JP6060765B2 - 床用化粧材 - Google Patents

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Description

本発明は、床用化粧材に関する。
従来、床面に施工される床材として、表面に化粧シートが積層された床用化粧材が用いられている。このような床用化粧材は、耐傷性、耐キャスター性、歩行感等の床材に要求される諸性能を備えることが必要である。
これらの性能を備える床用化粧材として、基材シートの裏面に合成樹脂製バッカー層を有し、合成樹脂製バッカー層が発泡体層を含む化粧シートを、木質系等の被着材上に積層した床用化粧材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の床用化粧材は、合成樹脂性バッカー層が硬質層と軟質層を備える構成であるため、適度なクッション性があり歩行感(歩行安定性・安全性)がよく、且つ床材としての耐傷性を備えている。
特許文献1に記載されている床用化粧材も優れた床用化粧材ではあるが、断熱性を発揮するための構成が十分に検討されておらず、歩行の際に足で触れても無垢フロア等と比較して冷たく感じない、いわゆる温感性については改善の余地がある。
温感性を向上させるための手法として、発泡体層の発泡倍率を上げる方法や、発泡体層の厚みを厚くする方法が挙げられる。
しかしながら、上述の方法により温感性を改善した場合、耐傷性、耐キャスター性が低下するという問題がある。
これらの性能を備える床用化粧材は未だ開発されておらず、耐傷性、耐キャスター性及び温感性を兼ね備える床用化粧材の開発が望まれている。
特開2010−106654号公報
本発明は、耐傷性、耐キャスター性及び温感性を備える床用化粧材を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意研究を重ねた結果、木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層された床用化粧材において、化粧シートの最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、合成樹脂製バッカー層が、特定の上降伏点荷重又は最大点荷重を示し、厚みが特定の範囲である構成、及び、発泡樹脂層が、特定の範囲の0.2%耐力を示し、0.2%耐力を示す際の発泡樹脂層の伸びが特定の範囲であり、特定の範囲の発泡倍率を示す構成とすることで、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の床用化粧材に関する。
1.木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層された床用化粧材であって、
(1)前記化粧シートは最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、
(2)前記合成樹脂製バッカー層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上であり、且つ、厚みが0.5mm未満であり、
(3)前記発泡樹脂層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた0.2%耐力が2N以上であり、前記荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での前記発泡樹脂層の伸びが5%以上であり、且つ、発泡倍率が2〜20倍である、
ことを特徴とする床用化粧材。
2.前記発泡樹脂層は、厚みが2mm以下である、上記項1に記載の床用化粧材。
3.木質基材の裏面に、発泡樹脂基材が積層されている、上記項1又は2に記載の床用化粧材。
以下、本発明の床用化粧材について詳細に説明する。なお、本発明の床用化粧材は、化粧シートの最上層(例えば、表面保護層が形成される場合は表面保護層)がいわゆる「おもて面」(施工後に視認される面)である。よって、本明細書では、床用化粧材の木質基材に対して化粧シートの最上層(表面保護層等)が存在する方向を「上」と称し、その反対側を「裏」又は「下」と称する。
本発明の床用化粧材は、木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層され、(1)上記化粧シートは最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、(2)上記合成樹脂製バッカー層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上であり、且つ、厚みが0.5mm未満であり、(3)上記発泡樹脂層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた0.2%耐力が2N以上であり、上記荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での上記発泡樹脂層の伸びが5%以上であり、且つ、発泡倍率が2〜20倍であることを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の床用化粧材は、化粧シートの最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、合成樹脂製バッカー層の上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上であるので、耐傷性(耐押し傷性)に優れている。また、合成樹脂製バッカー層の厚みが0.5mm未満であり、薄いので床材用化粧材の表面から発泡樹脂層までの距離が短くなり、歩行の際に足で触れると体温が床用化粧材中に分散され難く、温感性に優れている。また、発泡樹脂層を備え、発泡樹脂層の0.2%耐力が2N以上であり、0.2%耐力を示す際の発泡樹脂層の伸びが5%以上であるので塑性変形し難く、キャスター等により荷重が加わった際に凹んでも復元するので耐キャスター性に優れている。また、発泡樹脂層の発泡倍率が2倍以上であるので温感性に優れ、また20倍以下であるので耐キャスター性を損ねない。更に、上述の発泡樹脂層を備えているので、歩行感や座り心地にも優れている。
即ち、本発明の床用化粧材は、上述の構成を備えることにより、これらの構成があいまって、歩行感等を損ねることなく優れた耐傷性、耐キャスター性及び温感性を示すことができる。
