JP6086734B2 - 郵便窓口端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、郵便窓口端末装置に関する。
郵便局などの窓口で郵便業務に使用される証紙を発行する証紙発行機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、書留などの郵便物に貼付するための追跡用ラベルを発行する手動式のバーコードラベル貼付機が知られている。また、宅配用の荷物に貼付する仕分けラベルを発行するラベルプリンタが知られている。
一般的な郵便局などの窓口では、上述したように、証紙、追跡用ラベル、仕分けラベルなどが別々の発行装置により発行されている。このため、郵便局などの窓口では、上記証紙発行機、バーコードラベル貼付機、仕分けラベル発行用ラベルプリンタ、「速達」,「書留」,「簡易書留」,「現金書留」等の文字のスタンプなどが、窓口近傍に配置される。また、郵便局などの窓口では、郵便局員などが、引受けた郵便物の種別毎に、証紙、追跡ラベル、発送種別ラベルなど規定されたラベルを貼付する作業を行う。
特開平10−162171号公報
上述したように、郵便局などの窓口では、郵便物の引受けの際、郵便局員などが、郵便物の種別に応じたスタンプの押印や、証紙発行機、バーコードラベル貼付機、仕分けラベル発行用ラベルプリンタ、などの発行装置毎にそれぞれ煩雑な操作を行うことを要する。このため、郵便局員などは各種郵便物に対しスタンプや貼付を必要とする発行装置毎にそれぞれを操作し判断しながら業務を行うので、各種郵便物へのスタンプミスや規定されたラベルの貼付ミスあるいは貼付忘れなどの人為的ミスを生じさせる可能性がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で郵便物に貼付する各種貼付物の貼付ミスやスタンプミス等の人為的ミスを防止可能であり、郵便局員などの作業負荷を軽減させることが可能な郵便窓口端末装置を提供することを目的とする。
本発明の郵便窓口端末装置は、繰出された用紙に印字部で印字を行った後、郵便物に貼付する枚葉状の印刷物を発行する郵便窓口端末装置であって、前記郵便物の種別を示す識別情報と、前記識別情報が示す郵便物の種別に対応し、前記繰出される用紙の搬送方向を基準に、用紙の向き、および、該用紙の搬送方向に沿った長さを有する各種フォーマット情報と、郵便情報と、を記憶する記憶部と、少なくとも前記郵便物の種別を示す識別情報を入力する入力部と、前記入力部により前記識別情報が入力されると、前記記憶部から読み出した、前記識別情報が示す郵便物の種別に対応した各種フォーマット情報及び郵便情報に基づいて、前記印字部により、前記郵便情報を前記繰出された用紙に前記用紙の搬送方向に沿った長さと前記用紙の向きで印字して前記郵便物に係わる各種印刷物を発行する処理を行う制御部と、を有することを特徴とする。
上記本発明に係る郵便窓口端末装置は、入力部により識別情報が設定された場合、制御部が、識別情報が示す郵便物の種別に対応した各種フォーマット情報に基づいて、印字部により、郵便情報を繰出された用紙にその用紙の搬送方向に沿った長さと前記用紙の向きで、印字することで印刷物を発行する処理を行う。このため、郵便窓口端末装置は、簡単な構成で、1つの郵便物に貼付する各種印刷物を発行することができる。
本発明によれば、簡単な構成で、一つの郵便物に施さなければならないあらゆるもの(例えば、スタンプ押印、仕分けラベル、追跡ラベル、証紙など)を貼付する各種ラベルとして発行可能な郵便窓口端末装置を提供することができるので、郵便物へのスタンプミスや貼付する各種印刷物の貼付ミスや貼付忘れなどの人為的ミスを防止することが可能である。また、本発明によれば、郵便窓口端末装置は、1つの郵便物に施さなければならないあらゆるものを各種印刷物として印字発行するので、局員は、発行装置毎にそれぞれ煩雑な操作や作業判断を行うことがないので、局員の作業負荷を軽減することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置を備えた配達管理システムの一例を示す全体図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置のプリンタの一例を示す構成図、(a)は証紙・ラベル発行用の印字発行部の構成図、(b)は受領証発行用の印字発行部の構成図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の電気的な構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置により発行されるラベルなどの一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の記憶部が記憶する郵便物の種別を示す識別情報とラベルフォーマット情報と郵便情報の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の記憶部が記憶する郵便物の種別を示す識別情報、ラベル種別情報、発行順情報の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の制御部の機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置により簡易書留の物品に対して発行する複数種類のラベルの一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置により宅配便扱いの物品に対して発行する複数種類のラベルの一例を示す図。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置の動作の他の例を示すフローチャート。
本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置を備えた配達管理システム700の一例を示す全体図である。
郵便物などの物品の配達に関する配達管理システム700は、郵便窓口端末装置100と、郵便局内サーバ501と、携帯端末装置502、などを有する。この郵便窓口端末装置100と、郵便局内サーバ501と、ハンディスキャナなどの携帯端末装置502とは、郵便局500などに配置されており、それぞれがLANなどの通信路505を介して、データ通信可能に接続されている。
また、配達管理システム700は、更に、管理センターなどに設置された管理サーバ600と、他の郵便局510内に設置された各端末装置511、などを有する。
上記郵便窓口端末装置100、郵便局内サーバ501、携帯端末装置502などは、通信路505、および、通信ネットワーク(通信路)710などを介して、管理サーバ600や各端末装置511などとデータ通信可能に接続されている。
郵便局500の郵便窓口では、郵便局員などが郵便物を引受けたとき、郵便窓口端末装置100を操作して、郵便物の種別を示す識別情報(切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)書留、簡易書留など)や郵便情報(郵便物に貼付するラベルの発行に必要な情報等)などを入力し設定する。郵便窓口端末装置100は、その郵便物の種別情報に関連付けられたラベルフォーマット情報および郵便情報に基づいて、その郵便物に対応した証紙(メータースタンプ)、追跡番号を示すバーコードラベル、レシート(受領証)などの各種ラベル(郵便物に貼付する枚葉状の印刷物)を発行する。この受領証には、上記追跡番号が印字されていてもよい。尚、小包は本発明でいう郵便物に該当するものとする。郵便物や小包を配達物ともいう。
郵便局員は、郵便物に証紙(メータースタンプ)や追跡番号を示すバーコードラベルなどを貼付し、レシート(受領証)をその郵便物の依頼者に渡し、その郵便物を配送担当者などに引き渡す。
郵便窓口端末装置100は、郵便物の種別、引受日、引受日時、追跡番号など、その郵便物に関する郵便情報を通信路505を介して郵便局内サーバ501に送信する。郵便局内サーバ501は、その郵便物に関する情報を通信路505および通信ネットワーク710を介して、管理サーバ600等に送信する。管理サーバ600は、各郵便局500、510などの郵便局内サーバ501から送信された郵便物に関する情報を統括して管理する。
