JP6079107B2 - 自走型防除機 - Google Patents

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Description

この発明は、薬液を散布する自走型防除機に関し、農業機械の技術分野に属する。
従来、特許文献1に示すように、重量の重い防除ポンプを機体後部に配置していた。
特開2000−329059号公報
重量の重い防除ポンプを機体後部に配置していたので、機体が後ろバランスになっていた。また、薬液タンクを安定して自走型防除機に載置する。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の本発明は、車体(1)の前部に散布ブーム(11)を備え、左右前輪(3L,3R)及び左右後輪(4L,4R)で走行可能な自走型防除機において、前記車体(1)を構成する左右のメインフレーム(33L,33R)の前部にエンジン(E)を搭載し、左右のメインフレーム(33L,33R)の後部に薬液タンク(5)を搭載し、前記エンジン(E)と薬液タンク(5)間の左右のメインフレーム(33L,33R)にトランスミッションケース(2)と、前記薬液タンク(5)から散布ブーム(11)に薬液を送る防除ポンプ(10)を搭載し、前記防除ポンプ(10)の上方に運転席(6)を設け、該運転席(6)は前側の回動支点(6a)を中心にして前方へ回動可能に構成し、前記左のメインフレーム(33L)と右のメインフレーム(33R)を連結する前連結プレート(41)と後連結プレート(42)を構成し、該前連結プレート(41)と後連結プレート(42)で前記防除ポンプ(10)を支持する構成とし、
前記薬液タンク(5)の浮き上がりを防止する浮き上がり防止構造体(43)を前記左右のメインフレーム(33L,33R)上に設け、前記浮き上がり防止構造体(43)は前記運転席(6)の支持を兼ねる構成としたことを特徴とする自走型防除機としたものである。
請求項2記載の本発明は、前記浮き上がり防止構造体(43)の両端部を前記左右のメインフレーム(33L,33R)に固着して構成すると共に、前記前連結プレート(41)と後連結プレート(42)の後方に浮き上がり防止構造体(43)を設けたことを特徴とする請求項1記載の自走防除機としたものである。
削除
請求項1の効果は、重量の重い防除ポンプを機体後部以外の場所、即ち、エンジン(E)と薬液タンク(5)間の左右のメインフレーム(33L,33R)に防除ポンプ(10)を搭載したので、機体の後ろバランスが改善する。また、運転席(6)を回動するだけで、防除ポンプ(10)の保守点検作業が容易となる。防除ポンプ(10)支持する前連結プレート(41)と後連結プレート(42)は、左右のメインフレーム(33L,33R)の強度向上にもなる。
また、浮き上がり防止構造体(43)により薬液タンク(5)が軽い状態でも浮き上がらない。浮き上がり防止構造体(43)で運転席(6)を支持できる。
請求項2の効果は、請求項1の効果に加え、浮き上がり防止構造体(43)の両端部を前記左右のメインフレーム(33L,33R)に固着することで、左右のメインフレーム(33L,33R)の強度が向上して別の補強部材が不要となる。
乗用型防除機の側面図 乗用型防除機の正面図 乗用型防除機の背面図 乗用型防除機の平面図 乗用型防除機の作業状態を示す正面図 運転席近傍の平面図 散布装置の配管図 乗用型防除機の伝動機構線図 乗用型防除機の作業状態を示す平面図 乗用型防除機の側面図 乗用型防除機の平面図 メインフレームの側面図 メインフレームの平面図
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1から図4は、自走型防除機を示している。図1は左側面図、図2は正面図、図3は背面図、図4は平面図を示している。
この車体1の前部にボンネット8で覆われたエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をトランスミッションケ−ス2内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を左右の前輪3L,3Rと左右の後輪4L,4Rとに伝えるように構成している。
前記トランスミッションケ−ス2からの回転動力は、後述する左右のメインフレーム33L,33Rに配置している左右方向に長い伝動ケース3a内と、この伝動ケース3aの両端部に連結している上下方向に長い左右の上下伝動ケース3La,3Ra内を通過して、前記左右の前輪3L,3Rを駆動する構成としている(図2参照)。
