JP6062205B2 - 容器処理装置 - Google Patents

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本発明は搬送コンベヤによって搬送している容器に、内容物を収容し蓋を装着する容器処理装置に係り、例えば、カップ状容器内に麺および具材等の内容物を収容し、位置決めをした状態で蓋を装着してシールを行う容器処理装置に関するものである。
カップ搬送コンベヤによって搬送されているカップ状容器内に麺や具材を投入し、蓋を装着するカップ麺の製造装置が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された「カップ食品の連続自動充填機」は、両側のチェーン間に横長の板状をしたリテーナを、等間隔で多数取り付け、これらリテーナに形成された受口(円形の容器収容孔)内に、カップ状の容器を挿入し、このカップ状容器の上端の周囲に形成されているフランジを、前記受口の周縁に支持させて搬送し、搬送中に内容物の充填および蓋の装着を行うようにしている。
両側チェーン間に多数のリテーナを取り付けたリテーナコンベヤは、カップ状容器のサイズが変更になったときには、すべてのリテーナを取り外して容器のサイズにあった別のリテーナを取り付ける必要がある。このようにすべてのリテーナを交換することは、多くの時間と労力を必要とするという問題があった。また、交換用のリテーナを多数用意しておかなければならないので、コスト高でもあった。そこで、前記特許文献1に記載された発明では、リテーナの表側と裏側に異なるサイズの受口を形成し、カップ状容器のサイズに応じてリテーナを反転させ、または、リテーナの断面形状を角状にして、その四面に異なるサイズの受口を形成し、所定角度回転させることにより異なるサイズの容器に兼用できるようにしている。
特許第3547375号公報
前記特許文献1に記載された発明では、板状のリテーナの両面に受口を形成し、対応する容器に応じてリテーナを反転させ、または、リテーナの断面形状を角状にして、その四面に異なるサイズの受口を形成して回転させることにより、異なるサイズの容器に兼用できるようにしている。しかしながら、この構成では兼用できる容器の種類が限られてしまう。また、リテーナの両面または四面等に異なる大きさの受口を形成するためにリテーナ自体の製造コストが高くなってしまうという問題がある。さらに、兼用する際には、リテーナを個々に反転または回転させる必要があるため、リテーナの数が多いとそれだけ反転作業にかかる時間も多くかかってしまう等種々の問題があった。
本発明は、供給された容器を多列で搬送する容器搬送コンベヤと、この容器搬送コンベヤによって搬送されている容器内に内容物を投入する内容物投入手段と、内容物が投入された容器に蓋を装着する蓋装着手段とを備えた容器処理装置において、前記容器搬送コンベヤを、第1搬送コンベヤと第2搬送コンベヤから構成するとともに、前記第1搬送コンベヤ上の容器を第2搬送コンベヤへ移載する移載手段を設け、前記第1搬送コンベヤは、容器の底面を支持するプレートと、一対の第1搬送チェーンと、これら第1搬送チェーン間に亘って取り付けられ、容器の後方に当接する当接部が複数形成された搬送バーとを有し、また、前記第2搬送コンベヤは、一対の第2搬送チェーンと、これら一対の第2搬送チェーン間に亘って取り付けられ、容器を収容する孔が複数形成されたリテーナとを有しており、前記内容物投入手段を第1搬送コンベヤの上方に配置するとともに、前記蓋装着手段を第2搬送コンベヤの上方に配置したことを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記第1の発明において、第1搬送コンベヤを連続駆動するとともに、第2搬送コンベヤを間欠駆動としたことを特徴とするものである。
本発明の容器処理装置は、容器を搬送する搬送コンベヤを第1搬送コンベヤと第2搬送コンベヤに分割し、蓋の装着およびシールを行う第2搬送コンベヤは位置決め精度が必要なため、リテーナによる搬送を行い、具材の投入等の工程を行う第1搬送コンベヤは搬送バーによる搬送を行うようにしたので、リテーナを使用する区間を短縮して大幅にコストを抑制することができ、しかも、リテーナの交換作業を短時間で簡単に行うことが可能な容器処理装置を提供することができる。
