JP6059949B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明はファスニングテープを有する使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつの一つとして、おむつ背側部における左右両側域に取り付けられたファスニングテープによって、おむつ背側部と腹側部とを着用者の腰周りで止着して着用する展開型おむつが知られている。展開型おむつには、背側部の両側域にファスニングテープが1つずつ取り付けられているものと、2つのファスニングテープが取り付けられているものとが知られている。例えば特許文献1には、おむつ背側部の両側域に、おむつ長手方向に沿って2つのファスニングテープを配置し、おむつを着用するときに2つのファスニングテープを交差させるように腹側部へ止着するようにした使い捨ておむつが記載されている。
特開2011−147711号公報
前記文献に記載のおむつにおいては、ファスニングテープを交差させた状態で止着を行うことで、着用者のウエスト周り及びレッグ周りのフィット性が向上するという利点がある。しかし、ファスニングテープを交差させることで、該ファスニングテープにおける止着部の面積が減少するので、そのことに起因して止着力が弱まり、おむつの着用状態において、ファスニングテープが腹側部から剥離しやすくなる傾向にある。また、着用者の腹囲が変化した場合、特に腹囲が減少した場合に、上側に位置するファスニングテープのうち、下側に位置するファスニングテープを跨ぐ部位が浮き上がりやすくなり、そのことに起因してもファスニングテープが剥離しやすくなる傾向にある。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつに関する。
本発明は、長手方向及びそれと直交する幅方向を有し、長手方向の中央域に位置する股下部、並びに該股下部から長手方向の前後に向けて延出する腹側部及び背側部を備えた本体部と、該本体部の該背側部における幅方向の左右両側域に配置され、かつ該背側部を該腹側部へ止着する左右一対の止着手段とを具備する使い捨ておむつであって、
一対の前記止着手段はそれぞれ、おむつ長手方向に沿って配置される第1ファスニングテープ及び第2ファスニングテープを有し、
前記第1及び第2ファスニングテープは、おむつ幅方向に延びる横長であり、かつ、止着部を有し、
第1及び第2ファスニングテープのうちの少なくとも一方のファスニングテープは、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて、基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有する使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、ファスニングテープを交差させて止着しても止着力の低下が効果的に防止され、着用者の身体へのおむつのフィット性を向上させることができる。
図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態を、表面シート側から見た平面図である。 図2は、図1に示すおむつにおける止着手段を拡大して示す平面図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4(a)及び(b)は、図1に示すおむつを装着する手順を示す図である。 図5(a)ないし(d)は、止着手段の別の形態を示す平面図であり、図2に相当する図である。 図6は、止着手段の更に別の形態を示す平面図であり、図2に相当する図である。 図7は、止着手段の更に別の形態を示す平面図であり、図2に相当する図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の使い捨ておむつの一実施形態が示されている。同図に示すおむつ10は、テープ止めタイプの展開型のものである。おむつ10は、長手方向Yと、これに直交する幅方向Xを有し、長手方向Yに長い形状をしている。おむつ10は、長手方向Yに延びる中心線(図示せず)に対して左右が対称形をしている。おむつ10は、その長手方向Yの中央域が股下部Cとなっている。股下部Cの前後は、腹側部A及び背側部Bとなっている。これら腹側部A、股下部C及び背側部Bによっておむつ本体部が形成されている。
おむつ10は、本体部に加えて、該本体部の背側部Bにおける幅方向の左右両側域に、背側部を腹側部へ止着する左右一対の止着手段11,11を具備している。この止着手段11の詳細については後述する。
おむつ10は、着用者の肌に近い側、すなわち肌当接面側に位置する表面シート12と、着用者の肌から遠い側、すなわち非肌当接面側に位置する裏面シート13を備えている。表面シート12と裏面シート13との間には吸収体14が位置している。
表面シート12としては液透過性を有するシート材が用いられる。例えば各種不織布に親水化処理を施したものや、穿孔フィルムなどを用いることができる。裏面シート13としては、液不透過性ないし液難透過性のフィルムや不織布(例えばスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布)を用いることができる。裏面シート13は水蒸気透過性であることが好ましい。水蒸気透過性を有する裏面シート13としては、例えば熱可塑性樹脂及び該樹脂と相溶性を有しない固体粒子とを含むフィルムを一軸又は二軸延伸してなる多孔性フィルムを用いることができる。吸収体14としては、フラッフパルプ等の親水性繊維の積繊体や、該親水性繊維と高吸収性ポリマーとを含む積繊体などを用いることができる。
