JP6083584B1 - 配管吊下支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での部品管理や装着時の手間等が増すことなくコストアップを抑制することができ、且つ強い横揺れに対しても防振(防震)性を発揮することができ、しかも軽量な合成樹脂管の抱持支持に適しており、更に複数本の配管を並列状態で支持する場合であっても有効な配管吊下支持具を提供する。【解決手段】第1配管支持具1が、2つのバンド抱持部41の各々について、横方向外側に切起した上方側係止部と下方側係止部とが重合された状態で重合係止部が形成されており、重合係止部の重合した部分に透孔が貫通形成され、この重合係止部に、第2配管支持具4のバンド端部43が接続取付された状態で第2配管PPの抱持支持が可能である構成であり、重合係止部と、第2配管支持具のバンド端部との接続取付が、取付面に一端が固定されて吊下げられる吊下支持杆5の他端が透孔に挿通されてナット螺合された状態で係合される。【選択図】図1

Description

本発明は配管吊下支持具に関し、詳しくは天井スラブ等の取付面に、1〜3本の水道管、ガス管、冷・暖房管等の各種配管を2点又は3点吊下支持する配管吊下支持具に関する。
天井スラブ等の取付面に吊りボルト等の支持部材による吊下支持に加えて前記取付面から斜めに垂設した1本又は2本の吊下支持杆を付加すること等によって2点支持乃至は3点吊下支持したり、或いは2本の吊下支持杆によって2点吊下支持することで防振(防震)構造とした技術としては、例えば、特許文献1〜3に記載のもの等が知られている。
特許文献1に示す技術では、従来構成のままの既存のタンバックル及び配管支持具に装着することで3点吊下支持可能な技術であるが、他部材である2枚の板状部材を必要とするため、かかる部品点数の増加によって現場での部品管理の煩雑さや装着時の手間等が新たに加わることとなっている。
特許文献2及び3に示す技術は、配管支持具のバンド抱持部の外面に吊下支持杆との係合部が設けられているため、新たな部材の追加の問題はなく部品管理等の煩雑さ等は無いが、配管支持具自体のコストが上昇せざるを得ない。
以上のことから、現場での部品管理や装着時の手間等が増すことなく、コストアップを抑制することができる配管吊下支持具の要請があることが判った。
更に本発明者が当該技術について鋭意研究を続けたところ、強い横揺れが発生した場合、配管を抱持した状態で取付面から吊下げられる配管支持具は、取付面と吊りボルトとの接続部、吊りボルトとタンバックルとの接続部、タンバックルと配管支持具との接続部からバンド抱持部の上端部分までの部分、等の箇所に負荷がかかり、特に配管を抱持する部分の直上であるバンド抱持部の上端部分に大きな負荷がかかることが判った。
本発明者の研究によれば、前記特許文献1〜3に示す技術では強い横揺れが発生した際には、取付面と吊りボルトとの接続部、吊りボルトとタンバックルとの接続部、タンバックルと配管支持具との接続部については防振(防震)性を発揮することができるが、バンド抱持部の上端部分での防振(防震)性については不充分な場合があることが判った。
そこで本発明者は、配管を抱持するバンド抱持部の一部を切り起して切起し係止部を形成し、この切起し係止部に、取付面から吊下げられた1本又は2本の吊下げ支持杆を係合可能とすることにより、2点又は3点吊下げ支持可能な配管吊下支持具を先に提案した(特許文献4〜6参照)。
特開2004−150452号 実用新案登録第2524340号 登録実用新案第3148361号 登録実用新案第3153185号 登録実用新案第3153545号 登録実用新案第3153546号
本発明者はかかる技術について更に研究を進めたところ、近年、配管類として鋼管に代わって合成樹脂管(ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管、塩化ビニル管、プロピレン管、ABS管等)が用いられるようになってきており、今後、大部分の配管類が鋼管から合成樹脂管に代わることが予想されている。
合成樹脂管は、高い耐蝕性を有し、しかも鋼管と同等乃至同等以上の耐熱性及び耐衝撃性を有するのに鋼管に比して軽量であり、更に加工が容易であるため、取扱性等の点で優れている。
本発明者は、かかる合成樹脂管の配管支持技術について鋭意研究を続けたところ、合成樹脂管は上記したように軽量であるため、従来の鋼管用の支持具が求められるほどの堅牢度・強度等が不要であることを見出した。また、複数本の並列状態で支持する場合においても同様である。