以下、本発明の床用化粧材を構成する各部材について説明する。本発明の床用化粧材は、木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層されている。
化粧シート
化粧シートの構成は、最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されていれば特に限定的ではないが、例えば、合成樹脂製バッカー層上に基材シート、絵柄層(ベタインキ層・柄インキ層)、透明性接着剤層、透明性樹脂層及び表面保護層を順に有するものが好ましい。以下、この化粧シートを例示的に説明する。なお、合成樹脂製バッカー層とは、化粧シートの裏面に積層され、木質基材などの表面凹凸の影響を緩和するとともに化粧シートに耐衝撃性能を付与する合成樹脂製の層である。
上記化粧シートは、最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されている。上記合成樹脂製バッカー層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上である。120N以上であることが好ましい。かかる範囲の荷重特性に設定することにより、耐傷性(耐押し傷性)に優れた床用化粧材とすることができる。
なお、本明細書における上降伏点荷重又は最大点荷重は、JIS K6734の試験方法に倣ってダンベル型試験片状(図2参照)に打ち抜いた合成樹脂製バッカー層を用意し、JIS K7127に準拠して、25℃の温度環境下、引張圧縮試験機(オリエンテック株式会社製:テンシロンRTC−1250A)を用い、引張速度50mm/分、チャック間距離80mmの条件で引張り試験を行い得られた荷重−伸び曲線から求めることができる。
引張圧縮試験機を用いて試験した場合の荷重−伸び曲線の例を図3(a)、(b)に示す。図3(a)のように上降伏点荷重b及び最大点荷重dの両方が存在する場合は上降伏点荷重bの値により荷重特性を評価する。これに対し、図3(b)のように上降伏点荷重bが存在しない場合には、最大点荷重dの値により荷重特性を評価する。
合成樹脂製バッカー層の厚みは、0.5mm(500μm)未満である。200〜400μmであることが好ましい。かかる範囲の厚みに設定することにより、温感性に優れた床用化粧材とすることができる。
合成樹脂製バッカー層を構成する材料としては、例えば、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリメチレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレンテレフタレート、耐熱性の高いポリアルキレンテレフタレート〔例えば、エチレングリコールの一部を1,4−シクロヘキサンジメタノールやジエチレングリコール等で置換したポリエチレンテレフタレートである、いわゆる商品名PET−G(イーストマンケミカルカンパニー製)〕、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリイミド、ポリスチレン、ポリアミド、ABS等が挙げられる。これらの樹脂は単独又は2種以上で使用できる。
基材シートとしては、1)薄紙,上質紙,クラフト紙,和紙,チタン紙,樹脂含浸紙,紙間強化紙等の紙、2)木質繊維,ガラス繊維,石綿,ポリエステル繊維,ビニロン繊維,レーヨン繊維等からなる織布又は不織布、3)ポリオレフィン,ポリエステル,ポリアクリル,ポリアミド,ポリウレタン,ポリスチレン等の合成樹脂製シート、の1種又は2種以上の積層体が挙げられる。
基材シートの厚さは、20〜300μm程度が好ましい。基材シートは、必要に応じて着色されていてもよい。また、表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
絵柄層は、柄インキ層及び/又はベタインキ層から構成される。絵柄層は、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法により形成できる。柄インキ層の模様は、例えば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様等が挙げられる。ベタインキ層は、着色インキのベタ印刷により得られる。絵柄層は、柄インキ層及びベタインキ層の片方又は両方から構成される。
絵柄層に用いるインキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種又は2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものが使用できる。この中でも、環境問題、被印刷面との密着性等の観点より、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種又は2種以上の混合物が好ましい。
透明性接着剤層は、絵柄層と透明性樹脂層との間に設けられる。透明性接着剤層は、例えば、2液硬化型ウレタン樹脂等の公知のドライラミネーション用接着剤を塗布・乾燥させることにより得られる。
透明性接着剤層は、乾燥後の厚みが0.1〜30μm程度が好ましく、1〜20μm程度がより好ましい。
透明性樹脂層は、透明性の樹脂層であれば特に限定されず、例えば、透明性の熱可塑性樹脂により好適に形成できる。
具体的には、軟質、半硬質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等が挙げられる。上記の中でも、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
透明性樹脂層は、着色されていてもよい。この場合は、熱可塑性樹脂に着色剤を添加すればよい。着色剤としては、絵柄層で用いる顔料又は染料が使用できる。
透明性樹脂層には、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えば、ゴム)等の各種の添加剤を含めてもよい。
表面保護層(透明性表面保護層)は、化粧シートに要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐水性、耐汚染性等の表面物性を付与するために設けられる。この表面保護層を形成する樹脂としては、熱硬化型樹脂又は電離放射線硬化型樹脂等の硬化型樹脂が好ましい。特に、電離放射線硬化型樹脂は高い表面硬度、生産性等の観点から好ましい。
