JP2009080362A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力の異なる複数系統の発熱体を画像形成装置の感光体ドラム内に設け、各発熱体への通電を制御して、過度の加熱を防止し、かつ、感光体ドラムを迅速に暖める。
【解決手段】画像形成装置は、感光体ドラム61と、感光体ドラム61内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体Hで構成されるドラムヒータ9と、感光体ドラム61の温度を検出するための温度センサ92と、複数の前記発熱体Hへの通電を制御する通電制御部とを有し、通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず発熱体Hの全て、又は、複数の発熱体Hに通電し、像担持体の温度上昇とともに通電する発熱体Hを減少させ、所定温度に到達した後は、最も出力が小さい前記発熱体Hの通電を制御して所定温度を維持する。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置は、感光体ドラム61と、感光体ドラム61内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体Hで構成されるドラムヒータ9と、感光体ドラム61の温度を検出するための温度センサ92と、複数の前記発熱体Hへの通電を制御する通電制御部とを有し、通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず発熱体Hの全て、又は、複数の発熱体Hに通電し、像担持体の温度上昇とともに通電する発熱体Hを減少させ、所定温度に到達した後は、最も出力が小さい前記発熱体Hの通電を制御して所定温度を維持する。
【選択図】図3
Description
本発明は、感光体ドラム等の像担持体を暖めるための発熱体を有する複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ機等の画像形成装置に関する。
トナーを用いて画像形成を行う画像形成装置は、一般に、像担持体としての感光体ドラムを備え、画像データに基づき像担持体を帯電装置で帯電させた後、静電潜像を生成し、この静電潜像をトナーで現像しトナー像を得る。そして、トナー像を用紙等のシートに転写し、定着部で加熱・加圧しトナー像を定着させ、一連の画像形成動作が完了する。
このような像担持体(感光体ドラム)を備える画像形成装置では、感光体ドラムを暖めて感光体ドラム周面への結露等による水分付着を防ぐため、通常、感光体ドラムにヒータを設ける。水分が感光体ドラムに付着すれば、静電潜像の形成や適切な現像の妨げとなることや、いわゆる画像流れの原因となる等、画像形成の品質低下の要因となるためである(更に、感光体ドラムは、帯電装置から生ずるオゾンにより酸化され、水分を吸着し易くなる場合もある)。要するに、画質低下防止のためヒータが感光体ドラムに設けられる。
ここで、一般に温度センサを設け、温度センサの検知に基づき、ヒータのON/OFFを制御する。即ち、感光体ドラムの温度が過度に上昇すると、感度の変化等により形成される画像に影響が出てしまい、感光体ドラムにトナーが融着し易くなること等、不具合が発生してしまう場合があるため、感光体ドラムは一定温度を維持するように制御される。
しかし、温度センサが一定温度到ったことを検知した際に、感光体ドラムのヒータをOFFしてもその時点でのヒータの有する熱により、感光体ドラムは更に暖められることになり、オーバーシュートが生じ、感光体ドラムが一定温度よりも暖められてしまう場合がある。そうすると、上述の不具合が発生し得るものとなる。特に、温度センサの検知温度と実際の感光体ドラムの温度に差がある場合(例えば、非接触式センサ)、問題となりやすい。
そこで、感光体ドラムの加熱におけるオーバーシュートを防ぐため、特許文献1記載の発明が提案されている。特許文献1には、像担持体と、像担持体を加熱する加熱手段と、加熱手段に通電する通電手段と、像担持体の温度を検知する温度検知手段と、加熱手段への通電を制御する通電制御手段とを有し、通電制御手段は、加熱手段への通電を周期的に停止するモードを有すること特徴とする画像形成装置が開示されている。(特許文献1:請求項1、図3等参照)。
特開2005−99332
特許文献1記載の発明によれば、確かに、感光体ドラム温度のオーバーシュートを防ぎ易くなると思われるが、感光体ドラムのヒータのON/OFFを繰り返すので、感光体ドラムが一定温度に達するまで時間を要するものとなる。即ち、電源投入時や、スリープモードからの復帰時に、画像形成を行えるようにするためのウォーミングアップに要する時間が長くなるという問題がある。従って、使用者の待ち時間が増えるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、感光体ドラムを暖めるため、出力の異なる複数系統の発熱体を備え、この発熱体への通電を制御して、感光体ドラムの過度の加熱を防止するとともに、感光体ドラムを迅速に暖めることができる画像形成装置を提供すること課題とする。
