JP6070120B2 - 配線基板及びその設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は、配線基板及びその設計方法に関する。
近年、CPUやASIC等の半導体チップの回路集積化とともに、接続バンプピッチの縮小化も進んでいる。半導体チップを搭載する配線基板もバンプピッチの縮小化に対応する必要があり、従来のセラミック基板や有機基板からなるパッケージ基板に半導体チップを直接搭載するのではなく、微細パターニングに有利なシリコンインターポーザを半導体チップとパッケージ基板との間に用いるケースが出てきている。
シリコンインターポーザは、半導体チップ搭載面(表面)とパッケージ基板接続面(裏面)の両面に配線層を有しており、表裏配線の接続にはシリコン貫通ビアが用いられている。なお、シリコン貫通ビアと裏面配線層とを形成せず、シリコンインターポーザの表面からワイヤーボンディングによってパッケージ基板と半導体チップとを電気的に接続することもある。
シリコンインターポーザ内を伝送する信号配線には、メモリバス信号のように複数信号の伝搬時間を均一に要求される場合がある。従来はシリコンインターポーザ内の等長グループで最長配線の長さにグループ全部の配線長を揃えるミアンダ処理を行い、この要求に応えていた。
特開2003−152290号公報 特開2004−031531号公報 特開2008−171950号公報
しかしながら、シリコンインターポーザの配線の微細化が進み配線密度が高密度化していくと、ミアンダ処理を行う領域がシリコンインターポーザ上に十分に確保できなくなってくる。このため、高密度配線においても複数の配線の信号伝搬時間を均一にしうる新たな配線構造やその設計方法が求められていた。
本発明の目的は、配線の高密度化を実現しつつ等長処理が求められる配線間の信号伝搬時間を均一化できる配線基板及びその設計方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、基板上に形成され、接続端子部である第1のランドを有する第1の配線と、前記基板上に形成され、前記第1のランドよりもサイズが大きい第2のランドを有し、前記第1の配線よりも配線長の長い第2の配線と、前記第1の配線及び前記第2の配線が形成された前記基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜内に埋め込まれ、前記第1のランドに接続された一又は複数の第1の層間接続ビアと、前記絶縁膜内に埋め込まれ、前記第2のランドに接続され、前記第1の層間接続ビアよりも多い数の複数の第2の層間接続ビアと、前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアが埋め込まれた前記絶縁膜上に形成され、前記第1の層間接続ビアに接続された第1のパッド電極と、前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアが埋め込まれた前記絶縁膜上に形成され、前記第2の層間接続ビアに接続された第2のパッド電極とを有する配線基板が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、基板上に形成され、接続端子部であるランドをそれぞれ有する複数の配線と、前記複数の配線が形成された前記基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜内に埋め込まれた複数の層間接続ビアと、前記絶縁膜上に形成され、前記層間接続ビアを介して前記複数の配線の前記ランドにそれぞれに接続された複数のパッド電極とを有し、配線長の長い前記配線ほど、前記ランドのサイズが大きく、前記ランドと前記パッド電極とを接続する前記層間接続ビアの数が多くなっている配線基板が提供される。
また、実施形態の更に他の観点によれば、複数の接続端子部の位置を決定する工程と、前記接続端子部間を接続する複数の配線を、前記接続端子部間で最短となるようにそれぞれ配置する工程と、配置した前記複数の配線のうち、等長処理が必要な前記配線のグループを抽出する工程と、前記グループに属する前記配線のそれぞれについて、配線長を算出する工程と、算出した前記配線の前記配線長に基づいて、前記配線長の長い前記配線ほど、前記接続端子部に配置されるランドのサイズが大きく、前記ランドに接続される層間接続ビアの数が多くなるように、前記配線の前記ランドのサイズと、前記ランドに接続される前記層間接続ビアの数とを決定する工程とを有する配線基板の設計方法が提供される。
開示の配線基板及びその設計方法によれば、配線長の異なる配線間で信号伝搬時間を均一化することができる。これにより、ミアンダ処理を省略或いは簡略化することができ、配線の高密度化を容易にすることができる。
