JP6072598B2 - エスカレータ - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータに関し、特に、エスカレータのスプロケット及びチェーンの係合に関するものである。
エスカレータ(乗客コンベア)は、無端状の踏段チェーンによって連結された多数の踏段が、踏段チェーンが上階側及び下階側のスプロケットによって巻き掛けられ、これらのスプロケットの回転に伴って、踏段チェーンとこれに連結された多数の踏段がスプロケットの間を循環移動するようになっている。
特許文献1には、駆動スプロケットと従動スプロケットにより無端チェーンを循環させて、複数のトレーを移動するロータリーラックが記載されている。このロータリーラックは、スプロケットの係合溝の仕上げ加工が不要となり、係合溝が摩耗した際のスプロケットのメンテナンスを容易に行うために、各スプロケットの係合溝に被装する係合部被装部材を脱着可能に取付けていた。
特開2001−233408号公報(0007段、図7)
従来のエスカレータは、駆動させる対象が重量物であったり、稼働頻度が高くなると、スプロケットが摩耗し、騒音が大きくなったり、チェーンが外れやすくなる。また、チェーンと係合するスプロケットの係合溝(歯底部に相当する)に仕上げ加工が必要で、製造工程が多くなるという問題があった。エスカレータのスプロケットに特許文献1の係合部被装部材を取り付けると、部品点数が多くなり、係合部被装部材の加工工程や取付工程が多くなる問題が生じる。また、係合部被装部材の摩耗により、高頻度で係合部被装部材を交換する必要が生じる問題がある。また、チェーンのリンク部分に樹脂製のローラを用いる場合には、ローラを長寿命にしたいとの要求がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構造で長寿命であり、チェーンに用いる樹脂製のローラを長寿命にすることができるエスカレータのスプロケットを得ることを目的としている。
本発明のエスカレータは、リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、チェーン対の軸に接続されたステップと、スプロケットを回転させる駆動機とを備え、ローラと係合するスプロケットの歯先部の厚さが、ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、ローラの係合面に対向するスプロケットの歯底部の歯面が、ローラの係合面とは平行ではなく、かつローラの係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とする。
本発明のエスカレータによれば、スプロケットの歯底部の歯面が、ローラの係合面とは平行ではなく、かつローラの角部と係合するので、簡易な構造で長寿命であり、チェーンに用いる樹脂製のローラを長寿命にすることができる。
本発明の実施の形態1によるエスカレータの概略図である。 図1のスプロケット及びチェーンを示す図である。 図2のB−Bにおける断面模式図である。 図2のA−Aにおける断面模式図である。 図1のチェーンの拡大概略図である。 図1のはしご状のチェーン対を示す図である。 図2のレールの切欠き部を示す図である。 図4のスプロケットとローラの係合を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1によるスプロケットとローラの係合を示す図である。 比較例によるスプロケットとローラの係合を示す図である。 本発明の実施の形態3によるスプロケットの加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態4によるスプロケットとローラの係合を示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるエスカレータの概略図である。図2は図1のスプロケット及びチェーンを示す図であり、図3は図2のB−Bにおける断面模式図(片側のみ)であり、図4は図2のA−Aにおける断面模式図である。図5は図1のチェーンの拡大概略図であり、図6は図1のはしご状のチェーン対を示す図である。図7は図2のレールの切欠き部を示す図であり、図8は図4のスプロケットとローラの係合を示す拡大図である。図9は本発明の実施の形態1によるスプロケットとローラの係合を示す図であり、図10は比較例によるスプロケットとローラの係合を示す図である。エスカレータ50のトラス1の内部には、スプロケット2、駆動機3、レール17、18(図2参照)、ステップ4が設置されている。上部に設置された駆動機3とスプロケット2は図示しないチェーン等で連結されており、駆動機3を回転させることでスプロケット2を回転させる。図1に示したエスカレータ50は、上部のスプロケット2を回転させ、はしご状のチェーン対40(図6参照)を駆動させることで、2つのチェーン6の間に取り付けているステップ4を駆動させ、ステップ4上の乗客を昇降させる。
