JP6065782B2 - 蓄電装置、充電方法及び放電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、充電可能な電池(二次電池)を互いに直列に接続して成る組電池を有する蓄電装置、並びにその充電方法及び放電方法に関する。
繰り返しの充電が可能な二次電池を用いて電力を蓄え、必要なときに当該二次電池から電力を供給する電力貯蔵システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。このような電力貯蔵システムは、電力需要の変動を緩和して発電設備の利用率を高める用途のほか、太陽光発電及び風力発電のように、発電量の変動が大きい発電方式を採用する発電設備を補完する用途にも適用可能である(例えば、非特許文献2参照。)。また、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)も、一種の電力貯蔵システムである。
このような電力貯蔵システムの中核を成す蓄電装置は、複数の電池の直列体を基本構成として備え、必要な電流容量によりこれを並列に構成する。例えば電池としてリチウムイオン電池を使用する場合、1つの電池(セル)の電圧は、約3〜4.2V程度しかないので、高い直流電圧を必要とする用途には、多数の電池が直列に接続される。また、電池を充電するには、直列体全体に高い充電電圧が印加される。
図9は、n個の電池(例えばリチウムイオン電池)B1〜Bnを直列に接続した状態で、直列体を電源(直流)11により充電する回路図である。放電時は、電源11が負荷12に置き換わり、直列体から負荷12に電力が供給される。電池B1〜Bnにはそれぞれ並列に、半導体のスイッチ素子S(S1〜Snの総称)と抵抗R(R1〜Rnの総称)との直列体が接続されている。また、電池B1〜Bnのそれぞれの両端には、並列に、電圧センサV1〜Vnが接続されている。
充電時は、各電池が均一に充電され、電池の直列体全体で、蓄積し得る最大のエネルギーを蓄えることが望ましい。ところが、実際には各電池の残量及び容量の差があり、満充電に達するタイミングが一致しない。
例えば、図10は、電池B1及びB2について、満充電に達するタイミングが異なる場合の充電特性を示すグラフである。この場合、同じ3.0Vから充電開始しても、電池B1は時刻t1で既に満充電(4.2V)に達し、一方、電池B2はそれより後の時刻t2になってようやく満充電(4.2V)に達する。
単純に、電池の直列体に充電電圧を印加するとすれば、いずれか1つの電池でも満充電の状態になれば、当該電池の過充電を防止すべく、その時点で充電を停止しなければならない。しかし、他の電池は満充電に達していない。
そこで、例えば図9における電池B1が満充電(4.2V)に達したとすると、以後、スイッチ素子S1を断続的にオンとして電池B1を放電させ、過充電を抑制する。他の電池についても同様であり、最終的に全ての電池が満充電に達した時点で、全てのスイッチ素子S1〜Snがオフとなり、充電が完了する。
このようにして、各電池の電圧を均等化させる方式は、パッシブ方式と呼ばれている。
特表2000−511398号公報 特開2013−116006号公報 特開2004−40869号公報 特開平10−225005号公報 特開平9−74689号公報
三菱重工技報Vol.41、No.5、「リチウムイオン電池電力貯蔵システムの開発」、2004年9月 電気設備学会誌、平成17年10月、「レドックスフロー電池の風力発電出力平滑化用途への適用」
しかしながら、図9に示したような充電では、満充電に達した電池は、他の全ての電池が満充電に達するまで、放電することになるので、全体としてエネルギーの損失が大きい。また、負荷12に電力を供給する放電の場合には、いずれかの電池の電圧が放電限界の最低値(3.0V)まで下がると、他の電池に余力があっても、負荷12への電力供給を停止しなければならない。例えば、最も放電の進行している電池に、他の電池を合わせるようにスイッチ素子Sをオンにして放電を加速することにより、全体として放電のペースを揃えれば若干、電力供給できる時間を延ばせるかもしれないが、全体としては、やはりエネルギーの損失である。
一方、キャパシタを使って、直列に接続された複数の電池の電圧を均等化する技術も提案されている(例えば特許文献1参照。)。これは、パッシブ方式と対比してアクティブ方式と呼ばれている。しかし、このような均等化が収束するには時間がかかり、その間にキャパシタの若干の抵抗分やスイッチ素子の若干の抵抗分による電力消費、及び、均等化回路の制御部(ドライブ回路等)の電力消費により、エネルギー損失も生じる。
