JP6082283B2 - 筐体及びこれを含む基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度低減雰囲気が内部に形成される筐体及びこれを含む基板処理装置に関する。
半導体集積回路を製造する製造プロセスには、金属バリア層として窒化チタニウム(TiN)膜を成膜したり、TiN膜の下層の中間保護層としてチタンシリサイド(TiSi)膜を成膜したりする工程がある。TiN膜及びTiSi膜は、半導体ウエハ(以下、ウエハ)に形成されたチタニウム(Ti)膜を、熱処理装置の例えば縦型の加熱炉内で加熱しつつ、それぞれアンモニア(NH)及びジシラン(Si)に晒すことにより、形成される。
ここで、Ti膜が形成されたウエハは、例えばFOUP(Front Opening Unified Pod)などの密閉可能なウエハキャリアを用いて、酸素濃度が十分に低減された雰囲気で保管され、搬送されるため、Ti膜が酸化されることなく加熱装置まで搬入され得る。
しかし、加熱装置内の加熱炉の下方のローディング領域内では、ウエハは、大気雰囲気に晒されるため、Ti膜が酸化されてしまう。この場合、加熱炉内でNHガスやSiガスにTi膜を晒すことにより形成されるTiN膜やTiSi膜の抵抗率が高くなってしまうという問題が生じる。
このため、ローディング領域に不活性ガスを供給することにより、酸素濃度の低い雰囲気を形成し、Ti膜の表面の酸化を抑制している(例えば特許文献1参照)。具体的には、ローディング領域を構成する箱状の箱構造体の密閉性を高めるとともに、その箱構造体の内部空間が陽圧となるように不活性ガスを供給している。これによれば、箱構造体の内部空間に外部から空気が流入することはなく、しかも内部空間が不活性ガスによりパージされるため、内部空間の酸素濃度が低減される。
特許3176160号公報
ところで、Ti膜の表面の酸化を効果的に抑制するためには、箱構造体に多量の不活性ガスを供給することにより、ローディング領域の酸素濃度をできるだけ低くすることが好ましい。しかし、不活性ガスの供給量を増やせば、IC製造コストの増大を招くこととなる。そのような問題に対処するためには、箱構造体の密閉性をより高めれば、不活性ガスの供給量を低減できると考えられる。
しかし、本発明の発明者らの検討によると、箱構造体の内部空間が不活性ガスにより陽圧に維持される場合、箱構造体の内部空間へ外部の空気が直接的に流入することは殆どないけれども、不活性ガスが箱構造体から外部へ僅かでもリークすると、外部の空気が内部空間へ逆拡散することが判明した。そのような逆拡散のため、Ti膜の酸化抑制に必要な酸素濃度として求められる例えば10ppm以下といった極めて低い濃度を実現するのは難しい。
本発明は、上述の事情に鑑み、内部空間内の酸素濃度をより低減可能な、基板処理装置の筐体を提供する。
本発明の第1の態様によれば、基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される筐体であって、複数の基板を保持する基板保持部を収容可能で、内部空間を陽圧に維持可能な箱構造体該箱構造体の側面に形成された窪みの内側の開口を塞ぐとともに、陽圧に維持される前記内部空間から当該内部空間内の気体がリークするのを許容する第1の間隙を前記箱構造体の前記側面との間に形成するフィルタユニットと、前記箱構造体の前記内部空間に不活性ガスを供給し、前記内部空間を陽圧に維持する不活性ガス供給手段と、前記箱構造体に取り付けられ、前記第1の間隙を通して前記内部空間と流通するバッファ空間を前記箱構造体に対して形成するカバー部材であって、前記バッファ空間内の気体を前記バッファ空間から外部へリークするのを許容する第2の間隙を有する当該カバー部材とを備える筐体が提供される。

本発明の第2の態様によれば、基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される筐体であって、
複数の基板を保持する基板保持部を内部空間に収容可能で、側面に開口部が形成された箱構造体と、
前記開口部の端部が複数回折り曲げられ、前記側面上の折り曲げ起点よりも内側に、前記側面に平行に形成された取り付け面と、
該取り付け面及び前記折り曲げ起点の両方に接触し、前記取り付け面と前記折り曲げ起点との間にバッファ空間を形成するとともに、接触部における内部からの気体のリークを許容する気密度で取り付けられ、前記開口部を覆うカバー部材と、
前記箱構造体の前記内部空間に不活性ガスを供給し、前記内部空間を陽圧に維持する不活性ガス供給手段と、を有する筐体が提供される。
本発明の第3の態様によれば、基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される基板処理装置であって、第1の態様の筐体と、前記基板保持部を収容可能な反応管と、前記反応管内に所定の処理ガスを供給する処理ガス供給部とを備える基板処理装置が提供される。
本発明の実施形態によれば、内部空間内の酸素濃度をより低減可能な、基板処理装置の筐体が提供される。
本発明の実施形態1による基板処理装置を示す概略平面図である。 本発明の実施形態1による基板処理装置を示す概略断面図である。 本発明の実施形態1による基板処理装置のローディング領域を画成する箱構造体を説明するための図である。 本発明の実施形態1による基板処理装置の筐体の効果を説明する説明図である。 本発明の実施形態2に係る筐体の一例を示した図である。 本発明の実施形態3に係る筐体の一例を示した図である。 本発明の実施形態4に係る筐体の一例を示した図である。図7(a)は、実施形態4に係る筐体の一例の側断面図である。図7(b)は、FFユニットと開口部との関係の一例を示した図である。 本発明の実施形態1による基板処理装置の筐体の効果を確認するために行った実験について説明する図である。 本発明の実施形態1による基板処理装置の筐体の効果を確認するために行った実験の実験結果を示すグラフである。 本発明の実施形態1による基板処理装置の筐体の効果を確認するために行った実験の実験結果を示す他のグラフである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一または対応する部材または部品には、同一または対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材又は部品間の相対比を示すことを目的とせず、したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定されるべきものである。
