JP6079853B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
複写機やプリンタ等の機能を有する画像形成装置がオフィス等の環境に設置され、複数のユーザによって共用される場合、画像形成装置に対してユーザ登録が必要となることがある。例えば、画像形成装置の機能の利用を制限する場合、画像形成装置に対してユーザの認証処理を行い、未認証のユーザに対して機能の利用を制限することがある。
画像形成装置によって認証処理を行う場合、例えばユーザIDやパスワード等の認証情報をユーザが画像形成装置に入力することになる。しかしながら、オフィス等の環境に画像形成装置が設置されている場合、画像形成装置は多くのユーザの目に触れるため、認証情報が他のユーザに見られてしまうおそれがある。また、ソフトウェアキーボードを用いて認証情報を画像形成装置に入力する場合もあるが、長い文字列からなるユーザIDやパスワード等の認証情報をソフトウェアキーボードによって入力することは、ユーザにとって煩雑な作業であり、また、入力作業に時間を要してしまう。そのため、認証情報が記憶されたICカードを用いて画像形成装置に認証情報を入力する場合がある。また、認証処理自体を行わずに複数のユーザで画像形成装置を共用する場合もある。
とこで、ネットワーク等の通信経路を介して画像形成装置から各種のWebサービスにアクセスし、画像形成装置を用いてWebサービスを利用する場合がある。例えば、画像形成装置に搭載されているコピー機能やスキャン機能等と連動したWebサービスが提供されるようになっている。このようなWebサービスを画像形成装置から利用する場合、Webサービスに対する認証処理を画像形成装置から行う必要がある。
例えば特許文献1には、画像形成装置からWebサービスにアクセスする場合、画像形成装置によって認証されたユーザの機能制限情報を参照し、Webサービスと連動する画像形成装置の機能の使用が許可されているとき、画像形成装置に格納されているWebサービス用の認証情報を使用してWebサービスにアクセスする方法が開示されている。
特開2008−282216号公報
例えば画像形成装置のような複数の利用者が共用する装置からWebサービスにアクセスする場合、Webサービス用の認証情報をどのようにして画像形成装置に入力するのかが問題となる。例えば、画像形成装置によってユーザが認証された場合、画像形成装置に格納されているWebサービス用の認証情報を用いてWebサービスにアクセスすることも考えられるが、画像形成装置によってユーザが認証されなかった場合、未認証のユーザはWebサービス用の認証情報を画像形成装置に入力することになる。例えば、ユーザIDやパスワード等の文字列を画像形成装置のソフトウェアキーボードを用いて入力することになるため、入力作業が煩雑となり、入力作業に時間を要してしまう。
本発明の目的は、画像形成装置からWebサービスにアクセスする場合に、Webサービスに対する認証情報の入力の手間を軽減することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供することである。
請求項1に係る発明は、当該画像形成装置に対するユーザの認証処理を行う認証処理手段と、通信経路を介して当該画像形成装置からWebサービスにアクセスするアクセス手段であって、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記Webサービスにアクセスして前記Webサービスを利用するための認証情報であって、前記認証処理手段によって認証されたユーザを識別するためのユーザ情報に関連付けられた認証済みアクセス情報を用いて、前記Webサービスにアクセスするアクセス手段と、前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、当該画像形成装置に対するユーザの認証を行うための画面を表示手段に表示させずに、前記認証処理手段によって認証されていない未認証ユーザによって過去に当該画像形成装置に入力され前記Webサービスにアクセスするときに使用された認証情報である未認証アクセス情報を表示手段に表示させる制御手段と、を有する画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記制御手段は、前記認証処理手段によってユーザが認証されて前記アクセス手段によって前記Webサービスにアクセスする場合、前記認証済みアクセス情報を表示手段に表示させ、前記Webサービスへのアクセスの指示を受けて前記Webサービスにアクセスするよう前記アクセス手段を更に制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記認証処理手段によって認証されているユーザの前記ユーザ情報に関連付けられた前記認証済みアクセス情報を、通信経路を介して受けて予め記憶する認証済みアクセス情報記憶手段を更に有し、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記アクセス手段は、前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶されている前記認証済みアクセス情報を用いて前記Webサービスにアクセスする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記認証処理手段によってユーザが認証され前記Webサービスを利用するための前記認証済みアクセス情報が入力された場合、前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶する認証済みアクセス情報記憶手段を更に有し、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記アクセス手段は、前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶されている前記認証済みアクセス情報を用いて前記Webサービスにアクセスする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、前記制御手段は、前記認証処理手段によってユーザが認証され前記Webサービスを利用するための前記認証済みアクセス情報が入力された場合に、前記認証済みアクセス情報記憶手段に前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶させるか否かの要否を指示させるための表示を表示手段に表示させ、この記憶要否の指示に基づき、前記認証済みアクセス情報記憶手段に前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶するか否かを更に判断する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、前記制御手段は、前記記憶要否の指示において記憶が不要と指示された場合、前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と関連付けて前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶された前記認証済みアクセス情報を削除する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、前記認証処理手段によってユーザが認証されず前記Webサービスにアクセスするときに使用されるユーザ識別情報が入力された場合、入力された前記ユーザ識別情報を未認証アクセス情報として記憶する未認証アクセス情報記憶手段を更に有し、前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記制御手段は、前記未認証アクセス情報記憶手段に記憶されている前記未認証アクセス情報を表示手段に表示させる、ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、前記認証済みアクセス情報は、前記Webサービスを利用するための認証情報であるユーザ識別情報とパスワード情報とからなる、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、コンピュータ画像形成装置に対するユーザの認証処理を行う認証処理手段、通信経路を介して前記画像形成装置からWebサービスにアクセスするアクセス手段であって、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記Webサービスにアクセスして前記Webサービスを利用するための認証情報であって、前記認証処理手段によって認証されたユーザを識別するためのユーザ情報に関連付けられた認証済みアクセス情報を用いて、前記Webサービスにアクセスするアクセス手段、前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記画像形成装置に対するユーザの認証を行うための画面を表示手段に表示させずに、前記認証処理手段によって認証されていない未認証ユーザによって過去に前記画像形成装置に入力され前記Webサービスにアクセスするときに使用された認証情報である未認証アクセス情報を表示手段に表示させる制御手段として機能させるプログラムである。