また、アクティブ方式とパッシブ方式とを併用する考え方も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この場合は2方式の回路がそれぞれ必要であり、回路構成が複雑化するという問題点がある。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、エネルギーの損失を抑制し、充電効率及び放電能力を向上させ、複数の電池の電圧の、迅速な均等化が可能で、しかも、これらを簡素な回路構成で実現する蓄電装置、充電方法及び放電方法を提供することを目的とする。
本発明の蓄電装置は、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池と、前記複数の電池の各々の電圧を検知する電圧センサと、電気エネルギーを一時的に蓄える蓄電素子と、複数のスイッチ素子によって構成され、前記複数の電池のうち、一の電池を前記蓄電素子に接続するアクティブ第1回路、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続するアクティブ第2回路を、選択的に構成可能であるとともに、前記アクティブ第1回路のスイッチ素子及び前記アクティブ第2回路のスイッチ素子を介して任意の電池の両端を繋ぐパッシブ回路を構成可能なスイッチ回路部と、前記アクティブ第1回路と前記アクティブ第2回路とを交互に構成してアクティブ方式の電圧均等化を実行する他、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池について、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を介して前記パッシブ回路を構成し、パッシブ方式の電圧均等化を実行する制御部と、を備えている。
また、本発明の充電方法は、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端に所定の電圧を印加して充電を行う充電工程と、前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、を有する。
また、本発明の放電方法は、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端から負荷に電力を供給する放電工程と、前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、を有する。
本発明によれば、エネルギーの損失を抑制し、充電効率及び放電能力を向上させ、複数の電池の電圧の、迅速な均等化が可能で、しかも、これらを簡素な回路構成で実現する蓄電装置、充電方法及び放電方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る蓄電装置と、これに接続される電源又は負荷との接続回路図である。 制御部の制御による、スイッチ回路部におけるスイッチ素子の動作状態の変化を示すタイムチャートである。 図1におけるスイッチ素子の動作特性を示すグラフである。 図1と同じ回路について、スイッチ素子の一部を抵抗体として使用することによりパッシブ回路を実現する回路図の一例である。 スイッチ素子を能動領域にするための、所定の入力電圧の与え方の例を示す波形図である。 本発明の第2実施形態に係る蓄電装置と、これに接続される電源又は負荷との接続回路図である。 制御部の駆動による、スイッチ回路部におけるスイッチ素子の動作状態の変化を示すタイムチャートである。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る蓄電装置と、これに接続される電源又は負荷との接続回路図である。(b)は、インダクタを用いる場合の蓄電装置の実用的回路図の例である。 n個の電池を直列に接続した状態で、直列体を電源により充電する回路図である。 2つの電池について、満充電に達するタイミングが異なる場合の充電特性を示すグラフである。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)この蓄電装置は、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池と、前記複数の電池の各々の電圧を検知する電圧センサと、電気エネルギーを一時的に蓄える蓄電素子と、複数のスイッチ素子によって構成され、前記複数の電池のうち、一の電池を前記蓄電素子に接続するアクティブ第1回路、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続するアクティブ第2回路を、選択的に構成可能であるとともに、前記アクティブ第1回路のスイッチ素子及び前記アクティブ第2回路のスイッチ素子を介して任意の電池の両端を繋ぐパッシブ回路を構成可能なスイッチ回路部と、前記アクティブ第1回路と前記アクティブ第2回路とを交互に構成してアクティブ方式の電圧均等化を実行する他、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池について、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を介して前記パッシブ回路を構成し、パッシブ方式の電圧均等化を実行する制御部と、を備えている。
