JP6070351B2 - 液体噴射装置および液体噴射装置の制御方法 - Google Patents
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Description
インクジェットプリンターで使用される用紙は、「普通紙」、「マット紙」、「印刷用紙」および「光沢紙」のように印刷品質に応じて種々の用紙が用いられる。これらの用紙はパルプを主要な構成要素とするベース層を有し、「印刷用紙」および「光沢紙」はベース層を覆うように種々のコート層が多層に形成されている。一方、「普通紙」や「マット紙」は表裏面には白色度を上げる顔料等が塗布されているが、側端部はベース層が露出するため、側端部から粉状物が飛散しやすい。
このようなインクジェットプリンターでは、用紙1枚当たりの記録開始から終了までに要する時間(スループット)の短縮を図るべく、下記特許文献1に示すように、n回目のキャリッジの移動において、次回である(n+1)回目のキャリッジの移動における記録データを考慮してキャリッジの停止位置を決定する装置が知られている。
このような装置では、キャリッジの停止位置は用紙と対向する領域であり、1枚の用紙に対する記録が終了すると、用紙は排出方向に搬送されると共に、キャリッジは用紙の端部と交差して所定の待機位置に移動する。
そこで本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、用紙から飛散する粉状物によるノズル詰まりを抑制し印刷品質の低下を回避することを目的とする。
本適用例にかかる液体噴射装置は、印刷媒体を一方の方向に移動させる第1移動手段と、液体を噴射するノズルを有し、対向する前記印刷媒体に対して前記ノズルから前記液体を噴射するヘッドと、前記ヘッドを有し、前記一方の方向と異なる他方の方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを前記他方の方向に移動させる第2移動手段と、前記第1移動手段および前記第2移動手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記印刷媒体に対する前記ノズルからの前記液体の噴射が終了し、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させる場合、前記印刷媒体の端部を含む所定領域と前記ノズルとが交差するか、否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記所定領域と前記ノズルが交差すると判定した場合、前記第1移動手段および前記第2移動手段の少なくとも一方に対して前記所定領域と前記ノズルとの交差を回避する駆動を指示し、前記判定手段で前記所定領域と前記ノズルとが交差しないと判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させるべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示する駆動指示手段と、を有することを特徴とする。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記駆動指示手段は、前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとが交差すると判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジの何れか一方の移動速度を遅くするか、または、前記第1移動手段および前記第2移動手段の何れか一方を何れか他方よりも遅らせて駆動指示しても良い。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとが交差している状態であると判定した場合、前記駆動指示手段は、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動すべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示することが好ましい。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記印刷媒体に関する属性情報を取得する取得手段を備え、前記駆動指示手段は、取得した前記属性情報が前記印刷媒体の端部から粉状物の飛散を起こしにくい属性を示し、かつ、前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとの交差を判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジの少なくとも一方の移動速度を遅くして前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させることが好ましい。