図2〜図6を用いて、スプロケット2及びチェーン6について説明する。円盤状のスプロケット2は、主軸5の両側に取り付けられており、スプロケット2が回転することで2つのチェーン6を駆動させる。駆動されたチェーン6のローラ32はレール17、18上を転送する。図5に示すように、チェーン6はプレート31とローラ32と軸33から構成されており、軸33の通る箇所であるリンク部分には全て樹脂製のローラ32が配置される。図5(a)は軸33に垂直な方向から見たチェーン6の上面図であり、図5(b)は軸33と平行な方向から見たチェーン6の側面図である。
図6に示すように、間隔を開けて2つのチェーン6を配置(図6において上下)し、2つのチェーン6間における一部にステップ4用の軸8を取付けることで、チェーン対40が形成される。1台分のエスカレータ50の所定の長さのチェーン対40を製作し、このチェーン対40を環状に接続し、エスカレータ50内に設置する。環状に接続されたチェーン対40は、スプロケット2で駆動することにより回転する。2つのチェーン6間に取付けた軸8にエスカレータ50のステップ4を取り付け、スプロケット2を回転させることで、ステップ4を駆動させる。
スプロケット2とチェーン6のローラ32との係合について説明する。図2、図7に示すようにレール17には、レールの幅方向に切欠き部19が設けられている。切欠き部1
9はレール17の端部にあり、このレール17の端部は主軸5の鉛直方向の上方に配置される。実施の形態1のエスカレータ50は、チェーン6がレール17とスプロケット2との間の乗移りをスムーズにするために、切欠き部19を有し、スプロケット2はレール17からはみ出したローラ32の一部であるはみ出し部36をすくい上げる構造となっている。図3に示すように、スプロケット2の歯先部24は、プレート31との干渉を避けるために、例えばスプロケット2の外側部分を削除するように旋盤等で加工される。ローラ32と係合するスプロケット2の歯先部24の厚さは、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄い。また、実施の形態1では、ローラ32と係合するスプロケット2の歯底部21の厚さが、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄い例を示した。なお、レール17の切欠き部19は、レール17と別部品であっても良い。図8、図9に示すように、ローラ32の角部35がエスカレータ50の傾斜した歯底部21に当るようにすることで、スプロケット2の角部25がローラ32のはみ出し部36に接触することを抑制する。図8はレール17の切欠き部19におけるスプロケット2の歯底部21とローラ32との係合関係を示し、図9はレール17、18が配置されていない位置(例えば、図2の左側)におけるスプロケット2の歯底部21とローラ32との係合関係を示している。
ローラ32の係合面37に対して傾斜した歯底部21は、例えば、図4、図8、図9のようにローラ32が2つのスプロケット2の内側に配置する場合、すなわちローラ32の外側の角部35がスプロケット2の歯底部21に係合する場合では、2つのスプロケット2の歯底部21に設ける斜面を2つのスプロケット2の内側に下がる方向に設ける。実施の形態1では、ローラ32の係合面37は、当該ローラ32の回転軸(軸8の中心軸)と平行であり、歯底部21は、歯面が、ローラ32の係合面37に対して傾斜している。本発明のエスカレータ50は、ローラ32の係合面37に対向する歯底部21の歯面が、ローラ32の係合面37とは平行ではなく、かつ歯底部21の歯面はローラ32の係合面37における端周辺に位置する角部35と係合している。このような構成によれば、チェーン対40の両側のローラ32が2つのスプロケット2にすくい上げられる際に、スプロケット2の角部25にローラ32が当ることなく、ローラ32の角部35がスプロケット2の傾斜した歯底部21に当るように、スプロケット2とローラ32が係合するので、ローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、ローラ32の寿命を長くすることができる。
