JP6068031B2 - 時刻同期装置、時刻同期方法、および時刻同期プログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係る時刻同期装置1は、外部から受信するクロック信号および受信パケットに応じて時刻信号を生成し、複数拠点間の周波数タイミングを同期させる時刻同期装置である。この時刻同期装置1は、特定の通信プロトコル(IEEE1588v2)に従って通信パケットを受信し、これに従って時刻信号を生成するパケット受信部(IEEE1588v2プロトコル部10)と、パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って時刻信号から周波数揺らぎ成分を除去するPLL回路部(ディジタルPLL部30)と、受信パケットを常時監視し、当該受信パケット中にシンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かを判定するパケット検出部(IEEE1588v2パケット検出部20)とを有する。そして、PLL回路部30が、時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能(ホールドオーババッファ34)を備える。
以下、これをより詳細に説明する。
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係る時刻同期方法は、外部から受信するクロック信号および受信パケットに応じて時刻信号を生成し、複数拠点間の周波数タイミングを同期させる時刻同期装置1にあって、特定の通信プロトコルに従ってパケット受信部10が通信パケットを受信し、この通信パケットに従ってパケット受信部が時刻信号を生成し、パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って時刻信号からPLL回路部30が周波数揺らぎ成分を除去し、受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視して当該受信パケット中にシンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かをパケット検出部20が判定し(図3・ステップS201)、経過時間が制限時間を越えた場合に、パケット検出部がPLL回路が備える、一定のタイミングで時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を強制的に起動し(図3・ステップS202)、ホールドオーバ機能が起動されている状態でパケット検出部が受信パケット中にシンク(Sync)メッセージを再度検出したか否かを判定し(図3・ステップS203)、シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、受信パケット内部の時刻オフセット値が安定しているか否かをパケット検出部が判定し(図3・ステップS204)、時刻オフセット値が安定したと判断してからパケット検出部がホールドオーバ機能を停止させる(図3・ステップS205)。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
特定の通信プロトコルに従って通信パケットを受信し、これに従って前記時刻信号を生成するパケット受信部と、
前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号から周波数揺らぎ成分を除去するPLL回路部と、
前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視し、当該受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かを判定するパケット検出部とを備え、
前記PLL回路部が、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を備えることを特長とする時刻同期装置。
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に前記PLL回路の前記ホールドオーバ機能を強制的に起動するシンク(Sync)メッセージ停止モニタ機能と、
前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記時刻オフセット値が安定しているか否かを判定し、前記時刻オフセット値が安定したと判断してから前記ホールドオーバ機能を停止させる時刻オフセット安定度モニタ機能と
を有することを特長とする、付記1に記載の時刻同期装置。
特定の通信プロトコルに従ってパケット受信部が通信パケットを受信し、
この通信パケットに従って前記パケット受信部が前記時刻信号を生成し、
前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号からPLL回路部が周波数揺らぎ成分を除去し、
前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視して当該受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かをパケット検出部が判定し、
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に、前記パケット検出部が前記PLL回路が備える、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を強制的に起動し、
前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記パケット検出部が前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出したか否かを判定し、
前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記受信パケット内部の時刻オフセット値が安定しているか否かを前記パケット検出部が判定し、
前記時刻オフセット値が安定したと判断してから前記パケット検出部が前記ホールドオーバ機能を停止させることを特長とする時刻同期方法。
この時刻同期装置が、特定の通信プロトコルに従って通信パケットを受信し、これに従って前記時刻信号を生成するパケット受信部と、前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号から周波数揺らぎ成分を除去するPLL回路部と、前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視するパケット検出部とを有するものであると共に、
前記パケット検出部が備えるプロセッサに、
前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かを判定する手順、
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に、前記PLL回路が備える、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を強制的に起動する手順、
前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出したか否かを判定する手順、