おむつ10の股下部Cにおける左右の両側域には、吸収体14の側縁よりも幅方向Xの外方の位置に、レッグ弾性部材15が配されている。レッグ弾性部材15は、長手方向Yと同方向に延びている。レッグ弾性部材15は、伸長状態で、吸収体14の側縁から幅方向Xの外方へ延出している表面シート12と裏面シート13との間に接合固定されている。自然状態において、レッグ弾性部材15は収縮してレッグギャザーを形成する。レッグギャザーはおむつ10の着用状態において着用者のレッグ周りにフィットして、レッグ周りからの液漏れを効果的に防止する。
おむつ10の背側部Bにおいては、吸収体の端縁よりも長手方向Yの外方の位置に、ウエスト弾性部材16が配されている。ウエスト弾性部材16は、幅方向Xと同方向に延びている。ウエスト弾性部材16は、伸長状態で、吸収体14の端縁から長手方向Yの外方へ延出している表面シート12と裏面シート13との間に接合固定されている。自然状態において、ウエスト弾性部材16は収縮してウエストギャザーを形成する。ウエストギャザーはおむつ1の着用状態において着用者のウエスト周りにフィットして、ウエスト周りからの液漏れを効果的に防止する。なお図1においては、ウエスト弾性部材16が背側部Bにのみ配置されている状態が示されているが、これに代えて又はこれに加えて腹側部にウエスト弾性部材が配置されていてもよい。
おむつ10の腹側部Aの外表面、すなわち裏面シート13の非肌当接面には、止着手段11に備えられているファスニングテープを止着させるランディングテープLが設けられている。ファスニングテープをランディングテープLに止着することで、おむつ10の装着状態が完成する。
図2には、図1に示すおむつ10における止着手段11の要部が示されている。なお図2には、おむつ10に備えられている左右一対の止着手段11のうちの一方の構成のみが示されているが、他方の止着手段11についても同様の構成となっている。止着手段11は、長手方向Yに沿って配置された2つのファスニングテープ、すなわち第1ファスニングテープ21及び第2ファスニングテープ22を有している。2つのファスニングテープ21,22のうち、第1ファスニングテープ21は、第2ファスニングテープ22よりも股下部C側に配置されている。第2ファスニングテープ22は、第1ファスニングテープ21よりも背側部Bの端縁B’側に配置されている。各ファスニングテープ21,22は、おむつ10の幅方向Xに延びる横長の形をしている。各ファスニングテープ21,22は、それぞれ独立しておむつ本体部の背側部Bに連設されている。
第1ファスニングテープ21及び第2ファスニングテープ22は、いずれも幅方向Xと平行に延びている。したがって第1ファスニングテープ21と第2ファスニングテープ22とは平行になっている。第1ファスニングテープ21と第2ファスニングテープ22とは距離dを隔てて離間している。
第1ファスニングテープ21及び第2ファスニングテープ22は、いずれも基部21a,22aと先端部21b,22bとを有している。各ファスニングテープ21,22は、基部21a,22aにおいておむつ10の本体部における背側部Bに連設されている。先端部21b,22bは、各ファスニングテープ21,22の自由端部になっている。
各ファスニングテープ21,22は、おむつ本体部の背側部Bにおける左右の両側縁から幅方向Xの外方へ向けて延出している。各ファスニングテープ21,22の延出長さは同じになっている。また、各ファスニングテープ21,22の幅、すなわちおむつ長手方向Yに沿った長さは、両者において同じになっている。各ファスニングテープ21,22は、止着部を有している。止着部は、本実施形態における先端部側止着部21e、22e、基部側止着部21c、22cを含み(図2)、また、他の実施形態における幅広止着部22g(図5(a))を含む。
止着手段11においては、2つのファスニングテープ21,22のうち、股下部C側に配置されているファスニングテープである第1ファスニングテープ21が、その延びる方向、すなわちおむつ幅方向Xに沿って、かつ先端部21bに向けて、基部側止着部21c、伸縮部21d及び先端部側止着部21eをこの順で有している。基部側止着部21c及び先端部側止着部21eは、先に述べたランディングテープL(図1参照)に止着可能な構造を有している。例えばランディングテープLが不織布や編み物地等の繊維材料からなる場合には、基部側止着部21c及び先端部側止着部21eとして面ファスナのフック部材を用いることができる。またランディングテープLが合成樹脂製のフィルムからなる場合には、基部側止着部21c及び先端部側止着部21eとして、該フィルムに粘着可能な粘着剤を用いることができる。
基部側止着部21cは、第1ファスニングテープ21の基部21aから先端部21b側に距離を隔てて位置している。基部21aと、基部側止着部21cとの間に位置する領域は、基部域21fとなっている。先端部側止着部21eは、基部側止着部21cの配置位置から伸縮部21dを隔てて配置されている。基部側止着部21c及び先端部側止着部21eは、第1ファスニングテープ21の幅方向の全域にわたって、すなわちおむつ長手方向Yの全域にわたって形成されている。