請求項1に係る発明は、周面に感光層が設けられた像担持体と、前記像担持体を所定温度にまで暖めるため前記像担持体内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体で構成される加熱部と、前記像担持体の温度を検出するための温度検知体と、複数の前記発熱体への通電を制御する通電制御部と、を有し、前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず前記発熱体の全て、又は、複数の前記発熱体に通電し、前記像担持体の温度上昇とともに通電する前記発熱体を減少させ、所定温度に到達した後は、1つの前記発熱体の通電をON/OFFして所定温度を維持することとした。
この構成によれば、ウォーミングアップの開始時には、全て、又は、複数の発熱体に通電を行って、像担持体を暖め、像担持体の理想的な温度である所定温度に近づくにつれ、通電する発熱体を減少させるので、感光体ドラムを所定温度にまで急速に暖めて、ウォーミングアップに要する時間を少なくすることができ、かつ、オーバーシュートによる像担持体の過度の加熱も防ぐことができる。又、所定温度到達後は、1つの発熱体のみに通電を行うので、像担持体を暖めすぎることなく温度を維持することができる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記通電制御部は、通電する前記発熱体を減少させる場合、出力の大きい前記発熱体から通電をOFFし、所定温度に到達した後は、最も出力が小さい前記発熱体の通電を制御して所定温度を維持することとした。
この構成によれば、所定温度付近では、複数の発熱体のうち出力の小さな発熱体で緩やかに像担持体を暖めるから、オーバーシュートが生じても、その量が少なくてすみ、形成する画像の画質に悪影響が出る等の不具合も生じない。又、所定温度到達後は、最小出力の発熱体のみに通電を行うので、ほぼ所定温度を維持することができる。
又、請求項3に係る発明は、画像形成装置において、周面に感光層が設けられた像担持体と、前記像担持体を所定温度にまで暖めるため前記像担持体内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体で構成される加熱部と、前記像担持体の温度を検出するための温度検知体と、複数の前記発熱体への通電を制御する通電制御部と、を有し、前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず前記発熱体の全て、又は、複数の前記発熱体に通電し、所定温度よりも低い温度で設定される通電遮断温度に達した際に、全ての前記発熱体への通電を遮断して余熱により前記像担持体の温度を所定温度に到達させ、所定温度に到達した後は、1つの前記発熱体の通電をON/OFFして所定温度を維持することとした。
この構成によれば、通電遮断温度で全ての発熱体の通電をOFFし、余熱により像担持体の温度を所定温度に到達させるから、像担持体が過度に暖められることを無くすことができる。又、通電遮断温度までは、複数の発熱体により加熱を行うので、迅速に感光体ドラムを暖めることができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3記載の画像形成装置において、前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、前記温度検知体の検知結果に基づき、通電する前記発熱体の組み合わせを定めることとした。
この構成によれば、ウォーミングアップ時に通電を行う発熱体を検知された温度に基づき行うので、常に、全ての発熱体に通電を行うのではなく、像担持体を暖めるために必要な発熱体だけに通電を行うことができ、省電力を達成することができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4記載の画像形成装置において、前記像担持体は複数設けられ、前記加熱部及び前記温度検知体は、前記像担持体にそれぞれ設けられ、前記通電制御部は、前記像担持体ごとに、所定温度となるように前記発熱体への通電を制御することとした。
この構成によれば、例えば、多量の熱を発する定着装置の近傍に設置されている場合や外気の導入又は排気するための通風口の近傍に設置されている場合など、画像形成装置内における各像担持体の設置位置により温度上昇に差があっても、その差に対応しつつ、各像担持体を所定温度にまで迅速に暖めるとともに、所定温度を維持させることができる。
上述したように、本発明によれば、迅速に感光体ドラムを暖めることができ、画像形成装置が使用可能な状態となるまで、使用者を長時間待たせることがなく、利便性の高い画像形成装置を提供することができる。しかも、過度のオーバーシュートもないから、形成される画像の品質が高い状態で維持される画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜6を参照しつつ説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
まず、図1及び図2により本発明の第1の実施形態に係る複写機1(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複写機1の模型的正面断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る複写機1の画像形成ユニット60の一部拡大模型的断面図である。
