JP6056456B2 - 紙幣処理装置、プログラムおよび紙幣処理方法 - Google Patents

紙幣処理装置、プログラムおよび紙幣処理方法 Download PDF

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本発明は、紙幣処理装置、プログラムおよび紙幣処理方法に関する。
近日、銀行、駅構内、およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に自動取引装置(ATM:automated−teller machine)が設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
このような自動取引装置は、金種ごとに紙幣を集積するための紙幣カセットを有する。例えば、自動取引装置は、入金取引においては顧客によって入金された紙幣を対応する金種の紙幣カセットに集積し、出金取引においては紙幣カセットから紙幣を分離して接客口に搬送する。
ところで、自動取引装置では、紙幣カセットに集積されている紙幣の枚数を確定するための精査処理が行われる。例えば、特許文献1には、全ての紙幣カセットに集積されている紙幣を補充回収カセットに移動させ、この移動の際に紙幣を計数する技術が開示されている。
特開2006−85242号公報
しかし、紙幣カセットに集積されている紙幣の枚数が補充回収カセットの容量を上回る場合、紙幣カセットに集積されている紙幣を補充回収カセットに移動させることにより精査処理を行うことは困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、紙幣カセットに集積されている紙幣の枚数によらず精査処理を行うことが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置、プログラムおよび紙幣処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、紙幣を一時保留する一時保留部と、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御し、前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、紙幣処理装置が提供される。
前記制御部は、前記紙幣集積部における紙幣の集積が満状態であることが検出されている場合、前記一時保留部を用いる前記精査処理を制御してもよい。
前記一時保留部および前記補充回収部に集積可能な紙幣の最大枚数の合計は、前記1または2以上の紙幣集積部のうちで最も容量の大きい紙幣集積部に集積可能な紙幣の最大枚数以上であってもよい。
前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含んでもよい。
前記制御部は、前記他の紙幣集積部として、精査処理が完了済みの紙幣集積部を優先して選択してもよい。
前記制御部は、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣、および前記補充回収部に集積されている紙幣の合計枚数に応じ、前記精査処理を前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣について一括または個別で制御し、前記精査処理を一括して行うことは、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣をひとまとめにして一回の精査処理を行うことであり、前記精査処理を個別に行うことは、前記2以上の紙幣集積部ごとに各紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を行うことを、前記2以上の紙幣集積部の数だけ繰り返すことであってもよい。
前記制御部は、前記紙幣の合計枚数が閾値を上回る場合には前記精査処理を個別で制御し、前記紙幣の合計枚数が閾値を下回る場合には前記精査処理を一括して制御してもよい。
前記閾値は、前記補充回収部に集積可能な紙幣の最大枚数よりも小さくてもよい。
前記紙幣集積部と前記補充回収部との間の紙幣の移動経路には紙幣を鑑別する鑑別部を備え、前記制御部は、前記鑑別部により鑑別された紙幣の枚数を計数することにより前記精査処理を行なってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、紙幣を一時保留する一時保留部と、を備える紙幣処理装置を、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を制御する制御部であって、前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御する制御部、として機能させ、前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、紙幣を一時保留する一時保留部と、を備える紙幣処理装置により実行される紙幣処理方法であって、前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御するステップを含み、前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、紙幣処理方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、紙幣カセットに集積されている紙幣の枚数によらず精査処理を行うことが可能である。
本発明の実施形態である自動取引システムの構成を示した説明図である。 自動取引装置の構成を示した機能ブロック図である。 紙幣入出金部の内部構成を模式的に示した説明図である。 本実施形態による第1の動作例を示したシーケンス図である。 紙幣の集積状態の遷移を示した説明図である。 本実施形態による第2の動作例を示したシーケンス図である。 本実施形態による第2の動作例を示したシーケンス図である。 紙幣の集積状態の遷移を示した説明図である。 紙幣の集積状態の遷移を示した説明図である。 本実施形態による第3の動作例を示したシーケンス図である。 本実施形態による第3の動作例を示したシーケンス図である。 紙幣の集積状態の遷移を示した説明図である。 紙幣の集積状態の遷移を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<1.自動取引システムの概要>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による自動取引システムの概要を説明する。
図1は、本発明の実施形態である自動取引システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、自動取引システムは、複数の自動取引装置10と、専用網12と、ホストコンピュータ20と、を含む。