基部側止着部21cと先端部側止着部21eとの間に位置する伸縮部21dは、少なくとも第1ファスニングテープ21の延びる方向、すなわちおむつ10の幅方向Xに沿って伸縮性を有している。これに加えて伸縮部21dは、第1ファスニングテープ21の幅方向、すなわちおむつ10の長手方向Yに沿って伸縮性を有していてもよい。伸縮部21dは、基部側止着部21cと先端部側止着部21eとの間のすべての領域において伸縮性を有していてもよい。あるいは基部側止着部21cと先端部側止着部21eとの間の領域における少なくとも一部に伸縮性を有していてもよい。第1ファスニングテープ21による止着の効果が一層高いという観点からは、伸縮部21dは、基部側止着部21cと先端部側止着部21eとの間のすべての領域において伸縮性を有していることが好ましい。
第1ファスニングテープ21における基部21aと基部側止着部21cとの間に位置する基部域21fは、伸縮部21dよりも伸縮性が低くなっている。伸縮性が低いとは、同じ引張応力を加えたときに、伸長の程度が低く、かつ収縮の程度が低いことを言う。なお、ここで言う伸縮性とは、第1ファスニングテープ21の延びる方向、すなわちおむつ10の幅方向Xについてのものである。特に、基部域21fは非伸縮であることが好ましい。非伸縮とは、引張応力を加えたときに伸縮しないことをいう。具体的には、非伸縮のシート材を用いて形成された状態、又は、熱加工などを施すことにより伸縮シートの伸縮性を減殺した状態のことを言う。
図3には、第1ファスニングテープ21の断面の構造が示されている。同図に示すとおり、第1ファスニングテープ21は、基材シート20の一面、具体的には表面シート12側の表面に、基部側止着部21c及び先端部側止着部21eが設けられて構成されている。基材シート20としては、例えばおむつ10の幅方向Xに沿って少なくとも伸縮性を有するシート材が用いられる。そのようなシート材としては、例えば伸縮性を有する1枚のフィルムや、2枚の不織布の間に、おむつ10の幅方向Xに延びる弾性部材を伸長状態で接合固定した複合伸縮材などを用いることができる。このような伸縮性を有するシート材を基材シート20として用い、該基材シート20の一面に基部側止着部21c及び先端部側止着部21eを取り付ける。この取り付けによって、基部側止着部21cと先端部側止着部21との間に伸縮部21dを容易に形成することもできる。
基部側止着部21c及び先端部側止着部21eの取り付け時には、基材シート20のうち、基部側止着部21c及び先端部側止着部21eが固定される部位の伸縮性が発現しないような加工を施すことが好ましい。例えば基部側止着部21c及び先端部側止着部21eを基材シート20に取り付けるときに熱を付与して、これらの止着部21c,21eの取り付け部位における基材シート20の伸縮性を減殺することができる。同様の手法を用いて、基部域21fの伸縮性を減殺することができる。
基材シート20としては、その全体が伸縮性を有するものに代えて、伸縮部21dとなるべき部位のみが伸縮性を有し、その他の部位が非伸縮であるものを用いることができる。そのような基材シート20は、伸縮性を有するシート材と、非伸縮のシート材とを面方向に沿って貼り合わせることで得ることができる。そして、非伸縮のシート材の位置に基部側止着部21c及び先端部側止着部21eを取り付ければよい。
伸縮性を有するシート材と、非伸縮のシート材とを面方向に沿って貼り合わせることに代えて、基材シート20として、2枚の不織布の間に、おむつ10の幅方向Xに延びる弾性部材を伸長状態で接合固定した複合伸縮材であって、かつ伸縮部21dとなるべき部位にのみ弾性部材を配したものを用いることもできる。このような複合伸縮材を用いた場合には、該複合伸縮材のうち、2枚の不織布のみで構成される部位に基部側止着部21c及び先端部側止着部21eを取り付ければよい。
基材シート20が、上述したいずれの形態である場合でも、該基材シート20は、その端部域20aが、おむつ本体の背側部Bにおける側域に位置する表面シート12と裏面シート13との間に配置される。そして、端部域20aは、その表面シート12との対向域、及び裏面シート13との対向域に接着剤Hが施される。接着剤Hによる接着で、基材シート20の端部域20aは、表面シート12と裏面シート13との間に挟持固定される。
以上の説明は、第1ファスニングテープ21についてのものであったところ、第2ファスニングテープ22は、第1ファスニングテープ21と同様の構成を有している。すなわち、第2ファスニングテープ22は、おむつ幅方向Xに沿って、かつ先端部22bに向けて、基部側止着部22c、伸縮部22d及び先端部側止着部22eをこの順で有している。基部側止着部22cは、第2ファスニングテープ22の基部22aから先端部22b側に距離を隔てて配置されている。基部22aと、基部側止着部22cとの間の領域は、基部域22fとなっている。先端部側止着部22eは、基部側止着部22cの配置位置から伸縮部22dを隔てて配置されている。伸縮部22dは、少なくとも第2ファスニングテープ22の延びる方向に沿って伸縮性を有している。これに加えて伸縮部22dは、おむつ10の長手方向Yに沿って伸縮性を有していてもよい。伸縮部22dは、基部側止着部22cと先端部側止着部22eとの間のすべての領域において伸縮性を有していてもよい。あるいは基部側止着部22cと先端部側止着部22eとの間の領域における少なくとも一部に伸縮性を有していてもよい。基部域22fは、伸縮部22dよりも伸縮性が低くなっている。特に、基部域22fは非伸縮であることが好ましい。第2ファスニングテープ22に関するこれらの説明以外に、特に説明しなかった点については、第1ファスニングテープ21に関する説明が適用される。
第1ファスニングテープ21及び第2ファスニングテープ22においては、基部側止着部21c,22cは、おむつ10の幅方向Xにおいて同位置に形成されている。先端部側止着部21e,22eも、おむつ10の幅方向Xにおいて同位置に形成されている。伸縮部21d,22d及び基部域21f,22fについても同様である。
