JP6083213B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱体の温度を検出するための非接触式の温度検出器を備えた画像形成装置に関する。
従来、記録シートを加熱する加熱体と、加熱体から離れて配置され、当該加熱体周りの雰囲気温度を検出する非接触式の温度検出器と、温度検出器で検出した検出温度に基いて加熱体の温度を制御する制御装置とを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、温度検出器で検出した検出温度を加熱体の実温度に近づけるべく所定の関数で補正し、補正した後の温度に基いて加熱体の温度の制御を行っている。さらに、この技術では、検出温度に応じて関数を変更しており、例えば検出温度175℃〜200℃といった印刷制御の開始から終了までの期間に相当する温度域においては、1種類の関数が選択されるようになっている。
特開2009−139415号公報
ところで、前述したような非接触式の温度検出器を備える画像形成装置では、ウォームアップ時における加熱体の急激な温度上昇に加熱体周りの雰囲気温度が追従し難いため、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において、加熱体の実温度と雰囲気温度(検出温度)との差が、印刷制御の後半における差よりも大きくなる場合がある。このような場合において、従来技術のように印刷制御中において1種類の関数しか用いないと、定着制御を精度よく行うことができないという問題がある。より具体的には、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において、加熱体の実温度と検出温度との差が大きいと、1種類の関数で補正された温度を実温度に近づけることができなくなるので、加熱体に供給する電力が大きくなり、加熱体の温度が高くなりすぎるという問題が生じる。
そこで、本発明は、定着制御を精度よく行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、記録シートを加熱するための加熱体を有する定着装置と、前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、前記加熱体に対して間隔をおいて配置され、前記加熱体の温度を検出するように構成された非接触式の温度検出器と、複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数により前記温度検出器で検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて前記電力供給部を制御する制御装置と、を備える。
前記制御装置は、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時には前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち第1関数により実行し、当該印刷制御の途中で前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち前記第1関数よりも補正後の値が小さくなる第2関数により実行するように構成されている。
前述した構成によれば、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において第1関数で補正された温度が、第2関数を用いて補正された場合よりも大きな値となるので、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において加熱体の実温度と検出温度との差が大きくなっても、補正後の温度を実温度に近づけることができ、加熱体の温度が高くなりすぎるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記印刷制御の開始時において、前記複数の関数のうち前記第1関数よりも補正後の値が大きくなる第3関数により前記検出温度の補正を実行するように構成することができる。
ここで、ウォームアップ開始時の検出温度が低い場合には、高い場合に比べ、印刷制御の開始時における加熱体の温度と雰囲気温度との差が大きい。そのため、例えばウォームアップ開始時の検出温度に関係なく同一の第1関数を印刷制御の開始時の補正に使用する場合には、ウォームアップ開始時の検出温度が低いときにおける印刷制御の開始時に加熱体の温度が高くなりすぎる可能性がある。これに対し、ウォームアップ開始時の検出温度が低い場合に、印刷制御の開始時における検出温度を第1関数を用いて補正された場合よりも大きな値となるように第3関数で補正することで、加熱体の温度が高くなりすぎるのを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記制御装置は、ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記第3関数から前記第2関数に切り替える前に、前記複数の関数のうち前記第3関数よりも補正後の値が小さくなり、かつ、前記第2関数よりも補正後の値が大きくなる第4関数により前記検出温度の補正を実行するように構成することができる。
ここで、ウォームアップ開始時の検出温度が低い場合には、加熱体の温度と雰囲気温度との差が大きいことから、第3関数からいきなり第2関数に切り替えると加熱体の温度が高くなりすぎる場合がある。これに対し、ウォームアップ開始時の検出温度が低い場合において、第3関数と第2関数の間に第4関数を設定することにより、このような問題を抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第3関数から前記第4関数に切り替えるタイミングは、前記第1関数から前記第2関数に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定することができる。
