JP6063241B2 - 曲げ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は曲げ加工装置、特にパラレルリンク機構により作動される曲げ加工装置の小型化を図る技術に関するものである。
たとえば、パラレルリンク機構を備えた曲げ加工装置において、パラレルリンクステージは、工作機械や曲げ加工装置を初めとして広範な応用分野で使用されている。このようなパラレルリンク機構を備えた装置の例としては、例えば特許文献1に示すものがある。
特許文献1に示された装置は、第1〜第4可動リンクを、一端が2自由度以上の回転が可能な関節を介して、一端がベースプレートに連結され、他端がエンドプレートに連結して構成されている。また、第1及び第2の固定リンクを有し、これらの固定リンクは、一端が1自由度以上の回転が可能な関節を介してベースプレートに連結され、他端が3自由度以上の回転が可能な関節を介してエンドプレートに連結された構造を有している。
特開2010−023201号公報
しかしながら、上記従来の曲げ加工装置では、可動リンク及び固定リンクをベースプレート及びエンドプレートの間に配置するために、ベースプレート及びエンドプレートの間には空間が形成されるため、曲げ加工装置の曲げ加工部分パラレルリンクの部分の構造が大きくなるという不具合があった。このような不具合(課題)は、現在稼働している一般的なパラレルリンク全てが有しているといえる。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、この種の曲げ加工装置において、リンク機構の構成及び配置を独自のものとし、リンク機構自体、及び曲げ加工装置の小型化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、曲げ加工装置として、フレームと、前記フレーム上に基準面Aを設定し、貫通孔を有する平板部材と、前記フレームの基準面A上に設置された複数の駆動部材と、この駆動部材の上方位置に、基準面Aとは平行の状態に配置され、前記駆動部材に作動連結された平板状のテーブル部材と、前記フレームの基準面Aの、前記複数の駆動部材の設置側とは反対側に配設され、前記テーブル部材に向けて基準面Aに対して垂直方向へ被加工物を送り操作する被加工物送り装置とを備え、前記テーブル部材は、中心部分に第1抜孔が形成されたテーブル本体と、中心部分に第2抜孔が形成され、前記第1抜孔の内部に設置された環状平板構造の第1回転板と、中心部分に被加工物を通す第3抜孔が形成され、前記第2抜孔の内部に設置された環状平板構造の第2回転板とを有し、前記第1回転板と第2回転板とは、それぞれが設置された第1抜孔または第2抜孔内において、基準面Aとは平行で互いに直交するそれぞれが対応する軸を中心に回転するよう前記テーブル本体に取り付けられてユニバーサルジョイントを構成し、前記テーブル本体は、前記駆動部材に作動連結されて基準面Aとは平行な面に沿って並進運動可能であることを要旨とする。この構成により、被加工物送り装置により前記フレームの基準面Aの、前記複数の駆動部材の設置側とは反対側から前記平板部材の貫通孔を通して被加工物をテーブル部材の前記第3抜孔へ送給するのと並行して、テーブル部材を駆動部材により並進運動させて被加工物を曲げ加工することを可能とする。
本発明の一態様として、前記フレームの基準面A上には3個の駆動部材が貫通孔を取り囲む状態で3角形の3辺を形成するように設置され、個々の駆動部材は、直線状の動作出力を得るロッド部材と、このロッド部材に沿って進退運動するスライダ部材と、スライダ部材に設けられた係合突起とを有し、前記係合突起を介して前記テーブル部材に作動連結してもよい。
本発明の別の態様として、前記駆動部材とテーブル部材とは、基準面Aに対して上下位置関係に隣接しており、両部材間には互いに干渉しない程度のわずかな隙間が空けてもよい。また、前記テーブル部材には、係合突起に対応する部位にガイド部を有する軌道部材を備えており、前記軌道部材はガイド部がテーブル本体の半径方向に延びるように取り付けてもよい。