上記のように構成された蓄電装置では、アクティブ第1回路とアクティブ第2回路とを交互に構成することによりアクティブ方式の電圧均等化が実行され、各電池の電圧は均等化される。また、スイッチ素子を能動領域で抵抗として動作させれば、回路構成を切り替えるだけでパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。すなわち、スイッチ素子はアクティブ方式のみならずパッシブ方式での抵抗体の代わりに使用することができる。これにより、アクティブ方式の回路要素をそのまま利用してパッシブ方式の回路を構成することができる。従って、簡素な回路構成でありながら、2方式を使い分けて、複数の電池の電圧の、迅速な均等化を実現することができる。
また、これにより、充電時は各電池を均等に充電することができ、放電時は各電池を均等に放電させることができるので、エネルギーの損失を抑制し、充電効率及び放電能力を向上させることができる。
(2)また、(1)の蓄電装置において、前記制御部は、前記アクティブ方式の電圧均等化を優先的に実行し、その後、前記パッシブ方式の電圧均等化を実行することが好ましい。
この場合、電力損失の少ないアクティブ方式で、ある程度の電圧均等化をした後で、フィニッシュ処理として適時にパッシブ方式を使うことができる。そのため、パッシブ方式による電力損失を抑制することができる。また、パッシブ方式で収束させることにより電圧均等化が全体として迅速に完結する。
(3)また、(1)又は(2)の蓄電装置において、前記蓄電素子は例えばキャパシタである。
この場合、蓄電素子がインダクタの場合よりも、電気エネルギーの移動に伴う電力損失が少ない。
(4)また、(1)又は(2)の蓄電装置において、前記蓄電素子は例えばインダクタである。
この場合、蓄電素子がキャパシタの場合よりも、アクティブ方式の電圧均等化が迅速に行われる。
(5)一方、充電方法としては、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端に所定の電圧を印加して充電を行う充電工程と、前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、を有する。
このような充電方法では、アクティブ方式の電圧均等化が実行され、各電池の電圧は均等化される。また、スイッチ素子を能動領域で抵抗として動作させれば、回路構成を切り替えるだけでパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。すなわち、スイッチ素子はアクティブ方式のみならずパッシブ方式での抵抗体の代わりに使用することができる。これにより、アクティブ方式の回路要素をそのまま利用してパッシブ方式の回路を構成することができる。従って、簡素な回路構成でありながら、2方式を使い分けて、複数の電池の電圧の、迅速な均等化を実現することができる。
また、これにより、充電時は各電池を均等に充電することができるので、エネルギーの損失を抑制し、充電効率を向上させることができる。
(6)また、放電方法としては、充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端から負荷に電力を供給する放電工程と、前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、を有する。
このような放電方法では、アクティブ方式の電圧均等化が実行され、各電池の電圧は均等化される。また、スイッチ素子を能動領域で抵抗として動作させれば、回路構成を切り替えるだけでパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。すなわち、スイッチ素子はアクティブ方式のみならずパッシブ方式での抵抗体の代わりに使用することができる。これにより、アクティブ方式の回路要素をそのまま利用してパッシブ方式の回路を構成することができる。従って、簡素な回路構成でありながら、2方式を使い分けて、複数の電池の電圧の、迅速な均等化を実現することができる。