これによれば、例えばウォームアップ開始時の検出温度が低い程、記録シートのピックアップタイミングが遅くなるように構成した場合において、記録シートが加熱体に到達するタイミングに合わせて関数の切り替えを行うことが可能となる。すなわち、加熱体から記録シートに熱が奪われることで、加熱体の実温度と雰囲気温度の差が小さくなるタイミングに合わせて関数を切り替えることが可能となるので、良好な定着制御を実現することができる。
本発明によれば、定着制御を精度よく行うことができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタを示す側断面図である。 印刷制御時における関数を設定するためのマップを示す図(a)〜(c)である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。
<レーザプリンタの全体構成>
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、装置本体2と、記録シートの一例としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、装置本体2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6から用紙3を画像形成部5へ搬送する用紙供給機構7とを備えている。フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙供給機構7によって一枚ずつ分離されて画像形成部5に供給される。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置18とを備えている。
スキャナ部16は、装置本体2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)と、回転駆動されるポリゴンミラー19と、レンズ20,21と、反射鏡22,23,24とを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、装置本体2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、感光ドラム27と、帯電器29と、転写ローラ30と、現像ローラ31と、層厚規制ブレード32と、供給ローラ33と、トナーホッパ34とを備えて構成されている。
このプロセスカートリッジ17では、帯電器29で帯電された感光ドラム27の表面が、スキャナ部16からのレーザビームで露光されることで、感光ドラム27上に静電潜像が形成される。この静電潜像に、トナーホッパ34内のトナーが供給ローラ33や現像ローラ31を介して供給されることで、感光ドラム27上にトナー像(現像剤像)が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30との間で用紙3が搬送される際に、感光ドラム27上のトナー像が用紙3に転写される。
定着装置18は、加熱体の一例としての加熱ローラ41およびハロゲンランプHLと、加圧ローラ42と、加熱ローラ41の温度を検出する温度検出器の一例としてのサーミスタTHとを備えている。
加熱ローラ41は、用紙3を加熱する円筒状の部材であり、その内側に設けられたハロゲンランプHLによって加熱されるようになっている。ハロゲンランプHLは、装置本体2に設けられた電力供給部101から電力を供給されることで発熱するようになっている。
加圧ローラ42は、加熱ローラ41と対向するように配置されて加熱ローラ41に向けて押圧されることで、加熱ローラ41との間でニップ部を形成している。
サーミスタTHは、加熱ローラ41の周囲の温度(以下、「雰囲気温度」ともいう。)を検出する非接触式のセンサであり、加熱ローラ41に対して間隔をおいて配置されている。
この定着装置18では、ハロゲンランプHLによって加熱ローラ41が加熱されることで、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に用紙3に転写されたトナー像が熱定着される。その後、用紙3は、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送される。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
<制御装置>
次に、制御装置100について詳細に説明する。
制御装置100は、例えば、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、前述したサーミスタTHからの入力と、印刷指令の内容と、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、電力供給部101や用紙供給機構7などの制御を実行している。
具体的に、制御装置100は、複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数によりサーミスタTHで検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて電力供給部101を制御する機能を有している。詳しくは、制御装置100は、補正後の温度と定着温度(用紙3を熱定着するために適した温度)の差が大きい程、電力供給部101から出力する通電量E(単位時間当たりの通電量)を大きくするように構成されている。
また、制御装置100は、ウォームアップモード、レディモード、スリープモード、印刷モードといった複数のモードで電力供給部101を制御している。なお、本発明は印刷モード(印刷制御)時における制御であるため、その他のモードについては、公知の制御を適宜行えばよく、詳細な説明は省略する。ただし、ウォームアップモードについては本発明に関連するので、以下に簡単に説明する。
