JP6089019B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
例えば、ディスプレイから出射された光を、観視者の眼へ向けて投影することで、画像を表示する表示装置がある。このような表示装置は、例えば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの頭部装着型表示装置として用いられる。このような表示装置において、より見易い表示を提供することが望まれる。
特開平5−134208号公報
本発明の実施形態は、見易い表示装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、表示部と、光学部と、反射部と、を含む表示装置が提供される。前記表示部は、第1表示領域と、第2表示領域と、を含む。前記光学部は、第1出射領域と第2出射領域とを含む。前記反射部は、前記第1表示領域から出射され前記第1出射領域を通過する第1光束の少なくとも一部と、前記第2表示領域から出射され前記第2出射領域を通過する第2光束の少なくとも一部と、を反射し、前記第1光束の前記少なくとも一部を反射する第1反射領域と、前記第2光束の前記少なくとも一部を反射する第2反射領域と、を含む。前記反射部は、複数の反射面を有し、屈折力を有する。前記第1出射領域と前記第1反射領域との間の距離は、前記第2出射領域と前記第2反射領域との間の距離よりも短い。前記光学部は、前記光学部と前記反射部との間の前記第1光束の第1焦点を形成させ、前記光学部と前記反射部との間の前記第2光束の第2焦点を形成させる。前記第1焦点と前記第1反射領域との間の第1距離は、前記第2焦点と前記第2反射領域との間の第2距離よりも短い。
第1の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、第1の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 参考例に係る表示装置を示す模式図である。 参考例の表示装置の動作を示す模式図である。 参考例の表示装置の動作を示す模式図である。 第1の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 第2の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 第3の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。 第3の実施形態に係る別の表示装置を示す模式図である。 第3の実施形態に係る別の表示装置を示す模式図である。 実施形態に係る表示装置を示す模式図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、第1の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
図1に表したように、表示装置100は、表示部110と、光学部120(投影部)と、反射部130と、を含む。表示装置100は、さらに処理部140と、保持部320と、を含む。表示装置100は、例えば、頭部装着型表示装置である。
例えば、処理部140から表示部110に画像情報が入力される。表示部110は、映像を表示するディスプレイである。表示部110は、複数の画素110eを含む。複数の画素110eは、平面上に並べて設けられ、画像情報を含む光L0を光学部120へ向けて出射する。ディスプレイには、例えば、液晶素子、有機EL素子またはLCOS(Liquid Crystal On Silicon)素子などが用いられる。但し、実施形態は、これらに限定されない。
光学部120は、表示部110の複数の画素110eから出射された光L0の光路上において、表示部110と反射部130との間に設けられる。光学部120は、少なくとも1つ以上の光学部材121(光学素子)を含む。光学部材には、レンズ、プリズム、またはミラーなどを用いることができる。光学部120は、例えば、光L0の少なくとも一部の進行方向を変化させ、入射した光L0を投影する。複数の光学素子を用いた場合、それらは直線上に配置されていなくてもよい。
反射部130は、複数の反射面133を有するマルチミラーアレイ(Multi Mirror Array:MMA)である。MMAにおいて、複数の反射面133は、例えば、配置面(例えば平面)10に沿って並んで設けられている。配置面10は、観視者80と対向するように配置される。複数の反射面133のそれぞれは、配置面10に対して傾斜している。
反射部130は、例えば、屈折力を有するフレネル状構造のミラーである。反射部130の屈折力は、例えば、−25ディオプトリ以上−3ディオプトリ以下である。なお、実施形態においては、反射部130は、屈折力を有していなくてもよい。
反射部130は、観視者80の眼球150に向けて、光学部120から出射された光L0の少なくとも一部を反射する。反射部130によって反射された光は、眼球150から見て、虚像として像170を形成する。このようにして、観視者80は、像を見ることができる。
