JP6083087B2 - 光ファイバケーブルの端部構造、端部構造製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルの端部構造、端部構造製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、端部にコネクタを接続した複数の光ファイバコードの実装された光ファイバケーブルの端部構造に関する。
特開2002−333561号公報 特開平8−240756号公報 特開2010−39019号公報
一般に、光ファイバケーブルを管路(配管等)に敷設する場合には、コネクタを備えていない状態で光ファイバケーブルを端部側から管路に通している。これは、管路を通すとき、管路の径が小さいことから、コネクタが破損すること等を防ぐためである。
しかし、かかる方法では敷設後のコネクタの取り付け等の作業等が必要となり作業性が悪いとされている。
このため、コネクタを装着した状態で光ファイバケーブルを効率的に配管に通すためにその端部の構造が各種考えられている。
特許文献1、特許文献2には、コネクタ付きの光ファイバコードとテンションメンバに前者は緩衝材等を、後者は保護管等を取り付け、テンションメンバの先を引っ張ることができる光ファイバケーブルが考えられている。
また、特許文献3には、配管にコネクタのついた状態で押し込むことができる光ファイバケーブルが考えられている。
ところで、端部に何ら処理のなされていない光ファイバケーブルを配管に通そうとすると作業に相当の時間がかかる。
また、技術文献1、2の光ファイバケーブルではケーブルのテンションメンバに牽引部を取り付け、その牽引部を引っ張って敷設するものであり、テンションメンバのないケーブルには対応できない。さらに、その光ファイバケーブルの端部の構造は複雑であり、組み立て作業に多大な時間と工数がかかる。また、技術文献3の押し込む方式の光ファイバケーブルは端部に結線部が直接取り付けられているが、光ファイバコードが単芯のものを対象としており、多芯のものに対してはこのままでは適用できない。さらにこの押し込む方式だと配管が屈曲していると配管を通すことが難しい状況となる。
本発明は、テンションメンバのない光ファイバケーブルに対応でき、構造が簡易で配管等に容易に通すことができる光ファイバケーブルの端部構造を提供することを目的とする。
本発明の光ファイバケーブルの端部構造は、端部にそれぞれコネクタが取り付けられ所定の導出長さに光ファイバケーブルより導出された複数の光ファイバコードと、該導出された複数の光ファイバコードを収納する保護筒とからなり、上記複数の光ファイバコードの上記導出長さは上記コネクタを束ねたとき所定の径となっており、上記光ファイバケーブルの端部近傍に取り付けられ、該光ファイバケーブルを保持するケーブル固定部と、牽引部材を固定する牽引部材固定部と、上記ケーブル固定部と上記牽引部材固定部を上記保護筒両端に接合するとともに上記保護筒を固定する保護筒固定部と、を備える。
また、上記ケーブル固定部は、上記光ファイバケーブルを外囲固定保持すると共に、光ファイバコードの長手方向に沿って延びるスリットを有し、光ファイバコードの長手方向における一端側の外周部がテーパ状となっているケーブル保持部材と、上記ケーブル保持部材と接するテーパ面を有し、上記ケーブル保持部材の外周部と上記テーパ面が当接することにより上記ケーブル保持部材を圧縮する締め付け部材と、上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、上記ケーブル保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記ケーブル保持部材が上記光ファイバケーブルを固定し、上記固定部材と上記締め付け部材による締め付けを緩めることにより上記ケーブル保持部材への圧力が除去されると弾性により上記ケーブル保持部材が元に戻り上記スリットを介して光ファイバケーブルの側方からの取り外しが可能となる