<ウォームアップモード>
制御装置100は、スリープモードやレディモードに滞在している際に印刷指令を受けると、ウォームアップモードを開始する。ウォームアップモードでは、制御装置100は、まず、電力供給部101からハロゲンランプHLへの電力の供給を開始し、サーミスタTHで検出した検出温度を所定の関数で補正する。なお、このウォームアップモードで使用する関数は、公知の関数を用いればよい。
制御装置100は、補正後の温度が目標温度(前述した定着温度または当該定着温度よりも僅かに低い温度)に達したか否かを判断し、目標温度に達した場合には、ウォームアップモードを終了して、印刷モードを開始する。なお、制御装置100は、公知のように、ウォームアップモードの開始時の検出温度が高い場合よりも低い場合の方が給紙トレイ6からの用紙3の給紙タイミングが遅くなるように、用紙供給機構7を制御している。
<印刷モード>
制御装置100は、ウォームアップ終了直後の印刷モードにおいては、図2(a)〜(c)に示す第1マップ、第2マップまたは第3マップを用いて関数を切り替えるように構成されている。なお、ウォームアップ終了直後でない印刷モード(例えば1回目の印刷指令の直後に2回目の印刷指令が出力された場合など)においては、必ずしも第1〜第3マップを用いて関数を切り替える必要はない。
第1マップは、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃以下となる低温時に使用するマップであり、印刷モードの開始時から終了までの期間を4つの期間に分け、各期間で使用する関数をそれぞれ設定している。詳しくは、印刷モードの開始時から8秒間の期間である第1期間においては、T=1.2x+25(T:補正後の温度、x:検出温度)となる低温時第1期間用関数が使用され、第1期間の終了時点から10秒間の期間である第2期間においては、T=1.2x+10となる低温時第2期間用関数が使用される。
また、第2期間の終了時点から25秒間の期間である第3期間においては、T=1.2x+5となる低温時第3期間用関数が使用され、第3期間の終了時点から印刷制御が終了する時点までの期間である第4期間においては、T=1.2x−5となる低温時第4期間用関数が使用される。
つまり、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃以下となる低温時においては、印刷制御が進むにつれて、補正後の値が小さくなるような関数に順次切り替えられるようになっている。
第2マップは、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃より高く、かつ、100℃以下となる中温時に使用するマップであり、第1マップと同様に、印刷モードの開始時から終了までの期間を4つの期間に分け、各期間で使用する関数をそれぞれ設定している。詳しくは、印刷モードの開始時から8秒間の期間である第1期間においては、T=1.2x+15となる中温時第1期間用関数が使用され、第1期間の終了時点から10秒間の期間である第2期間においては、T=1.2x+5となる中温時第2期間用関数が使用される。
また、第2期間の終了時点から25秒間の期間である第3期間においては、T=1.2x+3となる中温時第3期間用関数が使用され、第3期間の終了時点から印刷制御が終了する時点までの期間である第4期間においては、T=1.2x−5となる中温時第4期間用関数が使用される。
つまり、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃より高く、かつ、100℃以下となる中温時においても、印刷制御が進むにつれて、補正後の値が小さくなるような関数に順次切り替えられるようになっている。
第3マップは、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが100℃より高くなる高温時に使用するマップであり、印刷モードの開始時から終了までの期間を2つの期間に分け、各期間で使用する関数をそれぞれ設定している。詳しくは、印刷モードの開始時から4秒間の期間である第1期間においては、T=1.2xとなる高温時第1期間用関数が使用され、第1期間の終了時点から印刷制御が終了する時点までの期間である第2期間においては、T=1.2x−5となる高温時第2期間用関数が使用される。
つまり、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが100℃より高くなる高温時においても、印刷制御が進むと、補正後の値が小さくなるような関数に切り替えられるようになっている。
言い換えると、高温時第1期間用関数「T=1.2x」と高温時第2期間用関数「T=1.2x−5」の関係は、第1関数と、当該第1関数よりも補正後の値が小さくなる第2関数との関係と同じ関係となっている。
このように高温時第1期間用関数と高温時第2期間用関数を設定することで、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において高温時第1期間用関数で補正された温度が、高温時第2期間用関数を用いて補正された場合よりも大きな値となるので、ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時において加熱ローラ41の実温度と検出温度との差が大きくなっても、補正後の温度を実温度に近づけることができ、加熱ローラ41の温度が高くなりすぎるのを抑えることが可能となっている。
なお、低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」と低温時第4期間用関数「T=1.2x−5」の関係や、中温時第1期間用関数「T=1.2x+15」と中温時第4期間用関数「T=1.2x−5」の関係も、前述した第1関数と第2関数の関係と同じ関係になるので、低温時や中温時においても前述した効果と同じ効果を得ることが可能となっている。