この例では、観視者80の正面に虚像として像170を表示している。但し、像171のように、観視者80の視界の端に像を表示してもよい。これにより、観視者80の視界が遮られない。
表示部110、光学部120及び反射部130は、保持部320に保持される。保持部320は、眼球150と反射部130との相対的配置、及び、反射部130と光学部120との相対的配置、を規定する。保持部320の形状は、例えば、眼鏡フレーム状である。表示装置100は、保持部320によって観視者80の頭部に装着可能である。
光学部120は、表示装置100を観視者80が装着した際に、フレームの内側に配置されるように設けられることが好ましい。すなわち、表示装置100の使用時(装着時)において、観視者80と保持部320との間に光学部120が配置されることが好ましい。これにより、観視者は、通常の眼鏡のように表示装置100を使用することができ、表示装置100を使用する際の違和感を小さくすることができる。
なお、図1では、2つの表示装置100を用いた両眼HMDが例示されている。一方の表示装置は、観視者80の右目に対して画像を表示し、他方の表示装置は、左目に対して画像を表示する。実施形態は、1つの表示装置100を用い、片方の眼に対して画像を表示する単眼HMDであってもよい。
次に、図2(a)、図2(b)、図3(a)及び図3(b)を参照して、実施形態に係る表示装置100の、表示部110、光学部120および反射部130の詳細について説明する。
図2(a)、図2(b)、図3(a)及び図3(b)は、実施形態に係る表示装置100を例示する模式図である。
図2(a)は、図1に表した表示部110、光学部120及び反射部130を拡大して例示している。図3(a)は、図1に表した反射部130を拡大して例示している。
図2(a)に表したように、表示部110は、第1光束L1を出射する第1表示領域Rd1と、第2光束L2を出射する第2表示領域Rd2と、を含む。例えば、第1表示領域Rd1は、第2表示領域Rd2とは、重ならない。ここで、第1光束L1及び第2光束L2は、画像情報を含む光L0の一部である。第1光束L1は、第1光線L11を含む。第2光束L2は、第2光線L21を含む。第1光線L11は、例えば、第1光束L1の中心の光線である。第2光線L21は、例えば、第2光束L2の中心の光線である。
光学部120は、第1光学部材121aと、第2光学部材121bと、を含む複数の光学部材121を含む。第2光学部材121bは、第1光線L11の光路上において、第1光学部材121aと表示部110との間に配置されている。第1光学部材121aは、複数の光学部材121のうち、第1光線L11の光路上において、反射部130に最も近い光学部材である。
光学部120は、例えば、第1光束L1及び第2光束L2が通過する第1レンズ121fを含む。第1レンズ121fは、光学部120に含まれる複数の光学部材121のうちのいずれか1つである。この例では、第1レンズ121fは、第1光学部材121aである。
第1レンズ121fは、例えば、偏心レンズである。
例えば、第1レンズ121fは、第1光束L1が通過する第1部分V1と、第2光束L2が通過する第2部分V2と、を含む。第1光線L11に対する第1部分V1の屈折力は、第2光線L21に対する第2部分V2の屈折力よりも小さい。例えば、第1光束L1の進行方向に沿った第1部分V1の長さは、第2光束L2の進行方向に沿った第2部分V2の長さよりも長い。なお、第1光束L1の進行方向とは、例えば、第1光線L11に沿った方向であり、第2光束L2の進行方向とは、例えば、第2光線L21に沿った方向である。
反射部130は、凹面ミラーをフレネル状構造としたミラーアレイである。すなわち、複数の反射面133は、図3(a)に表した凹面ミラー15を、例えば配置面10に平行な平面によって複数の領域に分割して、得られる。このような複数の反射面を配置面10上に並べて配置することで、反射部130の厚さを減らすことができる。
例えば、反射部130は、第1反射面133aと、第2反射面133bと、を含む。第2反射面133bは、配置面10上において、第1反射面133aと並び、第1反射面133aに対して傾斜している。例えば、配置面10と第1反射面133aとの間の角度は、配置面10と第2反射面133bとの間の角度よりも小さい。なお、図3(a)において、凹面ミラー15は、説明のため図示したものであり、実施形態において表示装置は凹面ミラー15を含まない。
図3(a)の例では、複数の反射面133は、配置面10の面内の方向に沿って、一定のピッチで並べられている。ただし、図3(b)に表したように、複数の反射面133のピッチは、一定でなくてもよい。例えば、配置面10の面内の方向に沿って、ピッチを徐々に変化させ、反射面133の高さ(配置面10に対して垂直な方向に沿った長さ)を揃えてもよい。これにより、例えば、反射部130の厚さを均一とすることができる。
複数の反射面133は、例えば、ハーフミラーである。すなわち、反射部130は、第1光束L1の一部及び第2光束L2の一部を透過させる。
