JP2017142752A - Posシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】品券類の在高を確認可能なPOSシステムを提供する。
【解決手段】購入対象の商品を登録する登録装置と、登録装置により登録された購入対象の商品についての精算処理を行う精算装置とを有するPOSシステムにおいて、登録装置は、顧客により利用される品券に関する品券情報を登録する品券登録部と、登録装置により登録された商品に関する商品登録情報と、品券情報とを含めた精算用データを出力する精算用データ出力部と、登録装置から精算用データが出力された出力先を含む品券情報に関する理論値レポートを出力する品券情報レポート出力部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図12

Description

本発明は、POSシステムに関する。
現在、顧客との取引データを登録する商品登録装置と、登録された取引データに基づいて客自らが代金決済を行なう会計装置とからなるPOSシステムがある。このようなPOSシステムでは、代金決済で用いられる品券を商品登録装置において登録及び回収し、品券に相当する金額を除いた代金を会計装置において決済する仕組みとなっている。特許文献1には、チェッカ装置とキャッシュ装置とで構成される商品販売システムに関する技術が記載されている。
特開平05−233963号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、品券類を取扱うことができず、品券類の在高等を確認することができないという問題点があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、品券類の在高を確認可能なPOSシステムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるPOSシステムは、購入対象の商品を登録する登録装置と、前記登録装置により登録された前記購入対象の商品についての精算処理を行う精算装置とを有するPOSシステムにおいて、前記登録装置は、顧客により利用される品券に関する品券情報を登録する品券登録部と、前記登録装置により登録された商品に関する商品登録情報と、前記品券情報とを含めた精算用データを出力する精算用データ出力部と、前記登録装置から前記精算用データが出力された出力先を含む前記品券情報に関する理論値レポートを出力する品券情報レポート出力部と、を備えたことを特徴とするPOSシステム。
当該POSシステムによれば、品券類の在高を確認可能なPOSシステムを提供することができる。
本発明の一態様であるPOSシステムは、前記登録装置または前記精算装置において、前記品券に関する所定の操作が可能であって、前記品券情報レポート出力部は、前記品券に関する所定の操作が行われると前記所定の操作が行われたことを示す前記理論値レポートを出力することを特徴とする。
当該POSシステムによれば、品券に関する所定の操作が行われたことをを確認可能なPOSシステムを提供することができる。
本発明の一態様であるPOSシステムは、前記登録装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データの精算が実行された前記精算装置を特定する特定部をさらに備え、前記品券情報レポート出力部は、前記特定部により特定された前記精算装置と前記品券情報とが識別可能な理論値レポートを出力することを特徴とする。
当該POSシステムによれば、精算装置と品券情報とを識別可能に理論値レポートを出力可能であることから、いずれの精算装置で品券を利用した取引の精算が行われたかを把握できるため、品券類の在高をより詳細に確認可能となる。
本発明の一態様であるPOSシステムは、前記精算装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データに含まれる前記品券情報を登録した前記登録装置と前記品券情報とに基づき、前記品券情報を登録した登録装置と前記品券情報とが識別可能な精算装置レポートを出力する精算装置レポート出力部を備えたことを特徴とする。
当該POSシステムによれば、登録装置と品券情報とを識別可能に精算装置レポートを出力可能であることから、いずれの登録装置で品券を利用した登録が行われたかを把握できるため、品券類の在高をより詳細に確認可能となる。
本発明の一態様であるPOSシステムは、前記登録装置は、他の登録装置において登録された前記品券情報を取得する取得部を備え、前記品券情報レポート出力部は、前記品券情報を登録した登録装置と前記品券情報とが識別可能な理論値レポートを出力する。
当該POSシステムによれば、他の登録装置と前記品券情報とが識別可能な理論値レポートを出力可能であることから、登録装置ごとに品券情報を把握できるため、品券類の在高をより詳細に確認可能となる。
本発明によれば、品券類の在高を確認可能なPOSシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態における、POSシステムにおける会計処置の流れを示すイメージ図である。 一実施形態における、POSシステムの構成図である。 一実施形態における、登録装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態における、精算装置の外観構成の一部を示す斜視図である。 一実施形態における、精算装置の構成を示すブロック図である。 取引Aにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。 取引Bにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。 取引Cにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。 一実施形態における、登録装置の動作を示すフローチャートである。 一実施形態における、精算装置の会計時における動作を示すフローチャートである 一実施形態における、登録装置の登録装置品券レポート出力時における動作を示すフローチャートである。 登録装置品券レポートの一例を示す図である。 一実施形態における、精算装置の精算装置品券レポート出力時における動作を示すフローチャートである。 精算装置品券レポートの一例を示す図である。 精算装置品券レポートの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、一実施形態における、POS(Point Of Sales)システムにおける会計処置の流れを示すイメージ図である。まず、登録装置20は、顧客が購入する商品に付されたバーコードを、店員の操作によりスキャンして、購入対象の商品を登録する。
