JP6079713B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の下部車体構造に関し、特にリヤサイドフレームが構成する閉断面内に配設され且つサスボルトを介してサスペンションクロスメンバを支持する支持構造部を備えた車両の下部車体構造に関する。
従来より、車両の下部車体構造では、フロアパネルと協働して前後方向に延びる閉断面をフロアパネルの下面側に夫々構成する左右1対のリヤサイドフレームと、これら1対のリヤサイドフレームを車幅方向に連結するクロスメンバとが設けられ、左右1対のリヤサイドフレームの下側にリヤサスペンション機構が装備されている。このリヤサスペンション機構の骨格部材であるサスペンションクロスメンバは、リヤサイドフレームがフロアパネルと協働して構成する閉断面内に配設された支持構造部にサスペンション装着用ボルト(所謂サスボルト)を介して支持されている。
特許文献1の車両の下部車体構造は、サイドシルの上面部とリヤサイドフレームの底壁部とを連結して前後方向に延びる断面コ字状の補剛部材と、この補剛部材が構成する閉断面内に配設され且つサスペンション部材を支持するためのブラケットとを備え、ブラケットに、ナットパイプが固着された底板部と、この底板部の左右両端部から上方に延びて補剛部材の左右両側壁部に夫々接合された左右1対のフランジ部と、底板部の前後両端部から下方に延びて補剛部材の底壁部に接合された前後1対のフランジ部とが設けられている。
特開2005−53431号公報
特許文献1の車両の下部車体構造は、リヤサイドフレームの剛性を補強するための補剛部材によりリヤサイドフレームの折れ曲りを抑制し、更に、この補剛部材にサスペンション部材を支持するブラケット(支持構造部)を支持する機能を保持させることで、サスペンション部材の取付け剛性を高くしている。
しかし、特許文献1の車両の下部車体構造では、リヤサイドフレームのキックアップ部の途中部から後方に延びる大型の補剛部材が必要になるため、生産コストや車体重量が増加する虞がある。
リヤサイドフレームの閉断面内に配設されたブラケットには、車両走行時、リヤサスペンション機構からサスボルトを介して走行に伴う上下方向の走行振動が作用するため、ブラケットが接合された取付部近傍には入力荷重が集中している。
この走行振動に伴う入力荷重によって、リヤサイドフレームが構成する閉断面に断面崩れが生じることがあり、その結果、車体剛性が低下する虞がある。
本発明の目的は、車体重量を増加することなく、車体剛性を向上することができる車両の下部車体構造を提供することである。
請求項1の車両の下部車体構造は、フロアパネルと協働して車体前後方向に延びる閉断面をフロアパネルの下面側に夫々構成する左右1対のリヤサイドフレームと、これら1対のリヤサイドフレームを車幅方向に連結するクロスメンバと、前記1対の閉断面内に配設されサスボルトを介してサスペンションクロスメンバを支持する左右1対の支持構造部とを備えた車両の下部車体構造において、前記1対の支持構造部が、車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット状の上側ブラケットと、この上側ブラケットの底板部に下方から接合された頂板部を有する下側ブラケットとを夫々備え、前記上側ブラケットの前脚部と後脚部が前記クロスメンバの前壁部の延長面と後壁部の延長面に夫々沿うように形成されたことを特徴としている。
この車両の下部車体構造によれば、支持構造部が、車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット状の上側ブラケットと、この上側ブラケットの底板部に下方から接合された頂板部を有する下側ブラケットとを備えるため、大型の補剛部材を新設することなく、上側ブラケットを下側ブラケットを用いてリヤサイドフレームとフロアパネルによって構成された閉断面内に配設することができる。
また、上側ブラケットの前脚部と後脚部がクロスメンバの前壁部の延長面と後壁部の延長面に夫々沿うように形成されるため、サスペンションクロスメンバからサスボルトを介して入力された入力荷重を上側ブラケットの前脚部と後脚部を介してクロスメンバの前壁部と後壁部に分散伝達することができ、リヤサイドフレームとフロアパネルとにより構成された閉断面の断面崩れを抑制できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記上側ブラケットの底板部の車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の上側フランジ部と、前記下側ブラケットの頂板部の車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の下側フランジ部とを備え、前記1対の上側フランジ部と1対の下側フランジ部を夫々重ね合わせて前記リヤサイドフレームの左右両側の側壁部に夫々接合したことを特徴としている。