以上の構成を有するおむつ10を着用者の身体に装着する手順を図4(a)及び(b)を参照しながら説明する。まず、おむつ10における股下部Cを着用者の股下に位置させるとともに、腹側部A及び背側部Bを着用者の腹部及び背部に位置させる。この状態下に、背側部Bの左右両側域に配置された止着手段11を腹側部Aの側に引き寄せる。そして図4(a)に示すとおり、止着手段11における各第2ファスニングテープ22,22を腹側部Aの外面に位置するランディングテープLに止着する。この場合、第2ファスニングテープ22は、斜め下方向、すなわち股下部C側に向けて傾斜させてランディングテープLに取り付ける。第2ファスニングテープ22の取り付けに際しては、該第2ファスニングテープ22が有する伸縮部22dを伸長させ、その伸長状態下に該第2ファスニングテープ22をランディングテープLに止着させてもよい。ランディングテープLへの第2ファスニングテープ22の止着は、基部側止着部22c及び先端部側止着部22eの双方によって達成される。
次に、図4(b)に示すとおり、止着手段11における各第1ファスニングテープ21をランディングテープLに止着する。このとき、第1ファスニングテープ21を斜め上方向、すなわちおむつ10のウエスト開口部W側に向けて傾斜させ、第1ファスニングテープ21が、先に止着してある第2ファスニングテープ22と交差するようにランディングテープLに取り付ける。このとき、第1ファスニングテープ21をその先端部21bの方向へ向けて引っ張り、伸縮部21dを伸長させる。そして、伸長した伸縮部21dが、先に止着してある第2ファスニングテープ22を跨ぐようにする。その結果、伸縮部21dに隣接して位置する基部側止着部21c及び先端部側止着部21eが直接ランディングテープLと当接して、該ランディングテープLに首尾よく止着するようになる。このように、本実施形態によれば、第1ファスニングテープ21及び第2ファスニングテープ22に設けられた止着部をその全域にわたってランディングテープLに止着することができるので、両ファスニングテープ21,22の重ね止着を容易に行うことができるとともに、それらの剥離が起こりにくくなる。また、おむつ10のウエスト開口部及びレッグ開口部のサイズ調整を容易に行うこともできる。更に、着用者の腹囲が減少した場合であっても、第2ファスニングテープ22を跨ぐ第1ファスニングテープ21の伸縮部21dに、たるみに起因する浮き上がりが生じにくいので、そのことによってもファスニングテープが剥離することが効果的に防止される。
以上の観点から、伸縮部21d,22dは、その自然状態における長さ、すなわち自然状態におけるおむつ幅方向Xの長さが、先に止着されているファスニングテープを交差して跨ぐことができない長さである場合には、その伸長によって該伸縮部21d,22dが、先に止着されているファスニングテープを交差して跨ぐことが可能な程度の長さに伸長する伸長性を有することが好ましい。もちろん伸縮部21d,22dは、その自然状態における長さが、先に止着されているファスニングテープを交差して跨ぐことができる長さであっても構わない。
図4(a)及び(b)に示すファスニングテープ21,22の止着手順は、先に第2ファスニングテープ22を止着し、次にそれと交差するように第1ファスニングテープ21を止着するというものである。この止着手順によれば、レッグ周りの締め付けの調整を容易に行うことができる。この反対に、先に第1ファスニングテープ21を斜め上方向に傾斜して止着し、次にそれを交差するように第2ファスニングテープ22を斜め下方向に傾斜して止着するという手順を採用すこともできる。その場合には、ウエスト周りの締め付けの調整を容易に行うことができる。後者の場合には、先に止着されている第1ファスニングテープ21を跨ぐように第2ファスニングテープ22の伸縮部22dを伸長させることで、該伸縮部22dに隣接する基部側止着部22c及び先端部側止着部22eをランディングテープLへ容易に直接止着することができる。
特に、各ファスニングテープ21,22において、基部21a,22aと基部側止着部21c,22cとの間に位置する基部域21f,22fの伸縮性を、伸縮部21d,22dよりも低くした場合、とりわけ非伸縮にした場合には、各ファスニングテープ21,22に加える引張力が伸縮部21d,22dに有効に作用するようになるので、該伸縮部21d,22dの伸長を一層容易に行うことができるという利点がある。
図5(a)ないし(d)には、本発明のおむつにおける止着手段11の別の実施形態が示されている。図5(a)に示す実施形態においては、第1ファスニングテープ21の構成は、先に述べた実施形態と同様である。第2ファスニングテープ22については、先に述べた実施形態と異なり、幅広止着部22gを1箇所有するのみであり、2つの止着部の間に位置する伸縮部は存在しない。幅広止着部22gと基部22aとの間は、基部域22fとなっている。基部域22fは、伸縮性を有していてもよく、あるいは非伸縮であってもよい。特に基部域22fは非伸縮であることが好ましい。この場合には、第2ファスニングテープ22はその全体が非伸縮のものとなり、伸縮部を有さないことになる。本実施形態の止着手段11を有するおむつを装着する場合には、先に第2ファスニングテープ22を斜め下方向に傾斜して止着し、次にそれを交差するように第1ファスニングテープ21を斜め上方向に傾斜して止着するという手順を採用すればよい。本実施形態によれば、先に止着される第2ファスニングテープ22の止着領域を広く確保することができるので、止着力を一層高められるという利点がある。