本適用例にかかる液体噴射装置の制御方法は、印刷媒体を一方の方向に移動させる第1移動手段と、液体を噴射するノズルを有し、対向する前記印刷媒体に対して前記ノズルから前記液体を噴射するヘッドと、前記ヘッドを有し、前記一方の方向と異なる他方の方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを前記他方の方向に移動させる第2移動手段と、前記第1移動手段および前記第2移動手段の駆動を制御する制御手段と、を備える液体噴射装置の制御方法であって、前記印刷媒体に対する前記ノズルからの前記液体の噴射が終了し、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させる場合、前記印刷媒体の端部を含む所定領域と前記ノズルとが交差するか、否かを判定する判定工程と、前記判定工程で前記所定領域と前記ノズルが交差すると判定した場合、前記第1移動手段および前記第2移動手段の少なくとも一方に対して前記所定領域と前記ノズルとの交差を回避する駆動を指示し、前記判定工程で前記所定領域と前記ノズルとが交差しないと判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させるべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示する駆動指示工程と、を有することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る液体噴射装置としてのプリンター1を示す斜視図である。図1に示すように、プリンター1は、高さ方向であるZ軸方向に薄型のプリンターである。また、プリンター1は、四角箱状の本体8を有している。また、本体8の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向X(主走査方向)に沿って延びるように架設されたキャリッジガイド軸41に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
従動ローラー29の下流側には第2モーター(図示せず)により回転駆動される駆動ローラー32と、駆動ローラー32との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー33と、を備えて構成された第2中間送り部31が設けられている。そして、この第2中間送り部31により、用紙Pが更に下流側へと送られる。尚、用紙Pの送り量は駆動ローラー32の回転数を計測可能に設置されたロータリーエンコーダー(図示せず)の出力に基づいて算出される。また、第2中間送り部31には用紙Pの先端PS(図5)と終端PE(図5)とを検出可能な端部検出センサー(図示せず)が設置されている。
尚、プリンター1は上述した各駆動部の駆動を制御する制御手段である制御部100(図6)を備える。制御部100(図6)は、ハードウェアとして何れも図示しない、CPU、RAMおよびROM等を備え、ROMには各ハードウェアの駆動を制御するファームウェアが記憶されている。プリンター1が印刷を指示する印刷データを受け付けた場合、RAMに展開されたファームウェアは印刷データに基づいて上述した各駆動部の駆動を制御する。
図3に示すのは、通常記録モードにおいて、用紙に対して相対的なキャリッジ13の動作を示す平面概念図である。
記録ヘッド7には、複数のノズル列9およびセンサー10が設けられている。具体的には、図3における左側から第1ノズル列9a、第2ノズル列9b、第3ノズル列9c、第4ノズル列9d、第5ノズル列9eおよび第6ノズル列9fが形成されている。
また、記録ヘッド7における第1ノズル列9a〜第6ノズル列9fの幅方向両側には、用紙Pの有無を検出することができるセンサー10が設けられている。また、図3における点模様で示される範囲Aは、記録データに基づいて記録される範囲である。
図4に示すのは、最短記録モードにおける用紙に対する相対的なキャリッジの動作を示す平面概念図である。
最短記録モードが選択されている場合、今回のキャリッジ13の幅方向Xへの移動における記録データと、次回の幅方向Xへの移動における記録データとを考慮して当該回の幅方向Xへ移動した際のキャリッジ13の停止位置が決められる。図4における点模様で示される範囲Aは、記録データに基づいて記録される範囲である。
尚、2つのモードの比較を容易にすべく、記録データに基づいて記録される範囲Aは前述した図3と同じであるものとする。
次に、二回目のキャリッジ13の移動において、キャリッジ13は、図4における左側から右側へ移動する。この際、用紙Pの左側側端部P1より外側の位置に停止した状態から右側へ加速する。そして、記録される範囲Aの左端から記録を開始し、記録される範囲Aの右端まで所定の速度を保ちながら記録を実行する。その後、キャリッジ13は減速して停止する。
その後、キャリッジ13は減速して停止する。この際、次回である四回目のキャリッジ13の移動における記録データに基づいて記録される範囲Aを考慮してキャリッジ13の停止位置が決定される。前回と同様に、次回である四回目の記録開始位置が今回である三回目の記録終了位置より今回のキャリッジ13の移動方向下流側か否かを判断する。
この場合、次回のキャリッジ13の移動における記録データがない。従って、制御部100(図6)は、今回である四回目の記録される範囲Aの右端の位置から右側へ加減速に必要な距離を加えた位置で停止するように制御する。
図5に示すように、キャリッジ13の往復動により用紙PにおけるN回目の範囲Aの終点までの記録が終了すると、制御部100(図6)は、キャリッジ13が範囲Aの終点から待機位置まで右方向に移動するように制御すると共に、用紙Pを排出すべく所定の速度で下流方向に用紙Pを搬送するように制御する。範囲Aの終点位置や、範囲Aから用紙Pの終端PEまでの距離等によっては、キャリッジ13が右方向に移動する際、用紙Pが規定する所定領域LXと交差する態様で通過することが想定できる。
用紙Pは種類によって両側側端部P1,P2の断面からベース層を構成する材料の粉状物(紙粉)が剥離し易いため、このような場合、搬送手段5から伝わる振動により右側側端部P2の断面から生じる粉状物が飛散して舞い上がり、粉状物がノズル列9に付着しやすくなる。
本実施形態では、この所定領域LXは右側側端部P2の断面から生じる粉状物が多く飛散している領域であり、右側側端部P2を含み用紙Pの種類や大きさ等の属性に応じて6mm以上の領域が決定される。また、所定領域LXは図示したように、用紙Pの先端PSや終端PEからY方向、即ち用紙Pの長さ方向に突出した領域であっても良く、また、先端PSや終端PEと同等、または用紙Pの長さ方向に短い領域であっても良い。