図1は容器処理装置の全体の構成を簡略化して示す側面図である。(実施例1) 図2は中間コンベヤの要部を示す平面図である。 図3は容器受け渡しコンベヤと第1搬送コンベヤの要部を示す平面図である。 図4は第1搬送コンベヤと第2搬送コンベヤの接続部と、容器移載手段を示す側面図である。 図5は第1搬送コンベヤと第2搬送コンベヤの接続部を示す平面図である。 図6は第1搬送コンベヤの下流端を示す側面図である。(実施例2) 図7は第1搬送コンベヤの下流端を示す平面図である。
麺等の内容物を供給シュートから中間コンベヤの支持プレート上に供給し、容器取り出し装置によってカップマガジンから取り出したカップ状容器を、この内容物に被せた状態で支持プレート上に載せ、各支持プレートに設けられた支持レバーによってカップ状容器を支持プレート上に保持させて搬送する。カップ状容器が中間コンベヤの走行により反転した後、下方の容器受け渡しコンベヤによって取り出して、下方に配置された第1搬送コンベヤに引き渡す。第1搬送コンベヤは、容器を載せてその底面を支持するプレートが搬送部の全長に亘って配置されており、このプレート上に載せられたカップ状容器を、両側一対のチェーン間に取り付けられ、各容器に対応する当接部が設けられている搬送バーによって後方から押圧して搬送する。第1搬送コンベヤのカップ状容器の搬送経路の上方には、粉末投入部、第1具材投入部、第2具材投入部等を有する内容物投入手段が設けられており、所定の位置で粉末状のスープや具材等の内容物が順次投入される。第1搬送コンベヤの下流端に連続して第2搬送コンベヤが直列に配置されており、内容物が投入されたカップ状容器が、両コンベヤの接続部の上方に配置されている第1物品移載手段によって、第1搬送コンベヤから第2搬送コンベヤへ移載される。第2搬送コンベヤは、両側チェーン間に等間隔で複数のリテーナが取り付けられており、これらリテーナに形成された容器収容孔内にカップ状容器を収容した状態で搬送する。第2搬送コンベヤには、内容物が収容されたカップ状容器に蓋を供給し第1次シールを行う蓋供給部と、第2次シールを行うシール部とを有する蓋装着手段が設けられており、搬送中にカップ状容器に蓋が装着される。前記第1搬送コンベヤは、連続運転または間欠運転されるようになっており、一方、第2搬送コンベヤは、蓋の供給およびシールを行うために正確な位置決めが必要なので、カップ状容器をリテーナの容器収容孔に収容し、間欠的に搬送を行って停止中に蓋を装着する。内容物が収容され、蓋が装着されたカップ状容器は、第2容器移載手段によって、第2搬送コンベヤから取り出され、この第2搬送コンベヤの下流側に直列に配置された排出コンベヤ上に排出されて次の工程へ送られる。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。この容器処理装置は、カップ状の容器2内に麺4と粉末および具材等を収容した後、蓋を装着しシールを行う装置である。この容器処理装置の最も上流側に、供給された麺4とカップ状容器2を受け取る中間コンベヤ6が配置されており、この中間コンベヤ6上でカップ状容器2内に麺4を収容した状態にした後、このカップ状容器2を、容器受け渡しコンベヤ8によって第1搬送コンベヤ10に受け渡す。さらに、この第1搬送コンベヤ10によって搬送しているカップ状容器2内に、粉末状のスープ、具材等を順次投入する。内容物をすべて投入されたカップ状容器2を第1容器移載手段12によって保持して第1搬送コンベヤ10から取り出し、次の第2搬送コンベヤ14に移載する。第2搬送コンベヤ14上では、カップ状容器2の開口部に蓋を供給し、シールを行ってカップ状容器2内を密封する。その後、第2容器移載手段16によって、第2搬送コンベヤ14からカップ状容器2を取り出して排出コンベヤ18上に排出する。なお、前記第1搬送コンベヤ10と第2搬送コンベヤ14がそれぞれ、この容器処理装置で処理されるカップ状容器2を搬送する容器搬送コンベヤの前半部と後半部を構成している。