図5(b)に示す実施形態は、第2ファスニングテープ22の構成が図1ないし図4に示す実施形態と異なる以外は、同実施形態と同様である。本実施形態における第2ファスニングテープ22は、基部側止着部22c及び先端部側止着部22eを有している。そして両止着部22c,22eの間の領域は非伸縮部22hとなっている。第2ファスニングテープ22における基部域22fは、伸縮性を有していてもよく、あるいは非伸縮であってもよい。特に基部域22fは非伸縮であることが好ましい。この場合には、第2ファスニングテープ22はその全体が非伸縮のものとなり、伸縮部を有さないことになる。本実施形態の止着手段11を有するおむつを装着する場合には、図5(a)に示す実施形態と同様の装着手順を採用すればよい。
図5(c)に示す実施形態は、図5(b)に示す実施形態の変形例である。本実施形態においては、2つのファスニングテープ21,22の長さが異なっている。詳細には、第1ファスニングテープ21はその長さが、第2ファスニングテープ22の長さよりも短くなっている。第1ファスニングテープ21はその長さが短いものの、ランディングテープLへの止着時には、該第1ファスニングテープ21が有している伸縮部21dが伸長するので、長さを短くすることによる不都合は生じない。逆に、第1ファスニングテープ21の長さを短くすることで、材料の使用量を削減できるという利点が生じる。本実施形態の止着手段11を有するおむつを装着する場合には、図5(a)に示す実施形態と同様の装着手順を採用すればよい。
図5(d)に示す実施形態も、図5(b)に示す実施形態の変形例である。本実施形態においては、第2ファスニングテープ22の構成は、図5(b)に示す実施形態と同様である。一方、第1ファスニングテープ21の形態は、図5(b)に示す実施形態と相違する。詳細には、第1ファスニングテープ21は、これをランディングテープLに取り付ける前の状態において既に傾斜している。具体的には、第1ファスニングテープ21は、その延びる方向の延長線eが、ランディングテープLに取り付ける前の状態の第2ファスニングテープ22と交差するように、おむつ幅方向Xに対して傾斜している。これに対して第2ファスニングテープ22は、おむつ幅方向Xと平行に延びている。第1ファスニングテープ21は、その延びる方向の長さ(おむつ幅方向Xと平行な方向の長さではない。)が、第2ファスニングテープ22の延びる方向の長さ(おむつ幅方向Xと平行な方向の長さ。)と同じであってもよく、あるいは第2ファスニングテープ22の延びる方向の長さよりも長いか又は短くてもよい。本実施形態によれば、第1ファスニングテープ21が、ランディングテープLへの止着前から傾斜しているので、該第1ファスニングテープ21を斜め上方向に向けて止着することを視覚的に使用者にアピールすることができる。本実施形態の止着手段11を有するおむつを装着する場合には、図5(a)に示す実施形態と同様の装着手順を採用すればよい。
図6には、本発明のおむつの止着手段11の更に別の実施形態が示されている。同図に示す止着手段11は、共通基部域30と、共通基部域30にそれぞれ独立して連設された第1及び第2ファスニングテープ21,22とを有している。第1ファスニングテープ21は、基部側止着部21c、伸縮部21d及び先端側止着部21eを有している。第2ファスニングテープ22は、基部側止着部22c、伸縮部22d及び先端側止着部22eを有している。共通基部域30は、基部31においておむつ10の本体部における背側部Bに連設されている。
共通基部域30は、各ファスニングテープ21,22を構成する基材シート20(図3参照)と一体的に形成されている。つまり、共通基部域30が、おむつ幅方向Xの外方に向けて二股に分かれて延出し、その延出部位が基材シート20を構成している。2つのファスニングテープ21,22は距離dを隔てて離間している。共通基部域30を構成する材料については、先に図3を参照しながら述べた基材シート20に関する説明が適宜適用される。
共通基部域30は、各ファスニングテープ21,22が有する伸縮部21d,22dと同様の伸縮性を有していてもよい。あるいは、伸縮部21d,22dよりも伸縮性が低くなっていてもよい、特に共通基部域30は非伸縮であることが好ましい。共通基部域30が非伸縮であることで、各ファスニングテープ21,22に加える引張力が伸縮部21d,22dに有効に作用するようになるからである。
図7には、本発明のおむつの更に別の実施形態が示されている。同図に示す実施形態においては、止着手段11の構成は図1ないし図4に示す実施形態と同様である。本実施形態が、図1ないし図4に示す実施形態と異なる点は、おむつ本体部の背側部Bの構造である。詳細には、背側部Bにおいては、該背側部のうち、止着手段11と連設する領域である背側部側域B1が伸縮性を有している。背側部側域B1の伸縮性は、少なくともおむつ幅方向Xに沿った方向に発現していればよい。好ましくは、この方向に加えておむつ長手方向Yに沿った方向にも伸縮性を発現していてもよい。本実施形態によれば、背側部側域B1が伸縮性を有していることで、着用者の腹囲の寸法が変化した場合であっても、その変化を背側部側域B1が吸収することができるので、おむつの位置ずれが一層起こりづらくなるという利点がある。
背側部側域B1に伸縮性を付与するには、例えば該背側部側域B1を構成する部材として伸縮性を有するシート材を用いればよい。そのようなシート材としては、例えば伸縮性を有する1枚のフィルムや、2枚の不織布の間に、おむつ10の幅方向Xに延びる弾性部材を伸長状態で接合固定した複合伸縮材などを用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図5(a)ないし(d)に示す実施形態においては、第1ファスニングテープ21が伸縮部を有し、第2ファスニングテープ22は伸縮部を有していなかったが、これに代えて、第2ファスニングテープ22が伸縮部を有し、第1ファスニングテープ21は伸縮部を有していない構成を採用してもよい。
