JP6085582B2 - 手押し車及びその組立方法 - Google Patents

手押し車及びその組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6085582B2
JP6085582B2 JP2014101440A JP2014101440A JP6085582B2 JP 6085582 B2 JP6085582 B2 JP 6085582B2 JP 2014101440 A JP2014101440 A JP 2014101440A JP 2014101440 A JP2014101440 A JP 2014101440A JP 6085582 B2 JP6085582 B2 JP 6085582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear wheel
leg
front wheel
handle
wheel leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014101440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015217743A (ja
Inventor
島 龍彦
龍彦 島
Original Assignee
株式会社島製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島製作所 filed Critical 株式会社島製作所
Priority to JP2014101440A priority Critical patent/JP6085582B2/ja
Publication of JP2015217743A publication Critical patent/JP2015217743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6085582B2 publication Critical patent/JP6085582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、シルバーカーやショッピングカー等の手押し車及びその組立方法に関する。
この種の手押し車は、例えば、下端に前輪を回転自在に支持する左右の前輪脚部と、下端に後輪を回転自在に支持する左右の後輪脚部と、ハンドルとこのハンドルを下方から支持する左右のハンドル支柱部とを備え、使用者がハンドルを持つことによって手押し車を押しながら安全に歩行できるようにしている。
また、手押し車は、買い物用バスケットを備え、買い物等の荷物を収納できるようにしたものや、腰掛部を有し、疲れた際に腰掛部に座ることができるようにしたものもある。
このような手押し車としては、各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持する左右の縦筒フレームを備え、この各縦筒フレームの下端に、各前輪脚部及び各後輪脚部が使用状態の開脚位置と折り畳み状態の閉脚位置とを選択可能に、当該各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部を回動自在に枢支する枢支部を備えたフック部材を取り付けたものも提案されている(特許文献1参照)。
そして、この手押し車では、各ハンドル支柱部のスライドに連動して各前輪脚部及び各後輪脚部が開閉されるようにしている。具体的には、脚開閉用の操作ハンドルを押し下げることによって、走行可能状態の各前輪脚部と各後輪脚部とを閉脚状態に折り畳め、この折り畳み状態から上記操作ハンドルを引き上げることで各前輪脚部と各後輪脚部とを再び走行可能な開脚状態できるようになっているとともに、ハンドル支柱部のロック手段を解除することによって、ハンドル支柱部を上下スライド可能かつハンドルの高さ位置調整可能にしている。
すなわち、この手押し車では、各前輪脚部と各後輪脚部とを閉脚状態にするとともに、ロック手段を解除してハンドル支柱部のロックを下方に押し下げれば、前後方向だけでなく、上下方向の寸法も小さくでき、非使用時にコンパクトになり、小さな収納スペースで済むという利点がある。
特開2012-56537号公報
ところで、前記特許文献1の手押し車では、左右のハンドル支柱部を、各縦筒フレームに対して左右個別に上下方向へスライド自在に支持している。
その場合、左右の縦筒フレーム自体が互いに別体のものであるため、左右のハンドル支柱部を上下方向へ円滑にスライド自在に支持する上で、周辺の部材に対して各縦筒フレーム同士の互いの平行度を十分に確保しつつ当該各縦筒フレームを組み付ける必要がある。
しかし、左右の縦筒フレームを周辺の部材に組み付ける際に誤差が生じ易く、各縦筒フレーム同士の互いの平行度が不十分となって当該各縦筒フレーム同士の間にねじれが発生し易く、左右のハンドル支柱部を上下方向へ円滑にスライドさせることが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、左右の縦筒フレーム同士の互いの平行度を予め確保しておくことで、当該各縦筒フレーム同士の間のねじれを確実に解消して左右のハンドル支柱部を上下方向へ円滑にスライドさせることができる手押し車及びその組立方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明が講じた解決手段は、下端に前輪を回転自在に支持する左右の前輪脚部と、下端に後輪を回転自在に支持する左右の後輪脚部と、ハンドルとこのハンドルを下方から支持する左右のハンドル支柱部と、前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各前輪脚部及び各後輪脚部が使用状態の開脚位置と折り畳み状態の閉脚位置とを選択可能に、当該各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部を回動自在に枢支する枢支部を下端に有する左右の縦筒フレームとを備え、前記各ハンドル支柱部のスライドに連動して前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させるようにした手押し車を前提とする。