そこで本発明の課題は、現場での部品管理や装着時の手間等が増すことなくコストアップを抑制することができ、且つ強い横揺れに対しても防振(防震)性を発揮することができ、しかも軽量な合成樹脂管の抱持支持に適しており、更に複数本の配管を並列状態で支持する場合であっても有効な配管吊下支持具を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.配管を抱持するバンド抱持部と該バンド抱持部の上端部に連接されたバンド端部を有する配管支持具であって、抱持した配管を、天井スラブ等の取付面から2点又は3点支持する配管吊下支持具において、
配管支持具本体である第1配管支持具が、2つのバンド抱持部によって配管を抱持可能であり、該2つのバンド抱持部の下端部分を組式又は蝶番式の如き接続部により拡開可能に接続され、前記バンド端部がタンバックルの如き吊下接続部材に接続されることで吊りボルトからの吊下げが可能な構成の配管支持バンドから成り、
前記2つのバンド抱持部の各々について、
該バンド抱持部の略中央部より上方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する上方側係止部が形成され、
且つ、該バンド抱持部の略中央部より下方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する下方側係止部が形成され、
この横方向外側に切起した上方側係止部と下方側係止部とが重合された状態で重合係止部が形成されており、
更に、この重合係止部の重合した部分に透孔が貫通形成され、
この重合係止部に、別なる配管支持具である第2配管支持具のバンド端部が接続取付された状態で、該第2配管支持具に別なる配管である第2配管の抱持支持が可能である構成であり、
前記重合係止部と、第2配管支持具のバンド端部との接続取付が、前記取付面に一端が固定されて吊下げられる1本又は2本の吊りボルトの如き吊下支持杆の他端が前記透孔に挿通されてナット螺合された状態で係合される構成であること、
を特徴とする配管吊下支持具。
2.前記重合係止部の各々が、外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
3.前記重合係止部の各々が、前記した略中央部の基点から外側斜め上方に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分であって且つ前記透孔よりも基点側の部分において折曲られた状態又は湾曲された状態で外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
4.前記重合係止部の各々が、前記した略中央部の基点から外側水平方向に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分であって且つ前記透孔よりも基点側の部分において折曲られた状態又は湾曲された状態で外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする上記1に記載の配管吊下支持具。
5.前記上方側係止部と前記下方側係止部の各々が、その基点部分から前記バンド抱持部の外周面に沿って折り返し横方向外側に延伸するように折曲された状態で重合された構成であることを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の配管吊下支持具。
本明細書において、「上方」、「上端」、「下方」、「下端」の上下位置を示す語は、本発明の配管支持バンドが取り付けられる取付面を基準にして、該取付面に近い位置を「上」とし、該取付面から離れた位置を「下」としている。
即ち、吊下支持に用いる場合の「上方」「上端」は文字通りの「上」であり、「下方」「下端」は文字通りの「下」であるが、床面からの立上支持に用いる場合の「上方」「上端」は文字通りとは正反対の「下」となり、「下方」「下端」は文字通りとは正反対の「上」となる。また、壁面からの立上支持に用いる場合の「上方」「上端」は壁面に近い側であり、「下方」「下端」は壁面から遠い位置である。
請求項1に示す発明によれば、現場での部品管理や装着時の手間等が増すことなくコストアップを抑制することができ、且つ強い横揺れに対しても防振(防震)性を発揮することができ、しかも軽量な合成樹脂管の抱持支持に適しており、更に複数本の配管を並列状態で支持する場合であっても有効な配管吊下支持具を提供することができる。