顧客が購入する全ての商品のバーコードについて商品登録が完了した場合、店員は登録装置20で精算装置を指定する。そして、店員は、指定した精算装置で会計を行うように顧客に伝える。
顧客は、指定された精算装置30において、顧客自身が、精算装置30の操作ボタンを操作することで、買上金額を精算する。このように、精算装置30は、登録装置20により登録された前記購入対象商品についての精算処理を行う。
これにより、店員は、商品登録を行うが、買上金額の精算を行わないので、効率よく短時間に会計処理を行うことができる。また、顧客が購入する商品の登録については店員が行うので、店員は、商品登録の改ざんが起こらないよう、セキュリティ面における監視役としての役割も果たすことができる。
なお、登録装置20と、商品の買上金額の精算を行う精算装置30の設置台数とを、同数にする必要はない。例えば、精算装置30における処理時間は、操作ボタンが操作されることで会計を行うだけの短い処理時間となることから、精算装置30の設置台数を少なくしてもよい。
これにより、精算装置30の設置台数を削減して、精算装置30が設置される面積を削減すれば、削減した面積を売り場面積として有効活用させることができる。また、仮に、登録装置20及び精算装置30の少なくとも一方の台数を削減した場合、従来のPOSシステムと比べると、会計処理にかかる時間を大幅に短縮することができるので、会計処理を待つ顧客の待ち行列を解消させることができる。
次に、POSシステムの各構成について説明する。
図2は、一実施形態における、POSシステムの構成図である。図2に示すように、POSシステムは、ストアコントローラ10と、N台(Nは2以上の整数)の登録装置20と、M台(Mは1以上の整数)の精算装置30とを含んで構成される。
ストアコントローラ10は、POSシステムを制御するコンピュータであり、商品マスタなどの種々の情報を管理する。ストアコントローラ10は、各登録装置20及び各精算装置30に、最新の商品マスタを適宜送信する。ここで、商品マスタとは、各商品の商品識別情報、商品名称、及び販売価格などの商品情報を格納したファイルであって、適宜更新される。また、ストアコントローラ10は、登録装置20から顧客の取引データと当該取引データを識別する識別情報とを受信すると、受信した取引データと識別情報とを対応付けて記憶する。取引データとは、顧客の買上内容等、顧客との取引に関するデータである。また、ストアコントローラ10は、精算装置30から取引データの識別情報を受信すると、受信した識別情報に対応する取引データを精算装置30へ返信する。
登録装置20は、LAN(Local Area Network)11を介してストアコントローラ10に接続されている。
登録装置20には、顧客が購入する商品に付されたバーコード(バーコード)を店員の操作により読み取るスキャナが接続されている。
精算装置30は、LAN11を介してストアコントローラ10に接続されている。
精算装置30は、顧客自らが会計操作する装置である。精算装置30は、顧客のによる操作ボタンを介した操作入力に応じて、商品の買上金額の精算を行なう。
図3は、一実施形態における、登録装置20の構成を示すブロック図である。登録装置20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM202と、RAM203と、スキャナ部204と、表示部(店員用)205と、表示部(客用)205aと、操作部206と、通信部207と、ブザー208と、レシート印刷手段209と、ハードディスク210とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムを予め記憶する。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、登録装置20の動作を制御する。
スキャナ部204は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。
RAM203は、随時読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、スキャナ部204によって読み取られたバーコードに基づく商品情報などを記憶する。また、例えば、RAM203は、操作ボタンが操作された履歴を記憶してもよい。
表示部(店員用)205及び表示部(客用)205aは、種々の情報を表示する。例えば、表示部(店員用)205及び表示部(客用)205aは、商品マスタから取得した情報(例えば、商品の名称、価格等)を表示する。また、表示部(店員用)205は、タッチパネル(例えば、液晶タッチパネル)であり、店員に対する種々の情報を表示する。さらに、表示部(店員用)205は、画面内の領域に表示された操作ボタン(プリセットボタン)が操作されることにより、予め設定登録された商品情報(商品コード等)について、操作入力を受け付ける。
操作部206は、登録装置20を動作させるための各種の操作ボタン(小計キー、現計キー、置数キー、訂正キー、品券キー及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部206は、操作ボタン(プリセットキー)が操作されることにより、そのプリセットキーに予め設定登録されている商品情報(商品コード等)について、操作入力を受け付ける。
通信部207は、LAN11を介して、他の装置と通信する。なお、例えば、CD−ROMなどの記憶媒体を介してRAM203に最新の商品マスタを記憶させるなどすることも可能である。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。レシート印刷手段209は、後述する登録装置品券レポート(理論値レポート)等を出力する。
ハードディスク210は、RAM203が一時的に記憶する顧客の買上内容及び順番情報を記憶する。
図4は、一実施形態における、精算装置30の外観構成を示す正面図である。図5は、一実施形態における、精算装置30の構成を示すブロック図である。
