JPH0518731A - タイヤのブレーカーｒｒｏ測定方法及び装置 - Google Patents
タイヤのブレーカーｒｒｏ測定方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0518731A JPH0518731A JP16714591A JP16714591A JPH0518731A JP H0518731 A JPH0518731 A JP H0518731A JP 16714591 A JP16714591 A JP 16714591A JP 16714591 A JP16714591 A JP 16714591A JP H0518731 A JPH0518731 A JP H0518731A
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- Japan
- Prior art keywords
- tire
- breaker
- ultrasonic
- ultrasonic wave
- rro
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイヤのブレーカーＲＲＯを連続的に効率良
く測定する。 【構成】 水槽10と、タイヤ13の少なくとも被測定部位
側が水槽10の水中に入るようにタイヤ13を装着する回転
軸12と、水槽10内の水を経てタイヤ13の被測定部位に対
して径方向の中心に向かって超音波を発信しかつタイヤ
13のブレーカー16から反射した超音波を受信する超音波
ヘッド14とを備えている。
く測定する。 【構成】 水槽10と、タイヤ13の少なくとも被測定部位
側が水槽10の水中に入るようにタイヤ13を装着する回転
軸12と、水槽10内の水を経てタイヤ13の被測定部位に対
して径方向の中心に向かって超音波を発信しかつタイヤ
13のブレーカー16から反射した超音波を受信する超音波
ヘッド14とを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤのブレーカーＲ
ＲＯ測定方法及び装置に関するものである。
ＲＯ測定方法及び装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】超音波を利用した変位計や厚み計を用い
てタイヤのＲＲＯやトレッドゲージを測定する技術は、
従来、公知である。即ち、超音波変位計1 を用いてタイ
ヤ2 のＲＲＯを測定する場合には、従来、図３に示すよ
うに超音波変位計1 からタイヤ2 の径方向の中心に向っ
て超音波を発信し、トレッド3 の表面で反射した超音波
を超音波変位計1 で受信し、超音波変位計1 からトレッ
ド3 の表面までの距離を求めてＲＲＯを測定している。
てタイヤのＲＲＯやトレッドゲージを測定する技術は、
従来、公知である。即ち、超音波変位計1 を用いてタイ
ヤ2 のＲＲＯを測定する場合には、従来、図３に示すよ
うに超音波変位計1 からタイヤ2 の径方向の中心に向っ
て超音波を発信し、トレッド3 の表面で反射した超音波
を超音波変位計1 で受信し、超音波変位計1 からトレッ
ド3 の表面までの距離を求めてＲＲＯを測定している。
【０００３】また超音波厚み計4 を用いる場合には、図
４に示すように、タイヤ2 のトレッド3 の表面にワセリ
ン等を介して超音波ヘッド4 を密着させ、タイヤ2 のワ
イヤーブレーカー5 までの距離、即ち、トレッドゲージ
を測定する方法を採っている。
４に示すように、タイヤ2 のトレッド3 の表面にワセリ
ン等を介して超音波ヘッド4 を密着させ、タイヤ2 のワ
イヤーブレーカー5 までの距離、即ち、トレッドゲージ
を測定する方法を採っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の変位計1 を用い
る測定方法では、超音波がトレッド3 の表面で反射する
ため、ワイヤーブレーカー5 までの距離は測定できず、
従って、ブレーカーＲＲＯの測定は不可能である。一
方、厚み計4 を用いる測定方法では、ブレーカーＲＲＯ
の測定が可能であるが、厚み計4 をワセリン等を介して
トレッド3 の表面に接触させるため、タイヤ2 を軸心廻
りに回転させながら、連続的に効率良くブレーカーＲＲ
Ｏを測定することはできない欠点がある。
る測定方法では、超音波がトレッド3 の表面で反射する
ため、ワイヤーブレーカー5 までの距離は測定できず、
従って、ブレーカーＲＲＯの測定は不可能である。一
方、厚み計4 を用いる測定方法では、ブレーカーＲＲＯ
の測定が可能であるが、厚み計4 をワセリン等を介して
トレッド3 の表面に接触させるため、タイヤ2 を軸心廻