自動取引装置(紙幣処理装置)10は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置10は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。
また、自動取引装置10は、表示操作部14と、通帳挿入口16と、カード挿入口18と、を備える。表示操作部14は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図1においては表示部および顧客操作部の機能が自動取引装置10において一体的に構成される例を示しているが、表示部および顧客操作部の機能は分離して構成されてもよい。
通帳挿入口16は顧客の通帳の挿入および排出を行い、カード挿入口18は顧客のキャッシュカードの挿入および排出を行う。また、接客口19は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。
専用網12は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。ホストコンピュータ20は、この専用網12を介して自動取引装置10と通信することができる。
ホストコンピュータ20は、専用網12を介して自動取引装置10と通信することにより、各種取引を制御する。例えば、ホストコンピュータ20は、自動取引装置10を操作する顧客の認証を行ったり、自動取引装置10において顧客により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行したりする。また、ホストコンピュータ20は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。
本発明の実施形態は、上述した自動取引システムに含まれる自動取引装置10に関し、特に、自動取引装置10における紙幣の精査処理に関する。以下、自動取引装置10の構成を説明した後に、本発明の具体的な動作例を順次詳細に説明する。
<2.自動取引装置10の構成>
図2は、自動取引装置10の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、自動取引装置10は、表示操作部14、紙幣入出金部30、カード処理部42、硬貨入出金部44、ジャーナル記録部45、通帳処理部46、明細票発行部47、係員操作部48、制御部50およびメモリ60を備える。
(表示操作部)
表示操作部14は、図1を参照して説明したように、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客操作を検出する顧客操作部として機能する。
(紙幣入出金部)
紙幣入出金部30は、紙幣の入金処理、出金処理および精査処理などを行う。入金処理においては、紙幣入出金部30は、顧客により接客口19に載置された紙幣を鑑別し、正常な紙幣であれば紙幣カセットに集積する。出金処理においては、紙幣入出金部30は、顧客により要求された金額に相当する枚数の紙幣を紙幣カセットから繰り出し、繰り出しした紙幣を接客口19に集積する。精査処理は、紙幣カセットの紙幣枚数を確定するための処理であり、この精査処理については詳細に後述する。
(カード処理部)
カード処理部42は、カード挿入口18から挿入された顧客のキャッシュカードに記録された磁気情報を読み取る。磁気情報は、例えば、口座番号および口座種別などを示す情報を含んでもよい。
(硬貨入出金部)
硬貨入出金部44は、硬貨の搬送路、硬貨カセットおよび硬貨の正当性を鑑別する硬貨鑑別部などを有する。入金時に接客口19に投入された硬貨は、搬送路を介して硬貨鑑別部へ搬送され、硬貨鑑別部により正常な鑑別結果が得られた場合、金種に応じた硬貨カセットに搬送される。また、出金時には、硬貨カセットから硬貨が繰り出され、硬貨鑑別部が硬貨カセットから繰り出された硬貨を鑑別し、正常な鑑別結果が得られた場合に接客口19に硬貨が搬送される。なお、上記では、硬貨と紙幣が同一の接客口19を介して入出金される例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されず、硬貨と紙幣は異なる接客口を介して入出金されてもよい。
(ジャーナル記録部)
ジャーナル記録部45は、自動取引装置10において行われた処理に関するジャーナルを記録する。
(通帳処理部)
通帳処理部46は、磁気ヘッド、ページ送り部および印字部などを含み、通帳挿入口16から挿入された通帳に記帳を行う。例えば、通帳挿入口16から通帳が挿入されると、通帳のカバー紙に形成された磁気ストライプから磁気ヘッドが磁気情報を読み出す。また、ページ送り部が通帳の記入ページを開き、印字部が通帳の記入ページに取引情報を印字する。
(明細票発行部)
明細票発行部47は、レシートロール、サーマルヘッドおよびカッタなどを含み、取引の明細情報が印字された明細票を作成する。例えば、顧客の指定した取引が実行されると、レシートロールから分離された連続紙にサーマルヘッドが取引の明細情報を印字し、明細情報が印字された領域をカッタが連続紙から切り離すことにより、明細票が作成される。
(係員操作部)
係員操作部48は、金融機関の係員が自動取引装置10を操作するための構成である。この係員操作部48は、例えば自動取引装置10のメンテナンスなどの用途で用いられる。
(制御部)
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などのハードウェアとソフトウェアが協働することにより実現される機能である。例えば、制御部50は、図2に示したように表示操作部上位プログラム51、カード処理部上位プログラム52、紙幣入出金部上位プログラム53、硬貨入出金部上位プログラム54、ジャーナル記録部上位プログラム55、通帳処理部上位プログラム56、明細票発行部上位プログラム57、係員操作部上位プログラム58で規定される機能を実現する。
なお、表示操作部上位プログラム51は表示操作部14を制御するプログラムであり、カード処理部上位プログラム52はカード処理部42を制御するプログラムであり、紙幣入出金部上位プログラム53は紙幣入出金部30を制御するプログラムであり、硬貨入出金部上位プログラム54は硬貨入出金部を制御するプログラムであり、ジャーナル記録部上位プログラム55はジャーナル記録部45を制御するプログラムであり、通帳処理部上位プログラム56は通帳処理部46を制御するプログラムであり、明細票発行部上位プログラム57は明細票発行部47を制御するプログラムであり、係員操作部上位プログラム58は係員操作部48を制御するプログラムである。
(メモリ)
メモリ60は、自動取引装置10の動作のために用いられる各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、メモリ60は、制御部50が実行するための上述したプログラムを記憶する。また、メモリ60は、紙幣入出金部30内の各カセットに集積されている紙幣枚数などを記憶してもよい。なお、メモリ60は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体を含んでもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、SDカード、マイクロSDカード、USBメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