熱硬化型樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ポリウレタンも含む)、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。
上記樹脂には、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤を添加することができる。例えば、硬化剤としてはイソシアネート、有機スルホン酸塩等が不飽和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等に添加でき、有機アミン等がエポキシ樹脂に添加でき、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物、アゾイソブチルニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル樹脂に添加できる。
熱硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法としては、例えば、熱硬化型樹脂の溶液をロールコート法、グラビアコート法等の塗布法で塗布し、乾燥・硬化させる方法が挙げられる。溶液の塗布量としては、固形分で概ね5〜30μm、好ましくは5〜20μm程度である。
電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線の照射により架橋重合反応を生じ、3次元の高分子構造に変化する樹脂であれば限定されない。例えば、電離放射線の照射により架橋可能な重合性不飽和結合又はエポキシ基を分子中に有するプレポリマー、オリゴマー及びモノマーの1種以上が使用できる。例えば、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート樹脂;シロキサン等のケイ素樹脂;ポリエステル樹脂;エポキシ樹脂などが挙げられる。
電離放射線としては、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等があるが、この中でも、紫外線、電子線が望ましい。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nm程度である。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。電子線のエネルギーとしては、100〜1000keV程度が好ましく、100〜300keV程度がより好ましい。電子線の照射量は、2〜15Mrad程度が好ましい。
電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、光重合開始剤(増感剤)を添加することが好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等の少なくとも1種が使用できる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、例えば、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等の少なくとも1種が使用できる。
光重合開始剤の添加量は特に限定されないが、一般に電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜10質量部程度である。
電離放射線硬化型樹脂で保護層を形成する方法としては、例えば、電離放射線硬化型樹脂の溶液をグラビアコート法、ロールコート法等の塗布法で塗布すればよい。溶液の塗布量としては、固形分として概ね5〜30μm、好ましくは5〜20μm程度である。
電離放射線硬化型樹脂から形成された表面保護層に、耐擦傷性、耐摩耗性をさらに付与する場合には、無機充填材を配合すればよい。無機充填材としては、例えば、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等が挙げられる。
無機充填材の添加量としては、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して1〜80質量部程度である。
各層の積層は、例えば、基材シートの一方の面に絵柄層(ベタインキ層、柄インキ層)を印刷により形成後、絵柄層上に2液硬化型ウレタン樹脂等の公知のドライラミネーション用接着剤を介して透明性樹脂層をドライラミネーション法、Tダイ押出し法等で積層し、さらに表面保護層を形成して化粧シート中間体を作製し、Tダイ押出し法等で作製した合成樹脂層バッカー層と、化粧シート中間体とを熱ラミネートにより積層する方法により行うことができる。
透明性樹脂層側や表面保護層側からエンボス加工を施すことにより凹凸模様を形成してもよい。凹凸模様は、加熱プレス、ヘアライン加工等により形成できる。凹凸模様としては、導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等が挙げられる。
上記化粧シートを発泡樹脂層に積層する際は、公知の接着剤が使用できる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等を有効成分とする接着剤が挙げられる。接着剤層の厚さは限定的ではないが、0.1〜50μm程度が好ましい。
上記化粧シートは、より優れた断熱性を示すことができる点から、樹脂からなることが好ましい。
発泡樹脂層
発泡樹脂層は、化粧シートと木質基材との間に設けられ、発泡剤を含む熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂組成物により形成される発泡剤含有樹脂層を発泡させて得られる層である。
上記発泡樹脂層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた0.2%耐力が2N以上である。5N以上であることが好ましい。また、上記0.2%耐力は、50N以下が好ましく、30N以下がより好ましい。
なお、本明細書における発泡樹脂層の0.2%耐力は、JIS K6734の試験方法に倣ってダンベル型試験片状(図2参照)に打ち抜いた発泡樹脂層を用意し、JIS K7127に準拠して、25℃の温度環境下、引張圧縮試験機(オリエンテック株式開社製:テンシロンRTC−1250A)を用い、引張速度50mm/分、チャック間距離80mmの条件で引張り試験を行い得られた荷重−伸び曲線から求めることができる。