また、高温時第1期間用関数「T=1.2x」と低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」との関係は、第1関数と、当該第1関数よりも補正後の値が大きくなる第3関数との関係と同じ関係となっている。
ここで、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが低い場合には、高い場合に比べ、印刷制御の開始時における加熱ローラ41の実温度と雰囲気温度との差が大きい。そのため、例えばウォームアップ開始時の検出温度に関係なく同一の第1関数(T=1.2x)を印刷制御の開始時の補正に使用する場合には、低温時において補正後の温度が実温度に近づかず、低温時の印刷制御の開始時に加熱ローラ41の温度が高くなりすぎる可能性がある。これに対し、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが低い場合に、印刷制御の開始時における検出温度を第1関数(T=1.2x)を用いて補正された場合よりも大きな値となるように第3関数(T=1.2x+25)で補正することで、加熱ローラ41の温度が高くなりすぎるのを抑えることが可能となっている。
なお、高温時第1期間用関数「T=1.2x」と中温時第1期間用関数「T=1.2x+15」との関係も、前述した第1関数と第3関数の関係と同じ関係になるので、中温時においても前述した効果と同じ効果を得ることが可能となっている。
また、低温時においては、低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」から低温時第4期間用関数「T=1.2x−5」に切り替える前に、低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」よりも補正後の値が小さくなり、かつ、低温時第4期間用関数「T=1.2x−5」よりも補正後の値が大きくなる低温時第2期間用関数「T=1.2x+10」および低温時第3期間用関数「T=1.2x+5」を使用するように構成されている。つまり、低温時第2期間用関数「T=1.2x+10」および低温時第3期間用関数「T=1.2x+5」は、第4関数に相当している。
ここで、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが低い場合には、加熱ローラ41の温度と雰囲気温度との差が大きいことから、低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」からいきなり低温時第4期間用関数「T=1.2x−5」に切り替えると、切替後に補正した温度が実温度に近づかず、加熱ローラ41の温度が高くなりすぎる場合がある。これに対し、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが低い場合において、低温時第1期間用関数「T=1.2x+25」と低温時第4期間用関数「T=1.2x−5」の間に、低温時第2期間用関数「T=1.2x+10」および低温時第3期間用関数「T=1.2x+5」を設定することにより、このような問題を抑えることが可能となっている。
なお、中温時第2期間用関数「T=1.2x+5」および中温時第3期間用関数「T=1.2x+3」も、中温時第1期間用関数「T=1.2x+15」を第3関数、中温時第4期間用関数「T=1.2x−5」を第2関数と見たときの第4関数に相当するので、中温時においても前述した効果と同じ効果を得ることが可能となっている。
また、各マップにおける第1期間は、補正後の温度が前述した目標温度に達してから用紙3の先端が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間のニップ部に到達するまでの時間に設定されている。ここで、第1マップおよび第2マップの第1期間が8秒に設定されているのに対し、第3マップの第1期間が4秒に設定されているのは、前述したようにウォームアップ開始時の検出温度Tsが高い場合よりも低い場合の方が給紙タイミングが遅くなるように設定されているからである。
言い換えると、低温時第1期間用関数(第3関数)から低温時第2期間用関数(第4関数)に切り替えるタイミングは、高温時第1期間用関数(第1関数)から高温時第2期間用関数(第2関数)に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定されている。これによれば、低温時、中温時および高温時のいずれの場合であっても、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間のニップ部に到達するタイミングに合わせて関数の切り替えを行うことが可能となっている。すなわち、加熱ローラ41から用紙3に熱が奪われることで、加熱ローラ41の実温度と雰囲気温度の差が小さくなるタイミングに合わせて関数を切り替えることが可能となるので、良好な定着制御を実現することが可能となっている。
なお、中温時第1期間用関数(第3関数)から中温時第2期間用関数(第4関数)に切り替えるタイミングも、高温時第1期間用関数(第1関数)から高温時第2期間用関数(第2関数)に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定されているので、中温時においても前述した効果と同じ効果を得ることが可能となっている。
なお、第1マップおよび第2マップにおける第2期間および第3期間の時間設定は、実験やシミュレーション等により得られる雰囲気温度の上昇傾向に応じて決定することができる。
最後に、制御装置100によるウォームアップモード開始後の温度補正制御について説明する。