そして、前記各縦筒フレームは、その上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の横フレームによって互いの平行度が確保されるように略矩形枠状の枠体ベースとして予め形成しておく。この予め形成された枠体ベースに、前記各縦筒フレームを介して前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各縦筒フレームの下端の前記枢支部を介して前記各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部をそれぞれ回動自在に枢支する。更に、前記上下一対の横フレームのうちの上側の横フレームのみに、前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させる際に前記各ハンドル支柱部をスライド自在とするように当該各ハンドル支柱部のロックピン挿通孔に対する前記上側の横フレーム内からのスライドロックピンの挿通を解除するピン操作レバーを設けていることを特徴としている。
また、前記各ハンドル支柱部を断面楕円形状に形成し、前記各縦筒フレームを、前記各ハンドル支柱部の断面形状に合致する断面楕円形状に形成することが好ましい。
更に、前記各前輪脚部の上端部に、その後端が前記枢支部に枢支されて前方へ延びる前方延設部を設け、この前方延設部に、前記各前輪脚部と前記各後輪脚部との間に形成された収容スペースに収容される買い物用バスケットの上縁の前側部分を保持するように平面視でコ字状又はU字状に屈曲形成されたフラットバーの両端を固定することが好ましい。
また、前記目的を達成するため本発明が講じた解決手段は、下端に前輪を回転自在に支持する左右の前輪脚部と、下端に後輪を回転自在に支持する左右の後輪脚部と、ハンドルとこのハンドルを下方から支持する左右のハンドル支柱部と、前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各前輪脚部及び各後輪脚部が使用状態の開脚位置と折り畳み状態の閉脚位置とを選択可能に、当該各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部を回動自在に枢支する枢支部を下端に有する左右の縦筒フレームとを備え、前記各ハンドル支柱部のスライドに連動して前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させるようにした手押し車の組立方法を前提とする。そして、前記各縦筒フレーム、この各縦筒フレームの上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の横フレームによって互いの平行度が確保されるように略矩形枠状の枠体ベースとして予め形成してから、この予め形成した枠体ベースに、前記各縦筒フレームを介して前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各縦筒フレームの下端の前記枢支部を介して前記各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部をそれぞれ回動自在に枢支しておく。更に、前記上下一対の横フレームのうちの上側の横フレームのみに、前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させる際に前記各ハンドル支柱部をスライド自在とするように当該各ハンドル支柱部のロックピン挿通孔に対する前記上側の横フレーム内からのスライドロックピンの挿通を解除するピン操作レバーを設けることを特徴としている。
以上、要するに、本発明の手押し車及びその組立方法によれば、左右の縦筒フレームを、その上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の横フレームによって略矩形枠状の枠体ベースとして予め形成しておくことで、左右の縦筒フレーム同士の互いの平行度が予め確保される。これにより、左右の縦筒フレーム同士の間のねじれを確実に解消し、左右のハンドル支柱部を上下方向へ円滑にスライドさせることができる。
また、枠体ベースに、各縦筒フレームの枢支部を介して各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部をそれぞれ枢支することで、各前輪脚部及び各後輪脚部を各縦筒フレームに対して精度よく組み付けることができる。
また、各縦筒フレームを、断面楕円形状に形成された各ハンドル支柱部の断面形状に合致する断面楕円形状に形成することで、各縦筒フレームに対する各ハンドル支柱部の回転が規制され、各ハンドル支柱部を上下方向へより円滑にスライドさせることができる。
更に、各前輪脚部と各後輪脚部との間の収容スペースに収容した買い物用バスケットの上縁の前側部分を保持するフラットバーの両端を、後端が枢支部に枢支されて前方へ延びる各前輪脚部の上端部の前方延設部に固定することで、フラットバーの剛性を各前輪脚部の前方延設部によって高めることができる上、フラットバーを前方延設部の互いに対向する内側に固定しても収容スペースの大きさを縮小させることはない。
