JP6075948B2 - トレッド厚さ測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トレッド厚さ測定方法に関し、特に、タイヤ内において半径方向外側に位置するベルト表面からトレッド表面までのトレッド厚さを測定する方法に関する。
従来、使用済みタイヤをリトレッドする場合には、タイヤの摩耗したトレッドをバフ掛けにより所定形状に除去して新たなトレッドを貼着する貼着面を成形した後に、幾つかの工程を経ることで貼着面に新たなトレッドを配設するようにしている。貼着面の成形には、まず除去するトレッドの厚さを設定する必要があり、トレッド表面からタイヤの構造材であるベルト層のうち半径方向最外に位置する最外ベルトまでのトレッド厚さの測定が行なわれる。トレッド厚さの測定は、例えば、非接触式の渦電流式センサにより測定される。渦電流式センサは、内部に検出コイルを備え、検出コイルに高周波電流を流すことで磁束を誘起し、誘起した磁束によってベルト層に渦電流を生じさせることで検出コイルに対して磁束の変化を誘起させ、検出コイルに生じるインピーダンスの変化を検出することにより、トレッド表面から最外ベルト表面までの厚さを測定するようにしている。
特開2002−86586号公報
しかしながら、渦電流式センサは、ベルトに渦電流を生じさせることでトレッド厚さを測定しているため、タイヤに使用されているベルトがスチールコードによって形成されているスチールベルト以外が用いられている場合には、トレッド厚さを測定することができなくなってしまう。即ち、ベルトが有機繊維等の非金属製の繊維コードによって形成される繊維ベルトの場合には、ベルトに磁束を誘起させることができないため、トレッド表面から最外ベルトまでの距離を測定することができなくなってしまう。このようにタイヤに使用されているベルトが繊維ベルトである場合、作業者が、タイヤの円周方向及び幅方向複数箇所において、トレッド表面から最外ベルト表面が露出するまで小さい穴を掘り、穴にデプスゲージを当てることでトレッド表面から最外ベルト表面までの深さを測定し、バフ掛けする厚さを設定する必要があるため、バフ掛けに掛かる工数が増加し、リトレッドの作業効率を悪化させている。
また、タイヤによっては、ベルト層のうち最外に位置するベルトにのみ繊維ベルトが適用される場合がある。このような場合には、渦電流センサでスチールコードにより形成されるベルト表面までの厚さを測定し、バフ掛けにおいてトレッドとともに繊維ベルトを除去し、新たに配設されるトレッドにバフ掛けにより除去した繊維ベルトに代わる新たな繊維ベルトを含ませておくことでリトレッドが行なわれている。しかし、貼着面に新たに配設されるトレッドの製造において、繊維ベルトを含めてトレッドを製造するとトレッド製造に係るコストが増加し、ひいてはリトレッドに係る製造コストまでも増加させてしまう。
例えば、繊維コードによって形成される繊維ベルトを検出する方法として、非破壊検査として知られる超音波測定によりトレッド厚さを測定する方法が考えられる。超音波を用いてベルトを検出するためには、ベルトに対して精度良く超音波を発振することと、ベルトによって反射した反射波を精度良く受信する必要がある。このためには、超音波測定に用いられる超音波探触子をトレッド表面に接触させた状態で、タイヤ幅方向や周方向に移動させて測定すれば良いが、トレッド表面には溝などの凹凸があるため超音波探触子を凹凸に対して追従させることができない。そこで、超音波を伝播する媒体を介して超音波探触子からトレッド表面に超音波を発振する方法が考えられる。超音波を伝播する媒体には様々な物質が考えられるが、トレッド厚さを測定する工程はリトレッドにおける工程の一つであることを踏まえると、タイヤに対して影響を及ぼさない水を媒体として利用する方法が挙げられる。
しかしながら、タイヤを水に浸すと、タイヤ素材の物性と水の物性との関係からタイヤ表面には無数の気泡が付着してしまう。タイヤ表面の特にトレッド表面に気泡が付着した状態で超音波を発振しても気泡部分において超音波が伝播しないためベルトの位置を正確に測定することができない。
そこで、本発明は上記課題を解決すべく、超音波測定によりベルトの素材に関わらずタイヤの最外に位置するベルト表面からトレッド表面までのトレッド厚さを精度良く測定することを可能にするトレッド厚さ測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのトレッド厚さ測定方法の一態様として、水槽に貯留された液体に被検体であるタイヤのトレッド表面を浸す前に、当該トレッド表面に液体と同一の液体を噴霧し、霧状の液体を付着させる工程と、水槽の液体に浸されたトレッド表面に向けて超音波を発振し、反射波を受信してタイヤの最外に位置するベルトの深さを測定する工程とを備える態様とした。
本態様によれば、水槽に貯留された液体にタイヤのトレッド表面が浸る前に、水槽に貯留された液体と同一の液体を噴霧してトレッド表面を湿らす(ぬらす)ことにより、トレッド表面が水槽の液体に入水するときに、トレッド表面に気泡が付着することを抑制することができる。よって、気泡が付着していない状態で液体に浸されたトレッド表面に向けて超音波を発振し、トレッド表面やベルト層のうち半径方向最外に位置する最外ベルト表面から反射された反射波を受信することで、精度良くタイヤ表面から最外ベルト表面までの厚さを測定することができる。
また、上記課題を解決するためのトレッド厚さ測定方法の他の態様として、ベルトの深さの測定前に、水槽内に貯留される液体を水流として、浸されたトレッド表面に噴出する工程をさらに備える態様とした。