図2は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の一例を示す図である。図2に示したように、郵便窓口端末装置100は、プリンタ101と、タッチパネル装置200と、計量装置300とを有する。このプリンタ101、タッチパネル装置200、および、計量装置300はそれぞれ通信線などによりデータ通信可能に接続されている。尚、プリンタ101を郵便窓口端末装置100と称呼するときもある。
プリンタ101は、略直方体形状の本体部の正面側に、受領証(レシート)発行用の印字発行部で発行された受領証の排紙口102と、証紙・ラベル発行用の印字発行部で発行された証紙や各種ラベルの排紙口103とが並んで設けられ、本体部の正面右下部に、残り発行ラベル枚数などを表示する数字表示部17が設けられている。
タッチパネル装置200は、郵便物に関する情報を画面に表示する。また、タッチパネル装置200は、郵便局員による操作情報をプリンタ101や郵便局内サーバ501に送信する。また、タッチパネル装置200は、テンキー入力装置205と無線通信路または有線通信路を介してデータ通信可能に接続された構成であってもよい。
計量装置300は、本体部の上部側に、計量部301の載置部が設けられ、本体部の正面側に郵便物の重量などを表示する重量表示部302と、書留郵便物、簡易書留郵便物、速達郵便物などの郵便物の種別を入力する入力部としての入力ボタン303、などが設けられている。計量装置300は、郵便物などの重量情報や、郵便物の種別を示す情報などを、タッチパネル装置200やプリンタ101に送信する。
<郵便窓口端末装置100のプリンタ101>
次に、郵便窓口端末装置100のプリンタ101の構成の一例を説明する。
図3は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100のプリンタ101の一例を示す構成図であり、詳細には、図3(a)は証紙・ラベル発行用の印字発行部15の構成図であり、図3(b)は受領証発行用の印字発行部16の構成図である。
<証紙・ラベル発行用の印字発行部15>
図3(a)に示したように、プリンタ101の証紙・ラベル発行用の印字発行部15は、台紙レスラベル用紙1aをロール状に巻いた台紙レスラベルロール1が着脱自在に設けられている。
この台紙レスラベルロール1は、一方の面側に、複数色の感熱発色層が形成され、他方の面側に、郵便物に貼付される粘着層が形成された感熱式ラベルロールである。各感熱発色層の発色温度はそれぞれ異なるように設定されている。本実施形態では、台紙レスラベルロール1は、一方の面側に赤色発色層と黒色発色層とを有する。具体的には、基紙上に、赤色発色層を設け、その赤色発色層上に黒色発色層を設けている。赤色発色層は低温発色(発色温度が約80℃)に設定され、黒色発色層は高温発色(発色温度が約160℃)に設定されている。
このラベルロール1は、ロール装填部2に回転可能にセットされている。
プリンタ101は、図3(a)に示したように、台紙レスラベル用紙1aの引き出し方向の下流側に、印字ヘッド3aとプラテンローラ3bとを備える印字部3が配置され、さらに、印字部3より下流側近傍にカッタ部4が配置され、カッタ部4より下流側近傍にラベル受け部5が配置されている。
カッタ部4より下流側で、ラベル受け部5の後端側(ラベル用紙1aの送出方向と反対側)の略真上位置などにラベル検出部6が配置されている。ラベル検出部6は、ラベル受け部5上に送出された台紙レスラベル用紙1a(又は台紙レスラベルL)の有無を検出する。
ラベルロール1は、上述したように、一方面(上面)に印字面、他方面(下面)に粘着剤を塗布した粘着面である長尺帯状の台紙レスラベル用紙1aが、印字面に剥離加工を施してロール状に巻回されており、ロール装填部2に回転可能に支持される。ラベルロール1から引き出される台紙レスラベル用紙1aは案内ローラ9を介して印字部3の印字ヘッド3aとプラテンローラ3bとの間に供給され、プラテンローラ3bの駆動回転により台紙レスラベル用紙1aが引き出されるようになっている。
印字部3の印字ヘッド3aはサーマルヘッドで構成され、印字ヘッド3aの発熱体を選択的に発熱させて、移送される台紙レスラベル用紙1aの印字面に印字を施す。この際、制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報に関連付けられた印字色情報に基づいて、印字部3の印字ヘッド3aとしてのサーマルヘッドにより、台紙レスラベルロールから繰出されたラベル用紙1aに、その該印字色情報に応じた発色温度に制御して、所定の印字色で印字処理を行う。
また、印字ヘッド3aとで台紙レスラベル用紙1aを挟着するプラテンローラ3bは、表面に離型剤がコーティングされており、台紙レスラベル用紙1aの印字面とは反対側の粘着面に塗布されている粘着剤が付着しないようにしてあり、それによって台紙レスラベル用紙1aの送出が円滑に行われるようになっている。尚、台紙レスラベル用紙1aの粘着面に塗布された粘着剤がプラテンローラ3bに付着しにくくする構成は、上記構成に限らず、プラテンローラ3b自体又はプラテンローラ3bの最外層部分を易剥離性の部材で構成してもよい。そして、プラテンローラ3bはステッピングモータで駆動回転するように構成されている。
印字部3でラベル1枚分のデータが印字された台紙レスラベル用紙1aを切断するカッタ部4は、剪断作用で台紙レスラベル用紙1aを切断する上下一対の帯状の刃体で構成されている。具体的には、カッタ部4は、直線状に送出される台紙レスラベル用紙1aの下側に配置される固定刃4aと、台紙レスラベル用紙1aの上側に配置され、固定刃4aに向けて進退動する可動刃4bとを有する。可動刃4bは、モータ(ステッピングモータ)で駆動するように構成されている。カッタ部4は、印字部3の下流側で、プラテンローラ3bに接近して配置されている。
なお、ラベルロール1は、ラベル用紙1aの裏側面に粘着層を形成しているが、これに限らず、例えば、ラベル用紙1aの裏面側の粘着層は通常時粘着性を有しておらず、加熱されると熱活性化し粘着層を形成するラベルロール1としてもよい。詳細には、プラテンローラ3b又はラベル受け部5等の何れかをヒートローラを兼ねる機構とし、該ヒートローラによりラベル用紙1aの裏面側が加熱されることにより、粘着面が熱で活性し貼着可能な粘着層を形成するラベルロール1としてもよい。
また、ラベルロール1は、感熱層を備えない単なる用紙ロールであってもよい、この場合、巻回されたインクリボンを介して印字ヘッド3aがインクリボンを加熱することにより、ラベル用紙1aの表面に熱転写するようにしてもよい。
印字部3で印字された台紙レスラベル用紙1aは、カッタ部4の固定刃4aと可動刃4bとの間を通って下流側に送出されるが、その送出される台紙レスラベル用紙1a部分を略水平状に支持するラベル受け部5がカッタ部4の下流側近傍に配置されている。そのラベル受け部5は、外周面が剥離処理された回転筒などを有する。
ラベル受け部5におけるカッタ部4寄りの略真上位置に、印字部3で所定の郵便情報が印字された台紙レスラベル用紙1aが送出されたか否か、および、切断送出された台紙レスラベルLが存在するか否か、を検出するラベル検出部6が配置されている。
ラベル検出部6は、反射型光学センサなどで構成されている。ラベル検出部6は、受光する反射光のレベルの変化(差)に基づいて、ラベル受け部5上における台紙レスラベル用紙1a又は台紙レスラベルLの有無を検出し、その検出情報を後述する制御部10に出力する。
ラベル検出部6の検出タイミングは、台紙レスラベル用紙1aを印字ヘッド3aの位置からラベル受け部5へ向けて送出するプラテンローラ3bの駆動回転後に行われるように制御されている。
<受領証発行用の印字発行部16>
受領証発行用の印字発行部16は、上記証紙・ラベル発行用の印字発行部15と略同様な構成要素であり、同様な構成要素については同一符号を付して説明を省略する。
