JP6062908B2 - 被加圧物へ作用する加圧力を一定とすることができるスポット溶接システム、方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

被加圧物へ作用する加圧力を一定とすることができるスポット溶接システム、方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、被加圧物へ作用する加圧力を一定とすることができるスポット溶接システム、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
スポット溶接ガンの可動電極から、被溶接ワーク等の被加圧物に作用する加圧力は、
スポット溶接ガンの姿勢毎に変化する。このように変化する加圧力を一定とするために、圧力センサを用いて、スポット溶接ガンの姿勢毎に可動電極による加圧力の変化を計測し、計測された該加圧力の変化に基づいて、可動電極を駆動するサーボモータへの加圧力指令を校正する技術が知られている(例えば、特許文献1および2)。
特開2004−195545号公報 特開2005−66654号公報
上述した従来の手法によれば、スポット溶接ガンの姿勢を複数回に亘って変更し、それぞれの姿勢において圧力センサによって可動電極による加圧力を計測していたので、校正作業が煩雑となっていた。
本発明の一態様において、スポット溶接システムは、対向電極、該対向電極に対して移動可能に配置される可動電極、および可動電極を駆動する駆動部を有するスポット溶接ガンと、可動電極の位置を検出する位置検出部とを備える。
また、このスポット溶接システムは、スポット溶接ガンを予め定められた第1の姿勢に配置させて、駆動部を第1の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの第1の位置と、スポット溶接ガンを第1の姿勢とは異なる第2の姿勢に配置させて、駆動部を第1の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの第2の位置と、第1の加圧力指令とに基づいて、第1の姿勢にて可動電極から被加圧物へ作用する第1の加圧力と、第2の姿勢にて可動電極から被加圧物へ作用する第2の加圧力との間の変化量を算出する加圧力変化量算出部を備える。
ここで、第1の加圧力指令と第1の加圧力とは、互いに一致する。駆動部は、サーボモータを有してもよい。第1の加圧力指令と第1の加圧力とを互いに一致させるように、第1の姿勢において第1の加圧力指令でサーボモータを駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの該サーボモータからのフィードバック値と、第1の加圧力との間の相関関係が、予め校正されてもよい。
加圧力変化量算出部は、第1の位置に対する第2の位置の比と、第1の加圧力に対する第2の加圧力の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、変化量を算出してもよい。
加圧力変化量算出部は、スポット溶接ガンを第1の姿勢に配置させ、駆動部を第3の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの第3の位置と、第3の加圧力指令とにさらに基づいて、変化量を算出してもよい。
加圧力変化量算出部は、第1の位置と第3の位置との差に対する、第2の位置と第3の位置との差の比と、第1の加圧力と第3の加圧力指令との差に対する、第2の加圧力と第3の加圧力指令との差の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、変化量を算出してもよい。
スポット溶接ガンは、対向電極を支持する第1のアームと、可動電極を支持し、第1のアームに対して移動可能に設けられる第2のアームとをさらに有してもよい。
スポット溶接システムは、可動電極によって対向電極を予め定められた力で加圧したときの、第1のアームの第1の撓み量および第2のアームの第2の撓み量の和に対する該第1の撓み量の比率を、位置検出部によって検出された位置に乗算することによって該位置を補正する位置補正部をさらに備えてもよい。
スポット溶接システムは、加圧力変化量算出部によって算出された変化量に基づいて、第2の姿勢において駆動部を駆動させるための第2の加圧力指令を決定する加圧力指令決定部をさらに備えてもよい。
加圧力変化量算出部は、スポット溶接ガンを、第1の姿勢とは異なる複数の姿勢に配置させ、該複数の姿勢毎に、駆動部を第1の加圧力指令で駆動したときに可動電極から対向電極へ作用する加圧力と第1の加圧力との間の変化量を算出し、算出した複数の該変化量に基づいて、スポット溶接ガンの姿勢と該変化量との相関関係を算出してもよい。被加圧物は、対向電極であってもよい。
本発明の他の態様において、この方法は、対向電極、該対向電極に対して移動可能な可動電極、および該可動電極を駆動する駆動部を有するスポット溶接ガンにおいて、該スポット溶接ガンの姿勢に応じて変化する、可動電極から被加圧物へ加えられる加圧力の変化量を算出するためのものである。
