JP6061582B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

画像加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6061582B2
JP6061582B2 JP2012210919A JP2012210919A JP6061582B2 JP 6061582 B2 JP6061582 B2 JP 6061582B2 JP 2012210919 A JP2012210919 A JP 2012210919A JP 2012210919 A JP2012210919 A JP 2012210919A JP 6061582 B2 JP6061582 B2 JP 6061582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
external heating
heating belt
heating apparatus
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012210919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014066802A (ja
Inventor
拓也 長谷川
拓也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012210919A priority Critical patent/JP6061582B2/ja
Priority to EP13184316.1A priority patent/EP2711779B1/en
Priority to US14/030,208 priority patent/US9541869B2/en
Priority to CN201310446412.3A priority patent/CN103676580B/zh
Publication of JP2014066802A publication Critical patent/JP2014066802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6061582B2 publication Critical patent/JP6061582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2019Heating belt the belt not heating the toner or medium directly, e.g. heating a heating roller

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、当接回転体の周面にベルト部材を当接させて熱交換を行う画像加熱装置、詳しくは当接回転体とベルト部材の当接面の当接状態を安定させて当接回転体とベルト部材の間の熱交換を効率的に行わせる構造に関する。
像担持体にトナー像を形成して直接又は中間転写体を介して記録材に転写し、トナー像が転写された記録材を、画像加熱装置の一例である定着装置で加熱加圧して画像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。画像加熱装置は、当接回転体の一例である加熱回転体(ベルト部材又はローラ部材)に同じく当接回転体の一例である圧接回転体(ベルト部材又はローラ部材)を圧接して記録材のニップ部を形成している。
近年、画像加熱装置の生産性の向上や厚紙の加熱処理への対応等から当接回転体の熱負荷が高まって表面温度の低下が発生し易くなっている。そのため、加熱回転体のニップ部の上流側に複数本の外部加熱ローラを接離可能に配置して、熱負荷の大きな加熱処理では、外部加熱ローラを当接させて加熱回転体を外側から補助加熱する画像形成装置が実用化されている(特許文献1)。
特許文献2には、平行な2本のローラ部材に張架した外部加熱ベルトを加熱回転体に当接させて当接面を形成し、2本の外部加熱ローラを用いるよりも効率的に、加熱回転体を加熱する画像加熱装置が示される。ここでは、外部加熱ベルトを張架する2本のローラ部材は、コの字型のローラ支持部材の両端の起立部分に回転軸の両端を固定されている。
特開2005−316421号公報 特開2007−212896号公報
特許文献2の画像加熱装置において、外部加熱ベルトを加熱回転体から離間させると外部加熱ベルトがたるんでしまう。外部加熱ベルトがたるんだ状態から加熱回転体に当接させると、当接した瞬間に外部加熱ベルトの回転状態が不安定になってローラ支持部材に沿った寄り移動が発生してしまう。
そこで、外部加熱ベルトを張架するローラ部材の1本をテンションローラにして、外部加熱ベルトに張力をかけることが提案された。しかし、加熱回転体と外部加熱ベルトの当接面の下流端に位置するローラ部材をテンションローラとしたところ、加熱回転体に温度ムラが発生し易くなることが判明した。また、後述する「ローラ部材と加熱回転体の回転軸線の交差角度を調整して外部加熱ベルトの寄り移動を制御するステアリング制御」を採用した場合、外部加熱ベルトの寄り移動が不安定になり易くなることが判明した。
本発明は、加熱回転体とベルト部材の当接面における当接状態を不安定にすることなくベルト部材に張力を付与して、加熱回転体の温度ムラやステアリング制御の不安定を回避できる画像加熱装置を提供することを目的としている。
本発明の画像加熱装置は、記録材に当接して回転する当接回転体と、前記当接回転体との間に当接面を形成して熱交換を行うベルト部材と、前記当接面よりも前記当接回転体の回転方向上流で前記ベルト部材を回転自在に張架する上流ローラ部材と、前記当接面よりも前記当接回転体の回転方向下流で前記ベルト部材を回転自在に張架する下流ローラ部材と、前記上流ローラ部材を回転可能に支持する第一軸受部材と、前記下流ローラ部材を回転可能に支持する第二軸受部材と、前記第二軸受部材から離れる方向へ前記第一軸受部材を移動可能に、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを保持するローラ支持部材と、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを連結し、前記第二軸受部材から離れる方向へ前記第一軸受部材を付勢する付勢手段と、を備え、前記ローラ支持部材は、前記離れる方向に延設され、前記付勢手段を保持して前記付勢手段の伸縮方向を規制する保持部材を有する、ことを特徴とする。
本発明の画像加熱装置では、加熱回転体とベルト部材の当接面で発生した張力変動が、当接面に沿った上流ローラ部材の移動によって速やかに相殺される。当接面の上流端にテンションローラを配置することで、下流端に配置した場合よりも当接面の張力変動幅が小さくなる。
したがって、加熱回転体とベルト部材の当接面における当接状態を不安定にすることなくベルト部材に張力をかけて加熱回転体の温度ムラを回避できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 実施例1の定着装置の構成の説明図である。 外部加熱ベルトの接離機構の説明図である。 外部加熱ユニットの外観の斜視図である。 外部加熱ベルトの張架構造の説明図である。 外部加熱ベルトに対する張力付与の説明図である。 上流ローラ及び下流ローラにおける固定側と可動側の説明図である。 外部加熱ベルトのステアリング機構の説明図である。 ステアリング機構の駆動部の説明図である。 ステアリング機構の駆動部の説明図である。 ベルト寄り量検知センサの配置の説明図である。 ベルト寄り方向とセンサフラグの回転方向の関係の説明図である。 定着装置の制御系のブロック図である。 外部加熱ベルトのステアリング制御のフローチャートである。 クリーニングローラの配置の説明図である。 クリーニングローラのクリーニング領域の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト130に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部Paでは、感光ドラム3aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト130に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム3bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト130に一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、感光ドラム3c、3dにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、中間転写ベルト130に順次一次転写される。