本態様によれば、ベルトの深さの測定前に、水槽内に貯留される液体を水流として浸されたトレッド表面に噴出することにより、トレッド表面に気泡が付着していても、付着した気泡を水流によって洗い流すことにより、気泡を確実に無くすことができるので、より精度良くトレッド厚さを測定することができる。
タイヤの断面図である。 本発明に係るトレッド厚さ測定装置の構成図である。 タイヤ昇降装置の構成図である。 水槽昇降装置の構成図である。 水槽の概略構成図である。 水槽の側面図である。 タイヤ固定装置の背面図である。 トレッド厚さの測定概念図及び測定概念を示す部分拡大図である。 厚さ測定装置の動作を示す図である。 測定制御装置による制御のブロック図である。 トレッド厚さを測定する測定工程図である。 トレッド厚さを測定する測定工程図である。 トレッド厚さを測定する測定工程図である。 トレッド厚さを測定する測定工程図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、被検体であるタイヤTの断面図を示す。図2は、トレッド厚さ測定装置1の概略構成図を示す。
まず、本発明のトレッド厚さ測定装置1によりトレッド厚さDが測定されるタイヤTの構造について説明する。図1に示すように、被検体であるタイヤTは、例えば使用済みのタイヤであって、複数のベルト91乃至94により構成されるベルト層90をトレッド部に有する。ベルト層90は、タイヤ半径方向の内側に位置するベルト91乃至93と、タイヤ半径方向の最外に位置するベルト94とにより構成される。ベルト91乃至93がスチールコードにより形成されるスチールベルト、ベルト94が非金属の繊維コードによって形成された繊維ベルトである。本実施形態におけるトレッド厚さDは、トレッド表面Tsからベルト層90のうち最外に位置するベルト94のベルト表面94aまでの距離をいう。
以下、図2を用いてトレッド厚さ測定装置1について説明する。
トレッド厚さ測定装置1は、被検体であるタイヤTを昇降させるタイヤ昇降装置2と、タイヤTのトレッド厚さDの測定に使用する水槽31を昇降させる水槽昇降装置3と、被検体であるタイヤTを固定するタイヤ固定装置4とにより構成される。
タイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3は、床面に沿って所定距離離間して敷設される一対のレール8;8上に設けられる。各レール8は、延長方向に沿って移動するスライダ9を備え、レール8とスライダ9とでリニアガイドを構成する。レール8;8は、図外のボールねじ機構を内蔵し、レール8の延長方向に沿って収容されるボールねじと、当該ボールねじに螺合するボールナットを備える。ボールナットは、スライダ9と固定され、ボールねじが回転することでレール8に沿ってスライダ9を移動させる。各ボールネジの一端には、スライダ9の駆動手段であるサーボモータ11がそれぞれ取り付けられる。サーボモータ11;11は、それぞれ後述の測定制御装置100と接続され、測定制御装置100の信号に基づいて同期して駆動する。
スライダ9;9には、平板方形状の基板12が架設され、当該基板12上にタイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3が配設される。詳細には、タイヤ昇降装置2がタイヤTの搬入側に配置され、水槽昇降装置3が搬入方向の下流側に配置される。
図3は、タイヤ昇降装置2の構成図である。
タイヤ昇降装置2は、被検体であるタイヤTを搭載するタイヤ搭載部15と、当該タイヤ搭載部15に搭載されたタイヤTを昇降するタイヤ昇降機構16とを備える。
タイヤ昇降機構16は、一対のX字型リンク17と、X字型リンク17の交差角度を制御する油圧シリンダ18とを備える。X字型リンク17は、リンク動作をガイドする下側ガイド部材19及び上側ガイド部材20と、一対のリンク片21,22とにより構成される。下側ガイド部材19及び上側ガイド部材20は、断面I字状の部材によって構成される。下側ガイド部材19及び上側ガイド部材20は、それぞれ、一端側に円孔19A;20Aと、他端側から一端側に向けて延長する長孔19B;20Bとを有する。各リンク片21;22は、長尺な板状部材であって、延長方向の中心に中心孔21C、一端側に軸21A;22A、他端側に長孔19B;20Bに沿って回転可能な大きさの車輪21B;22Bとを備える。一対のリンク片21;22は、車輪21Bが同一方向に面するように重ね、互いの中心孔21Cを一致させて、ボルト等の軸部材23を貫通させることにより互いに回転可能に支持される。
そして、リンク片21;22は、下側ガイド部材19の円孔19Aに一方のリンク片21の軸21Aを嵌入させることで下側ガイド部材19に対して一方のリンク片21が回転可能に固定され、下側ガイド部材19の長孔19Bに他方のリンク片22の車輪22Bをはめることにより長孔19Bに沿って他方のリンク片22が移動可能に支持される。
また、上側ガイド部材20の円孔20Aに他方のリンク片22の軸22Aを嵌入させることで上側ガイド部材20に対して他方のリンク片22が回転可能に固定され、上側ガイド部材20の長孔20Bに一方のリンク片21の車輪21Bをはめることにより長孔20Bに沿って一方のリンク片21が移動可能に支持される。