図3に示すように、制御装置100は、まず、サーミスタTHで温度を検出する(S1)。ステップS1の後、制御装置100は、ウォームアップの開始時の検出温度Tsが50℃以下であるか否かを判断する(S2)。
ステップS2において、制御装置100は、ウォームアップの開始時の検出温度Tsが50℃以下であると判断した場合には(Yes)、第1マップを選択する(S3)。また、ステップS2において、制御装置100は、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃より高いと判断した場合には(No)、検出温度Tsが50℃より高く、かつ、100℃以下であるか否かを判断する(S4)。
ステップS4において、制御装置100は、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが50℃より高く、かつ、100℃以下であると判断すると(Yes)、第2マップを選択する(S5)。ステップS4において、制御装置100は、ウォームアップ開始時の検出温度Tsが100℃よりも高いと判断した場合には(No)、第3マップを選択する(S6)。
ステップS3、ステップS5またはステップS6の後、制御装置100は、ウォームアップが終了したか否かを判断する(S7)。ステップS7において、制御装置100は、ウォームアップが終了したと判断した場合には(Yes)、ステップS3、ステップS5またはステップS6において選択したマップに基いて関数を決定し、当該関数により温度補正を実行する(S8)。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、3つのマップを用いて関数を設定するようにしたが、本発明はこれに限定されず、1つのマップまたは3つ以外の複数のマップを用いて関数を設定するように構成してもよい。また、各マップの検出温度Tsや期間等の具体的な数値は、前記実施形態に限定されず、適宜変更可能である。また、前記実施形態では、ウォームアップ開始時の検出温度に応じて複数のマップを設定したが、本発明はこれに限定されず、例えば記録シートの種類に応じて複数のマップを設定してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、加熱体として加熱ローラ41およびハロゲンランプHLを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば発熱抵抗体やIH熱源などであってもよい。ここで、IH熱源は、それ自体は発熱しないが、ローラや金属ベルトを電磁誘導加熱方式により発熱させるものをいう。
また、「温度」として、[℃]を単位とする温度を例にとったが、本発明は、「温度」として、サーミスタTH内の温度検出用の抵抗素子の抵抗値、電圧値などの値を採用することができる。また、「温度」として、[℃]を単位とする温度を適当に換算したデータを採用することができる。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 レーザプリンタ
3 用紙
18 定着装置
41 加熱ローラ
100 制御装置
101 電力供給部
HL ハロゲンランプ
TH サーミスタ

Claims (9)

  1. 記録シートを加熱するための加熱体を有する定着装置と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体に対して間隔をおいて配置され、前記加熱体の温度を検出するように構成された非接触式の温度検出器と、
    複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数により前記温度検出器で検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて前記電力供給部を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時には前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち第1関数により実行し、当該印刷制御の途中で前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち前記第1関数よりも補正後の値が小さくなる第2関数により実行し、
    ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記印刷制御の開始時において、前記複数の関数のうち前記第1関数よりも補正後の値が大きくなる第3関数により前記検出温度の補正を実行し、前記第3関数から前記第2関数に切り替える前に、前記複数の関数のうち前記第3関数よりも補正後の値が小さくなり、かつ、前記第2関数よりも補正後の値が大きくなる第4関数により前記検出温度の補正を実行するように構成され、
    前記第3関数から前記第4関数に切り替えるタイミングが、前記第1関数から前記第2関数に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シートを加熱するための加熱体を有する定着装置と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体に対して間隔をおいて配置され、前記加熱体の温度を検出するように構成された非接触式の温度検出器と、
    複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数により前記温度検出器で検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて前記電力供給部を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時には前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち第1関数により実行し、当該印刷制御の途中で前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第1関数に代入したときの値よりも小さくなる第2関数により実行し、
    ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記印刷制御の開始時において、前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第1関数に代入したときの値よりも大きくなる第3関数により前記検出温度の補正を実行し、前記第3関数から前記第2関数に切り替える前に、前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第3関数に代入したときの値よりも小さく、かつ、前記所定の定数を前記第2関数に代入したときの値よりも大きくなる第4関数により前記検出温度の補正を実行するように構成され
    前記第3関数から前記第4関数に切り替えるタイミングが、前記第1関数から前記第2関数に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 記録シートを加熱するための加熱体を有する定着装置と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体に対して間隔をおいて配置され、前記加熱体の温度を検出するように構成された非接触式の温度検出器と、
    複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数により前記温度検出器で検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて前記電力供給部を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時には前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち第1関数により実行し、当該印刷制御の途中で前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第1関数に代入したときの値よりも小さくなる第2関数により実行するように構成され
    補正後の温度をTとし、検出温度をxとし、A,B1,B2をそれぞれ定数として、
    前記第1関数は、以下の式(1)
    T=Ax+B1・・・(1)
    で定義され、
    前記第2関数は、以下の式(2)
    T=Ax+B2・・・(2)
    で定義され、
    B2>B1を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  4. 記録シートを加熱するための加熱体を有する定着装置と、
    前記加熱体に電力を供給するように構成された電力供給部と、
    前記加熱体に対して間隔をおいて配置され、前記加熱体の温度を検出するように構成された非接触式の温度検出器と、
    複数の関数から一の関数を選択し、選択した関数により前記温度検出器で検出した検出温度を補正し、補正後の温度に基いて前記電力供給部を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    ウォームアップ終了直後の印刷制御の開始時には前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち第1関数により実行し、当該印刷制御の途中で前記検出温度の補正を前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第1関数に代入したときの値よりも小さくなる第2関数により実行するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、
    ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記印刷制御の開始時において、前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第1関数に代入したときの値よりも大きくなる第3関数により前記検出温度の補正を実行するように構成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御装置は、
    ウォームアップ開始時の前記検出温度が所定温度以下の場合には、前記第3関数から前記第2関数に切り替える前に、前記複数の関数のうち、所定の定数を代入したときの値が、前記所定の定数を前記第3関数に代入したときの値よりも小さく、かつ、前記所定の定数を前記第2関数に代入したときの値よりも大きくなる第4関数により前記検出温度の補正を実行するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第3関数から前記第4関数に切り替えるタイミングが、前記第1関数から前記第2関数に切り替えるタイミングよりも遅くなるように設定されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御装置は、前記印刷制御の開始時から関数を関数A、関数Bの順で使用し、
    前記関数Aを使用する第1期間が、前記関数Bを使用する第2期間よりも短いことを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御装置は、前記関数Bの次に関数Cを使用し、
    前記関数Bを使用する第2期間が、前記関数Cを使用する第3期間よりも短いことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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