下の状態が継続していても、徐々に熱が貯まり、燃料電池2の温度が上昇する。図3に示すタイムチャートを参照すると、時刻t1までは、R/V開度が0%、ファン18aの駆動電圧0V、W/P23の流量0L/mとされている。このため、時刻t1の直前からFC水温の上昇が観察されている。これは、発熱量Qfcが積算されていることに起因する。なお、FC水温には、目標水温Ctrgが設定されている。この目標水温Ctrgは、FC水温が低下したとして、冷却系アクチュエータを再度停止させる判断を行う際の判断基準値となっている。
ステップS7に引き続き行われるステップS8では、発熱量Qfcの時間積算値、すなわち、∫Qfcdtが所定積算熱量(kJ)以上となったか否かを判断する。所定積算熱量(kJ)は、W/P23及びR/V19を作動させるための閾値となっている。ステップS8でNOと判断したときは、ステップS4からの処理を繰り返す。一方、ステップS8でYESと判断したときは、ステップS9へ進む。ステップS9では、W/P23を第1流量F1で駆動するとともに、R/V19による温調制御を行う。図3を参照すると、このステップS9の処理が行われるタイミングは、時刻t1、時刻t3、時刻t5及び時刻t11である。なお、これらの時点におけるFC水温は、水温C1よりも低い状態となっている。ここで、W/P23の第1流量F1は、W/P23の最低流量以上であればよく、本実施形態では、W/P23の最低流量に設定されている。この最低流量は、W/P23の仕様によって定まっている。最低流量を下回っていると、燃料電池システム1においてW/P23による冷媒の循環を実現することができない。このように、第1流量F1でW/P23を駆動することにより、消費電力を抑制しつつ、冷媒を循環させることができる。冷媒を循環させることができれば、燃料電池2を冷却することができる。一方、R/V19は、徐々にその開度を増大し、ラジエータ18へ流れ込む冷媒の量を増量する。ラジエータ18へ流れ込む冷媒の流量が増量されると、冷媒の冷却効果が大きくなる。ここで、この時点においては、ファン18aは停止したままとする。ファン18aの駆動における消費電力は大きい。そこで、冷媒の温度がそれほど高くないタイミングでは、ファン18aの駆動と比較して消費電力が少ない、W/P23とR/V19の駆動のみを行う趣旨である。ただし、時刻t6のタイミングのように、R/V19の開度が所定値、具体的に、所定開度d1に到達したにもかかわらず、FC水温が温度C0以上の状態が所定時間経過する場合には、ファン18aを駆動する。すなわち、時刻t6から所定時間経過し、時刻t6´となった場合には、ファン18aを駆動する。ここで、所定開度d1は、ファン18aの駆動を開始するための閾値として、燃料電池システム1の仕様によって定めることができる値であり、例えば、50%に設定することができる。このとき、ファン18aは、最低駆動電圧V1で駆動されていればよく、本実施形態では、最低駆動電圧V1に設定されている。最低駆動電圧V1は、ファン18aの仕様によって定まっている。駆動電圧が最低駆動電圧V1を下回っていると、ファン18aは、燃料電池システム1において作動することができない。このように、W/P23及びR/V19を作動させるだけでなく、ファン18aを駆動することにより、時刻t7においてFC水温を目標温度Ctrgまで低下させることができたときは、再度、すべての冷却系アクチュエータを停止する。なお、温度C0は、第4の所定温度値に相当し、目標温度Ttrgよりも高い温度である。本実施形態における温度C0は、温度C1よりも低い温度に設定されているが、温度C0は、温度C1と同値であってもよい。
また、時刻t6から時刻t6´までの時間は、第3の所定時間に相当する。
ステップS9でW/P23及びR/V19を作動させた後は、ステップS10へ進む。ステップS10では、FC水温が目標水温Ctrg以下となったか否かを判断する。図3を参照すると、時刻t2、時刻t4において、FC水温が目標水温Ctrg以下となっている。このような時刻t2や時刻t4のタイミングでは、ステップS10においてYESと判断し、ステップS6からの処理を繰り返す。すなわち、再度冷却系アクチュエータを停止させ、その時点から、再度、発熱量Qfcを積算する演算を行い、ステップS10までの処理を行う。一方、ステップS10でNOと判断したときは、後に詳説するステップS14へ進む。