または、反射部130は、反射部130の光学部120とは反対側から入射する外光の少なくとも一部を透過させる。換言すると、反射部130は、光学部120側の第1面11と、第1面11と反対側の第2面12と、を有し、第2面12から反射部130に入射する外光の少なくとも一部を透過させる。
これにより、観視者80は、表示装置100が表示する像と、外界と、を見ることができる。すなわち、表示装置100は、シースルー表示を行うことができる。なお、反射面133において、反射率と透過率とは、例えば、同率である。但し、実施形態は、同率である例に限られない。反射面に用いられる材料は、一部の光を透過し一部の光を反射する材料であれば、どのようなものでも構わない。
さらに、図2(a)、図2(b)及び図3(a)を参照して、表示装置100の動作の詳細について説明する。
図2(a)に表したように、表示部110から出射された第1光束L1および第2光束L2は、光学部120に入射する。
光学部120は、第1出射位置Pe1(第1出射領域Re1)と、第2出射位置Pe2(第2出射領域Re2)と、を含む。第1出射領域Re1の一部は、第2出射領域Re2の一部と重なってもよいし、重ならなくてもよい。
第1光束L1は、第1出射領域Re1を通過し、第2光束L2は、第2出射領域Re2を通過する。
光学部120に入射した第1光線L11は、第1出射位置Pe1から出射される。光学部120に入射した第2光線L21は、光学部120の第2出射位置Pe2から出射される。第1出射領域Re1及び第2出射領域Re2は、第1光学部材121a上に位置する。
光学部120を通過した第1光束L1及び第2光束L2は、反射部130に入射する。表示装置100において画像情報を含む光は、反射部130に対して斜めに入射する。例えば、配置面10に対する第1光線L11の入射角度θ11は、25度以上45度以下である(図2(b))。反射部130は、光学部120を通過した第1光束L1の少なくとも一部と、光学部120を通過した第2光束L2の少なくとも一部と、を反射する。
反射部130は、第1反射領域Rr1と、第2反射領域Rr2と、を含む。第1反射領域Rr1は、第1光束L1の少なくとも一部を反射する。第2反射領域Rr2は、第2光束L2の少なくとも一部を反射する。
例えば、第1反射領域Rr1と第2反射領域Rr2とは、互いに重ならない。あるいは、例えば、第1反射領域Rr1の一部は、第2反射領域Rr2の一部と重なってもよい。
第1反射領域Rr1の中心(第1反射位置Pr1)は、第1反射面133a上に位置し、第2反射領域Rr2の中心(第2反射位置Pr2)は、第2反射面133b上に位置する。
反射部130は、第1反射位置Pr1において、第1光線L11を反射する。また、反射部130は、第2反射位置Pr2において、第2光線L21を反射する。
第1出射領域Re1と第1反射領域Rr1との間の距離は、第2出射領域Re2と第2反射領域Rr2との間の距離よりも短い。すなわち、例えば、第1光束L1は、観視者80の頭部側(観視者80から見て内側)を通り、第2光束L2は、観視者80の頭部とは反対側(観視者80から見て外側)を通る。なお、第1出射領域Re1と第1反射領域Rr1との間の距離は、第1出射領域Rr1に含まれる1点と第1反射領域Rr1に含まれる1点とを結ぶ線分が最も短くなる時の、その線分の長さである。同様に、第2出射領域Re2と第2反射領域Rr2との間の距離は、第2出射領域Re2に含まれる1点と第2反射領域Rr2に含まれる1点とを結ぶ線分が最も短くなる時の、その線分の長さである。
前述したように、反射部130は、フレネル状構造のミラーである。このため、例えば、第1反射面133aにおける第1光線L11の入射角度(第1入射角度θ1)は、第2反射面133bにおける第2光線L21の入射角度(第2入射角度θ2)よりも、大きい(図2(b))。例えば、第1入射角度θ1は、15度以上30度以下である。例えば、第2入射角度θ2は、5度以上20度以下である。
反射部130で反射された、第1光束L1の少なくとも一部および第2光束L2の少なくとも一部は、眼球150へ投影される。これにより、観視者80は、画像情報に対応した像を見ることができる。
図3(a)に表したように、光学部120によって、中間像50が形成される。
中間像50は、表示部110が出射する画像情報に対応した像である。中間像50は、第1光束L1による像51と、第2光束L2による像52と、を含む。
光学部120は、光学部120と反射部130との間の第1光束L1に第1焦点Q1を形成させ、光学部120と反射部130との間の第2光束L2に第2焦点Q2を形成させる。そして、実施形態においては、第1焦点Q1と第1反射領域Rr1との間の第1距離D1は、第2焦点Q2と第2反射領域Rr2との間の第2距離D2よりも、短い。なお、第1焦点Q1と第1反射領域Rr1との間の距離は、第1焦点Q1と第1反射領域Rr1に含まれる点とを結ぶ線分が最も短くなるときの、その線分の長さである。同様に、第2焦点Q2と第2反射領域Rr2との距離は、第2焦点Q2と第2反射領域Rr2に含まれる点とを結ぶ線分が最も短くなるときの、その線分の長さである。なお、第1焦点Q1および第2焦点Q2は、光学部120から放出され反射部130に入射する光束が形成する虚像に含まれる焦点である。