特に、吊りボルトによる吊下支持に加えて、横揺れに対する防振(防震)性を発揮する吊下支持杆を、配管吊下支持具のバンド抱持部の真横部に形成した重合切起し係止部に係合する構成によって、配管を抱持する部分であるバンド抱持部の最大振れ幅箇所となる真横部を支持することになるので、極めて効果的に横揺れに対する防振(防震)性を発揮させることができる。従って、横揺れ時に生じる、取付面と吊りボルトとの接続部、吊りボルトとタンバックルとの接続部、タンバックルと配管支持具との接続部からバンド抱持部の上端部分までの部分、等の各箇所への負荷を著しく減じることができ、極めて強力な耐震性を発揮させることができる。
特に、重合係止部は、バンド抱持部を切り起こすだけで加工可能であるため、別部材を付加することもないし、切取加工等によって廃棄が必要となる部材も生じることもなく、低コスト化が可能な上に環境適性にも優れている。
更に、重合係止部は、上方側係止部と下方側係止部とを重合させた2枚構成を有するので1枚構成に比して強度が増すことになり、別なる配管である第2配管を安定した状態で抱持支持することができる。
請求項2に示す発明によれば、重合係止部の角度を調整することにより吊下支持杆との係合角度等を施工現場の状況に合わせて容易に調整することができる。
請求項3に示す発明によれば、重合係止部の角度を調整することにより吊下支持杆との係合角度等を施工現場の状況に合わせて容易に調整することができる。特に、この重合係止部の角度の調整は、切起し部分の切起し角度と中途部分の折曲角度又は彎曲角度の二箇所で調整することができるので調整の自由度が極めて高い。
更に、重合係止部が中途部分で折曲又は彎曲する構成によって、この折曲又は彎曲した中途部分が横揺れ時に緩衝機能を発揮することになるので振動(震動)を吸収することができる。従って、極めて高い防振(防震)効果を発揮することができる。
請求項4に示す発明によれば、重合係止部の角度を調整することにより吊下支持杆との係合角度等を施工現場の状況に合わせて容易に調整することができる。特に、この重合重合部の角度の調整は、切起し部分の切起し角度と中途部分の折曲角度又は彎曲角度の二箇所で調整することができるので調整の自由度が極めて高い。
更に、重合係止部が中途部分で折曲又は彎曲する構成によって、この折曲又は彎曲した中途部分が横揺れ時に緩衝機能を発揮することになるので振動(震動)を吸収することができる。従って、極めて高い防振(防震)効果を発揮することができる。
請求項5に示す発明によれば、重合係止部の基点部分の強度低下を抑制することができる。
本発明に係る配管吊下支持具の使用状態の第1実施例を示す概略正面図 図1の配管吊下支持具の第1配管支持具のみを示す5面図(正面図、平面図、底面図、左側面図、A−A断面図) 重合係止部の一例を示す要部拡大断面図 本発明に係る配管吊下支持具の使用状態の第2実施例を示す概略正面図 本発明に係る配管吊下支持具の使用状態の第3実施例を示す概略正面図
次に、添付の図面に従って本発明を詳細に説明する。
本発明に係る配管吊下支持具は、1〜3本の給水管、給湯管、排水管等の種々配管を、天井スラブに垂設固定された吊りボルトと更に前記天井スラブから斜めに垂設した1本又は2本の吊下支持杆によって防振(防震)状態で2点支持乃至は3点吊下支持するものである。
固定支持する種々の配管としては、従来一般的であった鋼管に代わって近年多く用いられるようになった合成樹脂管(ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管、塩化ビニル管、プロピレン管、ABS管等)の固定支持に本発明は特に有効である。尚、本発明は合成樹脂管の固定支持に特に有効であるが、従来の鋼管の固定支持も可能であり、固定支持する配管として鋼管を排除するものではない。
本発明の配管吊下支持具の具体的構成としては、図1及び図2に示すように、配管Pを抱持するバンド抱持部11と該バンド抱持部11の上端部に連接されたバンド端部13を有する配管支持具であって、抱持した配管Pを、天井スラブ等の取付面2から2点又は3点支持するものであり、
配管支持具本体である第1配管支持具1が、2つのバンド抱持部11・11によって配管Pを抱持可能であり、該2つのバンド抱持部11・11の下端部分を組式又は蝶番式の如き接続部12により拡開可能に接続され、前記バンド端部13がタンバックルの如き吊下接続部材31に接続されることで吊りボルト3からの吊下げが可能な構成の配管支持バンドから成り、
前記2つのバンド抱持部11・11の各々について、
該バンド抱持部11の略中央部より上方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する上方側係止部14Aが形成され、
且つ、該バンド抱持部11の略中央部より下方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する下方側係止部14Bが形成され、
