JP6045998B2 - 印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法 - Google Patents

印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法に関し、詳しくは、ボトムアップ型の印刷枚数管理にトップダウン型の印刷枚数管理を組み合わせることで、各ユーザ毎でも全体でも使い勝手の良い印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法に関する。
印刷ジョブを発生するPCやワークステーションなどのジョブ発生装置と、ジョブ発生装置からの印刷ジョブを受けて印刷を行うプリンタ装置とがそれぞれネットワークに接続されていて、複数の利用者が共通に使用できるように考慮された印刷装置が提唱されている。
ところで、このような場合に、印刷要求したユーザに印刷装置を使用するいわゆるアクセス権があるかどうかをチェックし、印刷の許可を判断する認証の必要が生まれる。さらに、これを進めて、従来技術では、ユーザを識別した上で、ユーザに応じた制御の自由度を広げ、特定のユーザに対しては特別の処理を可能にすることによって、便宜性の向上を図っている。さらに、複数のプリンタ装置のユーザ識別認証の機能と課金機能とを一括管理する印刷管理装置が登場してきている。
一般に、現在では、ネットワーク資源の使用コストよりも、プリンタ装置のランニングコストの方が高価であり、カラープリンタなどの装置ではとくにランニングコストが高価であり、また装置毎のランニングコストに差が大きい。このような場合、特定のユーザがランニングコストの高い装置を独占するような状況が生まれると、その特定のユーザのために全体の使用コストがかさみ、他のユーザに負担がかかるという問題が生まれる。
しかしながら、従来技術には、ユーザに対する印刷制限をランニングコストに基づく課金料金を計算して、ユーザに対する印刷を予算の範囲内でのみ許すという考えを採ったものはなかった。
そこで、上述した問題を解決するために、特開2001−92616号公報(特許文献1)には、複数のプリンタ装置と、このプリンタ装置を制御するプリンタサーバを有し、ネットワークを介してコンピュータ等のユーザ端末から送られる印刷要求に応じて印刷データを印刷する印刷装置が開示されている。この印刷装置では、前記プリンタサーバに、前記プリンタ装置の印刷を制御する印刷制御手段と、前記ネットワークを制御するネットワーク制御手段と、前記印刷要求を発信した前記ユーザ端末を識別する端末識別手段と、前記印刷要求の内容に応じて前記プリンタ装置のランニングコストを管理し、前記印刷要求に対して要求すべき課金料金を計算するランニングコスト管理手段とを具備することを特徴とする。これにより、印刷に使用する費用を容易に管理することができ、これを用いて印刷制御を実現する可能性が生まれるとしている。
又、特開2002−83107号公報(特許文献2)には、階層構造を有するシステムを配置するステップと、前記階層構造において上層に位置する第1のシステムにおいて、達成すべき課題を設定するステップと、当該課題を達成するために、責任部署を選択するステップと、前記責任部署を管理するシステムが開示されている。このシステムでは、下層に位置する第2のシステムを特定するステップと、前記課題を達成するために必要な予算を設定するステップと、予算を第2のシステムに伝達するため、および、当該第2のシステムから受理するために、設定された予算を示す情報を一時的に収容する第1の収容手段を設けるステップとを備える。又、前記設定された予算を示す情報を、前記第1の収容手段を介して第2のシステムに伝達するとともに、前記課題および責任部署を示す情報を第2のシステムに伝達するステップと、前記第2のシステムにおいて、前記第1のシステムからの予算を受理するため、および、前記第1のシステムに余剰分を含む予算を返還するために、前記予算を一時的に収容する第2の収容手段を設けるステップと、前記第2の収容手段を介して予算を受理するとともに、課題および責任部署を示す情報を受理するステップとを備える。更に、前記予算を示す情報の伝達が、第1の収容手段および第2の収容手段のみを介して実行される。これにより、組織の形態にかかわらずシンプルな構成で、部署や外部、或いは、部署間などにおける予算の移動を実現できるシステムを提供することが可能となるとしている。
特開2001−92616号公報 特開2002−83107号公報
しかしながら、前記特許文献1、2に記載の発明では、印刷枚数に対応する予算のユーザへの設定をトップダウン方式でしか実行出来ない、印刷が不必要なユーザにまで過剰な印刷枚数が設定され、印刷が本当に必要なユーザに十分な印刷枚数が設定されない、組織全体か部門毎かの予算管理しか出来ず、ユーザの権限に対応する印刷枚数の予算を考慮出来ない、他の部門との兼ね合いで印刷枚数の予算を設定出来ない等の問題がある。
又、会社経営の中でのコスト管理は重要であるが、そのコスト管理の一つとして、印刷コストの管理は、近年の電子ペーパー化、ペーパーレス化等に伴って重要となってきている。それにもかかわらず、従来の印刷管理では、未だにトップダウン方式しか対応しておらず、必要なユーザに必要な印刷を許可して、全体としての印刷コストを最適化するという適切なコスト管理が出来ていないという問題がある。
又、近年の印刷管理では、組織全体、部門毎の透明性のある印刷管理、ユーザの移動や部門変更に対応可能な印刷管理、ユーザの権限や役割に応じて必要な印刷枚数を設定可能な印刷管理等が求められている。一方、ユーザ(社員)が多い会社にとって、ユーザひとりひとりに所定の印刷枚数を設定するのは手間であり、又、部門の種類に応じて印刷に対する必要性が異なるため、一元的に各部門毎に所定の印刷枚数を割り振ることが出来ないという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、ボトムアップ型の印刷枚数管理にトップダウン型の印刷枚数管理を組み合わせることで、各ユーザ毎でも全体でも使い勝手の良い印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る印刷枚数管理装置は、ログインしたユーザに印刷の実行を許可する印刷枚数管理装置であって、以下の構成を採用する。