本発明の光ファイバケーブルの端部構造の製造方法は、端部にそれぞれコネクタが取り付けられ所定の導出長さに光ファイバケーブルより導出された複数の光ファイバコードと、該導出された複数の光ファイバコードを収納する保護筒とからなり、上記導出された複数の光ファイバコードを複数の集合に分け、各集合の光ファイバコードの導出長さが同じであるとともに、該集合毎の光ファイバコードの導出長さが異なっており、該導出長さが上記コネクタを束ねたとき所定の径となる長さである光ファイバケーブルの端部構造の製造方法であり、ケーブル固定部を上記光ファイバケーブルの端部近傍に取り付ける取付ステップと、牽引部材と該牽引部材を保持する保持部材を有する牽引部材固定部と上記ケーブル固定部とを上記保護筒の両端に接合するステップと、を備え、上記ケーブル固定部は、上記光ファイバケーブルを外囲固定保持すると共に、光ファイバコードの長手方向に沿って延びるスリットを有し、光ファイバコードの長手方向における一端側の外周部がテーパ状となっているケーブル保持部材と、上記ケーブル保持部材と接するテーパ面を有し、上記ケーブル保持部材の外周部と上記テーパ面が当接することにより上記ケーブル保持部材を圧縮する締め付け部材と、上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、上記ケーブル保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記ケーブル保持部材が上記光ファイバケーブルを固定し、上記固定部材と上記締め付け部材による締め付けを緩めることにより上記ケーブル保持部材への圧力が除去されると弾性により上記ケーブル保持部材が元に戻り上記スリットを介して光ファイバケーブルの側方からの取り外しが可能となる
本発明は、テンションメンバのない光ファイバケーブルに対応でき、径が小さく構造が簡易で配管等に容易に通すことができる。
また、工事担当者が自ら組み立てすることができ、経済的である。
実施の形態に係る光ファイバケーブルの端部部分の構造の概要を表す図である。 実施の形態に係るケーブルの端部部分の構造の詳細図である。 端部部分の変形例の詳細図である。 光ファイバネットワークを模式的に表した図である。
以下、本発明の実施の形態を次の順序で説明する。
<1.光ファイバケーブル敷設作業>
<2.実施の形態>
<3.変形例>
<1.光ファイバケーブルの敷設作業>

光ファイバケーブルの敷設作業について、図4により具体的に説明する。図4は光ファイバネットワークの1例であり、その全体構成を示すものである。
図4に示すように、工場、会社、家庭等に光ファイバケーブルがつながっている。
光ファイバネットワークにおいて、工場、会社、家庭等からの光ファイバケーブル19は電柱等を経由して何れかの電柱の屋外光成端箱20に接続される。ここでは、2系統の光ファイバケーブル19が屋外光成端箱20に接続されている。光成端箱とは光ファイバケーブルの接続部およびコード等の余長部分を収納するものである。
光ファイバケーブル18は、屋外光成端箱20から配管(管路)を経由して通信装置15の設置されている建屋内の屋内光成端部21と接続される。そして、屋内光成端箱21を介して通信装置15と接続される。このとき屋外光成端箱20側から光ファイバケーブル18を配管に通す作業が必要となる。
この配管を通す作業は、配管の径が小さく、配管の径が屈曲している等のため時間がかかる作業である。また、光ファイバケーブルを破損しないように慎重な取り扱いが必要である。さらに、配管を通した後、屋内光成端部21にすぐ接続できるように、端部にコネクタの接続された状態で配管を通すことが求められている。
図4の例では、配管(管路)が地下に設置されているが、配管がどこに設置されていたとしても、光ファイバケーブルの敷設作業の状況は上記と同様である。
<2.実施の形態>

本発明の実施の形態を図1、図2により説明する。図1は光ファイバケーブルの端部部分の構造の概要を表すものである。図2は端部部分の詳細の構造を示すものである。
図1において、図1Aは光ファイバケーブルの端部の概略構造1を示し、図1B、図1Cおよび図1Dは、コネクタの取り付けられた光ファイバコードの配置を示すものである。図1Aから説明する。
図1Aに示すように、光ファイバケーブル4の端部から光ファイバコード5、6、7が導出され、その端にそれぞれコネクタ8、9、10が接続されている。各コネクタの重なり方により、光ファイバコードを束ねたときの径全体の大きさが決まることがわかる。