りに回転させながら、連続的に効率良くブレーカーＲＲ
Ｏを測定することはできない欠点がある。
【０００５】本発明は、かかる点に鑑み、タイヤを回転
させながらブレーカーＲＲＯを連続的に効率良く測定で
きるようにすることを目的とする。
させながらブレーカーＲＲＯを連続的に効率良く測定で
きるようにすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る測定方法
は、タイヤ13を水中で軸心廻りに回転させておき、水中
の超音波ヘッド14によりタイヤ13の径方向の中心に向か
って超音波を発信し、タイヤ13のブレーカー16によって
反射する超音波を超音波ヘッド14で受信するものであ
る。
は、タイヤ13を水中で軸心廻りに回転させておき、水中
の超音波ヘッド14によりタイヤ13の径方向の中心に向か
って超音波を発信し、タイヤ13のブレーカー16によって
反射する超音波を超音波ヘッド14で受信するものであ
る。
【０００７】また本発明に係る測定装置は、水槽10と、
タイヤ13の少なくとも被測定部位側が水槽10の水中に入
るようにタイヤ13を装着する回転軸12と、水槽10内の水
を経てタイヤ13の被測定部位に対して径方向の中心に向
かって超音波を発信しかつタイヤ13のブレーカー16から
反射した超音波を受信する超音波ヘッド14とを備えたも
のである。
タイヤ13の少なくとも被測定部位側が水槽10の水中に入
るようにタイヤ13を装着する回転軸12と、水槽10内の水
を経てタイヤ13の被測定部位に対して径方向の中心に向
かって超音波を発信しかつタイヤ13のブレーカー16から
反射した超音波を受信する超音波ヘッド14とを備えたも
のである。
【０００８】
【作用】測定に際しては、タイヤ13を回転軸12に装着
し、タイヤ13の少なくとも測定部位を水槽10の水中に入
れてタイヤ13を回転軸12廻りに回転させる。そして、水
中の超音波ヘッド14からタイヤ13の径方向の中心側に向
かって超音波を発信し、ブレーカー16から反射する超音
波を超音波ヘッド14により受信する。
し、タイヤ13の少なくとも測定部位を水槽10の水中に入
れてタイヤ13を回転軸12廻りに回転させる。そして、水
中の超音波ヘッド14からタイヤ13の径方向の中心側に向
かって超音波を発信し、ブレーカー16から反射する超音
波を超音波ヘッド14により受信する。
【０００９】このように、タイヤ13の被測定部位が水中
にあれば、トレッドゴム内に超音波が入りやすくなり、
ブレーカーＲＲＯを測定できる。またタイヤ13を回転さ
せながら測定するため、連続的に効率良く測定できる。
にあれば、トレッドゴム内に超音波が入りやすくなり、
ブレーカーＲＲＯを測定できる。またタイヤ13を回転さ
せながら測定するため、連続的に効率良く測定できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図１において、10は水11を入れた水槽である。12
は水槽10の上に横方向に配置された回転軸で、この回転
軸12に、約下半分程度の被測定部位が水槽10の水11中に
入るようにタイヤ13が着脱自在に装着されている。14は
水槽10の水11中に配置された超音波ヘッドで、発信子と
受信子とを備え、発信子から水11を経てタイヤ13に対し
て径方向中心に向かって超音波を発信し、タイヤ13のト
レッド15及びワイヤーブレーカー16の各表面で反射した
超音波を受信子で受信するようになっている。17は超音
波ヘッド14に接続された制御演算部であり、この超音波
ヘッド14及び制御演算部17により超音波変位計18が構成
されている。
する。図１において、10は水11を入れた水槽である。12
は水槽10の上に横方向に配置された回転軸で、この回転
軸12に、約下半分程度の被測定部位が水槽10の水11中に
入るようにタイヤ13が着脱自在に装着されている。14は
水槽10の水11中に配置された超音波ヘッドで、発信子と
受信子とを備え、発信子から水11を経てタイヤ13に対し
て径方向中心に向かって超音波を発信し、タイヤ13のト
レッド15及びワイヤーブレーカー16の各表面で反射した
超音波を受信子で受信するようになっている。17は超音
波ヘッド14に接続された制御演算部であり、この超音波
ヘッド14及び制御演算部17により超音波変位計18が構成
されている。
【００１１】上記構成において、ワイヤーブレーカーＲ
ＲＯを測定する際には、回転軸12にタイヤ13を装着し、
この回転軸12廻りにタイヤ13を矢印方向に回転させる。
そして、超音波ヘッド14の発信子からタイヤ13の中心に
向かって径方向に超音波を発信する。するとタイヤ13の
トレッド15の表面で図２に示す如く超音波が反射するの