図1は、一実施形態による配線基板の構造を示す概略断面図(その1)である。 図2は、一実施形態による配線基板の構造を示す概略断面図(その2)である。 図3は、一実施形態による配線基板の構造を示す平面図である。 図4は、一実施形態による配線基板の構造を示す概略断面図(その3)である。 図5は、一実施形態による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図(その1)である。 図6は、一実施形態による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図(その2)である。 図7は、一実施形態による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図(その3)である。 図8は、参考例による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図(その1)である。 図9は、参考例による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図(その2)である。 図10は、一実施形態による配線基板の設計方法を示すフローチャートである。 図11は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図12は、一実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図13は、一実施形態の変形例による配線基板の構造を示す概略断面図(その1)である。 図14は、一実施形態の変形例による配線基板の構造を示す概略断面図(その2)である。
一実施形態による配線基板及びその製造方法について図1乃至図14を用いて説明する。
図1、図2及び図4は、本実施形態による配線基板の構造を示す概略断面図である。図3は、本実施形態による配線基板の構造を示す平面図である。図5乃至図7は、本実施形態による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図である。図8及び図9は、参考例による配線基板における配線層の接続端子部の構造を示す平面図及び断面図である。図10は、本実施形態による配線基板の設計方法を示すフローチャートである。図11及び図12は、本実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図である。図13及び図14は、本実施形態の変形例による配線基板の構造を示す概略断面図である。
はじめに、本実施形態による配線基板の構造について図1乃至図9を用いて説明する。
本実施形態による配線基板10は、例えば図1に示すように、基板20と、基板20上に形成された多層配線層44とを有している。多層配線層44上には、半導体チップ50が搭載される。
図2は、図1の点線部分の拡大図である。図3は、図1の点線部分の配線基板10の上面図である。
多層配線層44の最表面には、例えば図2に示すように、パッド電極40及び外部接続端子42が形成されている。パッド電極40と外部接続端子42とは、多層配線層44の内部に形成された配線層30により、互いに電気的に接続されている。
例えば、図2及び図3に示すように、パッド電極40Aと外部接続端子42Aとは、配線層30Aを介して互いに接続されている。また、パッド電極40Bと外部接続端子42Bとは、配線層30Bを介して互いに接続されている。また、パッド電極40Cと外部接続端子42Cとは、配線層40Cを介して互いに接続されている。
ここで、配線層30A,30B,30Cは、例えばメモリバス信号のように、複数の信号の伝搬時間を均一化することが求められる配線層のグループであるものとする。また、配線層30A,30B,30Cの配線長は、例えば図3に示すように、配線層30C、配線層30B、配線層30Aの順に長くなっているものとする。
図4は、配線層30とパッド電極40との接続部分をより詳しく記載した断面図である。図5乃至図7は、パッド電極40A〜40C部分における配線層30A〜30C及び層間接続ビア38の配置を示す平面図及び断面図である。
配線層30A〜30Cとパッド電極40A〜40Cとは、図4に示すように、層間接続ビア38を介して互いに接続されている。ここで、パッド電極40に接続される部分の配線層30の領域(以下、ランド46と呼ぶ)のサイズは、パッド電極40が接続される配線層30の配線長に応じて変えられている。また、配線層30とパッド電極40とを接続する層間接続ビア38の数も、ランド46のサイズに応じて変えられている。すなわち、接続される配線層30の配線長が長いほど、ランド46のサイズが大きく、ランド46に接続される層間接続ビア38の数も多くなっている。なお、パッド電極40A〜40Cのサイズは、同じである。