精算装置30は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、スキャナ部304と、表示部305と、操作部306と、通信部307と、ブザー308と、印刷部309と、決済端末310〜312と、サインポール313とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
なお、精算装置30は、電源投入後の起動時に、バスを介してスキャナ部304、決済端末310〜312等が動作可能であるかを確認するための通信を各装置と行ない、動作可能であるか否かの情報をRAM303に記憶する。例えば、メモリ内の接続装置動作可否エリア(例えば、端末識別情報=決済端末310 動作可否フラグ=0(0:動作可、1:動作不能))に記憶させ、各報知手段の動作可能の報知を行なう際に前記RAM303の接続装置動作可否エリアに記憶する情報に基づき報知を行なうようにしてもよい。
スキャナ部304は、登録装置20により精算用レシート40に出力された精算用コード、或いは商品に付されているバーコードを光学的に読み取る。
RAM303は、種々の情報を記憶する、随時読み出し書き込みメモリである。例えば、RAM303は、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ、及びスキャナ部304によって読み取られた精算用コードによって特定される取引データなどを記憶する。また、RAM303は、一取引における会計に関するデータである会計データを記憶する。
決済端末(釣銭釣札機)310は、会計(商品の買上金額の精算)において、現金により決済を実行し、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、バスを介してCPU301に出力する。
決済端末311は、会計において、クレジットにより決済を実行し、決済を実行した結果を、ポート及びバスを介してCPU301に出力する。
決済端末312は、会計において、電子マネーにより決済を実行し、決済を実行した結果を、バスを介してCPU301に出力する。
表示部305は、CPU301からの制御に応じて、種々の情報を画面に表示する。また、表示部305は、画面に表示した操作ボタンが操作された履歴(例えば、操作回数、操作順など)を、操作ボタン毎にRAM303に記憶させる。
ROM302は、プログラムを記憶している読み出し専用メモリである。
CPU301は、中央演算処理装置であり、ROM302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置30の動作を制御する。
操作部306は、精算装置30を動作させるための各種の操作ボタン(訂正キー及びプリセットキー等)を備える。例えば、操作部306は、操作ボタン(訂正キー)が操作されることにより、操作入力の訂正を受け付ける。
通信部307は、LAN11を介して、他の装置と通信する。例えば、ストアコントローラ10と接続して、ストアコントローラ10から最新の商品マスタを取得する。なお、例えば、CD−ROMなどの記憶媒体を介してRAM303に最新の商品マスタを記憶させるなどすれば、通信部307は、ストアコントローラ10に必ずしも接続されていなくてよい。
ブザー308は、エラー等が発生した場合、エラーを報知するブザー音を発生させる。
印刷部309は、会計(商品の買上金額の精算)が終了した場合、顧客が持ち帰る会計済みレシートを出力する。また、印刷部309は、後述する精算装置品券レポート(精算装置レポート)を出力する。
サインポール313は、精算装置30が操作可能である旨を報知する。
次に、本実施形態における品券が利用された場合の商品登録情報、品券情報、及び品券関連情報について説明する。
まず、商品登録情報は、合計金額、釣り、JANコード、商品名称、個数、値段、及び付加情報等を示す情報である。品券情報は、品券に関する情報である。具体的に、品券情報は、品券の種別、品券金額、及び釣りの有無を示す情報である。以下の説明では、釣りのある品券を釣り有り品券、釣りのない品券を釣り無し品券と称することがある。精算用データは、商品登録情報と品券情報とを含む。そして、登録装置20は、店員により指定された精算装置30に精算用データを送信する。
品券関連情報は、品券の種別を示す情報、品券金額を示す情報、釣りの有無を示す情報、及び精算用データ送信元の登録装置20の識別情報、精算用データ送信先の精算装置30の識別情報である。従って、品券関連情報407には、品券情報405に含まれる情報が全て含まれる。
これらの情報について、3種類の取引A、B、Cを例にして説明する。
図6は、取引Aにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。取引Aは、顧客が買上合計400円を500円の釣り無し品券で支払った場合の取引である。
図6(A)に示される取引Aにおける会計済みレシートには、合計欄401、品券金額欄402、及び釣り欄403が示されている。合計欄401は、合計が400円であることを示している。品券金額欄402は、500円の品券であり、さらに釣り無し品券であることを示している。釣り欄403は、釣りが0円であることを示している。
図6(B)は、精算用データ406、商品登録情報404、品券情報405、及び品券関連情報407を示す図である。精算用データ406は、商品登録情報404、及び品券情報405で構成される。
図6(B)における商品登録情報404は、合計金額、及び釣りのみを示しており、JANコード、商品名称、個数、及び値段等は省略されている。商品登録情報404は、合計金額が400円であり、釣りが0円であることを示している。
品券情報405は、品券の種別が品券1であり、品券金額が500円であり、釣り無し品券であることを示している。
品券関連情報407は、品券の種別が品券1であり、品券金額が500円であり、釣り無し品券であり、登録装置20の識別情報が#000003であり、精算装置30の識別情報が#100002であることを示している。
図6(C)は、精算用データ406を受信した場合に精算装置30で生成される情報を示す図である。