本実施形態における複写機1は、原稿を読み取った画像データや図略のコンピュータから送信される画像データに基づき、シートに画像を形成する。そのための構成として、図1に示すように、複写機1は、上部に原稿自動送り装置2が設けられ、その下部の複写機1本体に、原稿読取部3、シート供給部4、シート搬送路5、画像形成部6、中間転写部7、定着部8等を備える。尚、画像形成部6については、図2を用いて別途説明する。
前記原稿読取部3は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データを形成するものである。原稿読取部3内には、露光ランプ、反射板、ミラー、レンズ、CCDセンサ等(いずれも不図示)が設けられ光学的に原稿を走査し、画像データを生成する。又、原稿読取部3の上面にコンタクトガラス31が設けられ、載置読取用コンタクトガラス31a上に載置される原稿や原稿自動送り装置2により送り読取用コンタクトガラス31bを接するように搬送される原稿を走査して読み取りを行い、画像データを生成する。
前記原稿自動送り装置2は、原稿トレイ21に載置された原稿を送り読取用コンタクトガラス31bに接するように、自動かつ連続的に原稿を搬送する。原稿自動送り装置2は、原稿トレイ21、複数の原稿搬送ローラ対22、原稿搬送路23、原稿排出トレイ24を備える。原稿トレイ21上の原稿は、1枚ずつ原稿搬送路23に送り出される。又、原稿自動送り装置2は、紙面奥側設けられた支点により、上方に持ち上げ可能であり、例えば書籍等の原稿を載置読取用コンタクトガラス31aに載せることもできる。
前記シート供給部4は、中間転写部7に向けてシートを供給する。シート供給部4は、各サイズの用紙等のシートが収納されるカセット41と、カセット41からシートを1枚ずつシート搬送路5に送り出すピックアップローラ42等を備える。例えば、複写機1に画像形成を行う旨の入力がなされると、ピックアップローラ42が回転駆動し、シートが1枚ずつシート搬送路5に供給される。
シート搬送路5は、シート供給部4から供給されたシートを中間転写部7、定着部8に向けて搬送し、定着後のシートを排出トレイ52に排出する。そのため、シート搬送路5には、複数の搬送ローラ対51やシートの搬送方向を案内するガイド板等が設けられる。
前記中間転写部7は、画像形成部6の下方に設けられ、感光体ドラム61からトナー像の1次転写を受け、又、シートに2次転写を行う部分である。そして、中間転写ベルト71は、中間転写ベルト71の上側の外周面と各感光体ドラム61が当接するように、駆動ローラ72と、従動ローラ73と4本の1次転写ローラ74に張架される。ここで、駆動ローラ72にはモータ、ギア等からなる駆動手段(不図示)が接続され、駆動ローラ72の駆動により、中間転写ベルト71は、図1において時計方向(矢印方向)に周回する。
又、1次転写ローラ74は、各感光体ドラム61と中間転写ベルト71を介し当接する位置に1本ずつ回転可能に配される。この1次転写ローラ74にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を所定の大きさでタイミングを合わせて印加することで、各色のトナー像が、感光体ドラム61から中間転写ベルト71に重畳されつつ1次転写され、中間転写ベルト71上にフルカラーのトナー像が形成される。
この中間転写ベルト71に転写されたトナー像は、駆動ローラ72に中間転写ベルト71を介して当接し、回転可能に支持される2次転写ローラ75によりシートに2次転写される。具体的には、2次転写ローラ75は、2次転写部(2次転写ローラ75と中間転写ベルト71のニップ)にシートとトナー像が進入した際に、所定の電圧が印加される。尚、ベルトクリーニング装置76は、シートに転写されなかった残トナー等を中間転写ベルト71から除去する。
定着部8は、シートに転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部8は、主として加熱ローラ81とこれに圧接する加圧ローラ82とで構成される。加熱ローラ81には、定着発熱源83が内蔵され、トナー像が加熱ローラ81と加圧ローラ82とのニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像がシートに定着する。
次に、画像形成部6を図2に基づき説明する。
画像形成部6は、形成すべき画像の画像データに基づきトナー像の形成を行う。そして、画像形成部6は、形成するトナー像の色に合わせて4つの画像形成ユニット60K(ブラック)、60Y(イエロー)、60C(シアン)、60M(マゼンタ)で構成される。従って、本実施形態の複写機1は、フルカラーの画像形成を行うことができる。尚、各画像形成ユニット60は、使用するトナーが異なるが、基本的構成は同様であるから以下の説明では特に説明する場合を除き、K、Y、C、Mの記号は省略する(図2も同様)。
図2に示すように、各画像形成ユニット60は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム61(像担持体に相当)、感光体ドラム61の周囲に配設された帯電装置62、露光装置63、現像装置64、クリーニング部65を備える。
感光体ドラム61は、所定の方向に回転駆動される。帯電装置62は、感光体ドラム61の下方に設けられ、感光体ドラム61の表面を所定電位に均一に帯電させる。露光装置63は、帯電装置62の下方に設けられ、原稿読取部3で形成された画像データや外部のコンピュータ(図略)から送信される画像データ等に基づき、光を各感光体ドラム61に向けて出力し、走査・露光して静電潜像を形成する。現像装置64は、感光体ドラム61の右方に設けられ、静電潜像にトナーを供給して現像(可視像化)する。現像されたトナー像は、中間転写ベルト71に1次転写され、クリーニング部65が1次転写後の感光体ドラム61表面を清掃する。