即ち、本発明は、前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出する算出手段と、前記算出されたユーザの許可印刷枚数が、当該ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可する許可手段とを備えることを特徴とする。
又、前記算出手段は、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出し、当該算出した割当印刷枚数を、前記部門のユーザ総数で除算して、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数を算出し、前記権限印刷枚数に、当該算出した単位割当印刷枚数を加算して、前記ユーザの許可印刷枚数を算出する。
前記算出手段は、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算する際に、当該権限印刷枚数が当該部門印刷枚数よりも大きい場合に、前記ユーザが所属する部門以外の他の部門に割り当てられた他の部門印刷枚数を、当該ユーザの部門の部門印刷枚数に加算して、当該加算値から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門と前記他の部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出する。
又、前記算出手段は、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がある場合に、当該権限印刷枚数のみを前記ユーザの許可印刷枚数として算出し、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がない場合に、前記部門印刷枚数を前記部門のユーザ総数で除算した、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数のみを前記ユーザの許可印刷枚数として算出する。
又、本発明は、ログインしたユーザに印刷の実行を許可する印刷枚数管理装置の印刷枚数管理方法として提供することが出来る。
即ち、本発明は、前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出するステップと、前記算出されたユーザの許可印刷枚数が、当該ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可するステップとを備えることを特徴とする。このような構成であっても、上述と同様の効果を得ることが可能となる。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法によれば、ボトムアップ型の印刷枚数管理にトップダウン型の印刷枚数管理を組み合わせることで、各ユーザ毎でも全体でも使い勝手が良くなり、印刷コストを十分に最適化することが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された認証画面の一例を示す図(図6(A))と、本発明の実施形態に係る属性情報テーブルの一例を示す図(図6(B))である。 本発明の実施形態に係る権限枚数テーブルの一例を示す図(図7(A))と、本発明の実施形態に係る部門枚数テーブルの一例を示す図(図7(B))である。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された印刷不許可画面の一例を示す図(図8(A))と、本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された操作画面の一例を示す図(図8(B))である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の印刷枚数管理装置が組み込まれた画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
<画像形成装置>
以下に、本発明の実施形態に係る印刷枚数管理装置が組み込まれた画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略模式図である。但し、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
尚、本発明の画像形成装置は、例えば、プリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能等を備えた画像形成装置として機能する。
以下に、例えば、コピー機能を利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
先ず、ユーザが複合機100を利用する場合、原稿を筐体部の上面に備えられている原稿台101に載置する。続いて、ユーザは、前記原稿台101近傍に備えられている操作部102(操作パネル)を使用してログインする。ここで、前記複合機100は、ユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザの許可印刷枚数を算出し、当該ユーザの印刷を許可したり不許可したりする。
さて、前記ユーザが、印刷を許可された場合に、画像形成に関する設定条件の入力を当該操作部102の操作画面から入力する。そして、前記ユーザが、前記操作部102に設けられたスタートキーを押下すると、複合機100が画像形成(印刷処理)を開始する。