これによれば、上側ブラケットの支持剛性を高くすることができ、リヤサイドフレームとフロアパネルによって構成された閉断面の断面崩れを一層抑制できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記フロアパネルの左右両端側に配設された左右1対のリヤホイールハウスと、前記1対のリヤホイールハウスの車幅方向内側部及びその内側近傍部に夫々配設された左右1対の補強フレームであって、前記内側近傍部に配設された下半部分が1対のフランジ部によって前記クロスメンバに対応する位置で前記フロアパネルに接合された左右1対の補強フレームを備え、前記上側ブラケットの前脚部と後脚部の上端に設けられた1対のフランジ部の少なくとも一方のフランジ部が前記補強フレームの1対のフランジ部の少なくとも一方と車体前後方向において略同位置で前記フロアパネルに接合されたことを特徴としている。
本構成によれば、サスペンションクロスメンバからサスボルトを介して入力された入力荷重を補強フレームを介してリヤホイールハウスとクロスメンバとの2つの経路によって分散伝達することができ、リヤサイドフレームとフロアパネルにより構成された閉断面の断面崩れを更に抑制することができる。
本発明によれば、支持構造部に荷重分散伝達機能を持たせることにより、車体重量を増加することなく、車体剛性を向上することができる。
本発明の実施例1に係る車両の後部車体構造を車室側から視た斜視図である。 平面図である。 後部車体構造を斜め下方から視た斜視図である。 図1の要部透視図である。 図2の要部透視図である。 支持構造部の分解斜視図である。 図2のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 図2のIX−IX 線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。尚、本実施例では、矢印Fの方向を前方、矢印Lの方向を左方として説明する。
以下、本発明の実施例1について図1〜図9に基づいて説明する。
図1〜図5に示すように、本実施例の車両Vは、フロアパネル1と、左右1対のリヤサイドフレーム2と、これら1対のリヤサイドフレーム2を車幅方向に連結するクロスメンバ3と、フロアパネル1の下側に配設された左右1対のリヤサスペンション機構(図示略)を支持するための左右1対の支持構造部4等を備えている。
まず、フロアパネル1について説明する。
フロアパネル1は、左右1対のリヤサイドフレーム2に亙って車幅方向に架け渡されると共に前後方向に延びるように設けられ、車両Vの床面を形成している。
このフロアパネル1は、前後方向途中部に形成された後方上がり傾斜状のキックアップ部Kと、このキックアップ部Kよりも後側に荷室を形成するためのリヤフロアと、スペアタイヤを収容するためのスペアタイヤパン等が設けられている。
キックアップ部Kには、後席の乗員が着座可能な左右1対のリヤシート(図示略)が支持されている。
フロアパネル1の左右両端側には、左右1対のリヤホイールハウス5が配設されている。
図1,図2,図7,図8に示すように、左右1対のリヤホイールハウス5は、サイドパネルインナ6bの下端から車幅方向外側へ膨出するホイールハウスアウタ5aと、サイドパネルインナ6bの下端から車幅方向内側へ膨出するホイールハウスインナ5bとから夫々形成されている。尚、各左右1対の部材は、夫々左右対称の構造であるため、以下、右側の部材の構造について主に説明する。
ホイールハウスアウタ5aは、部分円環状に形成され、上縁部がサイドパネルインナ6bの円弧状下端部に連結され、下縁部がサイドパネルアウタ6aの下端部と連結されている。ホイールハウスインナ5bは、部分椀状に形成され、ホイールハウスインナ5bの上半部分に車室側へ膨出するサスペンションハウジング7が形成されている。
サスペンションハウジング7は、正面視にて略L字状に形成され、リヤサスペンションのダンパ装置8を収容可能な柱状空間を形成している。このサスペンションハウジング7は、ホイールハウスインナ5bの頂部を含む前後方向略中央部分に設けられ、ダンパ装置8の上端部分を支持可能な支持部7aと縦壁部7bとにより形成されている。