請求項1,8,9に係る発明によると、画像形成装置に対してユーザが認証されている場合及びユーザが認証されていない場合のいずれの場合であっても、Webサービスを利用するための認証情報の入力の手間を軽減することができる。
請求項2に係る発明によると、画像形成装置に対してユーザが認証されている場合、Webサービスを利用するための認証情報を表示してユーザに確認させたうえで、Webサービスにアクセスすることができる。
請求項3に係る発明によると、画像形成装置では認証情報を入力しなくて済む。
請求項4に係る発明によると、既に入力された認証情報を用いてWebサービスにアクセスしてWebサービスを利用することができる。
請求項5に係る発明によると、Webサービスにアクセスする際に入力した情報を記憶させるか否かを選択することができる。
請求項6に係る発明によると、Webサービスにアクセスする際に入力した情報を記憶させない旨の指示をした場合に、既に情報が記憶されている当該情報を削除できる。
請求項7に係る発明によると、既に入力された認証識別子を用いてWebサービスにアクセスしてWebサービスを利用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 画像形成装置によって認証されているユーザの管理情報の一例を示す図である。 画像形成装置によって認証されていないユーザの管理情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が行う処理の手順の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置に表示される画面の一例である。 画像形成装置に表示される画面の一例である。 画像形成装置に表示される画面の一例である。 画像形成装置に表示される画面の一例である。 画像形成装置に表示される画面の一例である。 画像形成装置に表示される画面の一例である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置及びプログラムについて説明する。図1に、本発明の実施形態に係る画像形成システムの一例を示す。画像形成システムは、画像形成装置1と、画像形成装置1に対してWebサービスを提供するWebサーバ3A,3B,3Cとを含んで構成されている。画像形成装置1及びWebサーバ3A,3B,3Cは通信経路2に接続されており、画像形成装置1は通信経路2を介してWebサーバ3A,3B,3Cにアクセスし、Webサーバ3A,3B,3Cからデータを受信したり、Webサーバ3A,3B,3Cにデータを送信したりする。また、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置4が通信経路2に接続されていてもよい。図1に示す例においては、3つのWebサーバ(Webサーバ3A,3B,3C)が示されているが、Webサーバの数はこの例に限定されず、3つ未満であってもよいし、3つよりも多くてもよい。また、複数の画像形成装置1が通信経路2に接続されていてもよい。
通信経路2は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークで構成されている。
Webサーバ3A,3B,3Cが提供するWebサービスとしては、例えば、格納している画像や文書等を画像形成装置1を利用して閲覧可能に提供したり画像や文書等を画像形成装置1にダウンロードさせたりするサービスや、画像形成装置1でスキャンされた画像データを受信して格納するサービス等が該当する。以下の説明では、Webサーバ3Aが提供するサービスを「WebサービスA」と称し、Webサーバ3Bが提供するサービスを「WebサービスB」と称し、Webサーバ3Cが提供するサービスを「WebサービスC」と称することとする。
(画像形成装置1)
画像形成装置1は、受信したデータを印刷する機能及び紙の原稿を読み取って電子的なデータへと変換する機能のうちの少なくとも一方の機能を備えた装置である。例えば、画像形成装置1は、複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ等の機能を備えている。但し、これらに限られるものではなく、スキャナ機能を備えていないプリンタや印刷機能を備えていないスキャナ等も、本実施形態に係る画像形成装置1の範疇に含まれる。画像形成装置1は、例えば、オフィス、コンビニエンスストア、図書館、ホテル又はマンション等の複数の利用者により共用で利用される環境に設置される。
画像形成装置1は、一例として、CPU(Central Processing Unit)11と、画像読取部12と、印刷部13と、ファクシミリ部14と、記憶部15と、通信部16と、UI(ユーザインターフェース)部17とを備えている。CPU11は画像形成装置1の全体を制御する。画像読取部12は、原稿上の画像を読み取って画像を表す画像データを生成し記憶部15に記憶させる。印刷部13は用紙上へ画像を印刷する。ファクシミリ部14は画像をファクシミリ送信する。記憶部15はHDD(Hard Disk Drive)やRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等で構成され、CPU11で実行されるプログラム、制御データ及び画像データ等を記憶する。通信部16は一例としてネットワークインターフェースであり、画像形成装置1を通信経路2に接続し、Webサーバ3A,3B,3Cからデータを受信したり、Webサーバ3A,3B,3Cにデータを送信したりする。UI部17は例えば入力装置と表示装置とを備え、ユーザによる各種の情報の入力を受け付けたり、画像処理に関する画面を表示したりする。また、画像形成装置1は原稿上の画像を画像読取部12によって読み取って、読み取られた画像を用紙上へ印刷部13によって印刷することで、原稿上の画像を用紙上へ複写する複写機能を備えていてもよい。なお、画像形成装置1は、画像読取部12、印刷部13及びファクシミリ部14のすべてを備えていなくてもよく、画像読取部12、印刷部13及びファクシミリ部14のうちの少なくとも1つを備えていればよい。
次に、図2を参照して、Webサーバ3A,3B,3Cから提供されるWebサービスを利用するための画像形成装置1の機能の一例について説明する。図2は、Webサーバ3A,3B,3Cから提供されるWebサービスを利用するための画像形成装置1の機能の一例を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、受付部21、認証処理部22、認証情報記憶部23、認証情報取得部24、識別子記憶部25、識別子取得部26、制御部27、表示部28及びアクセス部29を含んで構成されている。
(受付部21)
受付部21は、ユーザによる各種の情報の入力をUI部17から受け付けたり、通信部16によって通信経路2を介して各種の情報の入力を受け付けたりする。例えば、受付部21は、画像形成装置1の使用権限に関する認証情報をUI部17から受け付ける。画像形成装置1の使用権限に関する認証情報は、画像形成装置1で認証されて画像形成装置1にログインするための情報であり、画像形成装置1を利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報と、画像形成装置1にログインするためのパスワードとを含む。ユーザ識別情報は、例えばユーザIDやユーザ名等が該当する。以下の説明では、画像形成装置1の使用権限に関する認証情報を「デバイス認証情報」と称し、画像形成装置1を利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報を「デバイスユーザ識別情報」と称し、画像形成装置1用のパスワードを「デバイスパスワード」と称することとする。また、画像形成装置1を利用するユーザを識別するためのユーザIDを「デバイスユーザID」と称することとする。なお、デバイスユーザ識別情報が「ユーザ情報」の一例に相当する。受付部21は、デバイス認証情報を認証処理部22に出力する。また、受付部21は、デバイス認証情報を認証情報記憶部23に出力して認証情報記憶部23に記憶させてもよい。