〔実施形態1〕
始めに、図1及び図2を参照しながら、本発明の実施形態1による基板処理装置としてのバッチ式の縦型成膜装置(以下、単に成膜装置)について説明する。図1は、成膜装置の内部を示す平面図である。図2は、図1に示す−X方向から見た成膜装置の概略断面図である。
図1及び図2に示すように、成膜装置10は筐体1を備え、筐体1内には、基板(以下ウエハ)を収納したキャリアCが扱われる搬入出領域S1と、キャリアC内のウエハを搬送して後述の反応管内に搬入するための処理エリアS2と、が設けられている。搬入出領域S1と処理エリアS2とは隔壁11により仕切られている。なお、本実施形態ではウエハとして、その上面にTi膜が形成されたウエハが使用される。
搬入出領域S1は、第1の領域12と、第1の領域12に対して−Y方向側に位置する第2の領域13とからなり、第1の領域12には、キャリアCが載置されるキャリア搬入台14(図2)が設けられている。キャリアCとしては、例えば樹脂からなる密閉型のFOUP(Front-Opening Unified Pot)が用いられる。FOUPには、例えば300mmの直径を有する複数枚(例えば25枚)のウエハWが棚状に配置される。また、FOUPの前面には、開閉可能な蓋体(不図示)が設けられている。
第2の領域13には、図2に示すように、キャリア載置台15とキャリア保管部16とが設けられる。また、第2の領域13には、キャリア搬入台14、キャリア載置台15、及びキャリア保管部16の間でキャリアCを搬送するキャリア搬送機構17が設けられている。キャリア載置台15の−Y方向側には、キャリアC内と処理エリアS2とを連通する開口部10Hが設けられ、開口部10Hは扉18により開閉される。また、キャリア載置台15に載置されるキャリアCの蓋体を開閉するため、蓋開閉機構19が設けられている。
図1を参照すると、処理エリアS2には、反応炉2が配置される反応炉収容エリアS2Tと、反応炉収容エリアS2Tの下方に位置するローディング領域S2Lとが設けられている。反応炉収容エリアS2Tに配置される反応炉2は、下端が開口する縦型の反応管2Aと、反応管2Aを支持するマニホールド2Mと、マニホールド2Mを貫通する2つのガスインジェクタ2Jと、図示しない加熱ヒータとを有している。2つのインジェクタ2Jのうちの一方には、シリコン(Si)を含有するSi原料ガスが貯留されるSi原料ガス供給源(不図示)が接続され、他方には、例えばアンモニアガスなどの窒化ガスが貯留される窒化ガス供給源(不図示)が接続されている。また、反応管2Aにはガス排気口(不図示)が形成され、ここには真空ポンプなどの排気装置(不図示)が接続されている。このような構成により、反応管2A内にSi原料ガス(又は窒化ガス)が供給され、反応管2A内にロードされるウエハボート3A又は3B(後述)に搭載される、Ti膜が形成されたウエハ(不図示)にチタンシリサイド(TiSix)膜(又はTiN膜)を成膜することができる。
ローディング領域S2Lには、多数枚のウエハを棚状に保持する2つのウエハボート3A及び3Bと、ウエハボート3A及び3Bが載置される3つのステージ22、44、及び45と、ウエハボート3A及び3Bのそれぞれを3つのステージ22、44、及び45の間で移動するボート搬送機構5とが配置されている。ボート搬送機構5は、図2に示すように、アーム駆動部51により、昇降自在、水平軸周りに回転自在、進退自在に構成される多関節アーム52を備える。多関節アーム52の先端には、略U字型の平面形状を有し、ウエハボート3A又は3Bを保持するアーム53が取り付けられている。
3つのステージ22、44、及び45のうちステージ22は、反応管2Aの下方に位置し、また、ボート昇降機41により昇降可能である。これにより、ステージ22に載置されたウエハボート3A(又は3B)が反応管2Aへロードされ、反応管2Aからウエハボート3A(又は3B)がアンロードされる。また、ステージ44及び45は、ステージ22へと移動され、又はステージ22から移動されるウエハボート3A(又は3B)を一時的に保持するために設けられている。
また、ローディング領域S2Lには、ステージ44に隣接してウエハ搬送機構54が設けられている。ウエハ搬送機構54は、ステージ44上のウエハボート3A(又は3B)からキャリア載置台15上のキャリアCとの間でウエハを搬送する。ウエハ搬送機構54は、ウエハWを保持する複数(例えば5つ)のフォーク55と、これらフォーク55を進退自在に支持する搬送基体56とを備えている。搬送基体56は、鉛直軸回りに回動自在及び昇降自在、及び図1中X方向に移動自在に構成されている。
また、図2中の参照符号6A及び6Bは、後述するファンフィルタユニット(以下、FFユニット)である。
なお、ローディング領域S2Lは、筐体1の前壁FW、側壁SW、及び底板BP(図1、図2)と、隔壁11及び天板23(図1)とにより構成された箱構造体の内部空間に相当する。以下、この箱構造体について図3を参照しながら説明する。
図3(a)を参照すると、箱構造体30には、筐体1の一方の側壁SWに設けられる開口部34と、開口部34に取り付けられるFFユニット6A及び6Bと、前壁FWの下方部に形成される供給開口部30Aと、天板23に形成される排気開口部30Bとが設けられている。
供給開口部30Aには、FFユニット6A及び6Bに窒素(N)ガスを供給するNガス配管31の一端が接続されている。また、Nガス配管31の他端はNガス供給源(不図示)と接続されている。Nガス配管31には流量制御器や開閉バルブ(不図示)が設けられ、これらによりNガスの供給の開始/停止、及びNガスの供給量が制御される。さらに、Nガス供給源又はNガス配管31に圧力制御器(不図示)が設けられ、Nガス配管31内のNガスが常圧より高い圧力に設定される。