前記中間コンベヤ6は、上流側と下流側のスプロケット20、22に掛け回された両側一対のチェーン24に、供給される麺4とカップ状容器2を支持する支持プレート26が所定間隔で取り付けられている。これら各支持プレート26には、カップ状容器2に両側から当接してカップ状容器2を保持する支持アーム28が回動可能に取り付けられている(図2参照)。この実施例では、中央部を支点ピン28aによって支持された一つの支持アーム28が両側のカップ状容器2に当接するようになっており、支持プレート26上に、保持する数のカップ状容器2(この実施例では一つの支持プレート26上に6個のカップ状容器2が支持される)よりも一つ多い数(7本)の支持アーム28が取り付けられている。これら支持アーム28は、図示しないスプリング等の付勢手段によってカップ状容器2と当接する方向に常時付勢されており、カップ状容器2の供給位置と排出位置で、開放手段(図示せず)によって支持アーム28がカップ状容器2から離隔する方向に回動されてカップ状容器2を保持し、また解放するようになっている。
中間コンベヤ6の上流端の上方に、中間コンベヤ6に麺4を供給する供給シュート30が配置されている。供給シュート30は傾斜して配置され、麺4はこの供給シュート30上を滑りながら移送されてくる。この実施例では、前述のカップ状容器2の数に合わせて麺4が6列で供給される。供給シュート30の先端には、図示しないストッパが配置されており、下方の連続的に駆動されている中間コンベヤ6の移動のタイミングに合わせて、ストッパの動作を制御して麺4の受け渡しを行う。
中間コンベヤ6の上流部(前記供給シュート30よりも下流側)の上方に、多数のカップ状容器2を開口を上に向けた状態で積み重ねて収容するカップマガジン32(図示を省略)が配置されている。上方に配置されたカップマガジン32と下方の中間コンベヤ6との間に容器取り出し装置34が配置されている。この容器取り出し装置34は、中間コンベヤ6の進行方向に沿って進退動する本体36と、この本体36に、昇降および回転可能に支持された2つの取り出しアーム38を備えている。これら取り出しアーム38には吸盤38aが設けられており、この吸盤38aを上方に向けて取り出しアーム38が上昇し、カップマガジン32内に収容されているカップ状容器2の底面を吸着する。取り出しアーム38が下降してカップ状容器2を取り出すとともに、180度回転してカップ状容器2の開口を下向きにする。その間に、前記本体36が中間コンベヤ6と同じ速度で中間コンベヤ6の搬送方向へ移動することにより、カップ状容器2が支持プレート26上に下向きで載置される。支持プレート26上にはすでに麺4が供給されており、下向きにされたカップ状容器2がそれぞれ麺4に被せられた状態になる。この位置で吸盤38aの吸着力が解除されてカップ状容器2を離した後、取り出しアーム38は本体36の移動により上流側へ戻り、次のカップ状容器2の取り出しを行う。なお、本体36は上流側への戻り時には、高速で移動する。
中間コンベヤ6の各支持プレート26には、それぞれ支持アーム28が設けられており、各支持プレート26上に供給されたカップ状容器2は、両側の支持アーム28に押さえられて保持される。中間コンベヤ6の各支持プレート26は、順次下流側スプロケット22の周囲を回って、下向きの状態になる。カップ状容器2は支持プレート26の下方側に移動するが、支持アーム28に保持されているので落下することなく開口部を上に向けた状態で中間コンベヤ6の下部側を搬送される。
