JP6072598B2 - エスカレータ - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1によるエスカレータの概略図である。図2は図1のスプロケット及びチェーンを示す図であり、図3は図2のB−Bにおける断面模式図(片側のみ)であり、図4は図2のA−Aにおける断面模式図である。図5は図1のチェーンの拡大概略図であり、図6は図1のはしご状のチェーン対を示す図である。図7は図2のレールの切欠き部を示す図であり、図8は図4のスプロケットとローラの係合を示す拡大図である。図9は本発明の実施の形態1によるスプロケットとローラの係合を示す図であり、図10は比較例によるスプロケットとローラの係合を示す図である。エスカレータ50のトラス1の内部には、スプロケット2、駆動機3、レール17、18(図2参照)、ステップ4が設置されている。上部に設置された駆動機3とスプロケット2は図示しないチェーン等で連結されており、駆動機3を回転させることでスプロケット2を回転させる。図1に示したエスカレータ50は、上部のスプロケット2を回転させ、はしご状のチェーン対40(図6参照)を駆動させることで、2つのチェーン6の間に取り付けているステップ4を駆動させ、ステップ4上の乗客を昇降させる。
9はレール17の端部にあり、このレール17の端部は主軸5の鉛直方向の上方に配置される。実施の形態1のエスカレータ50は、チェーン6がレール17とスプロケット2との間の乗移りをスムーズにするために、切欠き部19を有し、スプロケット2はレール17からはみ出したローラ32の一部であるはみ出し部36をすくい上げる構造となっている。図3に示すように、スプロケット2の歯先部24は、プレート31との干渉を避けるために、例えばスプロケット2の外側部分を削除するように旋盤等で加工される。ローラ32と係合するスプロケット2の歯先部24の厚さは、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄い。また、実施の形態1では、ローラ32と係合するスプロケット2の歯底部21の厚さが、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄い例を示した。なお、レール17の切欠き部19は、レール17と別部品であっても良い。図8、図9に示すように、ローラ32の角部35がエスカレータ50の傾斜した歯底部21に当るようにすることで、スプロケット2の角部25がローラ32のはみ出し部36に接触することを抑制する。図8はレール17の切欠き部19におけるスプロケット2の歯底部21とローラ32との係合関係を示し、図9はレール17、18が配置されていない位置(例えば、図2の左側)におけるスプロケット2の歯底部21とローラ32との係合関係を示している。
実施の形態2では、歯底部21の傾き角度の設定例を説明する。歯底部21の傾き角度は、スプロケット2の加工精度や回転時の振れを考慮して、スプロケット2の回転時に振れが生じたときでも確実に歯底部21にローラ32の角部35が当るような角度を設定することが好ましい。例えば、スプロケット2の外径をφ700mm、振れの許容値を2mmとしたときに、スプロケット2の歯底部21が2mm振れたときでも歯底部21にローラ32の角部35が接触できるように、歯底部21の傾斜はsin−1(2/350)=0.3°程度にする。このようにすることで、製造ばらつき等でスプロケット2の回転時に振れが生じても、スプロケット2の角部25にローラ32が当ることなく、ローラ32の角部35がスプロケット2の歯底部21の傾斜面に当るため、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。
スプロケット2の製造例を説明する。図11は、本発明の実施の形態3によるスプロケットの加工方法を説明する図である。本発明のエスカレータ50は、チェーン6に取付けるローラ32の素材を樹脂にする。樹脂製のローラ32は、スプロケット2で駆動することで、弾性体の樹脂が緩衝材の役割となるため、エスカレータ50のスプロケット2の歯底部21の高精度な仕上げ加工を削減することができる。本発明のスプロケット2は、歯底部21の仕上げ加工が不要となるので、スプロケット2の歯切りする際に大掛かりなホブ盤を使用せずに、レーザやガス等でスプロケット2の歯面を溶断したものでもよい。スプロケット2の歯面を溶断することで、切断面は必ず傾斜ができるため、溶断時にできた傾斜を用いて、実施の形態1及び2と同様にローラ32の角部35がスプロケット2の歯底部21に当るようにスプロケット2を配置することで、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラの寿命を長くすることができる。
実施の形態4では、傾斜した係合面38を有するローラ32を用いた例を説明する。図12は、本発明の実施の形態4によるスプロケットとローラの係合を示す図である。図12のように外観や断面が台形形状のローラ32を用いて、ローラ32の角部35をスプロケット2の軸8に平行な歯底部22に接触させるようにしても、実施の形態1と同様の効果を有する。実施の形態4では、ローラ32の係合面37は、当該ローラ32の回転軸(軸8の中心軸)に対して傾斜しており、スプロケット2の歯底部22は、歯面が、当該スプロケット2の回転軸(主軸5の中心軸)と平行である。
Claims (5)
- リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
前記ローラの係合面に対向する前記スプロケットの歯底部の歯面は、前記ローラの前記係合面とは平行ではなく、かつ前記ローラの前記係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレータ。 - 前記ローラの前記係合面は、当該ローラの回転軸と平行であり、
前記歯底部は、前記歯面が、前記ローラの前記係合面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ。 - 前記ローラの前記係合面は、当該ローラの回転軸に対して傾斜しており、
前記歯底部は、前記歯面が、当該スプロケットの回転軸と平行であることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ。 - リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
前記チェーン対は、互いに対向する2つの前記スプロケットにおける歯底部の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、
2つの前記スプロケットは、それぞれの前記歯底部における、前記ローラと対向する側の歯面の傾斜が、前記チェーン対における前記歯底部の外面間に対する配置位置と同じ方向に向かって下がっており、
前記ローラの前記係合面に対向する前記歯底部の歯面は、前記ローラの係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレータ。 - リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
前記チェーン対は、互いに対向する2つの前記スプロケットにおける歯底部の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、
前記チェーン対の前記ローラは、前記チェーン対における前記歯底部の外面間に対する配置位置と同じ方向のローラ径が反対側のローラ径よりも小さくなる傾斜を有し、
前記ローラの前記係合面に対向する前記歯底部の歯面は、前記ローラの係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレータ。
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