FFユニット6A及び6Bは、ほぼ6面体状の形状を有するケーシング61を有し、前壁FWの下方部に形成される供給口62と、箱構造体30の内部空間側の面に設けられたフィルタ(不図示)と、供給口62から流入するNガスをフィルタに導くファン(不図示)を有している。FFユニット6A及び6Bの供給口62と箱構造体30の供給開口部30Aは、所定の配管により接続されている。このため、Nガス供給源からのNガスは、Nガス配管31及び所定の配管を通してFFユニット6A及び6Bの内部へ供給される。そのNガスは、ファンよってフィルタへ導かれ、フィルタを通して箱構造体30の内部空間へ供給される(矢印A参照)。フィルタを通過する際にNガス中に含まれる不純物が除去され、清浄化されたNガスが箱構造体30の内部空間に供給される。なお、FFユニット6A及び6Bのケーシング61は、高い気密性を有しており、フィルタ以外からのNガスの流出は殆どない。
排気開口部30Bには、箱構造体30の内部空間を排気する排気管32が接続されている。排気管32は、排気管32内を流れる気体の流量を調整するダンパー32Dを有している。
また、図3(a)に示すように、箱構造体30の側壁SWの外面には、FFユニット6A及び6Bが取り付けられた開口部34を覆うカバー部材36が取り付けられ、図3(a)中のI−I線に沿った一部断面図である図3(b)に示すように、側壁SWとカバー部材36との間に(開口部34による窪みに)バッファ空間BSが形成されている。カバー部材36は、本実施形態においては、開口部34のサイズよりも大きいサイズを有する板状の部材であり、例えばアルミ板や鉄板から作製することができる。
また、カバー部材36は、側壁SWの外面に対してネジで取り付けられてよく、また粘着テープ(両面粘着テープを含む)で取り付けられてもよい。さらに、カバー部材36は、側壁SWの外面に対し例えばパッキンなどを介して取り付けられてもよい。パッキンは、例えばシリコンゴム、ウレタンゴム、又はブチルゴムなどの材料により作製することができる。ただし、カバー部材36は、バッファ空間BSと外部とのガス流通を完全に遮断することなく、バッファ空間BSと外部との間のガス流通が制限されるように側壁SWの外面に取り付けられる。
なお、図3では省略しているが、箱構造体の天板23には、反応炉2のマニホールド2Mの内径とほぼ等しい内径を有する開口部23Hが形成され(図1及び図2参照)、開口部23Hを通して、反応炉収容エリアS2Tとローディング領域S2Lとの間でウエハボート3A(又は3B)が昇降される。また、ウエハボート3A(又は3B)が反応管2A内にロードされたときには、ウエハボート3A(又は3B)とともにボート昇降機41により上昇される蓋体21により開口部23Hが封止される。また、マニホールド2Mのフランジ部2Fが開口部23Hの周囲に気密に固定されている。
また、箱構造体30は、Nガス配管31から供給されてFFユニット6A及び6BからのNガスにより内部空間が大気圧よりも高い圧力(陽圧)に維持される程度に気密に構成されている。具体的には、供給開口部30AにNガス配管31が接続され、排気開口部30Bに排気管32が接続され、開口部34にFFユニット6A及び6Bが取り付けられ、開口部23Hにマニホールド2Mを介して反応管2Aが取り付けられた場合に、上述の成膜装置10が設置されるクリーンルームの用役設備から提供され得る圧力及び流量にてNガスを箱構造体30に供給したときに、箱構造体30の内部空間が陽圧に維持される程度に気密であればよい。また、内部空間内の圧力は、Nガス配管31からのNガスの圧力及び供給量と、排気管32のダンパー32Dとを調整することにより決定することができ、大気圧に対して例えば数十Paから200Pa程度高くてよい。
上述のように構成される本実施形態の箱構造体30において、箱構造体30の内部空間が陽圧になるようにNガス配管31からNガスを供給すると、FFユニット6A及び6Bから内部空間へ供給されるNガスとともに内部空間内の気体が排気管32から外部へ排気される。これにより、内部空間内がNガスによりパージされ、箱構造体30の内部空間内の酸素濃度を低減することができる。
一方、箱構造体30の内部空間に供給されたNガスは、排気管32から排気されるだけでなく、例えば、図4に矢印B1で模式的に示すように、箱構造体30の側壁SWと、FFユニット6A(又は6B)との間に形成され得る間隙G1(第1の間隙)を通してバッファ空間BSへとリークする。バッファ空間BSへリークしたNガスは、今度は、図4に矢印C1で模式的に示すように、例えばカバー部材36と側壁SWの外面との間に形成され得る間隙G2(第2の間隙)を通して外部(大気雰囲気)へリークする。このため、バッファ空間BSもまた、箱構造体30の内部空間からのNガスによりパージされ、バッファ空間BS中の酸素濃度が低減される。
ここで、箱構造体30の内部空間からバッファ空間BSへNガスがリークする際には、図4に矢印B2で模式的に示すように、バッファ空間BS内の気体の一部が箱構造体30の内部空間へと逆拡散する。仮にカバー部材36(バッファ空間BS)が無く、箱構造体30の内部空間から外部へNガスが直接にリークするときには、外部の空気(酸素濃度約21%)が内部空間に逆拡散することとなる。これに対して、本実施形態においては、上述のとおりバッファ空間BSの酸素濃度が低減されているため、バッファ空間BSから内部空間への酸素の逆拡散量もまた低減されていることとなる。したがって、内部空間内の酸素濃度を更に低減することが可能となる。
また、箱構造体30の内部空間(すなわちローディング領域S2L)の酸素濃度が低減されているため、内部空間から反応管2Aへ流入する酸素量もまた低減されている。このため、ウエハ上のTi膜の反応管2A内における酸化が十分に抑制される。
なお、バッファ空間BSから外部へのリーク(矢印C1)に伴って、図4に矢印C2で模式的に示すように、外部の空気中の酸素がバッファ空間BS内へ逆拡散するが、その逆拡散量は、バッファ空間BSから外部へのリーク量に比べて極めて少ないため、バッファ空間BS内の酸素濃度は、空気中の酸素濃度よりも低く抑えられる。
また、例えば減圧下で基板を処理する真空チャンバと同程度に箱構造体の密閉性を高くし、Nガスの供給管と排気管を気密に設けて、箱構造体の内部をNガスでパージすれば、箱構造体から外部へのNガスのリークを十分に抑制でき、酸素が逆拡散することがない。このため、箱構造体の内部の酸素濃度を低減できる。しかしながら、そのような箱構造体を作製しようとすれば製造コストが増大し、IC製造コストの増大につながる。