本発明の実施の形態に係る手押し車の使用状態(開脚状態)を斜め後方から視た斜視図である。 図1の手押し車の手押し車本体を斜め前方から視た斜視図である。 図2の手押し車本体の使用状態を側方向からみた概略図である。 図2の手押し車本体を折り畳んだ状態(閉脚状態)で側方から視た概略図である。 図1の手押し車の前輪脚部と後輪脚部の開閉機構を概略的に説明する断面図である。 図1の手押し車のハンドル支柱部のスライドロックピンによるロック状態を概略的に説明する断面図である。 図6の手押し車の大径筒部をその軸線方向から見た平面図である。 図1の手押し車の小径筒部と大径筒部とのスライド固定状態を概略的に説明する断面図である。 図6の手押し車の大径筒部と連結部とを構成するパイプの説明図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は断面図をそれぞれ示している。 図1の手押し車のスライドロックピン部分の分解斜視図である。 図1の手押し車の上側横筒フレームの要部正面図である。 図1の手押し車の上側横筒フレームの要部斜視図である。 本実施の形態の変形例に係る手押し車のハンドル支柱部のスライドロックピンによるロック状態を概略的に説明する断面図である。 図13の手押し車の小径筒部と大径筒部とのスライド固定状態を概略的に説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る手押し車を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る手押し車の使用状態(開脚状態)を斜め後方から視た斜視図、図2は手押し車の手押し車本体を斜め前方から視た斜視図、図3は手押し車本体の使用状態を側方向からみた概略図、図4は手押し車本体を折り畳んだ状態(閉脚状態)で側方から視た概略図をそれぞれ示している。
図1に示すように、この手押し車Aは、シルバーカーとして用いられ、手押し車本体A1と、買い物用バスケットBを収容する収容スペースとしての荷物収容部A2とを備えている。手押し車本体A1は、図1〜図4に示すように、左右一対の前輪脚部1,1と、左右一対の後輪脚部2,2と、ハンドルフレーム3と、左右一対の縦筒フレーム41,41とを備えている。
左右の前輪脚部1,1は、それぞれの下端に回転自在に支持された前輪11を備えている。一方、左右の後輪脚部2,2は、それぞれの下端に回転自在に支持された後輪21を備えている。また、左右の後輪脚部2,2の下端部には、各後輪21をそれぞれ制動するブレーキ22が回動自在に支持されている。
ハンドルフレーム3は、略コの字状のハンドル部材31と、このハンドル部材31の両端(図1及び図2では下端)を下方から支持する左右のハンドル支柱部32,32とで構成されている。ハンドル部材31は、その底部(図1及び図2では上端部)を左右方向に延びるハンドル33と、このハンドル33の左右両側にそれぞれ設けられた左右一対のブレーキレバー34,34と、この左右のブレーキレバー34,34により操作される左右一対のブレーキ操作ワイヤー35,35とを備えている。各ブレーキレバー34は、その操作時にブレーキ操作ワイヤー35を介してブレーキ22を回動させて後輪21を制動するようになっている。また、左右のハンドル支柱部32,32は、小径筒部36と、この小径筒部36を内壁面でガイドしながらスライド自在に支持する大径筒部37とを備えている。小径筒部36及び大径筒部37は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、又は鉄鋼等を押出成形したパイプから形成され、小径筒部36が真円形状であるのに対し、大径筒部37が楕円形状となっている。
左右の縦筒フレーム41,41は、硬質のナイロン樹脂により成形され、内周面が各ハンドル支柱部32の大径筒部37の外周面と略一致する楕円形状に形成されている。左右の縦筒フレーム41,41は、その上端同士の間を左右方向へ延びる上側の横フレームとしての上側横筒フレーム42によって連結されている。この上側横筒フレーム42は、断面略円環状に形成されている。また、左右の縦筒フレーム41,41は、その下端同士の間を左右方向へ延びる下側の横フレームとしての下側横筒フレーム43によって連結されている。この下側横筒フレーム43は、断面略トラック形状に形成されている。
左右の縦筒フレーム41には、その上端部において互いに対向する左右方向内方向きにそれぞれ突出する上側筒片411,411と、下端部において互いに左右方向内方向きにそれぞれ突出する下側筒片412,412とが設けられている。そして、各上側筒片411の内周面は、上側横筒フレーム42の外周面と一致する形状に形成され、上側横筒フレーム42の左右両端を挿通させた状態でビスによって止着している。また、各下側筒片412の内周面は、下側横筒フレーム43の外周面と一致する形状に形成され、下側横筒フレーム43の左右両端を挿通させた状態でビスによって止着している。上側横筒フレーム42及び下側横筒フレーム43は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、又は鉄鋼等を押出成形したパイプから形成されている。
そして、左右の縦筒フレーム41は、上側横筒フレーム42及び下側横筒フレーム43によって略矩形枠状の枠体ベース4として予め形成されている。この枠体ベース4の各縦筒フレーム41には、左右のハンドル支柱部32,32の大径筒部37がそれぞれ上下方向にスライド自在に挿通されている。また、左右のハンドル支柱部32,32の大径筒部37の下端部は、各縦筒フレーム41の下端より下方へ突出し、それぞれの中途部付近より10度以内の屈曲角で後方へ屈曲している。