図4は、参考例に係る表示装置を例示する模式図である。
参考例に係る表示装置109は、表示装置100と同様に、表示部110と、光学部129と、反射部139と、を含む。なお、図4には、反射部139の一部のみを示す。
参考例の反射部139は、フレネル状構造のミラーアレイではなく、凹面ミラー15である。また、参考例の光学部129は、反射部139の反射面に応じて適宜調整されている。これ以外の表示装置109の構成は、表示装置100の構成と同様である。
図4に表したように、例えば、参考例の表示装置109において、表示部110から、光束L8と、光束L9と、が出射される。
光束L8の中心の光線L81は、凹面ミラー15上の位置P8において反射され、眼球150へ向けて進行する。光束L9の中心の光線L91は、凹面ミラー15上の位置P9において反射され、眼球150へ向けて進行する。
このようにして、光学部129は、中間像59を形成する。そして、光学部129は、光束L8に焦点Q8を形成させ、光束L9に焦点Q9を形成させる。なお、焦点Q8および焦点Q9は、光学部129から放出され反射部139に入射する光束が形成する虚像に含まれる焦点である。
表示装置109において、焦点Q8と、反射部139上の位置P8と、の間の距離D8は、焦点Q9と、反射部139上の位置P9と、の間の距離D9と、実質的に同じとされる。このように、凹面ミラー15を用いた表示装置109においては、反射部139と中間像59との間の距離は、実質的に一定とされる。
参考例の表示装置109のように、反射部に凹面ミラーを用いることで、表示装置の画角を広くすることができる。しかしながら、凹面ミラーを用いた場合には、反射部が厚くなる。このため、頭部装着用の表示装置において、利便性やデザイン性が損なわれるおそれがある。
これに対して、例えば、凹面ミラー15を、フレネル状構造のミラーアレイとすることで、画角を広くし、さらに、反射部を薄くすることができる。しかし、参考例の表示装置109において、フレネル状構造のミラーアレイを用いると、表示される像に大きな収差が生じる場合がある。
次に、表示装置に生じる収差について説明する。
図5及び図6(a)〜図6(d)は、参考例の表示装置の動作を例示する模式図である。
図5及び図6(a)〜図6(d)に示した表示装置は、実施形態に係る表示装置100と同様に、表示部、光学部及び反射部を有する。但し、ここでは、反射部の一部のみを例示している。図5及び図6(a)〜図6(d)のそれぞれにおいては、反射部の構成が互いに異なるものとする。
図5は、フレネル状構造の反射部131を用いた場合の、中間像の結像位置を例示している。さらに、図5は、凹面ミラー15を反射部として用いた場合の、中間像の結像位置を例示している。
例えば、中間像50の結像位置(形状)は、観視者80の前方に平面の映像を表示するために最適な形状とされる。これは、平面の映像から逆光線追跡(映像が結像する位置から表示部への光路追跡)によって求めることができる。逆光線追跡によって求められた中間像の位置に、投影部(光学部120)が形成する中間像が重なると、観視者は、平面の映像を見ることができる。
図5及び図6(a)〜図6(d)では、このような逆光線追跡によって求められた、中間像の結像位置を示す。
凹面ミラー15を用いた場合、表示部110から出射された画像情報を含む光Laは、凹面ミラー15を経由して、眼球150に投影される。このとき、焦点21において中間像が結像する。一方、フレネル状構造の反射部131を用いた場合、光Laによって、焦点22において中間像が結像する。
凹面ミラー15をフレネル状構造の反射部131とすることで、逆光線追跡によって考えた場合の、光Laの光路(反射方向)が変化する。光Laの光路は、凹面ミラー15を用いた場合の光路Pa2から、フレネル状構造の反射部131を用いた場合の光路Pa1に変化する。すなわち、光路が頭部方向に移動する。これにより、光Laによる中間像の結像位置は、焦点21の位置から焦点22の位置へ変化する。
このように、凹面ミラーをフレネル状構造のミラーアレイとすることで、逆光線追跡によって考えた場合に、画像情報を含む光の焦点位置が、反射面に向かう方向に移動する。つまり、焦点位置が反射部に近くなる。
図6(a)は、反射部にミラー15aを用いた場合の、中間像の結像位置を例示する。例えば、図6(a)の例では、焦点21aにおいて中間像が結像する。
図6(b)は、フレネル状構造の反射部131aを用いた場合の、中間像の結像位置を例示する。反射部131aは、図6(a)に示したミラー15aを複数の領域に分割し、配置面10上に並べたミラーアレイである。図6(b)の例では、焦点22aにおいて中間像が結像する。