また、これにより、放電時は各電池を均等に放電させることができるので、エネルギーの損失を抑制し、放電能力を向上させることができる。
[実施形態の詳細]
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓄電装置100と、これに接続される電源(直流)1又は負荷2との接続回路図である。但し、これは、説明の便宜上、電池やキャパシタの要素数に関して簡素な例を示しており、実際には、要素数は限定されない(他の実施形態でも同様である。)。
電源1は、例えば商用交流電圧から直流電圧を出力するコンバータ装置であり、負荷2は、例えば直流電圧を交流電圧に変換するインバータ装置である。図示の便宜上、1つのシンボルとして描いているが、通常は別々に存在し、いずれか一方と接続して蓄電装置100の充電又は放電が行われる。
図1において、蓄電装置100は、互いに直列に接続されて組電池10を成す4個の電池B1,B2,B3,B4と、3個のキャパシタC1,C2,C3と、スイッチ回路部3と、電池B1,B2,B3,B4にそれぞれ並列に接続された電圧センサV1,V2,V3,V4と、制御部4とを備えている。電池B1,B2,B3,B4の個々の電圧は、電圧センサV1,V2,V3,V4によって検知され、検知信号は制御部4に送られる。
スイッチ回路部3は、スイッチ素子Sa1,Sa2,Sa3,Sa4,Sb1,Sb2,Sb3,Sb4を含み、電池B1〜B4とキャパシタC1〜C3との間にあって、図示のように接続されている。スイッチ素子Sa1,Sa2,Sa3,Sa4,Sb1,Sb2,Sb3,Sb4は、制御部4の制御によって、オン/オフ動作する。
電池B1〜B4は、充電可能な二次電池であり、例えばリチウムイオン電池である。電池B1〜B4の各々は、例えば1セルであるが、複数セルの直列体を1つの電池として考えてもよい。また、上記各スイッチ素子(Sa1〜Sa4,Sb1〜Sb4)としては、半導体スイッチング素子が好適であり、例えばMOS−FET、IGBT、SiCトランジスタ、GaNトランジスタ等である。
なお、キャパシタC1〜C3は、電気エネルギーを一時的に蓄える蓄電素子として用いられている。
キャパシタC1〜C3の各々は、実際に1個のキャパシタでもよいし、複数のキャパシタを並列又は直並列に接続したものを便宜上1個のキャパシタと称してもよい。キャパシタC1〜C3の個々のキャパシタンスは互いに同一である。
(充電方法)
ここで、まず、蓄電装置100には、充電用の電源1が接続されている、とする。すなわち、電池B1〜B4の直列体である組電池10の両端に、電源1の出力する所定の直流電圧が印加され、電池B1〜B4が充電される充電工程が実行されている。
(アクティブ方式の電圧均等化)
図2は、制御部4の制御による、スイッチ回路部3におけるスイッチ素子Sa(Sa1〜Sa4の総称)、Sb(Sb1〜Sb4の総称)の動作状態の変化を示すタイムチャートである。図において、スイッチ素子Saと、スイッチ素子Sbとは、互いに交互にオン動作している。スイッチ素子Saのオン時間Taと、スイッチ素子Sbのオン時間Tbとは、互いに同じ時間でもよいし、必要に応じて異なる時間とすることもできる。オン時間Ta,Tbの間には、スイッチ素子Sa,Sbがいずれもオフ状態となる一定の切替時間ΔTが設けられている。切替時間ΔTを設けることにより、電池B1〜B4の両端及びその直列体の両端の短絡並びに電源1の短絡を確実に防止することができる。
図1に戻り、スイッチ素子Sa(Sa1〜Sa4)がオンのとき、電池B1,B2,B3は、それぞれ、キャパシタC1,C2,C3と並列に接続される。この状態を、アクティブ第1回路が構成された状態、とする。電池B1,B2,B3とキャパシタC1,C2,C3との間で電荷がどのように移動するかは、双方の電圧による。例えば、3組の並列ペアの1つとして電池B1とキャパシタC1との関係を考えると、電池B1の電圧の方が、キャパシタC1の電圧よりも高い場合は、電池B1からキャパシタC1に電荷が移動し、キャパシタC1は充電される。逆に、キャパシタC1の電圧の方が、電池B1の電圧よりも高い場合は、キャパシタC1から電池B1に電荷が移動し、電池B1が充電される。他の並列ペアについても同様である。
一方、スイッチ素子Sb(Sb1〜Sb4)がオンのとき、電池B2,B3,B4は、それぞれ、キャパシタC1,C2,C3と並列に接続される。この状態を、アクティブ第2回路が構成された状態、とする。電池B2,B3,B4とキャパシタC1,C2,C3との間で電荷がどのように移動するかは、双方の電圧による。例えば、3組の並列ペアの1つとして電池B2とキャパシタC1との関係を考えると、電池B2の電圧の方が、キャパシタC1の電圧よりも高い場合は、電池B2からキャパシタC1に電荷が移動し、キャパシタC1は充電される。逆に、キャパシタC1の電圧の方が、電池B2の電圧よりも高い場合は、キャパシタC1から電池B2に電荷が移動し、電池B2が充電される。他の並列ペアについても同様である。
