JP6069649B2 - 盗難防止ボルト - Google Patents

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本発明は、盗難防止機能を備えたボルトに関するものである。
例えば自動車のステアリング部におけるキーシリンダ等の盗難防止を目的として、特許文献1に示すような首切りボルトが採用されている。これは、図1および図2に示すように、扁平な円錐状部1の下側におねじ部3を形成し、この円錐状部1の上側に六角柱状の頭部2を形成したものであり、頭部2と円錐状部1との接続部は細径の破断部2aとなっている。このため、汎用工具を用いて締付可能であり、かつ締付トルクが規定トルクを超えると細径の破断部2aが破断して頭部2が分離され、円錐状部1のみが残る。この円錐状部1には、工具を係合させることができる部分がないため、めねじ部材から取り外されることを防止するものである。
しかしながら、このような首切りボルトは破断部径差や熱処理による硬度差、さらには締付姿勢の違い等の影響により、破断部2aの破断トルクが一定とならないため、結果として締付トルクが安定しない点が問題であった。
特公平7−45082号公報
したがって本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、汎用工具を用いて一定の締付トルクで締付可能であり、かつ盗難を防ぐ機能を備えた盗難防止ボルトを提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、ボルト本体と、該ボルト本体の頭部に形成された取付穴に取付けられたねじ部材とからなり、該取付穴の内径をねじ部材のねじ部の外径よりも大きく形成し、該ねじ部を前記取付穴内に注入した樹脂により保持させたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の盗難防止ボルトにおいて、前記ねじ部材はタッピングねじであることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の盗難防止ボルトにおいて、前記ねじ部材と該ボルト本体との間にワッシャを有することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ボルト本体のねじ部にシール剤を塗布したことを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、ボルト本体の頭部に、その内径をねじ部材のねじ部の外径よりも大きく形成した取付穴を形成し、この取付穴にねじ部材が取付けられ、樹脂インサート成形によってボルト本体とねじ部材とが一体化されている。これにより、締付時にはねじ部材の締付トルクが樹脂を介してボルト本体に伝達され、ボルト本体をめねじ部材に固定することが可能となる。しかしねじ部材を逆方向に回転させようとすると、ねじ部材のみが樹脂のねじ孔から外れ、ボルト本体はめねじ部材に固定された状態を保持する。この状態となるとボルト本体の上部には工具を係合させる部分がなくなるため、ボルト本体の取外しには時間を要することとなり、盗難を防止することが可能となる。
請求項2の発明によれば、ねじ部材が六角頭の構造を有していることから、汎用工具によって安定した締付が可能となる。
また請求項3の発明によれば、ワッシャを用いることにより、ねじ部材をボルト本体の取付穴に、より安定に取付けることが可能となる。さらに、ワッシャを使用せず樹脂インサート成形によってねじ部材とボルト本体とを固定した場合と比較して、ワッシャを介すことによりねじ部材とボルト本体との間の摩擦力が軽減し、ねじ部材を弛め方向に回転させた時に、より小さなトルクでねじ部材がボルト本体から外れるようになる。
さらに請求項4の発明によれば、ボルト本体のねじ部にシール剤を塗布することにより、めねじ部材への固定強度を増加させることができる。
従来の締付前の首切りボルトを示す斜視図である。 従来の首切りボルトの破断後の状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の盗難防止ボルトを示す斜視図である。 実施形態の盗難防止ボルトの、図6中のA−O−B断面図である。 ねじ部材が外れた状態を示す斜視図である。 実施形態の盗難防止ボルトの分解図である。 樹脂インサート前の状態を示す斜視図である。 めねじ部材への取付例を示す、図6中のA−O−B断面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図3には本発明の実施形態の盗難防止ボルトの斜視図を示し、図4には、図6中のA−O−B断面図を示す。これらの図において、4はボルト本体、6はその頭部に取付けられたねじ部材である。