この方法は、スポット溶接ガンを第1の姿勢に配置させることと、駆動部を第1の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの、可動電極の第1の位置を検出することと、スポット溶接ガンを、第1の位置とは異なる第2の姿勢に配置させることとを備える。
また、この方法は、駆動部を第1の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの、可動電極の第2の位置を検出することと、第1の位置、第2の位置、および第1の加圧力指令に基づいて、第1の姿勢にて可動電極から被加圧物へ加えられた第1の加圧力と、第2の姿勢にて可動電極から被加圧物へ加えられた第2の加圧力との間の変化量を算出することとを備える。
ここで、第1の加圧力指令と第1の加圧力とは、互いに一致する。この方法は、第1の加圧力指令と第1の加圧力とを互いに一致させるように、第1の姿勢において第1の加圧力指令でサーボモータを駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときのサーボモータからのフィードバック値と、第1の加圧力との間の相関関係を予め校正することをさらに備えてもよい。
この方法は、変化量を算出するときに、第1の位置に対する第2の位置の比と、第1の加圧力に対する第2の加圧力の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、該変化量を算出してもよい。
この方法は、第1の位置を検出した後に、駆動部を第3の加圧力指令で駆動して可動電極で被加圧物を加圧したときの第3の位置を算出することをさらに備えて、変化量を算出するときに、第3の位置と第3の加圧力指令とにさらに基づいて、該変化量を算出してもよい。
この方法は、変化量を算出するときに、第1の位置と第3の位置との差に対する、第2の位置と第3の位置との差の比と、第1の加圧力と第3の加圧力指令との差に対する、第2の加圧力と第3の加圧力指令との差の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、該変化量を算出してもよい。本発明のさらに他の態様において、コンピュータプログラムは、上述の方法をコンピュータに実行させる。
本発明の一実施形態に係るスポット溶接システムの概略図である。 図1に示すスポット溶接ガンの拡大図である。 図1に示すスポット溶接システムのブロック図である。 スポット溶接ガンを第1の姿勢に配置させた状態を示す。 スポット溶接ガンを第1の姿勢から回転させた状態を示す。 スポット溶接ガンを、第1の姿勢から回転させた状態を示す。 スポット溶接ガンを、第1の姿勢から回転させた状態を示す。 本発明の一実施形態に係る、スポット溶接システムの動作フローのフローチャートである。 スポット溶接ガンの姿勢と、加圧力の変化量との間の関係を表すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る、スポット溶接システムの動作フローのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るスポット溶接システムの概略図である。 図11に示すスポット溶接システムのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態に係るスポット溶接システム10について説明する。スポット溶接システム10は、ロボット12、ロボット制御部14、およびスポット溶接ガン30を備える。
ロボット12は、例えば垂直多関節型ロボットであり、床に固定されたベース16と、ベース16に回動可能に連結されたロボットアーム18とを有する。本実施形態に係るスポット溶接ガン30は、いわゆるC型スポットガンであって、ロボットアーム18の先端に設けられており、ロボットアーム18によって移動される。
ロボット制御部14は、ロボット12およびスポット溶接ガン30の各要素を直接的または間接的に制御する。ロボット制御部14は、記憶部20を内蔵する。この記憶部20は、例えば、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであって、EEPROM(登録商標)等により構成される。
記憶部20は、ロボット12を動作させるのに用いられるロボットプログラム等、スポット溶接システム10の動作時に必要な定数、変数、設定値、プログラム等を記録している。
図2に示すように、スポット溶接ガン30は、ベース部32、固定アーム(第1のアーム)34、可動アーム(第2のアーム)36、およびサーボモータ38を備える。ベース部32は、ロボットアーム18の先端に、手首部18aを介して連結されている。
固定アーム34は、その基端40がベース部32に固定されており、その先端42にて対向電極44を支持している。本実施形態においては、固定アーム34は、基端40から先端42まで略L字状に湾曲して延在する。
可動アーム36は、ベース部32にガン軸Oに沿って移動可能に設けられている。本実施形態においては、可動アーム36は、直線状に延びる棒であって、その上端(図示せず)が、運動変換機構(図示せず)を介して、サーボモータ38の出力シャフト(図示せず)に機械的に接続され、その下端46にて可動電極を支持している。
動力変換機構は、例えば、ボール螺子機構、またはタイミングベルトおよびプーリーからなる機構を含み、サーボモータ38の出力シャフトの回転運動を、ガン軸Oに沿った往復運動へ変換する。