以上のような電荷の移動を、図2に示すように交互に繰り返すことにより、アクティブ方式の電圧均等化工程が実行される。
すなわち、上記のように構成された蓄電装置100において、スイッチ回路部3が、複数の電池B1〜B4のうち、一の電池をキャパシタC1〜C3に並列接続するアクティブ第1回路(B1→C1,B2→C2,B3→C3)、及び、当該キャパシタC1〜C3を他の電池に並列接続するアクティブ第2回路(C1→B2,C2→B3,C3→B4)を交互に繰り返し構成することにより、アクティブ方式の電圧均等化工程が実行される。
(パッシブ方式の電圧均等化)
次に、パッシブ方式の電圧均等化について説明する。
図3は、図1におけるスイッチ素子Sa(Sa1〜Sa4),Sb(Sb1〜Sb4)の動作特性を示すグラフである。スイッチ素子Sa,Sbが例えばMOS−FETであるとして、横軸はゲート・ソ−ス間の入力電圧Vgsを示し、縦軸はドレイン・ソース間に流れる出力電流Idsを示す。スイッチ素子Sa,Sbをオン又はオフのスイッチとして使うときは、(a)に示すように、例えば約5Vの入力電圧Vgs(斜線右側)をスイッチ素子Sa,Sbに与えることでオン状態とし、約0Vの入力電圧Vgs(斜線左側)をスイッチ素子Sa,Sbに与えることでオフ状態とする。
一方、(b)に示すように、例えば約3.1Vの入力電圧Vgsを与えると、スイッチ素子Sa,Sbは能動領域での動作となり、出力電流Idsは流れるが、入力電圧Vgsに対応した一定の抵抗値を持つ状態となる。この状態を利用すれば、スイッチ素子Sa,Sbを、抵抗体として使用することができる。
ここで、スイッチ素子を能動領域で使用する際にゲート端子に与える電圧Vgsは、例えば、以下の手順で決定することができる。
スイッチ素子での消費電力をW、スイッチ素子に加わる電圧をVds、スイッチ素子を流れる電流をIds、スイッチ素子の抵抗をRとするとき、
W=Vds・Ids ・・・(1)
である。式(1)より、スイッチ素子が許容する熱発生量と、電池電圧とから、電流値Idsが決まる。Vdsは、
ds=Ids・R ・・・(2)
である。式(2)より、スイッチ素子に要求される抵抗値Rが決まる。そこで、ゲート端子に与える電圧Vgsは、スイッチ素子が抵抗Rとなるように、与える。
逆に、直接、均等化で電池から放電させたい電流値、すなわち、スイッチ素子に流したい電流Idsから、抵抗値Rを決定した場合は、スイッチ素子での熱消費を十分に考慮した熱設計、熱対策を行う必要がある。
図4は、図1と同じ回路について、スイッチ素子Sa,Sbの一部を抵抗体として使用することによりパッシブ回路を実現する回路図の一例である。電圧センサV1,V2,V3,V4がそれぞれ検知する電池B1,B2,B3,B4の電圧を、VB1,VB2,VB3,VB4とする。今、例えば、VB1=VB3<B2<VB4とすると、最も低い電圧VB1,VB3に、他の電圧VB2,B4を合わせる(下げる)必要がある。そこで、このような場合は、スイッチ素子Sa2,Sb2の入力電圧Vgsを制御部4により制御して、これらのスイッチ素子Sa2,Sb2を能動領域で使用し、図4に示すように、実質的に抵抗体として使用する。同様に、スイッチ素子Sa4,Sb4の入力電圧Vgsを制御部4により制御して、これらのスイッチ素子Sa4,Sb4を能動領域で使用し、実質的に抵抗体として使用する。なお、その他のスイッチ素子Sa1,Sb1,Sa3,Sb3は全てオフの状態である。
その結果、電池B2は、抵抗体としてのスイッチ素子Sa2,Sb2を介して放電し、電圧が下がる。同様に、電池B4も、抵抗体としてのスイッチ素子Sa4,Sb4を介して放電し、電圧が下がる。制御部4は、電圧センサV2が検知する電圧VB2を監視し、電圧VB2がVB1(=VB3)と等しくなったところでスイッチ素子Sa2,Sb2をオフの状態にする。同様に、制御部4は、電圧センサV4が検知する電圧VB4を監視し、電圧VB4がVB1(=VB3)と等しくなったところでスイッチ素子Sa4,Sb4をオフの状態にする。
こうして、電池B2,B4の各々の両端を抵抗体としてのスイッチ素子Sa2,Sb2及びSa4,Sb4で繋ぐことにより放電させ、電圧を下げることができる。すなわち、アクティブ方式の回路要素をそのまま利用してパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。なお、電池B2,B4について放電させたのは一例に過ぎず、任意の電池についてパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。すなわち、以下の要領で、パッシブ方式の電圧均等化を実行する。