ボルト本体4は、ねじ部4aの上部に胴部4bと頭部4cとを備えている。胴部4bの外側面は、メーカーやディーラーにおいては工具を係合させて取外すことができるようにするため、本実施形態では八角状としたが、工具に係合させることができる形状であればこれに限定されないものとする。頭部4cは円形であり、その上面から胴部4bに達する取付穴8が形成されている。またねじ部4aと胴部4bとの間には、緩み等の不具合防止のためのワッシャ4dを備えている。図4に示すように、この取付穴8の内径はねじ部材6のねじ部6aの外径よりもやや大きく形成されている。またこの実施形態では、取付穴の上半部は図4、図6に示すように十文字状となっており、ねじ部材6のねじ部6aとの間に間隙を持たせてある。
ねじ部材6は鍔6cを備えた頭部6bと、ねじ部6aとからなるものである。鍔6cの外径はボルト本体4の頭部4cよりも小径としておく。また前記取付穴8の深さは、ねじ部材6のねじ部6aよりも深くしておくものとする。本実施形態では、ねじ部材6は頭部6bが六角形状のタッピングねじであるため、六角ソケットレンチやその他の汎用工具による回転が可能である。なお、タッピングねじの他に、六角ボルト等、ねじ部を有し汎用工具で締付可能なねじ部材であれば差し支えないものとする。さらに、頭部6bの形状も六角形に限定されず、ドライバで締付可能な任意の溝形状としてもよい。なお図6に示すようにねじ部材6にはワッシャ5を嵌めても差し支えない。
図7に示すように、ねじ部材6をボルト本体4の取付穴8の中心に挿入した状態で、取付穴8の内部に樹脂を注入するインサート成形を行い、図4に示すようにねじ部材6のねじ部6aを取付穴8内に注入した樹脂7により保持させる。またこれと同時に、ボルト本体4の円形頭部4cの外周にも樹脂7による環状部7aを成形する。ただし樹脂7がねじ部材6の鍔6cを覆わず、頭部6bのみが露出するようにインサート成形を行うものとする。本実施形態では取付穴8の上半部を十文字状としたので、樹脂7の流路を確保することができ、取付穴8の内部全体に樹脂7を充填することができる。
なお、樹脂インサート成形に用いる樹脂7は、例えばナイロン66(商標登録名)にガラス繊維70%を添加して強度を持たせたものを使用することができる。樹脂7の種類は必ずしもこれに限定されるものではないが、ねじ部材6に加えられた締付トルクを確実にボルト本体4に伝達できる程度の強度を持つことが必要である。
このように構成された本発明の盗難防止ボルトは、図8に示すように、ボルト本体4によってめねじ部材9に被締付物10を取付けるために使用されるものであり、汎用工具である六角ソケットレンチ等によってねじ部材6の六角状の頭部6bを締付けることで、ねじ部材6と一体化したボルト本体4が締付されることとなり、一定の締付トルクをもってめねじ部材9にボルト本体4を固定することができる。
またねじ部材6のねじ部6aは樹脂7により保持されているため、ねじ部材6を逆回転させて弛めようとしたときには、ねじ部材6が樹脂7のねじ孔から外れて図5に示す状態となる。この状態では、汎用工具を用いてボルト本体4の取付穴8や、円形である樹脂7の環状部7aに弛めトルクをかけてもボルト本体4は外れずにめねじ部材9に保持され、工具を係合させることができる箇所は胴部4bのみとなるため、ボルト本体4の取外しには時間がかかることとなり、結果ボルト本体4によってめねじ部材9に取付けた被締付物10であるキーシリンダ等の盗難を防止することが可能となる。なお、ボルト本体4のねじ部4aには固定強度を高めるためのシール剤を塗布することも可能である。
1 円錐状部
2 頭部
2a 破断部
3 おねじ部
4 ボルト本体
4a ねじ部
4b 胴部
4c 頭部
4d ワッシャ
5 ワッシャ
6 ねじ部材
6a ねじ部
6b 頭部
6c 鍔
7 樹脂
7a 環状部
8 取付穴
9 めねじ部材
10 被締付物

Claims (4)

  1. ボルト本体と、該ボルト本体の頭部に形成された取付穴に取付けられたねじ部材とからなり、該取付穴の内径をねじ部材のねじ部の外径よりも大きく形成し、該ねじ部を前記取付穴内に注入した樹脂により保持させたことを特徴とする盗難防止ボルト。
  2. 前記ねじ部材はタッピングねじであることを特徴とする請求項1記載の盗難防止ボルト。
  3. 前記ねじ部材と該ボルト本体との間にワッシャを有することを特徴とする請求項1記載の盗難防止ボルト。
  4. 前記ボルト本体のねじ部にシール剤を塗布したことを特徴とする請求項1記載の盗難防止ボルト。
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