上記構成のX字型リンク17は、基板12上において、タイヤ搬入方向の左右に所定距離離間して配置され、ボルトなどの図外の固定手段により下側ガイド部材19が基板12に固定される。また、左右のX字型リンク17;17は、リンク片21;22の下側端部が図外の連結棒によって連結され、連結棒によってリンク片21;22が同期して移動する。連結棒には、昇降機構の駆動源である油圧シリンダ18の一端が固定される。油圧シリンダ18は、基台上面の左右のX字型リンク17;17の間に配設され、他端が基板12に固定される。左右のX字型リンク17;17の上側ガイド部材20;20には、タイヤTを搭載するための搭載板25が架設される。
搭載板25は、被検体であるタイヤTの重量を支持可能な強度を有する平板で、上面には、タイヤ搭載部15が設けられる。搭載板25の上面には、タイヤ搭載部15を支持する支持部29;29がタイヤ搬入方向の左右に所定距離離間して設けられる。
タイヤ搭載部15は、一対の支持板27;27と、一対の支持板27;27により支持される一対のローラ28;28とにより構成される。
支持板27は、くの字状に形成された平板であって、延長方向がタイヤ搬入方向に沿って設けられる。支持板27は、くの字状に突出する頂部を搭載板25に向け、延長方向中央において搭載板25の支持部29;29にそれぞれ回転自在に取り付けられる。ローラ28は、一対の支持板27;27の間に挟まれ、支持板27;27の両端側において支持板27;27間を貫通する軸により回転自在に支持される。
一方の支持板27の下側には、図外の移動機構により支持板27の延長方向に沿って移動するスライダ30が配設される。スライダ30は、支持板27の下面と当接し、タイヤ搭載部15の傾斜を制御する。
具体的には、タイヤ搭載部15にタイヤTを搭載するときには、スライダ30をタイヤ搬入方向上流側に移動させることで、タイヤ搭載部15を傾斜させ、上流側に位置するローラ28を下向き、下流側に位置するローラ28を上向きに移動させる。そして、タイヤ搭載部15にタイヤTが搬入されると、スライダ30を搬入方向下流側に移動させてタイヤ搭載部15を水平にする。また、タイヤTを搬出するときには、スライダ30をタイヤ搬入方向上流側に移動させてタイヤ搭載部15をタイヤ搬入方向に傾斜させる。
タイヤ搭載部15が傾斜することにより、重量のあるタイヤTであっても、タイヤ搭載部15に容易にタイヤTを搬入出することができる。また、タイヤ搭載部15に搭載されたタイヤTをタイヤ昇降装置2が昇降させることにより、後述のタイヤ固定装置4のタイヤ固定位置まで作業者の力を必要とすることなく重量の軽いタイヤから重いタイヤまでを昇降させることができる。
図4は、水槽昇降装置3の構成図である。
水槽昇降装置3は、水槽31を昇降させる水槽昇降機構32を備える。なお、水槽昇降機構32の構成は、タイヤ昇降機構16と同一構成のため説明を省略する。水槽昇降機構32の搭載板33上には、水槽31が固定される。
図5は、水槽31の概略構成図である。図6は、水槽31の側面図である。
水槽31は、液体34を貯留する空間と、液体34に浸されるトレッド表面Tsに付着する気泡を除去する気泡除去装置35と、貯留された液体34表面の波打ちによる気泡の発生を抑制する気泡発生抑制手段39とを備える。
水槽31は、上側が開口する箱型で、内部に液体34を貯留し、被検体であるタイヤTのトレッド表面Tsが液体34に浸る大きさの開口部31aを有する(図4参照)。水槽31に貯留される液体34には、例えば水を用いる。なお、液体34は、水に限らず超音波を伝播する媒体であれば良い。なお、水槽31の他の形状として、底部31B(図4参照)が三角形状や円弧形状であっても良い。つまり、タイヤの曲面に沿った形状で水槽31を形成することにより、水槽31内に貯留する液体34の水量を少なくすることができる。
気泡除去装置35は、水槽31内に貯留される液体34を汲み上げるポンプ36と、ポンプ36によって汲み上げられた液体34を霧状にして、トレッド表面Tsに向けて噴霧する噴霧手段としての噴霧ノズル37及び液体34の噴流を液体34に浸されたトレッド表面Tsに水流を噴出する液体噴出手段としての噴流ノズル38とにより構成される。
ポンプ36は、水槽31内に貯留する液体34に水没した状態で使用される例えば水中ポンプであって、水槽31の底部31Bの底面に図外の固定手段により固定される。ポンプ36によって吸引された液体34は、噴霧ノズル37と噴流ノズル38とに送出される。
噴霧ノズル37は、水槽31に固定され、一方向に回転するタイヤTが液体34に入水する上流側に設けられる。本実施形態では、タイヤ固定装置4に固定されたタイヤTは、図5の矢印で示す方向に回転する。噴霧ノズル37は、水槽31においてタイヤ搬送方向の下流側に位置する壁部31Aに設けられる。具体的には、タイヤTが液体34に入水する上流側の壁部31Aの縁部に沿って、複数の噴霧ノズル37が配列され、吐出口を壁部31Aと対面する壁部31Cに向けて設けられる。なお、噴霧ノズル37は、噴霧される液体34の噴霧範囲の広さによって適宜配置する数量を設定すれば良く、トレッド表面Tsにおいて少なくともタイヤ幅方向全体に亘り、噴霧可能なように設けると良い。噴霧ノズル37には、ポンプ36から延長する配管が接続され、ポンプ36の駆動により生じる圧力によって、噴霧ノズル37に形成される複数の噴霧孔から霧状の液体34が噴霧される。噴霧ノズル37から噴霧される液体34の状態は、霧状に限らないが、トレッド表面Tsにおいて液体34が付着したときに、容易にトレッド表面Tsを流れないように霧状にして噴霧することが好ましい。霧状の液体34は、トレッド表面Tsに付着すると、霧状の液体34同士が結合し、トレッド表面Tsに液体34による薄い膜を形成するため、トレッド表面Tsが水槽31に貯留された液体34に入水するときに、トレッド表面Tsに膜状に形成された液体34と、貯留された液体34とが容易に結合するため、気泡の付着率を大幅に減少させることができる。