<3.紙幣入出金部の構成および基本動作>
(紙幣入出金部の構成)
以上、図2を参照して自動取引装置10の全体構成を説明した。続いて、図3を参照し、自動取引装置10を構成する紙幣入出金部30の内部構成を説明する。
図3は、紙幣入出金部30の内部構成を模式的に示した説明図である。図3に示したように、紙幣入出金部30は、接客口19を含む接客部31、鑑別部32、搬送路33、一時保留部34、リジェクトカセット36aおよび36b、補充回収カセット37、補充リジェクト部37a、および紙幣カセットA〜Dを備える。
紙幣カセットA〜Dは、顧客の入金した紙幣、出金するための紙幣、および補充回収カセット37から補充された紙幣などを集積する紙幣集積部である。紙幣カセットA〜Dは、同一金種のための複数の紙幣カセットを含んでもよい。例えば、紙幣カセットA、BおよびDが一万円札用の紙幣カセットであり、紙幣カセットCが千円札用の紙幣カセットであってもよい。なお、紙幣カセットA〜Dは、紙幣入出金部30に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで紙幣カセットA〜Dに紙幣を装填することも可能である。
接客部31は、入金処理時に顧客により入金された紙幣を分離したり、出金処理時に顧客に出金する紙幣を集積したりするための構成である。
鑑別部32は、顧客の入金した紙幣、または顧客に出金する紙幣の鑑別を行う。具体的には、鑑別部32は、搬送路33を通って搬送された紙幣の金種、真偽、正損および走行状態などを鑑別する。
搬送路33は、紙幣を搬送するための構成である。搬送路33は、制御部50による制御に従ってDCサーボモータまたはパルスモータなどが回転することにより、紙幣を目的の搬送先に搬送することが可能である。
一時保留部34は、入金処理時に接客部31で分離されて鑑別部32により正常と鑑別された紙幣を一時的に集積する。一時保留部34に集積された紙幣は、入金した紙幣の口座計上などが確定したなど、取引が成立した場合に鑑別部32を経て紙幣カセットA〜Dなどに搬送される。また、本実施形態においては、紙幣の精査処理に際しても一時保留部34が用いられる場合がある。
リジェクトカセット36aおよび36bは、出金処理時、入金処理時または精査処理時などに鑑別部32によって金種不明と鑑別された支払不可の紙幣を集積する。なお、紙幣入出金部30は、リジェクトカセット36aおよび36bを区別せずに一つのリジェクト部として用いてもよいし、処理に応じてリジェクトカセット36aおよび36bを使い分けてもよい。
補充回収カセット37は、紙幣カセットA〜Dに補充する紙幣を収納すると共に、紙幣カセットA〜Dから回収した紙幣を収納する補充回収部である。また、補充回収カセット37は、補充動作時のリジェクト紙幣を収納する補充リジェクト部37aを備え、紙幣入出金部30に対して着脱可能な構造になっている。さらに、詳細については後述するが、本実施形態においては紙幣の精査処理に際しても補充回収カセット37が用いられる。
(各カセットの容量の関係)
ここで、紙幣カセットA〜D、補充回収カセット37および一時保留部34に集積可能な紙幣の最大枚数の関係について説明する。まず、紙幣カセットA〜Dの各々に集積可能な紙幣の最大枚数は、同一であってもよいし、異なってもよい。
また、詳細については後述するが、本実施形態による精査処理においては、各紙幣カセットに集積されている紙幣を補充回収カセット37および一時保留部34に分配して移動させる場合がある。このため、紙幣カセットに最大枚数の紙幣が集積されている場合でも補充回収カセット37および一時保留部34に当該紙幣を集積できるよう、一時保留部34および補充回収カセット37に集積可能な紙幣の最大枚数の合計は、紙幣カセットA〜Dのうちで最も容量の大きい紙幣カセットに集積可能な紙幣の最大枚数以上に設計される。
(紙幣入出金部の基本動作)
上述した構成を有する紙幣入出金部30による基本動作として、入金処理および出金処理を説明する。
入金処理においては、まず、接客部31から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路33を経て鑑別部32に搬送される。そして、鑑別部32による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路33を経て一時保留部34に集積される。一方、鑑別部32による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路33を経て接客部31に集積される。
その後、顧客により入金金額の確認操作が行われると、一時保留部34から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路33を経て鑑別部32に搬送される。そして、鑑別部32による鑑別結果が正常であった紙幣は、搬送路33を経て金種に対応する紙幣カセットA〜Dに集積される。一方、一万円札および千円札の汚損券、折れ紙幣、二千円札、五千円札、スキュー紙幣などの走行異常紙幣のように、鑑別部32による鑑別結果が異常であった紙幣は、搬送路33を経てリジェクトカセット36に集積される。
出金処理においては、まず、顧客により指定された金額に応じて紙幣カセットA〜Dから紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣は搬送路33を経て鑑別部32に搬送される。そして、鑑別部32による鑑別結果が正常であった紙幣は搬送路33を経て接客部31に集積される。一方、鑑別部32による鑑別結果が異常であった紙幣、すなわち、顧客に支払いできない紙幣は、搬送路33を経てリジェクトカセット36に集積される。
<4.精査処理>
以上、紙幣入出金部30の構成および基本動作を説明した。上述した紙幣入出金部30は、紙幣カセットA〜Dの紙幣枚数を確定するための精査処理を行う。本実施形態による紙幣入出金部30は、この精査処理を、紙幣カセットA〜Dにおける紙幣の集積状態に応じた態様で実行することが可能である。以下、紙幣カセットA〜Dにおける紙幣の集積状態に応じて異なる第1の動作例〜第3の動作例を順次詳細に説明する。
なお、以下では、ホストコンピュータ20からの指示に従って自動取引装置10が精査処理を開始する例を説明するが、自動取引装置10は、制御部50からの指示に従って精査処理を開始してもよい。また、以下では、制御部50の紙幣入出金部上位プログラム53が紙幣入出金部30に補充や回収などの紙幣移動を指示する例を説明するが、紙幣入出金部上位プログラム53の機能を紙幣入出金部30内の制御部に実装することも可能である。また、以下では、紙幣カセットA、BおよびDが万券用(一万円札用)の紙幣カセットであり、紙幣カセットCが千券用(千円札用)の紙幣カセットであるものとする。