記録材Pは、記録材カセット10から1枚ずつ取り出されてレジストローラ12で待機する。レジストローラ12は、中間転写ベルト130上のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ給送する。二次転写部T2を搬送されて中間転写ベルト130から四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置9へ搬送され、定着装置9で加熱加圧を受けてトナー像を定着された後に、機体外部のトレイ7へ排出される。
両面印刷の場合、第一面にトナー像を転写して定着装置9で画像を定着された記録材Pは、フラッパー16によって反転パス18に導かれる。反転パス18の記録材Pは、反転ローラ17により反転されて両面パス19へ導かれる。そして、記録材Pは、再び、レジストローラ12で待機して二次転写部T2へ送り込まれて第二面にトナー像が転写される。定着装置9で第二面に画像が定着されて両面に画像が定着された記録材が機体外部のトレイ7へ排出される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置1a、1b、1c、1dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、画像形成部Pb、Pc、Pdに関する重複した説明を省略する。
画像形成部Paは、感光ドラム3aの周囲に、帯電ローラ2a、露光装置5a、現像装置1a、一次転写ローラ6a、及びドラムクリーニング装置4aを配置している。感光ドラム3aは、アルミニウムの円筒材料の表面に感光層が形成されている。
帯電ローラ2aは、感光ドラム3aの表面を一様な電位に帯電させる。露光装置5aは、レーザービームを走査して感光ドラム3aに画像の静電像を書き込む。現像装置1aは、静電像を現像して感光ドラム3aにトナー像を形成する。一次転写ローラ6aは、電圧を印加されて感光ドラム3aのトナー像を中間転写ベルト130へ一次転写させる。
ドラムクリーニング装置4aは、感光ドラム3aにクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト130への転写を逃れて感光ドラム3aに付着した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置15は、二次転写部T2で記録材への転写を逃れて中間転写ベルト130に付着した転写残トナーを回収する。
<定着装置>
図2は実施例1の定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、定着装置9は、定着ローラ101に加圧ローラ102を圧接して、記録材のニップ部Nを形成する。ニップ部Nは、未定着トナーKを担持した記録材Pを挟持搬送して、トナーを融解して記録材P上に画像を定着させる。定着ローラ101は、芯金101aの外周面に弾性層101bを配置し、弾性層101bの表面を離型層101cで被覆している。定着ローラ101は、不図示のギア列を含む駆動機構141に駆動されて、矢印A方向に所定のプロセススピードで回転する。
加圧ローラ102は、芯金102aの外周面に弾性層102bを配置し、弾性層102bの表面を離型層102cで被覆している。加圧ローラ102は、駆動機構141に駆動されて、矢印B方向に所定のプロセススピードで回転する。加圧ローラ102は、偏心カムを用いた不図示の加圧機構に駆動されて、定着ローラ101に対して接離する。不図示の加圧機構は、加圧ローラ102を所定の加圧力で定着ローラ101に加圧して、定着ローラ101と加圧ローラ102の間にニップ部Nを形成する。
ハロゲンヒータ111は、定着ローラ101の芯金101aの内部に非回転に配置される。サーミスタ121は、定着ローラ101に接触して配置されて定着ローラ101の表面温度を検出する。制御部140は、サーミスタ121の検出温度に応じてハロゲンヒータ111をON/OFF制御して、定着ローラ101の表面温度を記録材の種類に応じた所定の目標温度に維持する。
ハロゲンヒータ112は、加圧ローラ102の芯金102aの内部に非回転に配置される。サーミスタ122は、加圧ローラ102に接触して配置されて加圧ローラ102の表面温度を検出する。制御部140は、サーミスタ122の検出温度に応じてハロゲンヒータ112をON/OFF制御して、加圧ローラ102の表面温度を所定の目標温度に維持する。
<外部加熱ベルト>
図3は外部加熱ベルトの接離機構の説明図である。図4は外部加熱ユニットの外観の斜視図である。図5は比較例1の外部加熱ベルトにおけるたるみの説明図である。
画像形成装置は、厚紙など坪量(単位面積当たり重量)の大きな記録材でも、高い生産性(単位時間当たりのプリント枚数)を求められる。坪量の大きな記録材で生産性を上げるためには、定着装置における加熱処理のスピードを高速化する必要がある。しかし、坪量の大きな記録材は、熱を多く奪うため、定着に要する熱量が、坪量の低い記録材に比べて大きくなる。そこで、定着装置9は、定着ローラ101に対して外部加熱ベルト105を当接/退避可能に配置している。定着ローラ101の表面に外部加熱ベルト105を圧接して外部から定着ローラ101を加熱する。
図2に示すように、加熱ローラの一例である定着ローラ101は、記録材の画像面を加熱する。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の表面を補助加熱する。外部加熱ユニット150は、上流ローラ103と下流ローラ104に外部加熱ベルト105を掛け渡して張架する。外部加熱ベルト105は、上流ローラ103と下流ローラ104から定着ローラ101へ熱伝導を行う接触面積を増やして、定着ローラ101の加熱効率を高める。
外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の外周面に当接してニップ部Neを形成して、定着ローラ101を外部加熱する無端ベルトである。外部加熱ベルト105は、ステンレス、ニッケル等の金属製の基層又はポリイミド等の樹脂製の基層を有する。基層の表面は、トナーの付着を防止するために、フッ素系樹脂を用いた耐熱性の摺動層で被覆されている。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の回転に伴って摩擦駆動されて、矢印C方向に従動回転する。
上流ローラ加熱手段の一例であるハロゲンヒータ113は、上流ローラ103を所定の温度に加熱する。上流ローラ103は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属で形成された円管材料の表面に高離型性を持つゴム、樹脂等をコートして構成される。上流ローラ103の中心を貫通させてハロゲンヒータ113が非回転に配置されている。サーミスタ123は、上流ローラ103に支持された外部加熱ベルト105に接触して、上流ローラ103の温度を検出する。制御部140は、サーミスタ123の検出温度に応じてハロゲンヒータ113をON/OFF制御して、上流ローラ103の温度を所定の目標温度に維持する。
下流ローラ加熱手段の一例であるハロゲンヒータ114は、下流ローラ104を所定の温度に加熱する。下流ローラ104は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属で形成された円管材料の表面に高離型性を持つゴム、樹脂等をコートして構成される。下流ローラ104の中心を貫通させてハロゲンヒータ114が非回転に配置されている。サーミスタ124は、下流ローラ104に支持された外部加熱ベルト105に接触して、下流ローラ104の温度を検出する。制御部140は、サーミスタ124の検出温度に応じてハロゲンヒータ114をON/OFF制御して、下流ローラ104の温度を所定の目標温度に維持する。
上流ローラ103と下流ローラ104の温度調整の目標温度は、定着ローラ101の温度調整の目標温度よりも高く設定される。上流ローラ103と下流ローラ104の表面温度が定着ローラ101の表面温度よりも高温に保たれている方が、定着ローラ101の表面温度の降下に対して効率的に熱供給できるからである。厚紙の連続画像形成時、定着ローラ101の目標温度165℃に対して、上流ローラ103と下流ローラ104の目標温度は230℃に設定される。上流ローラ103と下流ローラ104の表面温度は、定着ローラ101の表面温度よりも75℃高く保たれる。