可動アーム36は、この動力変換機構を介して、サーボモータ38によってガン軸Oに沿って往復動される。対向電極44および可動電極48は、ガン軸O上に位置決めされている。
対向電極44および可動電極48は、ロボット制御部14の指令に応じて通電する。これにより、対向電極44および可動電極48は、該対向電極44および可動電極48の間に挟持した被溶接ワークを、スポット溶接する。
可動電極48は、サーボモータ38によって可動アーム36が駆動されるにつれて、対向電極44に向かう方向、および対向電極44から離れる方向へ、ガン軸Oに沿って往復動する。
サーボモータ38は、ロボット制御部14からの指令に応じて、動力変換機構を介して、可動アーム36を駆動し、以って可動電極48を移動させる。このように、サーボモータ38は、可動アーム36および可動電極48を駆動する駆動部52(図3)として機能する。
サーボモータ38には、エンコーダ50が取り付けられている。このエンコーダ50は、サーボモータ38の回転位置を検出してロボット制御部14に送信する。なお、エンコーダ50の代替として、例えばホール素子を適用してもよい。
ロボット制御部14は、ロボットアーム18の動作を制御する。ロボット制御部14は、ロボットアーム18を動作させることによって、スポット溶接ガン30の姿勢を変化させることができる。
次に、図1〜図8を参照して、スポット溶接システム10の動作について説明する。スポット溶接システム10によって被溶接ワークWをスポット溶接する場合、ロボット制御部14は、図4に示すように、可動電極48と対向電極44との間で被溶接ワークWを挟持するように、サーボモータ38を駆動して可動アーム36を移動させる。
このときに実際に可動電極48および対向電極44によって被溶接ワークWに作用する加圧力は、スポット溶接ガン30の姿勢によって、変化し得る。例えば、図4に示すスポット溶接ガン30の姿勢においては、ガン軸Oが鉛直方向に一致し、且つ、可動電極48が、対向電極44の鉛直上方に位置決めされている。
なお、図4中のz軸プラス方向は、鉛直方向を示しており、x−y平面は、z軸と直交する水平面である。図4に示す姿勢において、仮に、ロボット制御部14が、サーボモータ38へ予め定められた加圧力指令Pを送信し、該加圧力指令Pに応じて、可動電極48で被溶接ワークWを加圧したとする。
このときに可動電極48から被溶接ワークWに加えられる加圧力は、サーボモータ38のトルクを運動変換機構によってガン軸O方向に変換したときの力成分Fと、運動変換機構や可動電極48を含めた可動部分の重力成分Fとの合成になる。
次に、図4に示す姿勢から、スポット溶接ガン30を、図4中のy軸周りに角度θだけ回転させて、同じ加圧力指令Pによって可動電極48で被溶接ワークWを加圧したとする。このときに可動電極48から被溶接ワークWに実際に加えられる加圧力は、上記の力成分Fと、上記の重力成分Fにcosθを乗算した力成分Fcosθとの合成になる。
したがって、この姿勢における加圧力は、図4に示す姿勢における加圧力に比べて、F(1−cosθ)だけ減少することになる。このため、例えば、図5、図6、および図7に示すように、(図4の紙面表側から見て時計回り方向をプラス方向として)θ=+45°、+90°、および+180°となるように、スポット溶接ガン30をy軸周りにそれぞれ回転させるにつれて、可動電極48から被溶接ワークWに実際に加えられる加圧力は、減少していくことになる。
このように、スポット溶接ガン30の姿勢によって、可動電極48から被溶接ワークWに作用する力(すなわち、可動電極48と対向電極44との間で被溶接ワークWを挟み込む力)が変化すると、溶接品質の低下を招いてしまう。
そこで、本実施形態に係るスポット溶接システム10は、図8に示すフローを実行し、可動電極48と対向電極44とで被溶接ワークWを加圧する力を一定とするために、スポット溶接システム10の姿勢による加圧力の変化量を算出する。
ここで、図8に示すフローを実行する前に、スポット溶接ガン30を、予め定められた第1の姿勢に配置させ、サーボモータ38への加圧力指令と、可動電極48から対向電極44に作用する加圧力とが、互いに一致するように、校正作業が実行される。
具体的には、可動電極48と対向電極44との間に加圧センサ(図示せず)を配置する。そして、ロボット制御部14は、予め定められた加圧力指令でサーボモータ38を駆動し、可動電極48と対向電極44との間で加圧センサを挟み込み、そのときの加圧力を測定する。
一方、ロボット制御部14は、このときのサーボモータ38からのフィードバック値(例えば、サーボモータ38の負荷トルク、フィードバック電流、または、制御モデルから推測することができる推定外乱トルク)を取得する。これにより、ロボット制御部14は、加圧センサによって計測された実際の加圧力と、フィードバック値との相関関係を取得する。
この相関関係に基づいて、第1の姿勢において、サーボモータ38への加圧力指令と、可動電極48から対向電極44に作用する加圧力とを互いに一致させるように、該相関関係を校正する。上述の第1の姿勢は、例えば、図4に示す姿勢に設定される。