図6(c)は、反射部にミラー15bを用いた場合の、中間像の結像位置を例示する。ミラー15bは、図6(a)に示したミラー15aに比べて、傾きが緩やかな(傾きが小さい)面である。すなわち、配置面10とミラー15bの反射面との間の角度は、配置面10とミラー15aの反射面との間の角度よりも小さい。この場合には、焦点21bにおいて中間像が結像する。
図6(d)は、フレネル状構造の反射部131bを用いた場合の、中間像の結像位置を例示する。反射部131bは、図6(c)に示したミラー15bを複数の領域に分割し、配置面10上に並べたミラーアレイである。図6(d)の例では、焦点22bにおいて中間像が結像する。
図5において説明した場合と同様に、図6(b)の焦点22aの位置は、図6(a)の焦点21aが反射面に向かう方向に移動した位置である。また、図6(d)の焦点22bの位置は、図6(c)の焦点21bが反射面に向かう方向に移動した位置である。
焦点21aから焦点22aへの移動距離Daは、焦点21bから焦点22bへの移動距離Dbよりも長い。つまり、配置面10に対して大きな傾きを有する(傾きが急な)ミラーほど、フレネル状構造にした場合に、焦点の位置が大きく移動する。ここで、「傾きが大きい」とは、配置面10とミラー(反射面)との間の角度が大きいことをいう。
このように、フレネル状構造のミラーアレイを用いることで、逆光線追跡で考えた場合の、焦点の位置が移動する。このとき、投影部(光学部120)が形成する中間像の位置が、逆光線追跡で考えた場合の理想的な中間像の位置から離れると観視者から見える像が歪んでしまう。例えば、反射部130の一端で反射した光束の焦点の移動距離と、反射部130の他端で反射した光束の焦点の移動距離と、が異なる場合がある。このため、観視者80が見る画像において、画像の一端が他端よりも遠く見える場合がある。このようにして、観視者80が見る画像の全体に、傾きや像面湾曲などの収差が生じる場合がある。
凹面ミラー15のように、屈折力を有するミラーをフレネル状構造のミラーアレイとした場合には、特に収差が生じやすい。ミラーアレイが屈折力を有する場合には、図3に表したように、反射面133ごとに配置面10との間の角度が異なる。例えば、第2反射面133bは、第1反射面133aよりも、大きな傾きを有している。このため、図6(a)〜図6(d)における説明と同様に、第2反射面133bを介して観視される像の結像位置は、第1反射面133aを介して観視される像の結像位置に比べて、反射部に近くなりやすい。すなわち、収差が生じやすい。
これに対して、実施形態においては、図3(a)に表したように中間像50の形状をMMAに適した形状とすることで、上述の収差を抑制する。
フレネル状構造のミラーアレイを用いた表示装置において、逆光線追跡を行った場合、平面の映像から中間像までの間では、反射部(MMA)と、眼球150と、反射部と眼球150との相対位置と、が光路に影響を与える。つまり、平面の映像を表示する位置と、アイレリーフ(反射部と眼球との間の距離)と、反射部の形状と、によって中間像の形状が決められる。これらの要素から求められる中間像の形状は、図3(a)に表したような形状となる。そこで、この形状と一致する中間像を形成することのできる投影部を用意することで、収差を抑制することができる。
具体的には、第2反射面133bに対応した中間像(像52)が結像する点を、第2反射面133b(第2反射位置Pr2)から遠い位置に配置する。そして、第1反射面133aに対応した中間像(像51)が結像する点を、第1反射面133a(第1反射位置Pr1)から近い位置に配置する。これにより、第1焦点Q1と第1反射領域Rr1との間の第1距離D1は、第2焦点Q2と第2反射領域Rr2との間の第2距離D2よりも短くなる。
このように、中間像の形状をMMAに適した形状とすることによって、反射部をフレネル状構造としたことで生ずる光路(焦点)のずれを補正し、収差を抑制することができる。
具体的には、光学部120に正の屈折力を有する偏心レンズを用いる。これにより、例えば、図2のように、第2光線L21は迂回して反射部130へ向かい、第1光線L11は、直線的に反射部130へ向かう。このため、第1光線L11の光路は短くなり、第2光線L21の光路は長くなる。また、偏心レンズのうち第2光線L21が通過する部分の屈折力を比較的大きくする。これにより、中間像50の像52の位置を、表示部110に近づけることができる。このような光路とすることで、収差を抑制することができる。
図7(a)〜図7(d)は、第1の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。 図7(a)〜図7(d)に表した表示装置100a〜100dは、表示装置100の変形例である。表示装置100a〜100dのそれぞれは、表示装置100と同様に、表示部110と、光学部120と、反射部130と、を含む。表示装置100a〜100dにおいては、アイレリーフ(反射部130と眼球150との間の距離)を変化させている。なお、図7(a)〜図7(d)においては、反射部130の一部のみを示す。
表示装置100aにおいては、アイレリーフは、15ミリメートル(mm)である。表示装置100bにおいては、アイレリーフは、30mmである。表示装置100cにおいては、アイレリーフは、50mmである。表示装置100dにおいては、アイレリーフは、70mmである。
