JP6092048B2 - カッティングプロッタ - Google Patents

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Description

本発明は、カッティングプロッタに関し、さらに詳細には、各種シートを所望の形状に切り抜くカッティングプロッタに関する。
従来より、ベースシート上に粘着剤で表面シートが密着した2層構造のシートに対して、カッティングデータに基づいて表面シートのみを所望の形状に切り抜くカッティングプロッタが知られている。
即ち、このカッティングプロッタにおいては、2層構造のシートの表面シートに、切り抜いた所望の形状(以下、「切り抜いた所望の形状」を「カッティング形状」と適宜に称する。)部分と、カッティング形状以外の部分(以下、「カッティング形状以外の部分」を「余白部分」と適宜に称する。)を形成する。
そして、この2層構造のシートにおいて、表面シートの余白部分をベースシートから取り除き、ベースシート上に残った表面シートのカッティング形状部分を転写シートに一旦写し、この転写シートを所望の場所に貼り付け、転写シートのみを当該場所から取り除くことにより、所望の場所に所望の形状のディスプレイを形成することができるようになる。
ここで、こうしたカッティングプロッタにより表面シートにカッティング形状が形成された2層構造のシートにおいて、余白部分を取り除く際に、カッティング形状部分が一緒に剥がれてしまい、カッティング形状の全体のレイアウトが崩れてしまうことが問題点として指摘されていた。
こうした問題点を解決するための手段として、特許文献1に開示された技術が知られている。
即ち、この特許文献1に開始された技術は、2層構造のシートにおける表面シートにカッティング形状を形成するとともに、余白部分に所定の間隔で当該余白部分を分割する分割線を入れるようにしたものである。
これにより、余白部分をベースシートから取り除く際に、カッティング形状部分が一緒に取り除かれることがなくなり、容易にベースシートから余白部分のみを取り除くことができるものとされている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては、余白部分に分割線を入れる際に、カッティング形状の輪郭たるアウトライン上に分割線の開始点が位置する部分があり、この場合には、カッターの回転などによりアウトライン上に、扇形状あるいは半円形状の傷が形成されることとなり、カッティング形状に損傷が生じることが問題点として指摘されていた。
そして、こうした問題点を解決するための手段として、特許文献2に開示された技術が知られている。
この特許文献2に開示された技術は、分割線の開始点を、カッティング形状のアウトラインより外側に位置させることで、カッティング形状への損傷を防止するようにしたものである。
しかしながら、この特許文献2に開示された技術においては、カッティング形状のアウトラインと余白部分に入れる分割線とに隙間が形成され、表面シートの材質によっては、余白部分をベースシートから容易に取り除くことができないという問題点が生じていた。
特開昭61−297098号公報 特許第3520693号公報
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カッティング形状に損傷を生じることなく、余白部分を容易に取り除くことができる分割線を形成することができるカッティングプロッタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるカッティングプロッタは、カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、上記シートの上記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から上記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、上記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、上記切り込み開始点から上記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、上記切り込み開始点から上記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段とを有し、上記第1の点および上記第2の点は、上記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは上記交点取得手段において取得した交点であり、上記切り込み開始点は、上記第1の点および上記第2の点から、上記シートをカッティングするカッター刃のオフセット量の値より離れた位置に設定されるようにしたものである。
また、本発明によるカッティングプロッタは、カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、上記シートの上記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から上記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、上記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、上記切り込み開始点から上記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、上記切り込み開始点から上記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段とを有し、上記第1の点および上記第2の点は、上記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは上記交点取得手段において取得した交点であり、上記切り込み開始点は、上記分割線形成位置上の第3の点のみで構成され、上記分割線形成手段においては、上記第3の点から上記第1の点まで切り込みを入れた後に、上記第3の点から上記第2の点まで切り込みを入れて上記分割線形成位置上に分割線を形成するようにしたものである。
また、本発明によるカッティングプロッタは、カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、上記シートの上記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から上記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、上記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、上記切り込み開始点から上記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、上記切り込み開始点から上記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段とを有し、上記第1の点および上記第2の点は、上記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは上記交点取得手段において取得した交点であり、上記切り込み開始点は、上記分割線形成位置上において互いに所定の間隔を空けた第4の点および第5の点により構成され、上記分割線形成手段においては、上記第5の点より上記第1の点に近似した位置にある上記第4の点から上記第1の点まで切り込みを入れた後に、上記第4の点より上記第2の点に近似した位置にある上記第5の点から上記第2の点まで切り込みを入れて、上記分割線形成位置上に分割線を形成するようにしたものである。