中間コンベヤ6と、第1搬送コンベヤ10の上流端との間に容器受け渡しコンベヤ8が配置されており、上方の中間コンベヤ6から受け取ったカップ状容器2を下方の第1搬送コンベヤ10に引き渡す。容器受け渡しコンベヤ8は、中間コンベヤ6および第1搬送コンベヤ10の搬送方向(図1の左右方向)に移動するとともに、昇降可能な移動ベース40を有している。この移動ベース40に6個の開閉可能なグリッパ42が設けられており(図3参照)、図1に示す軌跡Xで移動する。グリッパ42が中間コンベヤ6方向へ上昇し、中間コンベヤ6の下面側と同方向に移動する受け取り区間Xaで、図示しない開閉手段によりグリッパ42が開放し、中間コンベヤ6の支持アーム28に保持されていたカップ状容器2を受け取る。その後、グリッパ42を閉じた状態でカップ状容器2を保持して搬送し、第1搬送コンベヤ10側へ下降した引き渡し区間Xbで、開閉手段(図示せず)によってグリッパ42を開放してカップ状容器2を第1搬送コンベヤ10に引き渡す。この実施例では、各グリッパ42が3個ずつのカップ状容器2を保持するようになっており、6個のグリッパ42によって同時に18個のカップ状容器2を把持して、中間コンベヤ6から第1搬送コンベヤ10への受け渡しを行う。
第1搬送コンベヤ10は、上流側のスプロケット44と下流側のスプロケット46の間に掛け回された両側一対のチェーン(第1搬送チェーン48)間に、等間隔で多数の搬送バー50が取り付けられている。各搬送バー50の前面側に、それぞれ複数(この実施例では6個)のV字形状をした当接部50aが取り付けられている。この第1搬送コンベヤ10の搬送面側(上面側)には、全長に亘ってカップ状容器2を載置するプレート52が設けられており、このプレート52上に載せられたカップ状容器2が、前記搬送バー50の当接部50aによって後方から押され、プレート52上を滑って搬送される。この実施例では、第1搬送コンベヤ10は連続駆動されており、前記容器受け渡しコンベヤ8が、この第1搬送コンベヤ10と同じ速度で走行しつつ、引き渡し区間Xbでカップ状容器2の引渡を行う。
第1搬送コンベヤ10の上方には、粉末(粉末状のスープ)や具材を投入する内容物投入手段54が設けられている。この実施例では、内容物投入手段54は、粉末投入部56、第1具材投入部58および第2具材投入部60の3箇所の投入部を有しており、すでに麺4が収容されているカップ状容器2に、連続搬送されているカップ状容器2の移動にタイミングを合わせて粉末状のスープおよび具材を順次投入する。なお、これら内容物投入手段54の下流側に手作業を行う区間を設けてもよい。
第1搬送コンベヤ10の下流側に、第2搬送コンベヤ14が直列に配置されている(図4および図5参照)。第2搬送コンベヤ14は、上流側と下流側のスプロケット62、64間に掛け回された両側一対のチェーン(第2搬送チェーン66)間に、等間隔で複数のリテーナ68が取り付けられている。各リテーナ68にはそれぞれカップ状容器2を収容する円形の孔(以下、容器収容孔68aと呼ぶ)が形成されている。この実施例では、各リテーナ68に6個の容器収容孔68aが形成されている。
第2搬送コンベヤ14の上方に、蓋装着手段70が配置されている。この蓋装着手段70は、蓋の供給および第1次シールを行う蓋供給部72と、2回目のシールによって蓋を装着してカップ状容器2を完全に密封する第2シール部74を備えている。この蓋装着手段70で行う蓋の供給およびシール工程は、正確な位置決めをして行う必要があり、各カップ状容器2をリテーナ68の容器収容孔68aに保持させて、第2搬送コンベヤ14を間欠的に駆動し、蓋供給部72および第2シール部74に正確に停止させるようになっている。
第1搬送コンベヤ10の下流端と第2搬送コンベヤ14の上流端との接続部上に、第1搬送コンベヤ10によって搬送されてきたカップ状容器2を取り出して第2搬送コンベヤ14に移載する容器移載手段12(以下、第1容器移載手段と呼ぶ)が設けられている。この第1容器移載手段12(図1および拡大して示す図4参照)は、第1搬送コンベヤ10および第2搬送コンベヤ14の搬送方向に沿って水平に配置され、サーボモータ76によって回転されるボールねじ78と、このボールねじ78に螺合して、ボールねじ78の回転によって進退動するナット80と、このナット80に鉛直方向を向けて固定されたエアシリンダ82と、このエアシリンダ82のピストンロッドに取り付けられ、エアシリンダ82の作動によって昇降するグリッパ84とを備えている。
