JP6972920B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムにおいて、燃料電池スタックに電力出力要求がない場合に、間欠的にカソードガスを供給するものが知られている。特許文献1に記載の燃料電池システムでは、セル電圧が予め定めた上限電圧を超えないように、かつ、セル電圧が予め定めた下限電圧を下回らないように、カソードガスを供給する。
特開2012−089523号公報
従来のエアコンプレッサは、イナーシャが大きく応答性が悪いために少量のカソードガスを供給することが難しく、特に、エアコンプレッサの起動時にはカソードガスの流量が不必要に大きくなってしまうという問題がある。この結果、セル電圧が過剰に上昇し、また、燃費が悪化するおそれがある。そのため、燃費が悪化することを抑制できる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、複数の単セルを有する燃料電池スタックと;前記燃料電池スタックにカソードガスを供給するターボコンプレッサと;前記燃料電池スタックの電圧を検出する電圧検出部と;前記ターボコンプレッサを制御する制御部と;を備える。前記制御部は、前記燃料電池スタックへの電力出力要求がなく前記カソードガスの供給を停止している場合において、前記燃料電池スタックの平均セル電圧が予め定めた目標電圧を下回ったときに前記ターボコンプレッサによる前記燃料電池スタックへの前記カソードガスの供給を再開させ、前記平均セル電圧が前記目標電圧を上回ったときに前記ターボコンプレッサによる前記燃料電池スタックへの前記カソードガスの供給を停止する間欠運転を実行する。この形態の燃料電池システムによれば、制御部は、応答性の良いターボコンプレッサを用いて間欠運転を実行するので、細かい周期でカソードガスを間欠的に供給できる。そのため、燃費が悪化することを抑制できる。また、制御部は、目標電圧を上回ったか下回ったかでターボコンプレッサを制御して間欠運転を行うため、制御が簡素化できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システムを備える発電装置、燃料電池システムを備える車両、燃料電池システムの制御方法等の態様で実現することが可能である。
燃料電池システムの概略構成を示す概略図である。 間欠運転の手順の一例を表わすフローチャートである。 平均セル電圧とカソードガス指示流量との関係を示した図である。 第2実施形態における間欠運転の手順の一例を表わすフローチャートである。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態における燃料電池システム100の概略構成を示す概略図である。燃料電池システム100は、燃料電池スタック10と、制御部20と、カソードガス供給部30と、アノードガス供給部50と、冷却媒体循環部70と、を備える。また、燃料電池システム100は、DC/DCコンバータ80と、パワーコントロールユニット(以下、「PCU」という)81と、負荷82と、電圧検出部83と、を備える。本実施形態の燃料電池システム100は、例えば、燃料電池車両に搭載される。
燃料電池スタック10は、反応ガスとしてアノードガス(例えば、水素ガス)とカソードガス(例えば、空気)との供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。燃料電池スタック10は、複数の単セル11が積層されて構成されている。各単セル11は、電解質膜(図示せず)の両面にアノード(図示せず)とカソード(図示せず)とを配置した膜電極接合体(図示せず)と、膜電極接合体を挟持する1組のセパレータ(図示せず)とを有する。
制御部20は、CPUとメモリと、後述する各部品が接続されるインタフェース回路とを備えたコンピュータとして構成されている。制御部20は、ECU(Electronic Control Unit)21の指示に応じて、燃料電池スタック10内の各機器の起動および停止を制御するための信号を出力する。ECU21は、燃料電池システム100を含む装置全体(例えば、車両)の制御を行う制御部である。例えば、燃料電池車両では、アクセルペダルの踏込量やブレーキペダルなどの踏込量、車速等の複数の入力値に応じてECU21が車両の制御を実行する。なお、ECU21は、制御部20の機能の一部に含まれていてもよい。CPUは、メモリに記憶された制御プログラムを実行することにより、燃料電池システム100による発電の制御を行うと共に、後述する間欠運転を実現する。