また、本発明によるカッティングプロッタは、カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、上記シートの上記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から上記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、上記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、上記切り込み開始点から上記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、上記切り込み開始点から上記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段とを有し、上記第1の点および上記第2の点は、上記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは上記交点取得手段において取得した交点であり、上記切り込み開始点は、上記分割線形成位置上の所定の点を中心とした円形状内において、互いに所定の間隔を空けた第6の点および第7の点より構成され、上記分割線形成手段においては、上記第6の点から上記第1の点まで切り込みを入れた後に、上記第7の点から上記第2の点まで切り込みを入れて上記分割線形成位置上あるいは上記分割線形成位置近傍に分割線を形成するようにしたものである。
また、本発明によるカッティングプロッタは、カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、上記シートの上記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から上記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、上記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、上記切り込み開始点から上記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、上記切り込み開始点から上記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段とを有し、上記第1の点および上記第2の点は、上記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは上記交点取得手段において取得した交点であり、上記切り込み開始点は、上記分割線形成位置上の所定の点を中心とした円形状内において、互いに所定の間隔を空けた第6の点および第7の点より構成され、上記分割線形成手段においては、上記第6の点から上記第1の点側に上記分割線形成位置と平行に上記カッティング形状のアウトラインまで切り込みを入れた後に、上記第7の点から上記第2の点まで、あるいは、上記第7の点から上記第2の点側に上記分割線形成位置と平行に上記カッティング形状のアウトラインまで切り込みを入れて上記分割線形成位置上あるいは上記分割線形成位置近傍に分割線を形成するようにしたものである。
また、本発明によるカッティングプロッタは、上記した本発明によるカッティングプロッタにおいて、上記切り込み開始点は、上記第1の点および上記第2の点から、上記シートをカッティングするカッター刃のオフセット量の値より離れた位置に設定されるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、カッティング形状に損傷を生じることなく、余白部分を容易に取り除くことができる分割線を形成することができるという優れた効果を奏するものである。
図1は、本発明によるカッティングプロッタの概略構成説明図である。 図2は、図1に示すカッティングプロッタの要部の構成を示すブロック構成説明図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタの機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタにおけるカッティング処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図5(a)は、シート上に形成した分割線形成位置を示す説明図であり、また、図5(b)は、シート上に文字「D」のカッティング形状を形成した際のカッティング形状のアウトラインと分割線形成位置との交点を示す説明図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタにより分割線形成位置に分割線を形成する手順を示した説明図であり、図6(a)は、図5(b)の分割線形成位置Y3の近傍を拡大して示した説明図であり、また、図6(b)は、分割線が形成される2点間に切り込み開始点を設定した状態を示す説明図であり、また、図6(c)は、切り込み開始点から一方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図であり、また、図6(d)は、切り込み開始点から他方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタの機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタにおけるカッティング処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタにより分割線形成位置に分割線を形成する手順を示した説明図であり、図9(a)は、図5(b)の分割線形成位置Y3の近傍を拡大して示した説明図であり、また、図9(b)は、分割線が形成される2点間に切り込み開始点を設定した状態を示す説明図であり、また、図9(c)は、切り込み開始点から一方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図であり、また、図9(d)は、切り込み開始点から他方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図である。 図10は、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタの機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタにおけるカッティング処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図12は、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタにより分割線形成位置に分割線を形成する手順を示した説明図であり、図12(a)は、図5(b)の分割線形成位置Y3の近傍を拡大して示した説明図であり、また、図12(b)は、分割線が形成される2点間に切り込み開始点を設定した状態を示す説明図であり、また、図12(c)は、切り込み開始点から一方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図であり、また、図12(d)は、切り込み開始点から他方の点まで切り込みが形成されることを示す説明図である。 図13(a)(b)(c)は、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタにおいて、切り込み開始点から分割線が形成される2点へ切り込みの入れ方の変形例を示す説明図である。 図14は、カッター刃のオフセット量を示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるカッティングプロッタの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
まず、図1乃至図2を参照しながら、本発明によるカッティングプロッタの第1の形態について説明する。
図1には、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタが示されており、また、図2には、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタの要部の構成を示すブロック構成説明図が示されている。
即ち、本発明によるカッティングプロッタ10は、ペーパームーブタイプのカッティングプロッタであり、入力されたカッティングデータに基づいて、ベースシート上に粘着剤で表面シートが密着した2層構造のシート22を所定の方向に搬送するとともに、シート22の搬送方向と直交する方向にキャリッジ24を移動させて、キャリッジ24に取り付けられたカッター26によりシート22を所望の形状に切断するようになされている。
具体的には、シート22は、プラテン12の両側に設けられた駆動ローラー14、16と、その上方側に配設されたピンチローラー18、20とで挟持した状態で、駆動ローラー14、16が駆動することにより、XYZ直交座標系のY軸方向に移動する。