精算用データ406を受信した精算装置30では、会計POS品券集計用データが生成される。会計POS品券集計用データは、売上データ、在高データ、釣りデータ、理論現金在高データ、及び送信元データを含む。また、釣り無し品券が利用された場合には、会計POS品券集計用データに、さらに残余データが含まれる。
売上データは、品券の種別と売上(品券実績)とを示す。売上とは、商品登録情報に示される合計金額である。在高データは、品券の種別と理論品券在高(品券在高)とを示す。理論品券在高とは、品券金額である。
残余データは、品券の種別と残余とを示す。残余とは、釣り無し品券が利用された場合に発生する値であり、品券金額と売上との差分である。具体的に残余は、品券金額をX、売上をYとしたとき、Y−X>0であれば「Y−X」であり、Y−X≦0であれば、「0」である。
釣りデータは、品券の種別と釣りの金額とを示す。なお、品券金額より売上が小さい場合に、釣り無し品券が利用された取引で釣りは発生しないが、そのときの釣りの金額は、品券金額と売上との差分の金額となる。
理論現金在高データは、理論現金在高を示す。理論現金在高は、釣りとして顧客に支払われた現金である。例えば、顧客にX円が支払われた場合には、理論現金在高データは、「−X」を示す。送信元データは、精算用データの送信元の登録装置20の識別情報を示す。
図6(C)の場合、売上データは400円を示し、在高データを500円を示し、残余データは100円を示し、釣りデータは100円を示し、理論現金在高データは0円を示し、送信元データは#000003を示している。また、品券1が利用されたことも示している。
図7は、取引Bにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。取引Bは、顧客が買上合計400円を500円の釣り有り品券で支払った場合の取引である。
図7(A)に示される取引Bにおける会計済みレシートにおいて、合計欄501は、合計が400円であることを示している。品券金額欄502は、500円の品券であり、さらに釣り有り品券であることを示している。釣り欄503は、釣りが100円であることを示している。
図7(B)は、精算用データ506、商品登録情報504、品券情報505、及び品券関連情報507を示す図である。精算用データ506は、商品登録情報504、及び品券情報505で構成される。
図7(B)における商品登録情報504は、合計金額、及び釣りのみを示しており、JANコード、商品名称、個数、及び値段等は省略されている。商品登録情報504は、合計金額が400円であり、釣りが100円であることを示している。
品券情報505は、品券の種別が品券1であり、品券金額が500円であり、釣り有り品券であることを示している。
品券関連情報507は、品券の種別が品券2であり、品券金額が500円であり、釣り有り品券であり、登録装置20の識別情報が#000003であり、精算装置30の識別情報が#100002であることを示している。
図7(C)は、精算用データ506を受信した場合に精算装置30で生成される情報を示す図である。
図7(C)の場合、売上データは400円を示し、在高データを500円を示し、残余データは100円を示し、釣りデータは100円を示し、理論現金在高データは−100円を示し、送信元データは#000003を示している。また、品券2が利用されたことも示している。
図8は、取引Cにおける会計済みレシート、品券情報、及び品券関連情報等を示す図である。取引Cは、顧客が買上合計900円を1000円の釣り有り品券で支払った場合の取引である。
図8(A)に示される取引Cにおける会計済みレシートにおいて、合計欄601は、合計が900円であることを示している。品券金額欄602は、1000円の品券であり、さらに釣り有り品券であることを示している。釣り欄603は、釣りが100円であることを示している。
図8(B)は、精算用データ606、商品登録情報604、品券情報605、及び品券関連情報607を示す図である。精算用データ606は、商品登録情報604、及び品券情報605で構成される。
図8(B)における商品登録情報604は、合計金額、及び釣りのみを示しており、JANコード、商品名称、個数、及び値段等は省略されている。商品登録情報604は、合計金額が900円であり、釣りが100円であることを示している。
品券情報605は、品券の種別が品券2であり、品券金額が500円であり、釣り有り品券であることを示している。
品券関連情報607は、品券の種別が品券2であり、品券金額が500円であり、釣り有り品券であり、登録装置20の識別情報が#000003であり、精算装置30の識別情報が#100002であることを示している。
図8(C)は、精算用データ606を受信した場合に精算装置30で生成される情報を示す図である。
図8(C)の場合、売上データは400円を示し、在高データを500円を示し、残余データは100円を示し、釣りデータは100円を示し、理論現金在高データは−100円を示し、送信元データは#000003を示している。また、品券2が利用されたことも示している。
以上説明したように、品券関連情報は、品券の種別、釣りの有無、品券金額、精算装置の識別情報を含む。従って登録装置20は品券関連情報を示す登録装置品券レポートを出力することができる。
なお、上記精算用データを受信した場合に精算装置30で生成される情報は、品券が利用された場合のものであり、品券が利用されなかった場合には、登録装置20は、商品登録情報における釣り、及び品券情報を生成しない。従って、例えば取引Aにおいて、品券が利用されなかった場合には、合計金額の400円を示す精算用データが精算装置30に送信される。
また、品券が利用されなかった場合には、精算装置30は、売上データ、在高データ、残余データ、及び釣りデータにおいて品券の種別を示すデータを生成しない。
次に、POSシステムにおける動作の手順を説明する。
図9は、一実施形態における、登録装置20の動作を示すフローチャートである。
まず、店員が、登録装置20のスキャナ部204を用いて、商品のバーコードを読み込ませる。スキャナ部204は、バーコードが示すJANコードを読み込む(ステップS101)。
CPU201は、当該読み込んだJANコードの商品に関する情報(例えば、JANコード、商品名称、値段、付加情報等)をRAM203の買上明細情報に書き込み、当該商品を登録する(ステップS102)。続いて、CPU201は、商品登録が完了したか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、CPU201は、操作部206にある印刷ボタンまたは小計キーが押下された場合に、商品登録が完了したと判定する。店員は、買い物かごに入っている全ての商品のバーコードが読まれたら、操作部206にある「印刷」ボタンまたは「小計」キーを押す。