具体的には、本明細書における発泡樹脂層の0.2%耐力は、例えば図4の荷重−伸び曲線において、荷重−伸び曲線の直線部分opに対して、0.2%の塑性伸びと等しい距離だけ離れたところに平行線Lを引き、この平行線Lと荷重−伸び曲線との交点qの荷重を読むことにより求めることができる。
また、発泡樹脂層は、上記JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線において、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが5%以上である。20%以上であることが好ましい。
なお、本明細書における伸びとは、JIS K7127に準拠した引張試験に発泡樹脂層を供することにより得られた荷重−伸び曲線において、上記0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びた長さを測定し、引張試験に用いた発泡樹脂層の試験前の長さを100%として、上記伸びた長さの割合を%により表した値である。
上記0.2%耐力と、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びとを上述の範囲内とすることにより、発泡樹脂層の塑性変形が抑制され、床用化粧材にキャスター等により荷重が加わった際に表面が凹んでも復元するので耐キャスター性に優れた床用化粧材とすることができる。
上記発泡樹脂層の発泡倍率は、2〜20倍である。5〜15倍であることが好ましい。発泡倍率をかかる範囲に設定することで、床用化粧材が優れた歩行感を維持しつつ、優れた耐キャスター性及び温感性を示す。
上記熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、エチレン−(メタ)アクリル酸系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン系共重合体、ナイロン、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂単体及び共重合体、あるいは、これらの混合樹脂を挙げることができる。
上記発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機発泡剤、N,N'−ジメチル−N,N'−ジニトロソテレフタルアミド、N,N'−ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどのニトロソ化合物、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルフォニルヒドラジド、p,p'−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3'−ジスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物、カルシウムアジド、4,4'−ジフェニルジスルホニルアジド、p−トルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物などが挙げられる。低コストであるとともに、分解熱が小さく、難燃性かつ自己消化性に優れ、水に安定であり、無毒であり、熱分解型化学発泡剤が分解温度以下での加工処理が可能であることから、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアミドなどのアゾ化合物の熱分解型発泡剤が好適である。
発泡剤の添加量としては、要求される断熱性により適宜決めればよいが、発泡樹脂層を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.5〜15質量部が好ましい。なお必要に応じて、一層の発泡効果を挙げるために発泡剤の分解を促進する発泡助剤を併用することができる。その発泡助剤としては使用する発泡剤の種類により異なるが、例えば発泡剤としてアゾジカルボンアミドを用いる場合には発泡助剤として酸化亜鉛、硫酸鉛、尿素、ステアリン酸亜鉛などが用いられる。
上記発泡樹脂層の形成に用いられる発泡樹脂組成物は、粘着壁紙に目透き抑制効果や表面特性の向上効果、あるいは難燃性を付与する目的で、無機充填剤を含むことができる。上記無機充填剤としては、特に制限はなく、様々なものを用いることができる。
上記無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フライアッシュ、脱水汚泥、天然シリカ、合成シリカ、カオリン、クレー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化マグネシウム、タルク、マイカ、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、焼成タルク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、燐酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、シリカバルーン、ガラスフレーク、ガラスバルーン、シリカ、製鉄スラグ、銅、鉄、酸化鉄、カーボンブラック、センダスト、アルニコ磁石、各種フェライトなどの磁性粉、セメント、ガラス粉末、珪藻土、三酸化アンチモン、マグネシウムオキシサルフェイト、水和アルミニウム、水和石膏、ミョウバンなどが挙げられる。なかでも、分解温度が低く、吸熱量が大きく、低コストであることから水酸化アルミニウムが好適である。なお、これら無機充填剤は単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。
これら無機充填剤の多くは、本発明の床用化粧材に難燃性を付与する効果を有し、かつ、多量に配合された場合にはその効果は一層増大する。無機添加剤の使用量は、目透き抑制効果や表面特性の向上効果を得る目的からは、発泡樹脂層を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、1〜100質量部が好ましく、20〜70質量部がより好ましく、また、床用化粧材の難燃性を十分得る目的からは、発泡樹脂層を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、100質量部以上であることが好ましい。