各コネクタの重なり方を変えることにより光ファイバコードを束ねたときの径全体の大きさを変えることができる。これにより、径全体の大きさを保護筒3の大きさに合わせて、所定の大きさにすることができる。
例えば、導出されている光ファイバコード5、6、7の長さを図のようにすべて異ならせれば、光ファイバコードを束ねたときの径全体の大きさを小さくすることができる。ただし、導出される光ファイバコード5、6、7の長さは長くなる。
また、導出されている光ファイバコード5、6、7の長さをすべて同じにすると、各コネクタが重なることから、径全体の大きさは大きくなり、導出される光ファイバコード5、6、7の長さは短くなる。
さらに、複数個のコネクタを組み合わせ、それを1つの単位として、その単位毎にそれぞれ長さを異ならせることにより、光ファイバコードを束ねたときの径全体の大きさを細かく調整することができる。 すなわち、導出された複数の光ファイバコードを複数の集合に分け、各集合の光ファイバコードの導出長さは同じとし、その集合毎の光ファイバコードの導出長さは異なるようにするとよい。
光ファイバコード5、6、7は保護筒3に収納されている。保護筒3の一端(光ファイバケーブル側)は固定部33に接合されている。固定部33は同時に光ファイバケーブル4の一端を保持固定している。さらに、保護筒3の他端は、牽引部材12とこれを保持固定する固定部33に接合されている。
つぎに図1B、図1Cおよび図Dによりコネクタの重ならない場合とコネクタの重なる場合について具体的に説明する。図1Bは本願発明の実施の形態に係る光ファイバコードのコネクタの位置をそれぞれずらした場合を示すものである。図1Bに示すように、光ファイバケーブル端から各コネクタの位置をずらして取り付けている。その長さは、各コネクタが光ファイバケーブル4の長手方向に重ならないように調整している。これにより、コネクタの付いた状態の光ファイバコードを束ねたときその軸方向の幅ができるだけ小さい所定の幅であるeとなり、径の小さい保護筒3に収納できることになる。
コネクタから光ファイバケーブル4の端までの距離はコネクタの大きさにより適宜調整される。束ねたときコネクタ同士がそれぞれ重ならないようにすれば、その径を最も小さくすることができる。コネクタは複数個一緒にしたものを1つの単位としてそれらがそれぞれ重ならないように位置をずらして取り付けてもよい。
例えば、2つのコネクタを1つの単位(2芯毎)としたり、4つのコネクタを1つの単位(4芯毎)とすることができる。図1Cは2つのコネクタを1つの単位(2芯毎)とした場合の例である。図1Cに示すように、2つのコネクタ8a、8bおよびコネクタ9a、9bを1つの単位としてそれらが重ならないようにしている。この場合、コネクタ8a、8bにはそれぞれ光ファイバコード5a、5bが接続され、コネクタ9a、9bにはそれぞれ光ファイバコード6a、6bが接続されている。この方法によっても、光ファイバコードを束ねたときの径全体の大きさを調整でき、その軸方向の幅をe′とすることができる。
また、複数個のコネクタを重ねたもの、その数の異なる複数個のコネクタを重ねたもの、または1つのコネクタのもの、の3種類のもののいずれかを重ねること、または重ならないようにすることにより束ねたときの径が、保護筒3の径に合わせ、その保護筒3に収納できるように所定の径に調整することも可能である。
図1Dは複数個のコネクタのすべてが重なる場合を示したものである。図1Dに示すように、光ファイバケーブル端から各コネクタまでの長さが同じである。この場合、光ファイバコードを束ねたときその軸方向の幅がe″となり、図1Bのeと比較してコネクタを束ねた部分の外径が大きくなるが、光ファイバコードの導出長さは短くなる。
つぎに本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブル4の端部部分の詳細構造について図2により説明する。
図2Aに示すように、光ファイバケーブル4側のケーブル固定部は、固定部材2a、保持部材14a、シール31および締め付け部材11で構成されている。
保護筒3の光ファイバケーブル側の端部の固定部は、締め付け部材16、保持部材14bおよび保護筒固定部材2bで構成されている。