また図5(c)に示す実施形態においては、第1ファスニングテープ21の長さが第2ファスニングテープ22の長さよりも短かったが、両者の長さ関係を逆にしてもよい。更に図5(d)に示す実施形態においては、第1ファスニングテープ21が傾斜し、第2ファスニングテープ22はおむつ幅方向Xと平行になっていたが、これに代えて、第2ファスニングテープ22を股下部C側に向けて斜め下方向に傾斜させ、第1ファスニングテープ2をおむつ幅方向Xと平行にする構成を採用してもよい。
更に図6及び図7に示す実施形態においては、第1及び第2ファスニングテープ21,22のいずれもが伸縮部21d,22dを有していたが、これに代えて、両ファスニングテープ21,22のうちのいずれか一方のみが、伸縮部を有する構成としてもよい。
更に前記の各実施形態においては各止着手段11が、おむつ長手方向Yに沿って2つのファスニングテープを有していたが、該止着手段11は3つ以上のファスニングテープを有していてもよい。
更に、以上の各実施形態の構成を適宜に組み合わせてもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の使い捨ておむつを開示する。
<1> 長手方向及びそれと直交する幅方向を有し、長手方向の中央域に位置する股下部、並びに該股下部から長手方向の前後に向けて延出する腹側部及び背側部を備えた本体部と、該本体部の該背側部における幅方向の左右両側域に配置され、かつ該背側部を該腹側部へ止着する左右一対の止着手段とを具備する使い捨ておむつであって、
一対の前記止着手段はそれぞれ、おむつ長手方向に沿って配置される横長の第1ファスニングテープ及び第2ファスニングテープを有し、
前記第1及び第2ファスニングテープは、おむつ幅方向に延びる横長であり、かつ、止着部を有し、
第1及び第2ファスニングテープのうちの少なくとも一方のファスニングテープは、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて、基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有する使い捨ておむつ。
<2> 前記止着手段が、それぞれ独立して前記本体部の前記背側部に連設されている第1及び第2ファスニングテープからなり、
一方の前記ファスニングテープは、前記本体部の前記背側部に連設される基部を有し、前記基部側止着部が該基部から先端部側に距離を隔てて位置しており、該基部側止着部と該基部との間に位置する基部域が、前記伸縮部よりも伸縮性が低くなっている前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3> 一方の前記ファスニングテープにおいては、前記基部域が非伸縮である前記<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4> 前記止着手段が、共通基部域と、該共通基部域にそれぞれ独立して連設された第1及び第2ファスニングテープとを有し、該共通基部域が前記本体部の前記背側部に連設されており、
前記共通基部域が、前記伸縮部よりも伸縮性が低くなっている前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<5> 前記共通基部域が非伸縮である前記<4>に記載の使い捨ておむつ。
<6> 一方の前記ファスニングテープにおいては、前記基部側止着部と前記先端部側止着部との間の全域が前記伸縮部となっている前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<7> 他方の前記ファスニングテープは、伸縮部を有していない前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<8> 他方の前記ファスニングテープも、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有する前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<9> 他方の前記ファスニングテープは、止着部を1箇所のみ有する前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<10> 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における前記股下部側に配置されており、かつ
一方の前記ファスニングテープはその長さが、他方の前記ファスニングテープの長さよりも短くなっている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<11> 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における前記背側部側に配置されており、かつ
一方の前記ファスニングテープはその長さが、他方の前記ファスニングテープの長さよりも短くなっている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<12> 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における股下部側に配置されており、かつ