定着装置9は、外部加熱ベルト105を定着ローラ101から離間させた状態で、次の画像形成ジョブを待機する。図1に示すように、画像形成装置100に画像形成ジョブが送信されると、画像形成装置100内の各装置で準備動作が開始され、定着装置9で加熱動作が開始される。加熱動作において定着ローラ101、加圧ローラ102、上流ローラ103と下流ローラ104がそれぞれの目標温度に達すると、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に加圧当接させて画像形成ジョブが開始される。その後、画像形成ジョブが終了すると、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を離間して、次の画像形成の開始時までその状態を保持させる。
図3に示すように、外部加熱ベルト105は、定着ローラ101との間にニップ部Neを形成する。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の回転に従動回転するように、上流ローラ103と下流ローラ104によって回転自在に支持される。
外部加熱ベルト105は、接離機構200によって、定着ローラ101に対して当接/退避可能である。接離機構200は、外部加熱ベルト105を介して上流ローラ103と下流ローラ104を定着ローラ101に圧接させる圧接機構を兼ねている。加圧フレーム201は、支持軸203を中心にして、定着装置9の筐体フレ−ム9fに対して回動自在である。
加圧フレーム201の回動端と定着装置9の筐体フレ−ム9fとの間に加圧ばね204が配置される。加圧ばね204は、加圧フレーム201の回動端を押し下げて、上流ローラ103と下流ローラ104を定着ローラ101に向かって付勢する。外部加熱ベルト105を介して上流ローラ103と下流ローラ104が定着ローラ101に当接した状態で、加圧ばね204は、上流ローラ103と下流ローラ104を総圧力392N(約40kgf)にて加圧する。
圧力解除カム205は、加圧フレーム201の回動端の下面に当接している。制御部140は、モータ210を制御して、回動軸205aを中心にして圧力解除カム205を回動させて、加圧フレーム201の回動端を昇降させる。圧力解除カム205が加圧フレーム201から離間しているとき、加圧ばね204が加圧フレーム201の回動端を押し下げて、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に圧接させる。圧力解除カム205が加圧ばね204を縮めて加圧フレーム201を押し上げるとき、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から離間する。
図3に示すように、外部加熱ベルト105が定着ローラ101に密着した状態で、支持軸207と定着ローラ101の中心を結ぶ直線は、上流ローラ103と下流ローラ104の中心を結ぶ直線の垂直二等分線になっている。揺動フレーム208は、手前側と奥側に配置された一対の中間コロ210によって加圧フレーム201に対して回動自在に支持される。このため、上流ローラ103と下流ローラ104とはほぼ等しい加圧力で定着ローラ101へ向かって付勢される。
図4の(a)に示すように、ローラ保持フレ−ム(206:図3)は、上流ローラ103と下流ローラ104の長手中央部で手前側のローラ保持フレ−ム206aと奥側のローラ保持フレ−ム206bとに分割されている。上流ローラ103と下流ローラ104の手前側の端部は、ローラ保持フレ−ム206aに支持され、上流ローラ103と下流ローラ104の奥側の端部は、ローラ保持フレ−ム206bに支持されている。
図4の(b)に示すように、手前側のローラ保持フレ−ム206aは、支持軸207a、207bによって揺動フレーム208に回動自在に支持される。奥側のローラ保持フレ−ム206bは、支持軸207c、207dによって揺動フレーム208に回動自在に支持される。加圧フレーム201の長手方向の両端部に加圧ばね204がそれぞれ配置されている。一対の加圧ばね204は、上流ローラ103と下流ローラ104を介して、外部加熱ベルト105を定着ローラ101の外周面に対して所定の圧力で接触させる。
<比較例1との対比>
ところで、外部加熱ベルト105を用いる場合、定着ローラ101の表面温度を安定させるためには、外部加熱ベルト105と定着ローラ101の当接面の密着性(加圧の場所的時間的な均一性)が重要である。定着ローラ101と外部加熱ベルト105の密着性が損なわれると、十分な熱量を定着ローラ101に供給することができなくなる。その結果、定着ローラ101の表面の温度低下が生じて出力画像の品質が低下する。出力画像に光沢ムラが発生したり、記録材へのトナーの定着性が低下したりする。
その点、特許文献2では、外部加熱ベルトが加圧されて定着ローラに当接した際にある程度の張力を確保できるように、外部加熱ベルトの周長を最適化して、定着ローラに対する外部加熱ベルトの密着性を確保している。
しかし、定着装置9は、画像形成ジョブを待機するスタンバイ中には、外部加熱ベルト105を完全に離間させて、定着ローラ101を専らハロゲンヒータ111によって加熱して芯金101aをできるだけ高温にしておく必要がある。芯金101aの温度が低い状態で外部加熱ベルト105によって表面だけが高い温度に保たれた状態では、記録材に接触して急激な温度低下が発生するからである。
図5の(a)に示すように、比較例1の定着装置9Hは、特許文献2の構成と同様に、外部加熱ベルト105を用いて定着ローラ101に熱量を供給する構成であるが、外部加熱ベルト105に対して張力を付与する部材を有しない。そのため、比較例1の定着装置9Hでは、スタンバイ時に定着ローラ101から外部加熱ベルト105を退避すると、上流ローラ103と下流ローラ104に張架された外部加熱ベルト105にたるみが発生する。定着ローラ101に外部加熱ベルト105を加圧した状態では定着ローラ101と外部加熱ベルト105の密着性が得られるものの、外部加熱ベルト105の加圧を解除するとたるみが発生するために、離間時の外部加熱ベルト105の離間量を大きくする必要がある。外部加熱ベルト105を定着ローラ101に接触させないために、外部加熱ベルト105の離間量を大きくする必要がある。外部加熱ベルト105の離間量を大きくすると、外部加熱ベルト105の設置スペースが大きくなるため、定着装置9Hの大きさが拡大することが問題となる。
そこで、以下の実施例では、外部加熱ベルト105を懸架する複数のローラ部材の軸間に加圧ばねを配置して、比較例1よりも離間時の外部加熱ベルト105のたるみを少なくしている。最下流のローラ部材を移動可能にして、外部加熱ベルト105の離間時の退避量を小さくすると同時に、当接時に大きな加圧力を必要とすることなく外部加熱ベルト105と定着ローラ101の密着性を向上させている。外部加熱ベルト105の張力変動を軽減して外部加熱ベルト105の安定した走行を実現している。
<実施例1>
図6は外部加熱ベルトの張架構造の説明図である。図7は上流ローラ及び下流ローラにおける固定側と可動側の選択の説明図である。
図3に示すように、実施例1では、当接回転体の一例である定着ローラ101は、記録材に当接して回転する。接離機構の一例である加圧機構200は、ベアリングホルダ220を上下に移動させて定着ローラ101に対して外部加熱ベルト105を接離させる。ベルト部材の一例である外部加熱ベルト105は、上流ローラ103と下流ローラ104とに張架される。上流ローラ部材の一例である上流ローラ103は、定着ローラ101と外部加熱ベルト105の当接面の上流端で外部加熱ベルト105を張架する。下流ローラ部材の一例である下流ローラ104は、定着ローラ101と外部加熱ベルト105の当接面の下流端で外部加熱ベルト105を張架する。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101との間に当接面を形成して定着ローラ101の加熱のための熱交換を行う。
図6に示すように、ローラ支持部材の一例であるベアリングホルダ220は、外部加熱ベルト105の当接面における外部加熱ベルト105の移動方向に沿って上流ローラ103の回転軸を可動に配置し、下流ローラ104の回転軸を非可動に配置する。ベアリングホルダ220は、上流ローラ103と下流ローラ104の中心を結ぶ線で二つに分割して上流ローラ103の軸受部材と下流ローラ104の軸受部材とを取り外し可能に構成されている。
付勢手段の一例である加圧ばね301は、下流ローラ104から遠ざかる方向へ上流ローラ103を付勢する。加圧ばね301は、上流ローラ103の軸受部材と下流ローラ104の軸受部材との間に配置される。加圧ばね301は、二つに分割されたベアリングホルダ220における定着ローラ101から遠い側の部分に支持されている。上流ローラ103と下流ローラ104との間に加圧ばね301を固定して配置している。