噴流ノズル38は、水槽31に貯留される液体34に水没した状態となるように、水槽31の中心Cから壁部31A側の底部31Bに図外の固定手段により固定される。噴流ノズル38は、吐出口が液体34の液面方向を向くように水槽31の底部31Bに固定される。噴流ノズル38は、ポンプ36から延長する配管と接続され、ポンプ36の駆動により生じる圧力によって、噴流ノズル38の吐出口から加圧された水流を噴出する。
つまり、噴流ノズル38から吐出される水流を水槽31に浸された状態のトレッド表面Tsに噴出することにより、入水時にトレッド表面Tsに付着してしまった気泡を洗い流し、後工程において実施される超音波測定を正確に行うことが可能となる。
ポンプ36は、測定制御装置100と接続され、測定制御装置100から出力される信号に基づいて動作する。なお、噴霧ノズル37からの液体34の噴霧や噴流ノズル38からの水流の噴出は、ポンプ36の駆動により生じるものとして説明したが、噴霧ノズル37や噴流ノズル38に個別にバルブを設け、ポンプ36の駆動時に個別に動作させるようにしても良い。
気泡発生抑制手段39は、液体34の水面に浮遊可能なシート部材である。気泡発生抑制手段39は、水槽31の開口と略同一の寸法及び形状を有し、タイヤTのトレッド表面Tsが液体34に浸る大きさの開口部39aを中央付近に備える。液体34の水面に気泡発生抑制手段39を浮遊させておくことにより、水面の波立ちを抑制し、トレッド表面Ts近傍における波立ちにより気泡が発生することを抑制する。なお、気泡発生抑制手段39は、例えば、液体34の水面を浮遊可能なゴムボールのようなものであっても良い。
なお、気泡発生抑制手段39の開口部39aは、後述の厚さ測定装置45の超音波探触子59が取り付けられる探触子支持アーム62が貫通し、タイヤ幅方向に移動する測定動作を妨げない大きさに形成される。
図7は、タイヤ固定装置4の背面図である。
タイヤ固定装置4は、タイヤ昇降装置2がタイヤTを昇降させる昇降位置に配置される。具体的には、タイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3が移動するレール8;8を跨いで配置される。
タイヤ固定装置4は、レール8;8を挟んで配設される左,右本体40;70と、左,右本体40;70にそれぞれ設けられタイヤTを固定する一対の左右リム体42;72と、左右リム体42;72によって固定されたタイヤTに内圧を印加する内圧印加手段44と、内圧が印加された状態のタイヤTのトレッド表面Tsの外形形状を測定する形状測定手段46と、タイヤTのトレッド表面Tsからベルト94までのトレッド厚さDを測定する厚さ測定装置45と、タイヤ乾燥手段77を備える。
以下、タイヤ固定装置4について、左,右本体40;70に分けて説明する。
左本体40は、レール8:8の延長方向に対して直交方向に延長する左主軸41と、左主軸41の一端に取り付けられ、タイヤTを支持する左リム体42と、タイヤTを回転させるタイヤ回転手段43と、リム体42;72に支持されたタイヤT内に内圧を印加する内圧印加手段44とを備える。
左主軸41は、中空円筒状に形成され、タイヤ昇降装置2の上方において、レール8の延長方向に対して直交方向に延長する。左主軸41は、一端側が左本体40内においてベアリング等により回転可能に支持され、他端側が左本体40の一側面側から右本体70側に突出する。左主軸41の一端側は、内圧印加手段44と接続される。
内圧印加手段44は、コンプレッサ47と、コンプレッサ47の吐出口に取り付けられる圧力制御バルブ48と、圧力制御バルブ48と左主軸41の一端とを接続する配管49と、配管49の途中に設けられ、タイヤT内に印加した空気圧を排気する排気バルブ50により構成される。コンプレッサ47は、タイヤTに供給する内圧以上の圧力を常時蓄圧する。圧力制御バルブ48は、コンプレッサ47の吐出口に取り付けられ、コンプレッサ47に蓄圧された空気を所定の圧力に制御する。詳細には、圧力制御バルブ48は、測定制御装置100と接続され、測定制御装置100から出力される信号に基づいて吐出する空気圧を制御し、タイヤ内の空気圧が吐出する空気圧と等しくなったときに空気の吐出を停止する。配管49は、制御バルブ48と左主軸41の一端側とを接続し、コンプレッサ47から吐出される空気を制御バルブ48を介して左主軸41の貫通孔41aに供給する。排気バルブ50は、排気口50aを備え、測定制御装置100から出力される信号によりバルブを開放し、タイヤT内に印加された空気を排気口50aから排出する。排気口50aには、排気バルブ50と後述のタイヤ乾燥手段77とを連通する配管の一端が接続される。なお、排気バルブ50の排気口50aは、信号の入力がない限り閉鎖状態である。
左リム体42は、円錐台状に形成され、外周面に複数の段部51を備える。各段部51は、直径が異なるサイズのタイヤ内径寸法に対応するように階段状に形成される。各段部51は、ホイールにおけるビードシートに相当する役割を果たし、左リム体42において同心に形成される。また、左リム体42は、中心側に中空部52を備える。中空部52は、左リム体42の小径面から大径面への窪みとして筒状に形成され、左主軸41の貫通孔41aと連通する。よって、コンプレッサ47から制御バルブ48、配管49を経て左主軸41の貫通孔41aに流通する空気は、左リム体42の中空部52に排出される。