商品登録が完了していない場合(ステップS103:No)、登録装置20は、ステップS101に処理を戻す。すなわち、登録装置20は、買い物かごに入っている全ての商品のバーコードが読み込まれるまで、S101〜S103の処理を繰り返す。
一方、商品登録が完了した場合(ステップS103:Yes)、CPU201は、品券が利用されたか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、CPU201は、操作部206にある品券キーが押下され、その金額が入力された場合に、品券が利用されたと判定する。店員は、本取引に利用する品券を顧客から受け取ると、品券を当該登録装置20に回収し、品券キーを押下してその金額を操作部206により入力する。
品券が利用された場合(ステップS104:Yes)、CPU201は、上述した品券関連情報をRAM203に記憶することで品券情報を登録する(ステップS105)。また、CPU201は、品券関連情報の他に、当該品券を扱った店員(担当者)の識別情報をRAM203に記憶する。品券関連情報に含まれる精算装置30を示す識別情報は、後述するステップS107で記憶される。
なお、品券を扱った店員とは、品券を顧客から受け取り当該登録装置20に登録した店員であり、例えば、当該登録装置20の操作者である。ここで、品券を扱った店員の識別情報は、例えば、操作部206により予め登録装置20に入力されている。或いは、店員の識別情報を示すバーコードをスキャナ部204が読み取ることにより、品券を扱った店員の識別情報を登録装置20に入力してもよい。
品券が利用されていない場合(ステップS104:No)、またはステップS105に続いて、CPU201は、取引データを生成し(ステップS106)、生成した取引データをRAM203に記憶する。取引データとは、品券が利用された場合には、清算用データを示し、品券が利用されなかった場合には、品券情報が含まれない清算用データを示す。
続いて、CPU201は、精算する精算装置30を店員により指定される(ステップS107)。このとき、CPU201は、精算装置30を示す識別情報を品券関連情報の識別情報として記憶する。最後に、CPU201は、ステップS107で指定された精算装置30に精算用データを送信し(ステップS108)、処理を終了する。
精算用データを受信した精算装置30は、上述した会計POS品券集計用データを取引に応じて生成する。生成された会計POS品券集計用データは、RAM303に記憶される。
図10は、一実施形態における、精算装置30の会計時における動作を示すフローチャートである。
まず、顧客は、精算装置30の操作ボタンを操作する。CPU301は、操作ボタンの操作を検出する(ステップS201)。CPU301は、操作ボタンの操作を検出すると、RAM303に記憶された精算用データに基づき、買い上げ明細を表示部305に表示する(ステップS202)。
そして、CPU301は、表示部305に顧客への会計操作を進めるための指示を表示させる。その後、顧客が表示部305に表示された指示に従い、会計を済ませる(ステップS203)。
会計完了後に、CPU301は、顧客が持ち帰る会計済みレシートを印刷部309に出力させる(ステップS204)。
図11は、一実施形態における、登録装置20の登録装置品券レポート出力時における動作を示すフローチャートである。
本図における処理は、登録装置20において、登録装置品券レポートを出力する操作がされた場合に行われる。
まず、他の登録装置から品券関連情報を取得するか否かを判定する(ステップS301)。他の登録装置から品券関連情報を取得するかは、店員から指示入力されたか否かで判定される。他の登録装置から品券関連情報を取得する場合(ステップS301:Yes)、他の登録装置から品券関連情報を取得する(ステップS302)。
他の登録装置から品券関連情報を取得しない場合(ステップS301:No)、またはステップS302の次に、CPU201は、自装置の品券関連情報を読み出し(ステップS303)、品券関連情報を集計し(ステップS304)、集計された品券関連情報を登録装置品券レポートとして出力する(ステップS305)。
図12は、識別情報が#000003の登録装置20で出力された登録装置品券レポートの一例を示す図である。登録装置品券レポートには、他の登録装置(識別情報は#000004)から取得された品券関連情報を含めることが可能である。品券関連情報には、品券情報が含まれるため、登録装置品券レポートは品券情報を含む。
図12に示される登録装置品券レポートには、識別情報が#000003の登録装置20の品券関連情報701、及び識別情報が#000004の登録装置20の品券関連情報701が示されている。
品券関連情報701は、#100002の精算装置30と#100003の精算装置30の品券関連情報を示している。特に、#100002の精算装置30での品券関連情報は、上述した取引A、B、Cで利用された品券に関する品券関連情報を示している。取引Aでは、500円の品券1が1枚利用され、取引Bでは、500円の品券2が1枚利用され、取引Cでは、1000円の品券2が1枚利用されている。そして、いずれの取引でも、店員により識別情報が#100002の精算装置30が指定されている。従って、品券関連情報701には、精算装置30の識別情報が#100002であり、理論品券1在高が500円であり、理論品券2在高が1000円であることが示される。
さらに、品券関連情報には、(1)精算されていないために未精算となっている品券、(2)精算装置30において取り消された取引において利用される予定であった品券、または(3)精算装置30において品券に代えて現金、電子マネー、またはクレジットカードが用いられた取引において利用される予定であった品券を示すことが可能である。以下の説明では、上記(1)に該当する品券を未精算品券、(2)(3)に該当する品券を取り消し品券と表現することがある。