固定部材2aおよび保護筒固定部材2bは、いずれも両端にねじが形成されている。固定部材2aでは、両端のねじはどちらも外側に形成されている。保護筒固定部材2bでは、一端のねじは外側に形成され、他端のねじは内側に形成されている。そして、固定部材2aおよび保護筒固定部材2bは、外側に形成されたねじと内側に形成されたねじ同士で螺子接合される。固定部材2aおよび保護筒固定部材2bは、本実施の形態において同じ機能を発揮するものであり、基本的に螺子位置が相違しているだけである。
保護筒3の牽引部側の端部の固定部は、締め付け部材16、保持部材14bおよび保護筒固定部材2bで構成されている。
また、牽引側の牽引部材12の固定部は、固定部材2a、保持部材14a、締め付け部材11および牽引部材12で構成されている。固定部材2aと保護筒固定部材2bとは上記と同様に螺子接合される。
光ファイバケーブル4の固定の態様、光ファイバケーブル側の保護筒3の固定の態様、牽引部側の保護筒3の固定の態様および牽引部材12の固定の態様について以下に説明する。
(a)光ファイバケーブル4の固定の態様について
まず、コネクタ付き光ファイバコードが露出した状態の光ファイバケーブル4が右側の締め付け部材11の通し穴から通され、保持部材14a、シール31、固定部材2aまで貫通される。光ファイバケーブル4から露出したコネクタ付き光ファイバコードは、保護筒固定部材2b、保持部材14bおよび締め付け部材16を経由して保護筒3まで貫通される。
その状態で、固定部材2aの右側の通し穴から保護用のシール31と保持部材14aを押し込む。そして、締め付け部材11を固定部材2aに締め付けることにより、光ファイバケーブル4の外周を保持部材14aで外囲固定保持することができる。
図2Bは締め付け部材11、保持部材14a、シール31および固定部材2aの断面構造を示すものである。図2Bに示すように、固定部材2aには外周に螺子が形成され、さらに締め付け部材11には左側の内周に螺子が形成されている。この螺子により固定部材2aと締め付け部材11は螺子接合される。シール31は保持部材14aに左側から挿入する。そして、その保持部材14aとシール31とは、固定部材2aと締め付け部材11が形成する空間に押し込まれる。そして中心部を光ファイバケーブル4が貫通する。
図2Cは組立図であり、締め付け部材11、保持部材14a、シール31および固定部材2aを組み立てた状態を表すものである。図2Cに示すように、固定部材2aと締め付け部材11が螺子接合され、固定部材2aと締め付け部材11に囲まれた空間に保持部材14aとシール31が周囲が圧縮された状態で実装されている。中心部に光ファイバケーブルが貫通され、これを保持固定している。
固定部材11の内部に装着された保持部材14aは、保持部材14aの先端がテーパ状にとなっていることと締め付け部材11の通し穴が締め付け方向に細くなっていることから、締め付け部材11を固定部材2aに締め付けるにつれ、滑らかに圧縮される状態となる。このため光ファイバケーブル4を確実に固定保持することができる。
本実施の形態では、シール31が装着された状態を示しているが、シール31は光ケーブルを保護するもので、本発明においては必ずしも必要なものではない。また、シール31は弾力性のあるものとなっている。
保持部材14aの材質は、樹脂製又は金属製である。保持部材14aには長手方向にスリットが1つはいっており、保持部材14の締め付けにより外部周辺から圧力を加えると径が縮小し挿通した光ファイバケーブル4を固定保持することができる。また圧力を除去する(ねじを緩める)と弾性により元に戻り、容易に光ファイバケーブル4から外すことができる。図2では保持部材14aの長手方向にスリットの1つはいっている部材を示しているが、これに限るものではなく、スリットは複数入っていてもよい。
また、その材質は樹脂製又は金属に限るものでなく、弾性体であれば、発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の部材(例えばゴム状の部材)を採用できる
(b)光ファイバケーブル側の保護筒3の固定の態様について