また、前記トランスミッションケ−ス2からの回転動力は、後述する左右のメインフレーム33L,33Rに配置している左右方向に長い伝動ケース4a内と、この伝動ケース4aの両端部に連結している上下方向に長い左右の上下伝動ケース4La,4Ra内を通過して、前記左右の後輪4L,4Rを駆動する構成としている(図3参照)。
機体後部には薬液を収容している薬液タンク5が設置され、該薬液タンク5の前側に運転席6が、その前方にはステアリングハンドル7が装備されている。前記運転席6の両側には、薬液タンク5が張り出している構成である。ステアリングハンドル7の前方には、エンジン回転数の表示や各種警告灯を有するパネル9を設けている。符号19は乗り降りするためのステップである。また、符号5cは、薬液タンク5の蓋である。
薬液タンク5内の薬液は、防除ポンプ10(図8参照)により後述する散布ブーム11に設けられた散布ホース12の各ノズル13から噴出される構成である。散布ブーム11はセンターブーム11Cと左サイドブーム11Lと右サイドブーム11Rから構成されている。
機体の左右両側には、前記左サイドブーム11Lと右サイドブーム11Rを収納支持するための左右のブーム収納支持枠14L,14Rが設けられている。そして、左右のブーム収納支持枠14L,14Rにはそれぞれ受け具15を設けており、この受け具15,15によって係止保持されるように構成されている。また、収納時に於ける高速走行時の振動吸収のために受け具15には弾性体(ゴム材)が設けられており、この弾性体に左右のサイドブーム11L,11Rが載る構成となっている。左右のブーム収納支持枠14L,14Rは別々の構成であり、それぞれ薬液タンク5の後部に取り付ける構成としている(図3)。
また、左サイドブーム11Lと右サイドブーム11Rの支持を安定させるために、左右のブーム収納支持枠14L,14Rの前方にも前部の左右のブーム収納支持枠16L,16Rを設け、この左右のブーム収納支持枠16L,16Rにも、前記受け具15を設ける構成としている。
散布ブーム11について説明する。中央のセンターブーム11Cは機体の横幅に略一致し、その左右両側に連結される左右のサイドブーム11L,11Rは前記中央のセンターブーム11Cよりも長さが長く構成されている。
符号17はブーム昇降シリンダであり、左右のサイドブーム11L,11Rを一緒に昇降可能に構成している。そして、左右のサイドブーム11L,11Rは、図1と図4に示すように、左右の下側リンク34L,34Rと左右の上側リンク35L,35Rで昇降自在に支持されている。
左右のサイドブーム11L,11Rは、中央のセンターブーム11Cに対し回動自在に連結されている。前記ブーム昇降シリンダ17で左右のサイドブーム11L,11Rを受け具15の上方まで上昇させてから、図4に示す左側の開閉レバー18Lで左のサイドブーム11Lの開閉を行い、右側の開閉レバー18Rで右のサイドブーム11Rの開閉を行う構成としている。
図5に左右のサイドブーム11L,11Rが開いた状態を示している。左右のサイドブーム11L,11Rの回動支点Sは角度αの傾斜があるので、左右のサイドブーム11L,11Rが開くと、図5のように略水平状態となる。
前記防除ポンプ10は、図8に示すように、エンジンEからトランスミッションケース2内を通過した動力が、ベルトプーリ伝動系20で変速されて駆動される構成としている。そして、図7には防除ポンプ10、薬液タンク5、散布ブーム11に関連する薬液の配管系統図を示している。符号28は流量制御バルブであり、符号29は圧力計である。配管28aは、余剰流を薬液タンク5内に戻す回路である。
図6に示すポンプ入切レバー21を入り状態にすると、図8に示すポンプクラッチ22が入り状態となり、エンジンEの動力が防除ポンプ10に伝達されて、防除ポンプ10の駆動が開始される。これにより、薬液タンク5内の薬液は、配管25a、フィルタ26、防除ポンプ10、配管25bを通過して切換バルブ25を通過し、配管25cを通過して散布コック23の手前まで流れてくる。切換弁22を操作する切換レバー22aは、散布コック23を取り付けている取付プレート24に設けている。そして、走行中でも散布自体を停止したいときは、切換バルブ22を操作して、全ての流量を配管25cから薬液タンク5内に戻す構成とする。
また、符号27は攪拌バルブであり、この攪拌レバー27aを散布コック23の後方に設けている。薬液タンク5内の薬液の密度を均一にするときには、この攪拌レバー27aを入りにすることで、配管27bから薬液が薬液タンク5内の底部に戻されて薬液が攪拌される。