上記無機充填剤の平均粒径は、5〜25μmが好ましく、5〜15μmがより好ましい。
これらの無機充填剤はそのまま使用してもよいが、無機充填剤をあらかじめシラン系、チタネート系、アルミネート系、ジルコアルミニウム系などのカップリング剤、りん酸系、脂肪酸系などの界面活性剤、油脂、ワックス、ステアリン酸、シランカップリング剤などにより処理してもよい。
上記発泡樹脂組成物は、必要に応じて、セル調整剤、顔料を含むことができる。セル調整剤としては、例えばステアリン酸亜鉛などの金属石鹸などを使用することができる。セル調整剤の含有量は、発泡樹脂層32を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.3〜10質量部程度が好ましく、1〜5質量部程度がより好ましい。
顔料としては、例えば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラックなどの無機顔料、イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブリーRS、アニリンブラックなどの有機顔料(染料も含む)、アルミニウム、真鍮などの金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などが挙げられる。これらは、用途に応じて、透明着色顔料又は不透明着色顔料のいずれかを選択することができる。これら顔料は、粉末又は鱗片状箔片として添加、分散すればよい。
また、発泡樹脂層を構成する発泡樹脂組成物は、要求される物性に応じて、各種添加剤を含有することができる。各種添加剤としては、例えば滑剤、防カビ剤、防虫剤、防腐剤、抗菌剤、希釈剤、消臭剤、光安定剤、可塑剤などが挙げられる。
発泡樹脂層の形成は、上記のような樹脂などを含む発泡樹脂組成物をTダイによる押出製膜法、カレンダー製膜法、インフレーション製膜法等により製膜し、加熱発泡処理を行い発泡させる方法などの公知の方法によって形成することができ、また、発泡樹脂組成物を用いて予備発泡させたビーズを製造し、これを金型内で発泡させる、いわゆるビーズ法によっても形成することができる。
上記発泡樹脂層は、加熱発泡処理と同時にプレス処理が施されていてもよい。また、発泡後に熱処理が施されていてもよいし、発泡後に熱プレス処理を施すことにより加熱・加圧が行われていてもよい。また、上記発泡樹脂層は、加熱発泡処理と同時又は発泡後に、電子線照射処理が施されていてもよい。これらの処理を施すことにより、発泡樹脂層の強度が向上するので、床用化粧材の層間剥離強度が向上し、且つ耐傷性が向上する。
発泡樹脂層の厚みは特に限定的ではないが、2mm以下が好ましく、1.5mm以下がより好ましい。厚みが厚すぎると、耐キャスター性に劣るおそれがある。また、0.2mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましい。厚みが薄すぎると十分な温感性が得られないおそれがある。
木質基材
木質基材としては、床用化粧材に用いることができる剛性や耐傷付性を有していれば特に限定されないが、例えば、中密度木質繊維板(MDF)、高密度木質繊維板(HDF)、パーティクルボード(PB)挙げられ、また、ラワン、針葉樹、植林木から得られた木材合板が挙げられる。また、これらの木質基材のうち2種以上を積層して用いてもよい。これらの中でも、表面品質(平滑性)及び耐傷性に優れる点で、中密度木質繊維板(MDF)及び高密度木質繊維板(HDF)が好ましい。
木質基材の平均比重は0.70〜1.00g/cmが好ましく、0.75〜0.85g/cmがより好ましい。上述の範囲の平均比重であることにより、平均比重が比較的高いため、床用化粧材に荷重が加わった際の木質基材の凹みが抑制され、耐キャスター性に優れる。
なお、本明細書における「平均比重」は、木質基材を30×30cmの大きさで裁断して重量を測定し、裁断された木質基材の体積で除すことにより算出される値である。
発泡樹脂基材
本発明の床用化粧材は、木質基材の裏面に、発泡樹脂基材が積層されていてもよい。発泡樹脂基材を備えることにより、下地と床用化粧材との間の断熱性が更に向上するので、床用化粧材の熱の下地への散逸を抑制することができ、更に温感性に優れた床用化粧材とすることができる。
発泡樹脂基材は、発泡剤を含む熱可塑性樹脂からなる発泡樹脂組成物を発泡させて得られる層である。
熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、エチレン−(メタ)アクリル酸系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン系共重合体、ナイロン、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂単体及び共重合体、あるいは、これらの混合樹脂を挙げることができる。中でもポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)が好ましい。更にそれら樹脂が架橋されていることがより一層好ましい。前記架橋方法としては、例えば、電子線照射によるものがある。
発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機発泡剤、N,N'−ジメチル−N,N'−ジニトロソテレフタルアミド、N,N'−ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどのニトロソ化合物、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルフォニルヒドラジド、p,p'−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3'−ジスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物、カルシウムアジド、4,4'−ジフェニルジスルホニルアジド、p−トルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物などが挙げられる。低コストであるとともに、分解熱が小さく、難燃性かつ自己消化性に優れ、水に安定であり、無毒であり、熱分解型化学発泡剤が分解温度以下での加工処理が可能であることから、アゾジカルボンアミド、アゾビスホルムアミドなどのアゾ化合物の熱分解型発泡剤が好適である。