サスペンションハウジング7の頂部は、補強部材9によってサイドパネルインナ6bに連結され、補強フレーム10によってフロアパネル1に連結されている。
図1,図2,図8,図9に示すように、補強フレーム10は、正面視にて略L字状に形成され、断面が略水平状の頂壁部10aと、この底壁部10aの前端部から上方に延びる前壁部10bと、底壁部10aの後端部から上方に延びる後壁部10cとを備え、各壁部10a〜10cによって車幅方向に直交する縦断面が下方に開口した略ハット形状を構成している。
補強フレーム10の下端側部分は、前壁部10b及び後壁部10cの上端部に形成された両フランジ部10d,10eをフロアパネル1の上面に夫々接合することにより、フロアパネル1と協働して車幅方向に延びる閉断面C3をフロアパネル1の上面側に構成している。
次に、左右1対のリヤサイドフレーム2について説明する。
図3〜図5,図7〜図9に示すように、リヤサイドフレーム2は、その前側途中部においてキックアップ部Kに沿って後方上がり傾斜状に前後方向に延びるように形成されている。リヤサイドフレーム2は、前後方向に直交する縦断面が略水平状の底壁部2aと、この底壁部2aの車幅方向外側端部から上方に延びる外壁部2bと、底壁部2aの車幅方向内側端部から上方に延びる内壁部2cとを備え、各壁部2a〜2cによって前後方向と直交する縦断面が上方に開口した略コ字形状を構成している。
リヤサイドフレーム2は、外壁部2b及び内壁部2cの上端部に形成された両フランジ部をフロアパネル1の下面に夫々接合することにより、フロアパネル1と協働して車体前後方向に延びる閉断面C1をフロアパネル1の下面側に構成している。
閉断面C1内において、キックアップ部Kの頂部に対応した部分には、支持構造部4が配設されている。
次に、クロスメンバ3について説明する。
図3,図5,図8に示すように、クロスメンバ3は、左右1対のリヤサイドフレーム2間において、キックアップ部Kの頂部に対応した部分を車幅方向に連結している。
クロスメンバ3は、車幅方向に直交する縦断面が略水平状の底壁部3aと、この底壁部3aの前端部から前方上り傾斜状に延びる前壁部3bと、底壁部3aの後端部から後方上り傾斜状に延びる後壁部3cとを備え、各壁部3a〜3cによって車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット形状を構成している。
クロスメンバ3は、前壁部3b及び後壁部3cの上端部に形成された両フランジ部3d,3eをフロアパネル1の下面に夫々接合することにより、フロアパネル1と協働して車幅方向に延びる閉断面C2をフロアパネル1の下面側に構成している。
図1,図2,図8に示すように、フロアパネル1には、閉断面C2の断面係数を増加するため、クロスメンバ3に対応して上方に突出した凸部1aが形成されている。
図3に示すように、クロスメンバ3の左右両端部は、各壁部3a〜3cから延長して形成されたフランジ部を左右両側の内壁部2cに夫々接合することによって左右1対のリヤサイドフレーム2の間を連結している。
次に、左右1対の支持構造部4について説明する。
支持構造部4は、リヤサスペンション機構のサスペンションクロスメンバ15をサスペンション装着用ボルト(以下、サスボルトと省略する)Bを介して支持する上側ブラケット11と、上側ブラケット11を下側から支持する下側ブラケット12とにより構成されている。
図6,図9に示すように、上側ブラケット11は、略水平矩形状の底板部11aと、この底板部11aの前端部から上方に延びる前脚部11bと、この前脚部11bの上端部から前方に延びるフランジ部11eと、底板部11aの後端部から上方に延びる後脚部11cと、この後脚部11cの上端部から後方に延びるフランジ部11fとを備え、これらによって車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット形状を構成している。
底板部11aは、中央部分にサスボルトBを挿通可能な孔部11sと、この孔部11sの外周部分において上方に突出し且つサスボルトBの頭部を下側から支持可能なボルト座部11tと、底板部11aの車幅方向両端部から上方に延びる左右1対の上側フランジ部11dとを備えている。
図5に示すように、前脚部11bは、クロスメンバ3の前壁部3bの延長面に沿うように底板部11aの前端部から前方上り傾斜状に延びている。