次に、図3に基づき、本発明の第1の実施形態に係る各感光体ドラム61内に設けられるドラムヒータ9について説明する。図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る各感光体ドラム61の拡大断面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るドラムヒータ9の一例を示す図である。
次に、図3(a)に示すように、各感光体ドラム61は、アルミ等の金属を基材とするドラム本体の周面に表面にアモルファスシリコン等の感光層(不図示)が設けられる。そして、各感光体ドラム61の内部には、所定温度まで暖めて結露等を防止して、感光層に水分が付着することを防ぐために、通電により発熱し、互いに出力の異なる複数の発熱体Hで構成されるドラムヒータ9(加熱部に相当)が設けられる。図3(b)に示すように、このドラムヒータ9は、例えばシート状に形成され、感光体ドラム61の内周面に沿うように設けられる。
このシート状に形成されたドラムヒータ9は、弾性を有し、各感光体ドラム61内にドラムヒータ9を設ける場合には、ドラムヒータ9を筒状に丸め、各感光体ドラム61の内部に挿入した後、離すとドラムヒータ9は固定され、設置されることになる。言い換えると、ドラムヒータ9自身が広がろうとする力で、各感光体ドラム61の内周面にドラムヒータ9がはりつく。尚、ドラムヒータ9の各辺の長さは、感光体ドラム61内部で広がった場合に、各感光体ドラム61の内周面を重ならずに覆うように揃えられる。
そして、本実施形態では、ドラムヒータ9は、例えば、25W(第1発熱体H1)、12W(第2発熱体H2)、5W(第3発熱体H3)というように、3種類の互いに出力の異なる発熱体Hが組み合わされて(混在して)形成され、感光体ドラム61の1本当たりのドラムヒータ9の総出力は、約40W程度である。従って、本実施形態の複写機1は、感光体ドラム61を4本備えるので、複写機1全体で、ドラムヒータ9の出力は、計160〜170W程度となる。
更に、具体的述べると、図3(b)に示すように、各発熱体Hは、ニクロム線等のそれぞれ異なる電熱線で構成される。又、25Wの出力となる電熱線EL1(=第1発熱体H1、破線で図示)、12Wの出力となる電熱線EL2(=第2発熱体H2、実線で図示)、5Wの出力となる電熱線EL3(=第3発熱体H3、2点鎖線で図示)が並行し、蛇行して配される。これにより、感光体ドラム61を均等に暖め易くなる。尚、図3(b)で示した配線は、一例に過ぎず、各電熱線の間隔を更に密にしても良いし、異なる配線をしても良く、感光体ドラム61を暖めることができればよい。
そして、後述する通電制御部91(図4参照)がそれぞれの発熱体H(第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3)に対する電力供給を制御する。言い換えると、状況に応じて通電制御部91は、1つの発熱体Hのみに通電したり、2つ以上の発熱体Hに通電をしたりして、第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3への通電を制御し、ドラムヒータ9の出力を段階的に変化させることができる。
尚、各発熱体Hの出力は、発熱体Hは、3種類に限られるものではなく、2種類であっても良いし、4種類以上であっても良い。又、消費可能な電力と、定着部8の消費電力等、他の構成の消費電力を勘案しつつ、適宜設定することもできる。
更に、各感光体ドラム61の温度を検知するための構成として、温度センサ92(温度検知体に相当)が、各感光体ドラム61内に1つずつ設けられる。尚、温度センサ92の設置位置は各感光体ドラム61外としても良い。そして、温度センサ92は、例えば、サーミスタを採用することができるが、これに限るものではなく温度を検知することができれば良い。
次に、図4に基づき、本発明の第1の実施形態に係る複写機1における制御について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る複写機1の制御を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る複写機1は、複写機1に適宜配される制御基板上に設けられる制御部10を有する。制御部10は、複写機1全体の動作を制御し、例えば、CPU11、記憶部12等から構成される。
前記CPU11は、中央演算処理装置であって、記憶部12のROMやHDDに格納され、RAMに展開される制御プログラムに基づき複写機1の各部の制御や演算を行う。前記記憶部12は、制御プログラムや各種データを保存し、ROM、RAM、HDD等の記憶装置で構成される。ROMは、複写機1の制御用プログラム、制御用データを記憶し、CPU11が制御用プログラムを読み出す場合などに用いられる。RAMは、制御用プログラム等を一時的に展開する場合や、画像データを一時的に保存しておく場合などに用いられる。HDDは、大容量の記憶装置であって、制御用プログラムや制御用データ、原稿読取部3でスキャンした画像データの保存や、使用者による複写機1の設定情報を保存する場合などに使用される。
