JP6079247B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シート外形をなす発泡樹脂製のパッド部材と、パッド部材に取付け可能な付属部材を備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションとシートバックを備える車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。
シートクッションは、シート外形をなすパッド部材(発泡樹脂製)と、ワイヤ部材と、付属部材を有する。ワイヤ部材は、シート外形に倣った略矩形の枠状部材であり、複数のワイヤ材を溶接固定して形成される。また付属部材は、シート前後に延びる棒材であり、一端側が、上方視で略U字状に屈曲する。
公知技術では、付属部材をワイヤ部材に溶接固定して、付属部材の一端側をシート後方に突出させる。そしてパッド部材の成形と同時に(インサート成形にて)、ワイヤ部材(枠状)をパッド部材に埋設状に一体化するとともに、付属部材の一端(略U字状)をパッド部材からシート後方に突出させる。そして付属部材の一端を、シートバック下端部と車室床面との間に係止することにより、シートクッションを適切な位置に配設する。
この種のシート構成では、例えば車両前突時において、付属部材による係止にて車室床面に対するパッド部材の相対移動(浮き上がりなど)を規制することにより、車両用シートのシート前方への移動を極力阻止する。このとき付属部材をワイヤ部材に溶接固定したことで、パッド部材からの抜け外れを極力阻止できる。
特開2007−296903号公報
ところで公知技術では、ワイヤ部材(比較的大型の部材)を用いて、パッド部材からの付属部材の抜け外れを防止する。このため公知技術の構成は、シート構成のシンプル化や製造コスト低減化の観点から、すんなり採用できる構成ではなかった。
もっとも付属部材を単独でパッド部材に埋設することもできるが、そうするとパッド部材からの抜け外れの危険性が高まる(取付け安定性に劣る構成である)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的シンプルな構成により、パッド部材に付属部材を性能良く取付けることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションやシートバック等のシート構成部材を備える。そしてシート構成部材が、シート外形をなす発泡樹脂製のパッド部材と、パッド部材に取付け可能な付属部材を有する。この種の構成では、比較的シンプルな構成により、パッド部材に付属部材を性能良く取付けられることが望ましい。
そこで本発明では、付属部材の一部に、パッド部材の原料を含浸可能なアンカ部材を取付けるとともに、アンカ部材を、パッド部材の成形と同時に、パッド部材に埋設状に一体化する構成とした。
本発明では、アンカ部材が、パッド部材の原料を含浸しつつパッド部材に埋設される(比較的強いアンカ作用を奏する)。このためアンカ部材にて、(大型のワイヤ部材を用いることなく)パッド部材からの付属部材の抜け外れを極力阻止することができる。
また第1発明の車両用シートは、アンカ部材が、パッド部材の撓み変形に応じて変形可能な柔軟性を有する面材であるとともに、アンカ部材の一側が、前記付属部材の環状をなしている部分の周りに巻き回し状に取付けられている。このためアンカ部材を、パッド部材の深部側に配置させても、パッド部材の着座性を好適に維持することができる。
本発明に係る第1発明によれば、比較的シンプルな構成により、パッド部材に付属部材を性能良く取付けることができる。
車両用シートの斜視図である。 シートクッション一部の一部透視下面図である。 シートクッション一部の一部透視側面図である。 車両用シート一部と車室構造体一部の斜視図である。 車両用シート一部と車室構造体一部の側面図である。 実施例2にかかるシートクッションの断面図である。 実施例3にかかるシートクッションの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、適宜、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。
図1の車両用シート2は、複数人が着座可能な幅広のシートであり、シートクッション4と、一対のシートバック6a,6b(略同一構成)と、一対のヘッドレスト8a,8b(略同一構成)を有する。
これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすフレーム部材(4F,6F,8F)と、シート外形をなすパッド部材(4P,6P,8P)と、パッド部材を被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。
<実施例1>
本実施例では、シートクッション4(詳細後述)を車室床面FSに取付けつつ、車両用シート2を車室床面FS上に配設する(図1及び図3を参照)。
ここで本実施例の車室床面FSは、シートクッション4との対面部分が略平坦であり、一対のブラケット12と、第一取付け部16aと、第二取付け部16bを有する(図3〜図5を参照)。
一対のブラケット12は、それぞれ車室床面FSから突出する平板材(略長方形状)であり、補強部材14を有する(図4及び図5を参照)。補強部材14は、長尺な棒材(典型的に金属製)であり、一対のブラケット12の間に橋渡し状に取付けられる。本実施例では、各ブラケット12を、シートクッション4の両側後方にそれぞれ対面配置しつつ、補強部材14をシート幅方向に向けて配置する。
そして第一取付け部16aは、略横J字状の部材(典型的に金属製)である。本実施例では、第一取付け部16aを、シート前方に突出させつつ補強部材14に取付けて、後述の付属部材24に対面可能な位置に配置する。また第二取付け部16bは、車室床面FSに開口する孔部であり、シートクッション4(前部両側)に対面可能に形成される(図3を参照)。
[シートクッション]
シートクッション4は、基本構成(4S,4P,4F)と、一対のグロメット部材22と、付属部材24と、アンカ部材28を有する(図1〜図3を参照、各部材の詳細は適宜後述)。
本実施例では、パッド部材4Pを、フレーム部材4F上に配置しつつ、シートカバー4Sで被覆する。つぎに後述するようにパッド部材4Pを、グロメット部材22と付属部材24(ともに詳細後述)を介して車室床面FSの各取付け部16a,16bに取付ける。
そして車両前突時において、付属部材24による係止にて車室床面FSに対するパッド部材4Pの相対移動(浮き上がりなど)を規制することにより、車両用シート2のシート前方への移動を極力阻止する。この種の構成では、比較的シンプルな構成により、パッド部材4Pに付属部材24を性能良く埋設状に一体化できる(例えば抜け外れを極力阻止できる)ことが望ましい。
そこで本実施例では、後述のシンプルな構成(アンカ部材28等)にて、パッド部材4Pに付属部材24を性能良く取付けることとした。以下、各構成について詳述する。
(パッド部材)
パッド部材4Pは、略長方形状(上方視)の部材であり、発泡樹脂にて形成されて乗員を弾性的に支持できる(図2及び図3を参照)。
ここでパッド部材4P(材質)は特に限定しないが、発泡ポリプロピレン材やポリウレタンフォーム(密度:25〜70kg/m3、25%硬度:8〜25kgf/φ200)を例示できる。
本実施例では、パッド部材4Pを成形すると同時に、グロメット部材22と付属部材24(詳細後述)を、パッド部材4Pに埋設状に一体化する(製造工程は後述)。
(グロメット部材)
一対のグロメット部材22は、各々、平板部位22aと、平板部位22aから突出する筒状部位22bを有する(図2及び図3を参照)。
ここで筒状部位22bの周面には、径方向外側に突出する係止ハネ(図示省略)が設けられており、第二取付け部16bの周縁に係止可能である。
本実施例では、グロメット部材22を、シートクッション4の前部両側(第二取付け部16bに対面可能な位置)にそれぞれ取付ける。このとき各グロメット部材22(平板部位22a)をパッド部材4Pに埋設状に一体化しつつ、筒状部位22bを、パッド部材4Pの前部裏面から突出配置する。
(付属部材)
付属部材24は、上方視で略矩形の環材(典型的に金属製)であり、突出部位24aと、埋設部位24bを有する(図2、図3及び図5を参照)。
突出部位24aは、付属部材24一側の部位(略U字状)であり、パッド部材4Pから突出可能である。また埋設部位24bは、付属部材24他側の部位(略U字状)であり、パッド部材4P内に埋設される。
本実施例では、付属部材24を、シート後方に向かうにつれて次第に上方に向くように傾斜させて、パッド部材4Pに取付けることができる。このように付属部材24を傾斜姿勢とすることで、第一取付け部16aに取付け容易となる。