発泡樹脂基材の発泡倍率は、2〜15倍が好ましく、5〜10倍がより好ましい。発泡倍率が大きすぎると、床用化粧材の裏面層として求められる強度を示せないおそれがあり、小さすぎると、断熱性が十分でないおそれがある。
発泡剤の添加量は、要求される断熱性により適宜設定すればよいが、発泡樹脂基材を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.5〜15質量部が好ましい。なお必要に応じて、一層の発泡効果を挙げるために発泡剤の分解を促進する発泡助剤を併用することができる。その発泡助剤としては使用する発泡剤の種類により異なるが、例えば発泡剤としてアゾジカルボンアミドを用いる場合には発泡助剤として酸化亜鉛、硫酸鉛、尿素、ステアリン酸亜鉛などが用いられる。
発泡樹脂基材の形成に用いられる発泡樹脂組成物は、粘着壁紙に目透き抑制効果や表面特性の向上効果、あるいは難燃性を付与する目的で、無機充填剤を含むことができる。上記無機充填剤としては、特に制限はなく、様々なものを用いることができる。
無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フライアッシュ、脱水汚泥、天然シリカ、合成シリカ、カオリン、クレー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化マグネシウム、タルク、マイカ、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、焼成タルク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、燐酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、シリカバルーン、ガラスフレーク、ガラスバルーン、シリカ、製鉄スラグ、銅、鉄、酸化鉄、カーボンブラック、センダスト、アルニコ磁石、各種フェライトなどの磁性粉、セメント、ガラス粉末、珪藻土、三酸化アンチモン、マグネシウムオキシサルフェイト、水和アルミニウム、水和石膏、ミョウバンなどが挙げられる。なかでも、分解温度が低く、吸熱量が大きく、低コストであることから水酸化アルミニウムが好適である。なお、これら無機充填剤は単独で、又は2種以上を併用して用いることができる。
これらの無機充填剤の多くは、本発明の床用化粧材に難燃性を付与する効果を有し、かつ、多量に配合された場合にはその効果は一層増大する。無機添加剤の使用量は、目透き抑制効果や表面特性の向上効果を得る目的からは、発泡樹脂基材を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、1〜100質量部が好ましく、20〜70質量部がより好ましく、また、床用化粧材の難燃性を十分得る目的からは、発泡樹脂基材を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、100質量部以上であることが好ましい。
無機充填剤の平均粒径は、5〜25μmが好ましく、5〜15μmがより好ましい。
これらの無機充填剤はそのまま使用してもよいが、無機充填剤をあらかじめシラン系、チタネート系、アルミネート系、ジルコアルミニウム系などのカップリング剤、りん酸系、脂肪酸系などの界面活性剤、油脂、ワックス、ステアリン酸、シランカップリング剤などにより処理してもよい。
発泡樹脂組成物は、必要に応じて、セル調整剤、顔料を含むことができる。セル調整剤としては、例えばステアリン酸亜鉛などの金属石鹸などを使用することができる。セル調整剤の含有量は、発泡樹脂層32を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.3〜10質量部程度が好ましく、1〜5質量部程度がより好ましい。
顔料としては、例えば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラックなどの無機顔料、イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブリーRS、アニリンブラックなどの有機顔料(染料も含む)、アルミニウム、真鍮などの金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などが挙げられる。これらは、用途に応じて、透明着色顔料又は不透明着色顔料のいずれかを選択することができる。これら顔料は、粉末又は鱗片状箔片として添加、分散すればよい。
また、発泡樹脂基材を構成する発泡樹脂組成物は、要求される物性に応じて、各種添加剤を含有することができる。各種添加剤としては、例えば滑剤、防カビ剤、防虫剤、防腐剤、抗菌剤、希釈剤、消臭剤、光安定剤、可塑剤などが挙げられる。
発泡樹脂基材の形成は、上記のような樹脂などを含む発泡樹脂組成物をTダイによる押出製膜法、カレンダー製膜法、インフレーション製膜法等により製膜する方法などの公知の方法によって形成することができ、また、発泡樹脂組成物を用いて予備発泡させたビーズを製造し、これを金型内で発泡させる、いわゆるビーズ法によっても形成することができる。
発泡樹脂基材の厚みは特に限定的ではないが、6〜15mmであることが好ましく、9〜12mmであることがより好ましい。上記厚みが厚すぎると、床用化粧材の裏面層として求められる強度を示せないおそれがあり、薄すぎると、断熱性が十分でないおそれがある。
製造方法
以下、本発明の床用化粧材の製造方法について説明する。床用化粧材の製造方法としては、上記床用化粧材が得られる方法であれば特に限定されず、従来公知の方法により製造することができる。
上記製造方法としては、例えば、(1)木質基材上に発泡樹脂層を積層する工程1、(2)上記発泡樹脂層上に化粧シートを積層する工程2を含む製造方法が挙げられる。
上記木質基材上に発泡樹脂層を積層する方法、及び発泡樹脂層上に化粧シートを積層する方法としては得に限定されず、接着剤層を介してこれらの層を積層する方法が挙げられる。接着剤層を形成する接着剤としては、従来公知のものを使用することができる。
上記製造方法は、発泡剤を含む発泡剤含有樹脂層を発砲させて上記発泡樹脂層とする工程を含んでいてもよい。当該工程において、発泡樹脂層は、加熱発泡処理と同時にプレス処理が施されていてもよい。また、発泡後に、更に熱処理が施されていてもよいし、発泡後に熱プレス処理を施すことにより加熱・加圧が行われていてもよい。また、上記発泡樹脂層は、加熱発泡処理と同時又は発泡後に、電子線照射処理が施されていてもよい。これらの処理を施すことにより、発泡樹脂層の強度が向上するので、床用化粧材の層間剥離強度が向上し、且つ耐傷性が向上する。