例えば、画像形成装置1によって認証されて画像形成装置1にログインするために、ユーザがUI部17を用いてデバイスユーザIDとデバイスパスワードとを入力した場合、受付部21は、デバイスユーザIDとデバイスパスワードとをUI部17から受け付け、デバイスユーザIDとデバイスパスワードとを含むデバイス認証情報を認証処理部22に出力する。
デバイス認証情報を画像形成装置1に入力する方法として、ICカードを用いる方法又はソフトウェアキーボードを用いる方法がある。例えば画像形成装置1にカードリーダを設けておき、デバイス認証情報が記憶されたICカードを当該カードリーダにかざすことで、ICカードに記憶されているデバイス認証情報を画像形成装置1に入力してもよい。例えば画像形成装置1がオフィスに設置されている場合、ユーザ識別情報としての社員番号とデバイスパスワードとを社員証ICカードに記憶させておき、社員証ICカードをカードリーダにかざすことで、デバイス認証情報を画像形成装置1に入力するようにしてもよい。
また、受付部21は、画像形成装置1からWebサーバ3A,3B,3CにアクセスしてWebサービスを利用するための認証情報をUI部17から受け付ける。Webサービスを利用するための認証情報は、Webサービスを利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報と、Webサービスにログインするためのパスワードとを含む。ユーザ識別情報は、例えばユーザID(アカウント)やユーザ名等が該当する。Webサービス毎の認証情報を用いてWebサーバ3A,3B,3Cそれぞれにおいてユーザの認証処理が行われ、認証が成功した場合、認証されたユーザは、画像形成装置1からWebサーバ3A,3B,3Cへのアクセスが許可されてWebサービスの利用が許可される。以下の説明では、Webサービスを利用するための認証情報を「サービス認証情報」と称し、各Webサービスを利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報を「サービスユーザ識別情報」と称し、各Webサービスのサービス認証情報に対応したパスワードを「サービスパスワード」と称することとする。また、各Webサービスを利用するユーザを識別するためのユーザIDを「サービスユーザID」と称することとする。なお、サービス認証情報が「認証済みアクセス情報」の一例に相当し、サービスユーザ識別情報が「未認証アクセス情報」の一例に相当する。受付部21は、サービス認証情報を制御部27に出力する。また、受付部21は、各Webサービスに対応したサービス認証情報を認証情報記憶部23に出力して認証情報記憶部23に記憶させてもよい。また、受付部21は、各Webサービスに対応したサービスユーザ識別情報を識別子記憶部25に出力して識別子記憶部25に記憶させてもよい。また、受付部21は、各Webサービスに対応したサービスユーザ識別情報とサービスパスワードとを含むサービス認証情報を識別子記憶部25に出力して識別子記憶部25に記憶させてもよい。
例えば、画像形成装置1から所望のWebサービスを利用するために、ユーザがUI部17を用いてサービスユーザIDとサービスパスワードとを入力した場合、受付部21は、サービスユーザIDとサービスパスワードとをUI部17から受け付け、サービスユーザIDとサービスパスワードとを含むサービス認証情報を制御部27に出力する。
また、ユーザ又は管理者等が情報処理装置4を用いて、画像形成装置1によって認証されているユーザのデバイスユーザ識別情報とサービス認証情報とを関連付けてもよい。この場合、情報処理装置4は、デバイスユーザ識別情報が関連付けられているサービス認証情報を、通信経路2を介して画像形成装置1に送信する。受付部21は、画像形成装置1によって認証されているユーザのデバイスユーザ識別情報が関連付けられているサービス認証情報を、通信部16によって通信経路2を介して受け付け、デバイスユーザ識別情報が関連付けられているサービス認証情報を認証情報記憶部23に出力して認証情報記憶部23に記憶させる。また、管理者等が情報処理装置4を用いて、画像形成装置1によって認証されていないユーザがWebサービスA,B,Cのそれぞれを利用するためのサービスユーザ識別情報を作成してもよい。この場合、情報処理装置4は、サービスユーザ識別情報を通信経路2を介して画像形成装置1に送信する。受付部21は、サービスユーザ識別情報を、通信部16によって通信経路2を介して受け付け、当該サービスユーザ識別情報を識別子記憶部25に出力して識別子記憶部25に記憶させる。
(認証処理部22)
認証処理部22はデバイス認証情報を受付部21から受け、当該デバイス認証情報に基づいて画像形成装置1に対するユーザの認証処理を行う。例えば、認証処理部22は、画像形成装置1に予め登録されているデバイス認証情報を参照してユーザの認証処理を行う。一例として、画像形成装置1によって認証されているユーザを識別するためのデバイスユーザ識別情報とデバイスパスワードとを含むデバイス認証情報を、認証情報記憶部23に予め記憶させておく。認証処理部22は、認証情報記憶部23に記憶されているデバイス認証情報と、受付部21から取得したデバイス認証情報とを照合することにより認証処理を行う。そして、認証処理部22は認証結果を制御部27に出力する。
例えば、画像形成装置1の機能の利用をユーザごとに制限するためにユーザの認証処理を行う。一例として、認証処理部22によって認証されていないユーザには、予め定められた最小限の機能の使用許可を与え、認証処理部22によって認証されたユーザには、画像形成装置1のすべての機能の使用許可を与えてもよい。例えば、未認証のユーザには、モノクロの印刷及びモノクロのコピーのみを許可し、認証されたユーザには、カラーの印刷及びカラーのコピーを許可するようにしてもよい。また、未認証のユーザには、印刷部数等を制限するようにしてもよい。また、使用を許可する機能をユーザごとに画像形成装置1に予め登録しておき、認証処理部22によって認証されたユーザであっても、使用を許可する機能を認証のレベルに応じて制限してもよい。
(認証情報記憶部23)
認証情報記憶部23は、認証処理部22によって認証されているユーザの管理情報を記憶する。例えば、認証情報記憶部23は、認証処理部22によって認証されているユーザのデバイスユーザ識別情報と、Webサーバ3A,3B,3Cのそれぞれが提供するWebサービスを利用するためのサービス認証情報とを関連付けて記憶する。デバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報は、上述したように、通信経路2を介して情報処理装置4から予め取得された情報であってもよい。また、認証処理部22によってユーザが認証された場合、認証情報記憶部23は、UI部17によって入力されたデバイスユーザ識別情報とサービス認証情報とを受付部21から受けて記憶してもよい。なお、認証情報記憶部23が、「認証済みアクセス情報記憶手段」の一例に相当する。
図3に、認証情報記憶部23に記憶されている管理情報の一例を示す。図3は、画像形成装置によって認証されているユーザの管理情報の一例を示す図である。管理情報100は、例えば、デバイスユーザ識別情報と、Webサーバ3A,3B,3Cが提供するWebサービスを識別するためのサービス情報と、サービス認証情報とを含む。サービス情報は、例えばサービスIDやWebサービスの名称等が該当する。図3に示す例では、管理情報100は、デバイスユーザIDと、サービスIDと、サービスユーザIDと、サービスパスワードとを含む。例えば、サービスユーザID及びサービスパスワードは、WebサービスA,B,Cごとに設定されている。一例として、デバイスユーザIDが「12345」のユーザについては、Webサーバ3A,3B,3Cへのアクセスが許可されてWebサービスA,B,Cの利用が許可されている。そして、WebサービスA,B,Cのそれぞれに対するサービスユーザIDとサービスパスワードとが、管理情報100に含まれている。また、デバイスユーザIDが「56789」のユーザについては、Webサーバ3A,3Bへのアクセスが許可されてWebサービスA,Bの利用が許可されている。そして、WebサービスA,Bのそれぞれに対するサービスユーザIDとサービスパスワードとが、管理情報100に含まれている。
また、認証情報記憶部23は、画像形成装置1によって認証されているユーザのデバイスユーザ識別情報とデバイスパスワードとを含むデバイス認証情報を予め記憶していてもよい。
(認証情報取得部24)
認証処理部22によってユーザが認証された場合、認証情報取得部24は、制御部27の制御の下、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報を認証情報記憶部23から取得し、取得したサービス認証情報を制御部27に出力する。