表示装置100a〜100dにおいても、第1距離D1は、第2距離D2よりも短い。そして、アイレリーフの長さに応じて、中間像50の形状を変化させる。図7(a)〜図7(d)に表したように、アイレリーフが短いほど、中間像50の傾きを大きくする。すなわち、アイレリーフが短いほど、第1距離D1と第2距離D2との差を大きくする。さらに、アイレリーフの長さが短い程、第1光線L11の反射位置(第1反射位置Pr1)と、第2光線L21の反射位置(第2反射位置Pr2)と、の間の距離を短くする。このように、アイレリーフの長さに応じて、中間像の形状を変化させることで、収差を抑制し、見易い表示を得ることができる。
アイレリーフが長すぎる場合、表示装置が大型となり、利便性やデザイン性が損なわれる。実施形態においては、アイレリーフは、好ましくは、10mm以上40mm以下である。このとき、第1距離D1は、第2距離D2の1.5倍以上5.0倍以下である。
以上説明したように、実施形態に係る表示装置においては、フレネル状構造の反射部130を用い、さらに、アイレリーフを短くする。これにより、表示装置の大型化を抑制する。そして、反射部130が屈折力を有する場合には、画角を広くすることができる。この際、第1距離D1を、第2距離D2よりも短くする。これにより、収差を抑制することができ、見易い表示を提供することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
図8に表したように、第2の実施形態に係る表示装置102は、表示部110と、光学部122と、反射部130と、を含む。第2の実施形態は、光学部122において、第1の実施形態と異なる。
光学部122は、複数の光学部材121を含む。また、光学部122は、第1光束L1および第2光束L2が通過するプリズム121pを含む。プリズム121pは、複数の光学部材121のうちのいずれかである。
プリズム121pのうち第1光束L1が通過する部分の、第1光束L1の進行方向に沿った光学的距離は、プリズム121pのうち第2光束L2が通過する部分の、第2光束L2の進行方向に沿った光学的距離よりも長い。これにより、光路を曲げて、内側と外側とで光路差をつけることができる。つまり、第2光線L21の反射部130までの光路長を、第1光線L11の反射部130までの光路長よりも長くすることができる。これにより、焦点の位置を調整することができ、収差を抑制することができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
図9に表したように、第3の実施形態に係る表示装置103は、表示部110と、光学部123と、反射部130と、を含む。第3の実施形態は、光学部123において、第1の実施形態と異なる。
光学部123は、複数の光学部材121を含む。また、光学部123は、反射部材121mを含む。反射部材121mは、複数の光学部材121のうちのいずれかである。反射部材121mは、第1光束L1および第2光束L2を反射する反射面S1を有する。反射部材121mの反射面S1は、平面である。
反射部材121mを用いることで、表示部110から出射された画像情報を含む光の進行方向を変化させる。これにより、例えば、第1光線L11の光路および第2光線L21の光路が、眼鏡フレーム(保持部320)の形状に沿うようにすることができる。例えば、表示装置103を、観視者80の頭部に密着させ、装着しやすくすることができる。例えば、光学部が眼鏡フレームから、はみ出さないようにすることができ、デザイン性やバランスを向上させることができる。
図10は、第3の実施形態に係る別の表示装置を例示する模式図である。
図10に表した表示装置104の光学部124は、反射部材121nを含む。これ以外の表示装置104の構成は、表示装置103と同様である。
反射部材121nは、第1光束L1の少なくとも一部および第2光束L2の少なくとも一部を反射する反射面S2を有する。反射部材121nの反射面S2は、例えば、凹面状であり、屈折力を有する。
反射部材121nを用いることで、表示装置103と同様に、光路が眼鏡フレームの形状に沿うようにすることができる。反射面S2が屈折力を有することにより、さらに光路を調整することができる。これにより、例えば、光学部材121の数(例えばレンズの数)を減らすことができる。
図11は、第3の実施形態に係る別の表示装置を例示する模式図である。
図11に表した表示装置105の光学部125は、反射部材121rを含む。これ以外の表示装置105の構成は、表示装置103と同様である。
反射部材121rは、第1光束L1及び第2光束L2を反射する反射面S3を有する。反射部材121rの反射面S3は、平面である。
さらに、反射部材121rは、反射面S3の面内の方向に延在する回転軸121xを含む。回転軸121xは、反射面S3の法線n1と垂直な方向に延在する。反射面S3は、回転軸121xを中心軸として回転することができる。反射面S3の回転に応じて、第1光線L11の光路および第2光線L21の光路が変化する。