電池B1を放電させる場合は、スイッチ素子Sa1,Sb1を抵抗体とする。
電池B2を放電させる場合は、スイッチ素子Sa2,Sb2を抵抗体とする。
電池B3を放電させる場合は、スイッチ素子Sa3,Sb3を抵抗体とする。
電池B4を放電させる場合は、スイッチ素子Sa4,Sb4を抵抗体とする。
(実行順序)
また、パッシブ方式の電圧均等化工程は、アクティブ方式の電圧均等化工程を経た後に行われる。すなわち、制御部4は、アクティブ方式の電圧均等化を優先的に実行し、その後、パッシブ方式の電圧均等化を実行する。こうすることで、電力損失の少ないアクティブ方式で、ある程度の電圧均等化をした後で、フィニッシュ処理として適時にパッシブ方式を使うことができる。そのため、パッシブ方式による電力損失を抑制することができる。また、パッシブ方式で収束させることにより電圧均等化が全体として迅速に完結する。
こうして、電池B1〜B4の電圧は迅速に均等化される。これにより、電池B1〜B4を均等に充電することができるので、エネルギーの損失を抑制し、充電効率を向上させることができる。
(放電方法)
一方、蓄電装置100に負荷2が接続されている場合、すなわち、電池B1〜B4の直列体の両端に、負荷2が接続され、電池B1〜B4から電力を供給する放電工程が実行されている場合について考える。
この場合も同様に、上述のアクティブ方式の電圧均等化工程及びパッシブ方式の電圧均等化工程が実行される。
その結果、電池B1〜B4の電圧は迅速に均等化される。これにより、電池B1〜B4を均等に放電させることができるので、エネルギーの損失を抑制し、放電能力を向上させることができる。
(まとめ)
上記のように構成された蓄電装置100では、アクティブ第1回路とアクティブ第2回路とを交互に構成することによりアクティブ方式の電圧均等化が実行され、各電池B1〜B4の電圧は均等化される。また、スイッチ素子Sa,Sbを能動領域で抵抗として動作させれば、回路構成を切り替えるだけでパッシブ方式の電圧均等化を実行することができる。すなわち、スイッチ素子Sa,Sbはアクティブ方式のみならずパッシブ方式での抵抗体の代わりに使用することができる。これにより、アクティブ方式の回路要素をそのまま利用してパッシブ方式の回路を構成することができる。従って、簡素な回路構成でありながら、2方式を使い分けて、複数の電池B1〜B4の電圧の、迅速な均等化を実現することができる。
また、これにより、充電時は各電池を均等に充電することができ、放電時は各電池を均等に放電させることができるので、エネルギーの損失を抑制し、充電効率及び放電能力を向上させることができる。
(電圧制御の細部)
図5は、スイッチ素子Sa,Sbを能動領域にするための、所定の入力電圧Vgsの与え方の例を示す波形図である。(a)に示すように、一定電圧3.1Vをゲートに与えてもよい。また、(b)に示すように、入力電圧をピーク値5Vのパルス列とし、パルス幅を調整することにより、実効値として3.1Vをゲートに与えるようにしてもよい。
《第2実施形態》
図6は、本発明の第2実施形態に係る蓄電装置100と、これに接続される電源(直流)1又は負荷2との接続回路図である。第1実施形態との違いは、キャパシタが1個しか無い点と、4個の電池B1,B2,B3,B4と1個のキャパシタCとの間に4通りの並列回路を選択的に構成可能なスイッチ回路部3が設けられている点である。スイッチ回路部3は、一対4組のスイッチ素子Sa1,Sa2,Sb1,Sb2,Sc1,Sc2,Sd1,Sd2を含んでいる。
図7は、制御部4の駆動による、スイッチ素子Sa1,Sa2,Sb1,Sb2,Sc1,Sc2,Sd1,Sd2の動作状態の変化を示すタイムチャートである。スイッチ素子Sa1,Sa2をスイッチ素子「Sa」、スイッチ素子Sb1,Sb2をスイッチ素子「Sb」、スイッチ素子Sc1,Sc2をスイッチ素子「Sc」、スイッチ素子Sd1,Sd2をスイッチ素子「Sd」と、それぞれ総称すると、図7において、スイッチ素子Sa,Sb,Sc,Sdは、順番に、交互にオン動作している。但し、これは一例であり、順番は、これに限定されない。要するに、4組のスイッチが、交代でオン状態になればよい。
各スイッチ素子Sa,Sb,Sc,Sdのオン時間Ta,Tb,Tc,Tdは、相互に同じ時間でもよいし、必要に応じて異なる時間とすることもできる。時間軸上で隣接するオン時間Ta,Tb,Tc,Tdの間には、各スイッチ素子Sa,Sb,Sc,Sdが全てオフ状態となる一定の切替時間ΔTが設けられている。切替時間ΔTを設けることにより、各電池B1,B2,B3,B4の両端及びその直列体の両端の短絡並びに電源1の短絡を確実に防止することができる。