第1容器移載手段12のグリッパ84は、サーボモータ76の駆動によるボールねじ78の回転とエアシリンダ82の作動によって両コンベヤ10、14の進行方向に進退動するとともに、昇降できるようになっており、この実施例では、図1に示す軌跡Yで移動することにより、第1搬送コンベヤ10上のカップ状容器2を取り上げて、第2搬送コンベヤ14上に移載する。グリッパ84は、上昇位置で最も上流側(図1の左方)へ移動し、下降した位置の取り出し区間Yaで、連続駆動されている第1搬送コンベヤ10に追従移動しつつカップ状容器2を保持した後、再び上昇してカップ状容器2を持ち上げて、第2搬送コンベヤ14方向へ水平移動する。グリッパ84が上昇し最も下流側に移動したときに、グリッパ84に保持されているカップ状容器2と、停止している第2搬送コンベヤ14のリテーナ68に形成されている容器収容孔68aとの上下の位置が一致するようになっており、グリッパ84がこの位置(引き渡し位置Yb)まで移動して下降することにより、グリッパ84に保持されているカップ状容器2がリテーナ68の容器収容孔68a内に収容される。
第2搬送コンベヤ14の下流側に、内容物が収容され蓋が装着されたカップ状容器2を排出する排出コンベヤ18が配置されている。この排出コンベヤ18の上流端と前記第2搬送コンベヤ14の下流端との間の上方に、容器移載手段(第2容器移載手段16)が配置されている。この第2容器移載手段16も、前記両搬送コンベヤ10、14間の第1容器移載手段12と同様に、サーボモータ86によって回転するボールねじ88と、このボールねじ88の回転によって両コンベヤ14、18の搬送方向に沿って進退動するナット90と、ナット90に鉛直方向を向けて固定されたエアシリンダ92と、このエアシリンダの作動によって昇降するグリッパ94を備えており、このグリッパ94を進退動および昇降させることにより、第2搬送コンベヤ14から排出コンベヤ18へのカップ状容器2の受け渡しを行う。
以上の構成に係る容器処理装置の作動について説明する。カップ状容器2および麺4が供給される中間コンベヤ6は、連続的に駆動されており、この中間コンベヤ6に設けられている各支持プレート26の移動にタイミングを合わせて、上方の供給シュート30から麺4が投下され、支持プレート26上に載せられる。中間プレート6の上方には容器取り出し装置34が配置されており、この容器取り出し装置34の吸盤38aが、カップマガジン32内に開口部を上に向けた状態で収容されているカップ状容器2の底面を吸着して取り出し、開口部を下向きに反転させて各支持プレート26上に載せる。各支持プレート26には、すでに麺4が載せられており、下向きにされたカップ状容器2は麺4に被せられた状態になる。
各支持プレート26には、カップ状容器2に両側から当接して保持する支持アーム28が設けられており、容器取り出し装置34から支持プレート26上にカップ状容器2が載置されるときには、図示しない開放手段によって支持アーム28がカップ状容器2を開放する方向に回動される。支持プレート26上にカップ状容器2が載置されると、支持アーム28が図示しない付勢手段によってカップ状容器2側に回動し、カップ状容器2を保持する。開口部を下に向けて倒立した状態で支持プレート26上に保持されているカップ状容器2は、支持プレート26が下流側スプロケット22の周囲を回転して支持プレート26とともに反転して、開口部を上に向けた状態で支持プレート26の下側に移動するが、支持アーム28によって保持されているので落下するおそれはない。
中間コンベヤ6の下方には容器受け渡しコンベヤ8が配置されている。容器受け渡しコンベヤ8は、グリッパ42を備えた移動ベース40(図1参照)が、中間コンベヤ6および第1搬送コンベヤ10の搬送方向に往復移動するとともに昇降可能になっており、移動ベース40に取り付けられたグリッパ42が図1に示す軌跡Xで循環移動している。グリッパ42が上昇し、中間コンベヤ6の下面に接近してこの中間コンベヤ6と同方向に同速で移動する受け取り区間Xaで、開放しているグリッパ42が閉じてカップ状容器2を保持するとともに、中間コンベヤ6の支持アーム28が開放してこれらカップ状容器2を解放する。