タイヤ回転手段43は、左本体40に固定されるモータ53と、モータ53に取り付けられる駆動プーリ54と、左主軸41に固定される軸側プーリ55と、軸側プーリ55及び駆動プーリ54とに掛け渡されるベルト56とにより構成される。
モータ53は、左本体40に内蔵され、モータ53の回転軸が左本体40の一側面から突出するように固定される。駆動プーリ54は、軸側プーリ55よりも小径な大きさで左本体40から突出するモータ53の回転軸に取り付けられる。軸側プーリ55は、左主軸41に取り付けられた左リム体42と、左本体40との間に取り付けられる。ベルト56は、駆動プーリ54と軸側プーリ55とに掛け渡され、モータ53の回転力を駆動プーリ54を介して軸側プーリ55に伝達することで左主軸41を回転させる。モータ53は、測定制御装置100と接続され、測定制御装置100から出力される信号に基づいて駆動する。
右本体70は、レール8;8を挟んで左本体40の対向側に設けられ、左主軸41に対応する右主軸71と、左リム体42に対応する右リム体72と、左リム体42に対して右リム体72を近接離間させるリム体移動手段73とを備える。
右主軸71は、左主軸41と同軸となるように右本体70に設けられ、一端側が右本体70内においてベアリング等を介して回転可能に支持され、他端側が右本体70から左本体40側に突出する。
右リム体72は、左リム体42と同様に円錐台状に形成され、右主軸71と同心となるように取り付けられる。右リム体72は、外周面に、左リム体42の複数の段部51に対応する複数の段部81を備え、段部81は、左リム体42の段部51と同一寸法、同一形状に形成される。右リム体72は、左リム体42とは異なり、中実に形成される。左リム体42と右リム体72とでタイヤTのビード部を挟み込み、左リム体42及び右リム体72の段部51;81のいずれかにビード部を密着させることにより、左リム体42の外周面、タイヤ内周面、右リム体72の外周面及び小径面72aで形成される閉空間に左リム体42の中空部52に供給される空気が充填されることでタイヤTに内圧が印加される。
リム体移動手段73は、左本体40と右本体70との上端側に掛け渡される架橋体75と、架橋体75に沿って移動する移動体76とにより構成される。架橋体75は、円筒状の軸体であって、左本体40と右本体70との上端側において掛け渡される。架橋体75は、移動体76を軸線に沿って移動させる図外の駆動機構を内蔵する。駆動機構は、例えばボールネジ機構及びサーボモータ74で構成され、サーボモータ74がボールネジ機構のボールネジを駆動することによりボールナットを移動させる。サーボモータ74は、測定制御装置100と接続され、測定制御装置100から出力される信号に基づいて動作する。移動体76は、小径円環部76Aと、右リム体72の大径面72bに固定され、右主軸71の軸線に沿って移動する大径円環部76Bと、小径円環部76Aと大径円環部76Bとを接続する接続部76Cとにより構成される。小径円環部76Aは、駆動機構であるボールネジ機構のボールナットに固定され、大径円環部76Bは、右リム体72の大径面72bに固定される。よって、サーボモータ74を駆動して移動体76を架橋体75の軸線に沿って移動させることにより、右リム体72を左リム体42に対して近接離間させてタイヤTを固定、開放する。
厚さ測定装置45は、測定位置を変化させる変位手段57と、超音波発振器58と、超音波探触子59とにより概略構成される。
変位手段57は、鉛直変位機構60と、鉛直変位機構60に取り付けられる幅方向変位機構61とを備える。鉛直変位機構60は、例えば一対のリニアガイドにより構成され、左本体40と右本体70とにリニアガイドがそれぞれ配置される。具体的には、左本体40と右本体70とが互いに対向する壁面40a;70aに、一方のリニアガイドと他方のリニアガイドとが互いに対向するように設けられる。リニアガイドは、レール60Aとレール60Aに沿って移動するスライダ60Bと、スライダ60Bの駆動源となるサーボモータ60Cを備える。リニアガイドは、各レール60A;60Aの延長方向が鉛直方向に沿うように各壁面40a;70aに固着され、スライダ60B;60Bが互いに対向し、スライダ60B;60Bとを結ぶ線が水平となるようにレール60A;60Aに配設される。サーボモータ60Cは、後述の測定制御装置100から出力される信号に基づいて同期して駆動され、レール60Aに沿ってスライダ60Bを鉛直方向上下に移動させる。
幅方向変位機構61は、鉛直変位機構60のスライダ60B;60B間に掛け渡されるように固定される。幅方向変位機構61には、鉛直変位機構60と同様に、リニアガイドを適用し、リニアガイドを構成するレール61Aがスライダ60B;60Bに固着される。リニアガイドは、レール61A上を移動するスライダ61Bの駆動源となるサーボモータ61Cを備える。サーボモータ61Cは、後述の測定制御装置100から出力される信号に基づいて駆動し、レール61Aに沿ってスライダ61Bをタイヤ幅方向に移動させる。
幅方向変位機構61のスライダ61Bには、超音波探触子59が取り付けられる探触子支持アーム62と、形状測定手段46としてのレーザセンサ63(図8参照)とが固定される。
図8(a)は、スライダ61Bに取り付けられた超音波探触子59とレーザセンサ63とによる測定の概念図、図8(b)は、探触子取付部62Cに取り付けられた超音波探触子59による測定の部分拡大図である。