光ファイバケーブル側の保護筒3の一端は、保護筒固定部材2b、保持部材14bおよび締め付け部材16により固定される。まず、コネクタ付き光ファイバコードが露出した状態の光ファイバケーブル4が右側の締め付け部材11の通し穴から通され、保持部材14a、シール31、固定部材2aまで貫通される。光ファイバケーブル4から露出したコネクタ付き光ファイバコードは、保護筒固定部材2b、保持部材14bおよび締め付け部材16を経由して保護筒3まで貫通される。
保護筒3には光ファイバケーブル4から導出された光ファイバコードが収納される状態となる。この状態で、保護筒3の一端を締め付け部材16の左の通し穴から通し、保持部材14bを取り付け保護筒固定部材2bに押し込む。
つぎに締め付け部材16を保護筒固定部材2bに締め付けることにより、保持部材14bが圧縮され保護筒3の一端を保持部材14bで外囲固定保持することができる。また、保持部材14bの中心には導出された光ファイバコードが通されている。保持部材14bと保持部材14aは機能的には同じであるが、固定保持するものに応じて、形と径の大きさが相違するものである。
締め付け部材16の締め付けにより、保持部材14bが圧縮され径が縮小し保護筒3を固定する。これは、光ファイバケーブル4を固定する場合と同様である。
保護筒固定部材2bと固定部材2aは上述のとおり螺子接合される。
(c)牽引部側の保護筒3の固定の態様について
牽引部側の保護筒3の一端は、締め付け部材16、保持部材14bおよび保護筒固定部材2bにより固定される。保護筒3の牽引部側の一端を締め付け部材16の右の通し穴から通し、保持部材14bを取り付け保護筒固定部材2bに押し込む。つぎに締め付け部材16を保護筒固定部材2bに締め付けることにより、保持部材14bが圧縮され保護筒3の牽引部側の一端を保持部材14bで固定保持することができる。
牽引部側の保護筒3の固定のための各部材の断面構造図、組立図を図2D、図2Eに示す。図2D、図2Eは 上記の図2B、図2Cにそれぞれ相当するものである。
図2Dは締め付け部材16、保持部材14bおよび固定部材2bの断面構造を示すものである。図2Dに示すように、固定部材2bの一方は外周に螺子が形成され、他の一方には内周に螺子が形成されている。締め付け部材16には左側の内周に螺子が形成されている。この螺子により固定部材2bの一方の外周と締め付け部材11は螺子接合される。保持部材14bは、固定部材2bと締め付け部材16が形成する空間に押し込まれる。そして中心部に保護筒3が配置される。
図2Eは組立図であり、締め付け部材16、保持部材14bおよび固定部材2b組み立てた状態を表すものである。図2Eに示すように、固定部材2bと締め付け部材16が螺子接合され、固定部材2bと締め付け部材16に囲まれた空間に保持部材14bが周囲が圧縮された状態で実装されている。中心部に保護筒3が配置され、これを保持固定している。
(d)牽引部材12の固定の態様について
牽引部材12は、固定部材2a、保持部材14aおよび締め付け部材11により固定される。牽引部材12を締め付け部材11の左の通し穴から通し、保持部材14aを取り付け固定部材2aに押し込む。つぎに締め付け部材11を固定部材2aに締め付けることにより、保持部材14aが圧縮され牽引部材12の一端を保持部材14aで固定保持することができる。締め付け部材2bと締め付け部材2aは上述のとおり螺子接合される。
以上の構成により、牽引部材12、保護筒3および光ファイバケーブル4は確実に固定され、牽引部材12をもって引っ張っても光ファイバケーブル4が抜け落ちることなく確実に目的の配管等に光ファイバケーブル4を通すことができる。
<3.変形例>

つぎに本発明の実施の形態の変形例について図3により説明する。図3Aから説明する。図3Aは保護筒3の固定方法の変形例を示すものである。図3Aに示すように、光ファイバケーブル側の光ファイバケーブル4の固定は、締め付け部材11、保持部材14aおよび固定部材32で構成されており、図2の実施の形態とシール31の装着を除いて基本的に同じである。
また、牽引側の牽引部材12の固定部は、牽引部材12、締め付け部材11、保持部材14aおよび固定部材32で構成されており、図2の実施の形態と基本的に同じである。保護筒3の固定方法が図2の実施の形態とは相違する。
図2の実施の形態においては、保護筒3の固定は光ファイバケーブル4および牽引部材12の固定と同じ構成で固定している。