配線層30Aのランド46Aは、例えば図5(a)に示すように、2つのライン・アンド・スペース・パターンを交差する方向に重ねて配置した格子状のパターンを有している層間接続ビア38は、最外周の配線パターン上も含め、ランド46Aの格子状パターンの格子点に、それぞれ配置されている。
例えば、パッド電極40A〜40Cが縦横50μm程度の八角形形状の場合、配線幅1μmの配線パターンを2μmピッチで10本配置した2つのライン・アンド・スペース・パターンを直交するように配置して、一辺の長さが30μmのランド46Aを形成する。また、ランド46Aの格子状パターンの100個の格子点上に、縦横0.5μmの四角形形状の層間接続ビア38をそれぞれ配置する。
配線層30Bのランド46Bは、ランド46Aと同様、例えば図6(a)に示すように、2つのライン・アンド・スペース・パターンを交差する方向に重ねて配置した格子状のパターンを有しているが、ランド46Aよりもサイズが小さくなっている。層間接続ビア38は、最外周の配線パターン上も含め、ランド46Bの格子状パターンの格子点に、それぞれ配置されている。
例えば、配線幅1μmの配線パターンを2μmピッチで4本配置した2つのライン・アンド・スペース・パターンを直交するように配置して、一辺の長さが10μm程度のランド46Bを形成する。また、ランド46Bの格子状パターンの16個の格子点上に、縦横0.5μmの四角形形状の層間接続ビア38をそれぞれ配置する。
配線層30Cとパッド電極40Cとは、例えば図7(a)に示すように、1つの層間接続ビア38により接続されている。ランド46Cは、ランド46A,46Bのパターンと同様に定義すると、縦横それぞれ1本ずつの配線パターンを直交するように配置したパターンと考えることができる。
ランド46A〜46Cのパターンを格子状パターンとし、層間接続ビア38を格子状パターンの格子点に配置しているのは、多層配線層44の製造時にダマシンプロセスを用いる場合を考慮したものである。これは、基板20上に形成される多層配線層44、特に、半導体チップが搭載される表面側の多層配線層44には微細な配線パターンが要求されており、1μm以下の配線形成が容易なダマシンプロセスを適用することが望ましいからである。
ダマシンプロセスでは、内層配線のCMP工程において配線材の高さが周囲の絶縁材の高さよりも低くなる現象、いわゆるディッシングと呼ばれる現象を回避するために、大面積のパターンを形成することが通常禁止されている。一方、最表面配線(パッド電極40や外部接続端子42等)はCMP工程が不要でサイズ上の制約はないため、連続した大面積のパターンで形成することができる。この結果、内層配線と最表面配線との間には、大きな面積ギャップが存在している。
そこで、このギャップを解消するために、内層配線と最表面配線との間は、複数のビアを配列したマルチビア構造となっている。また、内層配線でマルチビアと接続する領域は、微細配線の集合体(格子状パターン)のような形状となっている。
なお、パッド電極40A〜40Cの平面形状は、特に限定されるものではなく、図5乃至図7に示すような正八角形形状のほか、円形や正方形等の多角形であってもよい。
図5及び図7に示す構造を用いて本実施形態による配線基板の信号波形の解析を行った結果、比較例による配線基板の信号波形と比べて、信号強度差及び伝搬時間差を40〜50%程度低減できることが確認できた。
信号遅延時間は、配線長のみならず、配線層の線幅、厚さ、構成材料、製造方法等によっても変化する。遅延時間のばらつきを補償するための層間接続ビア38の数やランド46のサイズは、配線層の線幅、厚さ、構成材料、製造方法等をも考慮して適宜設定することが望ましい。
なお、配線層30の構造としては、ランド46のサイズを変えずに層間接続ビア38の数だけを変えることも考えられる。例えば、図6に示す配線層30Bの代わりに、図8に示す配線層30B′を用い、図7に示す配線層30Cの代わりに、図9に示す配線層30C′を用いることも考えられる。すなわち、図8及び図9に示す構造では、ランド46として、図5に示す配線層30Aのランド46Aと同じ構造のランド46B′,46C′を用いている。層間接続ビア38の数は、図6及び図7に示す配線層30B,30Cと同じである。
しかしながら、ランド46のサイズを変えずに層間接続ビア38の数だけを変えた場合、信号の反射成分が増大し、伝送特性を悪化させる虞がある。このため、配線層の等長処理を行う場合、層間接続ビア38の数に対応してランドのサイズも変えることが望ましい。
次に、本実施形態による配線基板の設計方法について図10を用いて説明する。
まず、配線基板内の信号配線を、接続端子間で最短になるようにレイアウトする(ステップS11)。
次いで、信号配線の中で等長処理が必要な信号配線のグループを設定する(ステップS12)。
次いで、グループ内の各信号配線の長さを、設計図面から抽出する(ステップS13)。