ローラの係合面37に対して傾斜した歯底部21を有しない比較例を説明する。図10に示すように、ローラ41の係合面に対して平行な歯底部22を有するスプロケット29は、その角部25がローラ41に接触すると、局所的に樹脂製のローラ41が変形し、繰返しスプロケット29の角部25がローラ41に当るとローラ41が磨耗して段差部42ができ、樹脂製のローラ41が破損する。比較例のローラ41は、外側の角部35から中央付近の係合面37がスプロケット29の歯底部22と広い範囲で係合する。これとは異なり、実施の形態1のように、ローラ32の係合面37に対して傾斜した歯底部21を有するスプロケット2と樹脂製のローラ32の角部35が係合するようにすることで、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。
実施の形態1のエスカレータ50は、チェーン対40が、互いに対向する2つのスプロケット2における歯底部21の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、2つのスプロケット2のそれぞれの歯底部21における、ローラ32と対向する側の歯面の傾斜が、チェーン対40における歯底部21の外面間に対する配置位置と同じ方向に向かって下がっており、ローラ32の係合面37に対向する歯底部21の歯面は、ローラ32の係合面37における端周辺に位置する角部35と係合している。
なお、チェーン対40の両側のローラ32が2つのスプロケット2の外側にはみ出すように配置する場合、すなわちローラ32の内側の角部35がスプロケット2の歯底部21に係合する場合は、2つのスプロケット2の歯底部21の傾斜を外側に下がる方向に設置することで、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。
実施の形態1のエスカレータのスプロケット2によれば、チェーン6のリンク部分に配置された樹脂製のローラ32と係合するスプロケット2の歯先部24の厚さが、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄く、ローラ32の係合面37に対向するスプロケット2の歯底部21の歯面が、ローラ32の係合面37とは平行ではなく、かつローラ32の係合面37における端周辺に位置する角部35と係合するので、簡易な構造で長寿命であり、チェーンに用いる樹脂製のローラを長寿命にすることができる。
実施の形態1のエスカレータ50によれば、リンク部分に樹脂製のローラ32が配置された2本のチェーン6が軸8で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対40と、チェーン対40と係合する、主軸5に接続された2つのスプロケット2と、チェーン対40の軸8に接続されたステップ4と、スプロケット2を回転させる駆動機3とを備え、スプロケット2は、チェーン6のリンク部分に配置された樹脂製のローラ32と係合するスプロケット2の歯先部24の厚さが、ローラ32の回転外周面である係合面37の幅よりも薄く、ローラ32の係合面37に対向するスプロケット2の歯底部21の歯面が、ローラ32の係合面37とは平行ではなく、かつローラ32の係合面37における端周辺に位置する角部35と係合するので、スプロケット2の構造を簡易にでき、チェーン6に用いる樹脂製のローラ32及びスプロケット2を長寿命にすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、歯底部21の傾き角度の設定例を説明する。歯底部21の傾き角度は、スプロケット2の加工精度や回転時の振れを考慮して、スプロケット2の回転時に振れが生じたときでも確実に歯底部21にローラ32の角部35が当るような角度を設定することが好ましい。例えば、スプロケット2の外径をφ700mm、振れの許容値を2mmとしたときに、スプロケット2の歯底部21が2mm振れたときでも歯底部21にローラ32の角部35が接触できるように、歯底部21の傾斜はsin−1(2/350)=0.3°程度にする。このようにすることで、製造ばらつき等でスプロケット2の回転時に振れが生じても、スプロケット2の角部25にローラ32が当ることなく、ローラ32の角部35がスプロケット2の歯底部21の傾斜面に当るため、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。
実施の形態3.