そして、制御部10は、複写機1を構成する画像形成部6、通電制御部91等と接続され記憶部12に展開される制御プログラムやデータに基づき、適切に画像形成が行われるように各部の動作を制御する。
又、図4に示すように、各発熱体Hを制御するための構成として装置内部に通電制御部91が設けられる(尚、通電制御部91を設けずにCPU11が発熱体Hへの通電を制御してもよい。)。そして、通電制御部91は、各感光体ドラム61内のドラムヒータ9を構成する3種類の発熱体H(第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3)への通電を制御し、例えば、各種LSI、FET、デジタルIC等のスイッチング可能な素子等で構成できる。又、通電制御部91の設置位置は、感光体ドラム61内部に設けても良く、感光体ドラム61外の近傍でも良く、制御部10と同一基板上に設けても良い。
具体的には、各感光体ドラム61に設けられる温度センサ92(尚、本実施形態では、温度センサ92は4つ設けられるが、図4では便宜上1のみ図示)の出力は、通電制御部91若しくは制御部10に入力され、その温度センサ92の出力に基づき、通電制御部91が各発熱体Hへの通電を制御する。
尚、本実施形態では、感光体ドラム61は4本設けられているので、各感光体ドラム61にドラムヒータ9及び温度センサ92を1つずつ設け、通電制御部91は計12個の発熱体Hへの通電を制御するようにしてもよい。これにより、感光体ドラム61が、複写機1の通風口に近くである場合や、定着部8からの熱により暖まりやすい等、複写機1内の感光体ドラム61の設置位置ごとの状況にかかわらず、感光体ドラム61の温度を一定に維持できる。尚、本実施形態ではドラムヒータ9等は複数設けられるが、図3では、簡略化して示している。又、通電制御部91を各感光体ドラム61に設け(計4つ)、感光体ドラム61ごとに通電制御するようにしても良い。
尚、複写機1内部には、電源装置13が設けられる。この電源装置13は、商用電源と接続され、CPU11等の回路、素子の駆動や、発熱体Hへの通電や、複写機1内の感光体ドラム61やローラを回転駆動させるためのモータに供するため、交流を直流に整流することができる。そして、この電源装置13から供給可能な消費電力を超えないように、通電制御部91が各発熱体Hへの通電の制御を行う。
次に、図5に基づき、ウォーミングアップ時の通電制御部91による各発熱体Hへの通電制御の具体例を説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係るドラムヒータ9の通電制御と、温度上昇の一例を示すグラフである。
まず、本実施形態のドラムヒータ9の通電制御は、複写機1のウォーミングアップ時に関するものである。本発明のウォーミングアップとは、感光体ドラム61等が冷えている場合に、画像形成可能な状態とするための複写機1の暖気動作のことをいう。言い換えると、暖める目標温度と感光体ドラム61の現在の温度との差が、例えば10°C以上あるような場合が該当する。例えば、昨日の業務終了後の電源OFF後、翌日の出社時に複写機1の主電源が投入された場合や、省電力のため、複写機1での電力消費を極めて少なくするスリープモード(ドラムヒータ9への通電もOFF)で長時間経過し、感光体ドラム61が冷えてしまった場合からの復帰時などが当てはまる。
上記の場合のように、感光体ドラム61が冷えきると、結露等による水分が感光体ドラム61の表面に付着し、品質の高い画像形成が行えない場合がある。即ち、感光体ドラム61に水分が付着すると、水分が静電潜像の形成や現像の妨げとなり、又、画像流れの原因となる等、画像形成の品質低下の要因となる。要するに、画質低下防止のため、ドラムヒータ9が感光体ドラム61に設けられる。
そこで、図5に基づき、本実施形態のウォーミングアップ時のドラムヒータ9への通電制御について説明する。尚、以下の実施形態の説明では、複写機1の主電源投入時のようなウォーミングアップ開始時の感光体ドラム61の温度が20°Cであり、感光体ドラム61を3つの発熱体Hの全てを使用して所定温度まで暖める場合について説明する。
ここで、所定温度とは、感光体ドラム61を暖める場合の目標となる温度であって、画像形成での感光体ドラム61の最適な温度であり、本実施形態の説明では40°Cとして説明する。そして、通電制御部91は、迅速に感光体ドラム61を暖め、かつ、この所定温度を感光体ドラム61が維持するように、各発熱体Hへの通電制御を行う。尚、所定温度は、感光体ドラム61の材料、トナー、複写機1の仕様等によって適宜定まるものであり、40°Cに限られない。
まず、制御部10及び通電制御部91は、温度センサ92の検出温度を確認し、現在の感光体ドラム61の温度が20°Cと確認した後、通電制御部91は、第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3の全てに通電を行う。これにより、ドラムヒータ9の出力が最も高い状態となり、最も早く感光体ドラム61を暖めることができる状態となる。尚、全ての発熱体Hに通電を行う期間をt1として、図5に示す。