本発明の床用化粧材は、木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層されており、化粧シートの最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、合成樹脂製バッカー層が特定の上降伏点荷重又は最大点荷重を示し、厚みが特定の範囲である構成、及び、発泡樹脂層が特定の範囲の0.2%耐力を示し、0.2%耐力を示す際の発泡樹脂層の伸びが特定の範囲であり、特定の範囲の発泡倍率を示す構成を備えるので、優れた耐傷性及び耐キャスター性を示し、且つ温感性に優れている。
本発明の床用化粧材を模式的に表した断面図である。 JIS K6734の試験方法に倣ったダンベル型試験片の模式図である。 荷重−伸び曲線の例を示す図である。 荷重−伸び曲線の例を示す図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明をより詳しく説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
なお、以下の実施例及び比較例において、「1尺」とは303mmを示し、「尺角」とは縦303mm×横303mmで表される平面の面積を示す。
実施例1
(化粧シートの作製)
両面にコロナ放電処理を施した60μmの厚さの着色ポリオレフィンフィルムを基材シートとして用意し、基材シートの一方の面に、2液硬化型のアクリルウレタン系樹脂からなる印刷インキで2μm厚さの絵柄層を形成した。
絵柄層上に、ウレタン樹脂系接着剤を固形分量が3g/mとなるように塗工し、透明性接着剤層を形成した。透明性接着剤層上に、Tダイ押出機でポリプロピレン系樹脂を加熱溶融押出しして80μmの厚さの透明性樹脂層を形成した。透明性樹脂層の表面にコロナ放電処理を施し、その上にアクリル−ウレタン樹脂溶液をグラビア印刷法により固形分量が1g/mとなるように塗工して、表面保護層形成用プライマー層を形成した。
表面保護層用プライマー層上に、ウレタンアクリレート系電子線硬化型樹脂をロールコート法により固形分が15g/mとなるように塗工・乾燥して未硬化の電子線硬化型樹脂層を形成した。酸素濃度200ppmの雰囲気下において、未硬化の電子線硬化型樹脂層に、加速電圧125keV、5Mradの条件で電子線を照射して厚さ15μmの電子線硬化型樹脂からなる表面保護層を形成した。さらに、該表面保護層側からエンボス加工を施し、深さ30μmの木目導管柄の凹凸模様を形成して化粧シート中間体を作製した。
Tダイ押出機でポリプロピレン系樹脂を加熱溶融押出しして、厚みが250μmの合成樹脂製バッカー層を形成した。合成樹脂製バッカー層の上降伏点荷重又は最大点荷重は、98Nであった。合成樹脂製バッカー層上に、基材シートが接触するようにして化粧シート中間体を積層し、熱ラミネートにより接着して化粧シートを作製した。
(床用化粧材の作製)
発泡樹脂層として、発泡倍率が10倍のエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)発泡フィルムを用意した。このフィルムは、0.2耐力が5Nであり、荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での伸びが50%であり、厚みが1mmであった。
この発泡フィルムを、エマルションタイプの2液型ウレタン系接着剤BA−10L/BA−11B(中央理化工業社製)を8g/尺角となるように木質基材上に塗布して形成された接着剤層を介して、木質基材である2.7mm厚のMDFと貼り合わせた。
木質基材上の発泡樹脂層の表面に、エマルションタイプの2液型ウレタン系接着剤BA−10L/BA−11B(中央理化工業社製)を8g/尺角となるように塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層を介して化粧シートを貼着した。
木質基材の裏面に、上述の接着剤を9g/尺角となるように塗布して調製した接着剤層を介して厚みが9mmの合板に貼着した。
これを、ギャングソーで小割し、テノーナーにてサネ加工を施した後に、溝塗装ラインにて周囲のC面加工部(端部面取り部)に塗料を塗布して溝部に着色を行い、床用化粧材を作製した。
実施例2
合成樹脂製バッカー層の厚みを400μmとし、上降伏点荷重又は最大点荷重を157Nとした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
実施例3
発泡樹脂層の厚みを2mmにした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
実施例4
発泡樹脂層の発泡倍率を2倍、0.2%耐力を7N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びを20%とした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
実施例5
発泡樹脂層の発泡倍率を5倍、0.2%耐力を4N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びを5%とした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
実施例6
発泡樹脂層の発泡倍率が20倍、0.2%耐力が2N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが30%であるポリエチレン(PE)系発泡フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例1
合成樹脂製バッカー層の厚みを500μmとし、上降伏点荷重又は最大点荷重を197Nとした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例2
合成樹脂製バッカー層の厚みを150μmとし、上降伏点荷重又は最大点荷重を79Nとした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例3