また、枠体ベース4の左右の縦筒フレーム41の下端部には、それぞれ前方へ突出する枢支部としての略矩形状の支持プレート44が一体的に突設されている。この各支持プレート44の下部には、前輪脚部1の上端部の後端が左右方向へ延びる軸441を介してそれぞれ回動自在に枢支されている。左右の前輪脚部1,1の上端部には、その後端より前方へ延びる前方延設部12が設けられている。また、枠体ベース4の左右の縦筒フレーム41の下端部には、それぞれ左右方向外方へ膨出する枢支部としての支持部45が一体的に設けられている。この各支持部45には、後輪脚部2の上端部が左右方向へ延びる軸451を介してそれぞれ回動自在に枢支されている。
図5は手押し車Aの前輪脚部1と後輪脚部2の開閉機構を概略的に説明する断面図を示している。この図5にも示すように、左右の前輪脚部1,1は、その上下方向の略中間位置でそれぞれ左右個別のリンク機構46,46を介して左右の後輪脚部2,2の上下方向の略中間位置に連結されている。各リンク機構46は、それぞれ第1リンク板461と、第2リンク板462と、連結軸463とを備えている。第1リンク板461は、一端が前輪脚部1の第1リンク枢支軸13に軸支され、他端が連結軸463を介して第2リンク板462に連結されている。第2リンク板462は、一端が後輪脚部2の第2リンク枢支軸24に軸支されている。連結軸463には、後述する動作伝達アーム部材381が枢支されている。すなわち、各前輪脚部1及び各後輪脚部2は、後述する動作伝達アーム部材381の作用によって、連結軸463が上側に動かされ、図3に示す使用状態である開脚位置になり、連結軸463が下側に動かされ、図4に示す折り畳み状態である閉脚位置になるようにリンク機構46によって連動して回動する。
図6は手押し車Aのハンドル支柱部のスライドロックピンによるロック状態を概略的に説明する断面図、図7は手押し車Aの大径筒部37をその軸線方向から見た平面図をそれぞれ示している。この図6及び図7において、大径筒部37の内周面には、その長径方向一側において小径筒部36をスライド自在にガイドする一対のガイド突条375,375が突設されている。この小径筒部36と大径筒部37内の長径方向他側との間には、隙間376が形成されるようになっている。
図8は手押し車Aの小径筒部36と大径筒部37とのスライド固定状態を概略的に説明する断面図を示している。この図8にも示すように、小径筒部36は、小径筒部36の長手方向、つまり上下方向に3対の第1ピン挿通孔363(図8では一対のみ示す)が穿設されている。
図9は手押し車Aの大径筒部37と連結部とを構成するパイプの説明図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は断面図をそれぞれ示している。この図9において、各大径筒部37の突出端は、それぞれの突出端同士の間を左右方向へ延びる支柱連結部38によって連結されている。この支柱連結部38と各ハンドル支柱部32の大径筒部37とは、一本のパイプを折り曲げ加工して略Uの字状に形成されている。また、大径筒部37の下端部は、一対の第2ピン挿通孔371と、1つの上部ロックピン挿通孔372と、1つの下部ロックピン挿通孔373とを備えている。更に、各大径筒部37の下端には、それぞれ動作伝達アーム部材381がねじ382によって固定されている。
一対の第2ピン挿通孔371は、大径筒部37の中心を通らず、大径筒部37の上端においてその中心軸が小径筒部36の中心軸に直交するように穿設されている。そして、大径筒部37は、小径筒部36をスライドさせて、第2ピン挿通孔371の位置に、小径筒部36の3対のうちいずれかの一対の第1ピン挿通孔363を一致させて第1ピン挿通孔363を介して一方の第2ピン挿通孔371から他方の第2ピン挿通孔371まで後述する小径筒部固定ピン392を貫通させることによって小径筒部36を上下動しないように固定できる。すなわち、ハンドル33を上下3段階のいずれかの高さ位置に固定できるようになっている。
上部ロックピン挿通孔372は、前輪脚部1,1及び後輪脚部2,2が正常な閉脚位置となったとき、後述するスライドロックピン651のピン先端部652が挿通されて隙間362内に入り込み、大径筒部37がスライドロックされる位置に穿設されている。また、下部ロックピン挿通孔373は、各前輪脚部1及び各後輪脚部2が正常な開脚位置となったとき、スライドロックピン651のピン先端部652が挿通されて隙間362内に入り込み、大径筒部37がスライドロックされる位置に穿設されている。
両動作伝達アーム部材381は、図5に示すように、その端部が第1リンク板461と第2リンク板462との間の連結軸463に枢支されている。すなわち、両動作伝達アーム部材381は、大径筒部37が上下方向の動きを連結軸463に伝達して連結軸463を上下させ、連結軸463の上下動に伴って第1リンク枢支軸13を中心に第1リンク板461を回動させると同時に、第2リンク枢支軸24を中心に第2リンク板462を回動させるように作用する。
各前輪脚部1の下端同士は、その両者1,1間を左右方向へ延びる第1脚連結部14によって連結されている。各前輪11は、前輪脚部1の下端の軸線回りに回転可能なキャスター輪となっている。また、各後輪脚部2は、その両者2,2間を左右方向へ延びる第2脚連結部23によって連結されている。各後輪21は、後輪脚部2の下端の軸線回りに回転不能な固定輪となっている。
そして、各第1リンク板461及び各第2リンク板462の回動によって左右の前輪脚部1,1及び後輪脚部2,2を開閉動作させる。
大径筒部37には、小径筒部36を大径筒部37に対してスライド不可状態に固定する小径筒部固定部材39が設けられている。この小径筒部固定部材39は、図8に示すように、大径筒部37に弾性変形しつつ嵌合される合成樹脂からなる略Cの字形をした部材本体391と、小径筒部固定ピン392とを備えている。そして、小径筒部固定部材39は、部材本体391を大径筒部37の上端部に弾性変形しつつ外側から嵌合するとともに、小径筒部固定ピン392を一方の第2ピン挿通孔371から一致した一対の第1ピン挿通孔363を介して他方の第2ピン挿通孔371まで貫通させることによって、小径筒部36を大径筒部37に対してスライド不可状態に固定するようになっている。