ここで、本説明は、ウォーミングアップ時に第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3の全てに通電する場合について行っているが、感光体ドラム61の温度が例えば30°C以上の場合は、例えば、第1発熱体H1は通電しないなどのように(後述の表1参照)、一部の発熱体Hのみに通電を行うようにしても良い。即ち、通電制御部91は、ウォーミングアップ動作において、温度センサ92の検知結果に基づき、通電する発熱体Hの組み合わせを定めるようにしてもよい。言い換えると、ウォーミングアップの開始時、常に全ての発熱体Hに必ずしも通電する必要はなく、検出温度によって、通電する発熱体Hの組み合わせを変更しても良い。
その後、例えば、温度センサ92が、35〜36°C程度まで感光体ドラム61の温度が上昇したことを検知した場合、通電制御部91は、最も出力、発熱量の大きい第1発熱体H1への通電をOFFする。これは、感光体ドラム61が40°Cを大きく超えて暖められないようにするためである(オーバーシュート)。即ち、40°Cに到達しことを温度センサ92が検知した時点で、第1発熱体H1をOFFしても、第1発熱体H1は熱を有しているから、その残っている熱(余熱)により感光体ドラム61を暖め続け、オーバーシュートが生じてしまうので、35〜36°Cに到達した時点で、第1発熱体H1への通電をOFFする。
次に、温度センサ92が、36〜38°C程度まで、感光体ドラム61の温度が上昇したことを検知した場合、通電制御部91は、2番目の出力、発熱量の第2発熱体H2への通電をOFFする。これも感光体ドラム61のオーバーシュートを防ぐために、所定温度到達前に、第2発熱体H2への通電をOFFする。尚、第1発熱体H1への通電をOFFしてから、第2発熱体H2への通電をOFFするまでの時間を図5にてt2として示す。
そして、所定温度に到るまでは、通電制御部91は、最も発熱量の小さい第3発熱体H3のみに、通電を行う。尚、この時間を図5にてt3として示す。このように、所定温度に近づくに従って、複数の発熱体Hのうち、通電する発熱体Hを減らし、オーバーシュート量を極めて少なくすることができる。
所定温度に到達した後、一端、第3発熱体H3への通電をOFFする。所定温度到達時には第3発熱体H3のみに通電がなされていたので、その結果、図5に示すように、大きなオーバーシュートが生ずることなく、感光体ドラム61の温度が所定温度に到達することになる。そして、全ての発熱体Hへの通電をOFFすれば、感光体ドラム61の温度は低下してゆくので、通電制御部91は、温度センサ92の検出温度を参照しつつ、40°Cを下回った段階で、第1発熱体H1、第2発熱体H2、第3発熱体H3のいずれか1系統への通電を再開する。
その後、通電制御部91が通電のON/OFFを繰り返し、感光体ドラム61の温度を所定温度で維持する(この期間を図5において、t4として示す)。この感光体ドラム61の温度維持は、複写機1の主電源OFF時やスリープモード突入時までのように、感光体ドラム61の温度の維持が必要である間、続けられる。尚、この温度維持では、温度の変動の幅(脈動)を小さくするため、本実施形態では、第3発熱体H3への通電を制御して、感光体ドラム61の温度を所定温度で維持するようにすることができる。
要するに、通電制御部91は、ウォーミングアップ動作において、まず発熱体Hの全て、又は、複数の発熱体Hに通電し、感光体ドラム61の温度上昇とともに、出力の大きい発熱体Hから通電をOFFして、通電する発熱体Hを減少させ、所定温度に到達した後は、最も出力が小さい発熱体Hの通電を制御して所定温度を維持するのである。
ここで、図5に示すグラフの各区間における温度上昇率、即ち、各区間におけるグラフの傾きは、t1→t2→t3と発熱体Hの通電がOFFされるに従って、緩やかとなるが、しかし、この傾きは、各発熱体Hの出力のみによってその傾きが定まるものではない。言い換えると、第1発熱体H1、第2発熱体H2を所定温度となる前にOFFしても、余熱により感光体ドラム61が暖め続けられるので、感光体ドラム61の温度上昇が極端に遅くなるわけではない。即ち、全発熱体Hの出力40W(期間t1)に対し、第3発熱体H3の5W(期間t3)と出力が1/8になったとしても、傾きが1/8になるというわけではなく、感光体ドラム61のウォーミングアップ時間は、十分に実用的な時間内で所定温度にまで迅速に暖められる。
尚、表1に基づき、ウォーミングアップが一度完了し、未だ感光体ドラム61が冷えきっていない場合の通電制御について説明する。例えば、所定温度と現在の感光体ドラム61との温度差が10°C未満であるような、複写機1の点検やエラー解消のため一度主電源をOFFした場合や、省電力のため、ある程度は感光体ドラム61や定着部8を暖めておくスタンバイ状態からの復帰時が該当する。
表1に示すように、場合に分けて説明すると、
(1)温度センサ92が検知した温度が、35°C以上の場合
この場合は、所定温度(40°C)との差が、それほど大きくないので、例えば、第3発熱体H3のみで所定温度にまで感光体ドラム61を暖める。これにより必要以上の電力消費を抑えることができる。
(2)例えば、温度センサ92が検知した温度が、30°C以上35°C未満の場合
この場合は、例えば、第2発熱体H2と第3発熱体H3で感光体ドラム61を暖め始める。
(3)温度センサ92が検知した温度が、30°C未満の場合
この場合は、所定温度(40°C)との差が大きいので、例えば、全ての発熱体Hで所定温度にまで感光体ドラム61を暖め始める。
(1)温度センサ92が検知した温度が、35°C以上の場合
この場合は、所定温度(40°C)との差が、それほど大きくないので、例えば、第3発熱体H3のみで所定温度にまで感光体ドラム61を暖める。これにより必要以上の電力消費を抑えることができる。
