JP6079699B2 - 車両用空調制御装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1にものでは、ルーフ開時に内気モードとすることにより、空調ユニットの吹出開口部からの吹出風量を車速に関係なく一定にすることを意図したものとなっている。
ルーフが開閉可能とされた車両における車両用空調制御装置であって、
エンジンを駆動源として冷却される空調用のエバポレータを備えた空調装置と、
前記エバポレータの温度を検出するエバポ温度検出手段と、
前記エバポ温度検出手段によって検出されるエバポレータの温度が、所定温度となるように制御するエバポ温度制御手段と、
車両停止を含むアイドルストップ条件が成立したときにエンジン自動停止を行う一方、前記エバポ温度検出手段によって検出される温度が前記所定温度よりも高温に設定された上限温度以上となったときにエンジン自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、
前記所定温度を、ルーフ開時にはルーフ閉時に比して低い温度に変更する所定温度変更手段と、
を備えているようにしてある。上記解決手法によれば、ルーフ開時には、ルーフ閉時に比してエバポレータが低い温度とされているので、アイドルストップによりエンジン自動停止されてからエバポレータの温度が上限温度に達するまでの期間が長くなり、その分アイドルストップによるエンジン自動停止の期間を長く確保することができる。勿論、上記上限温度をいたずらに高温側へ変更することなく、ルーフ開時でのアイドルストップ期間を長くすることが可能となる。なお、ルーフ開時に、エバポレータの温度を低い温度に変更することによりその分燃費が悪化する原因ともなるが、アイドルストップによるエンジン自動停止の期間が長くなることにより、全体として燃費向上を図ることができる。
前記所定温度が、前記エバポレータの凍結度が所定値よりも高まらない温度に設定される、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、エバポレータの凍結度が高くなることに起因する氷結時の臭い発生を防止する上で好ましいものとなる。なお、氷結時の臭いは、焦げたよう臭いあるいは溶剤の臭いとして表現される。そして、氷結時の臭いの発生は、エバポレータの表面の凝縮水に溶解していた臭い成分が、エバポレータの温度が低くなることによる凝縮水の凍結により溶解しきれなくなって放出されることに起因するものと考えられている。
前記所定温度変更手段は、ルーフ開時に、前記停止予測手段で車両の停止が予測されたことを条件として、前記所定温度を低い温度に変更する、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ルーフ開時に、車両の停止が予測されたとき、つまりアイドルストップによるエンジン自動停止が予測されるときを条件として、エバポレータを低い温度にするので、エバポレータの温度をいたずらに低い温度状態のままとしておく事態を防止して、さらなる燃費向上の上で好ましいものとなる。
ルーフ開時に冷房中かつ車両の減速が検出されたときには、前記変速パターンをルーフ閉時に比して高い変速比に変更させる変速パターン変更手段をさらに備えている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、変速パターンを高い変速比に変更することによりエンジン回転数を高めて、その分エバポレータを効果的に低い温度にする上で好ましいものとなる。特に、エバポレータを低い温度にすることで減速時のエネルギ回生ともなり、この点においても極めて好ましいものとなる。
(1)車速が0でないとき。
(2)乗員によるブレーキ操作が行われていないとき。
(3)アクセルペダルが踏み込み操作されているとき。
(4)バッテリに関連して、電圧が所定電圧以下の低電圧のとき、充電量があらかじめ設定された所定充電量以下のとき、消費電流があらかじめ設定された所定電流以上のとき、あるいはバッテリ制御システムが異常のとき(異常信号発生のとき)。
(5)ハンドル舵角がニュートラル位置から所定の小舵角範囲内にないとき。
(6)変速機に関連して、変速機がDレンジ位置にないとき、油温が所定温度範囲内にないとき、油圧が所定圧力範囲内にないとき、変速機異常信号が発生されているとき、クラッチ(ロックアップクラッチを含む)に異常があるとき。