また、認証処理部22によってユーザが認証され、当該認証されたユーザによって特定のWebサービスが指定された場合、認証情報取得部24は、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報であってユーザによって指定されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報を、認証情報記憶部23から取得し、取得したサービス認証情報を制御部27に出力してもよい。なお、認証情報取得部24が、「認証済みアクセス情報取得手段」の一例に相当する。
図3を参照して、例えば、デバイスユーザID「12345」のユーザが認証処理部22によって認証され、当該ユーザによってWebサービスAが指定された場合について説明する。この場合、認証情報取得部24は、デバイスユーザID「12345」のユーザが利用を許可されたWebサービスA,B,Cのうち、WebサービスAを利用するためのサービスユーザID(xxxxx)とサービスパスワード(aaaaaa)とを認証情報記憶部23から取得して制御部27に出力する。
(識別子記憶部25)
識別子記憶部25は、認証処理部22によって認証されていないユーザ(未認証ユーザ)の管理情報を記憶する。具体的には、識別子記憶部25は、未認証ユーザが過去にWebサービスを利用したときに画像形成装置1に入力したサービスユーザ識別情報を、Webサーバ3A,3B,3Cのそれぞれが提供するWebサービスごとに記憶する。また、識別子記憶部25は、未認証ユーザが過去にWebサービスを利用したときに画像形成装置1に入力したサービスユーザ識別情報とサービスパスワードとを含むサービス認証情報を、Webサーバ3A,3B,3Cのそれぞれが提供するWebサービスごとに記憶してもよい。認証処理部22によってユーザが認証されなかった場合、識別子記憶部25は、UI部17によって入力されたサービスユーザ識別情報を受付部21から受けて記憶する。また、認証処理部22によってユーザが認証されなかった場合、識別子記憶部25は、UI部17によって入力されたサービス認証情報を受付部21から受けて記憶してもよい。なお、識別子記憶部25が、「未認証アクセス情報記憶手段」の一例に相当する。
図4に、識別子記憶部25に記憶されている管理情報の一例を示す。図4は、画像形成装置によって認証されていない未認証ユーザの管理情報の一例を示す図である。管理情報110は、例えば、未認証ユーザが過去にWebサービスAを利用したときに画像形成装置1に入力したサービスユーザ識別情報である。管理情報111は、例えば、未認証ユーザが過去にWebサービスBを利用したときに画像形成装置1に入力したサービスユーザ識別情報である。管理情報112は、例えば、未認証ユーザが過去にWebサービスCを利用したときに画像形成装置1に入力したサービスユーザ識別情報である。図4に示す例では、サービスユーザ識別情報の一例としてサービスユーザIDが示されている。
(識別子取得部26)
認証処理部22によってユーザが認証されていない場合、識別子取得部26は、制御部27の制御の下、サービスユーザ識別情報を識別子記憶部25から取得し、取得したサービスユーザ識別情報を制御部27に出力する。例えば、認証処理部22によってユーザが認証されていない段階で、ユーザによって特定のWebサービスが指定された場合、識別子取得部26は、当該指定されたWebサービスを利用するためのサービスユーザ識別情報を識別子記憶部25から取得し、取得したサービスユーザ識別情報を制御部27に出力する。図4を参照して、例えば、認証処理部22によってユーザが認証されていない段階で、ユーザによってWebサービスAが指定された場合について説明する。この場合、識別子取得部26は、WebサービスAについての管理情報110に含まれるサービスユーザIDを取得して制御部27に出力する。図4に示す例では、識別子取得部26は、サービスユーザID(AAAA11,AAAA22,AAAA33)を取得して制御部27に出力する。なお、サービスユーザ識別情報とともにサービスパスワードが識別子記憶部25に記憶されている場合、識別子取得部26は、サービスユーザ識別情報とともにサービスパスワードを識別子記憶部25から取得して制御部27に出力してもよい。なお、識別子取得部26が、「未認証アクセス情報取得手段」の一例に相当する。
(制御部27)
制御部27は画像形成装置1の各部を制御する。例えば、制御部27は認証処理部22から認証結果を受けて、当該認証結果に応じた制御を行う。すなわち、制御部27は、認証処理部22によってユーザが認証された場合と、認証処理部22によってユーザが認証されていない場合とで異なる制御を行う。また、制御部27は、各種の画面を表示部28に表示させる。
例えば、認証処理部22によってユーザが認証された場合、制御部27は、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報を、認証情報取得部24に取得させる。制御部27は、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報を表示部28に出力し、表示部28に当該サービス認証情報を表示させる。そして、ユーザによって特定のWebサービスが指定されると、制御部27は受付部21を介して当該指定を受けて、指定されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報をアクセス部29に出力する。制御部27は、アクセス部29を制御してWebサーバ3A,3B,3Cのうちユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスさせる。
また、認証処理部22によってユーザが認証され、当該認証されたユーザによって特定のWebサービスが指定された場合、制御部27は、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報であって当該指定されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報を、認証情報取得部24に取得させてもよい。制御部27は、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報を表示部28に出力し、当該サービス認証情報を表示部28に表示させる。そして、ユーザによってアクセスの指示が与えられると、制御部27は受付部21を介して当該指示を受け、指定されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報をアクセス部29に出力する。制御部27は、アクセス部29を制御してWebサーバ3A,3B,3Cのうちユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスさせる。
また、認証処理部22によってユーザが認証されていない状態で、ユーザによって特定のWebサービスが指定された場合、制御部27は、当該指定されたWebサービスを利用するためのサービスユーザ識別情報を識別子取得部26に取得させる。制御部27は、識別子取得部26によって取得されたサービスユーザ識別情報を表示部28に出力し、表示部28に当該サービスユーザ識別情報を表示させる。そして、ユーザによって特定のサービスユーザ識別情報が指定され、ユーザによってサービスパスワードが入力されると、制御部27は受付部21を介して当該指定と当該サービスパスワードとを受け、指定されたサービスユーザ識別情報と入力されたサービスパスワードとを含むサービス認証情報をアクセス部29に出力する。制御部27は、アクセス部29を制御してWebサーバ3A,3B,3Cのうちユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスさせる。
また、UI部17を介してユーザによってサービス認証情報が入力された場合、制御部27は、ユーザによって入力されたサービス認証情報を受付部21から受けて、当該サービス認証情報をアクセス部29に出力する。制御部27は、アクセス部29を制御してWebサーバ3A,3B,3Cのうちユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスさせる。
(表示部28)