(2)例えば、温度センサ92が検知した温度が、30°C以上35°C未満の場合
この場合は、例えば、第2発熱体H2と第3発熱体H3で感光体ドラム61を暖め始める。
(3)温度センサ92が検知した温度が、30°C未満の場合
この場合は、所定温度(40°C)との差が大きいので、例えば、全ての発熱体Hで所定温度にまで感光体ドラム61を暖め始める。
尚、(2)、(3)の場合は、上述と同様に、感光体ドラム61の温度が、上昇するにつれて、通電する発熱体Hを減らしてゆくようにしてもよい。又、この表1は、一例に過ぎず、例えば、上述した制御と同様に、温度センサ92の検知温度が35〜36°Cでは第2発熱体H2と第3発熱体H3を、38°C以上では、第3発熱体H3のみに通電が行われるようにしても良く、温度と使用する発熱体Hの設定は適宜可能である。
このようにして、本実施形態の構成によれば、ウォーミングアップの開始時には、全て、又は、複数の発熱体Hに通電を行って、像担持体(感光体ドラム61)を暖め、像担持体の理想的な温度である所定温度に近づくにつれて、通電する発熱体Hを減少させるので、感光体ドラム61を所定温度にまで急速に暖めて、ウォーミングアップに要する時間を少なくすることができ、オーバーシュートにより像担持体を過度に暖めてしまうことも防ぐことができる。又、所定温度到達後は、1つの発熱体Hのみに通電を行うようにするので、像担持体を暖めすぎることなく温度を維持することができる。
又、所定温度付近では、複数の発熱体Hのうち出力の小さな発熱体Hで緩やかに像担持体を暖めるから、オーバーシュートが生じたとしても、その量が少なくてすみ、形成する画像の画質に悪影響が出る等の不具合も生じない。又、所定温度到達後は、最小出力の発熱体Hのみに通電を行うので、ほぼ所定温度を維持することができる。又、ウォーミングアップ時に通電を行う発熱体Hを検知された温度に基づき行うようにすることができるので、常に、全ての発熱体Hに通電を行うのではなく、像担持体を暖めるために必要な発熱体Hだけに通電を行うことができ、省電力を達成することができる。
又、通電制御部91が各感光体ドラム61ごとにドラムヒータ9の通電を制御するから、例えば、多量の熱を発する定着装置の近傍に設置されている場合や外気の導入又は排気するための通風口の近傍に設置されている場合など、画像形成装置内における各像担持体の設置位置により温度上昇に差があっても、その差に対応しつつ、各像担持体を所定温度にまで迅速に暖めるとともに、所定温度を維持させることができる。
次に、図6に基づき、本発明の第2実施形態に係るドラムヒータ9の通電制御について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るドラムヒータ9の通電制御と、温度上昇の一例を示すグラフである。
ここで、本実施形態では、ウォーミングアップ時に感光体ドラム61を所定温度にまで暖める際の各発熱体Hへの通電制御において差異がある。尚、第1の実施形態と第2の実施形態の大きな差異は、この通電制御の点であるから、以下では、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分については同様に適用できるので説明を省略する。
具体的には、第1の実施形態は、所定温度に近づくにつれて通電する発熱体Hの数を減少させたが、本第2の実施形態は、所定温度の以下のある温度で、全ての発熱体Hの通電をOFFし、各発熱体Hに残る熱によって感光体ドラム61の温度を所定温度に到達させる点で異なる。
所定温度を40°Cとすると、本実施形態では、通電制御部91は、所定温度よりも低い一定の温度(例えば、38〜39°C、この通電を一斉にOFFする温度を以下「通電遮断温度」と呼ぶ。)まで、全ての発熱体Hに通電を行う(図6に、この期間をt5として示す)。この通電遮断温度に達した時点で、全ての発熱体Hへの通電をOFFする。
言い換えると、温度センサ92が通電遮断温度に達したことを検知した時点で、全発熱体Hへの通電をOFFし、発熱体Hが有する余熱で、感光体ドラム61を所定温度まで暖める(図6に、この期間をt6として示す)。このような通電制御を行えば、若干、所定温度よりもオーバーシュートはあるものの、過度に感光体ドラム61が暖められるようなことがなく、迅速に感光体ドラム61を暖めることができ、しかもオーバーシュートの量を少なく収めることができる。
ここで、本実施形態における通電遮断温度は、その性質上、所定温度よりも低く設定されるが、あまりに低く設定すれば、余熱で所定温度にまで到達しない。従って、ドラムヒータ9の出力との兼ね合いもあるが、通電遮断温度は、所定温度と例えば3°C以内、より好ましくは2°C以内の範囲で所定温度よりも低く設定できる。そして、所定温度に達した後は、各発熱体Hのうち、温度センサ92の検出温度を監視しつつ、一系統のみ(発熱体Hのいずれか1つのみ)に通電を行って、温度を維持すればよい(図6に、この期間をt7として示す)。
要するに通電制御部91は、ウォーミングアップ動作において、まず発熱体Hの全て、又は、複数の発熱体Hに通電し、所定温度よりも低い温度で設定される通電遮断温度に達した際に、全ての発熱体Hへの通電を遮断して感光体ドラム61の温度を所定温度に到達させ、所定温度に到達した後は、例えば、最も出力が小さい発熱体Hの通電を制御して所定温度を維持するのである。