探触子支持アーム62は、スライダ61Bから水平方向に延長する水平延長部62Aと、下方に向かって斜めに延長してタイヤT及び水槽31との干渉を回避する回避部62Bと、再び水平方向に延長する探触子取付部62Cとからなり、探触子取付部62Cの先端が左主軸41及び右主軸71とを結ぶ軸線の鉛直下方近傍まで延長する。探触子取付部62Cの先端には、超音波探触子59が取り付けられる。
超音波探触子59は、例えば非接触式の探触子で、測定面59aをトレッド表面Tsに向けて測定位置がちょうど左主軸41及び右主軸71とを結ぶ軸線の鉛直下方に位置するように、探触子取付部62Cに固定される。超音波探触子59は、発振部59Aと受信部59Bとを同一面に備え、トレッド表面Tsに向けて発振部59Aから超音波を発振し、トレッド表面TsやタイヤTを構成するベルト94等の構成部材から反射した反射波を受信部59Bにより受信する。
よって、超音波探触子59の発振部59Aから発振された超音波が液体34を介してトレッド表面Tsに対して略法線方向に伝播させることができるので、精度良くベルト表面94aに入射させて、反射した超音波を受信部59Bで受信することができる。即ち、トレッド表面Tsに対して垂直に発振された超音波は、液体34を伝播して、まずトレッド表面Tsにおいて反射した超音波が受信部59Bで受信され、次にトレッド内部に伝播した超音波がベルト層のうち半径方向最外に位置するベルト表面94aによって反射して受信部59Bで受信されることで、トレッド表面Tsから最外に位置するベルト表面94aまでの厚さを測定することができる。発振部59Aから発振する超音波は、超音波発振器58により生成される。
図7に戻り、超音波発振器58は、例えば左本体40の内部に配設され、超音波探触子59と配線により接続される。超音波発振器58は、測定制御装置100と接続され、測定制御装置100から出力される信号に基づいて動作する。具体的には、超音波発振器58は、測定制御装置100から出力される信号に基づいて超音波を発生させることで超音波探触子59の発振部59Aから超音波を発振させ、受信部59Bで受信した超音波の反射波を測定制御装置100に出力する。トレッド厚さDの測定は、例えば、幅方向に40点、周方向に75箇所の合計3000点で測定される。
形状測定手段46は、スライダ61Bの探触子支持アーム62が固定される位置と同一位置に固定される。形状測定手段46は、例えばレーザセンサが適用され、探触子支持アーム62が延長する側に測定方向を向け、略水平方向にレーザを照射する。レーザセンサ63をスライダ61Bの探触子支持アーム62が固定される位置と同一位置に固定することにより、レーザセンサ63により形状が測定される位置と、超音波探触子59により超音波測定される位置とをタイヤ幅方向において同一の位置に設定することができる。また、左右リム体42;72に固定されたタイヤTのトレッド表面Tsにレーザセンサ63からレーザを照射しながらスライダ61Bとともにタイヤ幅方向に移動することによりトレッド表面Tsの断面形状を測定することができる。なお、レーザセンサ63からレーザをトレッド表面Tsに照射しながら一方のタイヤ側面から他方のタイヤ側面までの間を移動させることにより、トレッド表面Tsの断面形状を含むタイヤ断面形状を測定することができるので、タイヤTの幅方向中心及び超音波測定により測定するトレッド表面Tsの幅方向の範囲を設定することができる。
図9(a),(b),(c)は、厚さ測定装置45の動作を示す図である。
図9(a)に示すように、厚さ測定装置45は、タイヤTを左右リム体42;72に着脱するときなど測定を行わないときには待避位置である右本体70側に移動する。次に、図9(b)に示すように、左右リム体42;72によってタイヤTが固定されると、超音波探触子59がトレッド表面Tsの一端側で対面する測定準備位置まで移動させる。次に、図9(c)に示すように、水槽31を上昇させることでトレッド表面Tsと超音波探触子59とが液体34に浸される。
なお、トレッド厚さDを測定するタイヤTの大きさが異なるときには、超音波探触子59とトレッド表面Tsとの距離が同一条件となるように鉛直変位機構60を駆動して調整すれば良い。
タイヤ乾燥手段77は、タイヤ搬入方向の上端側に設けられ、左本体40と右本体70との間の上端において掛け渡される支持部材78に取り付けられる。タイヤ乾燥手段77は、例えばエアノズルであって、エアノズルに供給された空気の流速を上昇させる吐出口を備える。エアノズルは、吐出口をタイヤ固定装置4に固定されたトレッド表面Tsに向けて支持部材に取り付けられる。エアノズルには、排気バルブ50から延長する配管が接続され、排気バルブ50から排出された空気をトレッド表面Tsに向けて噴出する。
測定制御装置100は、トレッド厚さ測定装置1の動作を制御するコンピュータであり、演算処理手段としてのCPU、記憶手段としてのROM,RAM及びHDD、通信手段としてのインターフェイスを含み、記憶手段に格納されたプログラムに基づいてトレッド厚さDの測定に係る動作を制御する。測定制御装置100には、モニタ等の表示手段、キーボードやマウス等の入力手段が接続される。
図10は、測定制御装置100による制御ブロック図である。以下、測定制御装置100によるトレッド厚さ測定装置1の制御動作について説明する。
測定制御装置100は、制御部110と、演算部120と、記憶部130とにより構成される。
制御部110は、タイヤ昇降装置2のタイヤ昇降機構16の油圧シリンダ18の伸縮を制御することでタイヤTをタイヤ固定位置まで昇降させる制御と、タイヤ搭載部15の傾斜を制御するスライダ30の移動とを制御する。
また、制御部110は、水槽昇降装置3の水槽昇降機構32の油圧シリンダ18の伸縮を制御して、水槽31の昇降を制御する。