ここで本実施例では、突出部位24aに、緩衝部位26を設けることが好ましい。緩衝部位26は、パッド部材4Pと同材質の樹脂又は異なる樹脂からなる樹脂層であり、突出部位24aの全周又は一部(第一取付け部16aに接触可能な部分)に設けることができる。そして付属部材24と第一取付け部16aの係止時において、緩衝部位26にて、両部材の接触が原因の異音(例えばメタルタッチによる異音)発生を極力阻止できる。
なお緩衝部位26は、パッド部材4Pの成形後に取付けることができ、また後述するようにパッド部材4Pの成形と同時に取付けることもできる。
(アンカ部材)
アンカ部材28は、パッド部材4Pの原料を含浸可能な部材であり、付属部材24に取付けることができる(図2、図3及び図5を参照)。
アンカ部材28(形状)として、線状、面状又は立体形状の部材を用いることができる。この種のアンカ部材28として、天然繊維又は合成繊維からなる紐状の線材、布帛(フェルトなどの不織布,織物,編物)やネット体(線材を網目状に交絡してなる部材)等の面材、繊維積層体からなる立体物を例示できる。
またアンカ部材28は、パッド部材4Pの撓み変形に応じて変形可能な柔軟性を有することが好ましい。例えばこの種のアンカ部材28として、各種線材、各種面材、シート状又はマット状の繊維積層体を例示できる。このようにアンカ部材28が柔軟性を備えることで、パッド部材4Pの深部側に配置させても、パッド部材4Pの着座性を好適に維持できる。
本実施例では、アンカ部材28として、柔軟性を備えたフェルト製の面材(正面視で矩形状)を使用する。そしてアンカ部材28の一側を、付属部材24(埋設部位24b)の周りに巻き回し状に取付けるとともに、アンカ部材28の他側を付属部材24から延長して配置する。
ここでアンカ部材28の外形寸法は特に限定しないが、典型的にパッド部材4Pの外形形状よりも小寸である。本実施例では、アンカ部材28の外形寸法を、付属部材24と実質的に同一(同一またはやや小寸)に設定できる。
[パッド部材の成形作業]
図2及び図3を参照して、パッド部材4Pを、成形装置を用いて成形すると同時に、各部材22,24,28を埋設状に一体化する(インサート成形する)。
ここで成形装置(図示省略)は、第一型と、第二型と、両型の間に形成されるキャビティ(パッド部材4Pの外形形状に倣った成形空間)を有する。
そこで本実施例では、キャビティ内に、グロメット部材22と付属部材24とアンカ部材28を適宜配置したのち、パッド部材4Pの原料(液状)を射出する。このときグロメット部材22(平板部位22a)を、キャビティ内に挿入しつつ、パッド部材4Pの前部側に相当する位置に配置する。そして筒状部位22bを、キャビティ外に配置することでパッド部材4Pの前部裏面から突出させることができる。
また付属部材24(埋設部位24b)を、キャビティ内に挿入しつつ、パッド部材4Pの後部中央に相当する位置に配置する。そして突出部位24aを、キャビティ外に配置することでパッド部材4Pの後部から突出させることができる。
このときアンカ部材28を、埋設部位24bからキャビティ内方に向けて配置することで、付属部材24よりもパッド部材4Pの深部側に配置できる。この状態でパッド部材4Pを成形することにより、アンカ部材28が、パッド部材4Pの原料を含浸しつつパッド部材4Pの深部側に埋設される(比較的強いアンカ作用を奏する)こととなる。
なお本実施例では、突出部位24aを、キャビティに連通する空間部内に配置するとともに、空間部内に、パッド部材4Pの原料を流入させることもできる。こうすることでパッド部材4Pの成形と同時に、突出部位24aに、緩衝部位26(パッド部材と同材質)を設けることができる。
[車両用シートの配設作業]
図3〜図5を参照して、シートクッション4を車室床面FSに取付けつつ、車両用シート2を車室床面FS上に配設する。
このとき本実施例では、各グロメット部材22(筒状部位22b)を第二取付け部16bに挿設して、パッド部材4Pの前部側を車室床面FSに取付ける。また付属部材24(突出部位24a)に第一取付け部16aを係止して、パッド部材4Pの後部側を車室床面FSに取付ける。こうしてパッド部材4Pと車室床面FSとの相対移動を規制することにより、シートクッション4を車室床面FSの適切な位置に配設できる。
そして本実施例では、車両前突時等の衝撃にて、車両用シート2が前方に移動しようとする。
このとき付属部材24と第一取付け部16aの係止にて、車室床面FSに対するパッド部材4Pの相対移動(浮き上がりなど)を規制することにより、車両用シート2のシート前方への移動を極力阻止する。この種の構成では、付属部材24に過度の負担がかかるなどしてパッド部材4Pから抜け外れることが懸念される。
