JP6093628B2 - 表面性状測定機およびその表示制御方法 - Google Patents

表面性状測定機およびその表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの手動操作に基づく情報を表示する表面性状測定機およびその表示制御方法に関する。
被測定物(ワーク)の状態量を測定する測定システムとして、機械的な測定部に動作制御およびデータの演算処理を行うコンピュータシステムを接続し、その表示部にシステムの動作状態や測定結果等を表示することがなされている(特許文献1参照)。
なかでも、輪郭測定機、表面粗さ測定機および真円度測定機を含む表面性状測定機においては、統計的なデータ処理が必須であり、コンピュータシステムによる演算および表示が行われる(特許文献2参照)。
測定システムにおける動作状態や測定結果などの表示項目は多数ある。
限られた画面で多くの項目を表示しようとすると、個々の表示が小さくなって視認性が悪くなる。
これに対し、ユーザの操作により画面表示する内容を切り替えることも行われている(特許文献3参照)。
ところで、前述した特許文献2の表面性状測定機などでは、測定にあたって測定部のスタイラス等とワークとの相対位置を適切に調整しておく必要がある。
このような調整は、測定部に設置された各種の調整ノブやハンドルを、ユーザが手動で操作することにより行われる。
測定システムによっては、表示部にスタイラス等の現在位置を表示させ、ユーザが表示を見ながら調整ノブ等の操作を行うようにしている。
特許文献1の画像測定装置では、ユーザが調整値を入力することで、測定システムが調整のための移動操作をユーザにガイドすることができる。
特開2006−194909号公報 特開2007−170862号公報 特開2000−9459号公報
しかし、前述した特許文献1では、ユーザが調整値を入力する操作が必須であり、また数値およびワークの状態を探りながら最適状態に設定するという調整にはそぐわない。
一方、特許文献2のように、各軸座標値が常時表示されていれば、この表示数値を見つつ測定部を手動操作することができる。
しかし、前述のように画面表示が小さい場合、画面と測定部とが離れていると座標値等の表示が見えづらい。
ここで、特許文献3のように、ユーザが画面表示を切り替える技術を利用すれば、調整に関連する状態量等の操作情報を一時的に拡大表示することもできる。
しかし、ユーザが調整の都度、拡大表示等する操作情報を選択し、表示を切り替えることが必要となり、調整時の煩雑さが避けられない。
本発明の目的は、煩雑な操作なしに、調整に関連する情報の表示切り替えが可能な表面性状測定機およびその表示制御方法を提供することにある。
本発明の表面性状測定機は、検出器によって被測定物の表面性状を測定する表面性状測定機であって、表示器と、前記検出器を所望位置に移動させるために手動操作される操作部と、前記表示器の表示を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出する操作検出部と、前記操作検出部によって前記操作部の手動操作が検出された場合に、前記検出器を移動させるための手動操作のサポート情報を前記表示器に強調表示させる強調表示部とによって構成されることを特徴とする。
このような本発明によれば、操作検出部での検出に基づいてサポート情報を表示器に表示することで、ユーザが調整の都度、強調表示等する情報を選択し、表示を切り替える必要をなくすことができ、また、サポート情報を画面に強調表示することで、視認性を向上できる。従って、煩雑な操作なしに、調整に関連する情報の表示切り替えができる。
サポート情報は、例えば、操作部の手動操作の操作量や、手動操作により変化する他の物理量、検出器、被測定物等の撮像画像やグラフィックなどのユーザによる手動操作を補助するための情報である。
本発明では、前記表示制御部は、前記強調表示部による強調表示をさせた後、前記操作検出部が前記操作部の手動操作を検出しない状態で、所定時間が経過したときは、前記表示器の表示を元に戻すことが望ましい。
このような本発明によれば、画面上の強調表示が一瞬で終了されることがなく、所定時間はこの表示器での強調表示を視認することができ、かつ、元の表示に戻す手間を省くことができる。
本発明では、前記検出器の位置を検出する位置検出器をさらに備え、前記操作検出部は、該表面性状測定機がアイドル状態にあり且つ前記位置検出器からの検出結果に基づいて所定以上の変位がある場合に、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出することが望ましい。