この校正作業が終了したときに、図8に示すフローは、開始される。ステップS1において、ロボット制御部14は、スポット溶接ガン30を、上述の第1の姿勢に配置する。具体的には、ロボット制御部14は、ロボットアーム18を動作させて、スポット溶接ガン30を、図4に示す姿勢に配置させる。
ステップS2において、ロボット制御部14は、サーボモータ38を第1の加圧力指令Pで駆動して、可動電極48によって、被加圧物としての対向電極44を加圧する。具体的には、ロボット制御部14は、サーボモータ38に第1の加圧力指令Pを送信する。
サーボモータ38は、受信した第1の加圧力指令Pに応じて可動アーム36を対向電極44へ向かって移動させ、これにより、可動電極48を対向電極44に押し当てる。そして、ロボット制御部14は、サーボモータ38からのフィードバック値が、第1の加圧力指令Pに相当する値に到達したときに、サーボモータ38の動作を停止する。
このとき、可動電極48は、第1の加圧力Fで対向電極44を加圧する。上述したように、第1の姿勢においては、サーボモータ38への加圧力指令が、可動電極48から対向電極44に作用する加圧力に一致するように校正されているので、第1の加圧力Fは、第1の加圧力指令Pに一致していると見做すことができる。
ステップS3において、ロボット制御部14は、可動電極48の第1の位置Dを検出する。具体的には、ロボット制御部14は、エンコーダ50からサーボモータ38の第1の回転位置Rを取得する。
ここで、エンコーダ50によって得られたサーボモータ38の回転角度と可動電極48の位置とは、運動変換機構のピッチ送り量に従った相関関係がある。したがって、可動電極48の第1の位置Dは、エンコーダ50によって得られた第1の回転角度Rから求めることができる。このように、本実施形態においては、エンコーダ50は、可動電極48の位置を検出するための位置検出部54(図3)として機能する。
ステップS4において、ロボット制御部14は、スポット溶接ガン30の姿勢を変化させる。例えば、ロボット制御部14は、ロボットアーム18を動作させて、スポット溶接ガン30を、図4中のy軸周りに予め定められた角度θ(例えば、+30°)だけ回転させる。その結果、スポット溶接ガン30は、ステップS1における第1の姿勢とは異なる第2の姿勢に配置されることになる。
ステップS5において、ロボット制御部14は、サーボモータ38を第1の加圧力指令Pで駆動して、可動電極48で対向電極44を加圧する。具体的には、ロボット制御部14は、サーボモータ38からのフィードバック値が、第1の加圧力指令Pに相当する値に到達するまで、ロボット制御部14は、可動アーム36を対向電極44へ向かう方向へ移動させるように、サーボモータ38を駆動する。
ステップS6において、ロボット制御部14は、可動電極48の第2の位置Dを検出する。具体的には、ロボット制御部14は、エンコーダ50からサーボモータ38の第2の回転位置Rを取得する。
上述したように、スポット溶接ガン30を第1の姿勢からy軸周りに回転させて、同じ加圧力指令によってサーボモータ38を駆動した場合、可動電極48から対向電極44に実際に加えられる加圧力は、第1の姿勢における加圧力と比べて、F(1−cosθ)だけ減少する。したがって、ステップS5において可動電極48から対向電極44に実際に加えられる第2の加圧力Fは、第1の加圧力Fよりも小さくなる。
一方、可動電極48と対向電極44との間に作用している加圧力は、固定アーム34の弾性変形による反力に相当し、固定アーム34の弾性係数は姿勢によらず常に一定のため、姿勢変化によって可動電極48と対向電極44との間に作用している加圧力が変わると、固定アーム34の弾性変形量も変化する。このため、このステップS6にて検出される第2の位置D(第2の回転位置R)は、第1の位置D(第1の回転位置R)とは異なる値となる。
ステップS7において、ロボット制御部14は、第1の姿勢にて可動電極48と対向電極44との間に作用していた第1の加圧力Fと、第2の姿勢にて可動電極48と対向電極44との間に作用していた第2の加圧力Fとの間の変化量δθを算出する。
ここで、第1の位置D、第2の位置D、第1の加圧力F、および第2の加圧力Fの間には、固定アーム34の弾性係数は姿勢によらず常に一定であるため、以下の式1で示す関係性が存在する。
/D=F/F ・・・(式1)
上述したように、式1中の第1の加圧力Fは、該Fに対して校正されている第1の加圧力指令Pから既知である。したがって、式1から、第1の加圧力Fと第2の加圧力Fとの間の変化量δθ=F−Fを求めることができる。
このように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、第1の位置Dと、第2の位置Dと、第1の加圧力F(すなわち、第1の加圧力指令P)とに基づいて、変化量δθを算出する加圧力変化量算出部56(図3)としての機能を担う。
なお、第1の回転位置Rおよび第2の回転位置Rを用いて、変化量δθを算出することも可能である。具体的には、以下の式2から、第1の加圧力Fと第2の加圧力Fとの間の変化量δθ=F−Fを求めることもできる。
/R=F/F ・・・(式2)
ステップS8において、ロボット制御部14は、算出した変化量δθを記憶部20に記憶する。ステップS9において、ロボット制御部14は、使用者から指定されたスポット溶接ガン30の姿勢の全てにおいて、加圧力の変化量δθの算出を終了したか否かを判断する。