次いで、抽出した信号配線の配線長に応じて、接続端子部における層間接続ビアの数とランドのサイズを決定する(ステップS14)。
例えば、層間接続ビアの数及びランドのサイズと信号遅延時間との関係を予めデータベース化しておき、各信号配線の配線長とその差に応じて、各信号配線に接続される層間接続ビアの数及びランドのサイズを適宜決定する。配線長が長い信号配線ほど、層間接続ビアの数及びランドのサイズが大きくなる。
これにより、グループ内の信号配線の信号遅延時間のばらつきが抑制された配線層を設計することができる。
次に、本実施形態による配線基板の製造方法について図11及び図12を用いて説明する。
まず、配線基板10の下地となる基板20を用意する。配線基板がシリコンインターポーザの場合、基板20としては、例えば8インチ又は12インチのシリコンウェーハが用いられる。また、基板20には、貫通ビアや下層の配線層が形成されていてもよい。
次いで、基板20上に、例えばCVD法により、例えば膜厚1μmのシリコン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる絶縁膜24を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、絶縁膜24の配線形成領域に、配線溝26を形成する(図11(a))。
次いで、配線溝26が形成された絶縁膜24上に、例えば電解めっき法により、例えば膜厚1μmのCu(銅)膜28を形成する(図11(b))。Cu膜28の下地には、必要に応じて、Ti膜等よりなる密着層等を形成してもよい。
次いで、例えばCMP法により、絶縁膜24上のCu膜28を除去する。
こうして、いわゆるダマシン法により、配線溝26内に埋め込まれた配線層30を形成する(図11(c))。
配線層30の接続端子部には、線幅1μmの配線を2μmピッチで配置した2つのライン・アンド・スペースパターンを直交するように配置して、格子状のランド46を形成する。ランド46を形成するラインパターンの本数は、等長処理が必要な信号配線にあっては、上述の設計手順に従い信号配線の配線長に応じて適宜設定する。例えば、ランド46Aでは10本とし、ランド46Bでは4本とし、ランド46Cでは1本とする。
なお、絶縁膜22より下層に配線層(図示せず)が形成されている場合には、いわゆるデュアルダマシン法により、当該下層の配線層に接続された配線層30を形成するようにしてもよい。
次いで、配線層30が埋め込まれた絶縁膜24上に、例えばCVD法により、例えば膜厚1μmのシリコン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる絶縁膜32を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、絶縁膜32に、配線層30に達する複数のビアホール34を形成する(図11(d))。
次いで、ビアホール34が形成された絶縁膜32上に、例えばスパッタ法により、W(タングステン)膜36を形成する(図12(a))。W膜36の下地には、必要に応じて、TiN(窒化チタン)膜等よりなるバリア膜等を形成してもよい。
次いで、例えばCMP法により、絶縁膜32上のW膜36を除去し、ビアホール34内に埋め込まれた層間接続ビア38を形成する(図12(b))。例えば、ランド46の格子状パターンの格子点上に、例えば0.5μm角の層間接続ビア38を2μmピッチで配列する。
次いで、全面に、例えばスパッタ法により、例えば膜厚1.5μmのAl(アルミニウム)膜を形成する。Al膜の下地には、必要に応じて、TiN膜等よりなるバリア膜等を形成してもよい。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、Al膜をパターニングし、パッド電極40を形成する(図12(c))。
こうして、本実施形態による配線基板10を完成する。
このように、本実施形態によれば、配線の配線長に応じてランドのサイズ及びランドとパッド電極とを接続する層間接続ビアの数を規定するので、配線長の異なる配線間で信号伝搬時間を均一化することができる。これにより、ミアンダ処理を省略或いは簡略化することができ、配線の高密度化を容易にすることができる。
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、配線基板としてシリコンインターポーザを例にして説明したが、信号配線の等長処理が求められる種々の配線基板に適用することができる。
また、上記実施形態では、パッド電極と外部接続端子との間を接続する配線層の接続端子部に適用する場合を示したが、配線層の接続形態は、これに限定されるものではない。