他方の前記ファスニングテープは、おむつ幅方向と平行に延びているとともに、一方の前記ファスニングテープは、その延びる方向の延長線が、他方の前記ファスニングテープと交差するように、おむつ幅方向に対して傾斜している前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<13> 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における股下部側に配置されており、かつ
一方の前記ファスニングテープは、おむつ幅方向と平行に延びているとともに、他方の前記ファスニングテープは、その延びる方向の延長線が、一方の前記ファスニングテープと交差するように、おむつ幅方向に対して傾斜している前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<14> 前記本体部の前記背側部のうち、前記止着手段と連設する領域が伸縮性を有する前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<15> 伸縮部は、一方の前記ファスニングテープの幅方向に沿って伸縮性を有する前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<16> 基部側止着部と先端部側止着部との間の領域における少なくとも一部に伸縮性を有している前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<17> 伸縮部は、基部側止着部と先端部側止着部との間のすべての領域において伸縮性を有する前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<18> 基材シートは、伸縮性を有する1枚のフィルムである前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<19> 基材シートは、2枚の不織布の間に、おむつの幅方向に延びる弾性部材を伸長状態で接合固定した複合伸縮材である前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<20> 基材シートの端部域は、表面シートと裏面シートとの間に挟持固定される前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<21> 前記背側部側域を構成する部材は伸縮性を有する1枚のフィルムである前記<14>ないし<20>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<22> 前記背側部側域を構成する部材は、2枚の不織布の間に、おむつの幅方向に延びる弾性部材を伸長状態で接合固定した複合伸縮材である前記<14>ないし<21>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<23> 他方の前記ファスニングテープも、前記幅方向に延びる方向に沿って、かつ先端部に向けて基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有し、
前記本体部の前記背側部に連設される基部を有し、前記基部側止着部が該基部から先端部側に距離を隔てて位置しており、
該基部側止着部と該基部との間に位置する基部域が非伸縮である前記<3>に記載の使い捨ておむつ。
<24> 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における前記股下部側に配置されている前記<9>に記載の使い捨ておむつ。
<25> 他方の前記ファスニングテープは、前記幅方向に延びる方向に沿って、かつ先端部に向けて基部側止着部、非伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有し、かつ
前記止着手段においては、他方の前記ファスニングテープが、一方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における前記背側部側に配置されている前記<7>に記載の使い捨ておむつ。
<26> 一方の前記ファスニングテープはその長さが、他方の前記ファスニングテープの長さよりも短くなっている前記<25>に記載の使い捨ておむつ。
<27> 他方の前記ファスニングテープは、おむつ幅方向と平行に延びているとともに、一方の前記ファスニングテープは、その延びる方向の延長線が、他方の前記ファスニングテープと交差するように、おむつ幅方向に対して傾斜している前記<25>に記載の使い捨ておむつ。
<28> 他方の前記ファスニングテープも、前記幅方向に延びる方向に沿って、かつ先端部に向けて基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有する前記<5>に記載の使い捨ておむつ。
<29> 前記本体部の前記背側部のうち、前記止着手段と連設する領域が伸縮性を有する前記<23>に記載の使い捨ておむつ。
10 使い捨ておむつ
11 止着手段
12 表面シート
13 裏面シート
14 吸収体
15 レッグ弾性部材
16 ウエスト弾性部材
20 基材シート
21 第1ファスニングテープ
22 第2ファスニングテープ
21a,22a 基部
21b,22b 先端部
21c,22c 基部側止着部
21d,22d 伸縮部
21e,22e 先端部側止着部
21f,22f 基部域
30 共通基部域
31 基部

Claims (11)