(第1の動作例)
まず、図4を参照し、紙幣カセットA〜Dに集積されている紙幣の精査処理を一括して行う第1の動作例を説明する。なお、精査処理の開始前に、図5の状態1−1に示す枚数の紙幣が紙幣入出金部30の各カセットに集積されていたものとする。
図4は、本実施形態による第1の動作例を示したシーケンス図である。まず、図4に示したようにホストコンピュータ20が精査開始のトリガとなり、紙幣カセットA〜Dに集積されている紙幣の全回収、すなわち補充回収カセット37への回収を指示する(S202、S203)。
紙幣入出金部上位プログラム53は、上記の全回収の指示を受け、紙幣カセットA〜Dに集積されている全ての紙幣を一括して補充回収カセット37に回収することが可能であるか否か、すなわち紙幣カセットA〜Dについて一括して精査処理を制御できるか否かを判断する(S204)。
具体的には、紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットA〜Dおよび補充回収カセット37に集積されている紙幣の合計枚数と、補充回収カセット37に集積可能な紙幣の最大枚数以下の閾値とを比較し、紙幣の合計枚数が閾値以下である場合には、一括回収が可能であると判断する。
例えば、補充回収カセット37に理論上は2300枚の紙幣を集積可能であり、閾値が1500枚である場合、紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットA〜Dおよび補充回収カセット37に集積されている紙幣の合計枚数と1500枚を比較する。ここで、図5の状態1−1に示す枚数の紙幣が紙幣入出金部30の各カセットに集積されているとメモリ60に記録されていると仮定すると、合計枚数は1500枚であり、閾値以下である。このため、紙幣入出金部上位プログラム53は、一括回収が可能であると判断する。ただし、メモリ60に記録されている紙幣の枚数には、精査処理前であるので、多少の誤差は存在し得る。
なお、紙幣が分離、繰り出し、および搬送されて補充回収カセット37に集積されると、紙幣の撓みやヨレに起因して、紙幣の集積幅(厚み)が増加することが多い。このため、実際には補充回収カセット37に理論上の最大枚数が集積される前にセンサにより満状態が検出され、補充回収カセット37に理論上の最大枚数を集積できないことがある。しかし、一括回収の途中で満状態が検出された場合、例えば補充回収カセット37に集積された紙幣を紙幣カセットに戻して精査処理を改めて行う必要があり、処理負荷が増加してしまう。このような事情に着目し、上述したように、補充回収カセット37に集積可能な紙幣の最大枚数未満、または最大枚数を下回る枚数を閾値として用いる構成に至った。かかる構成により、一括回収の途中で満状態が検出されることを防止し、処理負荷を抑制することが可能である。
そして、紙幣入出金部上位プログラム53は、図4に示したように一括回収が可能であると判断すると、紙幣カセットA〜Dに集積されている紙幣の一括回収を紙幣入出金部30に指示する(S205)。
紙幣入出金部30は、一括回収の指示を受け、紙幣カセットA〜Dに集積されている全ての紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S206)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S208)。これにより、図5の状態1−2に示したように、紙幣カセットA〜Dには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に1500枚の紙幣が集積された状態となる。これにより、紙幣カセットA〜Dの有高が確定する。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から正常終了の通知を受けると(S209)、回収完了を認識し、戻し補充、すなわち、補充回収カセット37に集積された紙幣の紙幣カセットへの補充を指示する(S210、S211)。そして、紙幣入出金部上位プログラム53は、ホストコンピュータ20からの戻し補充の指示を受けると、紙幣入出金部30に戻し補充を指示する(S212)。
紙幣入出金部30は、戻し補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積された紙幣を、紙幣の金種に対応する紙幣カセットに補充し(S213)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S215)。これにより、図5の状態1−3に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットBに万券が1350枚、紙幣カセットCに千券が150枚集積された状態となる。
ここで、補充回収カセット37から紙幣カセットへの移動経路には鑑別部32が存在し、鑑別部32で正常と鑑別されて紙幣カセットに搬送された紙幣の枚数を紙幣入出金部30の制御部、または紙幣入出金部上位プログラム53が計数することにより、戻し補充後の紙幣カセットA〜Dの有高が記録される。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から正常終了の通知を受けると(S216)、例えば紙幣入出金部30における紙幣の集積状態を示す精査結果を印字し、精査処理を完了する(S217)。
以上説明したように、第1の動作例によれば、紙幣入出金部30内の紙幣枚数が閾値以下である場合には紙幣カセットA〜Dの紙幣を一括回収できるので、精査処理の効率が向上する。
(第2の動作例)
続いて、図6および図7を参照し、紙幣カセットA〜Dについて個別に精査処理を行う第2の動作例を説明する。なお、精査処理の開始前に、図8の状態2−1に示す枚数の紙幣が紙幣入出金部30の各カセットに集積されていたものとする。
図6および図7は、本実施形態による第2の動作例を示したシーケンス図である。まず、図6に示したようにホストコンピュータ20が精査開始のトリガとなり、紙幣カセットA〜Dに集積されている紙幣の全回収、すなわち補充回収カセット37への回収を指示する(S302、S303)。
紙幣入出金部上位プログラム53は、上記の全回収の指示を受け、紙幣カセットA〜Dに集積されている全ての紙幣を一括して補充回収カセット37に回収することが可能であるか否か、すなわち紙幣カセットA〜Dについて一括して精査処理を制御できるか否かを判断する(S304)。ここで、図8の状態2−1に示す枚数の紙幣が紙幣入出金部30の各カセットに集積されているとメモリ60に記録されており、閾値が1500枚であると仮定すると、合計枚数は2510枚であり、閾値を上回る。このため、紙幣入出金部上位プログラム53は、一括回収をせずに、個別回収を行うと判断する。