上記のスイッチ回路部3は、要するに、一の電池(B1〜B4のいずれか1つ)をキャパシタCに並列接続する回路、及び、当該キャパシタCを他の電池(上記のいずれか1つを除く、残りの3つのうちのいずれか1つ)に並列接続する回路を、選択的に構成可能である。そして、制御部4によって、回路を逐次切り替えることにより、キャパシタCで仲介しながら、電圧の高い方から低い方への移動が繰り返し実行されることになる。その結果、各電池B1〜B4の端子間電圧が均等化される。従って、各電池B1〜B4を均等に充電しつつ、満充電の状態にすることができる。その結果として、充電効率を高めることができる。このようにして、第1実施形態の場合と同様に、アクティブ方式での電圧均等化を実行することができる。
アクティブ方式の電圧均等化工程をある程度まで行った後、制御部4は、電池B1〜B4の個々の電圧に基づいて、パッシブ方式の電圧均等化工程を実行する。すなわち、最も電圧の低い電池の電圧に他の電池の電圧を合わせるように、当該他の電池について放電を行わせる。具体的には、電池に対応して以下のようにスイッチ素子を能動領域で動作させ、抵抗体として使用する。
電池B1を放電させる場合は、スイッチ素子Sa1,Sb1を抵抗体とする。
電池B2を放電させる場合は、スイッチ素子Sb1,Sc1を抵抗体とするか又は、スイッチ素子Sa2,Sb2を抵抗体とする。
電池B3を放電させる場合は、スイッチ素子Sc1,Sd1を抵抗体とするか又は、スイッチ素子Sb2,Sc2を抵抗体とする。
電池B4を放電させる場合は、スイッチ素子Sc2,Sd2を抵抗体とする。
一方、蓄電装置100に負荷2が接続されている場合、すなわち、電池B1〜B4の直列体の両端に、負荷2が接続され、電池B1〜B4から電力を供給する放電工程が実行されている場合についても同様に、上述のアクティブ方式の電圧均等化工程及びパッシブ方式の電圧均等化工程が実行される。
このようにして、第1実施形態と同様に、簡素な回路構成でありながら、2方式を使い分けて、複数の電池B1〜B4の電圧の、迅速な均等化を実現することができる。
また、これにより、充電時は各電池を均等に充電することができ、放電時は各電池を均等に放電させることができるので、エネルギーの損失を抑制し、充電効率及び放電能力を向上させることができる。
《第3実施形態》
なお、上記第1,第2実施形態では、電気エネルギーを一時的に蓄える蓄電素子としてキャパシタを用いた例を示したが、キャパシタに代えてインダクタ(コイル)を仲介用の蓄電素子として用いることもできる。
キャパシタとインダクタの特徴としては、キャパシタは、インダクタよりも、電気エネルギーの移動に伴う電力損失が少ないという利点がある。一方、インダクタは、キャパシタよりも、アクティブ方式の電圧均等化が迅速に行われるという利点がある。
以下、蓄電素子がインダクタの場合について簡単に説明する。
図8の(a)は、本発明の第3実施形態に係る蓄電装置100と、これに接続される電源(直流)1又は負荷2との接続回路図である。但し、これは概念的に、かつ、簡略化して示した回路図であり、また、電池等の要素数を最小限(=2)とした場合の回路図である。
図8の(a)において、蓄電装置100は、互いに直列に接続されて組電池10を成す2個の電池B1,B2と、1個のインダクタLと、スイッチ回路部3と、電池B1,B2にそれぞれ並列に接続された電圧センサV1,V2と、制御部4とを備えている。電池B1,B2の個々の電圧は、電圧センサV1,V2によって検知され、検知信号は制御部4に送られる。組電池10の両端には、電源1(又は負荷2)が接続される。
スイッチ回路部3は、スイッチ素子Sa,Sbを含み、それぞれ、電池B1及びインダクタL,電池B2及びインダクタLを含む図示の閉回路を構成し得るように、存在している。スイッチ素子Sa,Sbは、制御部4の制御によって、オン/オフ動作する。
図8の(a)の回路において、スイッチ素子Saと、スイッチ素子Sbとは、図2と同様に、交互にオンになる。スイッチ素子Saがオンのときは、電池B1とインダクタLとの間で電荷の移動が生じる。スイッチ素子Sbがオンのときは、電池B2とインダクタLとの間で電荷の移動が生じる。この繰り返しにより、電池B1,B2の電圧は均等化される。これは、アクティブ方式の電圧均等化である。
一方、電池B1,B2のうちいずれか一方(電圧の高い方)を、他方(電圧の低い方)に合わせるパッシブ方式の電圧均等化を実行するには、電圧を下げたい方のスイッチ素子(Sa又はSb)を能動領域で使用し、抵抗体の役目をさせる。これにより、抵抗体を介して放電する電池は電圧が低下する。電池B1,B2の電圧が均等化されれば、制御部4は、スイッチ素子Sa,Sbをオフにする。