ロボット制御部14は、指定された全ての姿勢に関して加圧力の変化量δθを算出した場合にYESと判断し、図8に示すフローを終了する。一方、ロボット制御部14は、NOと判断した場合、ステップS4へ戻り、スポット溶接ガン30の姿勢を変更し、変更後の姿勢に関して、加圧力の変化量δ2θを算出する。
一例として、ロボット制御部14は、使用者から、第1の姿勢(すなわち、θ=0°)を基準として、−180°〜+180°の範囲で、30°の間隔で順次スポット溶接ガン30の姿勢を変更し、各々の姿勢について加圧力の変化量δθを算出する指令を受け付ける。
このような指令を受け付けた場合、ロボット制御部14は、θ=−180°、−150°、−120°、−90°、−60°、−30°、0°(すなわち第1の姿勢)、30°、60°、90°、120°、150°、および180°の姿勢に関して、ステップS4〜S9をループして実行する。
その結果、図9に示すデータテーブルを取得することができる。なお、図9の縦軸は、可動電極48と対向電極44との間で作用する加圧力の変化量δθを示し、横軸は、第1の姿勢(θ=0°)からのy軸周りの角度を示す。
図9に示すように、各姿勢毎の加圧力の変化量δθのデータテーブルを作成しておけば、測定を行っていない姿勢(例えば、θ=45°)についても、その近辺の姿勢における加圧力の変化量δθ(例えばδ30°、δ60°)の傾向から、加圧力の変化量を推定できる。一例として、図9の点線60に、取得した複数の変化量δθから導出した、第1の姿勢からの角度θと変化量δとの間の相関関係のグラフを示す。
なお、本実施形態においては、スポット溶接ガン30は、いわゆるC型スポットガンである。したがって、スポット溶接ガン30を図4中のx軸周りに回転させたときの、第1の姿勢からの角度θと、加圧力の変化量δθとの間の相関関係は、図9と同様になる。ロボット制御部14は、このように算出した図9に示すデータテーブルを、記憶部20に記憶する。
被溶接ワークへの溶接作業を実行する場合、ロボット制御部14は、記憶した図9のデータテーブルに基づいて、スポット溶接ガン30の任意の姿勢においてサーボモータ38を駆動させるための加圧力指令を決定する。
例えば、ロボット制御部14が、ロボットアーム18を動作させて、スポット溶接ガン30を、図7に示す姿勢(すなわち、θ=±180°)に配置させたとする。ロボット制御部14は、記憶部20に記憶されたデータテーブルを読み出して、該姿勢(θ=+180°)に対応する変化量δ180°を算出する。
そして、ロボット制御部14は、変化量δ180°を、サーボモータ38への加圧力指令に換算し、該加圧力指令で第1の加圧力指令Pを補正することによって、図7に示す姿勢においてサーボモータ38を駆動させるための第2の加圧力指令Pを決定する。
これにより、図7に示す姿勢においても、第1の加圧力Fと同じ加圧力で、可動電極48と対向電極44とで被溶接ワークWを加圧することができる。このように、本実施形態においては、ロボット制御部14は、算出した変化量δθに基づいて、第2の加圧力指令Pを決定する加圧力指令決定部58(図3)としての機能を担う。
なお、上述の式1の第1の加圧力Fは、第1の加圧力指令Pと一致している。したがって、第2の姿勢における第2の加圧力指令Pを、以下の式3を用いて、算出してもよい。
/D=P/P
=P×D/D ・・・(式3)
上述のように、本実施形態によれば、一旦、第1の姿勢での第1の加圧力指令Pと第1の加圧力Fとの間の相関関係を校正すれば、加圧力センサなどの外部機器を使用することなく、任意の姿勢における加圧力の変化量δθを算出することができる。
そして、該変化量δθに基づいて、任意の姿勢においてサーボモータ38への加圧力指令を補正することで、該任意の姿勢においても、校正された加圧力Fと同じ加圧力で、被溶接ワークを押し付けることができる。これにより、溶接時における加圧力の精度を向上させることができるので、溶接品質を維持することができる。
次に、図10を参照して、スポット溶接システム10の他の動作方法について説明する。なお、図10において、図8にて説明したステップと同様のものに関しては、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る動作方法においては、ステップS1の後、ステップS11において、ロボット制御部14は、サーボモータ38を基準加圧力指令PRef(第3の加圧力指令)で駆動して、可動電極48によって対向電極44を加圧する。
具体的には、ロボット制御部14は、サーボモータ38に基準加圧力指令PRefを送信し、サーボモータ38は、該基準加圧力指令PRefに応じて可動アーム36を対向電極44へ向かって移動させ、可動電極48を対向電極44に押し当てる。
そして、ロボット制御部14は、サーボモータ38からのフィードバック値が、基準加圧力指令PRefに相当する値に到達したときに、ロボット制御部14は、サーボモータ38の動作を停止する。
このとき、可動電極48は、基準加圧力FRefで対向電極44を加圧する。上述したように、第1の姿勢においては、サーボモータ38への加圧力指令と、可動電極48から対向電極44に作用する加圧力とが互いに一致するように校正されているので、基準加圧力FRefは、基準加圧力指令PRefに一致することになる。