小径筒部固定部材39は、外側に筒状キャップ50が嵌め込まれている。すなわち、筒状キャップ50は、小径筒部36に遊嵌されていて、上記のように装着された小径筒部固定部材39の上方から大径筒部37側に向かって押し下げることによって小径筒部固定部材39の部材本体391に外嵌されている。
また、筒状キャップ50は、上記のように部材本体391に外嵌された状態で、その周壁に設けられた係止孔501に小径筒部固定ピン392の先端が係合され、上方への離脱が防止されている。さらに、筒状キャップ50は、上部ロック位置規制突部の働きをするようになっていて、各前輪脚部1及び各後輪脚部2が閉脚状態にあるとともに、後述するスライドロックピン651のピン先端部652と大径筒部37の上部ロックピン挿通孔372とが一致した状態となったとき、各縦筒フレーム41の上端に当接するようになっている。
左右の縦筒フレーム41,41は、少なくとも各前輪脚部1及び各後輪脚部2を開脚位置にして前輪11及び後輪21を水平面に設置した状態で、各縦筒フレーム41の筒軸中心と水平面との傾斜が大径筒部37の下端部での中途部付近との屈曲角に一致するように設けられている。すなわち、左右の縦筒フレーム41によって大径筒部37がガイドされることによって、当該各大径筒部37の下端部がその筒中心軸を鉛直方向に保ちながら上下にスライドするようになっている。
また、左右の前輪脚部1,1の前方延設部12には、平面視でコ字状に屈曲形成されたフラットバー62の両端がそれぞれビス(図示せず)で固定されている。このフラットバー62の両端は、左右で互いに対向する各前方延設部12の内側に止着されている。
荷物収容部A2は、各前輪脚部1と各後輪脚部2との間に形成されている。そして、買い物用バスケットBは、人工皮革又は樹脂シート等の可撓性材料よりなり、上方に開口する袋状に形成されている。この買い物用バスケットBの上縁の前側部分は、フラットバー62の長手方向中央部に保持されている。また、買い物用バスケットBの上方には、その開口を開閉する蓋部材63が設けられている。この蓋部材63は、左右の前輪脚部1,1の前方延設部12及びフラットバー62に載置される平面視で略コの字状の蓋支持フレーム64を備えている。この蓋支持フレーム64の左右両端は、左右の縦筒フレーム41の下端部の支持プレート44の上部に左右方向へ延びる軸442を介してそれぞれ回動自在に枢支されている。また、蓋部材63は、合板等の板材からなる芯材が樹脂シート等からなる化粧シートで被覆されていて、腰掛部ともなる。
図10は手押し車Aのスライドロックピン部分の分解斜視図、図11は手押し車Aの上側横筒フレーム42の要部正面図、図12は手押し車Aの上側横筒フレーム42の要部斜視図をそれぞれ示している。図10〜図12において、上側横筒フレーム42は、左右一対のスライドロックピン651,651と、固定レバー244と、ピン操作レバー66とを備えている。上側横筒フレーム42は、各スライドロックピン651を左右方向外方に向かって付勢するコイルバネ425が内装されている。また、上側横筒フレーム42には、左右一対の第1長孔661,661が穿設されている。
固定レバー244は、上側横筒フレーム42にねじ67により固定されている。上側横筒フレーム42に対し回動自在に外嵌される円筒部653には、略ハの字形の左右一対の第2長孔662,662が穿設されている。また、ピン操作レバー66は、第2長孔662及び第1長孔661を介してスライドロックピン651に対しねじ663によってねじ込まれている。
すなわち、2つのスライドロックピン651,651は、上側横筒フレーム42内のコイルバネ425によって常にピン先端部652を上側横筒フレーム42外に突出する方向に付勢されている。
そして、ピン操作レバー66が固定レバー244方向に押圧されると、ねじ663が第2長孔662の傾斜によって第1長孔661に沿って矢印方向に動き、スライドロックピン651,651が後退する。この後退によって図6に二点鎖線で示すように、ピン先端部652が上側横筒フレーム42側に入り込んで、下部ロックピン挿通孔373(又は上部ロックピン挿通孔372)周縁への係合が解除され、大径筒部37が上下方向にスライド可能になる。また、ピン操作レバー66への押圧が解除された状態で、ピン先端部652が下部ロックピン挿通孔373(又は上部ロックピン挿通孔372)の位置にあれば、下部ロックピン挿通孔373(又は上部ロックピン挿通孔372)に入り込んで大径筒部37をスライドロック状態とする。
ここで、手押し車Aの使用方法について説明する。
先ず、使用者は、図1に示す左右の前輪脚部1,1と左右の後輪脚部2,2が開脚状態となった使用状態においては、ハンドル33を持ちながら歩行する。
次いで、荷物などは蓋部材63を開放し、買い物用バスケットB内に収容する。
また、歩行に疲れたときには、ブレーキレバー34を操作し、ブレーキ22によって前輪11及び後輪21をロック状態にしておき、蓋部材63を閉じた状態としておけば、蓋部材63を腰掛部として使用できる。
そして、不使用状態の場合には、ピン操作レバー66を下方の固定レバー244側に押して、左右のスライドロックピン651,651を後退させてピン先端部652の上部ロックピン挿通孔372への挿通を解除し、ハンドル33を押し下げる。なお、押し下げ途中ではピン操作レバー66への押圧は解除しておく。
上記のようにハンドル33を押し下げることによって、小径筒部36及び大径筒部37が連動して下方に押し下げられ、連結軸463が左右の動作伝達アーム部材381,381の作用によって垂直に押し下げられる。連結軸463が押し下げられると、第1リンク板461及び第2リンク板462の連結軸463側が下方に移動するように、第1リンク板461が第1リンク枢支軸13を中心に回動し、第2リンク板462が第2リンク枢支軸24を中心に回動する。