図3(b)に示したように、プリンタ101の受領証発行用の印字発行部16は、ラベル用紙1Raをロール状に巻いたラベルロール1Rが着脱自在に設けられている。このラベルロール1Rは、一方の面側に、黒色などの単色の感熱発色層が形成され、他方の面側に粘着層が形成されていない感熱式ラベルロールである。
印字発行部16のその他の構成要素は、図3(a)に示した印字発行部15と略同様である。ラベルロール1Rから引き出されるラベル用紙1Raは案内ローラ9を介して印字部3の印字ヘッド3cとプラテンローラ3dとの間に供給され、プラテンローラ3dの駆動回転により台紙レスラベル用紙1Raが引き出されるようになっている。印字部3Rで印字されたラベル用紙1Raは、カッタ部4の固定刃4aと可動刃4bとの間を通って下流側に送出され、カッタ部4によりカットされて、受領証(レシート)LRとして排紙される。
尚、ラベル用紙1Raの裏面側に、粘着層が形成されていないので、印字発行部16のプラテンローラ3dなどの表面には、粘着剤の付着防止加工を施さなくともよい。
なお、本発明の実施の形態において、郵便窓口端末装置100は、印字発行部15および印字発行部16を備えているがこれに限らず、印字発行部15のみのとし印字発行部16を備えなくてもよい。この場合は、ラベル用紙1aの裏面側の粘着層は、加熱されることにより粘着層を形成するようにし、プラテンローラ3b又はラベル受け部5等の何れかをヒートローラを兼ねる機構とし、該ヒートローラによりラベル用紙1aの裏面側が加熱されることにより、粘着面が熱で活性し貼着可能な粘着層を形成するラベルロール1とする。従って、受領証(レシート)LRを発行する場合には、ヒートローラで加熱を行わないので粘着層が形成されることがないためレシートとして使用することができる。
図4は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の電気的な構成の一例を示す図である。郵便窓口端末装置100は、上述したように、プリンタ101と、タッチパネル装置200と、計量装置300(計量部)と、を有する。
<プリンタ101>
プリンタ101は、制御部(CPU)10と、記憶部11と、通信部12と、インタフェース(I/F)14と、証紙・ラベル発行用の印字発行部15と、受領証発行用の印字発行部16と、数字表示部17と、ハンディスキャナなどの撮像部18と、などを有する。各構成要素は、バスなどのデータ通信線やインタフェース(I/F)14を介して電気的に接続されている。
制御部(CPU)10は、本実施形態では、記憶部11に記憶された制御プログラム(PRG)を実行することにより、郵便窓口端末装置100の各構成要素を統括的に制御する。
記憶部11は、郵便窓口端末装置100の制御プログラム(PRG)、制御用データなどを記憶する。記憶部11は、RAM、ROM、ハードディスクドライブなどで構成されている。
記憶部11は、郵便物の種別を示す識別情報と、該識別情報が示す郵便物の種別に対応したラベルのラベルフォーマット情報と、郵便情報と、を関連付けて記憶する。
また、記憶部11は、郵便物の種別を示す識別情報と、その郵便物の種別により規定される、郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベル種別情報と、郵便物への種類の異なるラベルの発行順を示す発行順情報と、を関連付けて記憶する。
RAMは、ワークエリアを有し、そのワークエリアに、印字データをドットデータに展開するドット展開記憶部、ラベルフォーマットファイルからフォーマット情報を呼び出して記憶する呼び出しフォーマット記憶部、郵便情報などを呼び出して記憶する郵便情報記憶部などを有する。
通信部12は、制御部10の制御により、郵便局内サーバ501や携帯端末装置502などと通信路505を介してデータ通信を行う。また、通信部12は、通信路505、通信ネットワーク710を介して、管理サーバ600、他の郵便局510などの各端末装置511などとデータ通信を行う。
証紙・ラベル発行用の印字発行部15は、プラテンローラ3bを駆動回転するステッピングモータ151と、サーマルヘッド152(印字ヘッド3a)と、カッター駆動用モータ153と、などを有する。証紙・ラベル発行用の印字発行部15は、制御部10の制御により台紙レスラベル用紙1aに所定のラベルフォーマット情報と郵便情報とに応じた印字を行い、印字された台紙レスラベル用紙1aをカッタ部4により枚葉状に切断して台紙レスラベルLを発行する。ラベル検出部(センサ)154は、ラベル受け部5上における台紙レスラベル用紙1a、または、台紙レスラベルLの有無を検出する。制御部10は、ラベル検出部(センサ)154の検出結果に基づいて、印字部3の動作(駆動/停止)が制御される。
受領証発行用の印字発行部16は、プラテンローラ3dを駆動回転するステッピングモータ161と、サーマルヘッド162(印字ヘッド3c)と、カッター駆動用モータ163と、などを有する。受領証発行用の印字発行部16は、制御部10の制御によりラベル用紙1Raに所定のラベルフォーマット情報と郵便情報とに応じた印字を行い、印字されたラベル用紙1Raをカッタ部4により枚葉状に切断して領収証(レシート)LRなどを発行する。ラベル検出部(センサ)164は、ラベル受け部5上における台紙レスラベル用紙1Ra、または、台紙レスラベルLの有無を検出する。制御部10は、ラベル検出部(センサ)164の検出結果に基づいて、印字部3Rの動作(駆動/停止)が制御される。
数字表示部17(残り発行ラベル枚数表示部)は、制御部10の制御により、例えば、郵便物の種別を示す識別情報が入力部202により入力された場合、これから発行予定のラベルの枚数(残り発行ラベル枚数)などを表示する。(例えば、1つの郵便物に貼付する一連の各種ラベルの総枚数を表示し、各種ラベルを1枚発行する毎に総枚数から1枚をダウンカウントし、当該郵便物に貼付すべき残りの発行されていない各種ラベル枚数を表示する。)
撮像部18は、ハンディスキャナなどであり、郵便物の宛名、宛先の住所、郵便番号、差出人、差出人の住所、追跡番号を示すバーコード、外観、荷姿などを読み取り、それら画像情報を制御部10に出力する。この画像情報は、必要に応じて記憶部11に記憶される。
<タッチパネル装置200>
タッチパネル装置200は、表示装置および入力装置を兼ね備えた装置であり、詳細には、表示部201と、入力部202と、を有する。表示部201は、液晶表示装置や有機EL表示装置などであり、制御部10の制御により郵便物に関する情報を表示する。入力部202は、表示部201の表側に設けられており、指などの指示体により画面に触れられた位置を感知して、接触情報や位置情報を制御部10に出力する。つまり、操作者は、タッチパネル装置200により、ボタンやアイコンが表示された画面中の所望の位置をタップ、ダブルタップなど所定の動作を行うことで、直感的に入力操作を行うことができる。
このタッチパネル装置200は、入力部202が、郵便番号などの郵便情報の入力や、郵便物の種別を示す識別情報の入力設定、郵便情報の入力設定などを行う。
尚、上記実施形態では、郵便窓口端末装置100の表示部201および入力部202として、タッチパネル装置200を採用したが、この形態に限られるものではない。郵便窓口端末装置100は、液晶表示装置などの表示部201と、キーボードや入力ボタンなどの入力部202とを備えていてもよい。
<計量装置300>
計量装置300は、郵便物などの物品を計量する。計量装置300は、計量部301と、重量表示部302と、入力ボタン303と、を有する。
計量部301は、郵便物などの物品を計量し、重量情報を制御部10や重量表示部302に出力する。
重量表示部302は、計量部301から取得した重量情報や、郵便物の種別や重量情報に基づいて規定された料金などを表示する。
入力ボタン303は、切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留など郵便物の種別を入力するためのボタン、重量/料金表示切替ボタンなどを有し、操作入力された情報を制御部10やタッチパネル装置200などに出力する。なお、計量部で計量した計量値をA/Dを介して、タッチパネル装置200に表示する方式で有る場合は、計量装置300は重量表示部302を備える必要はない。この場合、計量装置300とタッチパネル装置200とが接続(有線または無線接続)されることにより計量器として機能する構成となる。