これに対し、本発明の実施形態による筐体によれば、箱構造体30における、内部空間から外部へのリークを生じさせ得る部分をカバー部材36で覆うことにより、内部空間の酸素濃度を低減し得るため、筐体に要する費用を大幅に低減することができる。しかも、既存の基板処理装置の箱構造体(又は筐体)にカバー部材36を取り付けることにより、内部空間の酸素濃度を低減できるため、酸素濃度低減のための大がかりな改造は必要ない。さらに、例えば粘着テープを用いて箱構造体30にカバー部材36を取り付けた場合には、FFユニット6A(又は6B)のメンテナンスが必要となったときに、カバー部材36を容易に取り外すことができる。
〔実施形態2〕
図5は、本発明の実施形態2に係る筐体の一例を示した図である。実施形態2に係る筐体においては、箱構造体30aの側壁SWに設けられたカバー部材36aの構成のみが実施形態1に係る筐体1と異なっているので、変更箇所のみ説明する。その他の構成要素については、実施形態1と同様であるので、その説明を省略する。また、実施形態2において、実施形態1と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図5において、実施形態2に係る筐体1aの箱構造体30aの開口部34付近の断面構成が示されているが、実施形態2に係る筐体1aは、開口部34を、1枚のカバー部材36aで塞いでいる点で、ケーシング61及びカバー部材61の2枚で塞いでいる実施形態1に係る筐体1と異なっている。つまり、実施形態1においては、開口部34の内側の開口をケーシング61が塞いで箱構造体30を構成し、側壁SWに接触するとともにカバー部材36が開口部34を最終的に覆う構成となっていた。一方、実施形態2に係る筐体1aでは、開口部34の構成は実施形態1に係る筐体1と同様であるが、開口部34を、内側に屈曲したコ字状部分を含んだ形状のカバー部材36aが、1枚で覆う構成となっている。このように、2つの部材を用いずに、開口部34の形状に合わせて加工した1枚のカバー部材36aで開口部34を覆うように構成してもよい。
図5において、開口部34の端部は、側壁SW上の折り曲げ起点34Aのから内側に垂直に折れ曲がり、次いで側壁SWと平行に開口部34の中央に向かうように折れ曲がり、次いで側壁SWに垂直に外側に向かって折れ曲がり、最後に開口部34の外周側に向かうように側壁SWと平行に折れ曲がり、取り付け面33を形成している。取り付け面33は、カバー部材36aが接触可能な面であり、実施形態1で述べたように、接着剤やネジ等の取り付け手段(又は結合手段)を用いて、カバー部材36aを取り付け可能とする面である。
また、取り付け面33は、開口部34の端部の側壁SW上の折り曲げ起点34Aよりも内側にあり、折り曲げ起点34Aとの距離を確保しているため、折り曲げ起点34Aと取り付け面33との間に、バッファ空間BSを形成することができる。開口部34の端部の周縁に亘って上下で同様の構成を有しているので、開口部34の全周に亘ってバッファ空間BSが形成されている。また、開口部34の端部は、折り曲げ起点34Aから垂直に内側に深く折れ曲がり、更に深さ方向外側に折り返された形状をしているので、側壁SWと垂直な方向にも比較的大きな空間を形成し、バッファ空間BSを比較的大きな容積としている。
取り付け面33とカバー部材36aとの接触面は、実施形態1と同様に、間隙G1を有する。つまり、カバー部材36aは、内部空間からのNガスのリークを許容する気密度又は密着度で取り付け面33に取り付けられている。これにより、内部空間に供給されたNガスが、間隙G1を介してバッファ空間BSにリークすることを許容する。
また、カバー部材36aの側壁SWへの取り付けは、実施形態1と全く同様である。側壁SW上の折り曲げ起点34A及びその近傍の外側の領域にカバー部材36aを接触させ、カバー部材36aを側壁SWに取り付けている。取り付け方法は、実施形態1と同様に、接着剤やネジ等を用いた取り付け方法であってよい。カバー部材36aと側壁SWとの接触箇所においても、間隙G2が形成され、Nガスのバッファ空間BSから外部へのリークを許容する。よって、間隙G1からバッファ空間BSにリークしたNガスは、更にバッファ空間から間隙G2を介して外部へとリークすることを許容される。
ここで、カバー部材36aの側壁SWへの取り付けは、接着剤やネジ等を用いて確実に行う必要があるが、カバー部材36aの取り付け面33への取り付けは、特に固定的な取る付けが行われずに、カバー部材36aを取り付け面33に強く押圧させた単なる接触であってもよい。取り付け面33の奥行きの寸法と、カバー部材36aの屈曲寸法を適切に調整することにより、そのような構成を採ることも可能である。
このように、実施形態2に係る筐体1aにおいては、FFユニットのケーシング61を設けず、カバー部材36aのみにより開口部34を覆っているが、実施形態1と同様に、第1の間隙G1、バッファ空間BS、及び第2の間隙G2を形成することができ、箱構造体30aの内部空間の酸素濃度を低減するという同様の機能を果たすことができる。よって、実施形態2に係る筐体1aによれば、内部空間の酸素濃度を低減するという機能を維持しつつ、部品点数を減少させ、製造コストを低下させることができる。また、カバー部材36aの形状が、内側に窪むように屈曲した形状であるので、筐体1aの省スペース化を図ることができる。
なお、実施形態2では、開口部34をカバー部材36aで覆う形態を例示しているが、カバー部材36aをFFユニットのケーシング61で形成しても同様の作用効果が得られる。
〔実施形態3〕
図6は、本発明の実施形態3に係る筐体の一例を示した図である。実施形態3に係る筐体においては、箱構造体30の側壁SWに形成された開口部35付近の構成のみが実施形態1、2に係る筐体1、1aと異なっているので、変更箇所のみ説明する。その他の構成要素については、実施形態1、2と同様であるので、その説明を省略する。また、実施形態3において、実施形態1、2と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施形態3に係る筐体1bにおいては、箱構造体30bの側壁SWに形成された開口部35の端部の取り付け面33aが、側壁SWよりも内部空間側に形成されておらず、側壁SWと同一面上に形成されている点で、実施形態1、2に係る筐体1、1aと異なっている。また、開口部35を塞ぐのに、カバー部材36のみを用い、ケーシング61は用いていない点で、実施形態1と異なり、実施形態2と共通する。