上記(1)(2)(3)が発生した場合、品券の違算が生じる可能性がある。例えば、(2)や(3)の場合、店員は品券を顧客に返し忘れることなども考えられる。その場合、当然に品券の違算が生じる。これを防止するために、登録装置20は、品券関連情報701に示されるように、(1)(2)(3)のいずれに該当するかが識別可能に印刷するとともに、品券の総額及び品券枚数を印刷する。
品券関連情報701の場合、上記(1)に該当する未精算品券の総額が500円であり、1枚の品券を使用する取引が未精算であることを示している。また、品券関連情報701の場合、上記(2)に該当する取り消された取引において利用される予定であった取り消し品券の総額が1000円であり、2枚の品券を利用する取引が取り消されたことを示している。このように、品券関連情報には、(1)(2)(3)のいずれに該当するかが識別可能に印刷されるとともに、品券の総額及び品券枚数が印刷される。
このようにすることで、店員は品券の違算が生じたことを認識できる。なお、品券関連情報701の場合、上記(1)(2)(3)のいずれかと、品券の総額、及び品券の枚数が示されているが、さらに取引を一意に識別可能な取引番号を印刷するようにしてもよい。この場合、店員は上記(1)(2)(3)がいずれの取引で発生したかを認識することができる。これにより、品券類の違算の追跡を簡易に確認出来る。さらに、上記(2)(3)の場合は、登録装置20または精算装置30において品券の利用を取り消す操作が行われるが、この取り消す操作が行われた登録装置20または精算装置30の識別情報を印刷するようにしてもよい。これにより、取り消す操作が行われた登録装置20または精算装置30を特定することができる。
品券関連情報701には、さらに登録装置20の品券関連情報として、精算装置30の識別情報が#100003であり、理論品券1在高が1000円で枚数が2枚あり、理論品券2在高が1000円であり、枚数が2枚であることが示される。
品券関連情報702は、識別情報が#000004の登録装置20の品券関連情報として、精算装置30の識別情報が#100005であり、理論品券1在高が2500円で枚数が5枚であり、理論品券2在高が3500円で枚数が7枚あることが示される。
このように、登録装置20は、精算装置30の識別情報を出力することで、指定された精算装置30と品券情報とが識別可能な登録装置品券レポートを出力することができる。また登録装置20は、他の登録装置20において登録された品券関連情報を取得することで、品券関連情報を登録した登録装置20と品券情報とが識別可能な登録装置品券レポートを出力することができる。
なお、登録装置品券レポートに、上記品券情報の他に、税込合計、税抜合計、総売上、純売上、客数、点数、平均単価、客単価、預かり内税額、理論内税額、税額合計、内税対象額、内税額、及び課税対象額等を含めるようにしてもよい。また、品券関連情報に未精算品券、及び取り消し品券が存在しない場合には、未精算品券、及び取り消し品券の項目自体を表示しないようにしているが、品券関連情報に未精算品券、及び取り消し品券が存在しない場合であっても「未精算0、0枚」、「取り消し0、0枚」などと、未精算や取り消しが0であることを示すようにしてもよい。さらに、品券関連情報に未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和を含めているが、未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和を含めないようにしてもよい。
図12に示した登録装置品券レポートは、一例として識別情報が#000003の登録装置20で、識別情報が#000003の登録装置20と識別情報が#000004の登録装置20の品券関連情報を示している。
このように、ある登録装置20で他の登録装置20の登録装置品券レポートを出力する際に、まず他の登録装置20を選択可能に表示し、表示された登録装置20の中から店員が選択した登録装置20の登録装置品券レポートを出力するようにしてもよい。
選択された登録装置20の登録装置品券レポートを出力可能とすることにより、例えば営業中に一部の登録装置20のレジ締めが必要となった場合であっても、レジ締めが必要となった任意の登録装置20の登録装置品券レポートを出力することができるので、レジ締めが不要な他の登録装置20に影響を与えることなく営業を続けることができる。
図13は、一実施形態における、精算装置30の精算装置品券レポート出力時における動作を示すフローチャートである。CPU301は、現時点でRAM303に記憶されている会計POS品券集計用データを全てRAM303から読み出す(ステップS401)。
続いて、CPU301は、読み出した全ての会計POS品券集計用データに基づいて、会計POS品券集計用データを集計する(ステップS402)。最後に、CPU301は、集計した会計POS品券集計用データに基づいて、精算装置品券レポートを印刷部309に出力させる(ステップS403)。
図14は、識別情報が#100002の精算装置30で出力された精算装置品券レポートの一例を示す図である。精算装置品券レポートは、取引明細部と、全レジスタ品券在高合計部と、個別レジスタ品券在高合計部とで構成される。
取引明細部は、売上等に関する情報と品券に関する情報とが含まれる。売上等に関する情報は、税込合計、税抜合計、総売上、純売上、客数、点数、平均単価、客単価、預かり内税額、理論内税額、税額合計、内税対象額、内税額、及び課税対象額である。
品券に関する情報は、品券種別ごとの売上の総和、品券種別ごとの残余の総和、品券種別ごとの釣りの総和、理論現金在高の総和、品券種別ごとの理論品券在高の総和、及び理論品券在高の総和である。
全レジスタ品券在高合計部は、全ての登録装置20から受信した精算用データにより、識別情報が#100002の精算装置30で精算された全ての品券種別ごとの総和が含まれる。具体的に、全レジスタ品券在高合計部には、品券が利用された取引の品券種別ごとに、売上(品券実績)、理論品券在高(品券在高)、未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和が含まれる。
個別レジスタ品券在高合計部は、全レジスタ品券在高合計部における個別の登録装置20ごとの内訳を示す。具体的に、個別レジスタ品券在高合計部には、品券が利用された取引の品券種別ごとに、売上、理論品券在高、未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和が含まれる。このように、精算装置30は、品券関連情報を登録した登録装置20と、品券在高及び品券実績とが識別可能な精算装置品券レポートを出力することができる。