そして、シート22をY軸方向で移動させながら、キャリッジ24をX軸方向に移動させることにより、キャリッジ24に取り付けられたカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)でシート22の表面シートを任意の形状に切断するようになされている。
また、カッティングプロッタ10は、CPU30に接続されたインターフェース32において、シリアルケーブルなどを介して、外部のホストコンピューター(図示せず。)のインターフェースと接続可能となっている。
CPU30には、バスを介して全体の動作や種々の処理をするための所定のプログラムを格納したROM(リードオンリメモリ)34と、CPU30によるプログラム実行時に必要な各種レジスタなどが設定されたワーキングエリアとしてのRAM(ランダムアクセスメモリ)36と、Xモータードライバー38と、Yモータードライバー40とが接続されている。
Xモータードライバー38には、カッター26が取り付けられたキャリッジ24をX軸方向に移動させるXモーター42が接続されている。
Yモータードライバー40には、駆動ローラー14、16を介してシート22をY軸方向に移動させるYモーター44が接続されている。
そして、CPU30は、Xモーター42およびYモーター44の励磁のオン・オフならびにオン時における駆動を制御する。
次に、図3を参照しながら、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10について、詳細に説明することとする。
図3には、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10の機能的構成を表すブロック構成説明図が示されている。
本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10は、カッティングデータ、分割線の間隔、分割線の方向などの情報を記憶する記憶部50と、カッティングデータに基づいて、カッティング形状を作成するカッティング形状作成部52と、分割線の間隔および分割線の方向を示す情報から、シート22上において分割線を形成する位置たる分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得部54と、作成されたカッティング形状のアウトラインと、取得した分割線形成位置との交点を取得する交点取得部56と、取得した交点位置に基づいて余白部分の分割線を決定し、決定した分割線に基づいて余白部分に分割線を作成する第1の分割線作成部58とを有して構成されている。
より詳細には、分割線発生位置取得部54は、記憶部50に記憶された分割線の間隔および分割線の方向を示す情報に基づいて、カッティング形状が作成されていないシート22上において、分割線が発生する位置を取得する。
なお、この記憶部50に記憶された分割線の間隔および分割線の方向を示す情報については、事前に記憶部50に記憶されているものとする。
また、交点取得部56は、カッティング形状作成部52において作成されたカッティング形状のアウトラインと、分割線発生位置取得部54において取得した分割線発生位置との交点を取得する。
第1の分割線作成部58は、分割線形成位置上の始端、終端および交点取得部56において取得された交点に基づいて、余白部分に分割線を形成する。
このとき、分割線は、分割線形成位置上の異なる2点間(始端、終端、交点取得部56で取得した交点のうちの2点である。)を結ぶ切り込み線となるが、分割線を形成する際には、第1の分割線形成部58において、当該2点間の所定の点を切り込みを開始する点として設定する。
なお、この所定の点は上記2点との距離が、少なくともカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となるように設定される。
このカッター刃のオフセット量とは、カッター刃の先端とカッター刃の中心との距離に相当するものである(図14を参照する。)。
以上の構成において、カッティングプロッタ10によりカッティングデータに基づいてカッティング形状の作成を開始する指示がなされると、カッティング処理が開始され、このカッティング処理においては、まず、分割線形成位置取得部54において、カッティング形状を形成していないシート22上での分割線を形成する位置たる分割線形成位置を取得する(ステップS402)。
なお、この分割線形成位置は、記憶部50に予め記憶されている分割線の間隔および分割線の方向を示す情報に基づいて取得されるものである。
具体的には、例えば、分割線の間隔が「p」、分割線の方向が「シート22のx座標の始端0から終端Xm」の場合には、ステップS402の処理においては、図5(a)に示すような分割線形成位置が取得される。
即ち、図5(a)においては、シート22上に左方側から右方側にY1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6の分割線形成位置を取得する。
次に、カッティング形状作成部52において、カッティングデータに基づいてシート22にカッティング形状を形成する(ステップS404)とともに、交点取得部56において、形成したカッティング形状のアウトラインとステップS402の処理で取得した分割線形成位置との交点を取得する(ステップS406)。
即ち、このステップS404の処理においては、カッティング形状作成部52において、例えば、文字「D」の外形を表すカッティングデータに基づいて、図5(b)に示すように、シート22に「D」の文字をカッティング形状として形成する。
そして、ステップS406においては、ステップS404の処理でカッティング形状を形成する際に、カッティング形状のアウトラインがステップS402の処理で取得した分割線形成位置上に存在するか否かを判断し、当該アウトラインが当該分割線形成位置上に存在する点を、カッティング形状のアウトラインと分割線形成位置の交点として取得する。
具体的には、シート22に「D」の文字をカッティング形状として作成する際には、図5(b)に示すように、カッティングデータに基づいて形成した文字「D」において、アウトラインのY座標が分割線形成位置Y1〜Y6のY座標と一致するか否かを判断し、a〜a16の交点が抽出され、抽出された順に分割線形成位置Y1〜Y6上に存在する交点のX座標を記憶した交点テーブルを作成する。その後、こうして作成した交点テーブルは、分割線の方向に対して出現順に並び替えられる。
なお、上記したステップS402〜406の処理については、上記した特許文献1に開示された技術を用いることができるため、その詳細な説明は省略する。
その後、この交点に基づいて、第1の分割線作成部58において、切り込み開始点を1点設定して分割線を形成し(ステップS408)、カッティング処理を終了する。
即ち、このステップS408の処理においては、分割線形成位置上のA点からB点まで分割線を形成する場合には、分割線形成位置のA点からB点までの間に位置するC点を分割線を形成する際の切り込み開始点とし、このC点からA点に向かって分割線の切り込みを行う。
その後、カッター26をC点まで戻し、C点からB点まで分割線の切り込みを行う。
このとき、点Cは、点Aおよび点Bとの距離が、カッター26のオフセット量より大きい値となっている。
具体的には、分割線形成位置Y3に着目すると(図5(b)を参照する。)、この分割線形成位置Y3においては、始端Q点から交点aまでの分割線l1と、交点a12から交点a15までの分割線l2と、交点aから終端R点までの分割線l3とが形成される(図6(a)を参照する。)。
分割線l1を形成する際には、分割線形成位置上の始端Q点から交点aまでの間に位置するC点を分割線l1を形成する際の切り込み開始点とする(図6(b)を参照する。)。
このとき、C点は、始端Q点からC点までの距離およびC点から交点aまでの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、例えば、始端Q点と交点aとの中点に設けられる。
そして、このC点から始端Q点までカッター26により切り込みを行い(図6(c)を参照する。)、カッター26をC点まで戻すとともに、C点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転した後、C点から交点aまで切り込みを入れることにより(図6(d)を参照する。)、始端Q点から交点aまでの分割線l1を形成する。