例えば、図13に示すように、複数の半導体チップ50が搭載される配線基板10において、半導体チップ50に接続されるパッド電極同士を接続する配線層の接続端子部に、上記実施形態の構造を適用するようにしてもよい。
図13に示す配線基板10は、半導体チップ50Aが接続されるパッド電極40A,40B,40Cと、半導体チップ50Bが搭載されるパッド電極40D,40E,40Fを有している。パッド電極40Cとパッド電極40Dとは、配線層30Cを介して電気的に接続されているものとする。また、パッド電極40Bとパッド電極40Eとは、配線層30Cよりも配線長の長い配線層30Bを介して電気的に接続されているものとする。また、パッド電極40Aとパッド電極40Fとは、配線層30Bよりも配線長の長い配線層30Aを介して電気的に接続されているものとする。
このような場合、配線層30Aとパッド電極40Aとの接続端子、配線層30Aとパッド電極40Fとの接続端子部には、例えば図5に示す構造を、それぞれ適用することができる。また、配線層30Bとパッド電極40Bとの接続端子部、配線層30Bとパッド電極40Eとの接続端子部には、例えば図6に示す構造を、それぞれ適用することができる。また、配線層30Cとパッド電極40Cとの接続端子部、配線層30Cとパッド電極40Dとの接続端子部には、例えば図7に示す構造を、それぞれ適用することができる。
また、配線層30A,30B,30Cの両端の接続端子部は、必ずしも同じ構造にする必要はなない。例えば、配線層30Bの接続端子部を例に挙げると、配線層30Bとパッド電極40Bとの接続端子部には図5に示す構造を適用し、配線層30Bとパッド電極40Eとの接続端子部には図6に示す構造を適用してもよい。配線層30Bの両方の接続端子部を図6に示す構造にする場合と、配線層30Bの片方の接続端子部を図6に示す構造にする場合とで、配線遅延時間を変えることもできる。
或いは、図14に示すように、半導体チップ50に接続されるパッド電極40が表面側に形成され、外部出力端子が裏面側に形成された配線基板10において、配線層の接続端子部に、上記実施形態の構造を適用するようにしてもよい。
図14に示す配線基板は、基板20の表面側に形成された多層配線層44Aと、基板20の裏面側に形成された多層配線層44Bとを有している。基板20内には、貫通ビア48が埋め込まれており、基板20の表面側の配線層と基板20の裏面側の配線層とが貫通ビア48を介して接続されている。表面側のパッド電極40Cと裏面側の外部接続端子40Cとは、配線層30C及び貫通ビア48Cを介して電気的に接続されているものとする。また、表面側のパッド電極40Bと裏面側の外部接続端子40Bとは、配線層30Cよりも配線長の長い配線層30B及び貫通ビア48Bを介して電気的に接続されているものとする。また、表面側のパッド電極40Aと裏面側の外部接続端子40Aとは、配線層30Bよりも配線長の長い配線層30A及び貫通ビア48Aを介して電気的に接続されているものとする。
このような場合、配線層30Aとパッド電極40Aとの接続端子に、例えば図5に示す構造を適用することができる。また、配線層30Bとパッド電極40Bとの接続端子部に、例えば図6に示す構造を適用することができる。また、配線層30Cとパッド電極40Cとの接続端子部に、例えば図7に示す構造を適用することができる。貫通ビア48Aと外部接続端子40Aとの接続部、貫通ビア48Bと外部接続端子40Bとの接続部、貫通ビア48Cと外部接続端子40Cとの接続部にも、上記実施形態の構造を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、パッド電極に接続される層間接続ビアの数及びランドのサイズのみによって等長処理を行う例を示したが、信号配線へのミアンダ処理を更に実施するようにしてもよい。例えば、等長処理が必要とされるグループに属する複数の信号配線のうち、他の信号配線と比較して配線長が極端に短い一部の信号配線については、ミアンダ処理を併用するようにしてもよい。なお、ミアンダ処理とは、信号配線を蛇行させることによって配線長を長くして、他の信号配線との配線長差を低減する処理である。
また、上記実施形態に記載した配線基板の構造、構成材料、製造条件等は、一例を示したものにすぎず、当業者の技術常識等に応じて適宜修正や変更が可能である。
10…配線基板
20…基板
22,24,32…絶縁膜
26…配線溝
28…Cu膜
30,30A,30B,30C…配線層
34…ビアホール
36…W膜
38…層間接続ビア
40,40A,40B,40C,40D,40E,40F…パッド電極
42,42A,42B,42C…外部接続端子
44,44A,44B…多層配線層
46,46A,46B,46C…ランド
48…貫通ビア
50,50A,50B…半導体チップ

Claims (9)

  1. 基板上に形成され、接続端子部である第1のランドを有する第1の配線と、