また、全レジスタ品券在高合計部と個別レジスタ品券在高合計部に未精算品券、及び取り消し品券が存在しない場合には、未精算品券、及び取り消し品券の項目自体を表示しないようにしているが、全レジスタ品券在高合計部と個別レジスタ品券在高合計部に未精算品券、及び取り消し品券が存在しない場合であっても「未精算0、0枚」、「取り消し0、0枚」などと、未精算や取り消しが0であることを示すようにしてもよい。さらに、全レジスタ品券在高合計部と個別レジスタ品券在高合計部に未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和を含めているが、未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和を含めないようにしてもよい。
図14に示される精算装置品券レポートの場合は、識別情報が#000003の登録装置20からのみ送信された精算用データを受信しているため、全レジスタ品券在高合計部と、個別レジスタ品券在高合計部とが一致するが、異なる登録装置20から送信された精算用データを受信した場合には、全レジスタ品券在高合計部と、個別レジスタ品券在高合計部とが一致しない。このように異なる登録装置20から精算用データを受信した場合の精算装置品券レポートの一例を図15に示す。
図15は、異なる登録装置20から精算用データを受信した場合の精算装置品券レポートの一例を示す図である。
図15に示される精算装置品券レポートは、異なる登録装置20ごとに個別レジスタ品券在高合計部が出力される。このように、登録装置20が当該登録装置20に登録された商品に関する商品登録情報と、品券に関する品券情報とを含む精算用データを送信することで、精算装置30は、精算用データに含まれる商品登録情報と品券情報に基づき、品券在高及び品券実績に関する精算装置レポートを出力することができる。
以上説明した実施形態では、登録装置品券レポート及び精算装置品券レポートの出力例として印刷による出力を示したが、これに限るものではない。例えば、登録装置品券レポートを表示部205に出力してもよいし、精算装置品券レポートを表示部305に出力してもよい。
また、登録装置20は、精算装置30から取引明細部、全レジスタ品券在高合計部、及び個別レジスタ品券在高合計部に示される情報を取得して、それらを品券関連情報に加えた登録装置品券レポートを出力してもよい。
なお、本実施形態では、店員が登録装置20において、精算装置30を指定したが、これに限るものではない。例えば、お会計券を用いるようにしてもよい。登録装置20は、登録された商品に関する商品登録情報と、品券に関する品券情報とを示すとともに、精算装置30で精算を実行するための精算用レシートをお会計券として発行する。商品登録情報及び品券情報は精算用データであるため、精算用レシートは精算用データを示すレシートである。精算用データは、例えば2次元コードで表現できるので、その2次元コードを印刷したレシートを精算用シートとしてもよい。
そして、精算用レシートを受け取った顧客は、精算装置30が備えるスキャナ部304を用いて、精算用レシートを読み取らせる。
精算用データの送信は、上位装置を経由して精算装置30を指定する形態でもよい。
これにより、精算装置30は、発行された精算用レシートに示される商品登録情報と品券情報とに基づき、品券在高及び品券実績を含む精算装置レポートを出力することができる。
上記精算用レシートは、精算用データを示すレシートであるが、これに代えて、例えば、顧客の取引を一意に識別する識別情報をバーコードで印刷した精算用レシートをお会計券として出力してもよい。
この場合、精算用レシートを受け取った顧客は、精算装置30が備えるスキャナ部304を用いて、精算用レシートを読み取らせる。
精算装置30は、精算用コードを読み取ると、精算用レシート40を出力した登録装置20、またはストアコントローラ10から精算用データを受信することで、精算用データに基づき、品券在高及び品券実績を含む精算装置レポートを出力することができる。
精算用レシートを用いた場合、登録装置20は、精算用レシートにより精算が実行された精算装置30を特定する。例えば、精算用レシートに、登録装置20の識別情報を示すようにしておくことで、精算が実行された精算装置30が精算時に登録装置20に精算が実行されたことを通知することで、登録装置20は、精算用レシートにより精算が実行された精算装置30を特定することができる。
このようにすることで、図12に示したように、精算装置30と品券情報とが識別可能な登録装置品券レポートを出力することができる。
こうしたお会計券が用いられた形態の場合には、顧客が受け取る会計済みレシートに、お会計券が用いられたことを明示するようにしてもよい。具体的には、例えば図6(A)の会計済みレシートに、お会計券で精算されたこと、お会計券を出力した登録装置20の識別情報、お会計券を出力した登録装置20を操作した店員を一意に特定する情報、お会計券を出力した時刻等を印刷するようにしてもよい。また、本実施形態のように、精算装置30が指定される形態であっても、商品を登録した登録装置20の識別情報、商品を登録した時刻、登録装置20を操作した店員を一意に特定する情報等を印刷するようにしてもよい。
また、図12に示した登録装置品券レポートにも、お会計券が用いられた形態の場合には、お会計券が用いられたことを明示するようにしてもよい。この場合も同様に登録装置品券レポートに、お会計券で精算されたこと、お会計券を出力した登録装置20の識別情報、お会計券を出力した登録装置20を操作した店員を一意に特定する情報、お会計券を出力した時刻等を印刷するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、登録装置品券レポート及び精算装置品券レポートの両方に未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和が含まれているが、登録装置品券レポート及び精算装置品券レポートのうちのいずれか一方に未精算品券、及び取り消し品券の各々の総和が含まれるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、購入対象の商品を登録する登録装置(例えば、登録装置20等)と、前記登録装置により登録された前記購入対象の商品についての精算処理を行う精算装置(例えば、精算装置30等)とを有するPOSシステムにおいて、前記登録装置は、顧客により利用される品券に関する品券情報を登録する品券登録部(例えば、ステップS105等)と、前記登録装置により登録された商品に関する商品登録情報と、前記品券情報とを含めた精算用データを出力する精算用データ出力部(例えば、ステップS108で、精算用データを送信することで出力する。またはお会計券として出力する。)と、前記登録装置から前記精算用データが出力された出力先を含む前記品券情報に関する理論値レポートを出力する品券情報レポート出力部と、を備えたことを特徴とする。