また、制御部110は、水槽31に設けられた気泡除去装置35のポンプ36の駆動を制御して、噴霧ノズル37から霧状の液体34の噴霧と、噴流ノズル38から液体34の水流の噴出を制御する。
また、制御部110は、タイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3を移動させるスライダ9の駆動源であるサーボモータ11の回転を制御して、タイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3の位置を制御する。
また、制御部110は、リム体移動手段73の移動体76を移動させるサーボモータ74の駆動を制御して、右リム体72を左リム体42方向に近接離間させることによりタイヤTを固定、開放する制御と、内圧印加手段44の圧力制御バルブ48の動作を制御して、左右リム体42;72に固定されたタイヤTに内圧を印加する制御と、排気バルブ50の動作を制御して、タイヤTに印加された内圧を開放する制御と、タイヤ回転手段43のモータ53の動作を制御して、タイヤTの回転を制御する。
また、制御部110は、厚さ測定装置45の変位手段57の鉛直変位機構60のサーボモータ60C及び幅方向変位機構61のサーボモータ61Cとを制御して、超音波探触子59をトレッド表面Tsに対して近接方向又はタイヤ幅方向へ移動させる制御と、超音波探触子59から超音波を発振させるための超音波発振器58による超音波の発振動作を制御して、トレッド厚さDの測定を制御する。また、超音波探触子59が発振した超音波からトレッド表面Tsによって反射された反射波を受信して、波形を記憶部130に出力する。
また、制御部110は、厚さ測定装置45の変位手段57の鉛直変位機構60のサーボモータ60C及び幅方向変位機構61のサーボモータ61Cとを制御して、形状測定手段46のレーザセンサ63による形状測定の動作を制御して、測定した形状を記憶部130に出力する。
演算部120は、超音波探触子59が発振した超音波からトレッド表面Tsによって反射された反射波と、ベルト表面94aから反射された反射波を受信して、各反射波に基づいてトレッド厚さDを算出し、トレッド厚さDが最厚となる位置やトレッド厚さDが最薄となる位置とを算出する。そして、算出した結果を記憶部に出力するとともにモニタに出力して表示する。
記憶部130は、超音波測定による各測定位置における反射波の波形と、算出されたトレッド厚さDとを記憶する。
以下、図11乃至図14を用いてトレッド厚さ測定装置1によるタイヤTのトレッド厚さDの測定工程について説明する。
トレッド厚さ測定装置1のタイヤ固定装置に測定対象であるタイヤTの固定から開始される。まず、図11(a)に示すように、タイヤ昇降装置2のスライダ30を移動させ、タイヤ搭載部15を搬入側に傾斜させて、作業者によるタイヤTの搬入準備を行う。次に、作業者がタイヤTを搬入路のスロープ7に沿って転動させながらタイヤ搭載部15に搭載する。次に、図11(b)に示すように、スライダ30を移動させてタイヤ搭載部15を水平にしてタイヤTが自立するように搭載する。次に、図11(c)に示すように、タイヤ昇降機構16の油圧シリンダ18を縮短させることでリンク片21;22の車輪21B;22Bを長孔19B;20Bに沿って移動させてタイヤ搭載部15を上昇させる。詳細には、タイヤTの中心と左右リム体42;72の軸心とが一致する高さまでタイヤTを上昇させる。
次に、移動体76を左本体70側に移動させて右リム体72を左リム体42に近接させてタイヤTのビード部を左右リム体42;72の段部51;81のいずれかに密着させる。次に、内圧印加手段44を動作させてタイヤT内にタイヤ使用時の所定内圧となるように空気を供給する。これにより、タイヤTは、使用状態の形状でリム体42;72に固定される。
次に、図12(a)に示すように、タイヤ昇降機構16の油圧シリンダ18を伸張させてタイヤ搭載部15を最低位の位置まで下降させる。次に、厚さ測定装置45の鉛直方向移動機構60及び幅方向移動機構61を駆動して、超音波探触子59を測定開始位置に配置する(図9(b)参照)。この状態において、超音波探触子59は、タイヤ幅方向に移動してもタイヤTに衝突しない。次に、幅方向移動機構61のみを駆動して、形状測定手段45のレーザセンサ63をタイヤ幅方向に移動させてトレッド表面Tsの形状を測定した後に、幅方向移動機構61のスライダ61Cを超音波探触子59の待機位置に戻す。レーザセンサ63により測定された外形形状は、測定制御装置100に出力され、超音波測定によりトレッド厚さDを測定するための測定範囲が設定される。具体的には、測定された外形形状からタイヤTの幅方向中心を検出し、幅方向中心を超音波測定における測定原点に設定する。
次に、スロープ7を下降させた後に、図12(b)に示すように、タイヤ昇降装置2と水槽昇降装置3とを移動させるサーボモータ11に信号を出力してスライダ9をタイヤ搬入側に移動させ、タイヤ固定装置4にタイヤTを固定するときのタイヤ昇降装置2の昇降位置と同位置に、水槽昇降装置3を移動させる。つまり、タイヤ昇降装置2と水槽昇降装置3とを入れ替えるようにスライダ9を移動させる。次に、図12(c)に示すように、水槽昇降装置3の水槽昇降機構32の油圧シリンダ18を駆動して水槽31を上昇させる。当該上昇動作により、トレッド表面Tsと超音波探触子59とが液体34に浸される。