図6において、開口部35の端部は、側壁SW上の折れ曲がり起点35Aから側壁SWと垂直に内側に折れ曲がり、次いで開口部35の中心に向かって側壁SWと平行に折れ曲がり、次いで側壁SWと垂直に外側に向かって折れ曲がり、最後に側壁SWと同一面上で開口部35の中心に向かって折れ曲がり、取り付け面33aを形成している。この結果、折れ曲がり起点35Aの内側に、窪みのようなバッファ空間BSが形成された形状となっている。
カバー部材36は、実施形態1と同様に平板状の形状を有し、開口部35の全体を覆うように設けられ、取り付け面33aと、折れ曲がり起点35Aとその外側の側壁SWの領域とに接触して取り付けられている。そして、取り付け面33aと折れ曲がり起点35Aとの間に、小さなバッファ空間BSが開口部35の全周に亘って形成されている。カバー部材36の取り付けは、実施形態1、2と同様に、接着剤、ネジ等の種々の取り付け手段を用いて行われてよい。また、カバー部材36の最も外側の、折れ曲がり起点35Aよりも外側の領域への取り付けは、上述の取り付け手段を用いて確実に行う方が好ましいが、取り付け面33aとカバー部材36との接触面については、用途によっては、特に行わずに、押圧による接触のみであってもよい点は、実施形態2と同様である。
かかる簡素な構成であっても、実施形態3に係る筐体1bは、取り付け面33aとカバー部材36との接触面に間隙G1を有し、側壁SWとカバー部材36との接触面に間隙G2を有し、間隙G1と間隙G2との間にバッファ空間BSを有する。そして、間隙G1及び間隙G2は、内部からのガスのリークを許容する。よって、内部空間にNガスが供給され、内部空間が陽圧となれば、内部空間から間隙G1を介してNガスがバッファ空間BSにリークし、バッファ空間BSから間隙G2を介して外部へとNガスがリークすることを許容する。これにより、内部空間の酸素濃度を低減させることができる。
このように、実施形態3に係る筐体1bによれば、開口部35を簡素な形状とするとともに、カバー部材36を平板状の簡素な形状にすることにより、開口部35及びカバー部材36の加工コストを含む製造コストを更に低減させることができる。また、開口部35を塞ぐのに用いるのはカバー部材36だけであるので、実施形態2と同様に部品点数を減少させることができ、製造コストを低減させることができるとともに、省スペース化を図ることができる。なお、カバー部材36をFFユニットのケーシング61とすることでも同様の作用効果が得られる。
このように、実施形態2、3に係る筐体1a、1bによれば、部品点数を減少させ、製造コストを低減させつつ、箱構造体30a、30bの内部空間の酸素濃度を効果的に低減させることができる。
なお、実施形態2、3においては、限られた形状のみを例として挙げたが、側壁SWに形成された開口部34、35の端部を折り曲げ、折り曲げ起点34A、35Aよりも内側に、側壁SWに平行な取り付け面33、33aを形成するような構成とできれば、種々の変更が可能である。例えば、実施形態2において、開口部34の端部を、単に側壁SWに垂直な深さ方向に折り曲げるのと、側壁SWに平行な水平方向内側に折り曲げるだけとしても、最後の水平方向の折り曲げで取り付け面33、33aを形成できる。よって、カバー部材36aの内側への屈曲を大きくすれば、間隙G1、G2を有する実施形態2と同様な構成とすることができる。
このように、開口部34、35の端部の形状、及び開口部34、35を覆うカバー部材36a、36の形状は、用途に応じて種々のものとすることができる。
また、開口部34、35の端部は、形状自体は折り曲げ形状であるが、必ずしも1枚のものを折り曲げ加工で形成する必要は無く、溶接等の接合により形成してもよい。
また、内部空間を陽圧として、内部空間の酸素濃度を低下させるメカニズムについては、実施形態1で説明したのと同様であるので、その説明を省略する。
〔実施形態4〕
図7は、本発明の実施形態4に係る筐体の一例を示した図である。図7(a)は、実施形態4に係る筐体の一例の側断面図である。実施形態4に係る筐体1cは、開口部37を有する。開口部37の端部は、複数回折れ曲がり、先端付近に溝状又は窪み状の凹部38を形成している。具体的には、開口部37の端部は、折れ曲がり起点37Aで側壁SWから壁面が直角に内側に折れ、更に角37Bで直角に中心方向に向かって折れて側壁SWと平行に延びて取り付け面33cを形成する。次に、凹部38の折れ曲がり起点38Aで開口部37が側壁SWに対して直角な方向の内側に折れ、角38Bで直角に曲がって中心に向かって延び、次いで角38Cで側壁SWに直角に外側に向かうように折れ、最後に角38Dで折れ曲がり起点38Aと面が揃うように中心に向かって内側に折れ、凹部38及び取り付け面33bを形成している。また、上下の取り付け面33b同士の間には、開口39が形成されている。
実施形態4に係る筐体1cの開口部37は、図6に示した実施形態2に係る筐体1bの開口部35が形成された状態で、更に外側の側壁SWを2回折り曲げてもう1段奥に開口部35が形成されるようにした構成を有する。つまり、実施形態2に係る筐体1bにおいては、側壁SWを覆うようにカバー部材36が設けられていたが、実施形態4に係る筐体1cにおいては、側壁SWよりも内側の窪んだ位置に凹部38を設け、カバー部材として機能するFFユニットのケーシング61が側壁SWよりも内側の位置に設けられるように構成している。凹部38の構成としては、図6の開口部35と同様であるので、これを板状のカバー部材36で覆うようにすれば、図6と同様にバッファスペースBS及び間隙G1、G2を形成することができる。