    前記基板上に形成され、前記第1のランドよりもサイズが大きい第2のランドを有し、前記第1の配線よりも配線長の長い第2の配線と、
    前記第1の配線及び前記第2の配線が形成された前記基板上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜内に埋め込まれ、前記第1のランドに接続された一又は複数の第1の層間接続ビアと、
    前記絶縁膜内に埋め込まれ、前記第2のランドに接続され、前記第1の層間接続ビアよりも多い数の複数の第2の層間接続ビアと、
    前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアが埋め込まれた前記絶縁膜上に形成され、前記第1の層間接続ビアに接続された第1のパッド電極と、
    前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアが埋め込まれた前記絶縁膜上に形成され、前記第2の層間接続ビアに接続された第2のパッド電極と
    を有することを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板において、
    前記第1の配線から前記第1のパッド電極へ伝送する信号の伝搬時間と、前記第2の配線から前記第2のパッド電極へ伝送する信号の伝搬時間とが一致するように、前記第1のランド及び前記第2のランドのサイズと、前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアの数とが規定されている
    ことを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1又は2記載の配線基板において、
    前記第1のランド及び前記第2のランドは、格子状パターンを有し、
    前記第1の層間接続ビア及び前記第2の層間接続ビアは、前記格子状パターンの格子点に接続されている
    ことを特徴とする配線基板。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記第1の配線の両端部に、前記第1の層間接続ビア及び前記第1のパッド電極がそれぞれ接続されており、
    前記第2の配線の両端部に、前記第2の層間接続ビア及び前記第2のパッド電極がそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする配線基板。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記第1の配線及び前記第2の配線は、前記基板を貫通する貫通ビアをそれぞれ有する
    ことを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記第1のパッド電極のサイズと前記第2のパッド電極のサイズとが等しい
    ことを特徴とする配線基板。
  7. 基板上に形成され、接続端子部であるランドをそれぞれ有する複数の配線と、
    前記複数の配線が形成された前記基板上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜内に埋め込まれた層間接続ビアと、
    前記絶縁膜上に形成され、前記層間接続ビアを介して前記複数の配線の前記ランドにそれぞれに接続された複数のパッド電極とを有し、
    配線長の長い前記配線ほど、前記ランドのサイズが大きく、前記ランドと前記パッド電極とを接続する前記層間接続ビアの数が多くなっている
    ことを特徴とする配線基板。
  8. 複数の接続端子部の位置を決定する工程と、
    前記接続端子部間を接続する複数の配線を、前記接続端子部間で最短となるようにそれぞれ配置する工程と、
    配置した前記複数の配線のうち、等長処理が必要な前記配線のグループを抽出する工程と、
    前記グループに属する前記配線のそれぞれについて、配線長を算出する工程と、
    算出した前記配線の前記配線長に基づいて、前記配線長の長い前記配線ほど、前記接続端子部に配置されるランドのサイズが大きく、前記ランドに接続される層間接続ビアの数が多くなるように、前記配線の前記ランドのサイズと、前記ランドに接続される前記層間接続ビアの数とを決定する工程と
    を有することを特徴とする配線基板の設計方法。
  9. 請求項8記載の配線基板において、
    前記配線から前記層間接続ビアを介してパッド電極へ伝送する信号の遅延時間が、配線長の異なる前記配線間で近似するように、それぞれの前記配線の前記ランドのサイズと、前記ランドに接続される前記層間接続ビアの数とを決定する
    ことを特徴とする配線基板の設計方法。
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