ここで、基準加圧力指令PRefは、第1の加圧力指令Pとは異なる値(例えば、PRef<P)に設定される。したがって、基準加圧力FRefは、第1の加圧力Fとは異なる大きさの力(例えば、FRef<F)となる。
ステップS12において、ロボット制御部14は、可動電極48の基準位置DRef(第3の位置)を検出する。具体的には、ロボット制御部14は、エンコーダ50からサーボモータ38の基準回転位置RRefを取得する。可動電極48の基準位置DRefは、エンコーダ50によって得られた基準回転位置RRefから求めることができる。
ステップS6の後、ステップS13において、ロボット制御部14は、第1の姿勢にて可動電極48と対向電極44との間に作用していた第1の加圧力Fと、第2の姿勢にて可動電極48と対向電極44との間に作用していた第2の加圧力Fとの間の変化量δθを算出する。
ここで、ステップS11にて取得した基準位置DRef、ステップS2にて取得した第1の位置D、ステップS6にて取得した第2の位置D、第1の加圧力F、基準加圧力指令PRef、および第2の加圧力Fの間には、以下の式4で示す関係性が存在する。
(D−DRef)/(D−DRef)=(F−PRef)/(F−PRef) ・・・(式4)
ここで、式4中の第1の加圧力Fは、該Fに対して校正された第1の加圧力指令Pから既知である。したがって、式4から、第1の加圧力Fと第2の加圧力Fとの間の変化量δθ=F−Fを求めることができる。
本実施形態によれば、加圧力の変化量δθをより高精度に算出することができる。この効果について、以下に説明する。一般的に、可動電極48の位置Dは、可動電極48の先端と対向電極44の先端が接するときの可動電極48の位置をゼロ位置(すなわち、0.0mm)とし、該ゼロ位置からどれだけ可動電極48が移動しているかで定義される。
しかしながら、実際上、このゼロ位置が僅かにずれてしまう場合がある。このような状態で、加圧力の変化量δθの算出を行うと、算出結果に誤差が生じてしまう虞がある。そこで、本実施形態においては、上述の式4に示すように、基準加圧指令PRefと基準位置DRefとを導入し、位置D、Dと基準位置DRefとの差、および、加圧力F、Fと基準加圧力指令PRefとの差に基づいて、変化量δθを算出している。
この方法によれば、基準位置DRefも第1の位置Dも同じ第1の姿勢にて求められた値であるので、仮に、上述のゼロ位置が僅かにずれていたとしても、その誤差を相殺することができる。その結果、加圧力の変化量δθをより高精度に算出することができる。
なお、この方法によれば、校正を行うときに用いる力センサに僅かにオフセット誤差が含まれることによって、加圧力の校正作業に一律の誤差が生じてしまった場合においても、その誤差を打ち消すことができる。
なお、記憶部20は、図8および図10に示す動作フローをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを予め記憶し、ロボット制御部14は、該スポット溶接作業を行う前に、該コンピュータプログラムに従って、図8および図10に示す動作フローを自動で実行してもよい。
次に、図11および図12を参照して、本発明の他の実施形態に係るスポット溶接システム70について説明する。なお、以下の実施形態において、既述の実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
スポット溶接システム70は、ロボット12、ロボット制御部72、およびスポット溶接ガン80を備える。ロボット制御部72は、ロボット12およびスポット溶接ガン80の各要素を直接的または間接的に制御する。ロボット制御部72は、記憶部20を内蔵する。
本実施形態に係るスポット溶接ガン80は、いわゆるX型スポット溶接ガンであって、開閉可能な一対のガンアーム82(第1のアーム)およびガンアーム84(第2のアーム)と、ガンアーム82の先端に取り付けられた対向電極86と、ガンアーム84の先端に取り付けられた可動電極88と、サーボモータ92とを有する。
ガンアーム82およびガンアーム84は、枢動軸90を介して互いに対して回動可能に連結されている。サーボモータ92は、シリンダ(図示せず)を介して、ガンアーム82およびガンアーム84を枢動軸90周りに回動させ、以って、対向電極86および可動電極88を、互いに接近および離反するように移動させる。
このように、サーボモータ92は、対向電極86および可動電極88を駆動する駆動部94として機能する。このサーボモータ92には、上述のエンコーダ50が取付けられている。スポット溶接ガン80は、上述の実施形態と同様に、図8または図10に示す動作フローに従って、スポット溶接ガン80の任意の姿勢における、加圧力の変化量δθを算出する。
ここで、本実施形態に係るスポット溶接ガン80のような、いわゆるX型スポット溶接ガンにおいては、対向電極86および可動電極88によって被溶接ワークを加圧すると、可動電極88が取り付けられているガンアーム84も弾性変形してしまう。
このようなスポット溶接ガン80において、上述のステップS3およびS6にて第1の位置Dおよび第2の位置Dを計測した場合、得られた位置情報には、ガンアーム84の撓みも含まれることになる。