ここで、表面性状測定機のアイドル状態とは、表面性状測定機が何かの操作待ちにある状態を意味する。具体的には、Z軸方向の自動降下、X軸方向の測定動作、測定後の各軸のリターン動作等の一連の測定に関する動作、ボタン、ジョイスティック等によるマニュアル的な軸移動動作やスタイラスチェンジを行うための移動動作などを行っていない状態を意味する。
このような本発明によれば、アイドル状態にない表面性状測定機の通常動作を検出することなく、アイドル状態にある表面性状測定機の操作部に対する検出器を移動させるための手動操作を検出することができる。
本発明では、前記サポート情報は、前記検出器の位置情報であることが望ましい。
このような本発明によれば、サポート情報としての検出器の位置情報が強調表示部により表示器に強調表示されることで、ユーザが検出器の位置を直接的に視認することができる。
本発明では、前記強調表示は、拡大表示であることが望ましい。
このような本発明によれば、表示器と操作部とが離れていても、拡大表示されたサポート情報を容易に視認できる。
本発明の表示制御方法は、被測定物の表面性状を測定するための検出器と、前記検出器を所望位置に移動させるために手動操作される操作部と、表示器とを備えた表面性状測定機の表示制御方法であって、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出するステップと、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出したときに、前記検出器を移動させるための手動操作のサポート情報を前記表示器に強調表示させるステップとを有することを特徴とする。
このような本発明の方法によれば、前述した本発明の表面性状測定機で説明した効果を得ることができる。
本発明によれば、煩雑な操作なしに、調整に関連する情報の表示切り替えが可能な表面性状測定機および表示制御方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る表面性状測定機を示す正面図。 前記実施形態を備えた表面性状測定機の構成例を示すブロック図。 前記実施形態の表示制御部による処理手順を示すフロー図。 前記実施形態の通常時の表示画面を示す模式図。 前記実施形態の操作時の表示画面の動作を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
〔本実施形態の構成〕
図1には、本発明に係る表面性状測定機1が示されている。
表面性状測定機1は、ベース2と、ベース2に載置され上面にワークWを載置するステージ3と、ステージ3上のワークWの表面の性状を検出する検出器4と、検出器4を操作により移動させる移動機構5とを備えている。
さらに、表面性状測定機1は、前述のベース2、ステージ3、検出器4および移動機構5とは別体で、検出器4からの検出情報や移動機構5の動作情報などの各種情報を表示する表示器6と、検出器4、移動機構5および表示器6を動作させる制御装置7とを備えている。
検出器4は、ワークWの表面に接触されるスタイラス41と、Xスライダ542に吊り下げ支持された検出器本体42と、この検出器本体42に揺動可能に支持された先端にスタイラス41を有するアーム43と、このアーム43の揺動量を検出する検出部(図示省略)とから構成されている。
移動機構5は、ベース2の上面に立設されたコラム51と、コラム51に設けられたZスライダ52と、Zスライダ52をZ軸方向(上下方向)へ移動させるZ軸駆動機構53と、Zスライダ52に設けられ検出器4をX軸方向へ移動させるX軸駆動機構54とを備える。本実施形態では、X軸方向はZ軸方向に対して交差する水平方向の一方向である。
また、移動機構5は、Z軸駆動機構53を手動操作で移動させるためのZ軸調整ノブ55と、X軸駆動機構54を手動操作で移動させるためのX軸調整ノブ56とを備える。Z軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56は、検出器4を所望位置に移動させるために手動操作される操作部10を構成している。
このように構成される操作部10は、ユーザの手動操作により検出器4の位置を機械的に移動させるものであり、例えば、手動操作モードに移るためやアイドル状態に移るために操作されるようなボタンなどは含まない。
Z軸駆動機構53は、図示省略されるが、例えば、Z軸方向に延びたボールねじ軸と、このボールねじ軸に螺合されたナット部材とを有する送りねじ機構と、このナット部材に装着されたZスライダ52のZ軸方向位置を検出する位置検出器としてのZ軸位置検出器533(図2参照)とを備える。Z軸位置検出器533は、検出器4のZ軸方向の位置検出情報としての検出結果を制御装置7に送るように構成される。
送りねじ機構は、前述に加えて、駆動源としてのモータと、このモータの回転をボールねじ軸に伝達する回転伝達機構とによって構成される。