そこで本実施例では、付属部材24にアンカ部材28を取付ける。そしてアンカ部材28が、パッド部材4Pの原料を含浸しつつパッド部材4Pの深部側に埋設される(比較的強いアンカ作用を奏する)。このためアンカ部材28の比較的強いアンカ作用にて、付属部材24の抜け外れを好適に阻止できる(取付け安定性に優れる構成である)。
以上説明したとおり本実施例では、アンカ部材28にて、(大型のワイヤ材を用いることなく)パッド部材4Pからの付属部材24の抜け外れを極力阻止できる。
また本実施例では、アンカ部材28が、パッド部材4Pの撓み変形に応じて変形可能な柔軟性を有する。このためアンカ部材28を、パッド部材4Pの深部側に配置させても、パッド部材4Pの着座性を好適に維持できる。
この結果として本実施例によれば、比較的シンプルな構成により、パッド部材4Pに付属部材24を性能良く取付けることができる。
<実施例2>
実施例2の車両用シート2aの基本構成は、実施例1の車両用シート2とほぼ同一であるため、共通の構造等については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施例では、シートクッション4aが、シート外形の一部をなす内部パッド部材4Pa(本発明のパッド部材)と、シート外形の他部をなす外部パッド部材4Pbを有して、車室床面FS上に配設可能である(図6を参照)。
ここで車室床面FSには、略矩形(側面視)の凸部18が設けられており、シートクッション4の前部に対面可能に配置する。
そして外部パッド部材4Pbは、縦長の矩形状(側面視)をなす部材であり、典型的に実施例1のパッド部材4Pと同材質で形成できる。そして外部パッド部材4Pbの底面部に第一凹部H1(側面視で略三角状の凹部)を形成する。この第一凹部H1は、上述の凸部18を臨む位置に形成された凹部であり、内部パッド部材4Pa(後述)を嵌装可能である。
また内部パッド部材4Paは、第一凹部H1に収まる略三角状(側面視)をなす部材であり、典型的に外部パッド部材4Pbよりも高硬度である。この内部パッド部材4Paの略中央には、第二凹部H2(凹部状)が形成されており、上述の凸部18を収納可能な深さ寸法を有する。
本実施例では、外部パッド部材4Pb(第一凹部H1)に内部パッド部材4Paを嵌装する。つぎに内部パッド部材4Pa(第二凹部H2)を凸部18に嵌めこむことにより、シートクッション4aを車室床面FS上に配設する。
このように本実施例では、外部パッド部材4Pbを内部パッド部材4Pa(比較的高硬度の部材)にて下支えする。こうすることで車両前突時などに、例えばサブマリン現象(シートベルトの下を乗員等がくぐり抜けるように前滑りする現象)が生じることを好適に阻止することができる(サポート性能に優れる構成である)。
そして上述のシート構成では、シート運搬時や使用時において、外部パッド部材4Pbからの内部パッド部材4Paの脱落に配慮すべきである。
そこで本実施例では、内部パッド部材4Paに、付属部材24(アンカ部材28)を設けるとともに、外部パッド部材4Pbに、付属部材24を挿入可能な孔状の取付け部(符号省略)を設けることとした。こうして外部パッド部材4Pbと内部パッド部材4Paの相対移動を付属部材24にて規制することにより、内部パッド部材4Paの脱落を好適に防止又は低減できる。
そして本実施例では、内部パッド部材4Paからの付属部材24の脱落が、アンカ部材28にて好適に阻止される。この結果として本実施例によれば、比較的シンプルな構成により、パッド部材4Pに付属部材24を性能良く取付けることができる。
<実施例3>
実施例3の車両用シート2bの基本構成は、実施例2の車両用シート2aとほぼ同一であるため、共通の構造等については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施例では、内部パッド部材4Paそのものが付属部材であるとともに、外部パッド部材4Pb(本発明のパッド部材)に取付けられる(図7を参照)。
そこで本実施例では、内部パッド部材4Paにアンカ部材28を取付ける。ここでアンカ部材28の取付け方法は特に限定しないが、接着、融着、クリップ止めやボルト止め等の物理的取付け方法、インサート成形を例示できる。