しかしながら、実施形態4に係る筐体1cにおいては、単なるカバー部材36の代わりに、FFユニット6Cのケーシング61Cを用いてバッファスペースBS及び間隙G1、G2を形成する構成としている。これは、バッファ空間BS、間隙G1、G2を形成するために必要な取り付け面33b、33c及び凹部38が、側壁SWよりも内側の位置に形成されたため、側壁SWよりも内側の位置に設ける必要があるFFユニット6Cをカバー部材36の代わりに設けることが可能となったためである。つまり、実施形態4に係る筐体1cにおいては、開口部37に段差を1段形成することにより、開口部37内の段差空間にFFユニット6Cを設けることが可能となっている。また、側壁SWを取り付け面の1つとして利用しないため、取り付け面33b、33cは、開口部37の全周に亘って形成される。
実施形態1においては、開口部34内にFFユニット6Aを設け、更に開口部34をカバー部材36で覆う構成としていた。また、実施形態2、3においては、FFユニットは開口部34、35よりも内部にFFユニットを設け、開口部34、35をカバー部材36a、36で覆う構成としていた。一方、実施形態4に係る筐体1cにおいては、FFユニット6Cのケーシング61Cを用いて、凹部38及び開口39を塞ぐ。開口部37は、完全に覆われている訳ではなく、開口部37により形成された段差空間に、FFユニット6Cのケーシング61Cが収容され、開口部37の段差空間の大部分の領域をFFユニット6Cのケーシング61Cが占有している状態となっている。つまり、ケーシング61Cは、開口部37内を完全に充填するのではなく、上下にある程度の間隔を有して開口部37内に収容される。
図7(b)は、FFユニット6Cと開口部37との関係の一例を示した図である。図7(B)に示すように、例えば、FFユニット6Cは、冷蔵庫の蓋のように開口部37の1つの縦辺に沿って取り付けられ、開閉が可能なように設けられる。開口部37内には、Nガス配管31が設けられ、供給口31Aを有している。また、FFユニット6Cの下方には供給口62が形成され、FFユニット6Cのケーシング61Cが閉じられたときに、Nガス配管31の供給口31Aと密着して連通し、Nガス配管31から供給されたNガスが、供給口62を通じてFFユニット6C内に導入される構成となっている。このように、FFユニット6Cは、開口部37内に、扉開閉用の若干の隙間を有して収容され、凹部38及び開口39を覆う構成となっている。また、FFユニット6Cのケーシング61Cの外面は、側壁SWよりも奥にあり、側壁SWから突出していない。かかる構成とすることにより、同様の構成を有する筐体1c同士、又は筐体1cを有する成膜装置10同士を隣接して設置することができる。これにより、複数の装置の配置を、いわゆるサイド・バイ・サイド(side by side)で行うことができ、フットプリントを縮小することができ、省スペース化を図ることができる。
なお、図7(a)に示すように、実施形態4に係る筐体1cは、取り付け面33b、33cに接触し、凹部38及び開口39を覆って塞ぐように設けられ、凹部38によりバッファ空間BSを形成する。その際、取り付け面33bとケーシング61Cとの接触面には間隙G1、取り付け面33cとケーシング61Cとの接触面には間隙G2が形成される。そして、実施形態1乃至3と同様に、間隙G1及び間隙G2は、内部からのガスのリークを許容する。よって、内部空間にNガスが供給され、内部空間が陽圧となれば、内部空間から間隙G1を介してNガスがバッファ空間BSにリークし、バッファ空間BSから間隙G2を介して外部へとNガスがリークすることを許容する。これにより、内部空間の酸素濃度を低減させることができる。この点については、実施形態1乃至3と同様であるので、ケーシング61Cの取り付け方法や、内部空間の酸素濃度低減のメカニズム等の詳細な説明は省略する。
実施形態4に係る筐体1cによれば、側壁SWを取り付け面の一部として利用せずに、側壁SWよりも内側に入った位置に凹部38及び取り付け面33b、33cを設け、側壁SWよりも内側に入った位置にバッファ空間BSの形成を可能な構造とすることにより、FFユニット6Cのケーシング61Cを取り付け面33b、33cに取り付け、これにより凹部38及び開口39を塞ぐと共に、バッファ空間BS及び間隙G1、G2を形成することが可能となる。これにより、開口部37を覆うカバー部材36、36aが不要となり、側壁SWから突出した部材を無くすことができ、筐体1cの省スペース化を図り、筐体1cの隣接設置を可能とすることができる。
なお、図7においては、凹部38及び開口39を覆うカバー部材として、FFユニット6Cのケーシング61Cを用いた例を挙げて説明したが、FFユニット6Cを凹部38及び開口39よりも内側の箇所に設け、凹部38及び開口39を覆うために、今までと同様にカバー部材36を用いるようにしてもよい。この場合においても、バッファ空間BS及び間隙G1、G2を側壁SWよりも内側の位置に形成でき、側壁SWを覆うカバー部材は存在しない構成とできるので、筐体1cの隣接設置が可能となる。
また、実施形態4において、取り付け面33b、33c、凹部38及びFFユニット6Cのケーシング61Cを含む広義のカバー部材の形状は、側壁SWより窪んだ内側に形成される限り、種々の形状とすることができ、例えば、図5に示した態様において、そのまま1段段差を設けて窪ませ、側壁SWよりも奥の位置にカバー部材36aが設けられた構成としてもよい。
このように、実施形態4に係る筐体1cによれば、開口部37に段差を形成し、FFユニット6Cのケーシング61Cを含む広義のカバー部材を側壁SWよりも深い位置に設ける構成とできれば、種々の形態で隣接設置が可能な成膜装置10を構成することができる。
〔実施例〕
次に、本実施形態の効果を確認するために行った実験とその結果について説明する。本実施例においては、実施形態1に係る筐体1を用いた成膜装置10を用いて実験を行った。図8は、実験に用いた成膜装置10(図1及び図2)の箱構造体30の一部と、箱構造体30に取り付けられたカバー部材36を示す斜視図である。この実験においては、図8に示すようにバッファ空間BSと外部(大気雰囲気)との圧力差を測定する差圧計DGと、バッファ空間BS内の酸素濃度を測定する酸素濃度計OMとを用いた。なお、カバー部材36に真空機器用の2つのガス配管継手を取付け、これらと酸素濃度計OMとを所定の配管で繋ぎ、バッファ空間BS中の気体をサンプリングすることにより、バッファ空間BS内の酸素濃度を測定した。また、箱構造体30の内部空間にも酸素濃度計を配置し、内部空間の酸素濃度を測定した。