そして、図4に示すように、第1リンク板461及び第2リンク板462の回動によって、前輪脚部1が軸441を中心に後輪脚部2側に、後輪脚部2が軸451を中心に前輪脚部1側にそれぞれ回動して閉脚状態となる。
筒状キャップ50の下端が縦筒フレーム41の上端に当たるまで押し下げられると、ピン先端部652が下部ロックピン挿通孔373に一致してコイルバネ425の付勢力によって下部ロックピン挿通孔373を介して隙間362内に入り込み、閉脚状態にロックされる。
更に、閉脚状態から開脚状態にする場合には、ピン操作レバー66を下方の固定レバー244側に押して、スライドロックピン651を後退させてピン先端部652の下部ロックピン挿通孔373への挿通を解除し、ハンドル33を引き上げる。なお、引き上げ途中ではピン操作レバー66への押圧は解除しておく。
上記のようにハンドル33を引き上げることによって、小径筒部36及び大径筒部37が連動して上方に引き上げられ、連結軸463が動作伝達アーム部381の作用によって垂直に引き上げられる。連結軸463が引き上げられると、第1リンク板461及び第2リンク板462の連結軸463側が上方に移動するように、第1リンク板461が第1リンク枢支軸13を中心に回動し、第2リンク板462が第2リンク枢支軸24を中心に回動する。
そして、図3に示すように、第1リンク板461及び第2リンク板462の回動によって、前輪脚部1が軸441を中心に後輪脚部2から離れる方向に、後輪脚部2が軸451を中心に前輪脚部1から離れる方向にそれぞれ回動して開脚状態となる。
縦筒フレーム41が押し上げられると、ピン先端部652が上部ロックピン挿通孔372に一致してコイルバネ425の付勢力によって上部ロックピン挿通孔372を介して隙間362内に入り込み、開脚状態にロックされる。
また、使用者の身長や身体的特徴に合うように、開脚位置でのハンドル33の高さ位置を調節する場合、筒状キャップ50をハンドル33側にスライドさせて、小径筒部固定部材39を外部に露出させたのち、部材本体391を持って小径筒部固定ピン392を引き抜いて、小径筒部36を大径筒部37に対しスライド可能にする。そして、ハンドル33が所望の高さになるいずれか一対の第1ピン挿通孔363を第2ピン挿通孔371に一致する位置までを小径筒部36を大径筒部37に対してスライドさせ、小径筒部固定部材39で再び小径筒部36がスライドしないように固定し、筒状キャップ50を押し下げて小径筒部固定部材39の外側に嵌合する。
次に、手押し車Aの組立方法について説明する。
先ず、手押し車Aを組み立てるに当たり、左右の縦筒フレーム41,41と、この各縦筒フレーム41,41の上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の上側横筒フレーム42及び下側横筒フレーム43とによって、略矩形枠状の枠体ベース4を予め形成しておく。具体的には、左右の縦筒フレーム41,41の上端部の上側筒片411,411に上側横筒フレーム42の左右両端を挿通させてビスにより止着するとともに、各縦筒フレーム41の下端部の各下側筒片412に下側横筒フレーム43の左右両端を挿通させてビスにより止着することで、左右の縦筒フレーム41,41と上側横筒フレーム42及び下側横筒フレーム43とによって枠体ベース4を予め形成する。
次いで、予め形成した枠体ベース4に、各縦筒フレーム41を介して各ハンドル支柱部32を下方から挿通し、その両端よりそれぞれ突出させた小径筒部36の上端にハンドルフレーム3の両端を固定する。
その後、左右の縦筒フレーム41の下端部における支持プレート44の下部にそれぞれ軸441を介して左右の前輪脚部1の上端部の後端を回動自在に枢支するとともに、各縦筒フレーム41の下端部の支持部45にそれぞれ軸451を介して後輪脚部2の上端部を回動自在に枢支する。
その他の構成部材については、適宜の手順で組み立てればよく、組立手順が限定されることはない。
この手押し車Aは、上記のようになっており、以下のような優れた効果を備える。
左右の縦筒フレーム41,41が、その上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の上側横筒フレーム42及び下側横筒フレーム43によって略矩形枠状の枠体ベース4として予め形成されているので、左右の縦筒フレーム41,41同士の互いの平行度が予め確保される。これにより、左右の縦筒フレーム41,41同士の間のねじれを確実に解消し、左右のハンドル支柱部32,32を上下方向へ円滑にスライドさせることができる。
また、枠体ベース4に、各縦筒フレーム41の下端部における支持プレート44の下部にそれぞれ軸441を介して左右の前輪脚部1の上端部の後端が回動自在に枢支されているとともに、各縦筒フレーム41の下端部の支持部45にそれぞれ軸451を介して後輪脚部2の上端部が回動自在に枢支されているので、各前輪脚部1及び各後輪脚部2を各縦筒フレーム41に対して精度よく組み付けることができる。
また、各縦筒フレーム41が、断面楕円形状に形成された各ハンドル支柱部32の断面形状に合致する断面楕円形状に形成されているので、各縦筒フレーム41に対する各ハンドル支柱部32の回転が規制され、各ハンドル支柱部32を上下方向へより円滑にスライドさせることができる。