そしてアンカ部材28を外部パッド部材4Pbに埋設状に一体化する。例えば予め成形された内部パッド部材4Pa(アンカ部材28)をキャビティ内に適宜配置したのち、外部パッド部材4Pbの原料(液状)を射出する。この状態で外部パッド部材4Pbを成形することにより、アンカ部材28が、外部パッド部材4Pbの原料を含浸しつつ外部パッド部材4Pbに埋設されることとなる。
こうしてアンカ部材28により、外部パッド部材4Pbと内部パッド部材4Paとの相対移動を規制することで、内部パッド部材4Paの脱落を好適に防止又は低減できる。この結果として本実施例によれば、比較的シンプルな構成により、外部パッド部材4Pbに内部パッド部材4Pa(付属部材)を性能良く取付けることができる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、付属部材24の構成(形状,配設数,配置位置,姿勢など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば面状の付属部材に、アンカ部材と第一取付け部を取付け可能な孔部を設けることができる。また付属部材の突出部位を略横J字状として、補強部材(第一取付け部の他例)に直接係止することもできる。なお付属部材の構成に応じて、第一取付け部の構成も適宜変更可能である。また付属部材は、第一取付け部に着脱可能に取付けることができ、また着脱不能に取付けることもできる。
(2)また本実施形態では、アンカ部材28の一側を、付属部材24(埋設部位24b)の周りに巻き回し状に取付ける例を説明した。アンカ部材の取付け方法は、縫合、接着、クリップ止めやボルト止め等(物理的取付け方法)の各種手法を取り得る。またアンカ部材の取付け位置も、付属部材の構成に応じて適宜変更可能である。
(3)また実施例2では、内部パッド部材4Paに、付属部材24(アンカ部材28)を設ける例を説明した。付属部材(アンカ部材)は、外部パッド部材と内部パッド部材の少なくとも一方に設けることができる。
(4)また実施例3では、内部パッド部材4Paそのものが付属部材であるとともに、外部パッド部材4Pb(本発明のパッド部材)に取付けられる例を説明した。これとは異なり外部パッド部材そのものが付属部材であるとともに、内部パッド部材(本発明のパッド部材)に取付けられる構成とすることもできる。
(5)また本実施形態では、グロメット部材22の構成(形状,配設数,配置位置など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。またグロメット部材の構成に応じて、第二取付け部の構成も適宜変更可能である。また車室床面にグロメット部材を設けるとともに、パッド部材に、グロメット部材を挿設可能な部材を設けることもできる。なおシート構成に応じて、グロメット部材を省略することもできる。
(6)また本実施形態では、シートクッション4を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートバック等の各種シート構成に適用できる。例えばシートバックを、付属部材を介して車両壁体や他の車両用シート等に取付け可能である。また本実施例の構成は、車両用シートのほか、航空機や電車などの乗り物用シート全般に適用できる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6a,6b シートバック
8a,8b ヘッドレスト
4S シートカバー
4P パッド部材
4F フレーム部材
16a 第一取付け部
16b 第二取付け部
22 グロメット部材
24 付属部材
24a 突出部位
24b 埋設部位
26 緩衝部位
28 アンカ部材
FS 車室床面

Claims (1)

  1. シートクッションやシートバック等のシート構成部材を備えるとともに、前記シート構成部材が、シート外形をなす発泡樹脂製のパッド部材と、前記パッド部材に取付け可能な付属部材を有する車両用シートにおいて、
    前記付属部材の一部に、前記パッド部材の原料を含浸可能なアンカ部材を取付けるとともに、前記アンカ部材を、前記パッド部材の成形と同時に、前記パッド部材に埋設状に一体化する構成とし、
    前記アンカ部材が、前記パッド部材の撓み変形に応じて変形可能な柔軟性を有する面材であるとともに、前記アンカ部材の一側が、前記付属部材の環状をなしている部分の周りに巻き回し状に取付けられている車両用シート。
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