図5の(b)に示すように、実施例1では、上流ローラ103の軸受と下流ローラ104の軸受との間に加圧ばね301を配置して、外部加熱ベルト105に張力を発生させて、定着ローラ101から離間した際のたるみを解消している。外部加熱ベルト105を用いて定着ローラ101を外部加熱する構成において、外部加熱ベルト105を張架する上流ローラ103と下流ローラ104の軸間にテンションを付与している。下流ローラ104の軸は固定し、上流ローラ103の軸を従動可能にすることで、外部加熱ベルト105の離間時の退避量を小さくしている。これにより、当接時に大きな加圧力を必要とせずに外部加熱ベルト105と定着ローラ101の密着性を得て、外部加熱ベルト105の走行状態を安定させている。
図4に示すように、ベアリングホルダ220は、ローラ保持フレ−ム206a、206bに固定されている。
図6に示すように、上流ローラ103と下流ローラ104は、高耐熱性を有する断熱ブッシュと軸受(ベアリング)103e、104eとを介して、ベアリングホルダ220に回転自在に支持されている。加圧ばね301は、上流ローラ103と下流ローラ104の間隔を広げる方向に加圧力を付与する。
ベアリングホルダ220は、上側の上ホルダ221と下側の下ホルダ222との間に上流ローラ103の軸受103eと下流ローラ104の軸受104eを保持している。上ホルダ221と下ホルダ222は、係合ピン224を解除すると、回動軸223を中心に下ホルダ222を回動させて、軸受103e、104eの保持を解除可能である。図4の(a)に示すローラ保持フレ−ム206bも、ローラ保持フレ−ム206aと同様なベアリングホルダ220による軸受103e、104eの保持構造を有する。加圧ばね301は、加圧部材ホルダ302に保持される。加圧部材ホルダ302は、上ホルダ221に固定され、下ホルダ222に対して着脱可能に係合しているので、下ホルダ222の開放動作を妨げない。
上流ローラ103の軸受103eは、上ホルダ221と下ホルダ222に緩く拘束されている。軸受103eと上ホルダ221の間には隙間303a、303bが形成されて、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に当接/離間した際に軸受103eが水平方向に移動可能である。
下流ローラ104の軸受104eは、上ホルダ221と下ホルダ222に固く拘束されている。軸受104eと上ホルダ221の間には隙間が存在せず、軸受104eは、ベアリングホルダ220に対して完全に軸位置を固定されている。
実施例1におけるベアリングホルダ220は、定着ローラ101に対する外部加熱ベルト105の当接に伴って、下流ローラ104を固定側として、上流ローラ103を定着ローラ101の回転方向の下流側に移動させる。これにより、図5の(a)に示すように、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を退避した際にたるみが定着ローラ101に接触することを回避している。
これに対して、図5の(a)に示すように、比較例1の定着装置9Hは、上流ローラ103と下流ローラ104の間を広げて外部加熱ベルト105に張力を付与する構成がない。上流ローラ103と下流ローラ104の軸間距離が一定に保たれるため、外部加熱ベルト105を定着ローラ101から離間すると、外部加熱ベルト105に弛みが生じて、定着ローラ101に近づく方向に外部加熱ベルト105が撓んでしまう。よって、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に離間させるためには、外部加熱ベルト105の退避量を大きくする必要があり、定着装置9Hの高さを高くする必要性が出てくる。
図5の(b)に示すように、実施例1の定着装置9は、上流ローラ103と下流ローラ104の間を広げて外部加熱ベルト105に張力を付与する構成がある。外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避した際に、上流ローラ103と下流ローラ104間が広がって、外部加熱ベルト105が上流ローラ103と下流ローラ104の接線方向に引っ張られて張力が付与される。よって、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に離間させるための、外部加熱ベルト105の移動量を比較例1よりも小さくすることが可能になる。
実施例1のベアリングホルダ220は、定着ローラ101に対する外部加熱ベルト105の離間に伴って、下流ローラ104を固定側として、上流ローラ103を定着ローラ101の回転方向の上流側に移動させる。これにより、図3に示すように、定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接した際の外部加熱ベルト105の密着性を向上している。定着ローラ101から外部加熱ベルト105を離間させると、下流ローラ104は、上流ローラ103から遠ざかる方向に移動して、外部加熱ベルト105に所定の張力を付与してたるみをさせない。
<比較例2との対比>
図7の(a)に示すように、比較例2の定着装置9Iでは、実施例1とは逆に、上流ローラ103を固定側として、下流ローラ104を定着ローラ101の回転方向の上流側に移動させる。比較例2では、定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接させたときに、上流ローラ103の回転軸は、ベアリングホルダ220に位置を固定されて動かない。その代わりに、下流ローラ104の回転軸が上流ローラ103に近づく方向に移動して、所望のニップ幅(回転方向の長さ)で定着ローラ101に外部加熱ベルト105が密着する位置へ下流ローラ104を自律的に位置決める。上ホルダ221と下流ローラ104の軸受104eの隙間303cがほぼ消滅する位置に下流ローラ104の回転軸が配置される。
しかし、比較例2では、最下流のローラ部材をテンションローラとして移動可能にしているため、最下流のローラ部材に対して他のローラ部材から離れる方向に力が作用する。定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接させた際は、離間時よりも上流ローラ103と下流ローラ104の軸間距離を短くする必要があるのに対して、上流ローラ103と下流ローラ104の軸間距離が拡大する方向に力が作用する。
すなわち、定着ローラ101が回転して外部加熱ベルト105が従動回転した際に、下流ローラ104に対して矢印X方向の力が働いて上流ローラ103と下流ローラ104の軸間距離がわずかに開く。上流ローラ103と下流ローラ104の軸間距離が開くと、外部加熱ベルト105の張力が増大して外部加熱ベルト105が定着ローラ101から浮き上がる。浮き上がりを抑え込んで所望のニップ幅で定着ローラ101に対する密着性を得ようとすると、加圧ばね204の加圧力を大きくする必要がある。加圧ばね204の加圧力を大きくすると、外部加熱ベルト105にかかる応力が大きくなって好ましくない。
また、定着ローラ101が回転して外部加熱ベルト105が従動回転した際に、下流ローラ104が矢印X方向に振動すると外部加熱ベルト105に張力変動が発生して、上流ローラ103と下流ローラ104の位置における加圧力が変動する。ニップ部Ne全体の加圧状態が変動すると、外部加熱ベルト105に温度ムラが発生して好ましくない。
これに対して、実施例1では、複数のローラ部材に張架されたベルト部材を定着ローラ101に当接/離間させる構成において、1本のローラ部材をテンションローラとして他のローラ部材から軸間距離を拡大する方向に付勢している。複数のローラ部材のうちの1本がテンションローラとして機能する構成において、最下流のローラ部材の回転軸を固定している。
図7の(b)に示すように、実施例1の定着装置9では、下流ローラ104を固定側にしているので、下流ローラ104が矢印X方向に移動することも振動することもあり得ない。下流ローラ104に矢印X方向が作用しても、下流ローラ104の回転軸は一定位置に止まって外部加熱ベルト105の張力に影響を及ぼさない。外部加熱ベルト105に張力変動を発生することもない。
実施例1の定着装置9では、定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接させたときに、下流ローラ104はベアリングホルダ220によって位置を固定されているために動かない。その代わりに、上流ローラ103は、ベアリングホルダ220との間に隙間があるため、下流ローラ104に近づく方向に移動して定着ローラ101に外部加熱ベルト105を密着させる。上流ローラ103は、定着ローラ101に外部加熱ベルト105が所望のニップ幅で密着する位置へ移動して、上ホルダ220と上流ローラ103の軸受103eとの間の隙間303bをほぼ消滅させる。