表示部28は例えばUI部17の表示装置であり、制御部27の制御の下、各種の画面を表示する。例えば、表示部28は、画像形成装置1の初期メニュー画面、画像形成装置1へのログイン画面、画像形成装置1によって認証されたユーザ用のメニュー画面、Webサービスへのログイン画面等を表示する。表示部28に表示される画面のデータは例えば記憶部15に予め記憶されており、制御部27は記憶部15に記憶されているデータに基づく画面を表示部28に表示させる。なお、表示部28が「出力手段」の一例に相当する。
(アクセス部29)
アクセス部29は、制御部27の制御の下、通信部16によって通信経路2を介してWebサーバ3A,3B,3Cにアクセスし、Webサーバ3A,3B,3Cからデータを受信したり、Webサーバ3A,3B,3Bにデータを送信したりする。例えば、アクセス部29は、Webサーバ3A,3B,3Cのうちユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにサービス認証情報を送信する。また、アクセス部29は、当該サービス認証情報に基づく認証結果をWebサーバから受信してもよい。
なお、図3に示す各機能は、主に、CPU11が記憶部15に記憶されているプログラムを実行することにより実現されるが、一部がハードウェアによって構成されていてもよい。例えば、CPU11が記憶部15に記憶されているプログラムを実行することにより、受付部21、認証処理部22、認証情報取得部24、識別子取得部26、制御部27及びアクセス部29のそれぞれの機能が実現される。上記プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を介して又はネットワーク等の通信経路を介して、記憶部15に記憶される。なお、上記プログラムは、記憶部15に予め記憶されていてもよい。記憶部15に記憶されているプログラムが、メモリに読み出されてCPU11によって実行されることにより、上述した各部の機能が実現される。また、認証情報記憶部23及び識別子記憶部25は、記憶部15によって構成されていてもよい。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、画像形成装置1が行う処理の一例を説明する。まず、制御部27は、表示部28に初期メニュー画面を表示させる(S01)。図6に初期メニュー画面の一例を示す。例えば初期メニュー画面120において、画像形成装置1の機能(スキャン機能、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能)とWebサービスとが、ユーザによって選択される状態で表示される。この段階では、画像形成装置1に対するユーザの認証処理は行われていない。ユーザは、初期メニュー画面120において、「スキャン(画像読み取り)」、「プリント(印刷)」、「コピー(複写)」、「FAX(ファクシミリ)」、「WebサービスA」、「WebサービスB」、「WebサービスC」及び「認証」のうちのいずれかの項目を、UI部17を用いて指定し得る。「WebサービスA」の項目は、Webサーバ3Aから提供されるWebサービスAの利用を指示するためのものである。「WebサービスB」の項目は、Webサーバ3Bから提供されるWebサービスBの利用を指示するためのものである。「WebサービスC」の項目は、Webサーバ3Cから提供されるWebサービスCの利用を指示するためのものである。「認証」の項目は、画像形成装置1に対するユーザの認証処理を指示するための項目である。
そして、画像形成装置1によって認証されて画像形成装置1にログインするために、ユーザがUI部17を用いて初期メニュー画面120において「認証」を選択した場合(S02,Yes)、認証処理部22による認証処理が行われる(S03)。例えば、デバイス認証情報が記憶されたICカードを画像形成装置1に設けられたカードリーダにかざすことで、デバイス認証情報を画像形成装置1に入力する。受付部21は、デバイスユーザIDとデバイスパスワードとを含むデバイス認証情報を受け付け、当該デバイス認証情報を認証処理部22に出力する。また、例えば図7に示すように、制御部27は認証用のログイン画面130を表示部28に表示させ、ユーザがログイン画面130にてデバイスユーザIDとデバイスパスワードとを入力するようにしてもよい。認証処理部22は、デバイス認証情報を受付部21から受け、当該デバイス認証情報に基づいて画像形成装置1に対するユーザの認証処理を行い、認証結果を制御部27に出力する。
認証処理部22によって認証が成功した場合(S04,Yes)、制御部27は、画像形成装置1によって認証されたユーザ用のメニュー画面を表示部28に表示させる(S05)。図8にメニュー画面の一例を示す。例えばメニュー画面140において、認証されたユーザに対して使用が許可された画像形成装置1の機能(スキャン機能、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能)とWebサービスA,B,Cとが、ユーザによって選択される状態で表示される。また、画像形成装置1の機能の使用とWebサービスの利用とをユーザごとに制限し、制御部27は、ユーザごとのメニュー画面を表示部28に表示させてもよい。
例えば図8に示すメニュー画面140は、デバイスユーザIDが「12345」のユーザに対するメニュー画面である。デバイスユーザIDが「12345」のユーザは、画像形成装置1の機能として、スキャン機能、プリント機能、コピー機能及びファクシミリ機能(FAX機能)の使用が許可されており、Webサービスとして、WebサービスA,B,Cの利用が許可されている。
一方、認証が不成功の場合(S04,No)、制御部27は、認証が不成功である旨の情報を表示部28に表示させ、処理は例えばS03に戻る。
そして、ユーザがUI部17を用いてメニュー画面140にて特定のWebサービスを指定した場合(S06,Yes)、制御部27は、ユーザによって指定されたWebサービスを示す情報を受付部21から受け、認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報であってユーザによって指定されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報を、認証情報取得部24に取得させる(S07)。認証情報取得部24は、制御部27の制御の下、当該サービス認証情報を認証情報記憶部23から取得し、取得したサービス認証情報を制御部27に出力する。
例えば、デバイスユーザID「12345」のユーザが認証され、メニュー画面140にてWebサービスBがユーザによって指定された場合、図3に示す例のように、認証情報取得部24は、デバイスユーザID「12345」のユーザがWebサービスBを利用するためのサービスユーザID(xxxxx@abc.jp)及びサービスパスワード(bbbbbb)を認証情報記憶部23から取得して制御部27に出力する。
制御部27は、ユーザによって指定されたWebサービスにログインするためのログイン画面を表示部28に表示させ、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報を当該ログイン画面に表示させる(S08)。図9に、画像形成装置1によって認証された状態でWebサービスにログインするためのログイン画面の一例を示す。ログイン画面150は、一例として、Webサーバ3Bが提供するWebサービスBにログインするためのサービス認証情報を入力するための画面である。ログイン画面150は、一例として、入力欄151,152及びチェックボックス153,154を含む。入力欄151はサービスユーザID等のサービスユーザ識別情報を入力するための欄であり、入力欄152はサービスパスワードを入力するための欄である。チェックボックス153はサービスユーザID等のサービスユーザ識別情報を画像形成装置1に記憶させるか否かを指示するための欄であり、チェックボックス154はサービスパスワードを画像形成装置1に記憶させるか否かを指示するための欄である。認証処理部22によってユーザが認証されている場合、制御部27は、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報をログイン画面150に表示させる。図9に示す例では、制御部27は、デバイスユーザID「12345」のユーザがWebサービスBを利用するためのサービスユーザID(xxxxx@abc.jp)を入力欄151に表示させ、サービスパスワード(bbbbbb)を入力欄152に表示させる。なお、セキュリティ上の理由から、制御部27は、サービスパスワードの代わりに予め定められた文字列(例えばアスタリスク*)を入力欄152に表示させてもよい。このように、認証処理部22によってユーザが認証された場合、サービス認証情報を入力するためのログイン画面150の入力欄151,152に、サービス認証情報(サービスユーザID及びサービスパスワード)が自動的に入力される。そのことにより、ユーザは、ログイン画面150の入力欄151,152に自動的に入力されたサービス認証情報を確認し、利用対象のWebサービスへのログインを指示し得る。なお、ユーザはUI部17を用いて、入力欄151,152に自動的に入力されたサービスユーザ識別情報とサービスパスワードとを修正したり、入力欄151,152に新たなサービスユーザ識別情報とサービスパスワードとを入力したりしてもよい。
