JP2014229996A - 送信装置、伝送システム、受信装置、及び送信方法 - Google Patents

送信装置、伝送システム、受信装置、及び送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フレーム構造を有する信号の伝送において、分配部の後段や結合部の前段でフレーム構造を利用した信号処理を可能とする。
【解決手段】クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行う信号処理部と、前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、を備えることを特徴とする送信装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、送信装置、伝送システム、受信装置、及び送信方法に関する。
トラフィックの増大を支えるために、光伝送装置の伝送容量を拡大することが求められている。伝送容量を拡大するために、複数のキャリアを用いたマルチキャリア伝送技術、X偏波とY偏波を多重する偏波多重技術、高度な変調方式技術などの検討が進められている。例えば、2つのサブキャリア(2-sub-carrier、以下、2SCという)を用いた上で、偏波多重(dual-polarization、以下、DPという)を用い、さらに、BPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式を用いる2SC−DP−BPSKという伝送方式がある。2SC−DP−BPSKでは、2つのキャリアのそれぞれにX偏波とY偏波があるため、2キャリア×2偏波=4、すなわち4つの伝送レーンでデータが伝送されることになる。ひとかたまりのデータを複数レーンで伝送する方式として、例えば、非特許文献1に示されるG.709のAnnexCで規定されるOTUk(k=3,4)のマルチレーン伝送がある。G.709 AnnexCでは、マルチレーン伝送を前提とした40Gbit/s、100Gbit/sイーサネット(登録商標)(以下、それぞれ40GbE、100GbEという)の光モジュールを流用したOTUkのマルチレーン伝送手法が規定されている。
以下、G.709 AnnexCの動作原理を説明する。まず、図19に示すOTU(Optical channel Transport Unit)フレームの先頭領域であるFAS(Frame Alignment Signal)を目印として、このOTUフレームを図20に示すように16バイトごとのブロックに分割する。図20に示すようにOTUフレームは、1行が4080バイトで、4行からなるデータであるため、4080×4/16=1020(1020=2×3×5×17)個のブロックに分割することになる。分割した後、OTU4の場合は、図21に示すように、分割したブロックを0〜19の20個の論理レーン(図21の縦軸が論理レーン(Lane)を示す)にラウンドロビン方式で分配することによりマルチレーン伝送を行うことができる。また、ブロックを複数のレーンに分配する場合、レーン回転という手法が用いられる。レーン回転とは、1フレームごとに分配を開始するレーンを変えることであり、これにより、各論理レーンにFASが含まれ、FASが定期的に出現することになる。実際にレーン識別、スキュー検出に用いるオーバーヘッドの構成を図22に示す。固定のビットパターンが格納されているFAS OH Byte(FAS OH Byte 1〜6)を参照し、正しいビットパターンが含まれているか否かを判定することによって、各チャネルにおいてフレームの先頭位置を検出することができる。
さらに、OTU4のマルチレーン伝送時には、FAS OH Byte 6には、送信側の分配手段によって0〜239までの240個の番号が順番に付与されて各論理レーンに分配される。例えば、
「論理レーン0にFAS OH byte 6=“0”」を付与し、同様に、
「論理レーン1にFAS OH byte 6=“1”」を付与し、
「論理レーン2にFAS OH byte 6=“2”」を付与し、
・・・
「論理レーン19にFAS OH byte 6=“19”」を付与していく。
その次は、再び論理レーン0に戻り、
「論理レーン0にFAS OH byte 6=“20”」を付与し、
「論理レーン1にFAS OH byte 6=“21”」を付与し、
「論理レーン2にFAS OH byte 6=“22”」を付与し、
・・・
「論理レーン19にFAS OH byte 6=“239”」を付与していく。239まで番号を付与すると、その次は、再び0に戻って番号を付与する。受信側では、各論理レーンごとに受け取ったFAS OH Byte 6の値を論理レーン数20で割り算した余りの値が、各論理レーンを識別する番号となる。付与する番号の個数が論理レーン数20の倍数である240個(付与する番号としては0〜239)としているため、上述の例では例えば論理レーン0は余りが常に0となり、論理レーン1は余りが常に1となり、これにより、論理レーンの検出が可能となる。
OTUkフレームを複数の論理レーンに分配した後には、実際に使用する物理レーン数に一致させるために複数の論理レーンを必要に応じてビット多重してマルチレーン伝送を行う。例えば、OTU4を4物理レーンで伝送する場合、OTU4は20論理レーンを有するため、図23に示すように20論理レーンを5論理レーンずつビット多重することで4物理レーンを生成してマルチレーン伝送が行われる。
"Interfaces for the Optical Transport Network (OTN)"、2012年2月、ITU-T Recommendation G.709/Y.1331.