前脚部11bの車幅方向内側端部に設けられたフランジ部は、内壁部2cを介して前壁部3bの車幅方向外側端部に設けられたフランジ部と接合されている。
フランジ部11eは補強フレーム10のフランジ部10dよりも前側位置においてフロアパネル1の下面に接合されている。
後脚部11cは、クロスメンバ3の後壁部3cの延長面に沿うように底板部11aの後端部から後方上り傾斜状に延びている。
後脚部11cの車幅方向内側端部に設けられたフランジ部は、内壁部2cを介して後壁部3cの車幅方向外側端部に設けられたフランジ部と接合されている。
図9に示すように、フランジ部11fは補強フレーム10のフランジ部10eとフロアパネル1を間に介して溶接にて3重接合されている。
図6,図9に示すように、下側ブラケット12は、略水平矩形状の頂板部12aと、この頂板部12aの前端部から下方に延びる前脚部12bと、この前脚部12bの下端部から前方に延びるフランジ部12eと、頂板部12aの後端部から下方に延びる後脚部12cと、この後脚部12cの下端部から後方に延びるフランジ部12fとを備え、これらによって車幅方向と直交する縦断面が下方に開口した略ハット形状を構成している。
頂板部12aは、中央部分にサスボルトBを挿通可能な孔部12sと、頂板部12aの車幅方向両端部から上方に延びる左右1対の下側フランジ部12dとを備え、底板部11aの下面に接合されている。
前脚部12bは頂板部12aの前端部から前方下り傾斜状に延び、フランジ部12eはブラケット16の接合フランジとリヤサイドフレーム2の底壁部2aを間に介して溶接にて3重接合されている。後脚部12cは頂板部12aの後端部から後方下り傾斜状に延び、フランジ部12fはブラケット16の接合フランジとリヤサイドフレーム2の底壁部2aを間に介して溶接にて3重接合されている。
図4,図8に示すように、左右1対の下側フランジ部12dは、左右1対の上側フランジ部11dの車幅方向外側に夫々重ね合わせた状態でリヤサイドフレーム2に接合されている。即ち、車幅方向外側において、外壁部2bと下側フランジ部12dと上側フランジ部11dが3重溶接され、車幅方向内側において、内壁部2cと下側フランジ部12dと上側フランジ部11dが3重溶接されている。
次に、実施例に係る車両の後部車体構造の作用・効果について説明する。
この車両の後部車体構造によれば、支持構造部4が、車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット状の上側ブラケット11と、この上側ブラケット11の底板部11aに下方から接合された頂板部12aを有する下側ブラケット12とを備えるため、大型の補剛部材を新設することなく、上側ブラケット11を下側ブラケット12を用いてリヤサイドフレーム2とフロアパネル1とにより構成された閉断面C1内に配設することができる。また、上側ブラケット11の前脚部11bと後脚部11cがクロスメンバ3の前壁部3bの延長面と後壁部3cの延長面に夫々沿うように形成されるため、サスペンションクロスメンバ15からサスボルトBを介して入力された入力荷重を上側ブラケット11の前脚部11bと後脚部11cを介してクロスメンバ3の前壁部3bと後壁部3cに分散伝達することができ、リヤサイドフレーム2とフロアパネル1によって構成された閉断面C1の断面崩れを抑制できる。
上側ブラケット11の底板部11aの車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の上側フランジ部11dと、下側ブラケット12の頂板部12aの車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の下側フランジ部12dとを備え、1対の上側フランジ部11と1対の下側フランジ部12を夫々重ね合わせてリヤサイドフレーム2の左右両側の側壁部に夫々接合している。これによれば、上側ブラケット11の支持剛性を高くすることができ、リヤサイドフレーム2とフロアパネル1によって構成された閉断面C1の断面崩れを一層抑制できる。