前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記受信パケット内部の時刻オフセット値が安定しているか否かを判定する手順、
および前記時刻オフセット値が安定したと判断してから前記ホールドオーバ機能を停止させる手順
を実行させることを特長とする時刻同期プログラム。
10 IEEE1588v2プロトコル部
11 スレーブ時刻タイマ機能
12 パケットキャプチャ機能
13 スレーブ時刻計算機能
14 時刻加算器
20 IEEE1588v2パケット検出部
21 シンク(Sync)メッセージ停止モニタ機能
22 時刻オフセット安定度モニタ機能
30 ディジタルPLL部
31 位相比較器
32 ディジタルアンプ
33 完全積分器
34 ホールドオーババッファ
35 選択器
36 D/Aコンバータ
37 VC−OCXO
38 分周器
100 無線通信システム
110 マスタ装置
120、130 スレーブ装置
140 パケット通信網
Claims (3)
- 外部から受信するクロック信号および受信パケットに応じて時刻信号を生成し、複数拠点間の周波数タイミングを同期させる時刻同期装置であって、
特定の通信プロトコルに従って通信パケットを受信し、これに従って前記時刻信号を生成するパケット受信部と、
前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号から周波数揺らぎ成分を除去するPLL回路部と、
前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視し、当該受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かを判定するパケット検出部とを備え、
前記PLL回路部が、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を備え、
前記パケット検出部が、
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に前記PLL回路の前記ホールドオーバ機能を強制的に起動するシンク(Sync)メッセージ停止モニタ機能と、
予め外部から与えられた周波数安定度の要求値を前記PLL回路部に固有の直流ループゲインで除算する事によって閾値を算出し、前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記時刻オフセット値の安定度が前記閾値以下となると、前記時刻オフセット値が安定したと判断して前記ホールドオーバ機能を停止させる時刻オフセット安定度モニタ機能と、
を有する、
ことを特徴とする時刻同期装置。 - 外部から受信するクロック信号および受信パケットに応じて時刻信号を生成し、複数拠点間の周波数タイミングを同期させる時刻同期装置にあって、
特定の通信プロトコルに従ってパケット受信部が通信パケットを受信し、
この通信パケットに従って前記パケット受信部が前記時刻信号を生成し、
前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号からPLL回路部が周波数揺らぎ成分を除去し、
前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視して当該受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かをパケット検出部が判定し、
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に、前記パケット検出部が前記PLL回路が備える、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を強制的に起動し、
予め外部から与えられた周波数安定度の要求値を前記PLL回路部に固有の直流ループゲインで前記パケット検出部が除算する事によって閾値を算出し、
前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記パケット検出部が前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記時刻オフセット値の安定度が前記閾値以下となると、前記時刻オフセット値が安定したと前記パケット検出部が判断して前記ホールドオーバ機能を停止させる、
ことを特徴とする時刻同期方法。 - 外部から受信するクロック信号および受信パケットに応じて時刻信号を生成し、複数拠点間の周波数タイミングを同期させる時刻同期装置にあって、
この時刻同期装置が、特定の通信プロトコルに従って通信パケットを受信し、これに従って前記時刻信号を生成するパケット受信部と、前記パケット受信部による受信パケットに含まれるシンク(Sync)メッセージに従って前記時刻信号から周波数揺らぎ成分を除去するPLL回路部と、前記受信パケットおよび当該受信パケット内部の時刻オフセット値を常時監視するパケット検出部とを有するものであると共に、
前記パケット検出部が備えるプロセッサに、
前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージが検出できずに経過した経過時間が予め与えられた制限時間以上であるか否かを判定する手順、
前記経過時間が前記制限時間を越えた場合に、前記PLL回路が備える、一定のタイミングで前記時刻信号から非対称遅延環境に起因するパケットジッタおよびワンダを除去するホールドオーバ機能を強制的に起動する手順、
予め外部から与えられた周波数安定度の要求値を前記PLL回路部に固有の直流ループゲインで除算する事によって閾値を算出する手順、
前記ホールドオーバ機能が起動されている状態で前記受信パケット中に前記シンク(Sync)メッセージを再度検出したか否かを判定する手順、
前記シンク(Sync)メッセージを再度検出した場合に、前記時刻オフセット値の安定度が前記閾値以下となると、前記時刻オフセット値が安定したと判定する手順、
および前記時刻オフセット値が安定したと判断してから前記ホールドオーバ機能を停止させる手順、
を実行させることを特徴とする時刻同期プログラム。
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JP2012164348A JP6068031B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | 時刻同期装置、時刻同期方法、および時刻同期プログラム |
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JP2014027381A JP2014027381A (ja) | 2014-02-06 |
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JP2012164348A Active JP6068031B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | 時刻同期装置、時刻同期方法、および時刻同期プログラム |
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