更に、各前輪脚部1と各後輪脚部2との間の荷物収容部A2に収容した買い物用バスケットBの上縁の前側部分を保持するフラットバー62の両端が、後端が支持プレート44の下部にそれぞれ支持されて前方へ延びる各前輪脚部1の上端部の前方延設部12に固定されているので、フラットバー62の剛性を各前輪脚部1の前方延設部12によって高めることができる上、フラットバー62を前方延設部12の互いに対向する内側に固定しても荷物収容部A2の大きさを縮小させることなく確保できる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図13及び図14に基づいて説明する。
この実施の形態では、小径筒部及び大径筒部の断面形状を変更している。なお、小径筒部及び大径筒部を除くその他の構成は、前記実施の形態と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、図13及び図14に示すように、小径筒部71は、その壁面に軸方向に連続する断面円弧状の凹部711が形成されている。一方、大径筒部72は断面真円形状に形成されている。そして、凹部711は、大径筒部75の内壁面との間に軸方向に連続する隙間73を形成するようになっている。
また、図13において、722は上部ロックピン挿通孔及び下部ロックピン挿通孔のいずれか一方を示している。更に、図14において、713は一対の第1ピン挿通孔、721は一対の第2ピン挿通孔であって、この一対の第2ピン挿通孔721,721は、凹部711に交差せず、大径筒部72の上端にその中心軸が大径筒部72の中心軸に直交するように穿設されている。
なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなくその他種々の変形例を包含している。例えば、前記各実施の形態では、荷物収容部A2を設けたが、腰掛部のみであってもよい。
また、前記各実施の形態では、ハンドル33の高さを3段階で変更できるようにしていたが、4段以上であってもよい。
更に、前記各実施の形態では、フラットバー62を平面視でコ字状に屈曲形成したが、フラットバーが平面視でU字状に屈曲形成されていてもよい。
また、本実施の形態では、手押し車Aをシルバーカーとして用いたが、ショッピングカー等の手押し車であってもよい。
A 手押し車
A1 手押し車本体
A2 荷物収容部(収容スペース)
B 買い物用バスケット
1 前輪脚部
11 前輪
12 前方延設部
2 後輪脚部
21 後輪
32 ハンドル支柱部
33 ハンドル
4 枠体ベース
41 縦筒フレーム
42 上側横筒フレーム(横フレーム)
43 下側横筒フレーム(横フレーム)
44 支持プレート(枢支部)
45 支持部(枢支部)
62 フラットバー

Claims (4)

  1. 下端に前輪を回転自在に支持する左右の前輪脚部と、下端に後輪を回転自在に支持する左右の後輪脚部と、ハンドルとこのハンドルを下方から支持する左右のハンドル支柱部と、前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各前輪脚部及び各後輪脚部が使用状態の開脚位置と折り畳み状態の閉脚位置とを選択可能に、当該各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部を回動自在に枢支する枢支部を下端に有する左右の縦筒フレームとを備え、前記各ハンドル支柱部のスライドに連動して前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させるようにした手押し車であって、
    前記各縦筒フレームは、その上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の横フレームによって互いの平行度が確保されるように略矩形枠状の枠体ベースとして予め形成されており、
    この予め形成された枠体ベースには、前記各縦筒フレームを介して前記各ハンドル支柱部が上下方向にスライド自在に支持されているとともに、前記各縦筒フレームの下端の前記枢支部を介して前記各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部がそれぞれ回動自在に枢支されており、
    前記上下一対の横フレームのうちの上側の横フレームのみには、前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させる際に前記各ハンドル支柱部をスライド自在とするように当該各ハンドル支柱部のロックピン挿通孔に対する前記上側の横フレーム内からのスライドロックピンの挿通を解除するピン操作レバーが設けられていることを特徴とする手押し車。
  2. 前記各ハンドル支柱部は、断面楕円形状に形成され、
    前記各縦筒フレームは、前記各ハンドル支柱部の断面形状に合致する断面楕円形状に形成されている請求項1に記載の手押し車。
  3. 前記各前輪脚部と前記各後輪脚部との間には買い物用バスケットを収容する収容スペースが形成され、
    前記各前輪脚部の上端部は、その後端が前記枢支部に枢支されて前方へ延びる前方延設部を有し、この前方延設部には、前記買い物用バスケットの上縁の前側部分を保持するように平面視でコ字状又はU字状に屈曲形成されたフラットバーの両端が固定されている請求項1又は請求項2に記載の手押し車。
  4. 下端に前輪を回転自在に支持する左右の前輪脚部と、下端に後輪を回転自在に支持する左右の後輪脚部と、ハンドルとこのハンドルを下方から支持する左右のハンドル支柱部と、前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各前輪脚部及び各後輪脚部が使用状態の開脚位置と折り畳み状態の閉脚位置とを選択可能に、当該各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部を回動自在に枢支する枢支部を下端に有する左右の縦筒フレームとを備え、前記各ハンドル支柱部のスライドに連動して前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させるようにした手押し車の組立方法であって、