フロアパネル1の左右両端側に配設された左右1対のリヤホイールハウス5と、1対のリヤホイールハウス5の車幅方向内側部及びその内側近傍部に夫々された左右1対の補強フレーム10であって、内側近傍部に配設された下半部分が1対のフランジ部10d,10eによってクロスメンバ3に対応する位置でフロアパネル1に接合された左右1対の補強フレーム10を備え、上側ブラケット11の前脚部11bと後脚部11cの上端に設けられた1対のフランジ部11e,11fの少なくとも一方のフランジ部11fが補強フレーム10の1対のフランジ部10d,10eの少なくとも一方と車体前後方向において略同位置でフロアパネル1に接合されている。本構成によれば、サスペンションクロスメンバ15からサスボルトBを介して入力された入力荷重を補強フレーム10を介してリヤホイールハウス5とクロスメンバ3との2つの経路によって分散伝達することができ、リヤサイドフレーム2とフロアパネル1により構成された閉断面C1の断面崩れを更に抑制することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、上側ブラケットの前脚部及び後脚部がクロスメンバの前壁部及び後壁部の延長面に夫々沿う例を説明したが、上側ブラケットの前脚部及び後脚部がクロスメンバの前壁部及び後壁部の延長面に夫々沿うと共に下側ブラケットの前脚部及び後脚部もクロスメンバの前壁部及び後壁部の延長面に夫々沿うように設定しても良い。
2〕前記実施例においては、上側ブラケットの後脚部のフランジ部が補強フレームの後側フランジ部とフロアパネルを間に介して3重接合されている例を説明したが、上側ブラケットの前脚部のフランジ部を補強フレームの前側フランジ部とフロアパネルを間に介して溶接にて後側フランジ部としても良い。また、上側ブラケットの前脚部及び後脚部のフランジ部を補強フレームの前側フランジ部及び後側フランジ部と3重接合することも可能である。
3〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 フロアパネル
2 リヤサイドフレーム
2b 外壁部
2c 内壁部
3 クロスメンバ
3b 前壁部
3c 後壁部
4 支持構造部
5 リヤホイールハウス
10 補強フレーム
10d,10e (補強フレーム)フランジ部
11 上側ブラケット
11a 底板部
11d 上側フランジ部
11e,11f (上側ブラケット)フランジ部
12 下側ブラケット
12a 頂板部
12d 下側フランジ部
15 サスペンションクロスメンバ
V 車両
B サスボルト
C1 閉断面

Claims (3)

  1. フロアパネルと協働して車体前後方向に延びる閉断面をフロアパネルの下面側に夫々構成する左右1対のリヤサイドフレームと、これら1対のリヤサイドフレームを車幅方向に連結するクロスメンバと、前記1対の閉断面内に配設されサスボルトを介してサスペンションクロスメンバを支持する左右1対の支持構造部とを備えた車両の下部車体構造において、
    前記1対の支持構造部が、車幅方向と直交する縦断面が上方に開口した略ハット状の上側ブラケットと、この上側ブラケットの底板部に下方から接合された頂板部を有する下側ブラケットとを夫々備え、
    前記上側ブラケットの前脚部と後脚部が前記クロスメンバの前壁部の延長面と後壁部の延長面に夫々沿うように形成されたことを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 前記上側ブラケットの底板部の車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の上側フランジ部と、
    前記下側ブラケットの頂板部の車幅方向両端部から上方に夫々延びる1対の下側フランジ部とを備え、
    前記1対の上側フランジ部と1対の下側フランジ部を夫々重ね合わせて前記リヤサイドフレームの左右両側の側壁部に夫々接合したことを特徴とする請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  3. 前記フロアパネルの左右両端側に配設された左右1対のリヤホイールハウスと、
    前記1対のリヤホイールハウスの車幅方向内側部及びその内側近傍部に夫々配設された左右1対の補強フレームであって、前記内側近傍部に配設された下半部分が1対のフランジ部によって前記クロスメンバに対応する位置で前記フロアパネルに接合された左右1対の補強フレームを備え、
    前記上側ブラケットの前脚部と後脚部の上端に設けられた1対のフランジ部の少なくとも一方のフランジ部が前記補強フレームの1対のフランジ部の少なくとも一方と車体前後方向において略同位置で前記フロアパネルに接合されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の下部車体構造。
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