本発明の曲げ加工装置では、基準面Aを持つ平板部材上に設置された複数の駆動部材とこの駆動部材の上方位置に配置されたテーブル部材とでリンク機構を構成し、このリンク機構に対して被加工物を送ってテーブル部材を作動させて曲げ加工を施すようにしたため、リンク機構自体、及び曲げ加工装置の小型化を図ることができるという格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る曲げ加工装置の全体構成を示す正面図である。 上記実施の形態に係る曲げ加工装置を図1の右側から見た側面図である。 上記実施の形態に係る曲げ加工装置の平面図である。 上記実施の形態に係る曲げ加工装置において図3においてテーブルを取り外して見た平面図である。 上記実施の形態に係る曲げ加工装置の送り装置を、図2において上方から見た底面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る曲げ加工装置の全体構成を示す正面図であり、図2は同じ曲げ加工装置を図1の右側から見た側面図である。
図1及び図2に示すように、この曲げ加工装置は、土台となるフレーム1と、フレーム1に取り付けられ被加工物45を送り操作する送り装置2と、フレーム1の上面に載置されたリンク機構3とから構成されている。フレーム1は地面に設置された4個(或いはそれ以上)の基礎部材4に支持され、鉛直方向上方へ延びる複数の柱部材5と、柱部材5の上部、中間部、下部において複数の柱部材5の間に架設された梁部材6(上部梁6a、中間部梁6b、下部梁6c)により構成されている。柱部材5と梁部材6との結合部分には補強板7が取り付けられ、フレーム1の剛性を向上させている。また、フレームの上端には天板8が取り付けられてこの曲げ加工装置の基準面(水平面)Aを形成している。天板8のほぼ中央部には貫通孔8aが形成されており、当該天板8の上側には上記リンク機構3が設置される。フレーム1には被加工物45をリンク機構3へ向けて送り動作するための送り装置2が固定取り付けされている。
ここで、リンク機構3の構成について説明する。図3及び図4は、本実施の形態に係る曲げ加工装置の平面図であり、リンク機構3の構成をより詳しく示している。図4は図3の図において、テーブルを取り外して見た平面図である。上述のように、リンク機構3は天板8の上に、且つこの天板8のほぼ中央部分に設置されている。このリンク機構3は、天板8の上に複数個(この実施の形態では3個)設置された駆動部材9と、この駆動部材9の上側に配置されたテーブル部材10とから構成されている。
駆動部材9についてみると、3個の駆動部材9は、天板2の面を水平な基準面Aとしてみたとき、当該天板2の上に、貫通孔8aを取り囲む状態で3角形の底辺(すなわち、3辺)を形成するように設置されている。個々の駆動部材9は、直線状の動作出力を得るための軌道本体13と、軌道本体13の内部に装填されたロッド部材11とから構成される。軌道本体13は、断面略凹状の直方体構造を有し、凹状の窪み部分12の両側にガイド壁13aが設けられている。ロッド部材11は丸棒状の構造を有し、窪み部分12の中に長手方向に延びて配置され、その先端部分において固定部材14により軌道本体13に回転可能に取り付けされる一方、その基端部分において固定部材15により軌道本体13に回転可能に取り付けされている。またロッド部材11の外表面には長手方向ほぼ全体にわたってネジ条が形成されており、ロッド部材11自体はその軸心の周りに回転可能である。またロッド部材11の基端側に隣接する部位にはロッド駆動機構であるモータ16が配置されており、ロッド部材11の基端部はこのモータ16の出力軸に連結されることにより回転動作するようになっている。