ステップS5でNOと判断したとき、すなわち、発熱量Qfcが所定発熱量a(kw)よりも大きい場合は、ステップS11へ進む。ステップS11では、放熱能力Qrdが発熱量Qfcとイコールとなるように冷却系アクチュエータを駆動する。発熱量Qfcが所定発熱量a(kw)を越えてくるような場合は、ステップS6〜ステップS10で行っているような間欠的な冷却系アクチュエータの駆動では冷却能力が追いつかないと想定される。そこで、W/P23及びR/V19を作動させるだけでなく、ファン18aを駆動することによりFC水温を低下させる。このとき、発熱量Qfcと同等の放熱能力Qrdを得るために、各冷却系アクチュエータの能力の上限は設けられない。すなわち、W/P23は、第1流量F1以上の流量で駆動されることがあり、ファン18aは、第1駆動電圧V1以上の電圧で駆動される場合がある。ステップS11において、冷却系アクチュエータの駆動が開始された後は、ステップS12へ進む。ステップS12では、FC水温が目標水温Ctrg以下となったか否かを判断する。図3を参照すると、時刻t9において、FC水温が目標水温Ctrg以下となっている。このような時刻t9のタイミングでは、ステップS12においてYESと判断し、ステップS4からの処理を繰り返す。そして、時刻t10のタイミングで、再度のステップS5における判断がYESであると、冷却系アクチュエータを停止する。再度のステップS5においてNOと判断したときは、ステップS11からの処理を繰り返す。一方、ステップS12でNOと判断したときは、後に詳説するステップS14へ進む。
ステップS6〜ステップS9までの処理又はステップS11の処理を行ったにもかかわらず、FC水温が目標水温Ctrg以下とならない場合、すなわち、ステップS10又はステップS12でNOと判断したときはステップS14に進む。ステップS14では、FC水温が水温C1以上であり、かつ、R/V19の開度が所定開度d1(%)以上である状態で時間S1が経過したか否かを判断する。ここで、水温C1は、予め定められた所定値であり、図3を参照すると、時刻t13や時刻t14のタイミングでFC水温が水温C1以上となっている。水温C1は第1の所定温度値に相当する。R/V19の開度は、ラジエータ18へ流れる冷媒の流量を所定流量値以上とした状態であるか否かの観点で設定されている。ここでは、上述の開度d1に設定されているが、他の開度を設定してもよい。図3で示したタイムチャートでは、時刻t12のタイミングで所定開度d1以上の開度となっている。なお、時刻t11のタイミングでW/P23が第1流量F1で駆動されると共に、R/V19の開度制御が開始されているのは、ステップS9に基づく処理である。すなわち、図3中、時刻t11は、ステップS9の処理を行っているにもかかわらず、FC水温が上昇し続ける状況を示している。このような状況で、FC水温が第1所定水温C1を超え、所定の条件を満たしたときに、ステップS14以降の処理が行われることになる。
ここで、ステップS14における時間S1について説明する。時間S1は、第1の所定時間に相当する。時間S1は、FC水温が水温C1に到達するとともに、R/V19の開度がd1以上である状態となってからの時間である。図3を参照すると、時刻t13のタイミングでFC水温は一旦水温C1以上の状態となっているが、即座に水温C1よりも低い状態に戻っている。このため、時間S1は経過していない。このような場合、ステップS14では、NOと判断する。ステップS14でNOと判断したときは、ステップS14の処理を繰り返す。一方、時刻t14のタイミングで水温C1を超えた場合は、継続してFC水温が上昇しており、時刻t15のタイミングで時間S1が経過している。従って、時刻t15のタイミングでステップS14においてYESと判断する。なお、第1の所定時間は、ラジエータ18で冷却された冷媒が一循環する時間以上に設定されている。冷媒が、冷媒循環経路17内を一循環することができれば、冷媒が温度センサ22の設置箇所を通過し、系内の状態を把握することができるためである。