この判断に基づき、紙幣入出金部上位プログラム53は、補充回収カセット37に集積されている紙幣の紙幣カセットへの補充を紙幣入出金部30に指示する(S305)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積されている紙幣を紙幣カセットAに補充し(S306)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S308)。これにより、図8の状態2−2に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットAの紙幣枚数が1700枚となる。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から個別回収を行う必要がある旨の通知を受けると(S309)、個別回収を行う必要があることを認識し、千券回収を指示する(S310、S311)。紙幣入出金部上位プログラム53は、千券回収の指示を受け、千券用の紙幣カセットCからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S312)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットCからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットCに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S313)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S315)。これにより、図8の状態2−3に示したように、紙幣カセットCには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に100枚の千券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットCの有高が確定する。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から正常終了の通知を受けると(S316)、万券回収を指示する(S317、S318)。紙幣入出金部上位プログラム53は、万券回収の指示を受けると、補充回収カセット37に100枚の千券があることから、万券回収に先立って千券の紙幣カセットCへの補充を紙幣入出金部30に指示する(S319)。
紙幣入出金部30は、千券の紙幣カセットCへの補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積されている千券を紙幣カセットCに補充し(S320)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S322)。これにより、図8の状態2−4に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットCの紙幣枚数が100枚となる。なお、紙幣カセットCへの紙幣移動に際して行われる紙幣枚数の計数により、紙幣カセットCの補充後の有高が記録される。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットCへの補充の正常終了の通知を受けると、図7に示したように、万券の回収を行うために、万券用の紙幣カセットDからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S402)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットDからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットDに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S403)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S405)。これにより、図9の状態2−5に示したように、紙幣カセットDには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に210枚の万券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットDの有高が確定する。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、紙幣カセットDから補充回収カセット37に回収された万券を紙幣カセットDに戻すために、補充回収カセット37に集積された万券の紙幣カセットDへの補充を指示する(S406)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積された万券を紙幣カセットDに補充し(S407)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S409)。これにより、図9の状態2−6に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットDの万券が210枚となる。なお、紙幣カセットDへの紙幣移動に際して行われる紙幣枚数の計数により、紙幣カセットDの補充後の有高が記録される。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットDへの補充の正常終了の通知を受けると、次の万券用の紙幣カセットBから紙幣を回収するために、紙幣カセットBからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S410)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットBからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットBに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S411)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S413)。これにより、図9の状態2−7に示したように、紙幣カセットBには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に500枚の万券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットBの有高が確定する。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、紙幣カセットBから補充回収カセット37に回収された万券を紙幣カセットBに戻すために、補充回収カセット37に集積された万券の紙幣カセットBへの補充を指示する(S414)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積された万券を紙幣カセットBに補充し(S415)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S417)。