前記散布コック23は、左のサイドブーム11Lに薬液を流す左散布コック23Lと、センターブーム11Cに薬液を流す中央散布コック23Cと、右のサイドブーム11Rに薬液を流す右散布コック23Rとから構成されている。
左散布コック23Lを入りにすると、薬液は配管23Laから左のサイドブーム11Lに流れる。中央散布コック23Cを入りにすると、薬液は配管23Caからセンターブーム11Cに流れる。右散布コック23Rを入りにすると、薬液は配管23Raから右のサイドブーム11Rに流れる。
散布コック23の配置は運転席6の右側に配置している(図6参照)。
このように、運転席6の右側において、散布とブームに関する操作系を集中的に配置しているので、散布やブームに関する操作が容易となり、誤操作も防止できる。
一方、図6に示す符号30は主変速レバーであり、図8に示す主変速機構30aを変速する。符号31は副変速レバーであり、副変速機構31aを変速する。このように、運転席6の左側において、変速に関するレバーを配置することで、同様に走行の操作が容易となる。
符号32はクラッチペダルであり、メインクラッチ32aを入り切りする。
図9は自走型防除機の作業時における平面図を示している。散布済のエリアから未散布のエリアに進入するときには、左旋回の場合、左のサイドブーム11Lの通過する部分が重ならないようにする必要がある。また、畦などの障害物がある場合には、右側の開閉レバー18Rを操作して右のサイドブーム11Rを閉じる必要がある。
図10は、自走型防除機の車体1を構成するメインフレーム33の構成と、このメインフレーム33に取り付ける部品の側面図であり、図11はその平面図を示している。図12は、メインフレーム33のみの側面図であり、図13はメインフレーム33のみの平面図である。
メインフレーム33は、左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rを有している。左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rは車体の前部から後部にかけて平行に配置しており、この左右のメインフレーム33L,33Rに対して、車体の前部から順に、エンジンE、トランスミッションケース2、防除ポンプ10、薬液タンク5を搭載する構成としている。このように、左右のメインフレーム33L,33Rに対して、重要な機能部品を搭載して支持固定することで、組立が容易で組立工数が低減できる。また、組立位置が分かり易くなることで、誤組み防止となる。また、左右のメインフレーム33L,33Rを利用することで、前記機能部品を支持するための別な支持構成が不要となるので、部品点数が削減できて、軽量化、廉価な構成となる。
前記左右のメインフレーム33L,33Rは、中空の角材フレームから構成しており、通常であれば左右のメインフレーム33L,33Rを機体前部まで構成して、この左右のメインフレーム33L,33RにエンジンEを搭載する構成としている。
本件では、エンジンEが載る部分の左右のメインフレーム33L,33Rについては、別部材のエンジンプレート34(左右のエンジンプレート34L、34R)で構成して前記左右のメインフレーム33L,33Rに溶接で固着する構成としている。取り付け強度向上の観点から、肉厚のエンジンプレート34で構成している。前記左のメインフレーム33Lに対して左エンジンプレート34Lを溶接で固着し、右メインフレーム33Rに対して右エンジンプレート34Rを溶接で固着する構成としている。エンジンプレート34をボルトナットで取り付けてもよいが、溶接に替えることで部品点数が減り、過大な負荷が作用してボルトが緩むこともない。また、左右のエンジンプレート34L,34Rの前側端部は前エンジンフレーム34aで連結されているので、さらに強度が向上している。この前エンジンフレーム34aには、前後バランスを修正するためのウエイトを係止する構成としている。
前記左右のメインフレーム33L,33Rの後部に薬液タンク5を搭載しており、前記エンジンEと薬液タンク5の間の左右のメインフレーム33L,33Rに、エンジンEからの伝動を変速するトランスミッションケース2と、薬液タンク5から散布ブーム11に薬液を送る防除ポンプ10を搭載する構成としている。防除ポンプは多量の薬液を吐出するために重量が重い構成であり、この防除ポンプを機体後部に設けていたので、機体が後ろバランスになっていたが、このような問題点を解消できる。