この横方向外側に切起した上方側係止部14Aと下方側係止部14Bとが重合された状態で重合係止部14が形成されており、
更に、この重合係止部14の重合した部分に透孔15が貫通形成され、
この重合係止部14に、別なる配管支持具である第2配管支持具4のバンド端部43が接続取付された状態で、該第2配管支持具4のバンド抱持部41に別なる配管である第2配管PPの抱持支持が可能である構成であり、
前記重合係止部14と、第2配管支持具4のバンド端部43との接続取付が、前記取付面2に一端が固定されて吊下げられる1本又は2本の吊りボルトの如き吊下支持杆5の他端が前記透孔15に挿通されてナット51により螺合された状態で係合される構成である。
尚、図2に示す符号11A・11Bは、上方側係止部14A・下方側係止部14Bが切り起こされることで孔部となったバンド抱持部11の被切起し孔部である。尚また、図2に示す符号16は、吊下接続部材31にバンド端部13を接続固定するためのボルト・ナットである。
以下、本発明の構成について更に詳説する。
本発明の配管支持具を構成する第1配管支持具1及び第2配管支持具4の各々は、この種の配管支持具に用いられる材料として公知公用のものを特別の制限なく用いることができ、好ましくはステンレスやその他の金属製である。
また、第2配管支持具4の構成としては、図1に示す本実施例では、一般的な提灯式構成の配管支持バンドを用いているが、第1配管支持具1の重合係止部14に接続取付可能であれば公知公用の他の構成の配管支持具・配管支持バンド類を用いることができ、好ましくは、本実施例の提灯式構成に加えて組式構成や蝶番式構成等の配管支持バンドを用いることができる。尚、後述する図4に示す第2実施例、図5に示す第3実施例についても同様である。
重合係止部14を構成する上方側係止部14Aと下方側係止部14Bの各々は、バンド抱持部11の略中央部を基点として切起してから外側に方向に向かって立ち上げる際に、図3に示すように、各々の基点部分から前記バンド抱持部11・11の外周面に沿って折り返してから横方向外側に延伸するように折り曲げて重合される構成とすることが好ましい。図3に示す符号14Cは、バンド抱持部11の外周面に沿って折り返した折り返し部である。かかる構成によれば、上方側係止部14A・下方側係止部14Bの基点部分の強度低下を抑制することができる。
更に、重合係止部14を構成する上方側係止部14Aと下方側係止部14Bの各々について、各々の切起した基点部分をスポット溶接の如き補強手段を用いて補強する構成が好ましく、かかる構成によれば、切起し部分の破断や裂けを抑制できるので、この切起した起点部分の強度を高くすることができる。
更にまた、重合係止部14を構成する上方側係止部14Aと下方側係止部14Bとは、その重合部分をスポット溶接の如き接合手段を用いて接合する構成が好ましく、かかる構成によれば、重合係止部14の重合部分の強度を高くすることができる。
次に、重合係止部14の延伸方向構成について説明する。
図1及び図2に示す本第1実施例では、第1配管支持具1の重合係止部14・14の各々が、バンド抱持部11・11の各々の略中央部の基点から外側斜め下方に向かって延伸した形状を有する構成となっている。かかる構成によれば、重合係止部14・14の基点部分からの切起し角度を調整することにより第2配管支持具4による第2配管PPの抱持固定位置を所望の高さに調整することができる。
上記構成を有する本第1実施例の使用に際しては、図1に示すように、天井スラブ等の取付面2に一端が固定された吊りボルト3にタンバックルの如き吊下接続部材31を介してバンド端部13をボルト・ナット16により固定することで第1配管支持具1を前記取付面2に吊下支持し、更に、前記取付面2に一端が固定され、斜め吊下げする2本の公知公用の吊りボルトの如き吊下支持杆5・5の他端を、前記透孔15・15にナット51・51を用いて係合することにより、前記吊りボルト3と2本の吊下支持杆5・5による3点吊下支持が可能となる。
以上、本発明に係る配管吊下支持具の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の範囲内において種々の他の態様を採ることもできる。
例えば、図4に示す第2実施例では、第1配管支持具1の重合係止部14・14の各々が、バンド抱持部11・11の各々の略中央部の基点から外側斜め上方に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分14Dであって且つ前記透孔15よりも基点側の部分から外側斜め下方に向かって折曲又は彎曲する構成となっている。かかる構成によれば、重合係止部14・14の中途部分14Dの折曲角度又は彎曲角度を調整することにより第2配管支持具4による第2配管PPの抱持固定位置を所望の高さに調整することができる。