これにより、図9の状態2−8に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットBの万券が500枚となる。なお、紙幣カセットBへの紙幣移動に際して行われる紙幣枚数の計数により、紙幣カセットBの補充後の有高が記録される。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットBへの補充の正常終了の通知を受けると、さらに次の万券用の紙幣カセットAから紙幣を回収するために、紙幣カセットAからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S418)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットAからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットAに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S419)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S421)。これにより、図9の状態2−9に示したように、紙幣カセットAには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に1700枚の万券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットAの有高が確定する。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から正常終了の通知を受けると(S422)、必要に応じて補充処理を行い、精査結果を印字し、精査処理を完了する(S423)。
以上説明したように、第2の動作例によれば、紙幣カセットA〜Dの紙幣を一括して回収できない場合にも、紙幣カセットごとに紙幣を回収および補充することで、紙幣入出金部30内の精査処理を行うことが可能である。
(第3の動作例)
次に、図10および図11を参照し、本実施形態による自動取引装置10の第3の動作例を説明する。第3の動作例は、第2の動作例と同様に紙幣カセットA〜Dについて個別に精査処理を行う動作であるが、一部の紙幣カセットで満状態が検出されている場合に特徴的な処理を行う点で第2の動作例と異なる。以下では、第2の動作例として説明した千券回収および、ホストコンピュータ20による万券回収の指示が終了した時点以降の処理を説明する。また、この時点で、図12の状態3−1に示す枚数の紙幣が紙幣入出金部30の各カセットに集積されていたものとする。
図10および図11は、本実施形態による第3の動作例を示したシーケンス図である。図10に示したように、千券の個別回収が終了し、万券の個別回収処理を開始する際、紙幣カセットDで満状態(フル)が検出されているので、紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットDから紙幣カセットBへの紙幣移動を指示する(S502)。ここで、紙幣カセットの満状態は、紙幣カセットの上部に設けられる光センサの経路を紙幣が遮る状態であってもよいし、紙幣カセットに所定枚数以上の紙幣が集積されている状態であってもよい。
紙幣入出金部30は、紙幣移動の指示を受け、紙幣カセットDの一部の紙幣(例えば、100枚)を一時保留部34に搬送し、一時保留部34に搬送された紙幣を紙幣カセットBに搬送し(S503)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S506)。紙幣が一時保留部34に搬送された時点では、図12の状態3−2に示したように、一時保留部34の紙幣枚数が100枚となり、紙幣カセットDの紙幣枚数が2513枚となる。そして、紙幣が紙幣カセットBに搬送されると、図12の状態3−3に示すように、一時保留部34には紙幣が無くなり、紙幣カセットBの紙幣枚数が500枚から600枚に増加する。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣移動の正常終了の通知を受けると、図10に示したように、万券の回収を行うために、万券用の紙幣カセットDからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S507)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットDからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットDに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S508)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S510)。これにより、図12の状態3−4に示したように、紙幣カセットDの紙幣枚数が294枚となり、補充回収カセット37の紙幣枚数が2219枚となる。なお、紙幣カセットDの紙幣を全て補充回収カセット37に移動する前に補充回収カセット37で満状態が検知された場合、図12の状態3−4に示したように、紙幣カセットDに一部の紙幣が残った状態となる。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、紙幣カセットDに紙幣が残っているので、紙幣カセットDから一時保留部34への紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S511)。
紙幣入出金部30は、一時保留部34への紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットDに残っている紙幣を一時保留部34に搬送、集積し(S512)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S514)。これにより、図12の状態3−5に示したように、紙幣カセットDには紙幣が無くなり、一時保留部34の紙幣枚数が294枚となる。これにより紙幣カセットDの有高が確定する。ここで、「3.紙幣入出金部の構成および基本動作」において説明したように、一時保留部34および補充回収カセット37に集積可能な紙幣の最大枚数の合計は、紙幣カセットA〜Dのうちで最も容量の大きい紙幣カセットに集積可能な紙幣の最大枚数以上に設計される。このため、紙幣カセットにおける紙幣の集積状態が満状態であっても、当該紙幣カセットに集積されている紙幣を補充回収カセット37および一時保留部34に分配して集積することが可能である。