発泡樹脂層の発泡倍率を1.5倍、0.2%耐力を8N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びを20%とした以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例4
発泡樹脂層の発泡倍率が5倍、0.2%耐力が3N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが3%であるポリエチレン(PE)系発泡フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例5
発泡樹脂層の発泡倍率が25倍、0.2%耐力が1.2N、0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが30%であるポリエチレン(PE)系発泡フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
比較例6
発泡樹脂層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして、床用化粧材を作製した。
(評価)
耐傷性(耐押し傷性)
床用化粧材の表面に、鉛筆硬度試験機を用いて荷重1kg、鉛筆の芯の硬さ3Bの条件で鉛筆硬度試験を行い、表面の状態を目視により観察して評価した。評価は、以下の評価基準に基づいて行なった。
○:凹みが発生しなかった
×:凹みが発生した
耐キャスター性
床材疲労試験機No.159−S(株)安田精機製作所を使用して評価した。試験する床用化粧材(試料)(5cm×20cm)を試料固定台に固定し、加重部に15kgの重りを乗せて、調節ハンドルにより、床用化粧材の化粧層側の表面に、1個のキャスターを接触させ(総荷重25kg)、キャスター固定台を稼働し、10m/minの速度で25000往復させた。凹み量を測定し、下記の判定基準に基づいて評価した。
○:凹み量が100μm未満
△:凹み量が100〜200μm
×:凹み量が200μmを超える
なお、本試験において△以上の評価であれば、実使用に用いることができる程度の耐キャスター性を備えていると評価している。
温感性
発泡樹脂層が形成されていない比較例6を基準として、比較例6の床用化粧材の表面の温度と、各実施例及び比較例の床用化粧材の表面の温度とを測定し、温度差を算出して評価した。
温度差の測定は、以下の手順で行なった。先ず、床用化粧材を5℃環境下に1時間放置した後、比較例6の床用化粧材と、各実施例又は比較例の床用化粧材との2枚の床用化粧材の表面温度をサーモビュアで測定し、同温度であることを確認した。次いで、比較例6の床用化粧材の表面、及び、各実施例又は比較例の床用化粧材の表面に、それぞれ40℃オーブンにて加温した保冷袋を置き、5秒間放置した。5秒経過後に保冷袋を取り除いた直後の比較例6の床用化粧材、及び各実施例又は比較例の床用化粧材の表面温度をサーモビュアを用いて測定した。評価は、以下の評価基準に基づいて行なった。
○:比較例6に対して、+2℃を超える
△:比較例6に対して、+1〜2℃
×:比較例6に対して、+1℃未満
なお、本試験において△以上の評価であれば、実使用に用いることができる程度の温感性を備えていると評価している。
結果を表1に示す。
Figure 0006060765
表1の結果から、実施例1〜6の床用化粧材は、木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層され、化粧シートは最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されているとの層構成を備え、合成樹脂製バッカー層の上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上であり、且つ、厚みが0.5mm未満であり、また、発泡樹脂層の0.2%耐力が2N以上であり、荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが5%以上であり、且つ、発泡倍率が2〜20倍であるとの構成を備えるので、優れた耐傷性及び耐キャスター性を示し、且つ温感性に優れていることが分かった。
一方、比較例1の床用化粧材は、合成樹脂製バッカー層の厚みが厚いため、床用化粧材の表面から発泡樹脂層までの距離が長くなるので温感性に劣っていた。比較例2の床用化粧材は、上降伏点荷重又は最大点荷重が小さいため、耐傷性(耐押し傷性)に劣っていた。比較例3の床用化粧材は、発泡樹脂層の発泡倍率が低いため、床用化粧材の保温性が十分でないので、温感性に劣っていた。比較例4の床用化粧材は、荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での発泡樹脂層の伸びが低いので、キャスターの荷重による凹み量が大きくなり、耐キャスター性に劣っていた。また、比較例5の床用化粧材は、発泡樹脂層の発泡倍率が高く、0.2耐力が低いので、キャスターの荷重による凹み量が大きくなり、耐キャスター性に劣っていた。比較例6の床用化粧材は、発泡樹脂層が形成されていないので保温性が十分でなく、温感性に劣っていた。
1.床用化粧材
2.木質基材
3.発泡樹脂層
4.合成樹脂製バッカー層
5.基材シート
6.絵柄層
7.透明性接着剤層
8.透明性樹脂層
9.表面保護層
10.化粧シート
11.発泡樹脂基材

Claims (3)

  1. 木質基材上に、少なくとも発泡樹脂層及び化粧シートがこの順に積層された床用化粧材であって、
    (1)前記化粧シートは最下層に合成樹脂製バッカー層が積層されており、
    (2)前記合成樹脂製バッカー層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた上降伏点荷重又は最大点荷重が90N以上であり、且つ、厚みが0.5mm未満であり、
    (3)前記発泡樹脂層は、JIS K7127に準拠した引張試験により得られた荷重−伸び曲線から求めた0.2%耐力が2N以上であり、前記荷重−伸び曲線において0.2%耐力を示す点での前記発泡樹脂層の伸びが5%以上であり、且つ、発泡倍率が2〜20倍である、
    ことを特徴とする床用化粧材。
  2. 前記発泡樹脂層は、厚みが2mm以下である、請求項1に記載の床用化粧材。
  3. 木質基材の裏面に、発泡樹脂基材が積層されている、請求項1又は2に記載の床用化粧材。
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