つまり、分割線l1を形成する際には、カッター26によりC点を始点、始端Q点を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をC点に戻し、カッター26によりC点を始点、交点aを終点として切り込みを形成することとなる。
また、分割線l2を形成する際には、分割線形成位置上の交点a12から交点a15までの間に位置するC点を分割線l2を形成する際の切り込み開始点とする(図6(b)を参照する。)。
このとき、C点は、交点a12からC点までの距離およびC点から交点a15までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、例えば、交点a12と交点a15との中点に設けられる。
そして、このC点から交点a12までカッター26により切り込みを行い(図6(c)を参照する。)、カッター26をこの点Cまで戻すとともに、C点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転した後、C点から交点a15まで切り込みを入れることにより(図6(d)を参照する。)、交点a12から交点a15までの分割線l2を形成する。
つまり、分割線l2を形成する際には、カッター26によりCを始点、交点a12を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をC点に戻し、カッター26によりC点を始点、交点a15を終点として切り込みを形成することとなる。
さらに、分割線l3を形成する際には、分割線形成位置上の交点aから終端R点までの間に位置するC点を分割線l3を形成する際の切り込み開始点とする(図6(b)を参照する。)。
このとき、C点は、交点aからC点までの距離およびC点から終端R点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、例えば、交点aと終端R点との中点に設けられる。
そして、このC点から交点aまでカッター26により切り込みを行い(図6(c)を参照する。)、カッター26をこの点C点まで戻すとともに、C点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転した後に、C点から終端R点まで切り込みを入れることにより(図6(d)を参照する。)、交点aから終端R点までの分割線l3を形成する。
つまり、分割線l3を形成する際には、カッター26によりC点を始点、交点aを終点として切り込みを形成した後に、カッター26をC点に戻し、カッター26によりC点を始点、終端R点を終点として切り込みを形成することとなる。
さらにまた、分割線形成位置Y6に着目すると、この分割線形成位置Y6においては、始端Q点から終端R点までの分割線が形成され、この分割線は、上記した分割線l1〜l3を形成する場合と同様にして、始端Q点から終端R点の間に位置するC点を設定し、このC点を切り込み開始点として、C点から始端Q点へ切り込みを入れるとともに、C点から終端R点へ切り込みを入れるようにして分割線を形成することとなる。
次に、図7を参照しながら、本発明によるカッティングプロッタの第2の実施の形態について説明する。
なお、上記した本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10と同一または相当する構成については、カッティングプロッタ10と同一の符号で示すことにより、その詳細な説明は省略する。
図7には、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタの機能的構成を表すブロック構成説明図が示されている。
なお、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタ60の要部の構成は、上記した本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10と同様に構成できるので、その詳細な説明は省略する。
この図7に示す本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタ60は、第1の分割線作成部58に変えて、第2の分割線作成部68を有する点において、上記したカッティングプロッタ10と異なっている。
この第2の分割線作成部68は、分割線形成位置上の始端、終端および交点取得部56において取得された交点に基づいて、余白部分に分割線を形成する。
このとき、分割線は、分割線形成位置上の異なる2点(始端、終端、交点取得部56で取得した交点のうちの2点である。)を結ぶ線となるが、分割線を形成する際には、第2の分割線形成部68において、分割線形成位置上の2点間において、所定の間隔g1を空けて2点を設定し、この所定の間隔g1を空けて設けられた2点それぞれを切り込み開始点とする。
なお、この切り込み開始点として設けられた2点はそれぞれ、分割線形成位置上の2点(始端、終端および交点取得部56で取得した交点である。)のうちの近傍に位置する1点のとの距離が、少なくともカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となるように設定される。
また、切り込み開始点として設けられた2点の間隔たる所定の間隔g1としては、例えば、0mm<g1≦5mmとする。
以上の構成において、カッティングプロッタ60によりカッティングデータに基づいてカッティング形状の作成を開始する指示がなされると、カッティング処理が開始され、このカッティング処理においては、まず、分割線形成位置取得部54において、カッティング形状を形成していないシート22上で分割線を形成する位置たる分割線形成位置を取得する(ステップS802)。
次に、カッティング形状作成部52において、カッティングデータに基づいてシート22にカッティング形状を形成する(ステップS804)とともに、交点取得部56において、形成したカッティング形状のアウトラインとステップS802の処理で取得した分割線形成位置との交点を取得する(ステップS806)。
なお、ステップS802〜ステップS806の処理については、上記したS402〜S406の処理と同様の処理となるため、その詳細な説明は省略する。
その後、この交点に基づいて、第2の分割線作成部68において、分割線形成位置上に切り込み開始点を2点設定して分割線を形成し(ステップS808)、カッティング処理を終了する。
即ち、このステップS808の処理においては、分割線形成位置上のD点からE点まで分割線を形成する場合には、分割線形成位置上のD点からE点までの間に、互いに所定の間隔を開けて設けられたF点、G点をそれぞれ分割線を形成する際の切り込み開始点と設定する。
なお、このとき、分割線形成位置上には、所定の方向にD点、F点、G点、E点の順で並ぶこととなる。
また、F点とD点との距離およびG点とE点との距離はそれぞれ、カッター26のオフセット量より大きい値となる。また、F点とG点との間隔g1としては、例えば、0mm<g1≦5mmとする。
その後、F点からD点に向かって分割線の切り込みを行い、カッター26をG点まで移動し、G点からE点に向かって分割線の切り込みを行う。
従って、このステップS808の処理においては、分割線を形成すべき分割線形成位置上のD点からE点までの間において、D点からF点までは切り込みが入り、F点からG点までは切り込みが入らず、G点からE点までは切り込みが入るという分割線が形成される。
以下、図5(b)における分割線形成位置Y3に着目して、ステップS808の処理により分割線を形成する場合について、具体的に説明することとする。
この分割線形成位置Y3においては、始端Q点から交点aまでの分割線l4と、交点a12から交点a15までの分割線l5と、交点aから終端R点までの分割線l6とが形成される(図9(a)を参照する。)。
分割線l4を形成する場合には、分割線形成位置上の始端Q点から交点aまでの間に、互いに所定の間隔g1を空けてF点とG点とを設定し、このF点およびG点を分割線l4を形成する際の切り込み開始点とする(図9(b)を参照する。)。
