JP6073259B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents
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Description
また、シャフトの偏心量が多少ばらついても、シャフトの偏心を吸収できる。
さらに、シャフトと凹凸形状部によってセンサ本体がブラケット内で二点支持を受けて位置決めされる。したがって、シャフトの回転によるセンサ本体の踊り量が小さくなり、誤差の少ない角度検出が可能になる。
上記課題を解決する回転角度検出装置は、回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、回転体に連結されたシャフトが係合される係合部を有するセンサ本体と、センサ本体を保持するブラケットとを備え、そのブラケットを介してシャフト側の相手部品に取り付けられる回転角度検出装置において、前記センサ本体と前記ブラケットの協働により、前記シャフトの回転面を規定する二軸方向への互いの相対移動を許容する偏心吸収機構を備え、前記偏心吸収機構は、前記センサ本体及び前記ブラケットの一方に設けられたリブが他方に設けられた穴に係合する凹凸形状部と規定され、その凹凸形状部は、前記シャフトの偏心量に応じて互いの当接位置が変位して互いの相対移動を許容する調整形状部を含み、前記調整形状部は、前記リブ及び前記穴のうち、矩形形状をなす一方に対する他方に含まれ、当該他方について、前記二軸方向のうちの一方向に沿った一方側及び他方側の少なくとも一方に凸の曲線形状をなすR形状部が前記調整形状部と規定されることをその要旨としている。
この構成によれば、シャフトが回転面を規定する二軸方向に偏心している場合にあって、そのシャフトをセンサ本体の係合部に係合するとき、センサ本体とブラケットが互いに相対移動してシャフトの偏心が吸収される。センサ本体とブラケットの協働により偏心吸収機構が構成され、この偏心吸収機構によってシャフトの偏心が吸収される。つまり、センサ本体が関与して、シャフトの偏心が二軸方向で吸収される。したがって、センサ本体によってシャフトの偏心を二軸方向で吸収することができる。
また、シャフトの偏心量が多少ばらついても、シャフトの偏心を吸収できる。
さらに、矩形形状をなす例えば穴を規定する壁に対する当接位置が変位可能なR形状部がリブに含まれる。これにより、シャフトの偏心量に応じて壁に対するR形状部の当接位置が変位してリブは穴の中で移動が許容される。したがって、曲線形状に倣いシャフトの偏心を吸収できる。
図1に示すように、回転角度検出装置は、回転体であるステアリング1の回転角度を検出するにあたり、ステアリング1に連結されたステアリングシャフト2の回転角度を検出するステアリングアングルセンサ(SAS)3と規定される。
図3に示すように、ステアリングシャフト2の中心が、ブラケット6の基準位置でセンサ本体5が保持されるときの係止孔4の中心と一致する場合が、「シャフト偏心なし」の場合と規定される。この場合、ステアリングシャフト2を係止孔4に係合するとき、ブラケット6に対するセンサ本体5の移動は生じない。
(1)ステアリングシャフト2が回転面を規定する二軸方向(X軸方向とY軸方向)に偏心している場合にあって、そのステアリングシャフト2をセンサ本体5の係止孔4に係合するとき、センサ本体5とブラケット6が互いに相対移動してステアリングシャフト2の偏心が吸収される。センサ本体5とブラケット6の協働により偏心吸収機構11が構成され、この偏心吸収機構11によってステアリングシャフト2の偏心が吸収される。つまり、センサ本体5が関与して、ステアリングシャフト2の偏心が二軸方向で吸収される。したがって、センサ本体5によってステアリングシャフト2の偏心を二軸方向で吸収することができる。
・センサ本体5に位置決めリブ12(凸)を設けるとともに、ブラケット6に穴13(凹)を設ける構成に代えて、凹凸関係を逆にした構成を採用してもよい。
(イ)回転角度検出装置において、センサ本体とブラケットの協働により、シャフトの回転方向へのブラケットに対するセンサ本体の移動を規制する位置決め機構を備えること。
(ハ)回転角度検出装置において、凹凸形状部がさらに位置決め機構を兼ねること。
(ニ)回転角度検出装置において、センサ本体及びブラケットの一方に設けられたリブが他方に設けられた穴に係合する凹凸形状部を兼用して、偏心吸収機構及び位置決め機構の双方が規定されること。
Claims (2)
- 回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、回転体に連結されたシャフトが係合される係合部を有するセンサ本体と、センサ本体を保持するブラケットとを備え、そのブラケットを介してシャフト側の相手部品に取り付けられる回転角度検出装置において、
前記センサ本体と前記ブラケットの協働により、前記シャフトの回転面を規定する二軸方向への互いの相対移動を許容する偏心吸収機構を備え、
前記偏心吸収機構は、前記センサ本体及び前記ブラケットの一方に設けられたリブが他方に設けられた穴に係合する凹凸形状部と規定され、その凹凸形状部は、前記シャフトの偏心量に応じて互いの当接位置が変位して互いの相対移動を許容する調整形状部を含むとともに、前記凹凸形状部は、前記当接位置で前記シャフトの回転方向への前記ブラケットに対する前記センサ本体の移動を規制する位置決め機構を兼ねる
ことを特徴とする回転角度検出装置。 - 回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置であって、回転体に連結されたシャフトが係合される係合部を有するセンサ本体と、センサ本体を保持するブラケットとを備え、そのブラケットを介してシャフト側の相手部品に取り付けられる回転角度検出装置において、
前記センサ本体と前記ブラケットの協働により、前記シャフトの回転面を規定する二軸方向への互いの相対移動を許容する偏心吸収機構を備え、
前記偏心吸収機構は、前記センサ本体及び前記ブラケットの一方に設けられたリブが他方に設けられた穴に係合する凹凸形状部と規定され、その凹凸形状部は、前記シャフトの偏心量に応じて互いの当接位置が変位して互いの相対移動を許容する調整形状部を含み、
前記調整形状部は、前記リブ及び前記穴のうち、矩形形状をなす一方に対する他方に含まれ、当該他方について、前記二軸方向のうちの一方向に沿った一方側及び他方側の少なくとも一方に凸の曲線形状をなすR形状部が前記調整形状部と規定される
ことを特徴とする回転角度検出装置。
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