カソードガス供給部30は、カソードガス配管31と、エアフローメータ32と、ターボコンプレッサ33と、第1開閉弁34と、圧力計35と、分流弁36と、カソードオフガス配管41と、第1レギュレータ42と、を備える。カソードガス配管31は、燃料電池スタック10に接続され、外部から取り込んだ空気を燃料電池スタック10に供給する。
エアフローメータ32は、カソードガス配管31に設けられており、取り込んだ空気の流量を測定する。ターボコンプレッサ33は、制御部20からの制御信号に応じて、外部から取り入れた空気を圧縮し、カソードガスとして燃料電池スタック10に供給する。ターボコンプレッサの特徴として、イナーシャが小さいので応答性が良く、稼動開始時の消費電力が他の種類のエアコンプレッサに比べて小さいとともに、回転数を変更させる際の動作が俊敏である点が挙げられる。
第1開閉弁34は、ターボコンプレッサ33と燃料電池スタック10との間に設けられている。圧力計35は、燃料電池スタック10のカソードガス入口の圧力を測定し、制御部20に送信する。分流弁36は、ターボコンプレッサ33とカソードオフガス配管41との間に設けられており、燃料電池スタック10とカソードオフガス配管41への空気の流量を調節する。
カソードオフガス配管41は、燃料電池スタック10から排出されたカソードオフガスを燃料電池システム100の外部へと排出する。第1レギュレータ42は、制御部20からの制御信号に応じて、燃料電池スタック10のカソードガス出口の圧力を調整する。
アノードガス供給部50は、アノードガス配管51と、アノードガスタンク52と、第2開閉弁53と、第2レギュレータ54と、インジェクタ55と、圧力計56と、アノードオフガス配管61と、気液分離器62と、排気排水弁63と、循環配管64と、アノードガスポンプ65と、を備える。以下では、アノードガス配管51のインジェクタ55よりも下流側と、燃料電池スタック10内のアノードガスの流路と、アノードオフガス配管61と、気液分離器62と、循環配管64と、アノードガスポンプ65と、で構成される流路のことを、循環流路66ともいう。循環流路66は、燃料電池スタック10のアノードオフガスを燃料電池スタック10に循環させるための流路である。
アノードガスタンク52は、アノードガス配管51を介して燃料電池スタック10のアノードガス入口と接続されており、アノードガスを燃料電池スタック10に供給する。第2開閉弁53、第2レギュレータ54、インジェクタ55、および圧力計56は、アノードガス配管51に、この順序で上流側、つまりアノードガスタンク52に近い側から設けられている。
第2開閉弁53は、制御部20からの制御信号に応じて開閉する。燃料電池システム100の停止時には第2開閉弁53は閉じられる。第2レギュレータ54は、制御部20からの制御信号に応じて、インジェクタ55の上流側における水素の圧力を調整する。インジェクタ55は、制御部20によって設定された駆動周期や開弁時間に応じて、弁体が電磁的に駆動する電磁駆動式の開閉弁である。制御部20は、インジェクタ55の駆動周期や開弁時間を制御することによって、燃料電池スタック10に供給されるアノードガスの流量を制御する。圧力計56は、燃料電池スタック10のアノードガス入口の圧力を測定し、制御部20に送信する。
アノードオフガス配管61は、燃料電池スタック10のアノードガス出口と気液分離器62とを接続する配管である。アノードオフガス配管61は、発電反応に用いられることのなかった水素ガスや窒素ガスなどを含むアノードオフガスを気液分離器62へと誘導する。
気液分離器62は、循環流路66のアノードオフガス配管61と循環配管64との間に接続されている。気液分離器62は、循環流路66内のアノードオフガスから不純物としての水を分離して貯水する。
排気排水弁63は、気液分離器62の下部に設けられている。排気排水弁63は、気液分離器62に貯水された水の排水と、気液分離器62内の不要なガス(主に窒素ガス)の排気と、を行う。燃料電池システム100の運転中は、通常、排気排水弁63は閉じられており、制御部20からの制御信号に応じて開閉する。本実施形態では、排気排水弁63は、カソードオフガス配管41に接続されており、排気排水弁63によって排出された水および不要なガスは、カソードオフガス配管41を通じて外部へ排出される。