そして、定着ローラ101が回転して外部加熱ベルト105が従動回転すると、上流ローラ103に矢印Y方向の力が働いて、外部加熱ベルト105は定着ローラ101に対して更に密着する。加圧ばね204の加圧力を増大しなくても外部加熱ベルト105は定着ローラ101に密着し続ける。上流ローラ103が矢印Y方向に移動すると外部加熱ベルト105の引張応力は軽減されるので好ましい。加圧ばね204の加圧力を増大せずに済むために、外部加熱ベルト105の負担を軽減して寿命を延ばすことが可能になる。
上流ローラ103の軸受103eは、上ホルダ220によって、所望のニップ幅で密着性が得られる位置よりも内側に移動できないように規制されている。このため、上流ローラ103が矢印Y方向に際限なく引っ張られて所望のニップ幅で密着性を得られなくなることはない。
実施例1では、外部加熱ベルト105を用いて定着ローラ101に熱量を供給する構成において、外部加熱ベルト105を張架する上流ローラ103と下流ローラ104の軸間に加圧力を付与する。そして、上流ローラ103を移動可能にして下流ローラ104を移動不可能にする。これにより、外部加熱ベルト105の当接時に大きな加圧力を必要とせずに定着ローラ101に対する密着性が得られるとともに、安定した外部加熱ベルト105の走行が可能になる。加えて、スタンバイ時に定着ローラ101から外部加熱ベルト105を退避する場合に、上流ローラ103と下流ローラ104に張架された外部加熱ベルト105に弛みが生じない。定着ローラ101から離間させたベルト部材に張力を付与してベルト部材に弛みを生じさせないため、外部加熱ベルト105の離間時の退避量を小さくできる。外部加熱ベルト105の離間量が小さくて済むため、外部加熱ベルト105の可動スペースを小さく設計して、定着装置9の高さを低くできる。比較例1で課題となっていた離間時のベルト部材の弛みによって生じるベルト部材の配置スペースの拡大を阻止できる。
実施例1では、ベルト部材の離間時の退避量を小さくし、且つ、当接時に大きな加圧力を必要とせずに密着性を得て、安定したベルト部材の走行を実現できる。定着ローラの回転によって生じる力がローラ部材の軸間距離を広げる方向に作用しなくなるため、定着ローラに対する外部加熱ベルトの加圧力を軽減できる。安定したベルト部材の走行は、次に説明する外部加熱ベルト105のステアリング制御を安定させる効果がある。
<ステアリング機構>
図8は外部加熱ベルトのステアリング機構の説明図である。図9はステアリング機構の駆動部の説明図である。図10はステアリング機構の駆動部の拡大図である。
図3に示すように、外部加熱ベルト105は、上流ローラ103と下流ローラ104の平行度のずれがあった場合、回転動作時に上流ローラ103と下流ローラ104に沿って寄り移動する。そこで、定着装置9では、外部加熱ベルト105と定着ローラ101の交差角度θを外部から強制的に変更して、外部加熱ベルト105の寄り移動を反転させて、外部加熱ベルト105の寄り移動範囲を所定範囲に収めるステアリング機構を設けている。外部加熱ベルト105を張架する上流ローラ103と下流ローラ104を回動軸209を中心にして一体的に傾けて、定着ローラ101との間に意図的に交差角度θを設定して、外部加熱ベルト105の寄り方向を制御している。回動軸209は、外部加熱ベルト105と定着ローラ101の交差角度を変化させる回転中心である。
図8に示すように、定着ローラ101と外部加熱ベルト105が接触している当接面に対して法線方向に回動軸209を設ける。回動軸209を中心にして外部加熱ベルト105に交差角度θが設定される。加圧フレーム201の支持軸203は、本体側板202に両端が固定されている。揺動フレーム208及び外部加熱ベルト105は、回動軸209の周りで加圧フレーム201に対して一体に回動可能である。揺動フレーム208に固定された支持軸207aは、本体側板202とクリアランスをもって保持され、アーム部118aの移動に伴ってクリアランスの範囲で矢印H、J方向に移動可能である。
図9に示すように、回転軸119の周りで回転可能な扇状のウォームホイール118は、ウォームギア120と噛み合っている。
図10に示すように、モータ125が順方向に回転してウォームホイール118を矢印G方向に回転させると、アーム部118aが矢印H方向に移動して支持軸207aを矢印H方向に移動させる。モータ125が逆方向に回転してウォームホイール118を矢印I方向に回転させると、アーム部118aが矢印J方向に移動して支持軸207aを矢印J方向に移動させる。
図8に示すように、揺動フレーム208の手前側が矢印H方向又はJ方向に移動すると、上流ローラ103と下流ローラ104が回動軸209の周りで回動して、上流ローラ103と下流ローラ104に定着ローラ101に対する交差角度θが設定される。交差角度θは、当接面における定着ローラ101の摩擦駆動方向と外部加熱ベルト105の摩擦従動方向の傾き角度に等しい。
そのため、定着ローラ101と外部加熱ベルト105の交差角度θと外部加熱ベルト105の寄り速度には関係がある。定着ローラ101と外部加熱ベルト105の交差角度θを外から調整することで、外部加熱ベルト105が上流ローラ103と下流ローラ104に沿って寄る方向と寄り速度を制御できる。
支持軸207aが寄り力0の点からH方向に移動した場合、外部加熱ベルト105を定着ローラ101の奥側(矢印M方向)へ移動させる寄り力が大きくなる。支持軸207aが寄り力0の点からJ方向に移動した場合、外部加熱ベルト105を定着ローラ101の手前側(矢印L方向)へ移動させる寄り力が大きくなる。このようにして、支持軸207aを矢印H、J方向へ移動することで、外部加熱ベルト105の寄る方向を制御することができる。
<ベルト寄り量検知センサ>
図11はベルト寄り量検知センサの配置の説明図である。図12はベルト寄り方向とセンサフラグの回転方向の関係の説明図である。
図11に示すように、アーム129とコロ128は、回転軸136の周りで一体に回転する。センサフラグ132は、回転軸137の周りで回転する。アーム129とセンサフラグ132は、リンク部138で係合して回転を伝達する。
コロ128は、外部加熱ベルト105のベルトエッジに当接している。ねじりばね131は、アーム129にトルクを付与してコロ128を矢印Q方向に付勢している。そのため、外部加熱ベルト105が矢印Q方向に寄ると、リンク部138が矢印P方向に移動する。外部加熱ベルト105が矢印R方向に寄ると、リンク部138が矢印O方向に移動する。
センサフラグ132に沿ってフォトインタラプタ133、134が配置される。フォトインタラプタ133、134は、センサフラグ132に形成された2つのスリットが有する4つのエッジを検出して出力を反転させる。センサフラグ132の4つのエッジに対応させて外部加熱ベルト105の寄り位置が規定されている。一例として、外部加熱ベルト105が5mmの振幅で寄り移動を繰り返すように、フォトインタラプタ132、133が配置されている。
図12の(a)に示すように、外部加熱ベルト105が矢印R方向に寄ってきた場合、アーム129が矢印S方向に回転して、センサフラグ132が矢印T方向に回転してフォトインタラプタ133をOFFしてフォトインタラプタ134をONする。
図12の(b)に示すように、外部加熱ベルト105が矢印Q方向に寄ってきた場合、アーム129が矢印V方向に回転して、センサフラグ132が矢印V方向に回転してフォトインタラプタ133をONしてフォトインタラプタ134をOFFする。
<ステアリング制御>
図13は定着装置の制御系のブロック図である。図14は外部加熱ベルトのステアリング制御のフローチャートである。図8に示すように、回動機構の一例であるモータ125は、上流ローラ103と下流ローラ104を外部加熱ベルト105の当接面に平行な面内で一体に回動させる。モータ125は、上流ローラ103と下流ローラ104に対する定着ローラ101の交差角度を変更可能である。図11に示すように、検出手段の一例であるフォトインタラプタ133、134は、上流ローラ103と下流ローラ104に対する外部加熱ベルト105の寄り位置を検出する。図13に示すように、制御手段の一例である制御部140は、フォトインタラプタ133、134の検出結果に基づいてモータ125を作動させて外部加熱ベルト105の寄り移動を制御する。
図8を参照して図13に示すように、制御部140は、モータコントローラ51及びモータドライバ52を介してモータ125を制御して外部加熱ベルト105を寄り制御する。制御部140は、フォトインタラプタ133、135の出力に基づいて外部加熱ベルト105の寄り位置を検知する。