なお、サービスユーザID等のサービスユーザ識別情報を画像形成装置1に記憶させる場合、ユーザはUI部17を用いてチェックボックス153をチェック状態にすればよく、サービスユーザ識別情報を画像形成装置1に記憶させない場合、ユーザはUI部17を用いてチェックボックス153を非チェック状態にすればよい。また、デバイスユーザ識別情報に関連付けて記憶されたサービスユーザ識別情報が既に記憶されていた場合、チェックボックス153において非チェックが選択されると、当該サービスユーザ識別情報を削除するようにしてもよい。サービスユーザ識別情報を画像形成装置1に記憶させる場合、認証情報記憶部23は、サービスユーザID等のサービスユーザ識別情報をデバイスユーザ識別情報に関連付けて記憶する。また、サービスパスワードを画像形成装置1に記憶させる場合、ユーザはUI部17を用いてチェックボックス154をチェック状態にすればよく、サービスパスワードを画像形成装置1に記憶させない場合、ユーザはUI部17を用いてチェックボックス154を非チェック状態にすればよい。また、デバイスユーザ識別情報に関連付けて記憶されたサービスパスワードが既に記憶されていた場合、チェックボックス154において非チェックが選択されると、当該サービスパスワードを削除するようにしてもよい。サービスパスワードを画像形成装置1に記憶させる場合、認証情報記憶部23は、サービスパスワードをデバイスユーザ識別情報に関連付けて記憶する。なお、チェックボックス153,154をログイン画面150に設けず、画像形成装置1は、サービスユーザ識別情報とサービスパスワードとを含むサービス認証情報を記憶するようにしてもよい。また、チェックボックス153,154をログイン画面150に設けた場合、初期設定の状態では、サービスユーザ識別情報とサービスパスワードとが画像形成装置1に記憶されるようにチェックボックス153,154がチェック状態となっていてもよい。
そして、ユーザがWebサービスへのログインを指示すると、制御部27は受付部21を介して当該指示を受け、入力欄151,152に入力されているサービス認証情報をアクセス部29に出力し、アクセス部29にアクセスを実行させる。例えば、ログイン画面150内の「ログイン」ボタンをユーザが指定することで、制御部27はサービス認証情報をアクセス部29に出力し、アクセス部29にアクセスを実行させる。
アクセス部29は、制御部27から出力されたサービス認証情報を用いて、ユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスする(S09)。まず、アクセス部29は、制御部27から出力されたサービス認証情報を、通信部16によって通信経路2を介して、ユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバに送信する。画像形成装置1からサービス認証情報を受信したWebサーバは、当該受信したサービス認証情報に基づいてWebサービスに対する認証処理を行う。認証が成功した場合、WebサーバはWebサービスを画像形成装置1に提供し、認証が不成功の場合、WebサーバはWebサービスを画像形成装置1に提供しない。図3及び図9に示す例では、アクセス部29は、サービスユーザID(xxxxx@abc.jp)とサービスパスワード(bbbbbb)とを含むサービス認証情報を、WebサービスBを提供するWebサーバ3Bに通信経路2を介して送信する。Webサーバ3Bは、画像形成装置1から受信したサービス認証情報に基づいて認証処理を行い、認証が成功した場合、WebサービスBを画像形成装置1に提供する。なお、Webサービスに対する認証が不成功の場合、Webサーバは、認証が不成功である旨を示す情報を通信経路2を介して画像形成装置1に送信してもよい。この場合、アクセス部29は、認証が不成功である旨の情報を通信部16によって通信経路2を介して受信し、制御部27は、認証が不成功である旨の情報を表示部28に表示させてもよい。
なお、S08の処理を省略してもよい。すなわち、Webサービスへのログイン画面を表示せずに、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報を用いてWebサーバに自動的にアクセスするようにしてもよい。具体的には、制御部27は、Webサービスへのログイン画面を表示部28に表示させずに、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報をアクセス部29に出力する。アクセス部29は、当該サービス認証情報を用いて、ユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスする。これにより、S06にて特定のWebサービスがユーザによって選択されると、認証情報取得部24は、ユーザによって選択されたWebサービスを利用するためのサービス認証情報を認証情報記憶部23から取得し、アクセス部29は、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報を用いて、ユーザによって選択されたWebサービスを提供するWebサーバに自動的にアクセスする。Webサービスへのログイン画面の表示を省略することで、ユーザによるアクセスの指示が省略され、当該ログイン画面を表示する場合と比べて、より迅速にWebサーバにアクセスする。
一方、画像形成装置1にログインせずに未認証の状態でWebサービスを利用する場合(S02,No)、ユーザはUI部17を用いて利用対象のWebサービスを選択する(S10)。例えば、図6に示す初期メニュー画面120にてユーザが利用対象のWebサービスを選択した場合(S10,Yes)、制御部27は、ユーザによって指定されたWebサービスを示す情報を受付部21から受け、当該指定されたWebサービスを利用するためのサービスユーザ識別情報を識別子取得部26に取得させる(S11)。識別子取得部26は、制御部27の制御の下、当該サービスユーザ識別情報を識別子記憶部25から取得し、取得したサービスユーザ識別情報を制御部27に出力する。
例えば、初期メニュー画面120にてWebサービスBがユーザによって指定された場合、図4に示す例のように、識別子取得部26は、指定されたWebサービスBを利用するために過去に入力されたサービスユーザID(BBBB11,BBBB22,BBBB33)を識別子記憶部25から取得して制御部27に出力する。
制御部27は、ユーザによって指定されたWebサービスにログインするためのログイン画面を表示部28に表示させ、識別子取得部26によって取得されたサービスユーザ識別情報を当該ログイン画面に表示させる(S12)。図10に、画像形成装置1にログインせずに未認証の状態でWebサービスにログインするためのログイン画面の一例を示す。図10(a)に示すログイン画面160は、一例として、Webサーバ3Bが提供するWebサービスBにログインするためのサービス認証情報を入力するための画面である。ログイン画面160は、一例として、入力欄161,162を含む。入力欄161はサービスユーザID等のサービスユーザ識別情報を入力するための欄であり、入力欄162はサービスパスワードを入力するための欄である。認証処理部22によってユーザが認証されていない場合、制御部27は、識別子取得部26によって取得されたサービスユーザ識別情報をログイン画面160に表示させる。例えば、複数のサービスユーザ識別情報が識別子取得部26によって取得されている場合、制御部27は、複数のサービスユーザ識別情報を一覧にしてログイン画面160に表示させてもよい。また、制御部27は、いわゆるプルダウン方式(ドロップダウン方式)によって複数のサービスユーザ識別情報をログイン画面160に表示させてもよい。一例として、図10(a)に示すログイン画面160の入力欄161に矢印ボタン163を設けておく。そして、ユーザがUI部17を用いて矢印ボタン163を指定した場合、制御部27は、図10(b)に示すように、識別子取得部26によって取得された複数のサービスユーザ識別情報を入力欄161内に表示させる。図10(b)に示す例では、複数のサービスユーザID(BBBB11,BBBB22,BBBB33,BBBB44,BBBB55)の一覧が入力欄161内に表示されている。このように、認証処理部22によってユーザが認証されていない場合、サービス認証情報を入力するためのログイン画面160の入力欄161に、サービスユーザID等のサービスユーザ識別情報が表示させる。