循環配管64は、アノードガス配管51のうちのインジェクタ55より下流の部分に接続されている。循環配管64には、制御部20からの制御信号に応じて駆動されるアノードガスポンプ65が設けられている。気液分離器62によって水が分離されたアノードオフガスが、アノードガスポンプ65によって、アノードガス配管51へと送り出される。この燃料電池システム100では、水素を含むアノードオフガスを循環させて、再び燃料電池スタック10に供給することにより、アノードガスの利用効率を向上させている。
冷却媒体循環部70は、燃料電池スタック10を介して冷却媒体を循環させることにより、燃料電池スタック10の温度を調整する。冷却媒体循環部70は、冷媒供給管71と、冷媒排出管72と、ラジエータ73と、冷媒ポンプ74と、三方弁75と、バイパス管76と、温度計77と、を備える。冷媒としては、例えば、水、エチレングリコール等の不凍水、空気などが用いられる。
冷媒供給管71は、燃料電池スタック10内の冷却媒体入口に接続され、冷媒排出管72は、燃料電池スタック10の冷却媒体出口に接続されている。ラジエータ73は、冷媒排出管72と冷媒供給管71とに接続されており、冷媒排出管72から流入する冷却媒体を、電動ファンの送風等により冷却してから冷媒供給管71へと排出する。冷媒ポンプ74は、冷媒供給管71に設けられており、冷媒を燃料電池スタック10に圧送する。三方弁75は、ラジエータ73とバイパス管76への冷媒の流量を調節する。温度計77は、冷媒排出管72に接続されており、燃料電池スタック10から排出される冷却水の温度を測定する。温度計77で測定される温度は、燃料電池スタック10の温度とほぼ等しい。
DC/DCコンバータ80は、燃料電池スタック10の出力電圧を昇圧してPCU81に供給する。PCU81は、インバータを内蔵し、制御部20の制御に応じてインバータを介して負荷82に電力を供給する。また、PCU81は、制御部20の制御により燃料電池スタック10の電流を制限する。
電圧検出部83は、燃料電池スタック10の電圧を検出する。本実施形態において電圧検出部83は、燃料電池スタック10の電圧から平均セル電圧を算出する。「平均セル電圧」とは、燃料電池スタック10の両端電圧を単セル11の数で除算した値である。電圧検出部83は、制御部20に算出した平均セル電圧を送信する。
燃料電池スタック10の電力は、PCU81を含む電源回路を介して、車輪(図示せず)を駆動するためのトラクションモータ(図示せず)等の負荷82や、上述したターボコンプレッサ33、アノードガスポンプ65および各種弁に、供給される。
図2は、本実施形態における、間欠運転の手順の一例を表わすフローチャートである。この処理は燃料電池システム100が通常運転から非発電運転に移行したときに開始される。「非発電運転」とは、ECU21から燃料電池スタック10への電力出力要求が無いときの燃料電池システム100の運転態様である。非発電運転中は、単セル11の電圧が開回路電圧となるのを避けるために小さな電流を燃料電池スタック10から発生させてもよい。この場合も、実質的に発電を行っていないため「非発電運転」に含まれる。なお、非発電運転では、各機器の電力は2次電池等の他の電源(図示せず)から供給される。非発電運転では、燃費向上のために、可能な限り補機類を停止する。特に、ターボコンプレッサ33は消費電力が大きいため、非発電運転中は可能な限り停止させることが好ましい。
制御部20は、非発電運転を開始すると、図2に示す間欠運転を開始する。また、制御部20は、非発電運転の停止指示、より具体的には、ECU21から燃料電池スタック10への電力要求がされると、図2の制御を終了する。
制御部20は、ステップS100で、カソードガスの供給を停止する。より具体的には、ターボコンプレッサ33が燃料電池スタック10に供給するカソードガスの供給流量をゼロに設定する。燃費を向上させる観点から、アノードガスの供給流量もゼロに設定することが好ましい。
次に、制御部20は、ステップS110で、平均セル電圧Vfcを取得し、平均セル電圧Vfcが予め定めた目標電圧Vmより低いか否か判定する。目標電圧Vmは、0Vより高くすることが好ましく、0.6V以上0.85V以下の値とすることが更に好ましい。平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmより低い場合、制御部20は、ステップS120に進み、ターボコンプレッサ33によるカソードガスの供給を再開する。この時のカソードガスの供給流量は、予め実験的に定められた流量であり、任意に定めることができる。また、燃料電池スタック10の状態とカソードガス流量との関係が定義されたマップや関数に基づき、ステップS120におけるカソードガスの供給流量を定めるようにしてもよい。一方、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vm以上の場合、制御部20はステップS100の処理に戻る。つまり、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmを下回るまではカソードガスの供給を停止した状態を維持する。なお、目標電圧Vmは、ステップS110を実行する度に変えてもよい。