なお、インダクタを用いる場合の蓄電装置100の実用的回路としては、(b)に示す回路が好ましい。インダクタLには並列に抵抗Rxが接続される。電池B1,B2にはそれぞれ、キャパシタC11,C12が並列接続される。スイッチ素子Sa,Sbはそれぞれ例えばP型MOS−FET,N型MOS−FETであり、それぞれの2端子間には抵抗R11,R12が接続される。
(その他)
なお、第1実施形態におけるキャパシタの数は、電池の数より1個少ない構成であるが、アクティブ方式に関しては、他にも種々の構成が可能である。
例えば、多数の電池の直列体の場合は、第2実施形態のキャパシタC及びスイッチ回路部3を複数セット用意して、直列体を複数ブロックに分け、ブロックごとに電圧均等化を行うことができる。
また、第1実施形態のように電池とキャパシタとを1対1の関係で接続して局所的に電気エネルギーを移動させることと並行して、複数の電池の直列体と、別の1個のキャパシタとの間で広域的に電気エネルギーを移動させることを行ってもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電源
2 負荷
3 スイッチ回路部
4 制御部
10 組電池
11 電源
12 負荷
100 蓄電装置
B1〜B4〜Bn 電池
C1〜C3,C11,C12 キャパシタ
L インダクタ
Sa1〜Sa4,Sb1〜Sb4,Sa,Sb,Sc,Sd,S1〜Sn スイッチ素子
V1〜V4〜Vn 電圧センサ
Rx,R11,R12,R1〜Rn 抵抗

Claims (6)

  1. 充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池と、
    前記複数の電池の各々の電圧を検知する電圧センサと、
    電気エネルギーを一時的に蓄える蓄電素子と、
    複数のスイッチ素子によって構成され、前記複数の電池のうち、一の電池を前記蓄電素子に接続するアクティブ第1回路、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続するアクティブ第2回路を、選択的に構成可能であるとともに、前記アクティブ第1回路のスイッチ素子及び前記アクティブ第2回路のスイッチ素子を介して任意の電池の両端を繋ぐパッシブ回路を構成可能なスイッチ回路部と、
    前記アクティブ第1回路と前記アクティブ第2回路とを交互に構成してアクティブ方式の電圧均等化を実行する他、前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池について、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を介して前記パッシブ回路を構成し、パッシブ方式の電圧均等化を実行する制御部と、
    を備えている蓄電装置。
  2. 前記制御部は、前記アクティブ方式の電圧均等化を優先的に実行し、その後、前記パッシブ方式の電圧均等化を実行する請求項1の蓄電装置。
  3. 前記蓄電素子はキャパシタである請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電素子はインダクタである請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  5. 充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端に所定の電圧を印加して充電を行う充電工程と、
    前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、
    前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、
    を有する充電方法。
  6. 充電可能な複数の電池を互いに直列に接続して成る組電池の両端から負荷に電力を供給する放電工程と、
    前記複数の電池のうちの一の電池を蓄電素子に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第1工程、及び、当該蓄電素子を他の電池に接続して電圧の高い方から低い方へ電荷を移動させる第2工程を、スイッチ素子を介して、交互に繰り返すアクティブ方式の電圧均等化工程と、
    前記複数の電池から電圧に基づいて選択した電池の両端に、能動領域で抵抗として動作させる前記スイッチ素子を繋いで、当該電池を放電させるパッシブ方式の電圧均等化工程と、
    を有する放電方法。
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