制御部140は、外部加熱ベルト105が手前側の所定位置まで寄ってくると、モータ125を作動させて支持軸207aを矢印H方向へ移動させて、外部加熱ベルト105に奥側へ向かう寄り力を作用させる。制御部140は、外部加熱ベルト105が奥側の所定位置まで寄ってくると、モータ125を作動させて支持軸207aを矢印J方向へ移動させて、外部加熱ベルト105に手前側へ向かう寄り力を作用させる。
図13に示すように、フォトインタラプタ135は、ウォームホイール118のホームポジションを検知する。フォトインタラプタ135は、モータ125を作動させて上流ローラ103と下流ローラ104を定着ローラ101と平行にした際にホームポジションを検知する。
図8に示すように、定着ローラ101の回転に伴って外部加熱ベルト105が従動回転して外部加熱ベルト105が手前側又は奥側へ寄ってきた際に、外部加熱ベルト105の寄り方向とは逆の方向に寄り力が作用するように、支持軸207aを移動させる。支持軸207の移動量は、ホームポジションから矢印H、J方向ともに2mmとする。
図13を参照して図14に示すように、制御部140は、スタンバイ動作が開始すると(S11)、モータ125を回転して外部加熱ベルト105の交差角度θを0°にしてフォトインタラプタ135でホームポジション位置を検知する(S12)。制御部140は、ハロゲンヒータ111、112、113、114へ通電して、定着ローラ101、加圧ローラ102、上流ローラ103と下流ローラ104の温度調整を開始する(S13)。制御部140は、画像形成ジョブが開始すると(S14のYES)、圧力解除カム205を回転させて外部加熱ベルト105を定着ローラ101に当接させる(S15)。定着ローラ101の回転に伴って外部加熱ベルト105が従動回転する。
制御部140は、外部加熱ベルト105が手前側に寄ってフォトインタラプタ133がOFFすると(S17のYES)、モータ125を回転させて、外部加熱ベルト105が奥側に寄り移動する方向に支持軸207aを移動させる(S18)。制御部140は、外部加熱ベルト105が奥側に寄ってフォトインタラプタ134がOFFすると(S19のYES)、モータ125を回転させて、外部加熱ベルト105が手前側に寄り移動する方向に支持軸207aを移動させる(S20)。
制御部140は、画像形成ジョブが終了するまで(S21のNO)、外部加熱ベルト105の寄り制御を継続する(S17〜S21)。制御部140は、画像形成ジョブが終了すると(S21のYES)、圧力解除カム205を回転して、外部加熱ベルト105を定着ローラ101から退避させる(S22)。
制御部140は、モータ125を回転して定着ローラ101と上流ローラ103と下流ローラ104の交差角度θを0°に近付けてフォトインタラプタ135にホームポジションを検知させてモータ125を停止させる(S23)。
<クリーニングローラ>
図15はクリーニングローラの配置の説明図である。図3に示すように、外部加熱ベルト105の表層は、記録材から移転(オフセット)したトナーや紙粉等の異物の付着によって汚れるため、外部加熱ベルト105の表層を清掃するクリーニングローラ108が必要となる。クリーニングローラ108は、表面に設けたシリコンゴム層にトナーや紙粉等の異物を吸着する。クリーニングローラ108は、図示しない加圧機構によって、所定の圧力で外部加熱ベルト105に押圧されて従動回転して外部加熱ベルト105の表面をクリーニングする。
クリーニングローラ108を外部加熱ベルト105に当接する場合、クリーニングローラ108は、外部加熱ベルト105を介して上流ローラ103又は下流ローラ104に圧接することが望ましい。上流ローラ103又は下流ローラ104に内側面を支持させることで、外部加熱ベルト105とクリーニングローラ108の密着性が増してクリーニングローラ108の清掃能力が向上するからである。
図15の(a)に示すように、比較例3では、クリーニングローラ108を、実施例1で説明したようにベアリングホルダ220に対して移動可能に配置された上流ローラ103に圧接している。比較例3では、定着ローラ101の回転に伴う上流ローラ103の移動又は振動によって、クリーニングローラ108と上流ローラ103の軸間距離が変動し易くなる。
クリーニングローラ108と上流ローラ103の軸間距離が変動すると、外部加熱ベルト105に張力変動が発生して、外部加熱ベルト105の走行が不安定になり易くなる。外部加熱ベルト105の走行が不安定では、上述したステアリング機構によって安定した寄り制御をすることが困難となる。
定着ローラ101の回転に伴う上流ローラ103の移動又は振動は、上流ローラ103の長手方向の両端部で独立に発生するため、クリーニングローラ108と上流ローラ103の軸間距離が長手方向でも変動し易くなる。クリーニングローラ108と上流ローラ103の軸間距離が長手方向で変動すると、変動に伴って外部加熱ベルト105の寄り移動が変化して、上述したステアリング機構による寄り制御が追従できなくなる。そこで、実施例2では、クリーニングローラ108を、ローラ保持フレ−ム206に回転軸を固定された下流ローラ104に圧接している。
<実施例2>
図16はクリーニングローラのクリーニング領域の説明図である。図15の(b)に示すように、実施例2では、クリーニング回転体の一例であるクリーニングローラ108は、ローラ支持フレーム206に回転軸を支持されて回転し、下流ローラ104との間に外部加熱ベルト105を挟み込んでクリーニングする。クリーニングローラ108の半径に外部加熱ベルト105の厚みと下流ローラ104の半径を加算した長さは、クリーニングローラ108の回転中心から下流ローラ104の回転中心までの距離よりも長い。
下流ローラ104とクリーニングローラ108は、回転軸がローラ保持フレ−ム206に固定されているので、外部加熱ベルト105に仮に大きな張力変動が発生しても、クリーニングローラ108と下流ローラ104の軸間距離は一定に保たれる。軸間距離が一定に保たれるので、クリーニングローラ108が外部加熱ベルト105を介して下流ローラ104を押圧する力は変化しない。したがって、下流ローラ104のクリーニングに伴う外部加熱ベルト105の回転負荷が一定に保たれて、外部加熱ベルト105の走行が安定する。
そもそも、実施例1の上流ローラ103を可動にする構成によって、外部加熱ベルト105に張力変動が発生しにくく、外部加熱ベルト105の走行が安定しているため、実施例2の構成は、相乗的に外部加熱ベルト105の走行を安定させる。定着ローラ101に対する外部加熱ベルト105の高度な密着性が一定に保たれることで、当接面全体の熱交換効率が一様に高められて、記録材がニップ部Neを通過する際の定着ローラ101の表面の温度ムラが少なくなる。
図16に示すように、実施例2では、クリーニングローラ108の回転軸線方向の長さは、定着ローラ101に供給される最大サイズの記録材の搬送方向に直角な方向の長さよりも長い。クリーニングローラ108の回転軸線方向の長さは、クリーニングローラ108の回転軸線方向の両端が外部加熱ベルト105の寄り移動の範囲の内側に位置するように設定されている。
L2は画像形成最大幅であって画像形成によりトナーが付着する範囲である。L3はステアリング制御によって外部加熱ベルト105の端部が走行する範囲である。L1はステアリング制御によって外部加熱ローラ105にトナーが付着する範囲である。L4はステアリング制御によって外部加熱ローラ105が走行する範囲である。
画像形成する範囲まではクリーニングローラ108によって外部加熱ベルト105の外周面を清掃する必要があるため、画像形成する範囲の長さL2よりもクリーニングローラ108の長さLは長い。そして、ステアリング制御に伴って外部加熱ベルト105の端部がクリーニングローラ108の端部よりも内側に入らないように、クリーニングローラ108の長さLは、外部加熱ベルト105の寄り移動範囲の内側の間隔L1よりも短い。
クリーニングローラ108の端部が外部加熱ベルト105が蛇行する範囲の外側にはみ出した瞬間、それまでの外部加熱ベルト105の寄り移動が変化するからである。また、クリーニングローラ108の端部が外部加熱ベルト105蛇行する範囲の外側にはみ出した状態で外部加熱ベルト105が逆方向に切り返されると、外部加熱ベルト105の端部が比較的に柔らかな組織のクリーニングローラ108に食い込む。これにより、外部加熱ベルト105の寄り移動が変化したり、意図したとおりの寄り制御ができなくなったりする可能性があるからである。
よって、クリーニングローラ108の長さLを、「L1>L>L2」に規定して図16のように配置することで、必要な清掃能力を得ると伴に、外部加熱ベルト105の安定した寄り制御を実現することが可能となる。
実施例2では、クリーニングローラ108を、外部加熱ベルト105を介して下流ローラ104に当接させるので、下流ローラ104とクリーニングローラ108とが外部加熱ベルト105に及ぼす圧力分布が長手において均一になる。このため、上述したステアリング機構による外部加熱ベルト105の寄り制御に対して大きな影響を及ぼすことなく、外部加熱ベルト105の安定した走行を実現できる。