軌道本体13にはまたスライダ部材17が取り付けられている。スライダ部材17はボックス状体から構成され、軌道本体13のガイド壁13aの上に設置され、且つこのガイド壁13aに摺動可能に係合されている。よって、ガイド壁13aはスライダ部材17に対して長手方向に延びる軌道(或いはレール)を形成している。スライダ部材17の上面には、この上面から立ち上がった係合突起19が設けられる一方、スライダ部材17の下面には、上記ロッド部材11に係合するロッド連結部材18(図2参照)が設けられている。上に述べたように、ロッド部材11の外表面には長手方向ほぼ全体にわたってネジ条が形成されている(すなわち、おねじ構造である)ため、これに係合するロッド連結部材18はめねじ構造となっている。以上のようにしてリンク機構3の駆動部材9は構成されている。
次にリンク機構3を構成するもう1つの部材であるテーブル部材10について説明する。テーブル部材10は、図3に示されているように、全体としては円形に成形された平板構造を有しており、駆動部材9の上方位置において、天板8に対して平行な状態で(したがって、基準面Aに対して平行に)、3個の駆動材9に被さるように配置されている。駆動部材9とテーブル部材10とは、基準面Aに対して上下位置関係に隣接しており、両部材間には互いに干渉しない程度のわずかな隙間が空けられている。テーブル部材10の円形形状の中心を通る軸(すなわち、中心軸)を図中ではSで表す。このテーブル部材10は、中心部分に略円形の孔(これを第1抜孔とする)21が形成されたテーブル本体20と、その他の機能部材とから構成されている。装置の規模を理解するために、一例として、この実施の形態におけるテーブル本体20の直径は55cm(センチメートル)、第1抜孔21の直径は20cmといった関係にある。この第1抜孔21の中には第1回転板22が装填されている。第1回転板22は第2抜孔23を有する円形リング状の平面形状を持つ平板構造に成形されており、その外径は第1抜孔21の直径よりもわずかに小さく設定されて、第1抜孔21の中に緩く嵌合されている。この第1回転板22は、第1抜孔21の中に緩く嵌合された状態で軸受部材24,25によりテーブル本体20に取り付け支持されている。軸受部材24と軸受部材25は、第1回転板22の直径方向に対向する位置に設置されている。軸受部材24は、テーブル本体20と第1回転板22との境界部分において、テーブル本体20上に取り付けられた外側支持体24aと、第1回転板22上に取り付けられた内側支持体24bと、これら外側支持体24aと内側支持体24bの間に回転動作可能に架け渡されたシャフト24cとから構成されている。また軸受部材25は、テーブル本体20と第1回転板22との境界部分において、テーブル本体20上に取り付けられた外側支持体25aと、第1回転板22上に取り付けられた内側支持体25bと、これら外側支持体25aと内側支持体25bの間に回転動作可能に架け渡されたシャフト25cとから構成されている。以上の構成から、第1回転板22は、第1抜孔21の中でテーブル本体20に対してシャフト24c、25cとともに回転可能である。
第1回転板22には、上述した通り、第2抜孔23を有する。この第2抜孔23の中には、それよりもさらに小径の第2回転板27が装填されている。第2回転板27の外径は第2抜孔23の直径よりもわずかに小さく設定されて、第2抜孔23の中に緩く嵌合されている。この第2回転板27は、第2抜孔23の中に緩く嵌合された状態で軸受部材28,29により第1回転板22に取り付け支持されている。軸受部材28と軸受部材29は、第2回転板27の直径方向に対向する位置に設置され、且つこの対向する直径は、軸受部材24と軸受部材25が対向する直径とは90度(直角)の関係にある。すなわち、軸受部材24及び軸受部材25により設定される軸心(P1とする)と、軸受部材28及び軸受部材29により設定される軸心(P2とする)とはいずれも基準面Aに対して平行であり、且つ互いに90度(直角)の関係にある。