ここで、図24を参照しつつ、上記のマルチレーン伝送を2SC−DP−BPSKによる100Gbit/s伝送に適用した例について説明する。送信装置50において、クライアント信号受信部51は、100GbEやOTU4等のクライアント信号を受信する。クライアント信号が、100GbEの場合には、OTU4フレームへのマッピングも行う。誤り訂正符号化部53は、クライアント信号受信部51が出力する信号に対して誤り訂正符号を付加する。誤り訂正符号が付加されたOTU4信号は、分配部52によって4つの信号、すなわち、1つ目のサブキャリアのX偏波(SC#1X偏波)、1つ目のサブキャリアのY偏波(SC#1Y偏波)、2つ目のサブキャリアのX偏波(SC#2X偏波)、2つ目のサブキャリアのY偏波(SC#2Y偏波)に対応する信号に分配される。この分配された信号に対して、前述の非特許文献1のG.709 AnnexCで規定されるOTU4のマルチレーン伝送手法を適用する。OTU4では、20論理レーンが使用され、物理レーン数は、図23に示したように4物理レーンであることから、5論理レーンをビット多重して4つの物理レーンを生成する。デジタル変調部・送信部・合波部59は、4つに分配された信号をサブキャリア及び偏波に対応付けて変調して合波することにより伝送信号を生成し、光伝送路70を通じて長距離伝送する。
受信装置60において、分波部・受信部・デジタル復調部69は、伝送信号を受信して4つの物理レーンを出力する。結合部62は、非特許文献1のG.709 AnnexCで規定されるOTU4のマルチレーン伝送手法にしたがって、4つの物理レーンそれぞれに対して1:5のビット分離を行って、20論理レーンを生成した後、論理レーンの順番を補正するリオーダ、論理レーン間の伝送遅延差を補正するデスキューを実施する。その後、20論理レーンから元のOTU4信号を再生して誤り訂正復号部63へ出力する。誤り訂正復号部63は、誤り訂正符号化部53によって付加された冗長ビットを用いて誤り訂正を行う。クライアント信号送信部61は、誤り訂正復号部63から出力された信号を受けて、100GbEやOTU4のフレームの信号をクライアント信号として出力する。
ここで、分配部52から出力された信号、すなわち、結合部62に与えられる前の信号に着目する。上述したように、分配部52は、20論理レーンを生成し、その後、5論理レーンをビット多重して4物理レーンを生成する。上述したFASバイトは、OA1バイト、OA2バイトとよばれる固定ビットパターンにより構成される。例えば、OA1は、“1111 0110”、OA2は、”0010 1000” というビットパターンであり、FASは、図22に示すように、OA1・OA1・OA1・OA2・OA2・OA2という6バイトから構成される(ただし、FAS OH Byte6は、上述のようにOTU4のマルチレーン伝送等では順番を示す番号が付与される場合もある)。分配部52において、フレームの先頭の目印となるFASの固定パターンを含むビット列が、他の論理レーンのビット列とビット多重されてしまうと、ビット多重された後の4つの物理レーンの各々のレーンの信号において、FASバイトは、パターンを維持した状態では現れなくなる。図19で示したOTUフレームの場合、固定フレームサイズ(4行×4080コラム = 16320バイト)の周期でフレームの先頭を示すFASバイトが繰り返し出現することに基づいてフレームの構造を検出しているため、4つの物理レーンの個々の信号からフレーム構造を検出することができない。すなわち、分配された後の4つの物理レーンの各々のレーンの信号は、もはやフレーム構造を保持していないことになる。また、FAS以外に、図22に示したMFAS(Multi-Frame Alignment Signal)を用いてフレームの構造を検出する場合などには、FASに加えてMFASが繰り返し出現する必要がある。しかし、上記のようにビット多重されてしまうとMFASも検出することができなくなる。そのため、フレームサイズ周期で現れるFASバイト、または、FASバイトに加えてMFASバイトをビット列から検出しフレームを再構成して行う各種信号処理、例えば、誤り訂正符号等を分配部52の後、または、結合部62の前に行うことができないという問題がある。
本発明はこのような問題を踏まえてなされたもので、フレーム構造を有する信号の伝送において、分配部の後段や結合部の前段でフレーム構造を利用した信号処理を可能とする送信装置、伝送システム、受信装置、及び送信方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行う信号処理部と、前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、を備えることを特徴とする送信装置である。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記信号処理部は、第一の誤り訂正符号化部と第二の誤り訂正符号化部とを含み、少なくとも前記第二の誤り訂正符号化部は、前記分配部によって前記信号が分配される前記複数のレーン上に配置され、前記第一の誤り訂正符号化部と、前記第二の誤り訂正符号化部とは、それぞれに与えられる信号に対して異なる冗長度の誤り訂正符号の付加を行ってもよい。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記分配部は、第一の分配部と、前記第一の分配部によって前記信号が分配される前記複数のレーンごとに配置される複数の第二の分配部とから構成され、前記第一の分配部は、前記クライアント信号受信部が出力する前記信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの生成と前記複数のレーンへの分配を行い、前記複数の第二の分配部は、前記複数のレーンに含まれる信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの生成と複数のレーンへの分配を行い、前記信号処理部は、前記第一の分配部と前記第二の分配部との間の複数のレーンのそれぞれに複数配置されるか、または、前記第二の分配部と前記送信部との間の複数のレーンのそれぞれに複数配置され、前記第一の分配部、または、前記第二の分配部により分配された前記複数のレーンの各々に対して、前記複数のレーンごとの信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行い、前記送信部は、前記第二の分配部、または前記信号処理部から出力される前記複数のレーンに含まれる信号を送信してもよい。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記信号処理部は、更に、前記クライアント信号受信部と前記第一の分配部との間に配置され、前記クライアント信号受信部から出力される信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて前記フレーム構造を検出して前記信号に対して信号処理を行い、前記第一の分配部は、前記クライアント信号受信部が出力する前記信号に替えて、前記信号処理部が出力する前記信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの分割と前記複数のレーンへの分配を行ってもよい。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記分配部は、前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成する際に、前記フレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値であって前記信号のフレームのサイズの約数の値を選択し、前記約数が存在しない、または、適切な大きさに分割する約数が選択できない場合、前記信号のフレームに対してデータを付加し、前記データが付加された前記信号のフレームのサイズの約数の値を選択してもよい。