実施例2では、クリーニングローラ108と下流ローラ104の軸間距離が変動しないので、外部加熱ベルト105に張力変動が発生しなくなる。外部加熱ベルト105の張力変動に伴う外部加熱ベルト105の走行の不安定が除かれるため、外部加熱ベルト105の走行が安定して、上述したステアリング機構による安定した寄り制御を実現できる。
実施例2では、クリーニングローラ108の長さLと配置を図16のように設定することで、上述したステアリング機構による外部加熱ベルト105の寄り制御をより安定させることが可能になる。
<実施例3>
本発明は、一対のローラの一方の端部を支持する第一支持部材と他方の端部を支持する第二支持部材とが独立して回動する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
したがって、ローラ部材及びベルト部材の加熱方法は、ハロゲンヒータには限らない。ローラ部材及びベルト部材に誘導加熱層を設けて交番磁束により誘導加熱してもよい。本発明におけるローラ部材及びベルト部材は、加熱回転体の加熱用途には限らない。本発明は、加熱回転体の回転軸線方向の温度分布を平均化する均熱用途、加熱回転体の冷却を促進する冷却用途でも実施できる。加熱回転体は定着ローラには限らない。本発明は、記録材の画像面の裏面を加熱する加圧ローラにおいても実施できる。
像加熱装置は、定着装置の他に、半定着又は定着済画像の光沢や表面性を調整する表面加熱装置を含む。定着済画像が形成された記録材のカール除去装置も含む。画像加熱装置は、画像形成装置に組み込む以外に、単独で設置、操作される1台の装置又はコンポーネントユニットとして実施できる。画像形成装置は、モノクロ/フルカラー、枚葉型/記録材搬送型/中間転写型、トナー像形成方式、転写方式の区別無く実施できる。本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
9 定着装置、101 定着ローラ、102 加圧ローラ
103 上流ローラ、104 下流ローラ、105 外部加熱ベルト
108 クリーニングローラ、111、112、113、114 ハロゲンヒータ
117 加圧アーム、118 ウォームギア、125 モータ
126 ベアリング、128 コロ、129 寄り検知アーム
131 ねじりばね、132 センサフラグ
133、134、135 フォトインタラプタ、137 回転軸
140 制御部、200 加圧機構、201 加圧フレーム、202 本体側板
203 支持軸、204 加圧ばね、205 圧力解除カム
206a、206b ローラ保持フレーム
207a、207b、207c、207d 支持軸、208 支持フレーム
220 ベアリングホルダ、221 上ホルダ、222 下ホルダ
223 回動軸、224 係合ピン、301 加圧ばね
302 加圧部材ホルダ、303 クリアランス
P 記録材、K トナー

Claims (9)

  1. 記録材に当接して回転する当接回転体と、
    前記当接回転体との間に当接面を形成して熱交換を行うベルト部材と、
    前記当接面よりも前記当接回転体の回転方向上流で前記ベルト部材を回転自在に張架する上流ローラ部材と、
    前記当接面よりも前記当接回転体の回転方向下流で前記ベルト部材を回転自在に張架する下流ローラ部材と、
    前記上流ローラ部材を回転可能に支持する第一軸受部材と、
    前記下流ローラ部材を回転可能に支持する第二軸受部材と、
    前記第二軸受部材から離れる方向へ前記第一軸受部材を移動可能に、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを保持するローラ支持部材と、
    前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを連結し、前記第二軸受部材から離れる方向へ前記第一軸受部材を付勢する付勢手段と、を備え、
    前記ローラ支持部材は、前記離れる方向に延設され、前記付勢手段を保持して前記付勢手段の伸縮方向を規制する保持部材を有する、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記ローラ支持部材を移動させて前記当接回転体に対して前記ベルト部材を接離させる接離機構を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記当接回転体を回転駆動する駆動手段を備え、
    前記ベルト部材は、前記当接回転体の回転に従って従動回転する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記ローラ支持部材は、前記第二軸受部材から離れる方向へ前記第一軸受部材を移動可能に隙間を空けて前記第一軸受部材を保持する孔部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  5. 前記ベルト部材を挟んで前記下流ローラ部材に対向して設けられ、前記ベルト部材をクリーニングするクリーニング回転体を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  6. 前記ローラ支持部材は、前記第二軸受部材を非可動に保持する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記上流ローラ部材内に設けられ、前記上流ローラ部材を加熱する上流ローラ加熱手段と、
    前記下流ローラ部材内に設けられ、前記下流ローラ部材を加熱する下流ローラ加熱手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  8. 前記当接回転体は、トナー像が形成される前記記録材の一面側に当接するローラである、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  9. 前記上流ローラ部材及び前記下流ローラ部材は、前記ベルト部材が前記当接回転体との間に当接面を形成するように、前記当接回転体へ向けて前記ベルト部材を付勢する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
JP2012210919A 2012-09-25 2012-09-25 画像加熱装置 Active JP6061582B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210919A JP6061582B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 画像加熱装置
EP13184316.1A EP2711779B1 (en) 2012-09-25 2013-09-13 Image heating apparatus
US14/030,208 US9541869B2 (en) 2012-09-25 2013-09-18 Image heating apparatus
CN201310446412.3A CN103676580B (zh) 2012-09-25 2013-09-25 图像加热装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210919A JP6061582B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 画像加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014066802A JP2014066802A (ja) 2014-04-17
JP6061582B2 true JP6061582B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=49170601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012210919A Active JP6061582B2 (ja) 2012-09-25 2012-09-25 画像加熱装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9541869B2 (ja)
EP (1) EP2711779B1 (ja)
JP (1) JP6061582B2 (ja)