このとき、F点は、始端Q点からF点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、G点は、G点から交点aまでの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、F点から始端Q点までカッター26により切り込みを行い(図9(c)を参照する。)、その後、カッター26をG点まで移動するとともに、G点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、G点から交点aまで切り込みを入れることにより(図9(d)を参照する。)、始端Q点から交点aまでの分割線l4を形成する。
つまり、分割線l4は、カッター26によりF点を始点、始端Q点を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をG点に移動し、カッター26によりG点を始点、交点aを終点として切り込みを形成することによって形成される。
このため、分割線l4は、F点とG点との間には切り込みが形成されていない、つまり、F点とG点との間がつながった状態となっている。
分割線l5を形成する場合には、分割線形成位置上の交点a12から交点a15までの間に、互いに所定の間隔g1を空けてF点とG点とを設定し、このF点およびG点を分割線l5を形成する際の切り込み開始点とする(図9(b)を参照する。)。
このとき、F点は、交点a12からF点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、G点は、G点から交点a15までの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、F点から交点a12までカッター26により切り込みを行い(図9(c)を参照する。)、その後、カッター26をG点まで移動するとともに、G点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、G点から交点a15まで切り込みを入れることにより(図9(d)を参照する。)、交点a12から交点a15までの分割線l5を形成する。
つまり、分割線l5は、カッター26によりF点を始点、交点a12を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をG点に移動し、カッター26によりG点を始点、交点a15を終点として切り込みを形成することとなる。
このため、分割線l5は、F点とG点との間には切り込みが形成されていない、つまり、F点とG点との間がつながった状態となっている。
分割線l6を形成する場合には、分割線形成位置上の交点aから終端R点までの間に、互いに所定の間隔g1を開けてF点とG点とを設定し、このF点およびG点を分割線l6を形成する際の切り込み開始点とする(図9(b)を参照する。)。
このとき、F点は、交点aからF点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、G点は、G点から終端R点までの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、F点から交点aまでカッター26により切り込みを行い(図9(c)を参照する。)、その後、カッター26をG点まで移動するとともに、G点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、G点から終端R点まで切り込みを入れることにより(図9(d)を参照する。)、交点aから終端R点まで分割線l6を形成する。
つまり、分割線l6は、カッター26によりF点を始点、交点aを終点として切り込みを形成した後に、カッター26をG点に移動し、カッター26によりG点を始点、終端R点を終点として切り込みを形成することとなる。
このため、分割線l6は、F点とG点との間には切り込みが形成されていない、つまり、F点とG点との間がつながった状態となっている。
さらにまた、分割線形成位置Y6に着目すると、この分割線形成位置Y6においては、始端Q点から終端R点までの分割線が形成され、この分割線は、上記した分割線l4〜l6を形成する場合と同様にして、始端Q点から終端R点の間に位置するF点およびG点を設定し、このF点およびG点を切り込み開始点として、F点から始端Q点へ切り込みを入れるとともに、G点から終端R点へ切り込みを入れるようにして分割線を形成することとなる。
次に、図10を参照しながら、本発明によるカッティングプロッタの第3の実施の形態について説明する。
なお、上記した本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10と同一または相当する構成については、カッティングプロッタ10と同一の符号で示すことにより、その詳細な説明は省略する。
図10には、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタの機能的構成を表すブロック構成説明図が示されている。
なお、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタ70の要部な構成は、上記した本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10と同様に構成できるので、その詳細な説明は省略する。
この図10に示す本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタ70は、第1の分割線作成部56に変えて、第3の分割線作成部78を有する点において、上記したカッティングプロッタ10と異なっている。
この第3の分割線作成部78は、分割線作成位置上の始端、終端および交点取得部56に置いて取得された交点に基づいて、余白部分に分割線を形成する。
このとき、分割線は、分割線形成位置上の異なる2点(始端、終端、交点取得部56で取得した交点のうちの2点である。)を結ぶ線となるが、分割線を形成する際には、第3の分割線形成部78において、分割線形成位置上の所定の点を設定し、当該所定の点を中心として、所定の範囲内に所定の間隔g2を空けて設けられた2点をそれぞれ切り込み開始点とする。
なお、この切り込み開始点として設けられた2点はそれぞれ、分割線形成位置上の2点との距離が、少なくともカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となるように設定される。
また、所定の点を中心として所定の範囲とは、例えば、所定の点を中心として半径rが0mm<r≦2.5mmとなる範囲であり、これにより、所定の範囲内に設けられる2点間の所定の間隔g2は、0mm<g2≦5mmとなる。
以上の構成において、カッティングプロッタ70によりカッティングデータに基づいてカッティング形状の作成を開始する指示がなされると、カッティング処理が開始され、このカッティング処理においては、まず、分割線形成位置取得部54において、カッティング形状を形成していないシート22上で分割線を形成する位置たる分割線形成位置を取得する(ステップS1102)。
次に、カッティング形状作成部52において、カッティングデータに基づいてシート22にカッティング形状を形成する(ステップS1104)とともに、交点取得部56において、形成したカッティング形状のアウトラインとステップS1102の処理で取得した分割線形成位置との交点を取得する(ステップS1106)。
なお、ステップS1102〜ステップS1106の処理については、上記したS402〜S406の処理と同様の処理となるため、その詳細な説明は省略する。
その後、この交点に基づいて、第3の分割線作成部78において、分割線作成位置上に所定の点を設定し、当該所定の点を中心とした所定の範囲内に切り込み開始点を2点設定して分割線を形成し(ステップS1108)、カッティング処理を終了する。
即ち、この1108の処理においては、分割線形成位置上のH点からI点まで分割線を形成する場合には、分割線形成位置上のH点からI点までの間に、所定の点を設け、この所定の点を中心とした所定の範囲内において互いに所定の間隔g2を空けて設けられたJ点、K点を設ける。
こうして設けられたJ点およびK点をそれぞれ分割線を形成する際の切り込み開始点と設定する。
なお、H点とJ点あるいはK点との距離、あるいは、I点とJ点あるいはK点との距離はそれぞれ、カッター26のオフセット量より大きい値となる。