図5は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100により発行されるラベルL等の一例を示す図である。
郵便窓口端末装置100は、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により、詳細には、単一の台紙レスラベルロール1、および、単一の印字部3の印字ヘッド3aとしてのサーマルヘッドにより、図5に示したように、証紙(メータースタンプ)81、仕分けラベル82、簡易書留等の追跡番号情報ラベル(例えば、バーコードラベル)83、スタンプラベル84、宅配物に貼付するラベル85(配達指定日シール86等)、などを印字発行する。
本実施形態の郵便窓口端末装置100は、図5に示したように、台紙レスラベルロール1から繰り出されたラベル用紙に黒色印字Bおよび赤色印字Rを行うことが可能であり、黒色印字BされたラベルL(仕分けラベル82など)、赤色印字RされたラベルL(証紙81、スタンプラベル84、宅配物に貼付するラベル85など)、黒色印字Bおよび赤色印字RされたラベルL(追跡番号情報ラベル83など)を発行することができる。
図6は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の記憶部11が記憶する郵便物の種別を示す識別情報90とラベルフォーマット情報98と郵便情報97の一例を示す図である。
記憶部11は、郵便物の種別を示す識別情報90と、ラベルフォーマット情報98と、郵便情報97と、を関連付けて関連付けファイル120として記憶する。
ラベルフォーマット情報98は、ラベルの種類を示すラベル種別情報91と、ラベルの向き(印字の向き)情報92と、縦書き/横書き情報93と、ラベル搬送方向に沿った長さLyと、印字色情報95と、ラベルロールの幅情報(一定)Lxと、郵便情報97とを関連付けて記憶している。
図6に示したように、関連付けファイル120は、例えば、識別情報90としては、切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留、など、ラベル種別情報としては、証紙81、印字の向き情報(ラベルの向き情報)92としてラベルの搬送方向をラベルの横方向とする横向き印字、縦書き/横書き情報93として横書き、ラベル搬送方向に沿った長さLyとして29mm、印字色情報95として赤色、ラベルロールの幅情報Lxとして50mm、など、郵便情報97としては、金額データや引受日付データ、などを関連付けて記憶する。尚、金額データや引受日付データは郵便物の引受時、入力部202からの操作情報に基づいて規定される。
また、識別情報90として、仕分けラベル82は、ラベル種別情報91として仕分けラベル82、印字の向き情報(ラベルの向き情報)92としてラベルの搬送方向を、ラベルの縦方向とする縦向き印字、縦書き/横書き情報93として横書き、ラベル搬送方向に沿った長さLyとして47mm、印字色情報95として黒色、ラベルロールの幅情報Lxとして50mm、郵便情報97として宛先の郵便番号、受付けた局名(店舗名)、引受番号、引受番号を示すバーコード(画像情報)、などを関連付けて記憶する。尚、郵便番号、受付けた局名(店舗名)、引受番号、引受番号を示すバーコード(画像情報)などは、郵便物の引受時、入力部202からの操作情報に基づいて設定される。
簡易書留等の追跡番号情報ラベル83、スタンプラベル84、宅配物に貼付するラベル85などは、図6に示したように規定されている。
図7は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の記憶部11が記憶する郵便物の種別を示す識別情報90、ラベル種別情報91、発行順情報122の一例を示す図である。
図7に示したように、発行順ファイル121は、郵便物の種別を示す識別情報90と、その郵便物の種別により規定される、その郵便物に貼付するラベルの種類を示すラベル種別情報91と、郵便物へ貼付するラベルの発行順を示す発行順情報122とを関連付けて記憶部11に記憶されている。
記憶部11は、関連付けファイル120と発行順ファイル121とを関連付けて記憶している。
制御部10は、入力部202から郵便物の種別を示す識別情報が入力された場合、記憶部11から関連付けファイル120と発行順ファイル121を読み出して、識別情報を検索条件として、関連付けファイル120と発行順ファイル121を検索し、識別情報に関連付けられたラベル種別情報91、発行順情報122に基づいて、台紙レスラベルロールから繰出されたラベル用紙に、順次、印字発行部15により印字を行うことで、識別情報90に関連付けられた郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルの発行処理を行う。
発行順情報122は、郵便物の種別を示す識別情報90に対応した複数のラベルを発行順に記憶し、その最後にはラベル発行のストップ制御記号(ENDなど)が記憶されている。制御部10は、発行順情報122に従って順番にラベル種別情報91を読み込み、そのララベル種別情報に関連したラベルを発行し、ストップ制御記号(END)の時点で、一連のラベル発行の終了と判断して、一連のラベル発行を終了する。
<制御部10>
次に、制御部10の機能を説明する。
制御部10は、入力部202などにより識別情報90が入力された場合、その識別情報が示す郵便物の種別に対応したラベルのラベルフォーマット情報98に基づいて、印字部3により、ラベルに関する郵便情報を台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに印字することで、そのラベルを発行する処理を行う。
また、制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報90に関連付けられたラベルの向き、および、そのラベルの搬送方向に沿った長さに基づいて、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、印字部3によりラベルの向きに対応した印字を行い、カッタ部4により、そのラベルの搬送方向に沿った長さで断裁して、ラベルLを発行する処理を行う。
また、制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報90に関連付けられたラベル種別情報およびラベルフォーマット情報に基づいて、証紙、仕分けラベル、郵便物の種別の文字を印字したラベル、追跡番号情報ラベルなどを発行する。
また、制御部10は、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、記憶部11から読み出したラベル種別情報に関連付けられた印字色情報95に応じた色で、印字部3により印字処理を行う。
また、制御部10は、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙に、記憶部11から読み出したラベル種別情報に関連付けられた印字色情報95に基づいて、印字部3のサーマルヘッド152により、その印字色情報95に応じた発色温度に制御して印字処理を行う。
また、制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報90に関連付けられたラベル種別情報91、発行順情報122に基づいて、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、順次、印字部3により印字を行うことで、識別情報90に関連付けられた郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルLを順次、発行処理を行う。