このようにして、本実施形態の構成によれば、通電遮断温度で全ての発熱体Hの通電をOFFし、余熱により像担持体の温度を所定温度に到達させるから、像担持体が過度に暖められることを無くすことができる。従って、この構成によっても、感光体ドラム61を所定温度にまで急速に暖めて、ウォーミングアップに要する時間を少なくすることができ、オーバーシュートにより像担持体を過度に暖めてしまうことも防ぐことができる。
以下、他の実施形態について説明する。上記実施形態では、感光体ドラム61を4本備えたタンデム式の複写機1について説明したが、感光体ドラム61を1本のみ備えるモノクロの画像形成装置やロータリ方式の画像形成装置にも適用することができる。この場合、ドラムヒータ9における発熱体Hの出力は、上記実施形態と同様でも良いし、例えば4倍程度の出力(第1発熱体H1を100W、第2発熱体H2を50W、第3発熱体H3を20W)とすれば総出力は同等であってドラムヒータ9の消費電力が大きくならない。即ち、ドラムヒータ9の出力は、感光体ドラム61の大きさや本数、消費電力等を考慮して適宜定めればよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、感光体ドラム等の像担持体を暖めるためのヒータを有する画像形成装置に利用可能である。
1 複写機(画像形成装置)
61 感光体ドラム(像担持体)
9 ドラムヒータ(加熱部)
91 通電制御部
92 温度センサ(温度検知体)
H1 第1発熱体(加熱部の一部)
H2 第2発熱体(加熱部の一部)
H3 第3発熱体(加熱部の一部)
61 感光体ドラム(像担持体)
9 ドラムヒータ(加熱部)
91 通電制御部
92 温度センサ(温度検知体)
H1 第1発熱体(加熱部の一部)
H2 第2発熱体(加熱部の一部)
H3 第3発熱体(加熱部の一部)
Claims (5)
- 周面に感光層が設けられた像担持体と、
前記像担持体を所定温度にまで暖めるため前記像担持体内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体で構成される加熱部と、
前記像担持体の温度を検出するための温度検知体と、
複数の前記発熱体への通電を制御する通電制御部と、を有し、
前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず前記発熱体の全て、又は、複数の前記発熱体に通電し、前記像担持体の温度上昇とともに通電する前記発熱体を減少させ、所定温度に到達した後は、1つの前記発熱体の通電をON/OFFして所定温度を維持することを特徴とする画像形成装置。 - 前記通電制御部は、通電する前記発熱体を減少させる場合、出力の大きい前記発熱体から通電をOFFし、所定温度に到達した後は、最も出力が小さい前記発熱体の通電を制御して所定温度を維持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 周面に感光層が設けられた像担持体と、
前記像担持体を所定温度にまで暖めるため前記像担持体内に設けられ、通電により発熱するとともに互いに出力の異なる複数の発熱体で構成される加熱部と、
前記像担持体の温度を検出するための温度検知体と、
複数の前記発熱体への通電を制御する通電制御部と、を有し、
前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、まず前記発熱体の全て、又は、複数の前記発熱体に通電し、所定温度よりも低い温度で設定される通電遮断温度に達した際に、全ての前記発熱体への通電を遮断して余熱により前記像担持体の温度を所定温度に到達させ、所定温度に到達した後は、1つの前記発熱体の通電をON/OFFして所定温度を維持することを特徴とする画像形成装置。 - 前記通電制御部は、ウォーミングアップ動作において、前記温度検知体の検知結果に基づき、通電する前記発熱体の組み合わせを定めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は複数設けられ、
前記加熱部及び前記温度検知体は、前記像担持体にそれぞれ設けられ、
前記通電制御部は、前記像担持体ごとに、所定温度となるように前記発熱体への通電を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007250502A JP2009080362A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007250502A JP2009080362A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010109917A1 (ja) | 2009-03-27 | 2010-09-30 | パナソニック株式会社 | 固体高分子形燃料電池スタック |
US10310437B2 (en) * | 2017-05-19 | 2019-06-04 | Kyocera Document Solutions Inc. | Drum unit and image forming apparatus |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007250502A patent/JP2009080362A/ja active Pending
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