また、所定の点を中心とした所定の範囲とは、所定の点を中心とした円O内であり、円Oの半径rとしては、例えば、0mm<r≦2.5mmとし、J点とK点との間隔たる所定の間隔g2としては、例えば、0mm<g2≦5mmとする。
その後、J点からH点に向かって分割線の切り込みを行い、カッター26をK点まで移動して、K点からI点に向かって分割線の切り込みを行う。
従って、このステップS1108の処理においては、H点からJ点まで切り込みが入り、J点からK点までは切り込みが入らず、K点からI点までは切り込みが入るという分割線が作成される。なお、このときには、H点からJ点まで入れられた切り込みおよびK点からI点まで入れられた切り込みについては、分割線形成位置上あるいは分割線形成位置近傍に形成されることとなる。
以下、図5(b)における分割線形成位置Y3に着目して、ステップS1108の処理により分割線を形成する場合について、具体的に説明することとする。
この分割線形成位置Y3においては、始端Q点から交点aまでの分割線l7と、交点a12から交点a15までの分割線l8と、交点Aaから終端R点までの分割線l9とが形成される(図12(a)を参照する。)。
分割線l7を形成する場合には、分割線形成位置上の始端Q点から交点aまでの間に、L点を設定し、このL点を中心とした半径rの円Oを形成し、この円O内において所定の間隔g2を空けてJ点とK点を設定し、このJ点およびK点を分割線l7を形成する際の切り込み開始点とする(図12(b)を参照する。)。なお、この図12(b)においては、J点およびK点を円Oの円周上に設定している。
このとき、Jは、始端Q点からJ点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、K点は、K点から交点aまでの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、J点から始端Q点までカッター26により切り込みを行い(図12(c)を参照する。)、その後、カッター26をK点まで移動するとともに、K点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、K点から交点aまで切り込みを入れることにより(図9(d)を参照する。)、始端Qから交点aまでの分割線l7を形成する。
つまり、分割線l7は、カッター26によりJ点を始点、始端Q点を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をK点に移動し、カッター26によりK点を始点、交点aを終点として切り込みを形成することによって形成される。
このため、分割線l7は、J点とK点との間には切り込みが形成されていない、つまり、J点とK点とはつながった状態となっている。また、始端Q点からJ点までの切り込みおよびK点から交点aまでの切り込みはそれぞれ、分割線形成位置上になく分割線形成位置の近傍に位置した状態となっている。
また、分割線l8を形成する場合には、分割線形成位置上の交点a12から交点a15までの間に、L点を設定し、このL点を中心とした半径rの円Oを形成し、この円O内において所定の間隔g2を空けてJ点とK点とを設定し、このJ点およびK点を分割線l8を形成する際の切り込み開始点とする(図12(b)を参照する。)。なお、この図12(b)においては、J点およびK点を円Oの円周上に設定している。
このとき、J点は、交点a12からJ点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、K点は、K点から交点a15までの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、J点から始端Qまでカッター26により切り込みを行い(図12(c)を参照する。)、その後、カッター26をK点まで移動するとともに、K点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、K点から交点a15まで切り込みを入れることにより(図12(d)を参照する。)、交点a12から交点a15までの分割線l8を形成する。
つまり、分割線l8は、カッター26によりJ点を始点、交点a12を終点として切り込みを形成した後に、カッター26をK点に移動し、カッター26によりK点を始点、交点a15を終点として切り込みを形成することによって形成される。
このため、分割線l8は、J点とK点との間は切り込みが形成されていない、つまり、J点とK点とはつながった状態となっている。また、交点a12からJ点までの切り込みおよびK点から交点a15までの切り込みはそれぞれ、分割線形成位置上になく分割線形成位置の近傍に位置した状態となっている。
さらに、分割線l9を形成する場合には、分割線形成位置上の交点aから終端R点までの間に、L点を設定し、このL点を中心とした半径rの円Oを形成し、この円O内において所定の間隔g2を空けてJ点とK点とを設定し、このJ点およびK点を分割線l9を形成する際の切り込み開始点とする(図12(b)を参照する。)。なお、この図12(b)においては、J点およびK点を円Oの円周上に設定している。
このとき、J点は、交点aからJ点までの距離がカッター26に設けられたカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設けられ、K点は、K点から終端R点までの距離が当該カッター刃のオフセット量より大きい値となる位置に設けられる。
そして、J点から交点aまでカッター26により切り込みを行い(図12(c)を参照する。)、その後、カッター26をK点まで移動するとともに、K点においてカッター26のカッター刃(図示せず。)を回転して、K点から終端R点まで切り込みを入れることにより(図12(d)を参照する。)、交点aから終端R点までの分割線l9を形成する。
つまり、分割線l9は、カッター26によりJ点を始点、交点aを終点として切り込みを形成した後に、カッター26をK点に移動し、カッター26によりK点を始点、終端R点を終点として切り込みを形成することによって形成される。
このため、分割線l9は、J点とK点との間は切り込みが形成されていない、つまり、J点とK点とはつながった状態となっている。また、交点aからJ点までの切り込みおよびK点から終端R点までの切り込みはそれぞれ、分割線形成位置上になく分割線形成位置の近傍に位置した状態となっている。
さらにまた、分割線形成位置Y6に着目すると、この分割線形成位置Y6においては、始端Q点から終端R点までの分割線が形成され、この分割線は、上記した分割線l7〜l9を形成する場合と同様にして、始端Q点から終端R点の間に位置するJ点およびK点を設定し、このJ点およびK点を切り込み開始点として、J点から始端Q点へ切り込みを入れるとともに、K点から終端R点へ切り込みを入れるようにして分割線を形成することとなる。
以上において説明したように、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10は、分割線形成位置上のA点からB点まで分割線を形成する際に、分割線形成位置上のA点とB点との間にC点を設定し、このC点を切り込み開始点として、C点からA点へ切り込みを入れるとともに、C点からB点へ切り込みを入れるようにした。
また、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタ60は、分割線形成位置上のD点からE点まで分割線を形成する際に、分割線形成位置上のD点とE点との間に、互いに所定の間隔を空けてF点とG点とを設定し、このF点よG点とを切り込み開始点として、F点からD点へ切り込みを入れるとともに、G点からE点へ切り込みを入れるようにした。
さらに、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタ70は、分割線形成位置上のH点からI点まで分割線を形成する際に、分割線形成位置上にL点を設定し、このL点を中心とした円O内において、互いに所定の間隔を空けてJ点とK点とを設定する。そして、このJ点およびK点を切り込み開始点として、J点からH点へ切り込みを入れるとともに、K点からI点へ切り込みを入れるようにした。
これにより本発明によるカッティングプロッタ10、60、70においては、カッター刃が回転する可能性のある切り込み開始点が、カッティング形状のアウトライン状に位置しなくなるため、切り込み開始点におけるカッター刃の回転により生じるカッティング形状のアウトライン部分の損傷を生じることがなくなる。