尚、上記実施形態の郵便窓口端末装置100は、カッタ部4により各ラベルを切り離したが、この形態に限られるものではない。例えば、郵便窓口端末装置100は、郵便物の種別を示す識別情報に対応した一連の各ラベルLをカッタ部4により切断せずに、一連の各ラベルを接続した状態で発行処理を行ってもよい。また、人力で切り離し容易となるように、各ラベルの区切り部分の一部分だけ接続するように、各ラベルLの区切り部分の一部分のみを、カッタ部4により切断してもよい。
また、郵便窓口端末装置100は、各ラベルLの区切り部分にミシン目を形成するミシン目形成部を有し、各ラベルLの区切り部分にミシン目が形成された一連のラベルを発行してもよい。
また、制御部10は、ラベル検出部6によりラベルの取り除きを検出したことを条件として、識別情報に関連付けられた郵便物に貼付する、種類の異なる複数のラベルの発行処理を行う。
次に、制御部10の詳細な機能を説明する。
図8は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の制御部10の機能ブロック図である。
制御部10は、計量処理部181と、サイズ入力処理部182と、料金算出部183と、ラベル検出処理部184と、感熱温度制御部185と、受領証発行部186と、証紙発行処理部187と、ラベル発行処理部188と、追跡コード処理部193と、画像処理部194と、関連印字処理部195と、を有する。ラベル発行処理部188は、書留等ラベル発行処理部189と、仕分けラベル発行処理部190と、配達日指定シール発行処理部191と、スタンプラベル発行処理部192と、などを有する。
制御部10は、記憶部に記憶された制御プログラムを実行することにより、コンピュータとしての郵便窓口端末装置100に各機能を実現させる。
計量処理部181は、計量装置300の計量部301から入力された、郵便物などの物品の重量情報を記憶部11に記憶する。この際、計量処理部181は、郵便物の重量情報と、その郵便物の種別を示す識別情報などと関連付けて記憶部11に記憶する。
サイズ入力処理部182は、タッチパネル装置200の入力部202やキーボード(不図示)などから入力された、郵便物などの物品のサイズ情報を、その郵便物の種別を示す識別情報90などと関連付けて記憶部11に記憶する。
料金算出部183は、郵便物の種別を示す識別情報(切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留など)、重量情報、サイズ情報(定型、定形外、縦サイズ、横サイズ、高さサイズなど)等に基づいて、その郵便物の郵便料金を算出する。料金算出部183は、算出した郵便料金と、郵便物の種別を示す識別情報などと関連付けて記憶部11に記憶する。
ラベル検出処理部184は、ラベル検出部6から入力された、ラベル受け部5上に送出された台紙レスラベル用紙1a(又は台紙レスラベルL)の有無を示す信号に基づいて、ラベル発行のタイミング制御処理などを行う。
感熱温度制御部185は、証紙・ラベル発行用の印字発行部15によるラベル印字時、規定された印字色で印字するように制御を行う。詳細には、感熱温度制御部185は、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、記憶部11から読み出したラベル種別情報に関連付けられた印字色情報に基づいて、印字発行部15の印字ヘッド3aにより、印字色情報に応じた発色温度に制御して印字処理を行う。
受領証発行部186は、郵便物の各種情報に基づいて、ラベルロール1Rから繰出されたラベル用紙に印字発行部16により各種情報を印字することで、受領証や引受証などを発行する処理を行う。
証紙発行処理部187は、郵便物の種別を示す識別情報、日付情報、郵便料金情報などに基づいて、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により、赤色(朱色)など規定の印字色で、郵便料金、日付、規定の画像などを、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに印字する処理を行う。
ラベル発行処理部188は、書留や簡易書留などの郵便物に貼付するバーコードラベル(書留等ラベル)、仕分けラベル、配達日指定シール、スタンプラベル、などのラベル(シール)を発行する処理を行う。本実施形態では、ラベル発行処理部188は、書留等ラベル発行処理部189と、仕分けラベル発行処理部190と、配達日指定シール発行処理部191と、スタンプラベル発行処理部192と、などを有する。
書留等ラベル発行処理部189は、郵便物の種別を示す識別情報が、書留、簡易書留、現金書留、特定記録などの場合、その識別情報に基づいて、規定の画像、追跡番号、追跡番号を示すバーコードなどを、規定の印字色で、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
仕分けラベル発行処理部190は、郵便物の種別を示す識別情報が、宅配便などの場合、郵便番号、引受局(引受店舗)、引受番号、引受番号を示すバーコードなど記した仕分けラベルを、規定の印字色で、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
配達日指定シール発行処理部191は、郵便物の種別を示す識別情報が宅配便などの場合、入力部202から入力された配達日情報などに基づいて、配達部指定シールを、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
スタンプラベル発行処理部192は、郵便物の種別を示す識別情報が、切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留、現金書留、特定記録、などの場合、例えば、「書留」、「簡易書留」、「現金書留」、「特定記録」などの文字を記したスタンプラベル(スタンプシール)を、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
追跡コード処理部193は、郵便物の種別を示す識別情報が、切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留、現金書留、特定記録などの場合、例えば、管理サーバ600などとデータ通信を行い、管理サーバ600のデータベースで一元管理された追跡番号を、書留等ラベル発行処理部189などに出力する。
尚、追跡番号は、上述した形態に限られるものではなく、追跡コード処理部193は、郵便局を識別する番号と、その郵便局の郵便局内サーバ501で発行されたローカル番号と、などに基づいて追跡番号を生成してもよい。
画像処理部194は、撮像部18で郵便物を撮像して得られた画像情報を、郵便物の種別を示す識別情報を記憶部11に記憶する。また、画像処理部194は、受領証発行時など、記憶部11から画像情報を読み出して、画像情報を受領証の印字データ生成に用いる。
関連印字処理部195は、郵便物の種別を示す識別情報が入力部202により入力された場合、記憶部11から読み出した識別情報に関連付けられたラベル種別情報、発行順情報などに基づいて台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、順次、印字発行部15により印字を行うことで、識別情報に関連付けられた郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルの発行処理を行う。
図9は、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100により簡易書留の物品に対して発行する複数種類のラベルの一例を示す図である。
制御部10は、例えば、入力部202により、郵便物の種別を示す識別情報として簡易書留を示す情報が入力設定された場合、図9に示したように、証紙81、簡易書留用の追跡番号情報ラベル83を順番に発行する処理を行う。
図10は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100により宅配便扱いの物品に対して発行する複数種類のラベルの一例を示す図である。