スポット溶接ガン80の姿勢を変化させたときの加圧力の変化量δθは、対向電極86が取り付けられたガンアーム82の撓みに相関するので、取得した第1の位置Dおよび第2の位置Dから、可動電極88を支持するガンアーム84の撓み量を取り除くことが好ましい。
そこで、本実施形態においては、ガンアーム84の撓み量の影響を排除すべく、ロボット制御部72は、上述のステップS3、S6、およびS12にて検出した可動電極88の位置D、D、およびDRefを、以下のように補正する。
すなわち、ロボット制御部72は、可動電極88によって対向電極86を予め定められた力で加圧したときの、ガンアーム82の第1の撓み量ε1と、このときのガンアーム84の第2の撓み量ε2の和に対する第1の撓み量ε1の比率r=ε1/(ε1+ε2)を、ステップS3、S6、およびS12にて検出された位置D、D、およびDRefに乗算する。
ロボット制御部72は、このように補正された位置D×r、D×r、およびDRef×rを用いて、変化量δθを算出する。このように、ロボット制御部72は、位置D、D、およびDRefに補正する位置補正部96としての機能を担う。なお、上述の第1の撓み量ε1および第2の撓み量ε2は、実験的に求めることができ、記憶部20に予め記憶されている。
この構成によれば、位置D、D、およびDRefを、対向電極86が取り付けられたガンアーム82の撓み量と同等になるように補正することができるので、いわゆるX型ガンに代表される構造のスポット溶接ガンにおいて、より高精度に加圧力の変化量δθを算出できる。
なお、本実施形態における比率rを、上述スポット溶接システム10の動作フローに適用し、位置D、Dを、位置D×r、D×rに補正した上で、変化量δθを算出してもよい。
また、上述の実施形態においては、可動電極48、88によって、被加圧物として対向電極44、86を加圧する場合について述べた。しかしながら、これに限らず、対向電極44、86の代わりに、可動電極48、88にたいして固定されたものであれば、如何なるものも被加圧物として機能させることができる。
また、上述の実施形態においては、多関節ロボットに設けられたスポット溶接ガン30、80の姿勢変化について述べた。しかしながら、これに限らず、スポット溶接ガンが台座に設置されるようなシステムにおいて、この台座にスポット溶接ガンの姿勢変更ができるような機構が組み込まれている場合においても、同様にスポット溶接ガンの姿勢毎の加圧力変化を求めることができる。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得るが、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10,70 スポット溶接システム
12 ロボット
14,72 ロボット制御部
30,80 スポット溶接ガン
34,36,82,84 ガンアーム
44,86 対向電極
48,88 可動電極
52,94 駆動部
56 加圧力変化量算出部
58 加圧力指令決定部

Claims (15)

  1. 対向電極、該対向電極に対して移動可能に配置される可動電極、および前記可動電極を駆動する駆動部を有するスポット溶接ガンと、
    前記可動電極の位置を検出する位置検出部と、
    前記スポット溶接ガンを予め定められた第1の姿勢に配置させて、前記駆動部を第1の加圧力指令で駆動して前記可動電極で被加圧物を加圧したときの第1の前記位置と、前記スポット溶接ガンを前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢に配置させて、前記駆動部を前記第1の加圧力指令で駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの第2の前記位置と、前記第1の加圧力指令と、に基づいて、前記第1の姿勢にて前記可動電極から前記被加圧物へ作用する、前記第1の加圧力指令と一致する第1の加圧力と、前記第2の姿勢にて前記可動電極から前記被加圧物へ作用する第2の加圧力との間の変化量を算出する加圧力変化量算出部と、を備え、スポット溶接システム。
  2. 前記駆動部は、サーボモータを有し、
    前記第1の加圧力指令と前記第1の加圧力とを互いに一致させるように、前記第1の姿勢において前記第1の加圧力指令で前記サーボモータを駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの該サーボモータからのフィードバック値と、前記第1の加圧力との間の相関関係が、予め校正されている、請求項1に記載のスポット溶接システム。
  3. 加圧力変化量算出部は、前記第1の位置に対する前記第2の位置の比と、前記第1の加圧力に対する前記第2の加圧力の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、前記変化量を算出する、請求項1または2に記載のスポット溶接システム。
  4. 前記加圧力変化量算出部は、前記スポット溶接ガンを前記第1の姿勢に配置させ、前記駆動部を第3の加圧力指令で駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの第3の前記位置と、前記第3の加圧力指令と、にさらに基づいて、前記変化量を算出する、請求項1または2に記載のスポット溶接システム。