次に、気泡除去装置35のポンプ36を駆動して、水槽31内に貯留された液体34を噴霧ノズル37と噴流ノズル38とに圧送し、入水前のトレッド表面Tsに霧状の液体34を噴霧するとともに、既に水槽31内の液体34に入水したトレッド表面Tsに液体34の水流を噴出する(図6参照)。入水前のトレッド表面Tsに霧状の液体34を噴霧するとともに、既に水槽31内の液体34に入水したトレッド表面Tsに液体34の水流を噴出することにより、気泡の付着が抑制され、精度の高い超音波測定が可能となる。
次に、幅方向移動機構61を駆動して、超音波探触子59をタイヤ幅方向における測定開始位置から測定終了位置まで移動させてトレッド厚さDの測定を行う。具体的には、形状測定手段46により測定された外形形状から超音波測定による測定範囲を設定し、この測定範囲から幅方向における超音波による測定位置を設定し、超音波探触子59を測定開始位置から測定終了位置まで移動させながら上記測定位置において超音波を発振させて反射波を受信し、超音波発振器58を介して測定制御装置100に反射波を測定位置毎に出力する。このとき、測定制御装置100では、入力された反射波を測定位置とともに記憶する。
次に、周方向の一つの位置における幅方向のトレッド厚さDの測定が終了すると、タイヤTを所定角度回転させて、再び、超音波探触子59をタイヤ幅方向に測定開始位置から測定終了位置まで移動させ、タイヤ円周方向に所定角度位置ずれした位置におけるタイヤ幅方向のトレッド厚さDを測定する。上記工程をタイヤ1周分行うことにより、タイヤ一本当たりのトレッド厚さDの測定が終了する。
次に、タイヤT1周分のトレッド厚さDの測定が完了すると、ポンプ36の駆動を停止させて、噴霧ノズル37からの液体34の噴霧と、噴流ノズル38からの液体34の水流の噴出を停止させる。次に、図13(a)に示すように、水槽昇降装置3の昇降機構32を駆動して水槽31を最下位の位置まで下降させた後に、超音波探触子59を待機位置に移動させる。次に、タイヤ回転手段43のモータ53を所定回転させつつ排気バルブ50を開放してタイヤT内の空気をタイヤ乾燥手段77のエアノズルから排出して、トレッド表面Tsに吹き付け、トレッド表面Tsに付着した液体34を吹き飛ばしつつ乾燥させる。次に、トレッド表面Tsの乾燥が終了すると、図13(b)に示すように、サーボモータ11を駆動することでスライダ9とともに水槽昇降装置3を搬入方向下流側に移動させて、タイヤ昇降装置2と水槽昇降装置3とを入れ替える。詳細には、トレッド厚さDの測定において水槽昇降装置3が位置していた位置にタイヤ昇降装置2を移動させる。次に、図13(c)に示すように、タイヤ昇降装置2のタイヤ昇降機構16を駆動して、タイヤ搭載部15を上昇させてタイヤ下面に当接させるとともに、タイヤ内の空気を脱気して右リム体72をタイヤTから離間させる。
次に、図14(a)に示すように、タイヤTをタイヤ搭載部15に支持させた状態でタイヤ昇降機構16を駆動してタイヤTをタイヤ搭載部15とともに最下位まで下降させる。次に、図14(b)に示すようにスライダ30を搬入側に移動させてタイヤ搭載部15を搬入側に傾斜させてタイヤTを搬出する。
以上、説明したように、本発明のトレッド厚さ測定装置1によれば、水槽31内に設けられたポンプ36を駆動して、貯留される液体34に浸る前のトレッド表面Tsに、ポンプ36により汲み上げられた液体34を噴霧ノズル37から霧状に噴霧し、貯留される液体34に浸っているトレッド表面Tsに、噴流ノズル38から液体34の水流を噴出することにより、トレッド表面Tsに気泡を付着させることなく超音波測定を行うことができるので、トレッド表面Tsから最外に位置するベルト94までのトレッド厚さDを正確に測定することができる。また、超音波によりトレッド表面Tsから最外に位置するベルト94までのトレッド厚さDを測定しているので、最外に位置するベルト94の素材の如何にかかわらずトレッド表面Tsから最外のベルト表面94aまでのトレッド厚さDを正確に測定することができる。
よって、タイヤTをリトレッドするときに、本発明に係るトレッド厚さ測定装置1によりトレッド厚さDを測定することで、最外に位置するベルト94の素材に関わらず、タイヤTを傷つけることなくバフ掛けするときのバフ量を正確に設定することができる。なお、バフ量とは、最外に位置するベルト94から所定厚さ残すようにトレッドを切削する厚さである。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
2 タイヤ昇降装置、3 水槽昇降装置、4 タイヤ固定装置、8 レール、
9 スライダ、15 タイヤ搭載部、16 タイヤ昇降機構、31 水槽、
32 水槽昇降機構、35 気泡除去装置、36 ポンプ、37 噴霧ノズル、
38 噴流ノズル、42;72 リム体、43 タイヤ回転手段、44 内圧印加手段、
45 厚さ測定装置、58 超音波発振器、59 超音波探触子、
94 ベルト、94a ベルト表面、100 測定制御装置、
T タイヤ、Ts トレッド表面。

Claims (2)

  1. 水槽に貯留された液体に被検体であるタイヤのトレッド表面を浸す前に、当該トレッド表面に前記液体と同一の液体を噴霧し、霧状の前記液体を付着させる工程と、
    前記水槽の液体に浸されたトレッド表面に向けて超音波を発振し、反射波を受信してタイヤの最外に位置するベルトの深さを測定する工程と、
    を備えたトレッド厚さ測定方法。
  2. 前記ベルトの深さの測定前に、水槽内に貯留される液体を水流として、浸されたトレッド表面に噴出する工程をさらに備える請求項1に記載のトレッド厚さ測定方法。
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