また、本発明の一態様は、クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して送信側信号処理を行う送信側信号処理部と、前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、を備える送信装置と、前記送信装置から送信される信号を受信する受信部と、前記信号に対して前記送信側信号処理部が行った送信側信号処理に対応する受信側信号処理を行い、前記受信側信号処理した信号をレーンごとに出力する受信側信号処理部と、複数のレーンに分かれた前記信号に含まれるオーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンに分かれた信号を結合する結合部と、前記結合部が結合する信号を受けて、クライアント信号を出力するクライアント信号送信部と、を備える受信装置と、を有することを特徴とする伝送システムである。
また、本発明の一態様は、クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して送信側信号処理を行う送信側信号処理部と、前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、を備える送信装置と、受信装置とを有する伝送システムにおける受信装置であって、前記送信装置から送信される信号を受信する受信部と、前記信号に対して前記送信側信号処理部が行った送信側信号処理に対応する受信側信号処理を行い、前記受信側信号処理した信号をレーンごとに出力する受信側信号処理部と、複数のレーンに分かれた前記信号に含まれるオーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンに分かれた信号を結合する結合部と、前記結合部が結合する信号を受けて、クライアント信号を出力するクライアント信号送信部と、を備えることを特徴とする受信装置である。
また、本発明の一態様は、クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力し、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配し、分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行い、前記複数のレーンに含まれる信号を送信することを含むことを特徴とする送信方法である。
この発明によれば、フレーム構造を有する信号の伝送において、分配部の後段や結合部の前段でフレーム構造を利用した信号処理が可能となる。
本発明の第1実施形態によるマルチキャリア光伝送システムを示すブロック図である。 同実施形態のフレームに対するブロック分割の例を示した図である。 同実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例を示すブロック図である。 同実施形態の変形例による誤り訂正符号の付加の手法を示す図である。 本発明の第2実施形態によるマルチキャリア光伝送システムを示す図である。 同実施形態による誤り訂正符号を付加する手法を示す図(その1)である。 同実施形態による誤り訂正符号を付加する手法を示す図(その2)である。 本発明の第3実施形態によるマルチキャリア光伝送システムを示す図である。 本発明の第4実施形態によるマルチキャリア光伝送システムを示す図である。 同実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例(その1)を示すブロック図である。 同実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例(その2)を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態による第1実施形態のマルチキャリア光伝送システムにおけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第1実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例におけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第2実施形態のマルチキャリア光伝送システムにおけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第3実施形態のマルチキャリア光伝送システムにおけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第4実施形態のマルチキャリア光伝送システムにおけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第4実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例(その1)におけるチップ分割の例を示す図である。 同実施形態による第4実施形態のマルチキャリア光伝送システムの変形例(その2)におけるチップ分割の例を示す図である。 OTUフレームの構成を示す図である。 OTUフレームに対するブロック分割を示す図である。 OTUフレームにおける論理レーン生成を示す図である。 OTUフレームのFAS及びMFASを示す図である。 論理レーン及び物理レーン生成を示すブロック図である。 論理レーン生成及び物理レーン生成を行うマルチキャリア光伝送システムを示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるマルチキャリア光伝送システム1の構成を示す概略ブロック図である。マルチキャリア光伝送システム1は、送信装置10と、受信装置20と、送信装置10と受信装置20を接続する光伝送路40とを備える。送信装置10において、クライアント信号受信部11は、外部に接続される装置から100GbEやOTU4などのクライアント信号を受信する。また、クライアント信号受信部11は、受信したクライアント信号が、OTU4フレームの場合、そのまま出力し、100GbEの場合、OTU4フレームにマッピングして出力する。第一の分配部12は、クライアント信号受信部11が出力するOTU4フレームの信号をブロックに分割する。ここで、第一の分配部12は、信号をブロックに分割する際、OTU4フレームのサイズの約数の値であって、分配後の信号を参照して信号処理を行う機能部がOTU4フレームのフレーム構造の検出に必要とするオーバーヘッド要素のバイトのバイト数以上の値を分割するブロックのサイズとして選択する。例えば、OTU4フレーム場合、フレームサイズは、16320バイトである。16320の約数は1,2,3,4,5,6,8,10,12,15,16,17,20,・・・,4080,5440,8160,16320であり、これらの値がブロックサイズの候補となる。分配後の信号を参照して信号処理を行う機能部の処理の一例として、図1に示す誤り訂正符号化部13a及び13bによる誤り訂正符号化の処理があり、当該処理においてFASバイトのみを用いてフレーム構造を検出する場合、FASバイトの長さである6バイト以上の値をブロックサイズとして選択する。第一の分配部12は、ブロックサイズとして選択した値に基づいてOTU4フレームの信号をブロックに分割する。
図2は、ブロックに分割する例を示しており、図2(a)が、1フレームを16320バイトブロックに、図2(b)が、1フレームを4080バイトブロックに、図2(c)が、1フレームを2040バイトブロックに、図2(d)が、1フレームを1020バイトブロックに、図2(e)が、1フレームを16バイトブロックに分割した状態を示している。また、第一の分配部12は、ブロックに分割した後のブロックをラウンドロビン方式でサブキャリアに対応する2つの信号SC#1とSC#2に分配する。ここで、ブロック数が偶数の場合、OTU4フレームの先頭にあるFASが一方のレーンだけに分配されてしまうため、フレームごとに上述したレーン回転を行い、FASが2つのレーンに分配されるように分配を行う。ブロック数が奇数の場合、レーン回転を行わなくても、FASは、2つのレーンに対して交互に分配される。誤り訂正符号化部13a及び13bは、第一の分配部12によって分配されたそれぞれの信号に対して誤り訂正符号を付加する。ここで、誤り訂正符号化部13aと13bは、非特許文献1のITU−T勧告で規定されるRS(255,239)、または、RS(255,239)と同じ約7%の冗長度を有する別の符号化方式か、または、RS(255,239)と異なる冗長度、例えば約20%の冗長度を有する別の符号化方式を用いて誤り訂正符号の付加を行う。