で、この反射した超音波を受信子で受信すれば、超音波
ヘッド14からトレッド15の表面までの距離d1を測定でき
る。
ＲＯを測定する際には、回転軸12にタイヤ13を装着し、
この回転軸12廻りにタイヤ13を矢印方向に回転させる。
そして、超音波ヘッド14の発信子からタイヤ13の中心に
向かって径方向に超音波を発信する。するとタイヤ13の
トレッド15の表面で図２に示す如く超音波が反射するの
で、この反射した超音波を受信子で受信すれば、超音波
ヘッド14からトレッド15の表面までの距離d1を測定でき
る。
【００１２】またタイヤ13が水11の中にあるので、図２
に示すように超音波はトレッド15の表面からトレッドゴ
ム19内に入り、ブレーカー16の表面で反射する。このた
め、このブレーカー16の表面で反射した超音波を受信子
で受信すれば、トレッド15の表面からブレーカー16の表
面までの距離d2を測定できる。従って、ｄ＝d1＋d2を求
めれば、超音波ヘッド14からブレーカー16までの距離ｄ
が求まるので、タイヤ13の全周にわたって同様の測定を
行なうことによって、ブレーカーＲＲＯを連続的に効率
良く測定できる。
に示すように超音波はトレッド15の表面からトレッドゴ
ム19内に入り、ブレーカー16の表面で反射する。このた
め、このブレーカー16の表面で反射した超音波を受信子
で受信すれば、トレッド15の表面からブレーカー16の表
面までの距離d2を測定できる。従って、ｄ＝d1＋d2を求
めれば、超音波ヘッド14からブレーカー16までの距離ｄ
が求まるので、タイヤ13の全周にわたって同様の測定を
行なうことによって、ブレーカーＲＲＯを連続的に効率
良く測定できる。
【００１３】また水槽10はタイヤ13全体を入れる大きさ
であっても良いし、更に回転軸12は上下方向に設けても
良い。
であっても良いし、更に回転軸12は上下方向に設けても
良い。
【００１４】
【発明の効果】本発明に係る測定方法によれば、タイヤ
13を水中で軸心廻りに回転させておき、水中の超音波ヘ
ッド14によりタイヤ13の径方向の中心に向かって超音波
を発信し、タイヤ13のブレーカー16によって反射する超
音波を超音波ヘッド14で受信するので、ブレーカーＲＲ
Ｏを連続的に効率良く測定できる。
13を水中で軸心廻りに回転させておき、水中の超音波ヘ
ッド14によりタイヤ13の径方向の中心に向かって超音波
を発信し、タイヤ13のブレーカー16によって反射する超
音波を超音波ヘッド14で受信するので、ブレーカーＲＲ
Ｏを連続的に効率良く測定できる。
【００１５】また本発明に係る測定装置によれば、水槽
10と、タイヤ13の少なくとも被測定部位側が水槽10の水
中に入るようにタイヤ13を装着する回転軸12と、水槽10
内の水を経てタイヤ13の被測定部位に対して径方向の中
心に向かって超音波を発信しかつタイヤ13のブレーカー
16から反射した超音波を受信する超音波ヘッド14とを備
えているので、ブレーカーＲＲＯの連続測定を容易に行
なうことができる。
10と、タイヤ13の少なくとも被測定部位側が水槽10の水
中に入るようにタイヤ13を装着する回転軸12と、水槽10
内の水を経てタイヤ13の被測定部位に対して径方向の中
心に向かって超音波を発信しかつタイヤ13のブレーカー
16から反射した超音波を受信する超音波ヘッド14とを備
えているので、ブレーカーＲＲＯの連続測定を容易に行
なうことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】同要部の説明図である。
【図３】従来例を示す説明図である。
【図４】従来例を示す説明図である。
10 水槽
11 水
12 回転軸
13 タイヤ
14 超音波ヘッド
16 ブレーカー
Claims (2)
- 【請求項１】 タイヤ(13)を水中で軸心廻りに回転させ
ておき、水中の超音波ヘッド(14)によりタイヤ(13)の径
方向の中心に向かって超音波を発信し、タイヤ(13)のブ
レーカー(16)によって反射する超音波を超音波ヘッド(1
4)で受信することを特徴とするタイヤのブレーカーＲＲ
Ｏ測定方法。 - 【請求項２】 水槽(10)と、タイヤ(13)の少なくとも被
測定部位側が水槽(10)の水中に入るようにタイヤ(13)を
装着する回転軸(12)と、水槽(10)内の水を経てタイヤ(1
3)の被測定部位に対して径方向の中心に向かって超音波
を発信しかつタイヤ(13)のブレーカー(16)から反射した
超音波を受信する超音波ヘッド(14)とを備えたことを特