本変形例においては、保護筒3の両端は固定部材32のボルト部分と螺子接合される。保護筒3の両端部分の内側は螺子が形成されている。固定部材32の一端は外側に螺子が形成され、他端は内側に螺子が形成されたものである。
そして、固定部材32は保護筒3の両端に配置され、保護筒3と固定部材32とは保護筒3の内側の螺子と固定部材32の一端側の螺子同士で接合される。
以上の構成により、牽引部材12と光ファイバケーブル4は確実に固定され、牽引部材12をもって引っ張っても光ファイバケーブル4が抜け落ちることはなく確実に目的の配管等に光ファイバケーブル4を通すことができる。
図3Bについて説明する。図3Bに示すように、図3Aの変形例にたいして締め付け部材11を省略した構成としている。
保持部材23に光ファイバケーブル4を挿通し、締め付け部材24と保持部材23により光ファイバケーブル4を固定するものである。図3Aの場合と違って保持部材23の表面には螺子が切られている。また固定部材24の内側には螺子が切られており、固定部材24を締めることにより、固定部材24と保持部材14は螺子接合され、同時にその締め付けにより、保持部材14は径が縮小し光ファイバケーブル4を確実に固定する。これにより締め付け部材24をもって引っ張っても光ファイバケーブル4が抜け落ちることなく確実に目的の配管等に通すことができる。
図3Cについて説明する。図3Cに示すように、図3Bの変形例に対し固定部材25と保護筒26との接合が相違する。すなわち、保護筒26に突起部17が形成されており、保護筒26を突起部17のない方向から固定部材25に挿通させ、突起部17で固定部材25から保護筒26が抜け落ちないように接合するものである。固定部材25、保持部材23および光ファイバケーブル4の接合は図3Bの変形例と同じである。
図3Dについて説明する。図3Dは、牽引側の変形例を示すものである。図3Dに示すように、牽引部材27、保護キャップ22、保持部材13および止め部材28で構成される。図2Aの実施の形態のように保持部材13の径を縮小させて牽引部材27を固定するのでなく、牽引部材27に保護キャップ22と保持部材13を装着し、止め部材28を牽引部材27にねじ止めすることにより牽引部材27を固定するものである。
端部が上記のような構造を有する光ファイバケーブルは、配管等を通す場合、配管の遠端側から引っ張ったとしても、充分な強度を保つことができるとともに、コネクタ等の破損を防ぐことができ、取り扱い易い優れたものとなる。
1 光ファイバケーブルの端部の構造、2a 2b 24 25 32 固定部材、3 26 保護筒、4 18 19 光ファイバケーブル、5 5a 5b 6 6a 6b 7 光ファイバコード、8 8a 8b 9 9a 9b 10 コネクタ、11 16 22 締め付け部材、12 27 牽引部材、13 14a 14b 23 保持部材、15 通信装置、17 突起部、20 21 光成端箱、28 止め部材、33 固定部

Claims (7)

  1. 端部にそれぞれコネクタが取り付けられ所定の導出長さに光ファイバケーブルより導出された複数の光ファイバコードと、該導出された複数の光ファイバコードを収納する保護筒とからなり、上記複数の光ファイバコードの上記導出長さは上記コネクタを束ねたとき所定の径となる長さである光ファイバケーブルの端部構造であって、
    上記光ファイバケーブルの端部近傍に取り付けられ、該光ファイバケーブルを保持するケーブル固定部と、
    牽引部材を固定する牽引部材固定部と、
    上記ケーブル固定部と上記牽引部材固定部を上記保護筒両端に接合するとともに上記保護筒を固定する保護筒固定部と、
    を備え、
    上記ケーブル固定部は、
    上記光ファイバケーブルを外囲固定保持すると共に、光ファイバコードの長手方向に沿って延びるスリットを有し、光ファイバコードの長手方向における一端側の外周部がテーパ状となっているケーブル保持部材と、
    上記ケーブル保持部材と接するテーパ面を有し、上記ケーブル保持部材の外周部と上記テーパ面が当接することにより上記ケーブル保持部材を圧縮する締め付け部材と、
    上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、