(7)エンジンに関連して、冷却水温度が所定温度範囲にないとき、吸気温度が高すぎるとき、大気圧が低いとき。
(8)負圧式倍力装置を含むブレーキ装置でのブレーキ負圧が不足するとき、あるいはエンジンシステムの異常信号が発生されたとき。
(9)車体回りに関連して、イグニッションキーが車外に持ち出されているとき(スマートキーレスエントリーシステムの場合)、シートベルトが取外されているとき、いずれかのドアが開いているとき、あるいはボンネットが開いているとき。
(10)路面の傾斜角度が大きいとき。
(11)空調用コントローラUKから自動停止禁止信号が出力されているとき。この点については、後に詳述する。
(1)空調システムKにおける各種センサ等の異常が発生したとき。
(2)外気温度が、極めて高いとき(例えば40度C以上)、または極めて低いとき(例えば−10度C以下)。
(3)デフロスタを使用しているとき(視界確保を優先)。
(4)乗員により選択された室内温度が、高温側の上限値であるとき(暖房要求が極めて強いとき)。
(5)乗員により選択された室内温度が、低温側の下限値でありかつエアコン作動されているとき(冷房要求が極めて強いとき)。
(6)目標室内温度と実際の室内温度との偏差が所定値よりも大きいとき。
(7)アイドルストップによるエンジン自動停止中に、エバポレータ5の温度があらかじめ設定された上限温度以上となったとき。
EG:エンジン
K:空調システム
S4:温度センサ(エバポレータ温度検出用)
S20:センサ(ルーフ開閉検出用)
4:ブロアファン
5:エバポレータ
10:ヒータコア
11:エアミックスダンパ
11A:モータ(アクチュエータ)
11B:開度センサ
12:エアミックスダンパ
12A:モータ(アクチュエータ)
12B:開度センサ
50:コンプレッサ
55:コンデンサ
60:ウオータポンプ
Claims (6)
- ルーフが開閉可能とされた車両における車両用空調制御装置であって、
エンジンを駆動源として冷却される空調用のエバポレータを備えた空調装置と、
前記エバポレータの温度を検出するエバポ温度検出手段と、
前記エバポ温度検出手段によって検出されるエバポレータの温度が、所定温度となるように制御するエバポ温度制御手段と、
車両停止を含むアイドルストップ条件が成立したときにエンジン自動停止を行う一方、前記エバポ温度検出手段によって検出される温度が前記所定温度よりも高温に設定された上限温度以上となったときにエンジン自動再始動を行うアイドルストップ制御手段と、
前記所定温度を、ルーフ開時にはルーフ閉時に比して低い温度に変更する所定温度変更手段と、
を備えていることを特徴とする車両用空調制御装置。 - 請求項1において、
前記所定温度が、前記エバポレータの凍結度が所定値よりも高まらない温度に設定される、ことを特徴とする車両用空調制御装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記上限温度が、乾き臭を生じる温度よりも低い温度に設定されている、ことを特徴とする車両用空調制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
車両の停止を予測する停止予測手段を備え、
前記所定温度変更手段は、ルーフ開時に、前記停止予測手段で車両の停止が予測されたことを条件として、前記所定温度を低い温度に変更する、
ことを特徴とする車両用空調制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
ルーフ開時において、前記アイドルストップ制御手段は車両が停止された時点から所定時間経過した後にエンジン自動停止を行う一方、前記所定温度変更手段は車両が停止された時点から前記所定時間が経過するまでの期間において前記所定温度を低い温度に変更する、ことを特徴とする車両用空調制御装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記車両が、所定の変速パターンに基づいて変速を行う自動変速機を有しており、
ルーフ開時に冷房中かつ車両の減速が検出されたときには、前記変速パターンをルーフ閉時に比して高い変速比に変更させる変速パターン変更手段をさらに備えている、
ことを特徴とする車両用空調制御装置。
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