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、一時保留部34から紙幣カセットDに紙幣を戻すため、一時保留部34に集積された紙幣の紙幣カセットDへの補充を紙幣入出金部30に指示する(S515)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、一時保留部34に集積された紙幣を紙幣カセットDに補充し(S516)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S518)。これにより、図12の状態3−6に示したように、一時保留部34には紙幣が無くなり、紙幣カセットDの紙幣枚数が294枚となる。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、補充回収カセット37から紙幣カセットDに紙幣を戻すために、図11に示したように補充回収カセット37に集積された紙幣の紙幣カセットDへの補充を指示する(S602)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積された紙幣を紙幣カセットDに補充し(S603)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S604)。これにより、図13の状態3−7に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットDの紙幣枚数が2513枚となる。なお、補充回収カセット37および一時保留部34から紙幣カセットDへの紙幣移動に際して行われる紙幣枚数の計数により、紙幣カセットDの補充後の有高が記録される。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットDへの補充の正常終了の通知を受けると、次の万券用の紙幣カセットBから紙幣を回収するために、紙幣カセットBからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S606)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットBからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットBに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S607)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S609)。これにより、図13の状態3−8に示したように、紙幣カセットBには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に600枚の万券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットBの有高が確定する。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30から正常終了の通知を受けると、紙幣カセットBから補充回収カセット37に回収された万券を紙幣カセットBに戻すために、補充回収カセット37に集積された万券の紙幣カセットBへの補充を指示する(S610)。
紙幣入出金部30は、補充の指示を受け、補充回収カセット37に集積された万券を紙幣カセットBに補充し(S611)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S613)。これにより、図13の状態3−9に示したように、補充回収カセット37には紙幣が無くなり、紙幣カセットBの万券が600枚となる。なお、紙幣カセットBへの紙幣移動に際して行われる紙幣枚数の計数により、紙幣カセットBの補充後の有高が記録される。
紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣カセットBへの補充の正常終了の通知を受けると、さらに次の万券用の紙幣カセットAから紙幣を回収するために、紙幣カセットAからの紙幣回収を紙幣入出金部30に指示する(S614)。
紙幣入出金部30は、紙幣カセットAからの紙幣回収の指示を受け、紙幣カセットAに集積されている紙幣を補充回収カセット37に搬送、集積し(S615)、正常終了を紙幣入出金部上位プログラム53に通知する(S617)。これにより、図13の状態3−10に示したように、紙幣カセットAには紙幣が無くなり、補充回収カセット37に700枚の万券が集積された状態となる。これにより紙幣カセットAの有高が確定する。
その後、ホストコンピュータ20は、紙幣入出金部上位プログラム53から正常終了の通知を受けると(S618)、必要に応じて補充処理を行い、精査結果を印字し、精査処理を完了する(S619)。
以上説明したように、第3の動作例によれば、満状態の紙幣カセットがあり、当該紙幣カセットの容量が補充回収カセット37の容量以上である場合であっても、紙幣を補充回収カセット37および一時保留部34に分配することにより、精査処理を行うことが可能である。
(補足)
理論上は一時保留部34および補充回収カセット37に集積可能であっても、移動に伴う紙幣の状態の変化により、満状態の紙幣カセットに集積された紙幣を一時保留部34および補充回収カセット37に集積しきれない事象が起こり得る。また、一時保留部34および補充回収カセット37に集積できたとしても、紙幣カセットへ紙幣を戻す際に紙幣カセットに紙幣が入りきらない事象が起こり得る。
このような事情から、満状態の紙幣カセットがある場合、紙幣入出金部30は、図10のS503を参照して説明したように、一時保留部34などに紙幣を回収する前に一部の紙幣を他の紙幣カセットに移動させる。かかる構成により、上記のような事象の発生を防止することが可能である。一方、全ての紙幣カセットが満状態である場合には、移動先の紙幣カセットが存在しないので、移動動作は行われない。
なお、紙幣入出金部上位プログラム53または紙幣入出金部30は、紙幣の移動先として、精査が終了し有高が確定している紙幣カセットを優先して選択してもよい。例えば、図12に示した状態3−1において紙幣カセットAの有高が確定しており、紙幣カセットBの有高が未確定である場合、紙幣入出金部上位プログラム53または紙幣入出金部30は、紙幣カセットDからの紙幣の移動先として紙幣カセットAを選択してもよい。移動先の紙幣カセットの有高が確定していない場合には、当該紙幣カセットの精査処理において、既存の紙幣と移動された紙幣の双方の補充/回収が必要となるが、有高の確定している紙幣カセットを移動先として選択することにより、精査処理の総時間を短縮することが可能である。
<5.むすび>