ステップS120でカソードガスの供給を開始した後、制御部20は、ステップS130で、平均セル電圧Vfcを再度取得して、その平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmより高いか否か判定する。平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmより高い場合、制御部20は、ステップS100の処理に戻り、カソードガスの供給を停止する。一方、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vm以下の場合、制御部20はステップS130の処理に戻り、カソードガスの供給を続ける。このように、ステップS120、S130では、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmを超えるまでカソードガスの供給を一時的に再開する。なお、ステップS130の目標電圧Vmは、ステップS110の目標電圧Vmと同じ値である。
上述した図2の手順では、平均セル電圧Vfcを用いてステップS110、S130の判断を行っているが、この代わりに、燃料電池スタック10の両端電圧を用いてステップS110、S130の判断を行ってもよい。上述したように、平均セル電圧Vfcは、燃料電池スタック10の両端電圧を単セル11の枚数で除した値なので、燃料電池スタック10の両端電圧を用いた判断も、平均セル電圧Vfcを用いた判断と等価である。
図3は、間欠運転における平均セル電圧Vfcとカソードガス指示流量との関係の一例を示したタイミングチャートである。上側のグラフは平均セル電圧Vfcの変化を示しており、下側のグラフはカソードガスの供給流量の指示流量(以下、「カソードガス指示流量」という)の変化を示している。図3に示すように、制御部20は、タイミングt0において、通常運転から非発電運転に切替える。より具体的には、燃料電池スタック10の発電を停止し、カソードガス指示流量をゼロにしている。カソードガス指示流量がゼロになると、ターボコンプレッサ33は運転を停止する。
図3の上側のグラフに示すように、燃料電池システム100が通常運転から非発電運転に切り替わり、カソードガスの供給を停止すると、平均セル電圧Vfcが低下する。平均セル電圧Vfcが過度に低下すると、単セル11の性能が劣化する原因となる。そのため、本実施形態では、上述したように、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmよりも低下したタイミングt1において、制御部20がターボコンプレッサ33により燃料電池スタック10にカソードガスの供給を再開する。カソードガスの供給を制御することによって平均セル電圧Vfcが過度に低下する事を抑制できる。また、燃費向上のため、平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmまで上昇したタイミングt2において、制御部20は、ターボコンプレッサの運転を停止させる。
図3の下側のグラフに示すように、タイミングt0からタイミングt1の期間はカソードガスの供給を停止しているため、指示エア流量はゼロに設定されている。制御部20は、タイミングt1において、図2のステップS120のカソードガス供給を再開し、制御周期毎にステップS100〜ステップS130の制御を実行する。この結果、カソードガスの供給が間欠的に実行される。
以上で説明した本実施形態の燃料電池システム100によれば、制御部20は、応答性の良いターボコンプレッサ33を用いて間欠運転を実行するので、細かい周期でカソードガスを間欠的に供給できる。そのため、燃費が悪化することを抑制できる。
また、制御部20は、目標電圧Vmを上回ったか下回ったかでターボコンプレッサ33を制御して間欠運転を行うため、制御が簡素化できる。
B.第2実施形態:
図4は、第2実施形態における間欠運転の手順の一例を表わすフローチャートである。第2実施形態の燃料電池システムの構成は、第1実施形態の燃料電池システムの構成と同一であるため、燃料電池システムの構成の説明は省略する。また、第2実施形態の間欠運転は、液水滞留が発生していた場合に液水パージ処理を行う点が第1実施形態と異なり、他の工程は第1実施形態と同じである。液水パージ処理とは、燃料電池システム100の各構成部を制御して、燃料電池スタック10に残留する水分や、燃料電池システム100の配管・バルブ等に付着している水分を低減させるための掃気処理である。
前述した第1実施形態において、制御部20は、ステップS130において平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmより低いと判定した後に、ステップS120の処理に戻り、カソードガスの供給を続けている。第2実施形態では、制御部20は、ステップS130において平均セル電圧Vfcが目標電圧Vmより低いと判定した後に、ステップS140、S150に従って、必要に応じて液水パージ処理を行う。
ステップS130で、平均セル電圧Vfcを再度取得して、その平均セル電圧Vfcが目標電圧Vm以下の場合、制御部20はステップS140に進み、ステップS130で取得した平均セル電圧Vfcが下限電圧Vlowより低いか否か判定する。下限電圧Vlowとは、燃料電池スタック10で液水滞留が発生していると判断する電圧値(例えば、単セル11の触媒の酸化還元の切り替わる電圧値)として、予め実験的に定めることができる。下限電圧Vlowは、例えば、0.4V以上0.7V以下の値である。平均セル電圧Vfcが下限電圧Vlowより低い場合、制御部20は、ステップS150の処理に進み、液水パージ処理を行う。一方、平均セル電圧Vfcが下限電圧Vlow以上の場合、制御部20はステップS130の処理に戻り、カソードガスの供給を続ける。
ステップS150で液水パージ処理を行った後、制御部20は、ステップS100の処理に戻る。本実施形態において、液水パージ処理では、制御部20が、カソードガス供給部30を制御して、燃料電池スタック10に過剰にカソードガスを投入する。例えば、通常の電圧維持に必要な流量、より具体的には図3に示す、カソードガス指示流量Q1の10倍以上で数秒間カソードガスを投入することが好ましい。
以上で説明した本実施形態の燃料電池システム100によれば、制御部20は、液水滞留が発生していた場合にパージ処理を行う。そのため、セル電圧が過度に低下することを抑制でき、燃費の悪化を抑制できる。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
10…燃料電池スタック
11…単セル
20…制御部
21…ECU
30…カソードガス供給部
31…カソードガス配管
32…エアフローメータ
33…ターボコンプレッサ
34…第1開閉弁
35…圧力計
36…分流弁
41…カソードオフガス配管
42…第1レギュレータ
50…アノードガス供給部
51…アノードガス配管
52…アノードガスタンク
53…第2開閉弁
54…第2レギュレータ
55…インジェクタ
56…圧力計
61…アノードオフガス配管
62…気液分離器
63…排気排水弁
64…循環配管
65…アノードガスポンプ
66…循環流路
70…冷却媒体循環部
71…冷媒供給管
72…冷媒排出管
73…ラジエータ
74…冷媒ポンプ
75…三方弁
76…バイパス管
77…温度計
80…DC/DCコンバータ
81…PCU
82…負荷
83…電圧検出部
100…燃料電池システム

Claims (1)

  1. 燃料電池システムであって、
    複数の単セルを有する燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックにカソードガスを供給するターボコンプレッサと、
    前記燃料電池スタックの電圧を検出する電圧検出部と、
    前記ターボコンプレッサを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記燃料電池スタックへの電力出力要求がなく前記カソードガスの供給を停止している場合において、前記燃料電池スタックの平均セル電圧が予め定めた目標電圧を下回ったときに前記ターボコンプレッサによる前記燃料電池スタックへの前記カソードガスの供給を再開させ、前記平均セル電圧が前記目標電圧を上回ったときに前記ターボコンプレッサによる前記燃料電池スタックへの前記カソードガスの供給を停止する間欠運転を実行する、燃料電池システム。
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