Z軸調整ノブ55は、前述のボールねじの一端に装着され、Zスライダ52の送りねじ機構の回転手動操作によりこのボールねじ軸を回転させるように構成される。
X軸駆動機構54は、Zスライダ52に固定された駆動機構本体541と、駆動機構本体541にガイドレール(図示省略)を介してX軸方向へ移動可能に設けられたXスライダ542と、Xスライダ542のX軸方向位置を検出する位置検出器としてのX軸位置検出器543(図2参照)と、Xスライダ542をガイドレールに沿って移動させる送り機構(図示省略)とを備える。X軸位置検出器543は、検出器4のX軸方向の位置検出情報としての検出結果を制御装置7に送るように構成される。
Xスライダ542の送り機構は、図示省略するが、例えば、駆動機構本体541にガイドレールと平行に設けられXスライダ542に螺合された送りねじ軸と、駆動源としてのモータと、このモータの回転を送りねじ軸に伝達する回転伝達機構とによって構成される。回転伝達機構は、例えば、歯車列や、ベルトおよびプーリなどの機構によって構成される。
X軸調整ノブ56は、前述の送りねじ軸の一端に装着され、Xスライダ542の送り機構の回転手動操作により前述の送りねじ軸を回転させるように構成される。
表示器6は、表示器本体60と、表示器本体60に設けられた画面61とを備え、制御装置7に接続されている。この表示器6は、制御装置7からの制御指令に従って各種情報を画面61に表示する。
制御装置7は、検出器4、移動機構5、表示器6、マウスやキーボード、ジョイスティックなどの入力装置8および各データを読み出し可能に記憶する記憶装置9に接続される。この制御装置7は、CPU(中央処理装置)などを有するパーソナルコンピュータ等によって構成され、予め記録されたプログラムに基づいて、検出器4、移動機構5、表示器6および記憶装置9の動作を制御する。
制御装置7は、図2に示すように、検出器4、移動機構5および表示器6の動作制御を行う制御部71と、各動作に対応した各部状態量、測定値などの各種情報に関連する表示器6の表示を制御する表示制御部72とを備えている。制御部71および表示制御部72は、記憶装置9に読み出しおよび実行可能に記憶されたプログラムおよび各データによって各々構成される。
制御部71は、検出器4のワークWに対する位置合わせをする際の入力装置8の入力操作に基づくZ軸駆動機構53のモータおよびX軸駆動機構54のモータの動作を制御する。
また、制御部71は、検出器4がワークWの表面をスタイラス41でなぞって測定する際の検出器4、移動機構5および表示器6の動作を制御する。
表示制御部72は、操作部10の手動操作を検出する操作検出部721と、制御部71の制御指令に基づく前述の各動作に対応した各種情報の通常表示611(図4および図5左側参照)を表示器6に表示させる通常表示部722と、検出器4を手動操作によって所望位置に移動させるためのサポート情報の強調表示612(図5右側参照)を表示器6に表示させる強調表示部723とによって構成される。
操作検出部721は、検出器4を移動させるためにユーザにより操作部10が手動操作されたことを検出して、通常表示611と強調表示612とを切り替えるための構成である。そのため、操作検出部721は、サンプリング処理S1と、状態判定処理S2と、変化判定処理S3と、時間判定処理S4とを行うように構成される(図3参照)。
サンプリング処理S1では、軸座標データをサンプリングする。サンプリング処理S1では、操作検出部721がZ軸位置検出器533からの位置検出情報およびX軸位置検出器543からの位置検出情報の少なくとも何れかを受けると、これらの位置検出情報をサンプリングする。このサンプリングにより、Z軸座標データおよびX軸座標データは生成される。
状態判定処理S2では、表面性状測定機1がアイドル状態にあるか否かを判定する。状態判定処理S2では、位置検出情報がサンプリングされると、表面性状測定機1がアイドル状態にあるか否かを判定する。アイドル状態にあると判定した場合には変化判定処理S3を実行させ、また、アイドル状態にないと判定した場合には、時間判定処理S4を実行させる。
ここで、表面性状測定機1のアイドル状態とは、本実施形態では、制御部71の制御指令により検出器4または移動機構5が測定、移動などの動作を行っていない状態を意味する。従って、制御部71が何らの制御指令を発しておらず、且つ、検出器4および移動機構5が動作していないときはアイドル状態である。
変化判定処理S3では、サンプリングされた軸座標データに変化があるか否かを判定する。変化判定処理S3では、状態判定処理S2で表面性状測定機1がアイドル状態にあると判定された場合に、サンプリングされたX軸座標データおよびZ軸座標データの少なくとも何れかに所定の閾値を超えた変化があるか否かを判定する。前述の変化がないと判定した場合には時間判定処理S4を実行させ、また、前述の変化があると判定した場合には強調表示部723に強調表示612を実行させる。