そして、ユーザは、UI部17を用いて、ログイン画面160に表示されている複数のサービスユーザ識別情報のなかから自身のサービスユーザ識別情報を選択し、入力欄162にサービスパスワードを入力する(S13)。
なお、識別子記憶部25は、入力欄161に入力されたサービスユーザID等のサービスユーザ識別情報をWebサービスに関連付けて記憶する。例えば、ログイン画面160にて新たなサービスユーザ識別情報がUI部17を用いてユーザによって入力された場合、識別子記憶部25は、ユーザによって入力されたサービスユーザ識別情報を受付部21から受けて、当該サービスユーザ識別情報をWebサービスに関連付けて記憶する。また、サービスユーザ識別情報を画像形成装置1に記憶させるか否かをユーザが指示するためのチェックボックスを、ログイン画面160に設けておいてもよい。そして、ユーザがUI部17を用いて当該チェックボックスをチェック状態にした場合、識別子記憶部25は、入力欄161に入力されたサービスユーザ識別情報を記憶するようにしてもよい。チェックボックスが非チェック状態の場合、識別子記憶部25は、入力欄161に入力されたサービスユーザ識別情報を記憶しない。なお、チェックボックスをログイン画面160に設けた場合、初期設定の状態では、サービスユーザ識別情報が画像形成装置1に記憶されるようにチェックボックスがチェック状態となっていてもよい。また、サービスパスワードを画像形成装置1に記憶させるか否かをユーザが指定するためのチェックボックスを、ログイン画面160に設けておいてもよい。そして、ユーザがUI部17を用いて当該チェックボックスをチェック状態にした場合、識別子記憶部25は、入力欄162に入力されたサービスパスワードを入力欄161に入力されたサービスユーザ識別情報に関連付けて記憶するようにしてもよい。
そして、ユーザがWebサービスへのログインを指示すると、制御部27は受付部21を介して当該指示を受け、入力欄161,162に入力されているサービス認証情報をアクセス部29に出力し、アクセス部29にアクセスを実行させる。例えば、ログイン画面160内の「ログイン」ボタンをユーザが指定することで、制御部27はサービス認証情報をアクセス部29に出力し、アクセス部29にアクセスを実行させる。
上述したS09の処理と同様に、アクセス部29は制御部27から出力されたサービス認証情報を用いて、ユーザによって指定されたWebサービスを提供するWebサーバにアクセスする(S14)。例えば図10(b)に示すログイン画面160にてサービスユーザID(BBBB11)がユーザによって選択され、サービスパスワードが入力された場合、アクセス部29は、サービスユーザID(BBBB11)とサービスパスワードとを含むサービス認証情報を、WebサービスBを提供するWebサーバ3Bに通信経路2を介して送信する。Webサーバ3Bは、画像形成装置1から受信したサービス認証情報に基づいて認証処理を行い、認証が成功した場合、WebサービスBを画像形成装置1に提供する。Webサービスに対する認証が不成功の場合、上述したS09の処理と同様に、認証が不成功である旨を示す情報を画像形成装置1にて表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、認証処理部22によってユーザが認証された場合、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられたサービス認証情報を取得する。そして、画像形成装置1は、当該サービス認証情報をログイン画面に表示したり、ログイン画面を表示せずに当該サービス認証情報を用いてWebサーバに自動的にアクセスしたりする。このように、Webサービスを利用するためのサービス認証情報が自動的に取得されるため、ユーザはサービス認証情報を画像形成装置1に入力しなくてもよい。従って、本実施形態に係る画像形成装置1によると、サービス認証情報をユーザが手入力する場合と比べて、サービス認証情報の入力の手間が軽減される。また、本実施形態に係る画像形成装置1は、認証処理部22によってユーザが認証されていない場合、サービスユーザ識別情報を取得し、当該サービスユーザ識別情報をユーザに選択させるようにする。ユーザはサービスユーザ識別情報を選択すればよいので、サービスユーザ識別情報を画像形成装置1に入力しなくてもよい。従って、本実施形態に係る画像形成装置1によると、サービスユーザ識別情報をユーザが手入力する場合と比べて、サービスユーザ識別情報の入力の手間が軽減される。このように、本実施形態に係る画像形成装置1によると、画像形成装置1によってユーザが認証されている場合及びユーザが認証されていない場合のいずれの場合であっても、サービス認証情報又はサービスユーザ識別情報をユーザが手入力する場合と比べて、サービス認証情報又はサービスユーザ識別情報の入力の手間が軽減される。
また、画像形成装置1によって認証されているユーザのデバイスユーザ識別情報とサービス認証情報とを情報処理装置4によって関連付けておき、デバイスユーザ識別情報が関連付けられたサービス認証情報を、通信経路2を介して情報処理装置4から画像形成装置1に予め入力しておいてもよい。そのことにより、画像形成装置1ではサービス認証情報を入力しなくても済み、また、画像形成装置1ではデバイスユーザ識別情報とサービス認証情報とを関連付けずに済む。
また、画像形成装置1によって認証されていないユーザがWebサービスを利用するためのサービスユーザ識別情報を情報処理装置4によって作成しておき、当該サービスユーザ識別情報を、通信経路2を介して情報処理装置4から画像形成装置1に予め入力しておいてもよい。そのことにより、画像形成装置1ではサービスユーザ識別情報を入力しなくても済む。
また、認証処理部22によって認証されていない状態(未認証の状態)から認証の状態に遷移させてもよいし、認証の状態から未認証の状態に遷移させもよい。例えば、制御部27は、S12にて図10(a),(b)に示す未認証ユーザ用のログイン画面160を表示部28に表示させた後、ICカードを画像形成装置1に接続されたカードリーダにかざすことで、ICカードに記憶されているデバイス認証情報を画像形成装置1に入力することにより認証処理部22によってユーザが認証された場合、当該認証されたユーザのデバイスユーザ識別情報に関連付けられているサービス認証情報を認証情報取得部24に取得させてもよい。そして、制御部27は、未認証ユーザ用のログイン画面160に代えて、図9に示す認証されたユーザ用のログイン画面150を表示部28に表示させ、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報をログイン画面150に表示させる。また、制御部27は、図9に示すログイン画面150を表示部28に表示させずに、認証情報取得部24によって取得されたサービス認証情報をアクセス部29に出力し、アクセス部29にWebサーバへのアクセスを実行させてもよい。例えば、未認証の状態でWebサービスを利用しようとしたが、未認証の状態では制限されるが認証されれば許可される画像形成装置1の機能を使用する場合、未認証の状態から認証の状態に遷移させることで、制限されていた画像形成装置1の機能の使用がユーザに許可されることになる。
また、制御部27は、S08にて図9に示す認証されたユーザ用のログイン画面150を表示部28に表示させた後、予め定められた条件に従って認証を解除してもよい。認証を解除する場合、制御部27は、サービスユーザ識別情報を識別子取得部26に取得させてもよい。この場合、制御部27は、認証されたユーザ用のログイン画面150に代えて、図10(a),(b)に示す未認証ユーザ用のログイン画面160を表示部28に表示させ、識別子取得部26によって取得されたサービスユーザ識別情報をログイン画面160に表示させる。例えば、UI部17等に認証解除ボタンを設けておき、ユーザが認証解除ボタンを押すことで、認証解除の指示を画像形成装置1に与えてもよい。制御部27は認証解除ボタンの押下に伴う信号を受けて、認証を解除し、ログイン画面150の代わりに未認証ユーザ用のログイン画面160を表示部28に表示させる。また、図9に示すログイン画面150が表示部28に表示された時点から、画像形成装置1が操作されずに予め定められた時間が経過した場合、制御部27は認証を解除し、ログイン画面150の代わりに未認証ユーザ用のログイン画面160を表示部28に表示させてもよい。このように、認証の状態から未認証の状態に遷移させることで、例えば、ログイン画面150に表示されているサービス認証情報が他人の目に触れることの防止を図る。例えば、一旦、画像形成装置1によって認証されてログインした後に画像形成装置1からユーザが離れる場合、ユーザが認証解除ボタンを押して認証を解除することで、サービス認証情報が他人の目に触れることを防止する。また、画像形成装置1によって認証された後、画像形成装置1が操作されずに予め定められた時間が経過した場合、自動的に認証状態から未認証状態に遷移することで、サービス認証情報が他人の目に触れることを防止する。