第二の分配部16a及び16bは、誤り訂正符号化部13a及び13bのそれぞれによって誤り訂正符号が付加された信号をX偏波とY偏波に対応するように2つに分配する。すなわち、第一の分配部12によって、サブキャリアに対応するSC#1とSC#2の信号に分配され、さらに、第二の分配部16a及び16bによってX偏波とY偏波に対応するように分配されるため、結果としてSC#1X偏波、SC#1Y偏波、SC#2X偏波、SC#2Y偏波の4つのレーンに分配されることになる。また、第二の分配部16a及び16bは、第一の分配部12と同様に、誤り訂正符号化部13a及び13bが出力する信号のフレームサイズと、分配後の信号を参照して信号処理を行う機能部の処理が要求するフレーム構造を検出するのに必要なオーバーヘッド要素のバイト数とに基づいて信号の分配を行う。例えば、第二の分配部16a及び16bに接続されているデジタル変調部・送信部・合波部19に含まれるデジタル変調部によるデジタル変調の処理において、フレーム構造を検出した上で、伝送路の波長分散などを推定するためのトレーニングシーケンスを付加する場合がある。この場合、FASバイトを用いてフレーム構造を検出するときには、FASバイトの長さである6バイト以上の値をブロックサイズとして選択して第二の分配部16a及び16bのそれぞれが信号の分配を行う。デジタル変調部・送信部・合波部19において、デジタル変調部は、第二の分配部16a及び16bによって分配されたSC#1X偏波、SC#1Y偏波、SC#2X偏波、SC#2Y偏波の各々の信号に対して2SC−DP−BPSK方式による変調を行って信号を多重し、送信部により変調された信号を送信し、合波部によって信号が波長多重されて伝送信号とされて光伝送路40を通じて長距離伝送される。
受信装置20において、分波部・受信部・デジタル復調部29は、分波部が、光信号を分波し、受信部が信号を読み出し、デジタル復調部によって信号が復調されることによりSC#1X偏波、SC#1Y偏波、SC#2X偏波、SC#2Y偏波に対応する4つの信号を出力する。第二の結合部26a及び26bは、それぞれX偏波とY偏波の2つの信号のブロックからFASバイトを検出する。また、第二の結合部26a及び26bは、検出したFASバイトを用いて2つの信号のブロックに対してリオーダ、デスキューして元の信号を再生して出力する。誤り訂正復号部23a及び23bは、第二の結合部26a及び26bのそれぞれから出力された信号に対して誤り訂正処理を行う。第一の結合部22は、誤り訂正復号部23a及び23bから出力された2つの信号のブロックからFASバイトを検出する。また、第一の結合部22は、検出したFASバイトを用いて2つの信号のブロックに対してリオーダ、デスキューして元のOTU4のフレーム構造の信号を再生して出力する。クライアント信号送信部21は、第一の結合部22が出力するOTU4のフレームの信号をそのまま、または100GbEの信号に変換して出力する。
上記の第1実施形態の構成により、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bにおいてフレーム構造の検出に必要なオーバーヘッド要素、例えば、FASのバイト領域を維持して信号を分配する。これにより、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bが出力する分配後の信号においてもフレーム構造を検出することができる。したがって、誤り訂正符号化処理などのフレーム構造を利用する信号処理を信号の分配後に行うことが可能となる。それにより、例えば、当該信号処理を行う回路素子を分配後に分割して配置することができるなど、回路素子の配置の自由度を高めることができ、回路規模の制約により単一のデバイスでは実現できない機能を複数に分割することによって実現することが可能となる。
なお、上記の第1実施形態の構成において、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bが分配した後の信号を参照する機能部が、FASバイトだけではなく、FASバイトとMFASバイトの両方を参照してフレーム構造を検出する場合もある。この場合、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bによって、FAS+MFASバイトの長さである7バイト以上の値がブロックサイズとして選択されることになる。また、分配した後の信号を参照する機能部が、FASバイト及びMFASバイトに加え、4行×4080コラムのフレーム構造における1行を処理の単位とする場合、4080バイト以上の値が、ブロックサイズとして選択されることになる。また、FAS+MFASバイトの長さである7バイト以上の値が選択された場合、受信装置20における第二の結合部26a及び26b、及び第一の結合部22は、2つの信号のブロックを結合する場合、FASバイトに加えてMFASバイトを検出し、検出したFASバイト及びMFASバイトを用いて2つの信号のブロックに対してリオーダ、デスキューして元の信号を再生するようにしてもよい。
また、第二の分配部16a及び16bにおいては、第一の分配部12がブロックの分割に用いたブロックサイズを超える値を選択したとしても、選択した値に対応するオーバーヘッド要素を用いたフレーム構造の検出はできない。例えば、第一の分配部12が、FASバイトである6バイトをブロックサイズとした選択した場合、第二の分配部16a及び16bにおいてFAS+MFASバイトの7バイトをブロックサイズとして選択したとしても、第一の分配部12において、MFASバイトの情報を維持するように分割していないため、第二の分配部16a及び16bの分配後の信号についてMFASバイトのパターンは維持されていない。したがって、第二の分配部16a及び16bにおいて選択できるブロックサイズの値は、第一の分配部12において選択されたブロックサイズ以下の値となる。そのため、第一の分配部12において選択するブロックサイズは、第二の分配部16a及び16bによって分配された信号を参照して信号処理を行う機能部の処理が要求するフレーム構造を検出するのに必要なオーバーヘッド要素のバイト数も考慮して選択する必要がある。
また、上記の第1実施形態の構成において、分配後の信号を参照して信号処理を行う信号処理の機能部として、誤り訂正符号化を行う誤り訂正符号化部13a及び13b、並びに、伝送路の波長分散などを推定するためのトレーニングシーケンスを付加するデジタル変調部・送信部・合波部19のデジタル変調部を例として説明した。フレーム構造を利用する信号処理としては、これらの機能部による処理以外に、スクランブル、デジタル信号処理用等のトレーニングシーケンス挿入及び削除、及びオーバーヘッド情報へのアクセスなどの処理がある。
また、上記の第1実施形態の構成において、信号のフレームとして標準のフレームサイズが16320バイトのOTU4について説明したが、本発明の構成は、当該実施形態の構成に限られるものではなく、例えば、フレームサイズがOTU4とは異なるOTU4V信号などを適用してもよく、その場合も同様に、フレームサイズの約数の値であって、分配後の信号を参照して信号処理を行う機能部の処理が要求するフレーム構造を検出するのに必要なオーバーヘッド要素のバイト数以上の値がブロックサイズとして選択されることになる。
また、第1の実施形態の変形例として図3に示すマルチキャリア光伝送システム1aのように誤り訂正符号化の処理を行う機能部が、第一の誤り訂正符号化部14a及び14b、並びに第二の誤り訂正符号化部15a及び15bのように複数段に分かれていてもよい。