時間判定処理S4では、強調表示部723による強調表示612がされた後、所定時間が経過したか否かを判定する。
ここで、前述の所定時間のカウントは、変化判定処理S3で所定の閾値の変化があると判定されたとき以降かつ時間判定処理S4で所定時間が経過したか否かが判定される前に、開始される。この所定時間のカウントは、変化判定処理S3で所定の閾値の変化があると判定される毎に更新され、新たに開始される。時間判定処理S4では、前述の所定時間が経過したと判定した場合には、通常表示部722に通常表示611を実行させる。
また、時間判定処理S4では、前述の所定時間が経過していないと判定した場合には、強調表示部723に強調表示612を実行させる。
これらのサンプリング処理S1、状態判定処理S2、変化判定処理S3および時間判定処理S4により、操作検出部721はユーザの操作部10に対する検出器4を移動させるための手動操作の有無を検出し、検出結果に基づいて通常表示611と強調表示612との表示切り替えを行うことができる。
通常表示部722は、表面性状測定機1が通常動作を実行している場合、および、操作検出部721の時間判定処理S4で所定時間を経過したと判定された場合に、通常表示611を実行する通常表示処理S5を行うように構成されている。
通常表示611は、表面性状測定機1の通常動作時の各動作に対応した各種情報を表示するものであり、記憶装置9に記憶された画面表示フォーマットの情報に基づいて設定される。
通常表示611には、図4に示すように、上段に日付表示61Aおよび状態表示61Bが配置され、その下の行に現在の測定条件表示61Cが配置され、測定条件表示61Cの右側にZ軸およびX軸の座標値を表示する軸座標表示61Dが配置される。
通常表示611の中上段には測定値を波形表示する測定波形表示61Eが配置され、その左側には検出器4のレベルを表示する検出器レベル表示61Fが配置されている。
通常表示611の中下段には測定値を統計した演算結果としての「Ra」値、「Rq」値および「Rz」値を示す演算結果表示61Gが配置されている。
日付表示61Aおよび状態表示61Bの左側には、「ホーム」の図形が表記されたボタン61Hと、「A」と表記されたボタン61Iが配置される。軸座標表示61Dの下方には、複数のファンクションボタン61Jが縦一列に配置され、下段には、ファンクションボタン61Kが横一列に配置されている。
測定条件表示61Cには、現在の測定条件の設定情報が表示される。軸座標表示61Dでは、Z軸位置検出器533からの位置検出情報がZ軸座標データとして、X軸位置検出器543からの位置検出情報がX軸座標データとしてそれぞれ数値化され、座標値として各々表示される。ボタン61Hが選択されたときには、通常表示611を終了してホーム画面表示(図示省略)に戻る。ファンクションボタン61Jおよびファンクションボタン61Kの何れかが選択されたときには、その何れかに割り当てられた処理をする。
このように、通常表示611では、通常動作時の各動作に対応した各種情報が一括表示される。しかし、限られたサイズの一つの画面61内に各種情報が表示されるため、各種情報が比較的小さく表示される。
強調表示部723は、操作検出部721の変化判定処理S3で閾値を超えた変化があると判定された場合に、図5右側に示すサポート情報の強調表示612を実行する強調表示処理S6を行うように構成されている。
強調表示612は、操作部10の操作があったときにその操作パラメータをサポート情報として強調して表示するものであり、記憶装置9に記憶された画面表示フォーマットの情報に基づいて設定される。
強調表示612では、図5右側に示すように、軸座標表示61Dが拡大表示される。この拡大表示は、例えば、通常表示611中の軸座標表示61Dの部分が画面61の中央に拡大されるアニメーション処理とされている。
なお、強調表示612が終了して通常表示611に戻される際にも、強調表示612が元の軸座標表示61Dの部分に縮小して戻るアニメーション処理がなされる。
〔本実施形態の動作〕
以上の表面性状測定機1は、次の通りに動作する。
まず、ユーザはワークWをステージ3上に載置し、次に、入力装置8を操作して制御装置7を動作させる。このように動作される制御装置7の制御部71は、その制御指令に基づいてZ軸駆動機構53およびX軸駆動機構54を動作させ、検出器4のスタイラス41をワークWの表面の測定部位に対して移動させる。
このような表面性状測定機1の制御部71の制御指令に基づく通常動作時には、表示制御部72により通常表示611が画面61に表示される。