軸受部材28は、第1回転板22と第2回転板27との境界部分において、第1回転板22上に取り付けられた外側支持体28aと、第2回転板27上に取り付けられた内側支持体28bと、これら外側支持体28aと内側支持体28bの間に回転動作可能に架け渡されたシャフト28cとから構成されている。また軸受部材29は、第1回転板22と第2回転板27との境界部分において、第1回転板22上に取り付けられた外側支持体29aと、第2回転板27上に取り付けられた内側支持体29bと、これら外側支持体29aと内側支持体29bの間に回転動作可能に架け渡されたシャフト29cとから構成されている。以上の構成から、第2回転板27は、第2抜孔23の中で第1回転板22に対してシャフト28c、29cとともに回転可能である。また、軸受部材24及び軸受部材25により設定される軸心P1と、軸受部材28及び軸受部材29により設定される軸心P2とは互いに90度の関係にあるから、第1回転板22と第2回転板27とを複合して構成される回転機構は、テーブル本体20に対して一種のユニバーサルジョイントを構成する。なお、第2回転板27の中心部分には第3抜孔31が形成されている。この第3抜孔31は、曲げ加工される被加工物45が基準面Aに対して垂直方向(この実施の形態では、図3の紙面に対して裏側から表側の方向)へ送られて到達し、曲げ加工時に確実に保持されるための孔である。したがって、第3抜孔31は天板8の貫通孔8aとは上下方向に位置が整合している。また、天板8の貫通孔8aの中心軸及び第3抜孔31の中心軸はテーブル本体20の中心軸Sに一致する。
さらにテーブル本体20の裏面の構成について説明する。テーブル本体20の裏面には3箇所に軌道部材35が設けられている。これらの3個の軌道部材35は上記3個の駆動部材9に対応して、テーブル本体20の中心軸Sに対して略120度の等角度間隔で設けられている(図4参照)。軌道部材35は、駆動部材9による直線状の動作出力を受け入れ、これにしたがってテーブル部材10を動作させる構造を有する。そのため、軌道部材35は、断面略凹状の直方体構造を有し、凹状の窪み部分が長手方向に延びてガイド部36となっている。さらに3個の軌道部材35は、上記3個の駆動部材9に対応する部位においてガイド部36がテーブル本体20の半径方向に延びるように取り付けられている。この軌道部材35の取り付け方向は、駆動部材9及びロッド部材11の長手方向に対して直角の方向である。また、各軌道部材35のガイド部36には各駆動部材9に設けられた係合突起19(3個)が、1対1の関係でガイド部36に沿って移動可能に係合し、テーブル部材10を3箇所で支持するとともに、当該テーブル部材10に作動連結している。さらに、軌道部材35のガイド部36の長さ寸法は、係合突起19がガイド部36に沿って移動する際に当該ガイド部36から抜け外れないような十分な長さ(すなわち、軌道部材35のガイド部36の長さ寸法は係合突起19の最大ストロークよりも長い寸法)に設定されている。
次に、本実施の形態に係る曲げ加工装置の送り装置2について図1及び図2を参照して説明する。送り装置2は、曲げ加工される被加工物45を、天板8の下方から天板8の上方にあるリンク機構3へ向けて送り動作するための装置である。この送り装置2は、平板構造を有し、フレーム1を構成する梁部材6のうち上部梁6aから下部梁6cにかけて垂直方向に延びて固定取り付けされた支持板37と、支持板37の表面に取り付けられた昇降ガイド34と、昇降ガイド34に設けられた駆動ロッド38と、昇降ガイド34に装填され且つ駆動ロッド38に作動連結されたリフト部材39と、駆動ロッド38に連結されてこの駆動ロッド38を回転動作させる昇降駆動モータ40とから成る。昇降ガイド34は、一対のレール33を有し、長手方向(上下方向)に延びる軌道を形成している。駆動ロッド38は丸棒状の構造を有し、昇降ガイド34の一対のレール33の間に長手方向に延びて配置され、その先端部分(図1、図2で上端部分)において固定部材41により昇降ガイド34に回転可能に取り付けされる一方、その基端部分において固定部材42により昇降ガイド34に回転可能に取り付けされている。また駆動ロッド38の外表面には長手方向ほぼ全体にわたってネジ条が形成されており、駆動ロッド38自体はその軸心の周りに回転可能である。駆動ロッド38の基端側に隣接する部位にはロッド駆動機構である昇降駆動モータ40が配置されており、駆動ロッド38の基端部はこの昇降駆動モータ40の出力軸に連結されることにより回転動作するようになっている。