    前記各縦筒フレームを、この各縦筒フレームの上下両端同士の間を左右方向へ延びて連結する上下一対の横フレームによって互いの平行度が確保されるように略矩形枠状の枠体ベースとして予め形成してから、
    この予め形成した枠体ベースに、前記各縦筒フレームを介して前記各ハンドル支柱部を上下方向にスライド自在に支持するとともに、前記各縦筒フレームの下端の前記枢支部を介して前記各前輪脚部及び各後輪脚部の上端部をそれぞれ回動自在に枢支しておき、
    前記上下一対の横フレームのうちの上側の横フレームのみに、前記各前輪脚部及び前記各後輪脚部を開閉させる際に前記各ハンドル支柱部をスライド自在とするように当該各ハンドル支柱部のロックピン挿通孔に対する前記上側の横フレーム内からのスライドロックピンの挿通を解除するピン操作レバーを設けていることを特徴とする手押し車の組立方法。
JP2014101440A 2014-05-15 2014-05-15 手押し車及びその組立方法 Active JP6085582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101440A JP6085582B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 手押し車及びその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101440A JP6085582B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 手押し車及びその組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015217743A JP2015217743A (ja) 2015-12-07
JP6085582B2 true JP6085582B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=54777516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101440A Active JP6085582B2 (ja) 2014-05-15 2014-05-15 手押し車及びその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6085582B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6234985B2 (ja) * 2015-12-22 2017-11-22 株式会社島製作所 手押し車

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0549557U (ja) * 1991-10-18 1993-06-29 株式会社ゴーウェル 携行用カート
JPH0623865U (ja) * 1992-08-25 1994-03-29 シャン ヤン シー 手荷物用手押し運搬車
JP2600708Y2 (ja) * 1993-12-13 1999-10-25 象印ベビー株式会社 手動走行車輌
JP2008067971A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toshiharu Bato 手押し車
JP5444107B2 (ja) * 2010-04-22 2014-03-19 タカノ株式会社 操作力伝達機構を備える伸縮可能なフレーム並びにそれを利用したキャリーカート及び歩行補助器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015217743A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8807587B2 (en) Stroller
US7757819B2 (en) Braking device for child seat
CN101855119A (zh) 具有分立操纵手柄的可折叠婴儿车
JP5100930B2 (ja) ベビーカー
JP5913546B2 (ja) ベビーカー
JP4644743B2 (ja) 手押し車
JP5766772B2 (ja) ベビーカー
JP5101744B2 (ja) ベビーカー
JP6155294B2 (ja) 手押し車
JP6085582B2 (ja) 手押し車及びその組立方法
JP2018140706A (ja) 乳母車
TWI659879B (zh) Baby carriage
JP6234985B2 (ja) 手押し車
JP5849084B2 (ja) 手押し車
JP3614814B2 (ja) 手押し車
JP6035301B2 (ja) 手押し車
JP5548747B2 (ja) スライド部材のロック装置およびこのロック装置を備えた手押し車
JP6924500B2 (ja) 手押し車
JP2012136222A (ja) ベビーカー
JP3132359U (ja) 買い物用手押し車
JP2012116369A (ja) 子供用運搬車
JP2013124040A (ja) ショッピングカート
JP5661063B2 (ja) ベビーカー
JP5586667B2 (ja) 手押し車
TWI614168B (zh) 用於交通工具之支撐裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6085582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250