以上説明したように、本実施形態によれば、紙幣入出金部30内の紙幣枚数が閾値以下である場合には紙幣カセットA〜Dの紙幣を一括回収できるので、精査処理の効率が向上する。また、本実施形態によれば、紙幣カセットA〜Dの紙幣を一括して回収できない場合にも、紙幣カセットごとに紙幣を回収および補充することで、紙幣入出金部30内の精査処理を行うことが可能である。さらに、本実施形態によれば、満状態の紙幣カセットがあり、当該紙幣カセットの容量が補充回収カセット37の容量以上である場合であっても、紙幣を補充回収カセット37および一時保留部34に分配することにより、精査処理を行うことが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の動作例では紙幣の一括回収先として補充回収カセット37を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。変形例として、紙幣の一括回収先として、補充回収カセット37に加えて一時保留部34が用いられてもよい。この場合、紙幣入出金部上位プログラム53は、紙幣入出金部30内の紙幣の合計枚数と、補充回収カセット37および一時保留部34に集積可能な最大枚数の合計値以下の閾値とを比較し、紙幣の合計枚数が閾値以下である場合に一括回収が可能であると判断してもよい。
また、本明細書の自動取引システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、自動取引システムの処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、自動取引装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した自動取引装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 自動取引装置
12 専用網
14 表示操作部
16 通帳挿入口
18 カード挿入口
19 接客口
20 ホストコンピュータ
30 紙幣入出金部
31 接客部
32 鑑別部
33 搬送路
34 一時保留部
36 リジェクトカセット
36a リジェクトカセット
37 補充回収カセット
42 カード処理部
44 硬貨入出金部
45 ジャーナル記録部
46 通帳処理部
47 明細票発行部
48 係員操作部
50 制御部
51 表示操作部上位プログラム
52 カード処理部上位プログラム
53 紙幣入出金部上位プログラム
54 硬貨入出金部上位プログラム
55 ジャーナル記録部上位プログラム
56 通帳処理部上位プログラム
57 明細票発行部上位プログラム
58 係員操作部上位プログラム
60 メモリ

Claims (10)

  1. 紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、
    前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、
    紙幣を一時保留する一時保留部と、
    前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御し、
    前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、紙幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記紙幣集積部における紙幣の集積が満状態であることが検出されている場合、前記一時保留部を用いる前記精査処理を制御する、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記一時保留部および前記補充回収部に集積可能な紙幣の最大枚数の合計は、前記2以上の紙幣集積部のうちで最も容量の大きい紙幣集積部に集積可能な紙幣の最大枚数以上である、請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記他の紙幣集積部として、精査処理が完了済みの紙幣集積部を優先して選択する、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣、および前記補充回収部に集積されている紙幣の合計枚数に応じ、前記精査処理を前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣について一括または個別で制御し、
    前記精査処理を一括して行うことは、前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣をひとまとめにして一回の精査処理を行うことであり、
    前記精査処理を個別に行うことは、前記2以上の紙幣集積部ごとに各紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を行うことを、前記2以上の紙幣集積部の数だけ繰り返すことである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記紙幣の合計枚数が閾値を上回る場合には前記精査処理を個別で制御し、前記紙幣の合計枚数が閾値を下回る場合には前記精査処理を一括して制御する、請求項5に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記閾値は、前記補充回収部に集積可能な紙幣の最大枚数よりも小さい、請求項6に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記紙幣集積部と前記補充回収部との間の紙幣の移動経路には紙幣を鑑別する鑑別部を備え、
    前記制御部は、前記鑑別部により鑑別された紙幣の枚数を計数することにより前記精査処理を行う、請求項1〜7のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  9. 紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、紙幣を一時保留する一時保留部と、を備える紙幣処理装置を、
    前記2以上の紙幣集積部に集積されている紙幣の精査処理を制御する制御部であって、前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御する制御部、
    として機能させ、
    前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、プログラム。
  10. 紙幣を集積する2以上の紙幣集積部と、前記紙幣集積部から回収された紙幣、または前記紙幣集積部に補充するための紙幣を集積する補充回収部と、紙幣を一時保留する一時保留部と、を備える紙幣処理装置により実行される紙幣処理方法であって、
    前記紙幣集積部における紙幣の集積状態に応じ、前記紙幣集積部に集積されている紙幣を前記補充回収部および前記一時保留部に分配して移動させ、前記補充回収部および前記一時保留部から前記紙幣集積部に紙幣を戻す精査処理を制御するステップを含み、
    前記一時保留部を用いる前記精査処理は、前記紙幣集積部に集積されている紙幣の前記補充回収部および前記一時保留部への移動に先立ち、当該紙幣集積部に集積されている紙幣の一部を他の紙幣集積部に移動させる処理を含む、紙幣処理方法。
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