制御部10は、例えば、入力部202により、郵便物の種別を示す識別情報として宅配便を示す情報が入力設定された場合、図10に示したように、証紙81、仕分けラベル82、配達指定日シール86、宅配物に貼付するラベル85などを、順次発行する。
制御部10は、図9、図10に示したように、郵便物の種別に基づいて、その郵便物に貼付する各ラベルを切り離して各ラベルを発行する処理を行ったが、この形態に限られるものではない。例えば、郵便窓口端末装置100は、所望の郵便物に貼付するための各ラベル間の端辺の一部分を接続した状態で、容易に切り離し可能な状態で発行してもよい。 郵便局員などは、一連の各ラベルを順番に切り離して、その郵便物に貼付することで、短時間に、郵便物に各種ラベルを貼付することができる。また、貼付ミスや貼付忘れを低減することができる。
また、郵便窓口端末装置100は、所望の郵便物に貼付するための各ラベル間の端辺を接続した状態で切り離さずに発行してもよい。郵便局員などは、ハサミやカッターなどで各ラベルを切り離したのち、それら各ラベルを所望の郵便物に貼付してもよい。こうすることで、貼付時間を短縮することができる。
郵便局員などは、一連の各ラベルを順番に切り離して、その郵便物に貼付することで、短時間に、郵便物に各種ラベルを貼付することができる。また、貼付ミスや貼付忘れを低減することができる。
<郵便窓口端末装置100の動作(簡易書留郵便の場合)>
図11は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の動作の一例を示すフローチャートである。郵便窓口で郵便局員などが簡易書留郵便物を引取った場合、郵便窓口端末装置100の動作の一例を説明する。
ステップS11において、郵便窓口で郵便局員などが書留の郵便物を引取った場合、計量装置300の計量部301により簡易書留の郵便物の重量を計量する。制御部10は、計量装置300の計量部301により入力された郵便物の計量情報を受信する。
ステップS13において、例えば、郵便局員などにより入力部202や入力ボタン303などの簡易書留ボタンが操作されると、入力部202や入力ボタン303から郵便物の種別を示す識別情報として、簡易書留を示す信号が制御部10に入力される。
ステップS15において、制御部10は、入力部202や入力ボタン303から入力された郵便物の種別を示す識別情報や、計量部301から入力された郵便物の重量情報などに基づいて、簡易書留郵便物に貼付する後述するラベルなどの印字処理を行う(S17〜S23)。
詳細には、ステップS17において、制御部10の証紙発行処理部187は、図9に示したように、証紙発行処理部187により、郵便物の種別を示す識別情報、日付情報、郵便料金情報などに基づいて、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により、赤色(朱色)など規定の印字色で、郵便料金、日付、規定の画像などを、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに印字する処理を行う。
郵便局員などは、発行された証紙81を郵便物に貼付する。
ステップS19において、制御部10の書留等ラベル発行処理部189は、郵便物の種別を示す識別情報に基づいて、例えば簡易書留の場合、図9に示したように、規定の画像、追跡番号、追跡番号を示すバーコードなどを、規定の印字色で、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字して、簡易書留用のバーコードラベルを発行する処理を行う。本実施形態では、上記追跡番号は郵便物の情報とともに、管理サーバ600で管理されるものである。このため、別途、撮像部でバーコードラベルから追跡番号を読み取り、郵便物情報と紐づける必要がないので、郵便物の引受業務の作業時間を短縮することができる。
郵便局員などは、上記発行された簡易書留用の追跡番号情報ラベル83を郵便物に貼付する。
ステップS21において、制御部10は、上述した追跡番号と郵便物の識別番号とを関連付けて記憶部11に記憶する。
ステップS23において、制御部10のスタンプラベル発行処理部192は、郵便物の種別を示す識別情報に基づいて、「簡易書留」などの文字を記したスタンプラベル(スタンプシール)を、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
郵便局員などは、この発行された「簡易書留」などの文字を記したスタンプラベル84を郵便物に貼付する。
ステップS25において、郵便局員などは、撮像部18により郵便物の宛先や依頼主、外観、荷姿などを撮像する。制御部10は、撮像部18から画像情報を受信する。
ステップS27において、制御部10は、画像情報と、追跡番号と、郵便物の種別を示す識別情報と、郵便物に関する情報などと、関連付けて記憶部11に記憶する処理を行う。
ステップS29において、制御部10の受領証発行部186は、郵便物の各種情報に基づいて、ラベルロール1Rから繰出されたラベル用紙1Raに印字発行部16により郵便物に関する情報、例えば、料金情報、宛先、依頼主、画像情報などを印字して、受領証や引受証などを発行する処理を行う。
郵便局員などは、その受領証や引受証を依頼主に渡す。
ステップS31において、制御部10は、上記処理で取得した各種情報、例えば、郵便物の種別を示す情報、追跡番号、画像情報、重量情報、料金情報などを、郵便局内サーバ501や管理サーバ600などに送信する処理を行う。管理サーバ600では、その情報をデータベースで管理を行う。
<郵便窓口端末装置100の動作(宅配便の場合)>
図12は本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100の動作の他の例を示すフローチャートである。郵便窓口で郵便局員などが宅配便扱いの郵便物を引取った場合、郵便窓口端末装置100の動作の一例を説明する。
ステップS41において、郵便窓口で郵便局員などが宅配便扱いの郵便物を引取った場合、郵便局員などが入力部202より、郵便物の種別を示す識別情報としての宅配便、宛先郵便番号、配達希望日、配達時間帯などの情報を入力する。制御部10は、入力部202から宅配便を示す識別情報、宛先郵便番号、配達希望日、配達時間帯などの情報を受け取ると、記憶部11に記憶する。
ステップS43において、郵便窓口で郵便局員などが、宅配便扱いの郵便物のサイズ(縦サイズ、横サイズ、高さサイズ)を計測し、入力部202より計測したサイズを入力する。制御部10は、入力部202からその郵便物のサイズ情報を受け取ると、記憶部11に記憶する。
制御部10の料金算出部183は、郵便物の種別を示す識別情報が宅配便を示す場合、その郵便局の現在地から配達先までの距離を、宛先の郵便番号から算出し、その距離情報と、サイズ情報に基づいて、その宅配便扱いの郵便物の料金を算出し、記憶部11に記憶する。尚、制御部10は、上記料金算出の場合、重量を考慮してもよい。
また、ステップS41とステップS43の順番は逆順であってもよい。
ステップS45において、入力部202から入力された郵便物に関する情報や料金情報などに基づいて、宅配便扱いの郵便物に貼付する後述するラベルなどの印字処理を行う(S47〜S53)。
詳細には、ステップS47において、制御部10の証紙発行処理部187は、図10に示したように、証紙発行処理部187により、郵便物の種別を示す識別情報、日付情報、郵便料金情報などに基づいて、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により、赤色(朱色)など規定の印字色で、郵便料金、日付、規定の画像などを、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに印字する処理を行う。
郵便局員などは、発行された証紙81を宅配便扱いの郵便物に貼付する。
ステップS49において、制御部10の仕分けラベル発行処理部190は、郵便物の種別を示す識別情報が、宅配便などの場合、図10に示したように、郵便番号、引受局(引受店舗)、引受番号、引受番号を示すバーコードなど記した仕分けラベルを、規定の印字色で、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