反射部材121rを回転させても、第1光線L11の光路長と、第2光線L21の光路長と、の関係は変わらない。これにより、例えば、表示部110と、反射部130と、の位置関係を調節することができ、表示装置を装着しやすくすることができる。例えば、眼鏡フレームのつるを折り曲げられるようになり、装着性を向上させることができる。また、つるを折り曲げられることで、収納性を向上させることができる。
図12は、実施形態に係る表示装置を例示する模式図である。
図12は、実施形態に係る表示装置のシステム構成の一例を例示している。なお、図12に表した例は、実施形態に係る表示装置の一例であり、必ずしも実際のモジュールとは一致しない場合がある。
図12に表したように、処理部140は、例えば、インターフェース42、処理回路(プロセッサ)43、及びメモリ44を含む。
例えば、処理部140は、インターフェース42を介して、外部の記憶媒体やネットワークと接続され、画像情報を取得する。外部との接続には、有線及び無線のいずれの方法を用いてもよい。
メモリ44には、例えば取得した画像情報を処理するプログラム45が記憶されている。例えばプログラム45に基づいて画像情報が適宜変換され、これにより、表示部110において適切な表示が行われる。メモリ44において、画像情報が保持されていてもよい。プログラム45は、予めメモリ44に記憶された状態で提供されてもよいし、CD−ROM等の記憶媒体やネットワークを介して提供され、適宜インストールされてもよい。
処理部140は、センサ46を含んでもよい。センサ46には、例えば、カメラ、マイク、位置センサ又は加速度センサなどの任意のセンサを用いることができる。例えば、センサ46から得られる情報に基づいて、表示部110に表示される画像を適宜変更する。これにより、表示装置の利便性や見易さを向上させることができる。
例えば、処理回路43において、センサ46から得られる情報や画像情報などが、プログラム45に基づいて処理される。
このようにして得られた画像情報が、処理部140から表示部110に入力され、表示装置において表示が行われる。
処理部140の各ブロックの一部、又は全部には、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路またはIC(Integrated Circuit)チップセットを用いることができる。各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
実施形態によれば、見易い表示装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、表示部、光学部、反射部、保持部および処理部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…配置面、 11…第1面、 12…第2面、 15…凹面ミラー、 15a、15b…ミラー、 21、21a、21b、22、22a、22b…焦点、 42…インターフェース、 43…処理回路、 44…メモリ、 45…プログラム、 46…センサ、 50…中間像、 51、52…像、 59…中間像、 80…観視者、 100、100a〜100d、102〜105、109…表示装置、 110…表示部、 110e…画素、 120…光学部、 121…光学部材、 121a…第1光学部材、 121b…第2光学部材、 121f…レンズ、 121m、121n、121r…反射部材、 121p…プリズム、 121x…回転軸、 122〜125、129…光学部、 130、131、131a、131b…反射部、 133…反射面、 133a…第1反射面、 133b…第2反射面、 139…反射部、 140…処理部、 150…眼球、 170、171…像、 320…保持部、 D1…第1距離、 D2…第2距離、 D8、D9…距離、 Da、Db…移動距離、 L0…光、 L1…第1光束、 L11…第1光線、 L2…第2光束、 L21…光線、 L8、L9…光束、 L81、L91…光線、 La…光、 Le…外光、 Pe1…第1出射位置、 Pe2…第2出射位置、 Pr1…第1反射位置、 Pr2…第2反射位置、 P8、P9…位置、 Pa1、Pa2…光路、 Q1…第1焦点、 Q2…第2焦点、 Q8、Q9…焦点、 Rd1…第1表示領域、 Rd2…第2表示領域、 Re1…第1出射領域、 Re2…第2出射領域、 Rr1…第1反射領域、 Rr2…第2反射領域、 S1〜S3…反射面、 n1…法線、 V1…第1部分、 V2…第2部分

Claims (19)

  1. 第1表示領域と、第2表示領域と、を含む表示部と、
    第1出射領域と、第2出射領域と、を含む光学部と、
    前記第1表示領域から出射され前記第1出射領域を通過する第1光束の少なくとも一部と、前記第2表示領域から出射され前記第2出射領域を通過する第2光束の少なくとも一部と、を反射する反射部であって、前記第1光束の前記少なくとも一部を反射する第1反射領域と、前記第2光束の前記少なくとも一部を反射する第2反射領域と、を含み、複数の反射面を有し屈折力を有する前記反射部と、