詳しくは、表面性状測定機1の通常動作時には、表示制御部72では、図3のフロー図に沿って、サンプリング処理S1、状態判定処理S2、時間判定処理S4および通常表示処理S5が順次実行される。これは、状態判定処理S2で表面性状測定機1がアイドル状態にないと判定され、次の時間判定処理S4で所定時間が経過したと判定されることによる。従って、通常表示処理S5が実行され、表示器6の画面61に通常表示611が表示される。
次に、表面性状測定機1の通常動作終了後のアイドル状態時に、ユーザが操作部10を手動操作すると、表示制御部72は、前述した通常表示611から強調表示612に切り替える。
詳しくは、操作部10の手動操作時には、表示制御部72では、図3のフロー図に沿って、サンプリング処理S1、状態判定処理S2、変化判定処理S3および強調表示処理S6が順次実行される。
ユーザがZ軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56の少なくとも何れかを手動操作すると、サンプリング処理S1で手動操作に応じた軸座標データがサンプリングされる。
軸座標データがサンプリングされると、次の状態判定処理S2でアイドル状態にあると判定され、次の変化判定処理S3でサンプリングされた軸座標データの変化の所定の閾値を超えた変化があるか否かが判定される。この所定の閾値を超えた変化があると判定されると、強調表示処理S6が実行され、前述の通常表示611が強調表示612に切り替わる。
次に、ユーザが操作部10の手動操作を終了すると、表示制御部72は、前述した直前の強調表示612を所定時間継続する。
詳しくは、前述の所定時間が経過するまでの間は、表示制御部72では、図3のフロー図に沿って、サンプリング処理S1、状態判定処理S2、変化判定処理S3、時間判定処理S4および強調表示処理S6が順次実行される。
ユーザがZ軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56の手動操作を終了した場合には、サンプリング処理S1で手動操作終了に応じた軸座標データがサンプリングされる。次の状態判定処理S2でアイドル状態にあると判定されると、次の変化判定処理S3で所定の閾値を超えた変化がないと判定され、時間判定処理S4が実行される。
この時間判定処理S4で所定時間が経過していないと判定される限り、強調表示処理S6が実行され、表示制御部72は、画面61上の強調表示612を続行する。
なお、前述の状態判定処理S2でアイドル状態にないと判定されるときは、本実施形態では、変化判定処理S3はスキップされ、時間判定処理S4および強調表示処理S6が前述同様に順次実行される。
次に、前述の所定時間が経過すると、表示制御部72は、強調表示612を通常表示611に切り替える。
詳しくは、前述の所定時間経過後には、表示制御部72では、図3のフロー図に沿って、サンプリング処理S1、状態判定処理S2、変化判定処理S3、時間判定処理S4および通常表示処理S5が順次実行される。
サンプリング処理S1で操作終了に応じた軸座標データがサンプリングされ、次の状態判定処理S2でアイドル状態にあると判定されると、次の変化判定処理S3で所定の閾値を超えた変化がないと判定され、時間判定処理S4が実行される。
この時間判定処理S4では、前述した所定時間が経過したと判定され、通常表示処理S5が実行され、強調表示612から通常表示611に復元する。
通常表示611への復元後、表示制御部72による前述した各処理はループされる。
なお、前述の状態判定処理S2でアイドル状態にないと判定されるときは、本実施形態では、変化判定処理S3はスキップされ、時間判定処理S4および通常表示処理S5が順次実行される。従って、前述同様に所定時間が経過したと判定されて通常表示処理S5が実行され、表示制御部72は、画面61上の強調表示612を通常表示611に復元する。
以上の表示制御部72による画面61上の表示のもとで、ユーザはスタイラス41の位置調整を行う。
そして、位置調整の完了後には、ユーザは入力装置8を操作し、制御部71の制御指令に基づいてX軸駆動機構54を動作させ、スタイラス41をワークWの表面の測定部位に沿ってなぞらせ、これに伴うスタイラス41の揺動量からワークWの表面の性状を測定する。この測定情報も、通常動作時として各表示形式に変換されて画面61上に通常表示611として表示される。
〔本実施形態の効果〕
このような本実施形態においては、以下のような効果が得られる。
本実施形態によれば、操作検出部721での検出に基づいてサポート情報を表示器6の画面61に表示することで、ユーザが調整の都度、強調表示等する情報を選択し、表示を切り替える必要をなくすことができる。また、ユーザの必要に応じてサポート情報の強調表示612をすることで、視認性が向上できて便宜である。従って、煩雑な操作なしに、調整に関連する情報の表示切り替えができる。