前記左右のサイドブーム11L,11Rを支持している左右の下側リンク35L,35Rと左右の上側リンク36L,36Rは、左右の取付ブラケット37L,37Rに取り付けられている。この左右の取付ブラケット37L,37Rは、それぞれ左右のエンジンプレート34L,34Rに対して溶接で固着する構成としている。これにより、従来のようにボルトナットで組み立てるよりも組立工数、部品点数が削減でき、また、強度も向上する。前記左取付ブラケット37Lは、横フレーム37Laと凹状の縦プレート37Lbの部品を溶接で一体構成としている。右取付ブラケット37Rについても同様の構成である。
符号38はバッテリー39(図1,図4参照)を搭載するためのバッテリー載置台である。このバッテリー載置台38は、前記左取付ブラケット37Lの横フレーム37Laに対して溶接で一体構成としている。しかも、左エンジンプレート34Lから距離D1離れている構成としている。従来のバッテリーの配置位置は、乗降用ステップの内側に載置台を構成して搭載していたため、保守点検が面倒であるばかりか、薬液タンクから滴下した薬液がバッテリーにたれるという問題もあった。しかし、バッテリー39の配置を前述のような構成とすることで、バッテリー39そのものやエンジン側方のエンジンカバーのメンテナンスが良好となる。また、薬液タンク5から滴下した薬液がバッテリー39にかかることもない。
符号40は、前述した左右のサイドブーム11L,11Rの開閉を行う左右の開閉レバー18L,18Rの取付ベースである。この取付ベース40は、作業者が運転席6に着座したままで操作可能な位置であり、右メインフレーム33R側に固着している。
図11に示すように、左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rとの間にトランスミッションケース2を配置し、このトランスミッションケース2は、左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rとに連結している構成である。これにより、トランスミッションケース2は、メインフレーム33自体の強度メンバーとなり、メインフレーム33の強度が向上する。
また、図10に示すように、前記トランスミッションケース2の直後方に防除ポンプ10を配置する構成とする。そして、運転席6の下方に防除ポンプ10を配置する構成とする。運転席6は回動支点6aを支点として前方に回動可能に構成しているので、運転席6を回動するだけで防除ポンプ10の保守点検作業が容易となる。
この防除ポンプ10は前連結プレート41と後連結プレート42で支持する構成とする。前連結プレート41と後連結プレート42の両端部は、左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rに溶接で固着されている。このように、防除ポンプ10を支持する構成でメインフレーム33の強度が向上するので、別の補強構成が不必要となる。
前記前連結プレート41と後連結プレート42の後方には、薬液タンク5の浮き上がり防止構造体43(図12,図13参照)を設けている。図12に示すように、薬液タンク5の外形を点線で示しており、外形の一部に凸部5aを構成して前記浮き上がり防止構造体43に係止して薬液タンク5が浮き上がらないように構成している。浮き上がり防止構造体43は、薬液タンク5の前移動のストッパも兼ねている。
薬液タンク5の後部の左右には、図11に示すように薬液タンク保持体5bを設けている。また、左右のメインフレーム33L,33Rの後端部において、薬液タンク5の後部の底部分を支持する後部支持部材50を溶接で一体的に固着する構成としており、この後部支持部材50に対して、キャリア51をボルト51aで取り付ける構成としている。そして、キャリア51に構成している薬液タンク押さえ体51bで、薬液タンク5の後部の左右に構成している前記薬液タンク保持体5bを押さえる構成として、薬液タンク5の前後位置と保持する構成としている。即ち、キャリア51は、機体が急発進したときに薬液タンク5が後方へ移動してズレてしまうのを防止している。
また、キャリア51の上には、様々なものを載せることができる。図1及び図3に示す符号53は、持ち運びできる簡易のポリタンクである。このポリタンク53内には、清水を入れておいて、作業終了後に薬液タンク5内を洗浄にしようする。その他、キャリア51上には、携帯の燃料タンクや工具箱を載せてもよい。
また、前記浮き上がり防止構造体43は、運転席6の支持も兼ねている。そして、浮き上がり防止構造体43の両端部は、左メインフレーム33Lと右メインフレーム33Rに溶接で固着されている。これにより、メインフレーム33の強度が向上し、別の補強部材も不要となる。
符号44は薬液タンク5の底部を支持する底部支持部材であり、長い角材の形状をしている。そして、薬液タンク5の底部には凹部(図示せず)が構成されており、この薬液タンク5の底部の凹部に対して、前記底部支持部材44が入ることで、薬液タンク5の左右の位置を保持する構成としている。