郵便局員などは、発行された仕分けラベル82を宅配便扱いの郵便物に貼付する。
ステップS51において、制御部10は、引受番号と、郵便物の識別情報と、郵便物に関する情報、例えば、宛先郵便番号、配達希望日、配達時間帯、サイズ情報、料金情報などを、を関連付けて記憶部11に記憶する。
ステップS53において、制御部10の配達日指定シール発行処理部191は、入力部202から入力された配達日情報などに基づいて、配達部指定シールを、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により印字する処理を行う。
郵便局員などは、図10に示したように、郵便窓口端末装置100から発行された配達指定日シール86、また、必要に応じて発行された宅配物に貼付するラベル85(複数口ラベル)などを宅配便扱いの郵便物に貼付する。
ステップS55において、郵便局員などは、宅配便扱いの郵便物に貼付されている宅配便伝票に記載の追跡番号や、その追跡番号を示すバーコードを撮像部18などで読み取る。または、郵便局員などは入力部202により追跡番号を入力してもよい。
ステップS57において、制御部10は、入力部202や撮像部18から入力された追跡番号、引受番号、郵便物の種別を示す識別情報、郵便物に関する情報などを、関連付けて記憶部11に記憶する。
ステップS59において、制御部10の受領証発行部186は、郵便物の各種情報に基づいて、ラベルロール1Rから繰出されたラベル用紙1Raに印字発行部16により郵便物に関する情報、例えば、料金情報、宛先、依頼主、画像情報などを印字して、受領証や引受証などを発行する処理を行う。
郵便局員などは、その受領証や引受証を依頼主に渡す。
ステップS61において、制御部10は、上記処理で取得した各種情報、例えば、郵便物の種別を示す情報、引受番号、追跡番号、画像情報、料金情報などを、郵便局内サーバ501や管理サーバ600などに送信する処理を行う。管理サーバ600では、その情報をデータベースで管理を行う。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、用紙ロールとしての所定の幅の台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15で印字を行った後、カッタ部4によりそのラベル用紙1aを断裁して、郵便物に貼付する枚葉状の印刷物としてのラベルLを発行する。このため、簡単な構造でラベルを発行することができる郵便窓口端末装置100を提供することができる。
郵便窓口端末装置100は、郵便物の種別を示す識別情報90(切手、はがき、手紙・書類(第一種郵便物〜第四種郵便物)、小包(ゆうパック)、書留、簡易書留、など)と、その識別情報90が示す郵便物の種別に対応した各種ラベルのラベルフォーマット情報98と、郵便情報97と、を関連付けて記憶する記憶部11と、郵便物の種別を示す識別情報などを設定するタッチパネル装置の入力部202と、入力部202により識別情報が設定された場合、その識別情報が示す郵便物の種別に対応した各種ラベルのラベルフォーマット情報98に基づいて、印字部3により、そのラベルに関する郵便情報97を台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに印字することでラベルなどの郵便物に係わる各種印刷物を発行する処理を行う制御部10と、を有する。
このように、制御部10が郵便物の種別に基づいてその郵便物に貼付する各種ラベルなどの各種印刷物を発行する処理を行うので、簡単な構成で郵便物に貼付する各種ラベルなどの各種印刷物を発行可能な郵便窓口端末装置100を提供することができる。
また、郵便窓口端末装置100は、単一の台紙レスラベルロール1を用いて、単一の印字発行部15により印字を行い、ラベル発行を行うので、証紙や各種ラベルなどを印字発行することができる。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、記憶部11が、用紙ロールとしての台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aの搬送方向を基準に、用紙(ラベル)の向き、および、該用紙(ラベル)の搬送方向に沿った長さLyを各種フォーマット情報としてのラベルフォーマット情報98とし、郵便物の種別を示す識別情報90などと関連付けて記憶している。
制御部10は、記憶部11から読み出した郵便物の種別を示す識別情報に関連付けられた用紙(ラベル)の向き、および、用紙(ラベル)の搬送方向に沿った長さLyなどに基づいて、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、証紙・ラベル発行用の印字発行部15により用紙(ラベル)の向きに対応した印字を行い、カッタ部4によりその用紙(ラベル)の搬送方向に沿った長さLyで断裁して、印刷物としてのラベルLを発行する処理を行う。
このため、簡単な構成で、単一の台紙レスラベルロール1から、証紙・ラベル発行用の印字発行部15でのラベル用紙1aの搬送方向を基準として、規定のラベルの向きで、規定の長さの各種ラベルを発行することができる郵便窓口端末装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、記憶部11が、郵便物の種別に対応したラベルとして、証紙81、仕分けラベル82、郵便物の種別の文字「書留」「簡易書留」「速達」「特定記録」「現金書留」などを印字したスタンプラベル(スタンプ)84、追跡番号情報ラベル83、宅配便に貼付するラベル85(ゆうパック(登録商標)シールなど)、「こわれもの」など文字を示すシールなどのラベル種別情報91と、それぞれに対応するラベルのラベルフォーマット情報98と、識別情報90と、郵便情報97などを関連付けて記憶する。制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報90に関連付けられたラベル種別情報91およびラベルフォーマット情報98、郵便情報97などに基づいて、証紙81、仕分けラベル82、郵便物の種別の文字「書留」「簡易書留」「速達」「特定記録」「現金書留」などを印字したスタンプラベル84、追跡番号情報ラベル83、宅配便に貼付するラベル、「こわれもの」など文字を示すシールなどを発行する処理を行う。
このため、簡単な構成で、単一の台紙レスラベルロール1から、証紙・ラベル発行用の印字発行部15で郵便用の各種ラベルを1台の装置で発行することができる郵便窓口端末装置100を提供することができる。
また、郵便窓口端末装置100は、上記各種ラベルなどを発行し、郵便物に貼付することができるので、例えば、証紙発行機、バーコード貼付機、スタンプなどを別途購入する必要がない。このため、郵便窓口には、郵便窓口端末装置100の設置スペースを設け、他の証紙発行機、バーコード貼付機、スタンプの配置スペースは必要としないので、郵便窓口付近の装置設置スペースを小さくし、局員の作業スペースを大きくする。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、記憶部11が各種フォーマット情報毎に印字色情報を関連付けて記憶している。制御部10は、用紙ロールから繰出された用紙に、記憶部11から読み出した各種フォーマット情報に関連付けられた印字色情報に応じた色で、印字部(印字発行部15)により印字処理を行う。
詳細には、記憶部11が、郵便物の種別を示す識別情報と、その郵便物に貼付するラベルの種類を示すラベル種別情報と、該ラベル種別情報に対応したラベルの印字色情報と、を関連付けて記憶する。
制御部10は、用紙ロールとしての台紙レスラベルロールから繰出されたラベル用紙に、記憶部11から読み出したラベル種別情報に関連付けられた印字色情報に応じた色で、印字発行部15により印字処理を行う。
このため、制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報に関連付けられた印字色情報に基づいて、印字発行部15により多色の印字を行うことができ、簡単な構成で、郵便用の各種ラベルを発行することができる郵便窓口端末装置100を提供することができる。