本実施形態では、強調表示部723による強調表示612をさせた後、操作検出部721が操作部10の手動操作を検出しない状態で、所定時間が経過したときは、表示器6の表示を元に戻すため、画面61上の強調表示612が一瞬で終了されることがなく、所定時間はこの強調表示612を視認することができる。また、操作検出部721が操作部10の手動操作を検出しなかったときに元の画面表示を復元するため、必要なときにだけ、手動操作に応じた画面61上の強調表示612を行うことができ、かつ、元の画面表示を切り替え操作等により復元する手間を省くことができる。
本実施形態では、操作検出部721が、表面性状測定機1がアイドル状態にあると判定し且つZ軸位置検出器533およびX軸位置検出器543からの検出結果に基づいて所定以上の変位があると判定することで、アイドル状態にない表面性状測定機1の通常動作を検出することなく、アイドル状態にない表面性状測定機1の操作部10に対する検出器4を移動させるための手動操作を検出することができる。
本実施形態では、サポート情報が検出器4の位置情報、具体的にはZ軸およびX軸の座標値とすることで、このサポート情報を強調表示部723により強調表示612として表示器6に表示することができる。これにより、ユーザが検出器4の位置を直接的に視認することができる。
本実施形態では、強調表示612が拡大表示によって具現化されるために、画面61とZ軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56とが離れて配置されていても、画面61上で拡大表示されたサポート情報を遠くから容易に視認できる。
本実施形態の表面性状測定機1を用いた表示制御方法では、操作部10に対する検出器4を移動させるための手動操作を検出するステップと、このステップで前述の手動操作を検出したときに、サポート情報を表示器6に強調して表示させるステップとを有するため、ユーザが調整の都度、強調表示等する情報を選択し、表示を切り替える必要をなくすことができる。また、ユーザの必要に応じてサポート情報を画面61に強調表示612をすることで、視認性が向上できて便宜である。従って、煩雑な操作なしに、調整に関連する情報の表示切り替えができる。
〔変形例〕
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での変形等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、表示制御部72は、前述の構成に加えて、操作検出部721で検出された操作に関連する情報を選択する選択部(図示省略)を備えていてもよい。
選択部は、操作検出部721で軸座標データに閾値を超えた変化があると判定された場合に、この判定対象となった軸座標データに対応する各種情報(サポート情報を含む)を選択する。
例えば、操作検出部721でZ軸座標データおよびX軸座標データのうちの何れか一方のみに変化があると判定された場合には、選択部は、その一方のみの軸座標データに対応する情報のみを選択する。このように選択された情報は、強調表示部723の処理を経て画面61に強調表示612として表示される。
このような処理を行う選択部は、例えば、強調表示部723がZ軸座標値とX軸座標値とを個別に画面61に強調表示612として表示するように構成される場合に特に有効である。
前記実施形態では、Z軸およびX軸の座標値を表示する軸座標表示61Dを強調表示612として表示させるが、これに限定されず、例えば、検出器4やワークW等を撮像するCCDなどの撮像装置を備えている場合には、これによる撮像画像をサポート情報とし、表示器6に強調表示612として表示させてもよい。
前記実施形態では、強調表示部723は、強調表示612としての拡大表示にアニメーション処理を利用していたが、これに限定されず、例えば、フェード処理、ワイプ処理や瞬時に画面切り替えを行う処理などの既知の画面切り替え処理を利用してもよい。
前記実施形態では、強調表示部723は、強調表示612として拡大表示を行わせるが、これに限定されず、例えば、強調表示対象の数値などを太字表示し、また、これを色つき表示してもよい。
前記実施形態では、移動機構5は、Z軸駆動機構53およびX軸駆動機構54を備えているが、これに限定されず、例えばこれらの駆動機構に加えて、Z軸方向およびX軸方向に直交するY軸方向に検出器4を移動させるY軸駆動機構(図示省略)を更に備えていてもよい。
このようなY軸駆動機構には、操作部10を構成するY軸調整ノブ(図示省略)と、位置検出器としてのY軸位置検出器(図示省略)とが設けられていてもよい。表示制御部72は、前述のZ軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56の操作と同様に処理して、Y軸調整ノブの操作に応じて画面61上にY軸座標値を含む強調表示612を行ってもよい。