カップ状容器2を保持した容器受け渡しコンベヤ8のグリッパ42は、下降して方向を変えて逆方向に向けて走行し、第1搬送コンベヤ10の搬送方向へ移動しつつさらに下降して、引き渡し区間Xbでグリッパ42が保持していたカップ状容器2を第1搬送コンベヤ10上に引き渡す。
第1搬送コンベヤ10に引き渡されたカップ状容器2は、プレート52上に載せられ、搬送バー50によって後方から押されて搬送される。各搬送バー50には、複数個のカップ状容器2の後方側にそれぞれ当接して押圧するためのV字形状の当接部50aが設けられており、これら当接部50aにそれぞれカップ状容器2が保持されて押圧搬送される。第1搬送コンベヤ10は、プレート52上に載せられたカップ状容器2が、搬送バー50の当接部50aによって後方から押されて搬送される構成なので、異なるサイズのカップ状容器2あるいはその他の形状の容器を搬送する場合にもアタッチメントの交換等の作業をする必要が無く、そのまま兼用することができる。従って、リテーナを用いた場合よりも大幅にコストダウンを図ることができる。
第1搬送コンベヤ10によって搬送されているカップ状容器2は、内容物投入手段54の位置に到達すると、粉末投入部56で粉末状のスープが投入され、続いて、第1具材投入部58および第2具材投入部60でそれぞれ別の具材が投入される。第1搬送コンベヤ10は連続的に駆動されており、移動中のカップ状容器2内にタイミングを合わせて粉末や具材が投入される。この第1搬送コンベヤ10ではカップ状容器2の正確な位置決めは行われていないが、カップ状容器2の大きい開口部から粉末や具材が投入されるので問題は生じない。
予め麺4が収容され、さらに粉末や具材が投入されたカップ状容器2は、第1搬送コンベヤ10の残りの区間で手作業による処理等が必要な場合にはこれらの作業が行われた後、下流端で第2搬送コンベヤ14への受け渡しが行われる。第1搬送コンベヤ10の下流端と第2搬送コンベヤ14の上流端の上方に配置された第1容器移載手段12は、カップ状容器2を把持するグリッパ84が、両コンベヤ10、14の搬送方向に往復移動するとともに昇降可能になっており、上昇した位置で第1搬送コンベヤ10側へ移動し、上流端で下降した後、連続走行している第1搬送コンベヤ10の搬送方向に同速で移動しつつグリッパ84によってカップ状容器2を保持する(取り出し区間Yaで保持する)。カップ状容器2を保持したグリッパ84は上昇した後第2搬送コンベヤ14上へ移動し、その移動端で下降する(引き渡し位置Ybで下降する)。第2搬送コンベヤ14は間欠運転されており、グリッパ84の停止位置(引き渡し位置Yb)でのカップ状容器2とリテーナ68の容器収容孔68aとの上下の位置が一致するようになっており、この位置でグリッパ84が下降して保持していたカップ状容器2を容器収容孔68aに挿入する。グリッパ84はカップ状容器2を離した後上昇し、再び第1搬送コンベヤ10側へカップ状容器2を取りに行く。その間に、第2搬送コンベヤ14は1ピッチ前進する。
第2搬送コンベヤ14によって1ピッチずつ間欠的に搬送されてきたカップ状容器2が蓋装着手段70の位置に到達すると、蓋供給部72でカップ状容器2の開口部上に蓋が被せられ、そのまま第1次シールが行われる。その後、蓋が装着されたカップ状容器2が第2シール部74に到着して停止すると、第2シール部74によって前記蓋が完全にシールされてカップ状容器2内が密封される。この蓋の装着工程およびシール工程では、正確な位置決めが必要なため、第2搬送コンベヤ14はリテーナ68を用いた構成になっており、蓋の供給およびシールが確実に行われる。このリテーナ68を用いた搬送コンベヤでは、カップ状容器2のサイズや形状が異なる場合には、リテーナ68を交換する必要があるが、この実施例に係る容器処理装置では、第1搬送コンベヤ10と第2搬送コンベヤ14に分割し、正確な位置決めが必要な第2搬送コンベヤ14だけリテーナ68を用いる構成としたので、リテーナ68の交換を行う場合にも少ない作業を短時間で行うことができ、しかも、他の形状の容器のために準備しておくリテーナ68の数も少なくて済むので大幅にコストダウンを図ることができる。