この左右の底部支持部材44L,44Rは、後輪アクスルハウジング固定部45よりも機体外方向へ張り出している。そして、機体前方へ向かって防除ポンプ10の側方まで伸びている。右の底部支持部材44Rの端部は前後プレート46に連結しており、この前後プレート46は、前述した左右の開閉レバー18L,18Rの取付ベース40に連結している。また、前後プレート46と右メインフレーム33Rとの間は、複数の補強プレート47で連結されている。
この複数の補強プレート47上には、燃料タンクを載置している。また、左のメインフレーム33L側にも複数の補強プレート47を設けており、この上に燃料タンク54(図1参照)を載せる構成としている。
左の底部支持部材44Lの端部は、補強プレート48に連結しており、この補強プレート48は、左メインフレーム33Lと左の底部支持部材44Lとを連結している。また、符号49も左メインフレーム33Lと左の底部支持部材44Lとを連結する補強プレートである。前記左右の底部支持部材44L,44Rは、従来は機体前部の運転席付近まで伸ばす構成としていたが、今回は短く構成したことで、重量軽減と廉価な構成となった。
前述のごとく、左右のメインフレーム33L,33Rの後端部において、薬液タンク5の後部の底部分を支持する後部支持部材50を溶接で一体的に固着する構成としている。従来は、別部品をボルト・ナットで取り付ける構成としていたので、部品点数が増えてコスト高となっていたが、このような問題点を解消できた。また、後部支持部材50は左右のメインフレーム33L,33Rを連結しているので、左右のメインフレーム33L,33Rの許度も向上する。
そして、図13に示すように、後部支持部材50においては、その上面をフラットで広い面部50aで構成している。この面部50aに合うように薬液タンク5の底部を構成している。これにより、薬液タンク5内に多量の薬液が投入されて重量が重くなっても、圧力が分散され、特に樹脂で構成されている薬液タンク5の耐久性が向上するようになる。
また、図12に示すように、前記後部支持部材50と左右のメインフレーム33L,33Rとの間に段差D2を構成している。そして、この段差D2に沿うように薬液タンク5の底部の形状を構成している。これにより、機体が走行中に急制動しても、薬液タンク5が前方へズレて移動してしまうのを防止できる。
後部支持部材50の右側下部の符号52は、フィルタ26(図7参照)を取り付けるフィルタ取付部材である。これにより、フィルタ26は機体後部に装着されるので、フィルタ26のメンテナンスが容易となる。
E エンジン
1 車体
2 トランスミッションケース
3 前輪
4 後輪
5 薬液タンク
6 運転席
6a 回動支点
10 防除ポンプ
11 散布ブーム
33 メインフレーム
41 前連結プレート
42 後連結プレート
43 浮き上がり防止構造体

Claims (2)

  1. 車体(1)の前部に散布ブーム(11)を備え、左右前輪(3L,3R)及び左右後輪(4L,4R)で走行可能な自走型防除機において、前記車体(1)を構成する左右のメインフレーム(33L,33R)の前部にエンジン(E)を搭載し、左右のメインフレーム(33L,33R)の後部に薬液タンク(5)を搭載し、前記エンジン(E)と薬液タンク(5)間の左右のメインフレーム(33L,33R)にトランスミッションケース(2)と、前記薬液タンク(5)から散布ブーム(11)に薬液を送る防除ポンプ(10)を搭載し、前記防除ポンプ(10)の上方に運転席(6)を設け、該運転席(6)は前側の回動支点(6a)を中心にして前方へ回動可能に構成し、前記左のメインフレーム(33L)と右のメインフレーム(33R)を連結する前連結プレート(41)と後連結プレート(42)を構成し、該前連結プレート(41)と後連結プレート(42)で前記防除ポンプ(10)を支持する構成とし、
    前記薬液タンク(5)の浮き上がりを防止する浮き上がり防止構造体(43)を前記左右のメインフレーム(33L,33R)上に設け、前記浮き上がり防止構造体(43)は前記運転席(6)の支持を兼ねる構成としたことを特徴とする自走型防除機。
  2. 前記浮き上がり防止構造体(43)の両端部を前記左右のメインフレーム(33L,33R)に固着して構成すると共に、前記前連結プレート(41)と後連結プレート(42)の後方に浮き上がり防止構造体(43)を設けたことを特徴とする請求項1記載の自走防除機。
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