  1. 長手方向及びそれと直交する幅方向を有し、長手方向の中央域に位置する股下部、並びに該股下部から長手方向の前後に向けて延出する腹側部及び背側部を備えた本体部と、該本体部の該背側部における幅方向の左右両側域に配置され、かつ該背側部を該腹側部へ止着する左右一対の止着手段とを具備する使い捨ておむつであって、
    一対の前記止着手段が、それぞれ独立して前記本体部の前記背側部に連設され、かつおむつ長手方向に沿って配置される第1ファスニングテープ及び第2ファスニングテープを有し、
    前記第1及び第2ファスニングテープは、おむつ幅方向に延びる横長であり、かつ、止着部を有し、
    第1及び第2ファスニングテープのうちの少なくとも一方のファスニングテープは、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて、基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有しており、
    一方の前記ファスニングテープは、前記本体部の前記背側部に連設される基部を有し、前記基部側止着部が該基部から先端部側に距離を隔てて位置しており、該基部側止着部と該基部との間に位置する基部域が、前記伸縮部よりも伸縮性が低くなっている使い捨ておむつ。
  2. 一方の前記ファスニングテープにおいては、前記基部域が非伸縮である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 長手方向及びそれと直交する幅方向を有し、長手方向の中央域に位置する股下部、並びに該股下部から長手方向の前後に向けて延出する腹側部及び背側部を備えた本体部と、該本体部の該背側部における幅方向の左右両側域に配置され、かつ該背側部を該腹側部へ止着する左右一対の止着手段とを具備する使い捨ておむつであって、
    一対の前記止着手段が、共通基部域と、該共通基部域にそれぞれ独立して連設され、かつおむつ長手方向に沿って配置される第1及び第2ファスニングテープとを有し、該共通基部域が前記本体部の前記背側部に連設されており、
    前記第1及び第2ファスニングテープは、おむつ幅方向に延びる横長であり、かつ、止着部を有し、
    第1及び第2ファスニングテープのうちの少なくとも一方のファスニングテープは、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて、基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有しており、
    前記共通基部域が、前記伸縮部よりも伸縮性が低くなっている使い捨ておむつ。
  4. 前記共通基部域が非伸縮である請求項3に記載の使い捨ておむつ。
  5. 一方の前記ファスニングテープにおいては、前記基部側止着部と前記先端部側止着部との間の全域が前記伸縮部となっている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ
  6. 他方の前記ファスニングテープは、伸縮部を有していない請求項1ないし5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 他方の前記ファスニングテープも、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 長手方向及びそれと直交する幅方向を有し、長手方向の中央域に位置する股下部、並びに該股下部から長手方向の前後に向けて延出する腹側部及び背側部を備えた本体部と、該本体部の該背側部における幅方向の左右両側域に配置され、かつ該背側部を該腹側部へ止着する左右一対の止着手段とを具備する使い捨ておむつであって、
    一対の前記止着手段はそれぞれ、おむつ長手方向に沿って配置される第1ファスニングテープ及び第2ファスニングテープを有し、
    前記第1及び第2ファスニングテープは、おむつ幅方向に延びる横長であり、かつ、止着部を有し、
    第1及び第2ファスニングテープのうちの少なくとも一方のファスニングテープは、前記幅方向に沿って、かつ先端部に向けて、基部側止着部、伸縮部及び先端部側止着部をこの順で有しており、
    他方の前記ファスニングテープは、伸縮部を有していない使い捨ておむつ。
  9. 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における前記股下部側に配置されており、かつ
    一方の前記ファスニングテープはその長さが、他方の前記ファスニングテープの長さよりも短くなっている請求項1ないし8のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記止着手段においては、一方の前記ファスニングテープが、他方の前記ファスニングテープよりもおむつ長手方向における股下部側に配置されており、かつ
    他方の前記ファスニングテープは、おむつ幅方向と平行に延びているとともに、一方の前記ファスニングテープは、その延びる方向の延長線が、他方の前記ファスニングテープと交差するように、おむつ幅方向に対して傾斜している請求項1ないし9のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  11. 前記本体部の前記背側部のうち、前記止着手段と連設する領域が伸縮性を有する請求項1ないし10のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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