図3の構成では、第一の誤り訂正符号化部14a及び14bが、約7%の冗長度のHD−FEC(Hard Decision-Forward Error Correction)を行い、第二の誤り訂正符号化部15a及び15bが、約13%の冗長度のSD−FEC(Soft Decision Forward Error Correction)を行う。これにより、合計で約20%の冗長度の誤り訂正符号化を行うことができる。具体的には、例えば、図4に示すようなコラム数が4592コラムのフレームを構成する処理となる。まず、第一の誤り訂正符号化部14a及び14bが、約7%の冗長度の誤り訂正符号をフレームの3825コラムから4080コラムの領域に付加する。そして、第二の誤り訂正符号化部15a及び15bが、約13%の冗長度の誤り訂正符号をフレームの4081コラムから4592コラムの領域に付加する。なお、この例における正確な冗長度を算出すると、約7%の冗長度のFECについては、4×3824バイトのデータに対して4×(4080−3824)バイトの誤り訂正符号を付加するので冗長度は、4×(4080−3824)/(4×3824)=6.7%となる。また、約13%の冗長度のFECは、4×3824バイトのデータに対して、4×(4592−4080)バイトの誤り訂正符号を付加するので冗長度は、4×(4592−4080)/(4×3824)=13.4%となる。両者を合計すると、20.1%の冗長度となる。また、このときのフレーム全体のサイズは、4×4592=18368バイトとなる。そのため、第二の分配部16a及び16bは、デジタル変調部・送信部・合波部19がフレーム構造の検出を行うことを考慮しつつ、18368の約数、すなわち1, 2, 4, 7, 8, 14, 16, 28, 32, ・・・4592, 9184, 18368の中からブロックサイズを選択することになる。
なお、受信装置20aにおいても、送信装置10aの構成に対応するように、第二の誤り訂正復号部25a及び25b、並びに第一の誤り訂正復号部24a及び24bという2つの復号部が備えられることになる。
上記の第1実施形態の変形例のように誤り訂正処理を複数段にして誤り訂正符号化を連接させることにより、図1に示した第1実施形態の構成により得られる効果に加えて、合計で約20%の高い冗長度の誤り訂正の性能を実現することが可能となる。また、誤り訂正符号化の機能部を2つに分けていることから、回路素子の配置において更に自由度を高めることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態によるマルチキャリア光伝送システム2を示す概略ブロック図である。マルチキャリア光伝送システム2も、第1実施形態のマルチキャリア光伝送システムと同様に2SC−DP−BPSK方式により100Gbit/sの伝送を行う。図5において、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、以下、第1実施形態の変形例である図3に示したマルチキャリア光伝送システム1aと異なる構成について説明する。マルチキャリア光伝送システム2では、マルチキャリア光伝送システム1aと同じく第一と第二の2つの誤り訂正符号化部及び誤り訂正復号部を備えているが、第一の誤り訂正符号化部14が、第一の分配部12の前に備えられ、第一の誤り訂正復号部24が、第一の結合部22の後に備えられている点で異なる。また、マルチキャリア光伝送システム2においても、マルチキャリア光伝送システム1aと同様に、例えば、第一の誤り訂正符号化部14が、約7%の冗長度のHD−FECを行い、第二の誤り訂正符号化部15a及び15bが、約13%の冗長度のSD−FECを行う。
第2実施形態によるマルチキャリア光伝送システム2の誤り訂正符号を付加する処理について説明する。図5において、クライアント信号受信部11は、上述した図19に示すOTUフレームを出力する。ただし、出力された信号においては、まだ、コラム3825から4080の誤り訂正符号領域に、誤り訂正符号は書き込まれていない。第一の誤り訂正符号化部14は、クライアント信号受信部11が出力したOTUフレームのコラム3825から4080の誤り訂正符号領域に誤り訂正符号を書き込む。第一の分配部12は、図6(a)に示すように、例えば、4行×4080コラムのフレームを4080バイト、すなわち1行を1つのブロックとしてブロック分割する。ここで、分割したそれぞれのブロックを、フレーム1については、1−1、1−2、1−3、1−4と呼び、以降のフレームについても同じように、例えば、フレーム2については、2−1、2−2、2−3、2−4、フレーム3については、3−1、3−2、3−3、3−4と呼ぶ。誤り訂正符号化部14から第一の分配部12に出力される際、フレームの伝送の順は、まず1行目の1バイト目から4080バイト目に向かって伝送され、続いて、2行目の1バイト目から4080バイト目に向かって行われ、これがフレームごとに繰り返されることになる。第一の分配部12は、図6(a)に示したフレーム構造の信号をブロックにしたがって図6(b)のように2つのレーンに分配していく。例えば、フレーム1については、1−1、1−2、1−3、1−4のブロックをレーン1、レーン2の順に交互に分配していく。
第一の分配部12は、1つのフレームのブロックの分配を終了すると、レーン回転、すなわちブロックの分配の開始レーンを変えて分配を行う。例えば、フレーム2の2−1、2−2、2−3、2−4のブロックについてはレーン2、レーン1の順に交互に分配していく。これにより、図6(a)及び図6(b)に示すブロックにおいて斜線で示したフレームの先頭のオーバーヘッド要素の領域が、2つのレーンに出現することになる。分配後のブロックについて、1つのレーンの信号に着目して、オーバーヘッド要素を先頭に、次のオーバーヘッド要素まで、例えば図6(b)のレーン1の破線で囲ったブロック1−1、1−3、2−2、2−4をひとかたまりとしてみると図6(c)のようなフレーム構造を有する信号としてみることができる。第二の誤り訂正符号化部15a及び15bは、第一の分配部12から出力される図7(a)(図6(c)を再掲した図である)に示す信号を4行×4080コラムのフレーム構造を有する信号とみなして図7(b)に示すように4081コラムから4592コラムの領域を付加し、当該領域に誤り訂正符号を書き込む。
上記の第2実施形態の構成により、第1実施形態と同様に第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bにおいてフレーム構造の検出に必要なオーバーヘッド要素、例えば、FASやMFASのバイト領域を維持して信号を分配する。これにより、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bが出力する分配後の信号においてもフレーム構造を検出することができる。したがって、誤り訂正符号化処理などのフレーム構造を利用する信号処理を信号の分配後に行うことが可能となる。それにより、例えば、当該信号処理を行う回路素子を分配後に分割して配置することができるなど、回路素子の配置の自由度を高めることができ、回路規模の制約により単一のデバイスでは実現できない機能を複数に分割することによって実現することが可能となる。
また、上記の第2実施形態の構成では、第一の分配部12の前に第一の誤り訂正符号化部14を配置し、第一の分配部12の後に第二の誤り訂正符号化部15a及び15bを配置する。そして、第一の誤り訂正符号化部14に約7%の冗長度のHD−FECを行わせ、第二の誤り訂正符号化部15a及び15bに約13%の冗長度のSD−FECを行わせる。このように2つの誤り訂正符号化の処理を連接させることにより、合計で約20%の高い冗長度の性能を実現することが可能となる。