尚、印字発行部15は、多色印字できる構成であればよく、インクジェット式であってもよい。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100では、台紙レスラベルロール1は、一方の面側に、複数色の感熱発色層が形成され、各感熱発色層の発色温度がそれぞれ異なるように設定され、他方の面側に、郵便物に貼付される粘着層が形成された感熱式の台紙レスラベルロール1である。
制御部10は、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、記憶部11から読み出したラベル種別情報に関連付けられた印字色情報に基づいて、印字発行部15の印字ヘッドであるサーマルヘッド152により、その印字色情報に応じた発色温度に制御して印字処理を行う。
詳細には、記憶部11は、ラベルの種類郵便物の種別を示す識別情報と、その識別情報が示す郵便物の種別に対応したラベルの印字色情報と、を関連付けて記憶しておいてもよい。
制御部10は、記憶部11から読み出した識別情報に関連付けられた印字色情報に基づいて、印字発行部15の印字ヘッドであるサーマルヘッド152により、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙に、その印字色情報に応じた発色温度に制御して印字処理を行う。
このため、制御部10は、印字色情報に基づいて、台紙レスラベルロール1から繰出されたラベル用紙1aに、サーマルヘッド152により、ラベルの種類に応じた印字色情報に応じた発色温度に制御して、印字色情報に対応した色で印字されたラベルを発行することができ、簡単な構成で、郵便用の各種ラベルを発行することができる郵便窓口端末装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、記憶部11が郵便物の種別、を示す識別情報90と、郵便物の種別により規定される、郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルのラベルフォーマット情報98と、郵便物への種類の異なる複数のラベルの発行順を示す発行順情報122と、を関連付けて記憶する。制御部10は、記憶部11から読み出した郵便物の種別を示す識別情報90に関連付けられた、発行順情報122およびラベルフォーマット情報、郵便情報97に基づいて、台紙レスラベルロールから繰出されたラベル用紙に、順次、印字発行部15により印字を行うことで、郵便物の種別を示す識別情報90に関連付けられた郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルの発行処理を行う。
このため、制御部10は、郵便物の種別を示す識別情報90が入力された場合、この識別情報90に関連付けられた発行順情報122に従って、各ラベルを順次発行するので、
郵便窓口の郵便局員は、郵便物に対してどのラベルを判断するかの必要がなく、郵便局員は、郵便物に、郵便窓口端末装置100から発行された、ラベルを順番に印字するだけでよい。
すなわち、1つの郵便物に貼付する各種ラベルの貼付ミスを防止可能な郵便窓口端末装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る郵便窓口端末装置100は、印字発行部15およびカッタ部4により印字発行されたラベルの取り除きを検出するラベル検出部6を有する。制御部10は、ラベル検出部6によりラベルの取り除きを検出したことを条件として、識別情報に関連付けられた郵便物に貼付する種類の異なる複数のラベルの発行処理を行う。
このため、ラベルが取り除かれた場合、識別情報に関連付けられた1つの郵便物に貼付される所定のラベルを順次発行可能な郵便窓口端末装置100を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 ラベルロール(赤黒発色層と粘着層付の台紙レスラベルロール、証紙用・ラベル用)
1a ラベル用紙
1R ラベルロール(粘着層なし黒色感熱層付のラベルロール)
2 ロール装填部
3 印字部
3a 印字ヘッド(サーマルヘッド)
3b プラテンローラ
3c 印字ヘッド(サーマルヘッド)
3d プラテンローラ
3R 印字部
4 カッタ部
4a 固定刃
4b 可動刃
5 ラベル受け部
6 ラベル検出部
9 案内ローラ
10 制御部(CPU)
11 記憶部(RAM、ROM)
12 通信部
14 インタフェース回路(I/F)
15 証紙・ラベル発行用の印字発行部
16 受領証発行用の印字発行部
17 数値表示部
18 撮像部
81 証紙(メータースタンプ)
82 仕分けラベル
83 追跡番号情報ラベル(簡易書留ラベル等)
84 スタンプラベル
85 宅配物に貼付するラベル
86 配達指定日シール
90 識別情報
91 ラベル種別情報
92 ラベルの向き(印字の向き)情報
93 縦書き/横書き情報
95 印字色情報
97 郵便情報
98 ラベルフォーマット情報(各種フォーマット情報)
100 郵便窓口端末装置
101 プリンタ
102 排紙口
103 排紙口
120 関連付けファイル
121 発行順ファイル
122 発行順情報
151 ステッピングモータ
152 サーマルヘッド(印字ヘッド)
153 カッター駆動用モータ
154 ラベル検出センサ
161 ステッピングモータ
162 サーマルヘッド(印字ヘッド)
163 カッター駆動用モータ
164 ラベル検出部(センサ)
181 計量処理部
182 サイズ入力処理部
183 料金算出部
184 ラベル検出処理部
185 感熱温度制御部
186 受領証発行部
187 証紙発行処理部
188 ラベル発行処理部
189 書留等ラベル発行処理部
190 仕分けラベル発行処理部
191 配達指定日シール発行処理部
192 スタンプラベル発行処理部
193 追跡コード処理部
194 画像処理部
195 関連印字処理部
200 タッチパネル装置
201 表示部
202 入力部
205 テンキー入力装置
300 計量装置
301 計量部
302 重量表示部(表示部)
303 入力ボタン(入力部)
500 郵便局
501 郵便局内サーバ
502 携帯端末装置
505 通信路(LAN)
510 他の郵便局
511 各端末装置
600 管理サーバ
700 郵便物の配達管理システム
710 通信ネットワーク(通信路)
L 台紙レスラベル
Lx ラベルロールの幅情報(一定)
Ly ラベル搬送方向に沿った長さ

Claims (2)

  1. 繰出された用紙に印字部で印字を行った後、郵便物に貼付する枚葉状の印刷物を発行する郵便窓口端末装置であって、
    前記郵便物の種別を示す識別情報と、前記識別情報が示す郵便物の種別に対応し、前記繰出される用紙の搬送方向を基準に、用紙の向き、および、該用紙の搬送方向に沿った長さを有する各種フォーマット情報と、郵便情報と、を記憶する記憶部と、
    少なくとも前記郵便物の種別を示す識別情報を入力する入力部と、
    前記入力部により前記識別情報が入力されると、前記記憶部から読み出した、前記識別情報が示す郵便物の種別に対応した各種フォーマット情報及び郵便情報に基づいて、前記印字部により、前記郵便情報を前記繰出された用紙に前記用紙の搬送方向に沿った長さと前記用紙の向きで印字して前記郵便物に係わる各種印刷物を発行する処理を行う制御部と、
    を有することを特徴とする郵便窓口端末装置。
  2. 前記記憶部は、前記各種フォーマット情報毎に印字色情報を関連付けて記憶し、
    前記制御部は、前記繰出された用紙に、前記記憶部から読み出した前記各種フォーマット情報に関連付けられた前記印字色情報に応じた色で、前記印字部により印字処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の郵便窓口端末装置。
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