また、本発明によるカッティングプロッタ10、60、70においては、分割線の終点がカッティング形状のアウトラインと分割線形成位置の交点となっているので、分割線と当該アウトラインとが接しており、分割線が形成された余白部分を容易に取り除くことができる。
さらに、本発明によるカッティングプロッタ60、70においては、2つの切り込み開始点の間に切り込みが入れられていないため、複数の分割線が形成された余白部分においては、特定のライン状の模様を形成することができる。
これにより、本発明によるカッティングプロッタ60、70においては、カッティング形状部分と、余白部分との識別が容易になる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(11)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、分割線の間隔を事前に記憶部50に記憶するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、第1〜3の分割線作成部において、カッティング形状の大きさに合わせて決定するようにしてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、分割線の方向を事前に記憶部50に記憶するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、第1〜3の分割線作成部において、カッティング形状に応じて決定するようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態によるカッティングプロッタ10において、C点(C点、C点、C点)を各分割線の中点に設定するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、C点を分割線の始点あるいは終点のいずれか一方の近い位置に設定するようにしてもよい。なお、このときには、C点は、始点および終点との距離がカッター刃(図示せず。)のオフセット量より大きい値となる位置に設定される。
(4)上記した実施の形態においては、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタ70において、分割線を形成する際にJ点(J点、J点、J点)と、K点(K点、K点、K点)とを円Oの円周上に設定するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、J点およびK点は円O内に位置するとともに、J点とK点とが所定の間隔g2を空けるようにすればよく、例えば、J点を円Oの円周上に設定し、K点を円Oの中心(つまり、L点である。)に設定するようにしてもよい(図13(a)を参照する。)。
さらに、J点およびK点を円Oの円周上であって、かつ、分割線形成位置上に位置するように設定してもよい(図13(b)を参照する。)。
(5)上記した実施の形態においては、本発明の第3の実施の形態によるカッティングプロッタ70において、各分割線において、切り込み開始点(J点、J点、J点、K点、K点、K点である。)から分割線形成位置上の異なる2点(つまり、始端、終端および交点取得部56で取得した交点である。)まで切り込みを入れるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、切り込み開始点から分割線形成位置上の点まで切り込みを入れるのではなく、切り込み開始点から分割線形成位置と平行にカッティング形状のアウトラインまで切り込みを入れるようにしてもよい(図13(c)を参照する。)。
(6)上記した実施の形態においては、本発明の第2の実施の形態によるカッティングプロッタ60において、F点(F点、F点、F点)とG点(G点、G点、G点)とを所定の間隔g1を空けて設定するようにし、この所定の間隔g1としては、0mm<g1≦5mmとしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、余白部分を取り除く際に、余白部分の分割線により区切られた領域同士が容易に離れる(ちぎる)ことが可能であれば、所定の間隔g1を5mmより大きい値としてもよい。
なお、こうした所定の間隔g1は、シート22の表面シートの材質ごとに、実験的に求めるようにすればよい。
(7)上記した実施の形態においては、ペーパームーブタイプのカッティングプロッタにおいて、分割線を形成する2点間に切り込み開始点を設定して、この切り込み開始点から当該2点のそれぞれの点へ切り込みを入れることにより分割線を形成するようにしたが、こうした分割線を形成するカッティングプロッタとしては、これに限られるものではないことは勿論であり、フラットベッドタイプのカッティングプロッタを用いるようにしてもよい。
(8)上記した実施の形態においては、分割線の方向として、「シート22のx座標の始端0から終端Xm」とし、分割線をX軸方向に平行となるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、分割線の方向としては、「シート22のy座標の始端0から終端Ym」とし、分割線をY軸方向に平行となるようにしてもよい。さらに、「シート22のx座標の始端0からXm」および「シート22のy座標の始端0から終端Ym」とし、分割線をX軸方向に平行な線とY軸方向に平行な線との2つの方向となるようにしてもよい。
(9)分割線を形成する際に、カッティング形状の輪郭たるアウトラインが曲線を持つ場合には、分割線はその曲線の法線としてもよい。
(10)分割線を形成する際に、分割線の始点または終点がシート22の始端または終端の場合に、カッター26によるカッティングの開始点をシート22の始端または終端としてもよい。
例えば、図6(b)(c)(d)を参照しながら説明すると、カッター26によるカッティングの開始点を始端Q点としてC点までカットし、引き続きC点からカッティングの終了点であるa点までカットする。または、カッター26によるカッティングの開始点を終端R点としてC点までカットし、引き続きC点からカッティングの終了点であるa点までカットする。
このようにすることで、カッター26のカッター刃の向きを変えることなく分割線を形成することができるので、カッター刃の向きを変える工程や、最初のカット後にカッター26の復帰移動時間、例えば、始点C点から始端Q点を終点として切り込みを形成した後に、C点からカッティングの終了点であるa点までカッティングするために、カッター26が始端Q点からC点まで復帰移動する時間を省略することができる。その結果、分割線を形成する時間を短縮することができる。
(11)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(10)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、シートを所定の形状にカッティング処理するカッティングプロッタとして用いて好適である。
10、60、70 カッティングプロッタ、26 カッター、50 記憶部、52、カッティング形状作成部、54 分割線形成位置取得部、56 交点取得部、58 第1の分割線作成部、68 第2の分割線作成部、78 第3の分割線作成部

Claims (6)

  1. カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、前記シートの前記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、
    分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から前記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、
    取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、
    前記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、前記切り込み開始点から前記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、前記切り込み開始点から前記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段と