なお、実験に用いた箱構造体30では、その形状上、カバー部材36と箱構造体30との間に隙間(指が入る程度の大きさの隙間)が生じていた。この隙間は、粘着テープやゴム製の封止部材(図8に参照符号36Sで示す)により封止した。
実験は、カバー部材36の箱構造体30への取付け方を変えて複数回試みた。取付け方は図10に示すとおりである。例えば、条件1においては、片面粘着テープを用いてカバー部材36を箱構造体30に取付けており、上述の隙間も片面粘着テープで封止した。また、比較のため、カバー部材36を取り付けない場合(比較例)についても、箱構造体30の内部空間の酸素濃度を測定した。
図9は、箱構造体30の内部空間内とバッファ空間BS内とにおける酸素濃度の時間変化を示すグラフであり、図1及び図2に示す成膜装置10のメンテナンス後に箱構造体30へ、内部空間の圧力が大気圧に対して1000Pa高くなるようにNガスの供給を開始した時からの酸素濃度を示している。図9から、Nガスの供給を開始してから約10時間経過したときに、箱構造体30の内部空間の酸素濃度が約3ppm程度まで低下することが分かる。
図10には、各条件における箱構造体30の内部空間内とバッファ空間BS内とにおける到達最低酸素濃度を示す。カバー部材36を片面粘着テープで箱構造体30に取り付け、隙間もまた粘着テープで封止した場合(条件1及び2)には、バッファ空間BS内の酸素濃度は約13%となっており、大気中の酸素濃度約21%よりも低減されている。これに伴い、箱構造体30の内部空間の酸素濃度も約4ppmとなり、カバー部材36を用いない場合(比較例)の5ppmに比べて低減されることが分かる。
また、カバー部材36を片面粘着テープで箱構造体30に取り付け、隙間を封止部材36S(図8)で封止した場合(条件3)には、バッファ空間BS内の酸素濃度は600ppmまで低下し、箱構造体30の内部空間の酸素濃度は3.2ppmまで低減されていることが分かる。また、同じ条件で再度測定した場合には(条件4)、バッファ空間BS内の酸素濃度が460ppm、内部空間内の酸素濃度が3.2ppmという結果が得られている。隙間を封止部材36Sで封止したため、バッファ空間BSから外部へのリーク(図4の矢印C2参照)が低減され、したがって、バッファ空間BS内へ逆拡散する大気中の空気もまた低減されたと考えられる。
また、片面粘着テープに代えて両面粘着テープを用いた場合(条件5)には、バッファ空間BS内の酸素濃度は520ppmであり、内部空間内の酸素濃度は3.2ppmとなっており、片面粘着テープと両面粘着テープとの間で顕著な差異は見られない。
一方、隙間を封止部材36Sで封止し、その上から片面粘着テープで更に封止した場合には、バッファ空間BS内の酸素濃度が333ppmまで低減された。ただし、この場合であっても箱構造体30の内部空間内の酸素濃度は3.2ppmと大きな変化は見られない。以上の結果から、バッファ空間BS内の酸素濃度を数百ppmまで低減、好ましくは600ppm以下に低減することにより、箱構造体30の内部空間内の酸素濃度を十分に低減できることと考えられる。
なお、上記の実験のほか、10台の成膜装置においてカバー部材36を粘着テープで箱構造体30に取付けて内部空間の酸素濃度を調べたところ、到達最低酸素濃度の平均値が3.8ppmとなり、標準偏差(σ)が0.37となることが分かっている。
また、差圧計DG(図8)による測定の結果、条件1の場合、バッファ空間BS内の圧力は、ほぼ大気圧となっていることが分かった。これは、箱構造体30の内部空間からバッファ空間BSへリークするNガスのリークレートとほぼ等しいリークレートで、バッファ空間BS内の気体が外部へリークしていることを示していると考えられる。また、カバー部材36を箱構造体30に対して高い気密性で取り付けなくても、内部空間内の酸素濃度を低減する効果が得られることが分かる。
以上、幾つかの実施形態及び実施例を参照しながら本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態及び実施例に限定されることなく、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更が可能である。
上述の実施形態においては、箱構造体30にFFユニット6A及び6Bが設けられる場合を例にとり説明したが、箱構造体30にFFユニット6A及び6Bは必須ではない。Nガスの供給により内部が陽圧になり得る箱構造体30において、内部のNガスが外部へ漏れ出す可能性がある部分を覆うように箱構造体30にカバー部材36を取り付け、バッファ空間BSを形成すればよい。例えば箱構造体30に設けられるメンテナンス用のドアが設けられる場合、このドアに対して着脱可能にカバー部材36を設けてもよい。
また、上述の実施形態におけるカバー部材36は板状であったが、他の実施形態においては例えば箱形状(6面のうち一面が開口した6面体の形状)を有してもよい。覆うべき部分の形状に合わせてカバー部材36を作製していうことは勿論である。さらに、実験において封止部材36Sを用いたように、カバー部材36と箱構造体30との間に隙間ができる場合には、その隙間の形状に対応して隙間を埋める封止部材を含むカバー部材を用いてもよい。
さらに、例えば箱形状を有する他のカバー部材を、図3及び図4に示すカバー部材36を覆うように箱構造体30に取付け、バッファ空間BSと同様の追加のバッファ空間を形成してもよい。これによれば、バッファ空間BSから追加のバッファ空間へNガスがリークすることにより、追加のバッファ空間内の酸素濃度が低減される。したがって、追加のバッファ空間からバッファ空間BSへ逆拡散する酸素の量が、外部の空気が逆拡散する場合に比べて少なくなるため、バッファ空間BS内の酸素濃度は更に低減され、よって、箱構造体30の内部空間の酸素濃度もまた更に低減される。
さらに、間隙G1(第1の間隙)は、例えば、ほぼ六面体形状の箱構造体30を構成する複数の柱と、柱に取り付けられる壁板との間に形成されても構わない。また、箱構造体30やカバー部材に孔やスリットを形成し、間隙G1や間隙G2(第2の間隙)としても構わない。