制御部100は、駆動制御部110、用紙情報取得部120、キャリッジ位置取得部122、記録範囲取得部124、キャリッジ移動制御部126および用紙搬送制御部128を備える。また、駆動制御部110は、駆動モード決定部112、駆動順序決定部114および駆動指示部116を備える。
用紙情報取得部120は、プリンター1で印刷する用紙の属性情報を取得する取得手段として機能する。本実施形態では、用紙情報取得部120は、用紙の属性情報として用紙種類に関する情報を記録データやユーザーが操作スイッチ24を介して設定した設定値から取得する態様を想定する。尚、用紙種類に関する情報は、用紙Pに関して「普通紙」、「写真用紙」等の属性を示す情報である。取得した用紙種類に関する情報は、駆動モード決定部112に送られる。
記録範囲取得部124は、記録ヘッド7が記録している範囲Aの位置に関する情報を取得する。本実施形態では、端部検出センサーが用紙Pの先端PSを検出してからの用紙Pの搬送量に基づいて、用紙Pの先端PSから範囲Aまでの距離を取得する。取得した距離に関する情報は、駆動順序決定部114に送られる。
駆動モード決定部112は、用紙情報取得部120から用紙種類に関する情報を取得し、用紙種類に応じて駆動モードを決定する。本実施形態では、用紙種類が所定の用紙種類である場合には第一駆動モードに決定し、用紙種類が所定の用紙種類でない場合には第二駆動モードに決定する。尚、所定の用紙種類とは、例えば「普通紙」や「マット紙」のように、側端部の断面から粉状物が生じやすい用紙である。
駆動順序決定部114は、駆動モード決定部112が決定した駆動モード、キャリッジ位置取得部122が算出したキャリッジ13の位置情報、および記録範囲取得部124が取得した距離に関する情報に基づいて、キャリッジ13および用紙Pをそれぞれ移動させる順序を決定する。
本実施形態では、用紙Pおよびキャリッジ13をそれぞれ現在の位置から並行して移動させる場合、キャリッジ13のノズル列9が用紙Pの所定領域LXと交差するか、否かを判定する(判定手段)。判定の結果に基づいて駆動順序を決定し、決定した駆動順序を駆動指示部116に送る。
駆動指示部116は、駆動指示手段として機能し、駆動順序決定部114が決定した駆動順序に基づいて、キャリッジ移動制御部126および用紙搬送制御部128に対して駆動指示を送る。
キャリッジ移動制御部126は駆動指示に基づいて、キャリッジ13を移動させる第1モーター(図示せず)の回転を制御する。また、用紙搬送制御部128は駆動指示に基づいて、用紙Pを移動させる第2モーター(図示せず)の回転を制御する。
最初に、CPUは印刷が終了した用紙Pの用紙情報を取得し(ステップS200)、取得した用紙情報に基づいて、用紙Pの側端部から粉状物が飛散しやすい所定の用紙種類であるか、否かを判定する(ステップS202)。
ここで、用紙Pが所定の用紙種類である場合(ステップS202でYes)、CPUはステップS204以降に示す第一駆動モードを実行する。他方で、用紙Pが所定の用紙種類でない場合(ステップS202でNo)、CPUはステップS220以降に示す第二駆動モードを実行する。
CPUは、キャリッジ13の位置に関する情報および記録が終了した範囲Aの位置に関する情報を取得する(ステップS204)。
続いて、CPUは、取得したこれらの情報に基づいて、所定領域LXにおいてキャリッジ13と用紙Pとが交差した状態であるか、否かを判定する(ステップS205)。
ここで、所定領域LXにおいてキャリッジ13と用紙Pとが交差した状態であると判定した場合(ステップS205でYes)、ステップS214に進む。
続いて、CPUは、ステップS206での算出結果に基づき、キャリッジ13の移動および用紙Pの搬送を並行して行う場合、用紙Pの所定領域LXとキャリッジ13とが交差するか、否かを判定する(ステップS208)<判定工程>。本実施形態では、CPUは、キャリッジ13が現在の場所から移動を開始し、第6ノズル列9fが所定領域LXの左端部を通過までに要する一方の時間と、用紙Pが搬送を開始して、用紙Pの終端PEがキャリッジ13の移動経路上を通過するまでに要する他方の時間と、を比較して判定する。
他方で、所定領域LXにおいてキャリッジ13と用紙Pとが交差しないと判定した場合(ステップS208でNo)、CPUはキャリッジ13および用紙Pを並行して移動させ(ステップS214)、第一駆動モードの処理を終了する。
CPUは、キャリッジ13の位置に関する情報および記録が終了した範囲Aの位置に関する情報を取得する(ステップS220)。
続いて、CPUは、取得したこれらの情報に基づいて、キャリッジ13の移動と用紙Pの搬送とを同時に並行して行う場合、キャリッジ13が所定領域LXを通過する際における用紙Pの位置を算出する(ステップS224)。
続いて、CPUは、ステップS224での算出結果に基づき、キャリッジ13の移動と用紙Pの搬送とを並行して行う場合、用紙Pの所定領域LXとキャリッジ13とが交差するか、否かを判定する(ステップS226)。
他方で、所定領域LXにおいてキャリッジ13と用紙Pとが交差しないと判定した場合(ステップS226でNo)、CPUはキャリッジ13および用紙Pを並行して移動させ(ステップS230)、第二駆動モードの処理を終了する。
(1)側端部P2から粉状物が飛散しやすい用紙を印刷する場合であって、印刷が終了してキャリッジ13が待機位置に戻ると共に、用紙Pが排出方向に送られる場合、制御部100は用紙Pの側端部P2を含む所定領域LXとキャリッジ13とが交差しないように、キャリッジ移動制御部126および用紙搬送制御部128の駆動を制御する。従って、ノズル列9に粉状物が付着することによりノズルが詰まりを起こすことを回避できる。