スプロケット2の製造例を説明する。図11は、本発明の実施の形態3によるスプロケットの加工方法を説明する図である。本発明のエスカレータ50は、チェーン6に取付けるローラ32の素材を樹脂にする。樹脂製のローラ32は、スプロケット2で駆動することで、弾性体の樹脂が緩衝材の役割となるため、エスカレータ50のスプロケット2の歯底部21の高精度な仕上げ加工を削減することができる。本発明のスプロケット2は、歯底部21の仕上げ加工が不要となるので、スプロケット2の歯切りする際に大掛かりなホブ盤を使用せずに、レーザやガス等でスプロケット2の歯面を溶断したものでもよい。スプロケット2の歯面を溶断することで、切断面は必ず傾斜ができるため、溶断時にできた傾斜を用いて、実施の形態1及び2と同様にローラ32の角部35がスプロケット2の歯底部21に当るようにスプロケット2を配置することで、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラの寿命を長くすることができる。
例えば、図11のように鉄鋼材料10をレーザ加工する。発信機から発生したレーザ光11は、筐体12の中を通り、ミラー(図示せず)で反射され、集光レンズ13を通って、鉄鋼材料10に到達し鉄鋼材料10を加工する。加工時にアシストガス(酸素ガス)を吹き付け、溶断時の反応熱を利用して切断する。加工断面15は外側に広がるように加工されるため、溶断では必ず加工断面にテーパが生じる。図11における符号14を付したものは、レーザ加工にて発生したデブリである。鉄鋼材料10を板厚15mmのSS400材とし、このSS400材を、レーザ出力2400W、加工速度800mm/min、アシストガスの圧力0.65MPaにてレーザ加工した場合に、加工断面15の傾斜角度は0.2°程度である。
本発明のエスカレータ50は、レーザ加工により切断されたスプロケット2の歯底部21がローラ32の角部35に当るように両側のスプロケット2を配置することで、ローラ32がスプロケット2の角部25に接触せず、ローラ32の角部35がスプロケット2の歯底部21に接触するので、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。また、本発明のエスカレータ50は、樹脂製のローラ32をスプロケット2で回転させるため、歯底部21の凹凸が樹脂の弾性で緩和され、スプロケット2の歯底部21における加工面の面粗さはRz50程度で良く、レーザで歯切りした後の歯面の仕上げ加工が不要となる。このため、本発明のエスカレータ50は、ホブ盤等の大型の歯切りツールを用いた仕上げ加工が不要となり、設備費を抑制でき、スプロケット2の加工時間を削減できる。本発明のエスカレータ50は、樹脂製のローラ32を用いるので、鉄製のローラに比べて係合面での騒音が緩和できる。
実施の形態4.
実施の形態4では、傾斜した係合面38を有するローラ32を用いた例を説明する。図12は、本発明の実施の形態4によるスプロケットとローラの係合を示す図である。図12のように外観や断面が台形形状のローラ32を用いて、ローラ32の角部35をスプロケット2の軸8に平行な歯底部22に接触させるようにしても、実施の形態1と同様の効果を有する。実施の形態4では、ローラ32の係合面37は、当該ローラ32の回転軸(軸8の中心軸)に対して傾斜しており、スプロケット2の歯底部22は、歯面が、当該スプロケット2の回転軸(主軸5の中心軸)と平行である。
例えば、ローラ32の最大径φ2がφ76mm、幅d1を25mm、スプロケット2とローラ32の掛かり代d2が10mmとしたときに、先に述べたスプロケット2の回転時に振れが生じたときにスプロケット2の角部25がローラ32に接触しないように、ローラ32の係合面38(外周)にスプロケット2の歯底部22に対して0.3°傾斜した傾斜を設ける。図12のように、エスカレータ50の外側に位置するローラ32の最大径φ2がφ76mmに対して、エスカレータ50の内側に位置するローラ径(ローラ32の最小径φ1)をφ75.7mmにすることで、スプロケット2の回転時に2mm振れたときでも軸8に平行な歯底部22にローラ32の角部35が接触するため、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。なお、図12において軸8の端から軸8が延伸する方向はエスカレータ50の内側へ向かう方向である。
図12では、はしご状のチェーン対40の両側のローラ32が2つのスプロケット2の内側にはみ出すように配置する場合、すなわちローラ32の外側の角部35がスプロケット2の歯底部22に係合する場合は、両側のローラ32の係合面38とスプロケット2の歯底部22との隙間が内側に向かって広がるようにローラ32が設置される。他の表現をすれば、スプロケット2の歯底部22の側における、両側のローラ32の係合面38の傾斜が内側に向かって上がる方向にローラ32が設置されている。なお、はしご状のチェーン対40の両側のローラ32が2つのスプロケット2の外側に配置する場合、すなわちローラ32の内側の角部35がスプロケット2の歯底部22に係合する場合は、両側のローラ32の係合面38とスプロケット2の歯底部22との隙間が外側に向かって広がるようにローラ32を設置することで、すなわち、スプロケット2の歯底部22の側における、両側のローラ32の係合面38の傾斜を外側に向かって上がる方向にローラ32を設置することで、樹脂製のローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、樹脂製のローラ32の寿命を長くすることができる。