(変形例)
次に、図11を参照して変形例について説明する。例えば画像形成装置1の各種設定を行う権限を有する管理者が認証処理部22によって認証された場合、制御部27は、管理者用のメニュー画面を表示部28に表示させてもよい。一例として、制御部27は、図8に示すメニュー画面140の代わりに、図11に示す管理者用のメニュー画面170を表示部28に表示させてもよい。管理者用のメニュー画面170において、認証された管理者に対して使用が許可された画像形成装置1の機能(スキャン機能、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能)とWebサービスA,B,Cの設定とが、管理者によって選択される状態で表示される。WebサービスA,B,Cのそれぞれに対する「設定」の項目は、例えば、画像形成装置1が通信経路2を介してWebサーバ3A,3B,3Cのそれぞれに接続するための条件等を設定するためのものである。なお、画像形成装置1の設定が、管理者によって選択されるようにメニュー画面170に表示されてもよい。図11に示す例では、画像形成装置1の機能が管理者によって選択されるようにメニュー画面170に表示されているが、管理者用のメニュー画面170においては、WebサービスA,B,Cの設定や画像形成装置1の設定のみが選択されるように表示されてもよい。また、認証処理部22によって管理者として認証された状態から未認証の状態に遷移してもよいし、未認証の状態から管理者として認証された状態に遷移してもよい。
1 画像形成装置、2 通信経路、3A,3B,3C Webサーバ、4 情報処理装置、11 CPU、12 画像読取部、13 印刷部、14 ファクシミリ部、15 記憶部、16 通信部、17 UI部、21 受付部、22 認証処理部、23 認証情報記憶部、24 認証情報取得部、25 識別子記憶部、26 識別子取得部、27 制御部、28 表示部、29 アクセス部。

Claims (9)

  1. 当該画像形成装置に対するユーザの認証処理を行う認証処理手段と、
    通信経路を介して当該画像形成装置からWebサービスにアクセスするアクセス手段であって、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記Webサービスにアクセスして前記Webサービスを利用するための認証情報であって、前記認証処理手段によって認証されたユーザを識別するためのユーザ情報に関連付けられた認証済みアクセス情報を用いて、前記Webサービスにアクセスするアクセス手段と、
    前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、当該画像形成装置に対するユーザの認証を行うための画面を表示手段に表示させずに、前記認証処理手段によって認証されていない未認証ユーザによって過去に当該画像形成装置に入力され前記Webサービスにアクセスするときに使用された認証情報である未認証アクセス情報を表示手段に表示させる制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記認証処理手段によってユーザが認証されて前記アクセス手段によって前記Webサービスにアクセスする場合、前記認証済みアクセス情報を表示手段に表示させ、前記Webサービスへのアクセスの指示を受けて前記Webサービスにアクセスするよう前記アクセス手段を更に制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記認証処理手段によって認証されているユーザの前記ユーザ情報に関連付けられた前記認証済みアクセス情報を、通信経路を介して受けて予め記憶する認証済みアクセス情報記憶手段を更に有し、
    前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記アクセス手段は、前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶されている前記認証済みアクセス情報を用いて前記Webサービスにアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記認証処理手段によってユーザが認証され前記Webサービスを利用するための前記認証済みアクセス情報が入力された場合、前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶する認証済みアクセス情報記憶手段を更に有し、
    前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記アクセス手段は、前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶されている前記認証済みアクセス情報を用いて前記Webサービスにアクセスする、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記認証処理手段によってユーザが認証され前記Webサービスを利用するための前記認証済みアクセス情報が入力された場合に、前記認証済みアクセス情報記憶手段に前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶させるか否かの要否を指示させるための表示を表示手段に表示させ、この記憶要否の指示に基づき、前記認証済みアクセス情報記憶手段に前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と入力された前記認証済みアクセス情報とを関連付けて記憶するか否かを更に判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記記憶要否の指示において記憶が不要と指示された場合、前記認証処理手段によって認証されたユーザの前記ユーザ情報と関連付けて前記認証済みアクセス情報記憶手段に記憶された前記認証済みアクセス情報を削除する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記認証処理手段によってユーザが認証されず前記Webサービスにアクセスするときに使用されるユーザ識別情報が入力された場合、入力された前記ユーザ識別情報を未認証アクセス情報として記憶する未認証アクセス情報記憶手段を更に有し、
    前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記制御手段は、前記未認証アクセス情報記憶手段に記憶されている前記未認証アクセス情報を表示手段に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記認証済みアクセス情報は、前記Webサービスを利用するための認証情報であるユーザ識別情報とパスワード情報とからなる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. コンピュータ
    画像形成装置に対するユーザの認証処理を行う認証処理手段、
    通信経路を介して前記画像形成装置からWebサービスにアクセスするアクセス手段であって、前記認証処理手段によってユーザが認証された後に、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記Webサービスにアクセスして前記Webサービスを利用するための認証情報であって、前記認証処理手段によって認証されたユーザを識別するためのユーザ情報に関連付けられた認証済みアクセス情報を用いて、前記Webサービスにアクセスするアクセス手段
    前記認証処理手段によってユーザが認証されていない段階で、前記Webサービスへのアクセスがユーザによって指示された場合、前記画像形成装置に対するユーザの認証を行うための画面を表示手段に表示させずに、前記認証処理手段によって認証されていない未認証ユーザによって過去に前記画像形成装置に入力され前記Webサービスにアクセスするときに使用された認証情報である未認証アクセス情報を表示手段に表示させる制御手段
    として機能させるプログラム。
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