  5. 前記加圧力変化量算出部は、前記第1の位置と前記第3の位置との差に対する、前記第2の位置と前記第3の位置との差の比と、前記第1の加圧力と前記第3の加圧力指令との差に対する、前記第2の加圧力と前記第3の加圧力指令との差の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、前記変化量を算出する、請求項4に記載のスポット溶接システム。
  6. 前記スポット溶接ガンは、
    前記対向電極を支持する第1のアームと、
    前記可動電極を支持し、前記第1のアームに対して移動可能に設けられる第2のアームと、をさらに有し、
    前記スポット溶接システムは、前記可動電極によって前記対向電極を予め定められた力で加圧したときの、前記第1のアームの第1の撓み量および前記第2のアームの第2の撓み量の和に対する該第1の撓み量の比率を、前記位置検出部によって検出された前記位置に乗算することによって該位置を補正する位置補正部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  7. 前記加圧力変化量算出部によって算出された前記変化量に基づいて、前記第2の姿勢において前記駆動部を駆動させるための第2の加圧力指令を決定する加圧力指令決定部をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  8. 加圧力変化量算出部は、前記スポット溶接ガンを、前記第1の姿勢とは異なる複数の姿勢に配置させ、該複数の姿勢毎に、前記駆動部を前記第1の加圧力指令で駆動したときに前記可動電極から前記対向電極へ作用する加圧力と前記第1の加圧力との間の変化量を算出し、算出した複数の該変化量に基づいて、前記スポット溶接ガンの姿勢と該変化量との相関関係を算出する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  9. 前記被加圧物は、前記対向電極である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のスポット溶接システム。
  10. 対向電極、該対向電極に対して移動可能な可動電極、および該可動電極を駆動する駆動部を有するスポット溶接ガンにおいて、該スポット溶接ガンの姿勢に応じて変化する、前記可動電極から被加圧物へ加えられる加圧力の変化量を算出する方法であって、
    前記スポット溶接ガンを第1の姿勢に配置させることと、
    前記駆動部を第1の加圧力指令で駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの、前記可動電極の第1の位置を検出することと、
    前記スポット溶接ガンを、前記第1の姿勢とは異なる第2の姿勢に配置させることと、
    前記駆動部を前記第1の加圧力指令で駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの、前記可動電極の第2の位置を検出することと、
    前記第1の位置、前記第2の位置、および前記第1の加圧力指令に基づいて、前記第1の姿勢にて前記可動電極から前記被加圧物へ加えられた、前記第1の加圧力指令と一致する第1の加圧力と、前記第2の姿勢にて前記可動電極から前記被加圧物へ加えられた第2の加圧力との間の変化量を算出することと、を備え、方法。
  11. 前記駆動部は、サーボモータを有し、
    前記方法は、前記第1の加圧力指令と前記第1の加圧力とを互いに一致させるように、前記第1の姿勢において前記第1の加圧力指令で前記サーボモータを駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの該サーボモータからのフィードバック値と、前記第1の加圧力との間の相関関係を予め校正することをさらに備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記変化量を算出するときに、前記第1の位置に対する前記第2の位置の比と、前記第1の加圧力に対する前記第2の加圧力の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、該変化量を算出する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の位置を検出した後に、前記駆動部を第3の加圧力指令で駆動して前記可動電極で前記被加圧物を加圧したときの第3の位置を算出することをさらに備え、
    前記変化量を算出するときに、前記第3の位置と前記第3の加圧力指令とにさらに基づいて、該変化量を算出する、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記変化量を算出するときに、前記第1の位置と前記第3の位置との差に対する、前記第2の位置と前記第3の位置との差の比と、前記第1の加圧力と前記第3の加圧力指令との差に対する、前記第2の加圧力と前記第3の加圧力指令との差の比とが、互いに同じとなる関係性に基づいて、該変化量を算出する、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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