ステップS14でYESと判断したときはステップS15へ進む。ステップS15では、ファン18aを第1駆動電圧V1で駆動する。すなわち、ファン18aの駆動電圧の上昇をW/P23による流量増量に優先して行う。このとき、ファン18aは、ステップS11におけるファン18aの駆動電圧が第1駆動電圧V1には下げられないことと異なり、まずは、第1駆動電圧V1で駆動される。ここで、このように、ファン18aの駆動電圧の上昇をW/P23による流量増量に優先して行う理由について図5及び図6を参照しつつ説明する。
図5を参照すると、いずれも横軸にW/P23の流量(L/m)が描かれ、縦軸にファン18aの駆動電圧が描かれている。図5に描かれた鎖線は、等放熱能力線であり、細実線は等消費電力線である。すなわち、図5上の同一の等放熱能力線を辿ることにより、等放熱能力を確保することができるW/P23の流量と、ファン18aの駆動電力の組み合わせがわかる。また、図5上の等消費電力線を辿ると、消費電力が同等となるW/P23の流量と、ファン18aの駆動電力の組み合わせがわかる。このような等放熱能力線及び等消費電力線を用い、同じ放熱能力の線上で、最も消費電力が小さくなる組み合わせをプロットしていくと、図5中、太実線で描かれた線を得ることができる。すなわち、この太実線は、放熱能力を確保しつつ消費電力最少を実現する冷却アクチュエータ駆動線である。図6においても、同様の太実線が描かれている。ここで、図5と図6における太実線を比較すると、給電状態のときを示している図5の太実線の方が垂直に近い形で立上っている。これは、給電中、すなわち、停車中は、車速風がないために、ファン18aの能力を向上させることが放熱能力の増加、消費電力の効率的な放熱能力の向上に繋がることを示している。従って、本実施形態のステップS15では、ファン18aの駆動電圧の上昇をW/P23による流量増量に優先して行う。なお、本実施形態では、ファン18aの駆動電力を徐々に上昇させるが、時刻t15のタイミングでは、ファン18aを第1駆動電圧V1で駆動する。第1駆動電圧V1は、最低駆動電圧V1と同値である。
本実施形態では、時刻t15のタイミングでファン18aの駆動を開始するが、ECU21は、ファン18aの駆動電圧の上昇を行った後に冷媒の温度が所定温度値(C1)以上である状態が所定時間経過する場合に、R/V19の開度を増加させている。具体的に、図3中、時刻t15と時刻t16との間でR/V19の開度を一段増大している。これにより、ラジエータ18へ流れ込む冷媒の流量を増大し、冷却効率を向上させる。
ステップS15に引き続き行われるステップS16では、FC水温が水温C2以上で時間S2が経過したか否かを判断する。ここで、水温C2は、水温C1と同様に第1の所定温度値に相当するものであり、水温C1よりも高い値である。すなわち、水温C2は、第1の所定温度を段階的に上昇させたものであり、水温C1に代えて第1の所定温度として設定される。時間S2は、時間S1と同様に第1の所定時間に相当する。本実施形態では、時間S2として、時間S1と異なる値を採用しているが、同値としてもよい。時間S2を設定しているのは、例えば、瞬間的にFC水温が水温C2を越えただけであるような場合を排除するためである。図3を参照すると、時刻t16のタイミングでFC水温が水温C2以上となっており、時刻t17のタイミングで時間S2が経過している。従って、時刻t17のタイミングでステップS16におけるYES判断がされることになる。ステップS16でNOと判断したときは、ステップS17へ進む。ステップS17では、FC水温が水温C4以下となったか否かを判断する。水温C4は、一連の冷却制御により、FC水温が適切に冷却されたと判断することができる値に設定されている。水温C4は、第3の所定温度値に相当する。本実施形態では、水温C4は、水温C1よりも低い値に設定されている。水温C4は、水温Ctrgと同値であっても、異なる値であってもよい。ステップS17でNOと判断したステップS15へ戻り、第1駆動電圧V1によるファン18aの駆動を継続する。ステップS17でYESと判断したときは、ステップS4へ戻る。一方、ステップS16でYESと判断したときは、ステップS18へ進む。