(2)側端部P2から粉状物が飛散しにくい用紙を印刷する場合であって、印刷が終了してキャリッジ13が待機位置に戻り、用紙Pが送られる場合、制御部100は、キャリッジ13および用紙Pの並行移動を維持しつつ、キャリッジ13の移動速度および用紙P搬送速度の少なくとも一方の速度を遅くして移動させる。従って、印刷のスループットを極端に低下させることなく、プリンター1内に蓄積している粉状物が振動により飛散することを抑制できる。
各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態では限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
Claims (5)
- 印刷媒体を一方の方向に移動させる第1移動手段と、
液体を噴射するノズルを有し、対向する前記印刷媒体に対して前記ノズルから前記液体を噴射するヘッドと、
前記ヘッドを有し、前記一方の方向と異なる他方の方向に移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジを前記他方の方向に移動させる第2移動手段と、
前記第1移動手段および前記第2移動手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記印刷媒体に対する前記ノズルからの前記液体の噴射が終了し、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させる場合、前記印刷媒体の端部を含む所定領域と前記ノズルとが交差するか、否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記所定領域と前記ノズルが交差すると判定した場合、前記第1移動手段および前記第2移動手段の少なくとも一方に対して前記所定領域と前記ノズルとの交差を回避する駆動を指示し、前記判定手段で前記所定領域と前記ノズルとが交差しないと判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させるべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示する駆動指示手段と、を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記駆動指示手段は、前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとが交差すると判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジの何れか一方の移動速度を遅くするか、または、前記第1移動手段および前記第2移動手段の何れか一方を何れか他方よりも遅らせて駆動指示することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1乃至2のいずれかに記載の液体噴射装置において、
前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとが交差している状態であると判定した場合、前記駆動指示手段は、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動すべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記印刷媒体に関する属性情報を取得する取得手段を備え、
前記駆動指示手段は、取得した前記属性情報が前記印刷媒体の端部から粉状物の飛散を起こしにくい属性を示し、かつ、前記判定手段が前記所定領域と前記ノズルとの交差を判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジの少なくとも一方の移動速度を遅くして前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させることを特徴とする液体噴射装置。 - 印刷媒体を一方の方向に移動させる第1移動手段と、液体を噴射するノズルを有し、対向する前記印刷媒体に対して前記ノズルから前記液体を噴射するヘッドと、前記ヘッドを有し、前記一方の方向と異なる他方の方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを前記他方の方向に移動させる第2移動手段と、前記第1移動手段および前記第2移動手段の駆動を制御する制御手段と、を備える液体噴射装置の制御方法であって、
前記印刷媒体に対する前記ノズルからの前記液体の噴射が終了し、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させる場合、前記印刷媒体の端部を含む所定領域と前記ノズルとが交差するか、否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記所定領域と前記ノズルが交差すると判定した場合、前記第1移動手段および前記第2移動手段の少なくとも一方に対して前記所定領域と前記ノズルとの交差を回避する駆動を指示し、前記判定工程で前記所定領域と前記ノズルとが交差しないと判定した場合、前記印刷媒体および前記キャリッジを移動させるべく前記第1移動手段および前記第2移動手段に対して駆動を指示する駆動指示工程と、を有することを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
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