また、本実施形態では、前記登録装置または前記精算装置において、前記品券に関する所定の操作(例えば、取り消し操作等)が可能であって、前記品券情報レポート出力部は、前記品券に関する所定の操作が行われると前記所定の操作が行われたことを示す前記理論値レポート(例えば、図12の「取消」等)を出力することを特徴とする。
また、本実施形態では、前記登録装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データの精算が実行された前記精算装置を特定する特定部をさらに備え、前記品券情報レポート出力部は、前記特定部により特定された前記精算装置(例えば、品券関連情報701における識別番号が#100002の精算装置30)と前記品券情報(例えば、品券関連情報701における理論品券1在高、理論品券2在高等)とが識別可能な理論値レポートを出力することを特徴とする。
また、本実施形態では、前記精算装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データに含まれる前記品券情報を登録した前記登録装置と前記品券情報とに基づき、前記品券情報を登録した登録装置と前記品券情報とが識別可能(例えば、図14の個別レジスタ品券在高合計部等)な精算装置レポートを出力する精算装置レポート出力部を備えたことを特徴とする。
また、本実施形態では、前記登録装置は、他の登録装置において登録された前記品券情報を取得する取得部を備え、前記品券情報レポート出力部は、前記品券情報を登録した登録装置(例えば、品券関連情報702における識別番号が#000004の登録装置20)と前記品券情報(例えば、品券関連情報702における理論品券1在高、理論品券2在高等)とが識別可能な理論値レポートを出力することを特徴とする。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。また、本実施形態では、品券を500円または1000円の金券として説明したが、これに限るものではなく、品券としてクーポン券、割引券、及びポイント券等、取引で利用される一般的な品券であってもよい。
なお、上記に説明したPOSシステムを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、実行処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10…ストアコントローラ、11…LAN、20…登録装置、30…精算装置、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…スキャナ部、205…表示部(店員用)、205a…表示部(客用)、206…操作部、207…通信部、208…ブザー、209…レシート印刷手段、210…ハードディスク、301…CPU、302…ROM、303…RAM、304…スキャナ部、305…表示部、306…操作部、307…通信部、308…ブザー、309…印刷部、310…決済端末、311…決済端末、312…決済端末、313…サインポール

Claims (5)

  1. 購入対象の商品を登録する登録装置と、前記登録装置により登録された前記購入対象の商品についての精算処理を行う精算装置とを有するPOSシステムにおいて、
    前記登録装置は、顧客により利用される品券に関する品券情報を登録する品券登録部と、
    前記登録装置により登録された商品に関する商品登録情報と、前記品券情報とを含めた精算用データを出力する精算用データ出力部と、
    前記登録装置から前記精算用データが出力された出力先を含む前記品券情報に関する理論値レポートを出力する品券情報レポート出力部と、
    を備えたことを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記登録装置または前記精算装置において、前記品券に関する所定の操作が可能であって、
    前記品券情報レポート出力部は、前記品券に関する所定の操作が行われると前記所定の操作が行われたことを示す前記理論値レポートを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記登録装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データの精算が実行された前記精算装置を特定する特定部をさらに備え、
    前記品券情報レポート出力部は、前記特定部により特定された前記精算装置と前記品券情報とが識別可能な理論値レポートを出力する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 前記精算装置は、前記精算用データ出力部により出力された前記精算用データに含まれる前記品券情報を登録した前記登録装置と前記品券情報とに基づき、前記品券情報を登録した登録装置と前記品券情報とが識別可能な精算装置レポートを出力する精算装置レポート出力部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のPOSシステム。
  5. 前記登録装置は、他の登録装置において登録された前記品券情報を取得する取得部を備え、
    前記品券情報レポート出力部は、前記品券情報を登録した登録装置と前記品券情報とが識別可能な理論値レポートを出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のPOSシステム。
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