徴とするタイヤのブレーカーＲＲＯ測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16714591A JPH0518731A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | タイヤのブレーカーｒｒｏ測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16714591A JPH0518731A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | タイヤのブレーカーｒｒｏ測定方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518731A true JPH0518731A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15844258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16714591A Pending JPH0518731A (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | タイヤのブレーカーｒｒｏ測定方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518731A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013096698A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-20 | Bridgestone Corp | トレッド厚さ測定装置及び測定方法 |
| WO2013089237A1 (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-20 | 株式会社ブリヂストン | トレッド厚さ測定方法 |
| EP2781878A4 (en) * | 2011-11-14 | 2015-06-10 | Bridgestone Corp | METHOD OF MEASURING THE THICKNESS OF THE BEARING STRIP |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP16714591A patent/JPH0518731A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013096698A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-20 | Bridgestone Corp | トレッド厚さ測定装置及び測定方法 |
| EP2781878A4 (en) * | 2011-11-14 | 2015-06-10 | Bridgestone Corp | METHOD OF MEASURING THE THICKNESS OF THE BEARING STRIP |
| US9329032B2 (en) | 2011-11-14 | 2016-05-03 | Bridgestone Corporation | Tread thickness measuring method |
| CN103946669B (zh) * | 2011-11-14 | 2016-12-14 | 株式会社普利司通 | 胎面厚度测量方法 |
| WO2013089237A1 (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-20 | 株式会社ブリヂストン | トレッド厚さ測定方法 |
| JP2013124977A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Bridgestone Corp | トレッド厚さ測定方法 |
| CN104011501A (zh) * | 2011-12-15 | 2014-08-27 | 株式会社普利司通 | 胎面厚度测量方法 |
| EP2796831A4 (en) * | 2011-12-15 | 2015-06-10 | Bridgestone Corp | METHOD FOR MEASURING THE RUNNING LAYER THICKNESS |
| US9513116B2 (en) | 2011-12-15 | 2016-12-06 | Bridgestone Corporation | Tread thickness measuring method |
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