また、図5に示す第3実施例では、第1配管支持具1の重合係止部14・14の各々が、バンド抱持部11・11の各々の略中央部の基点から外側水平方向に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分14Dであって且つ前記透孔15よりも基点側の部分から外側斜め下方に向かって折曲又は彎曲する構成となっている。かかる構成によれば、重合係止部14・14の中途部分14Dの折曲角度又は彎曲角度を調整することにより第2配管支持具4による第2配管PPの抱持固定位置を所望の高さに調整することができる。
更に、図1、図4及び図5に示す実施例では、吊りボルト3と2本の吊下支持杆5・5による3点吊下支持としているが、施工現場の状況等の諸条件に応じて吊下支持杆5を1本とする2点吊下支持とすることも本発明に包含される。
1 第1配管支持具
11 バンド抱持部
11A 被切起し孔部
11B 被切起し孔部
12 接続部
13 バンド端部
14 重合係止部
14A 上方側係止部
14B 下方側係止部
14C 折り返し部
14D 中途部分
15 透孔
16 ボルト・ナット
2 天井スラブ・壁面・床面の如き取付面
3 吊りボルト
31 タンバックルの如き吊下接続部材
4 第2配管支持具
41 バンド抱持部
43 バンド端部
5 吊下支持杆
51 ナット
P 配管
PP 第2配管

Claims (5)

  1. 配管を抱持するバンド抱持部と該バンド抱持部の上端部に連接されたバンド端部を有する配管支持具であって、抱持した配管を、天井スラブ等の取付面から2点又は3点支持する配管吊下支持具において、
    配管支持具本体である第1配管支持具が、2つのバンド抱持部によって配管を抱持可能であり、該2つのバンド抱持部の下端部分を組式又は蝶番式の如き接続部により拡開可能に接続され、前記バンド端部がタンバックルの如き吊下接続部材に接続されることで吊りボルトからの吊下げが可能な構成の配管支持バンドから成り、
    前記2つのバンド抱持部の各々について、
    該バンド抱持部の略中央部より上方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する上方側係止部が形成され、
    且つ、該バンド抱持部の略中央部より下方部分を該略中央部を基点として切起された状態で横方向外側に延伸する下方側係止部が形成され、
    この横方向外側に切起した上方側係止部と下方側係止部とが重合された状態で重合係止部が形成されており、
    更に、この重合係止部の重合した部分に透孔が貫通形成され、
    この重合係止部に、別なる配管支持具である第2配管支持具のバンド端部が接続取付された状態で、該第2配管支持具に別なる配管である第2配管の抱持支持が可能である構成であり、
    前記重合係止部と、第2配管支持具のバンド端部との接続取付が、前記取付面に一端が固定されて吊下げられる1本又は2本の吊りボルトの如き吊下支持杆の他端が前記透孔に挿通されてナット螺合された状態で係合される構成であること、
    を特徴とする配管吊下支持具。
  2. 前記重合係止部の各々が、外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  3. 前記重合係止部の各々が、前記した略中央部の基点から外側斜め上方に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分であって且つ前記透孔よりも基点側の部分において折曲られた状態又は湾曲された状態で外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  4. 前記重合係止部の各々が、前記した略中央部の基点から外側水平方向に向かって延伸すると共に、この延伸した部分の中途部分であって且つ前記透孔よりも基点側の部分において折曲られた状態又は湾曲された状態で外側斜め下方に向かった状態で延伸する構成であることを特徴とする請求項1に記載の配管吊下支持具。
  5. 前記上方側係止部と前記下方側係止部の各々が、その基点部分から前記バンド抱持部の外周面に沿って折り返し横方向外側に延伸するように折曲された状態で重合された構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配管吊下支持具。
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