第2搬送コンベヤ14の下流側には、排出コンベヤ18が配置されており、第2容器移載手段16によって、蓋が装着されたカップ状容器2が第2搬送コンベヤ14から排出コンベヤ18へ移載される。第2搬送コンベヤ14は間欠的に運転しており、第2物品移載手段16のグリッパ94は、上昇位置で第2搬送コンベヤ14方向へ移動し、第2搬送コンベヤ14の容器取り出し位置の上方に停止してこの位置で下降してカップ状容器2をグリップする。グリッパ94は、カップ状容器2を把持した位置で上昇してリテーナ68の容器収容孔68aから取り出し、排出コンベヤ18上に移動して走行している排出コンベヤ18上に載置する。排出コンベヤ18上に載せられたカップ状容器2は、この排出コンベヤ18によって搬送され、次の工程に送られる。
前記実施例では、第1搬送コンベヤ10を連続的に運転しつつ、カップ状容器2の供給、内容物の投入等の各種処理を行ったが、この第1搬送コンベヤ10を間欠的に運転することもできる。図6および図7は、第1搬送コンベヤ110を間欠的に運転する構成の第2実施例を示す図であり、これらの図によって前記第1実施例と相違する点についてだけ説明する。なお、この第2実施例の前記第1実施例と共通する部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施例では、第1搬送コンベヤ110の下流端の容器取り出し位置に、停止したカップ状容器2を正確に位置決めするためにストッパ112を設けている。このストッパ112は、第1搬送コンベヤ110の載置プレート52の下面側に固定したブラケット114上に上方を向けて設置されたシリンダ116と、このシリンダ116のピストンロッドに取り付けられ、シリンダ116の作動によって昇降し、前記プレート52上に出没可能なストッパピン118を有している。このストッパピン118は、各カップ状容器2の前面側に係合してカップ状容器2の位置決めを行うようになっており、各カップ状容器2に対して2本ずつ設けられている(図7参照)。従って、この実施例では、6個のカップ状容器2を停止させるために、12本のストッパピン118がシリンダ116によって昇降される。なお、このストッパピン116の数はカップ状容器2に対して各2本に限るものでなく、それぞれ1本または3本以上であってもよい。また、この実施例では、ストッパピン118を昇降可能に配置しているが、搬送バー50や当接部50aとストッパピン118を干渉しないように形状や取り付け位置などを工夫すればストッパピン118は固定でもよい。
2 容器(カップ状容器)
10 第1搬送コンベヤ
12 移載手段(第1容器移載手段)
14 第2搬送コンベヤ
48 第1搬送チェーン
50 搬送バー
50a 当接部
52 プレート
54 内容物投入手段
70 蓋装着手段
66 第2搬送チェーン
68 リテーナ
68a 孔(容器収容孔)

Claims (2)

  1. 供給された容器を多列で搬送する容器搬送コンベヤと、この容器搬送コンベヤによって搬送されている容器内に内容物を投入する内容物投入手段と、内容物が投入された容器に蓋を装着する蓋装着手段とを備えた容器処理装置において、
    前記容器搬送コンベヤを、第1搬送コンベヤと第2搬送コンベヤから構成するとともに、前記第1搬送コンベヤ上の容器を第2搬送コンベヤへ移載する移載手段を設け、前記第1搬送コンベヤは、容器の底面を支持するプレートと、一対の第1搬送チェーンと、これら第1搬送チェーン間に亘って取り付けられ、容器の後方に当接する当接部が複数形成された搬送バーとを有し、また、前記第2搬送コンベヤは、一対の第2搬送チェーンと、これら一対の第2搬送チェーン間に亘って取り付けられ、容器を収容する孔が複数形成されたリテーナとを有しており、前記内容物投入手段を第1搬送コンベヤの上方に配置するとともに、前記蓋装着手段を第2搬送コンベヤの上方に配置したことを特徴とする容器処理装置。
  2. 前記第1搬送コンベヤを連続駆動するとともに、第2搬送コンベヤを間欠駆動としたことを特徴とする請求項1に記載の容器処理装置。
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