実施の形態4のエスカレータ50は、チェーン対40が、互いに対向する2つのスプロケット2における歯底部22の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、チェーン対40のローラ32が、チェーン対40における歯底部22の外面間に対する配置位置と同じ方向のローラ径が反対側のローラ径よりも小さくなる傾斜を有し、ローラ32の係合面38に対向するスプロケット2の歯底部22の歯面が、ローラ32の係合面38における端周辺に位置する角部35と係合している。
実施の形態4のチェーン6は、はしご状のチェーン対40の両側のローラ32が2つのスプロケット2にすくい上げられる際に、スプロケット2の角部25にローラ32が当ることなく、ローラ32の角部35がスプロケット2の軸8に平行な歯底部22に当るように、スプロケット2とローラ32が係合するので、ローラ32にかかる局所的な応力を緩和でき、ローラ32の寿命を長くすることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2…スプロケット、3…駆動機、4…ステップ、5…主軸、6…チェーン、8…軸、21…歯底部、22…歯底部、24…歯先部、32…ローラ、35…角部、37…係合面、38…係合面、40…チェーン対、50…エスカレータ。

Claims (5)

  1. リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
    前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
    前記ローラの係合面に対向する前記スプロケットの歯底部の歯面は、前記ローラの前記係合面とは平行ではなく、かつ前記ローラの前記係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレー
  2. 前記ローラの前記係合面は、当該ローラの回転軸と平行であり、
    前記歯底部は、前記歯面が、前記ローラの前記係合面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載のエスカレー
  3. 前記ローラの前記係合面は、当該ローラの回転軸に対して傾斜しており、
    前記歯底部は、前記歯面が、当該スプロケットの回転軸と平行であることを特徴とする請求項1記載のエスカレー
  4. リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
    前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
    前記チェーン対は、互いに対向する2つの前記スプロケットにおける歯底部の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、
    2つの前記スプロケットは、それぞれの前記歯底部における、前記ローラと対向する側の歯面の傾斜が、前記チェーン対における前記歯底部の外面間に対する配置位置と同じ方向に向かって下がっており、
    前記ローラの前記係合面に対向する前記歯底部の歯面は、前記ローラの係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレータ。
  5. リンク部分に樹脂製のローラが配置された2本のチェーンが軸で連結され、環状に接続されたはしご状のチェーン対と、前記チェーン対と係合する、主軸に接続された2つのスプロケットと、前記チェーン対の前記軸に接続されたステップと、前記スプロケットを回転させる駆動機とを備え、
    前記ローラと係合する前記スプロケットの歯先部の厚さは、前記ローラの回転外周面である係合面の幅よりも薄く、
    前記チェーン対は、互いに対向する2つの前記スプロケットにおける歯底部の外面間よりも内側に配置されるかまたは外側にはみ出して配置され、
    前記チェーン対の前記ローラは、前記チェーン対における前記歯底部の外面間に対する配置位置と同じ方向のローラ径が反対側のローラ径よりも小さくなる傾斜を有し、
    前記ローラの前記係合面に対向する前記歯底部の歯面は、前記ローラの係合面における端周辺に位置する角部と係合することを特徴とするエスカレータ。
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