また、上記の第2実施形態の構成では、受信装置20bにおいて、第一の誤り訂正復号部24は、信号全体に対して(上記の例の場合、100Gbit/sの信号全体に対して)誤り訂正処理を行う。これに対して、第二の誤り訂正復号部25a及び25bは、2つに分岐された信号に対して(上記の例の場合、50Gbit/sの信号に対して)それぞれ誤り訂正処理を行う。したがって、2つある50G信号のうち一方のビットエラーレートが劣化しても、その後段において第一の誤り訂正復号部24において100Gbit/sの信号にまとめてさらに誤り訂正を行うので、より一層の高い誤り訂正能力を提供でき、信号品質を改善することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8は、本発明の第3実施形態によるマルチキャリア光伝送システム3を示す概略ブロック図である。マルチキャリア光伝送システム3も、第1及び第2実施形態のマルチキャリア光伝送システムと同様に2SC−DP−BPSK方式により100Gbit/sの伝送を行う。図8において、第1及び第2実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、以下、第1実施形態の変形例である図3に示したマルチキャリア光伝送システム1aと異なる構成について説明する。マルチキャリア光伝送システム3においても、マルチキャリア光伝送システム1aと同じく第一と第二の2つの誤り訂正符号化部及び誤り訂正復号部を備えているが、第二の誤り訂正符号化部15−1、15−2及び第二の誤り訂正符号化部15−3、15−4がそれぞれ第二の分配部16a及び16bの後に配置されている点で異なる。また、送信装置10cの構成に対応するように受信装置20cにおいても、第二の誤り訂正復号部25−1、25−2及び第二の誤り訂正復号部25−3、25−4が、それぞれ第二の結合部26a及び26bの前に配置されている点で異なる。第3実施形態の構成においても、マルチキャリア光伝送システム1aと同様に、例えば、第一の誤り訂正符号化部14a及び14bが、約7%の冗長度のHD−FECを行い、第二の誤り訂正符号化部15−1、15−2、15−3、15−4が、約13%の冗長度のSD−FECを行う。
第3実施形態によるマルチキャリア光伝送システム3において信号をブロックに分割して誤り訂正符号を付加する手順について説明する。まず、第一の分配部12は、ブロックサイズ4080バイトでブロックに分割して2つのレーンに分配する。この分割の処理は、上述した図6(a)及び(b)を参照して説明した処理と同様となる。分割処理により、第一の誤り訂正符号化部14a及び14bには、図6(c)に示す信号が与えられる。図6(c)の最初の信号の構成であるブロック1−1、1−3、2−2、2−4は、サイズとしては、上述したように図6(a)のフレームごとの信号と同じサイズとなるため、3825コラムから4080コラムは、誤り訂正符号領域となっている。第一の誤り訂正符号化部14a及び14bは、この領域に誤り訂正符号を書き込む。第二の分配部16a及び16bは、例えば、分割するブロックのサイズとしてFASバイトのサイズである6バイト以上を選択して分割して分配する。このように分配することで、第二の分配部16a及び16bによって分配された各々のレーンには、フレームサイズが4×4080バイトで、周期的にフレームの先頭であるFASが出現する信号となる。第二の誤り訂正符号化部15−1、15−2、15−3、15−4は、当該信号に対して、4081コラムから4592コラムの領域を付加し、その領域に約13%の冗長度の誤り訂正符号を書き込む。
上記の第3実施形態の構成により、第1及び第2実施形態と同様に第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bにおいてフレーム構造の検出に必要なオーバーヘッド要素、例えば、FASやMFASのバイト領域の構成を維持して信号を分配する。これにより、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bが出力する分配後の信号においてもフレーム構造を検出することができる。したがって、誤り訂正符号化処理などのフレーム構造を利用する信号処理を信号の分配後に行うことが可能となる。それにより、例えば、当該信号処理を行う回路素子を分配後に分割して配置することができる。第3実施形態では、第二の誤り訂正符号化部を4つに分けていることからマルチキャリア光伝送システム1aに比べてより柔軟な配置を行うことが可能となる。このように配置の自由度が高まることで、回路規模の制約により単一のデバイスでは実現できない機能を複数に分割して実現することが可能となる。
また、上記の第3実施形態の構成では、第一の分配部12の後に第一の誤り訂正符号化部14a及び14bを配置し、第二の分配部16a及び16bの後に第二の誤り訂正符号化部15−1、15−2及び第二の誤り訂正符号化部15−3、15−4を配置する。そして、第一の誤り訂正符号化部14a及び14bに約7%の冗長度のHD−FECを行わせ、第二の誤り訂正符号化部15−1、15−2、15−3、15−4に約13%の冗長度のSD−FECを行わせる。このように2つの誤り訂正符号化の処理を連接させることにより、合計で約20%の高い冗長度の性能を実現することが可能となる。
また、上記の第1、第2、及び第3実施形態の構成では、第一の分配部12、及び第二の分配部16a及び16bの各々が、2分配する構成について示したが、2分配よりも多い分配数であってもよい。例えば、2サブキャリアではなく、Nサブキャリアの場合、第一の分配部12が、N分配することになる。また、例えば、変調方式として、DP−BPSKではなく、他の多値変調方式であるDP−QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やDP−16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などを用いる場合、第二の分配部16a及び16bの分配数を2分配より多くしてもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図9は、本発明の第4実施形態によるマルチキャリア光伝送システム4を示す概略ブロック図である。マルチキャリア光伝送システム4も、第1、第2及び第3実施形態のマルチキャリア光伝送システムと同様に2SC−DP−BPSK方式により100Gbit/sの伝送を行う。図9において、第1、第2、及び第3実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、以下、図1に示した第1実施形態のマルチキャリア光伝送システム1と異なる構成について説明する。マルチキャリア光伝送システム1は、第一の分配部12と、第一の分配部12によって分配された2つのレーンに2つの誤り訂正符号化部13a及び13bと、誤り訂正符号が付加された信号を更に分配する第二の分配部16a及び16bとを備える構成としていた。これに対してマルチキャリア光伝送システム4は、マルチキャリア光伝送システム1の第一の分配部12、誤り訂正符号化部13a及び13b、第二の分配部16a及び16bの並びを、第一の分配部12、第二の分配部16a及び16b、誤り訂正符号化部13a及び13bの並びに変更し、さらに、第一の分配部12と第二の分配部16a及び16bを一つにまとめ、4つの誤り訂正符号化部13−1、13−2、13−3、13−4を配置した構成となっている。受信装置20dの構成についても、送信装置10dの構成に対応して分波部・受信部・デジタル復調部29の後に4つの誤り訂正復号部23−1、23−2、23−3、23−4を備え、4つに分かれた信号を結合する結合部27を備える構成となっている。
第4実施形態のマルチキャリア光伝送システム4と、第1実施形態のマルチキャリア光伝送システム1との違いは、誤り訂正符号化部の個数と処理の単位である。図1に示すマルチキャリア光伝送システム1は、2つの誤り訂正符号化部13a及び13bを備えており、それぞれ50Gbit/sの信号を処理する。これに対して、図9に示すマルチキャリア光伝送システム4は、4つの誤り訂正符号化部13−1、13−2、13−3、13−4を備えており、それぞれ25Gbit/sの信号を処理する。一般に、誤り訂正符号化部は性能が高いほど、また、処理するデータレートが高いほど、規模が大きくなる。したがって、同一の性能を実現する場合、処理するデータレートが低い方が、回路規模が小さくなる。例えば、極めて精度の高い誤り訂正符号を用いたい場合に、LSI(Large Scale Integration)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を構成する際の規模の制約から図1のように2つの誤り訂正符号化部13a及び13bでは回路規模が大きくなりすぎて構成できないことがある。このような場合であっても、第4実施形態にように4つの誤り訂正符号化部13−1、13−2、13−3、13−4とすることで構成することが可能となる。