ステップS18では、ファン18aを、第1駆動電圧V1よりも高い第2駆動電圧V2により駆動する。このように、ファン18aの駆動電圧を段階的に上昇させることにより、ファン18aによる電力消費を抑制することができる。また、このようにファン18aの駆動電圧を段階的に上昇させる際に参照されるFC水温を段階的に上昇させることで低い電圧でのファン18aの駆動をできるだけ継続することができる。
ステップS18に引き続き行われるステップS19では、FC水温が水温C3以上で時間S3が経過したか否かを判断する。ここで、水温C3は、第2の所定温度値に相当し、本実施形態では、水温C2よりも高い値に設定されている。時間S3は、第2の所定時間に相当する。本実施形態では、時間S3として、時間S1と異なる値を採用しているが、同値としてもよい。時間S3を設定しているのは、例えば、瞬間的にFC水温が第3所定水温C3を越えただけであるような場合を排除するためである。図3を参照すると、時刻t18のタイミングでFC水温が第3所定水温C3以上となっており、時刻t19のタイミングで時間S3が経過している。従って、時刻t19のタイミングでステップS19におけるYES判断がされることになる。ステップS19でNOと判断したときは、ステップS20へ進む。ステップS20では、FC水温が水温C4以下となったか否かを判断する。水温C4は、一連の冷却制御により、FC水温が適切に冷却されたと判断することができる値に設定されている。ステップS20でNOと判断したときは、ステップS18へ戻り、第2駆動電圧V2によるファン18aの駆動を継続する。ステップS20でYESと判断したときは、ステップS4へ戻る。一方、ステップS19でYESと判断したときは、ステップS21へ進む。なお、第2の所定時間及び第2の所定温度値は、W/P23の流量増量を行うための閾値となるものであるが、時間S3や水温C3に代えて、他の値を採用してもよい。例えば、第2の所定温度値として水温S1を設定し、第2の所定時間を、図3に示すフローチャートにおいて、FC水温が水温C1を超えた時刻S1からの経過時間としてもよい。すなわち、所定の温度が維持された状態が継続されている状態において、W/P23の流量増量を行うタイミングがファン18aの駆動電圧の上昇を行った後のタイミングとなっていればよい。また、第2の所定時間は、ラジエータ18で冷却された冷媒が一循環する時間以上に設定されていればよい。冷媒が、冷媒循環経路17内を一循環することができれば、冷媒が温度センサ22の設置箇所を通過し、系内の状態を把握することができるためである。
ステップS21では、ファン18aを、第2駆動電圧V2よりも高い第3駆動電圧V3により駆動する。ここで、第3駆動電圧V3は、ファン18aに設定された最大駆動電圧である。また、ステップS21では、W/P23を第1流量F1よりも多い第2流量F2で駆動する。ここで、第2流量F2はW/P23に設定された最大流量である。このように、本実施形態では、ファン18aの駆動電圧の上昇を行った後にFC水温がC3以上である状態がS3経過する場合に、W/P23の流量増加を行う。種々の冷却制御を実行したにもかかわらず、FC水温が適切に冷却されない場合は、ファン18aを最大駆動電力で駆動すると共に、W/P23の流量を最大流量とする。また、このとき、R/V19の開度も最大として、可能な限り冷媒をラジエータ18へ流す。これにより、燃料電池システム1の冷却能力を向上させる。ステップS21に引き続いて行われるステップS22では、FC水温が水温C4以下となったか否かを判断する。ステップS22でYESと判断したときは、ステップS4へ戻る。図3を参照すると、時刻t20のタイミングで水温C4に到達している。従って、時刻t20のタイミングでステップS22におけるYES判定がされる。一方、ステップS22でNOと判断したときは、ステップS21へ戻り、第3駆動電圧V3によるファン18aの駆動と、W/P23の第2流量F2での駆動を継続する。
以上説明したように、燃料電池システム1を制御することにより、外部給電を行う燃料電池2を効率的に冷却することができる。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1 燃料電池システム