    上記ケーブル保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記ケーブル保
    持部材が上記光ファイバケーブルを固定し、
    上記固定部材と上記締め付け部材による締め付けを緩めることにより上記ケーブル保持部材への圧力が除去されると弾性により上記ケーブル保持部材が元に戻り上記スリットを介して光ファイバケーブルの側方からの取り外しが可能となる
    光ファイバケーブルの端部構造。
  2. 上記ケーブル保持部材の内側に装着され、上記光ファイバケーブルを保護するシール部材を有する請求項1に記載の光ファイバケーブルの端部構造。
  3. 上記牽引部材固定部は、
    上記牽引部材を固定保持する牽引部材保持部材と、
    上記牽引部材保持部材を圧縮する締め付け部材と、
    上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、
    上記牽引部材保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記牽引部材保持部材が上記牽引部材を固定する請求項1又は請求項2に記載の光ファイバケーブルの端部構造。
  4. 上記保護筒固定部は、
    上記保護筒の両端を外囲固定保持する保護筒保持部材と、
    上記保護筒保持部材を圧縮する締め付け部材と、
    上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、
    上記保護筒保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記保護筒保持部材が上記保護筒を固定する請求項1乃至請求項3に記載の光ファイバケーブルの端部構造。
  5. 上記複数の光ファイバコードの導出長さがそれぞれ異なっている請求項1乃至請求項4に記載の光ファイバケーブルの端部構造。
  6. 上記導出された複数の光ファイバコードを複数の集合に分け、各集合の光ファイバコードの導出長さが同じであるとともに、該集合毎の光ファイバコードの導出長さが異なっている請求項1乃至請求項4に記載の光ファイバケーブルの端部構造。
  7. 端部にそれぞれコネクタが取り付けられ所定の導出長さに光ファイバケーブルより導出された複数の光ファイバコードと、該導出された複数の光ファイバコードを収納する保護筒とからなり、上記導出された複数の光ファイバコードを複数の集合に分け、各集合の光ファイバコードの導出長さが同じであるとともに、該集合毎の光ファイバコードの導出長さが異なっており、該導出長さが上記コネクタを束ねたとき所定の径となる長さである光
    ファイバケーブルの端部構造の製造方法であって、
    ケーブル固定部を上記光ファイバケーブルの端部近傍に取り付ける取付ステップと、
    牽引部材と該牽引部材を保持する保持部材を有する牽引部材固定部と上記ケーブル固定部とを上記保護筒の両端に接合するステップと、
    を備え、
    上記ケーブル固定部は、
    上記光ファイバケーブルを外囲固定保持すると共に、光ファイバコードの長手方向に沿って延びるスリットを有し、光ファイバコードの長手方向における一端側の外周部がテーパ状となっているケーブル保持部材と、
    上記ケーブル保持部材と接するテーパ面を有し、上記ケーブル保持部材の外周部と上記
    テーパ面が当接することにより上記ケーブル保持部材を圧縮する締め付け部材と、
    上記締め付け部材を装着する固定部材とを有し、
    上記ケーブル保持部材を上記固定部材に押し込んだ状態で、上記締め付け部材を上記固定部材に装着し、該固定部材と上記締め付け部材を締め付けることにより上記ケーブル保持部材が上記光ファイバケーブルを固定し、
    上記固定部材と上記締め付け部材による締め付けを緩めることにより上記ケーブル保持部材への圧力が除去されると弾性により上記ケーブル保持部材が元に戻り上記スリットを介して光ファイバケーブルの側方からの取り外しが可能となる
    製造方法。
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