なお、分配部17による分割及び分配の処理は、第1、第2及び第3実施形態の第一の分配部12及び第二の分配部16a及び16bによって行われていた2段階での分配の処理を一段階で行っている構成となる。また、第4実施形態においても、フレームの約数の値であって、分配後の信号を参照する機能部の処理が要求するフレーム構造を検出するのに必要なオーバーヘッド要素のバイト数以上の値をブロックサイズとして選択することになる。また、分配部17は、分配する際に、レーン1から4に対してラウンドロビン方式で分配を行い、レーン1から4についてレーン回転を行ってオーバーヘッド要素が各々のレーンに周期的に出現するように分配を行う。
これにより、分配部17が出力する分配後の信号においてもフレーム構造を検出することができる。したがって、誤り訂正符号化処理などのフレーム構造を利用する信号処理を信号の分配後に行うことが可能となり、当該信号処理を行う回路素子を分配後に分割して配置できる。第3実施形態では、誤り訂正符号化部を4つに分けていることからマルチキャリア光伝送システム1に比べてより柔軟な配置を行うことが可能となる。このように配置の自由度が高まることで、回路規模の制約により単一のデバイスで実現できない機能を複数に分割して実現することが可能となる。
また、第4実施形態によるマルチキャリア光伝送システム4においても、図10に示すような誤り訂正符号化部及び、誤り訂正復号部を2つに分けた構成としてもよい。また、図11に示すように、2つに分けたうちの第一の誤り訂正符号化部及び第一の誤り訂正復号部を、それぞれ分配部17の前、及び結合部27の後に配置するような構成としてもよい。また、図10及び図11の構成の場合におもいても、第1実施形態の変形例、第2及び第3実施形態の構成と同様に、最初の誤り訂正符号化の処理において約7%の冗長度のHD−FECを行い、2つ目の誤り訂正符号化処理において、約13%の冗長度のSD−FECを行うことになる。また、図9、図10、図11では、分配数が4分配の例について説明したが、分配数は、4分配に限られるものではなく、より多くの分配数の構成であってもよい。
なお、上記の第1から第4実施形態において示した誤り訂正符号の冗長度や符号化のアルゴリズムは、一例として説明したものであり、他の冗長度や他のアルゴリズムを適用してもよい。
また、上記の第1から第4実施形態において、規定されたフレーム、例えば、OTU4フレームなどを適用するという前提で説明したが、本発明の構成は、当該実施形態に限られるものではない。任意のフレーム長のフレームに適用してもよく、フレーム長の約数として都合の良い約数がない場合、第一の分配部12、第二の分配部16a及び16b、及び分配部17が、特開2011−223454号公報に示されるようなダミーバイトをフレームに加える手法を適用し、フレーム長を長くして都合の良い約数を選択するような構成としてもよい。この場合、受信側の第一の結合部22、第二の結合部26a及び26b、及び結合部27において、フレームを再生した後にダミーバイトを削除する処理が行われることになる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態として、図12から図18を参照しつつ、上述した第1から第4実施形態で示した構成における各機能部のチップへの分割例について説明する。第1から第4実施形態において分配部の後に複数の誤り訂正符号化部、及び結合部の前に複数の誤り訂正復号部を備える構成を示した。上述したように、一般に、誤り訂正処理の回路規模は大規模であり、高性能なものほど、また、処理するデータレートが高いほど、規模が大きくなる。そのため、単一のLSI、またはFPGAにおいて回路規模による制約から誤り訂正符号処理を実現することが困難な場合がある。これに対して、例えば、図12に示すように、第1実施形態によるマルチキャリア光伝送システム1において、第一の分配部12の後に誤り訂正符号化の処理を行えるようにしたことにより、第一の分配部12の後に2つに分けて誤り訂正符号化部13a及び13bを配置することが可能となる。誤り訂正符号化の機能部を2つ分けたことで、1つの機能部で処理するビットレートを下げることができ、それに伴い、誤り訂正の性能を維持しつつ、誤り訂正符号化の回路規模を小さくすることができる。そのため、送信装置10を構成する際に、適切な回路規模とした誤り訂正符号化の機能部を1つずつ有する2つのチップc1、c2の形態として高性能な誤り訂正符号化の処理を実現することが可能となる。これは、受信装置20の誤り訂正復号部23a及び23bについても同様であり、2つのチップc3、c4の形態として実現することが可能となる。
また、図13に示す第1実施形態の変形例のマルチキャリア光伝送システム1aの場合も同様に、送信装置10aについてはチップc5、c6の2つのチップに分けて、受信装置20aについてはチップc7、c8の2つのチップに分けて実現することができる。また、図14に示す第2実施形態のマルチキャリア光伝送システム2の場合、送信装置10bについては2つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc9、及び1つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc10の2つのチップに分けて、受信装置20bについても2つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc11、及び1つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc12の2つのチップに分けて実現することができる。また、図15に示す第3実施形態のマルチキャリア光伝送システム3の場合、送信装置10cについてはそれぞれ3つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc13、c14の2つに分けて、受信装置20cについてもそれぞれ3つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc15、c16の2つのチップに分けて実現することができる。また、図16に示す第4実施形態のマルチキャリア光伝送システム4の場合、送信装置10dについてはそれぞれ1つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc17、c18、c19、c20の4つに分けて、受信装置20dについてもそれぞれ1つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc21、c22、c23、c24の4つのチップに分けて実現することができる。また、図17に示す第4実施形態のマルチキャリア光伝送システム4aの場合、送信装置10eについてはそれぞれ2つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc25、c26、c27、c28の4つに分けて、受信装置20eについてもそれぞれ2つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc29、c30、c31、c32の4つのチップに分けて実現することができる。また、図18に示す第4実施形態のマルチキャリア光伝送システム4bの場合、送信装置10fについてはそれぞれ1つの誤り訂正符号化の機能部を有するチップc33、c34、c35、c36の4つに分けて、受信装置20fについてもそれぞれ1つの誤り訂正復号の機能部を有するチップc37、c38、c39、c40の4つのチップに分けて実現することができる。
なお、図12から図18に示したチップの分割例は、一例であり、回路規模などに応じて任意に分割してもよいものとする。
また、図16、17、18のクライアント信号受信部11、分配部17、クライアント信号送信部21、結合部27、及び図18の第一の誤り訂正符号化部14、第一の誤り訂正復号部24については、分割したチップのいずれかに含まれていてもよいし、別のチップとして分割されてもよく、適切な配置となるよう、任意に組み合わせて各々のチップに分割されるようにしてもよい。