1、1a、1b、1c・・・筐体、2・・・反応炉、2A・・・反応管、2M・・・マニホールド、2J・・・ガスインジェクタ、3A及び3B・・・ウエハボート、10・・・成膜装置、S1・・・搬入出領域、S2・・・処理エリア、S2T・・・反応炉収容エリア、S2L・・・ローディング領域、6A、6B、6C・・・ファンフィルタユニット、30、30a、30b・・・箱構造体、30A・・・供給開口部、30B・・・排気開口部、31・・・Nガス配管、32・・・排気管、33、33a、33b、33c・・・取り付け面、34、35、37・・・開口部、36、36a・・・カバー部材、38・・・凹部、39・・・開口、BS・・・バッファ空間、SW・・・側壁、C・・・キャリア。

Claims (15)

  1. 基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される筐体であって、
    複数の基板を保持する基板保持部を収容可能で、内部空間を陽圧に維持可能な箱構造体
    該箱構造体の側面に形成された窪みの内側の開口を塞ぐとともに、前記内部空間から当該内部空間内の気体がリークするのを許容する第1の間隙を前記箱構造体の前記側面との間に形成するフィルタユニットと、
    前記箱構造体の前記内部空間に不活性ガスを供給し、前記内部空間を陽圧に維持する不活性ガス供給手段と、
    前記箱構造体に取り付けられ、前記第1の間隙を通して前記内部空間と流通するバッファ空間を前記箱構造体に対して形成するカバー部材であって、前記バッファ空間内の気体を前記バッファ空間から外部へリークするのを許容する第2の間隙を有する当該カバー部材と、を備える筐体。
  2. 基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される筐体であって、
    複数の基板を保持する基板保持部を内部空間に収容可能で、側面に開口部が形成された箱構造体と、
    前記開口部の端部が複数回折り曲げられ、前記側面上の折り曲げ起点よりも中心側に、前記側面に平行に形成された取り付け面と、
    該取り付け面及び前記折り曲げ起点の両方に接触し、前記取り付け面と前記折り曲げ起点との間にバッファ空間を形成するとともに、接触部における内部からの気体のリークを許容する気密度で取り付けられ、前記開口部を覆うカバー部材と、
    前記箱構造体の前記内部空間に不活性ガスを供給し、前記内部空間を陽圧に維持する不活性ガス供給手段と、を有する筐体。
  3. 前記取り付け面は、前記側面よりも前記内部空間側に形成され、
    前記カバー部材は、前記取り付け面及び前記折り曲げ起点の両方に接触するように、内側に屈曲した段差のある形状を有する請求項2に記載の筐体。
  4. 前記取り付け面は、前記側面と同一面上に形成され、
    前記カバー部材は、板状の部材である請求項2に記載の筐体。
  5. 基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される筐体であって、
    複数の基板を保持する基板保持部を内部空間に収容可能で、側面に開口部が形成された箱構造体と、
    前記開口部の端部が複数回折り曲げられ、前記側面よりも窪んだ位置であって、前記側面上の折り曲げ起点よりも中心側に、前記側面に平行に形成された複数の取り付け面と、
    該複数の取り付け面に接触し、所定の取り付け面同士の間にバッファ空間を形成するとともに、接触部における内部からの気体のリークを許容する気密度で取り付けられ、前記開口部を覆うカバー部材と、
    前記箱構造体の前記内部空間に不活性ガスを供給し、前記内部空間を陽圧に維持する不活性ガス供給手段と、を有する筐体。
  6. 前記側面と前記複数の取り付け面との間には、前記側面と前記複数の取り付け面との段差による段差空間が形成された請求項5に記載の筐体。
  7. 前記カバー部材は、前記内部空間に前記不活性ガスを供給する際に通過するフィルタのケーシングであり、前記段差空間内に収容されて設けられた請求項6に記載の筐体。
  8. 前記複数の取り付け面は、前記バッファ空間をなす窪み形状を隔てて同一面上に設けられた請求項7に記載の筐体。
  9. 前記内部空間に供給される不活性ガスが前記内部空間から前記バッファ空間へリークするとき、前記バッファ空間内の圧力が大気圧と等しい、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の筐体。
  10. 前記箱構造体に供給される前記不活性ガスを排気する排気管が接続される排気部と、
    前記排気管に設けられ、前記不活性ガス供給手段から供給される不活性ガスの供給量とともに、前記内部空間の圧力を調整する圧力調整部と
    を更に備える、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の筐体。
  11. 前記カバー部材が、ネジ又は粘着テープにより前記箱構造体に取り付けられる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の筐体。
  12. 前記箱構造体と、当該箱構造体に取り付けられる前記カバー部材との間にパッキンが設けられる、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の筐体。
  13. 前記バッファ空間内の酸素濃度が600ppm以下である、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の筐体。
  14. 基板表面の酸化を抑制するために酸素濃度が低減された雰囲気が内部に形成される基板処理装置であって、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の筐体と、
    前記基板保持部を収容可能な反応管と、
    前記反応管内に所定の処理ガスを供給する処理ガス供給部と
    を備える基板処理装置。
  15. 前記処理ガス供給部が、
    チタニウムを含むガスを供給する第1の処理ガス供給管と、
    前記チタニウムを含むガスを窒化する窒化ガスを供給する第2の処理ガス供給管と
    を含む、請求項14に記載の基板処理装置。
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