Y軸駆動機構は、例えば、ベース2とステージ3との間に介在されてもよい。この場合は、検出器4の位置は、ワークWに対する相対的な位置として検出、処理される。また、検出器4を傾斜させるために所定軸回りに回転させる回転機構を設けてもよい。この場合、検出器4の位置は、この回転機構の回転角度として検出、処理される。また、上記以外の移動軸であっても、検出器4または検出器4のワークWに対する相対位置を移動させるものであれば本発明を適用可能であることは言うまでもない。
前記実施形態では、通常表示611から強調表示612への表示切り替えは、Z軸調整ノブ55およびX軸調整ノブ56の手動の操作をトリガーとして行われるが、これに限定されない。例えば、軸移動ボタン、ジョイスティック、ジョグシャトルつまみ等の手動の操作をトリガーとして行われてもよい。この場合、表面性状測定機1では、これらの操作部10がユーザに手動操作されている間(例えば軸移動ボタンであれば、該ボタンが押圧され続けている間)はモータが駆動されて検出器4が移動され続け、ユーザが手動操作を止めると検出器4の移動も停止される。
前記実施形態では、状態判定処理S2でアイドル状態にないと判定された場合には、変化判定処理S3をスキップして時間判定処理S4に移行するが、これに限定されず、例えば、図3に点線で示すように、変化判定処理S3および時間判定処理S4をスキップして通常表示処理S5に移行してもよい。この場合には、表面性状測定機1がアイドル状態でなくなったときには、強調表示612は速やかに通常表示611に切り替えられる。
本発明は、被測定物の表面性状を測定する表面性状測定機であって、検出器の位置調整等のためにユーザが表示を参照しつつ手動操作する表面性状測定機および同様の機能を有する機器に利用できる。
1…表面性状測定機、2…ベース、3…ステージ、4…検出器、5…移動機構、6…表示器、7…制御装置、8…入力装置、9…記憶装置、10…操作部、41…スタイラス、43…アーム、53…Z軸駆動機構、54…X軸駆動機構、55…Z軸調整ノブ、56…X軸調整ノブ、61…画面、71…制御部、72…表示制御部、533…Z軸位置検出器、543…X軸位置検出器、721…操作検出部、722…通常表示部、723…強調表示部、W…ワーク。

Claims (6)

  1. 検出器によって被測定物の表面性状を測定する表面性状測定機であって、表示器と、前記検出器を所望位置に移動させるために手動操作される操作部と、前記表示器の表示を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出する操作検出部と、前記操作検出部によって前記操作部の手動操作が検出された場合に、前記検出器を移動させるための手動操作のサポート情報を前記表示器に強調表示させる強調表示部とによって構成されることを特徴とする表面性状測定機。
  2. 請求項1に記載された表面性状測定機において、
    前記表示制御部は、前記強調表示部による強調表示をさせた後、前記操作検出部が前記操作部の手動操作を検出しない状態で、所定時間が経過したときは、前記表示器の表示を元に戻すことを特徴とする表面性状測定機。
  3. 請求項1または請求項2に記載された表面性状測定機において、
    前記検出器の位置を検出する位置検出器をさらに備え、前記操作検出部は、該表面性状測定機がアイドル状態にあり且つ前記位置検出器からの検出結果に基づいて所定以上の変位がある場合に、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出することを特徴とする表面性状測定機。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載された表面性状測定機において、
    前記サポート情報は、前記検出器の位置情報であることを特徴とする表面性状測定機。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載された表面性状測定機において、
    前記強調表示は、拡大表示であることを特徴とする表面性状測定機。
  6. 被測定物の表面性状を測定するための検出器と、前記検出器を所望位置に移動させるために手動操作される操作部と、表示器とを備えた表面性状測定機の表示制御方法であって、
    前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出するステップと、前記操作部に対する前記検出器を移動させるための手動操作を検出したときに、前記検出器を移動させるための手動操作のサポート情報を前記表示器に強調表示させるステップとを有することを特徴とする表面性状測定機の表示制御方法。
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