上述した各実施形態におけるマルチキャリア光伝送システムの送信装置及び受信装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 マルチキャリア光伝送システム
10 送信装置
11 クライアント信号受信部
12 第一の分配部
13a 誤り訂正符号化部
13b 誤り訂正符号化部
16a 第二の分配部
16b 第二の分配部
19 デジタル変調部・送信部・合波部
20 受信装置
21 クライアント信号送信部
22 第一の結合部
23a 誤り訂正復号部
23b 誤り訂正復号部
26a 第二の結合部
26b 第二の結合部
29 分波部・受信部・デジタル復調部
40 光伝送路

Claims (8)

  1. クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、
    前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、
    前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行う信号処理部と、
    前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記信号処理部は、第一の誤り訂正符号化部と第二の誤り訂正符号化部とを含み、
    少なくとも前記第二の誤り訂正符号化部は、前記分配部によって前記信号が分配される前記複数のレーン上に配置され、
    前記第一の誤り訂正符号化部と、前記第二の誤り訂正符号化部とは、それぞれに与えられる信号に対して異なる冗長度の誤り訂正符号の付加を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記分配部は、第一の分配部と、前記第一の分配部によって前記信号が分配される前記複数のレーンごとに配置される複数の第二の分配部とから構成され、
    前記第一の分配部は、前記クライアント信号受信部が出力する前記信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの生成と前記複数のレーンへの分配を行い、
    前記複数の第二の分配部は、前記複数のレーンに含まれる信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの生成と複数のレーンへの分配を行い、
    前記信号処理部は、前記第一の分配部と前記第二の分配部との間の複数のレーンのそれぞれに複数配置されるか、または、前記第二の分配部と前記送信部との間の複数のレーンのそれぞれに複数配置され、前記第一の分配部、または、前記第二の分配部により分配された前記複数のレーンの各々に対して、前記複数のレーンごとの信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行い、
    前記送信部は、前記第二の分配部、または前記信号処理部から出力される前記複数のレーンに含まれる信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記信号処理部は、更に、前記クライアント信号受信部と前記第一の分配部との間に配置され、前記クライアント信号受信部から出力される信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて前記フレーム構造を検出して前記信号に対して信号処理を行い、
    前記第一の分配部は、前記クライアント信号受信部が出力する前記信号に替えて、前記信号処理部が出力する前記信号に対して当該信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づくブロックの分割と前記複数のレーンへの分配を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記分配部は、前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成する際に、前記フレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値であって前記信号のフレームのサイズの約数の値を選択し、前記約数が存在しない、または、適切な大きさに分割する約数が選択できない場合、前記信号のフレームに対してデータを付加し、前記データが付加された前記信号のフレームのサイズの約数の値を選択する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の送信装置。
  6. クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、
    前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、
    前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して送信側信号処理を行う送信側信号処理部と、
    前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、
    を備える送信装置と、
    前記送信装置から送信される信号を受信する受信部と、
    前記信号に対して前記送信側信号処理部が行った送信側信号処理に対応する受信側信号処理を行い、前記受信側信号処理した信号をレーンごとに出力する受信側信号処理部と、
    複数のレーンに分かれた前記信号に含まれるオーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンに分かれた信号を結合する結合部と、
    前記結合部が結合する信号を受けて、クライアント信号を出力するクライアント信号送信部と、
    を備える受信装置と、
    を有することを特徴とする伝送システム。
  7. クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力するクライアント信号受信部と、前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配する分配部と、前記分配部により分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンの各々の信号に対して送信側信号処理を行う送信側信号処理部と、前記複数のレーンに含まれる信号を送信する送信部と、を備える送信装置と、受信装置とを有する伝送システムにおける受信装置であって、
    前記送信装置から送信される信号を受信する受信部と、
    前記信号に対して前記送信側信号処理部が行った送信側信号処理に対応する受信側信号処理を行い、前記受信側信号処理した信号をレーンごとに出力する受信側信号処理部と、
    複数のレーンに分かれた前記信号に含まれるオーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、前記複数のレーンに分かれた信号を結合する結合部と、
    前記結合部が結合する信号を受けて、クライアント信号を出力するクライアント信号送信部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  8. クライアント信号を受けてフレーム構造を有する信号を出力し、
    前記信号のフレーム構造の検出に用いられるオーバーヘッド要素のバイト数以上の値に基づいて前記信号を分割して同じ大きさの複数のブロックを生成し、
    生成した前記ブロックのうち前記オーバーヘッド要素を含むブロックが各々に含まれるように前記ブロックを複数のレーンに分配し、
    分配された前記複数のレーンの各々の信号に含まれる前記オーバーヘッド要素に基づいて、前記フレーム構造を検出し、
    前記複数のレーンの各々の信号に対して信号処理を行い、
    前記複数のレーンに含まれる信号を送信する
    ことを含むことを特徴とする送信方法。
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