    を有し、
    前記第1の点および前記第2の点は、前記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは前記交点取得手段において取得した交点であり、
    前記切り込み開始点は、前記第1の点および前記第2の点から、前記シートをカッティングするカッター刃のオフセット量の値より離れた位置に設定される
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  2. カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、前記シートの前記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、
    分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から前記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、
    取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、
    前記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、前記切り込み開始点から前記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、前記切り込み開始点から前記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段と
    を有し、
    前記第1の点および前記第2の点は、前記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは前記交点取得手段において取得した交点であり、
    前記切り込み開始点は、前記分割線形成位置上の第3の点のみで構成され、
    前記分割線形成手段においては、前記第3の点から前記第1の点まで切り込みを入れた後に、前記第3の点から前記第2の点まで切り込みを入れて前記分割線形成位置上に分割線を形成する
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  3. カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、前記シートの前記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、
    分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から前記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、
    取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、
    前記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、前記切り込み開始点から前記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、前記切り込み開始点から前記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段と
    を有し、
    前記第1の点および前記第2の点は、前記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは前記交点取得手段において取得した交点であり、
    前記切り込み開始点は、前記分割線形成位置上において互いに所定の間隔を空けた第4の点および第5の点により構成され、
    前記分割線形成手段においては、前記第5の点より前記第1の点に近似した位置にある前記第4の点から前記第1の点まで切り込みを入れた後に、前記第4の点より前記第2の点に近似した位置にある前記第5の点から前記第2の点まで切り込みを入れて、前記分割線形成位置上に分割線を形成する
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  4. カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、前記シートの前記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、
    分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から前記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、
    取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、
    前記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、前記切り込み開始点から前記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、前記切り込み開始点から前記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段と
    を有し、
    前記第1の点および前記第2の点は、前記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは前記交点取得手段において取得した交点であり、
    前記切り込み開始点は、前記分割線形成位置上の所定の点を中心とした円形状内において、互いに所定の間隔を空けた第6の点および第7の点より構成され、
    前記分割線形成手段においては、前記第6の点から前記第1の点まで切り込みを入れた後に、前記第7の点から前記第2の点まで切り込みを入れて前記分割線形成位置上あるいは前記分割線形成位置近傍に分割線を形成する
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  5. カッティングデータに基づく所望の形状たるカッティング形状をシートに形成するとともに、前記シートの前記カッティング形状以外の部分たる余白部分に分割線を形成するカッティングプロッタにおいて、
    分割線の方向および分割線の間隔を表す情報から前記シート上において分割線形成位置を取得する分割線形成位置取得手段と、
    取得した分割線形成位置と、カッティングデータに基づいてカッティングされたカッティング形状のアウトラインとの交点を取得する交点取得手段と、
    前記分割線形成位置上の分割線を形成する第1の点と第2の点との間に切り込み開始点を設定し、前記切り込み開始点から前記第1の点に向かって切り込みを入れた後に、前記切り込み開始点から前記第2の点に向かって切り込みを入れて分割線を形成する分割線形成手段と
    を有し、
    前記第1の点および前記第2の点は、前記分割線形成位置の一方の端点、他方の端点あるいは前記交点取得手段において取得した交点であり、
    前記切り込み開始点は、前記分割線形成位置上の所定の点を中心とした円形状内において、互いに所定の間隔を空けた第6の点および第7の点より構成され、
    前記分割線形成手段においては、前記第6の点から前記第1の点側に前記分割線形成位置と平行に前記カッティング形状のアウトラインまで切り込みを入れた後に、前記第7の点から前記第2の点まで、あるいは、前記第7の点から前記第2の点側に前記分割線形成位置と平行に前記カッティング形状のアウトラインまで切り込みを入れて前記分割線形成位置上あるいは前記分割線形成位置近傍に分割線を形成する
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
  6. 請求項2、3、4または5のいずれか1項に記載のカッティングプロッタにおいて、
    前記切り込み開始点は、前記第1の点および前記第2の点から、前記シートをカッティングするカッター刃のオフセット量の値より離れた位置に設定される
    ことを特徴とするカッティングプロッタ。
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