2 燃料電池
3 燃料電池スタック
3c 冷媒流路
4 カソードガス供給流路
6 カソードオフガス排出流路
17 冷媒循環経路
18 ラジエータ
18a ファン
19 ロータリバルブ(R/V)
22 温度センサ
23 ウォータポンプ(W/P)
37 外気温センサ

Claims (9)

  1. 外部給電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池を冷却する冷媒が循環する冷媒循環経路と、
    前記冷媒循環経路に設置されたラジエータと、
    前記冷媒循環経路に前記冷媒を循環させるウォータポンプと、
    前記ラジエータを流れる前記冷媒の流量を制御する分流弁と、
    前記ラジエータへ送風するファンと、
    前記冷媒の温度が第1の所定温度値以上であり、かつ、前記分流弁の開度が前記ラジエータへ流れる前記冷媒の流量を所定流量値以上とした状態が第1の所定時間継続する場合に、前記ファンの駆動電圧の上昇を前記ウォータポンプによる流量増量に優先して行い、前記ファンの駆動電圧の上昇を行った後に前記冷媒の温度が第2の所定温度値以上である状態が第2の所定時間経過する場合に、前記ウォータポンプの流量増加を行う制御部と、
    を、備える燃料電池システム。
  2. 前記制御部は、前記ファンの駆動電圧を段階的に上昇させる請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の所定温度値を段階的に上昇させることで前記ファンの駆動電圧を段階的に上昇させる請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御部は、前記冷媒の温度が第3の所定温度値以下になるまで前記ファンの駆動電圧の上昇を継続する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記第1の所定時間及び前記第2の所定時間は、前記ラジエータで冷却された冷媒が一循環する時間以上である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御部は、前記冷媒の温度が前記第1の所定温度値よりも低い場合は、前記燃料電池の発熱量を算出し、前記発熱量が予め定めた閾値以下である場合は、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止し、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止した後、前記燃料電池の発熱量の積算値を取得して、前記発熱量の積算値が予め定めた閾値以上となった場合に前記ウォータポンプ及び前記分流弁を作動させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記制御部は、前記冷媒の温度が前記第1の所定温度値よりも低い場合は、前記燃料電池の発熱量を算出し、前記発熱量が予め定めた閾値以下である場合は、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止し、前記ウォータポンプ、前記ファン及び前記分流弁の動作を停止した後、前記燃料電池の発熱量の積算値を取得して、前記発熱量の積算値が予め定めた閾値以上となった場合に、前記ウォータポンプを当該ウォータポンプの最低流量で駆動する請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記制御部は、前記分流弁の開度を所定値まで増大させた後に前記冷媒の温度が第4の所定温度値以上である状態が第3の所定時間経過する場合に、前記ファンを駆動する請求項6又は7に記載の燃料電池システム。
  9. 前記制御部は、前記分流弁の開度を所定値まで増大させた後に前記冷媒の温度が第4の所定温度値以上である状態が第3の所定時間経過する場合に、前記ファンを当該ファンの最低駆動電圧で駆動する請求項8に記載の燃料電池システム。
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