    を備え、
    前記第1出射領域と前記第1反射領域との間の距離は、前記第2出射領域と前記第2反射領域との間の距離よりも短く、
    前記光学部は、前記光学部と前記反射部との間の前記第1光束の第1焦点を形成させ、前記光学部と前記反射部との間の前記第2光束の第2焦点を形成させ、
    前記第1焦点と前記第1反射領域との間の第1距離は、前記第2焦点と前記第2反射領域との間の第2距離よりも短い表示装置。
  2. 前記反射部は、第1反射面と、前記第1反射面に対して傾斜した第2反射面と、を含み、
    前記第1反射領域の中心は、前記第1反射面上に位置し、
    前記第2反射領域の中心は、前記第2反射面上に位置する請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1反射面における前記第1光束の中心の第1光線の第1入射角は、前記第2反射面における前記第2光束の中心の2光線の第2入射角とは異なる請求項記載の表示装置。
  4. 前記第1反射面における前記第1光束の中心の第1光線の第1入射角は、前記第2反射面における前記第2光束の中心の第2光線の第2入射角よりも大きい請求項記載の表示装置。
  5. 前記第1反射面は、配置面上において前記第2反射面と並び、
    前記第1反射面と前記配置面との間の角度は、前記第2反射面と前記配置面との間の角度よりも小さい請求項記載の表示装置。
  6. 前記光学部は、第1光学部材と、前記第1光束に含まれる光線の光路上において前記第1光学部材と前記表示部との間に設けられた第2光学部材と、をさらに含み、
    前記第1出射領域及び前記第2出射領域は、前記第1光学部材上に位置する請求項1〜のいずれか1つに記載の表示装置。
  7. 前記光学部は、前記第1光束及び前記第2光束が通過する第1レンズを含み、
    前記第1レンズは、
    前記第1光束が通過する第1部分と、
    前記第2光束が通過する第2部分と、
    を含み、
    前記第1部分の前記第1光束の方向に沿った長さは、前記第2部分の前記第2光束の方向に沿った長さよりも長い請求項1〜のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記光学部は、前記第1光束及び前記第2光束が通過する第1レンズを含み、
    前記第1レンズは、
    前記第1光束が通過する第1部分と、
    前記第2光束が通過する第2部分と、
    を含み、
    前記第1部分の屈折力は、前記第2部分の屈折力よりも小さい請求項1〜のいずれか1つに記載の表示装置。
  9. 前記光学部は、前記第1光束及び前記第2光束が通過するプリズムを含み、
    前記プリズムは、
    前記第1光束が通過する部分と、
    前記第2光束が通過する部分と、
    を含み、
    前記第1光束が通過する前記部分の前記第1光束の方向に沿った光学的距離は、前記第2光束が通過する前記部分の前記第2光束の方向に沿った光学的距離よりも長い請求項1〜のいずれか1つに記載の表示装置。
  10. 前記反射部は、前記第1光束の一部及び前記第2光束の一部を透過させる請求項1〜のいずれか1つに記載の表示装置。
  11. 前記反射部は、前記光学部の側の第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を有し、
    前記反射部は、前記第2面から前記反射部に入射する外光の少なくとも一部を透過させる請求項1〜1のいずれか1つに記載の表示装置。
  12. 前記光学部は、前記第1光束の少なくとも一部及び前記第2光束の少なくとも一部を反射する面を有する反射部材をさらに含む請求項1〜1のいずれか1つに記載の表示装置。
  13. 前記反射部材の前記面は、屈折力を有する請求項1記載の表示装置。
  14. 前記反射部材は、回転軸を含み、
    前記反射部材の前記面は、前記回転軸を軸として回転可能であり、
    前記第1光束に含まれる光線の光路は、前記反射面の回転に応じて変化する請求項12または1記載の表示装置。
  15. 前記第1距離は、前記第2距離の1.5倍以上5.0倍以下である請求項1〜1のいずれか1つに記載の表示装置。
  16. 前記反射部、前記光学部及び前記表示部の少なくともいずれかを保持する保持部をさらに備え、
    観視者の頭部に装着可能な請求項1〜1のいずれか1つに記載の表示装置。
  17. 前記保持部は、前記観視者の眼球と、前記表示部と、の間の距離を規定する請求項1記載の表示装置。
  18. 前記観視者の眼球と、前記表示部と、の間の前記距離は、10ミリメートル以上40ミリメートル以下である請求項1記載の表示装置。
  19. 前記表示部及び前記光学部は、装着時において前記頭部と前記保持部との間に配置される請求項1〜1のいずれか1つに記載の表示装置。
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