昇降ガイド34にはまたリフト部材39が取り付けられている。リフト部材39は板状体から構成され、昇降ガイド34のレール33の上に設置され、且つこのレール33に対して摺動可能に係合されている。リフト部材39の上面(レール33側とは反対側の面)には、ホルダ部材43が設けられる一方、リフト部材39の下面には、上記駆動ロッド38に係合する駆動連結部材44(図2参照)が設けられている。上に述べたように、駆動ロッド38の外表面には長手方向ほぼ全体にわたってネジ条が形成されている(すなわち、おねじ構造である)ため、これに係合する駆動連結部材44はめねじ構造となっている。ホルダ部材43はリフト部材39上に被加工物45を支持する役割を持つ。被加工物45はパイプ部品であり、その長手方向中間の部位において上下方向に延びた状態でホルダ部材43に把持されている。以上のようにして送り装置2は構成されている。なお、被加工物45はパイプ部品に限られるものではなく、中実の金属棒材或いは針金材であってもよい。
なお、上記構成を有する曲げ加工装置において、リンク機構3に設けられたモータ16及び送り装置2に設けられた昇降駆動モータ40は、電力供給用の電源に接続されるとともにコントローラ(図示していない)に接続され、このコントローラによりモータ16及び昇降駆動モータ40の動作が制御されることにより、各ロッド部材11及び駆動ロッド38の回転量及び回転速度が調整されるようになっている。
上述の構成を有する曲げ加工装置について、以下、曲げ加工動作を説明する。この説明では、一例として、被加工物45は上述したようなパイプ部品であるものとする。曲げ加工動作が開始されると、送り装置2の昇降駆動モータ40が作動し駆動ロッド38をリフト上昇方向へ回転させる。これにより、リフト部材39が上昇し被加工物45を天板8の下側から上方へと送り、被加工物45の先端が天板8の貫通孔8aを通過してリンク機構3のテーブル部材10へ到達するとともに、テーブル部材10に設置された第2回転板27の第3抜孔31内に進入する。この段階で各駆動部材9が作動しそれぞれのロッド部材11を回転させると、当該ロッド部材11とロッド連結部材18との間でねじ送り作用が生じ、それぞれの駆動部材9に設けられたスライダ部材17がガイド壁13aに案内されてロッド部材11の長手方向に進退運動する。
この進退運動は係合突起19を介してテーブル部材10に設けられた軌道部材35のガイド部36に伝達される。これによりテーブル部材10は係合突起19に支持されつつ、スライダ部材17の進退運動を受けて従動運動し、基準面Aと平行な方向へ運動する。ここで、先に述べた軸受部材24及び軸受部材25により設定される軸心P1をX軸とし、軸受部材28及び軸受部材29により設定される軸心P2をY軸とすると、テーブル部材10は駆動部材9の作動を受けてXY方向に一定の範囲で移動(並進運動)する。このテーブル部材10の並進運動により被加工物45は曲げ作用を受ける。また、テーブル部材10の中心軸SをZ軸とすると、曲げ加工動作におけるXYZ3次元直交座標系が構成される。ちなみに、上記被加工物45はZ軸の方向に送られる。被加工物45は上記テーブル部材によりXY方向に曲げ作用を受けつつ、自身はZ方向へ送られるから、当該被加工物45は先端部から基端部へかけての各部位において種々の方向へ曲げられることになり、複雑な構造を持った製品が作製可能である。曲げられた被加工物45は基準面Aに対して傾斜した方向を向く(Z軸からずれる)が、この傾斜は、第1回転板22及び第3抜孔31を有する第2回転板27(ユニバーサルジョイントを構成する)が基準面Aに対して傾斜することにより追随する。
各駆動部材9のスライダ部材17の進退運動をテーブル部材10へ伝達するに際しての両部材間の相対運動は、係合突起19と軌道部材35のガイド部36との係合部分において、ガイド部36がテーブル本体20の半径方向に延びるように取り付けられていることによる相対運動により実現される。そして、各ロッド部材11及び駆動ロッド38の回転量及び回転速度はコントローラにより制御され、被加工物45の曲げの程度が調整される。