CN (1) CN103676580B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5889255B2 (ja) * 2012-10-01 2016-03-22 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP5653502B2 (ja) 2012-11-30 2015-01-14 キヤノン株式会社 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP5665943B2 (ja) 2012-11-30 2015-02-04 キヤノン株式会社 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP6049484B2 (ja) 2013-02-13 2016-12-21 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP6120599B2 (ja) 2013-02-13 2017-04-26 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP6175821B2 (ja) * 2013-03-14 2017-08-09 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP6257390B2 (ja) 2014-03-14 2018-01-10 キヤノン株式会社 定着装置
WO2016052758A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP7009100B2 (ja) 2017-07-24 2022-01-25 キヤノン株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2022122058A (ja) 2021-02-09 2022-08-22 キヤノン株式会社 定着装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08328442A (ja) * 1995-03-31 1996-12-13 Olympus Optical Co Ltd クリーニング装置
JP4865244B2 (ja) 2004-03-29 2012-02-01 キヤノン株式会社 定着装置
US7107001B2 (en) 2004-03-29 2006-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus with controlled heating members for heating the outer surface of the fixing rotating member
US7194233B2 (en) * 2005-04-28 2007-03-20 Eastman Kodak Company Variable power fuser external heater
JP4347309B2 (ja) 2006-02-10 2009-10-21 シャープ株式会社 定着装置、画像形成装置、および定着装置に備えられる無端ベルトの長さの設定方法
JP4447565B2 (ja) 2006-03-13 2010-04-07 シャープ株式会社 定着装置および画像形成装置
JP4574574B2 (ja) * 2006-03-15 2010-11-04 シャープ株式会社 定着装置、定着装置の制御方法、及び画像形成装置
JP4870480B2 (ja) * 2006-06-19 2012-02-08 株式会社リコー 画像形成装置
JP4401372B2 (ja) * 2006-06-29 2010-01-20 シャープ株式会社 定着装置
JP4274577B2 (ja) * 2007-04-20 2009-06-10 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP4633153B2 (ja) * 2008-08-20 2011-02-16 シャープ株式会社 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5309933B2 (ja) * 2008-12-03 2013-10-09 コニカミノルタ株式会社 定着装置
JP2010160290A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Sharp Corp 定着装置および、該定着装置を備える画像形成装置
JP5517591B2 (ja) * 2009-12-14 2014-06-11 キヤノン株式会社 定着装置
JP5549341B2 (ja) * 2010-04-14 2014-07-16 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5773804B2 (ja) * 2011-08-30 2015-09-02 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP2013117579A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP5855029B2 (ja) 2012-02-14 2016-02-09 キヤノン株式会社 画像加熱装置及び画像形成装置
JP5889255B2 (ja) * 2012-10-01 2016-03-22 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP5653502B2 (ja) * 2012-11-30 2015-01-14 キヤノン株式会社 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP5665943B2 (ja) * 2012-11-30 2015-02-04 キヤノン株式会社 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP6120599B2 (ja) * 2013-02-13 2017-04-26 キヤノン株式会社 画像加熱装置
JP6049484B2 (ja) * 2013-02-13 2016-12-21 キヤノン株式会社 画像加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2711779A3 (en) 2017-01-25
US20140086647A1 (en) 2014-03-27
EP2711779B1 (en) 2020-08-19
EP2711779A2 (en) 2014-03-26
CN103676580B (zh) 2017-10-20
US9541869B2 (en) 2017-01-10
JP2014066802A (ja) 2014-04-17
CN103676580A (zh) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6061582B2 (ja) 画像加熱装置
JP5889255B2 (ja) 画像加熱装置
JP5855029B2 (ja) 画像加熱装置及び画像形成装置
JP5665943B2 (ja) 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP5517591B2 (ja) 定着装置
JP5773804B2 (ja) 画像加熱装置
JP6049484B2 (ja) 画像加熱装置
JP6238537B2 (ja) 画像形成装置
JP5653502B2 (ja) 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP5512006B2 (ja) 定着装置
JP2014052456A5 (ja)
US9020410B2 (en) Image heating apparatus
JP2018132738A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5665819B2 (ja) 定着装置及び制御装置
JP4869191B2 (ja) 定着装置
JP2009003441A (ja) 定着装置、及びこれが適用された画像形成装置
JP2013218054A (ja) 画像処理装置
JP6227097B2 (ja) 画像加熱装置
JP6555954B2 (ja) 画像加熱装置
JP2014089276A (ja) 画像加熱装置
JP2014098820A (ja) 画像加熱装置
JP2011107310A (ja) 画像加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6061582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151