なおこの実施の形態では曲げ加工装置の基準面Aを水平面としたが、必ずしも基準面を水平にする必要はなく垂直面であっても、水平面に対して傾斜した面であってもよい。基準面を垂直面にしたときは、曲げ加工装置全体は本実施の形態に対して横倒しした構成となり、被加工物は水平方向へ送られる形になるが、このような構成であっても十分に実現可能である。
本発明の曲げ加工装置では、基準面A上に設置された複数の駆動部材とこの駆動部材の上方位置に配置されたテーブル部材とでリンク機構を構成し、このリンク機構に対して被加工物を送ってテーブル部材を作動させて曲げ加工を施すようにしたため、リンク機構自体、及び曲げ加工装置の小型化を図ることができるという利点がある。
1 フレーム
2 送り装置
3 リンク機構
8 天板
8a 貫通孔
9 駆動部材
10
11 ロッド部材
12 窪み部分
13 軌道本体
14,15,28,29 固定部材
16 モータ
17 スライダ部材
18 ロッド連結部材
19 係合突起
20 テーブル本体
21、23、31 抜孔
22、27 回転板
24、25、28,29 軸受部材
33 レール
35 軌道部材
36 ガイド部
38 駆動ロッド
39 リフト部材
44 駆動連結部材
45 被加工物

Claims (4)

  1. フレームと、 前記フレーム上に基準面Aを設定し、貫通孔を有する平板部材と、 前記フレームの基準面A上に設置された複数の駆動部材と、 この駆動部材の上方位置に、基準面Aとは平行の状態に配置され、前記駆動部材に作動連結された平板状のテーブル部材と、 前記フレームの基準面Aの、前記複数の駆動部材の設置側とは反対側に配設され、前記テーブル部材に向けて基準面Aに対して垂直方向へ被加工物を送り操作する被加工物送り装置と、を備え、前記テーブル部材は、中心部分に第1抜孔が形成されたテーブル本体と、中心部分に第2抜孔が形成され、前記第1抜孔の内部に設置された環状平板構造の第1回転板と、中心部分に被加工物を通す第3抜孔が形成され、前記第2抜孔の内部に設置された環状平板構造の第2回転板とを有し、前記第1回転板と第2回転板とは、それぞれが設置された第1抜孔または第2抜孔内において、基準面Aとは平行で互いに直交するそれぞれが対応する軸を中心に回転するよう前記テーブル本体に取り付けられてユニバーサルジョイントを構成し、前記テーブル本体は、前記駆動部材に作動連結されて基準面Aとは平行な面に沿って並進運動可能であり、 被加工物送り装置により前記フレームの基準面Aの、前記複数の駆動部材の設置側とは反対側から前記平板部材の貫通孔を通して被加工物をテーブル部材の前記第3抜孔へ送給するのと並行して、テーブル部材を駆動部材により並進運動させて被加工物を曲げ加工する、ことを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 前記フレームの基準面A上には3個の駆動部材が貫通孔を取り囲む状態で3角形の3辺を形成するように設置され、個々の駆動部材は、直線状の動作出力を得るロッド部材と、このロッド部材に沿って進退運動するスライダ部材と、スライダ部材に設けられた係合突起とを有し、前記係合突起を介して前記テーブル部材に作動連結されていることを特徴とする請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. 前記駆動部材とテーブル部材とは、基準面Aに対して上下位置関係に隣接しており、両部材間には互いに干渉しない程度のわずかな隙間が空けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の曲げ加工装置。
  4. 前記テーブル部材には、係合突起に対応する部位にガイド部を有する軌道部材を備えており、前記軌道部材はガイド部がテーブル本体の半径方向に延びるように取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の曲げ加工装置。
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