次に、画像読取部103において、光源104から照射された光が、前記原稿台101に置かれた原稿に反射される。反射された光は、ミラー105、106、107によって撮像素子108に導かれる。導かれた光は前記撮像素子108により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データに基づいてトナー像を形成する部分が画像形成部109である。前記画像形成部109には感光体ドラム110が備えられている。前記感光体ドラム110は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器111、露光ユニット112、現像器113、転写器114、クリーニングユニット115などが配置されている。
前記帯電器111は、前記感光体ドラム110表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット112は、帯電された感光体ドラム110の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器114は、形成された静電潜像に、トナーを付着させてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、前記転写器114により、記録媒体(例えば、用紙、シート)に転写される。前記クリーニングユニット115は、前記感光体ドラム110の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム110が回転することにより実行される。
前記シートは、複合機100に備えられた複数の給紙カセット116から搬送される。搬送される時は、前記シートは、ピックアップローラ117により何れか1つの給紙カセット116から搬送路へ引き出される。各給紙カセット116には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、画像形成に関する設定条件に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出されたシートは、搬送ローラ118やレジストローラ119により感光体ドラム110と転写器114の間に送り込まれる。送り込まれると、前記シートは前記転写器114により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。
前記トナー像が転写されたシートが、前記定着装置120に備えられた加熱ローラと加圧ローラの間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、可視像がシートに定着される。前記加熱ローラの熱量は、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。前記可視像がシートに定着されて画像形成が終了し、当該シートは搬送ローラ118により、経路切替部121へ導かれる。
前記経路切替部121では、前記複合機100による切り替え指示により、前記シートを、前記筐体部の側面に設けられた排紙トレイ122へ案内したり、排紙口123を介して、前記筐体部の胴内に設けられた胴内トレイ124へ案内したりする。前記シートは、前記排紙トレイ122か胴内トレイ124に積載され、収容される。前記手順により、複合機100の筐体部はコピー機能をユーザに提供する。
図2は、本発明の実施形態に係る操作部の全体構成を示す概念図である。ユーザは、前記操作部102を用いて、上述のような画像形成についての設定条件を入力したり、入力された設定条件を確認したりする。前記設定条件が入力される場合、前記操作部102に備えられたタッチパネル201(操作パネル)、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、設定条件を入力する機能と当該設定条件を表示する機能が兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内のキーを押下することによって、当該押下されたキーに対応する設定条件が入力される。
前記タッチパネル201の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部(図示せず)が設けられており、当該表示部が、例えば、前記初期画面等の操作画面を表示する。前記タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下に設けられたセンサーが接触先を検知する。
更に、前記タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、本発明に係る複合機100の制御系ハードウェアの構成を示す図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、操作部306(102)を内部バス307によって接続している。
前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ305と前記操作部306からのデータや指示、キーに対応する信号、命令等を授受し、前記図1に示した各駆動部の動作を制御する。
又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。又、図5は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
先ず、ユーザが、複合機100に電源を投入すると、当該複合機100が起動して、当該複合機100の操作部102の認証手段401が、タッチパネル201上に認証画面を表示する。
前記認証画面600には、図6(A)に示すように、ログイン画面を示す旨のメッセージ601と、ユーザID入力欄602と、パスワード入力欄603と、キーボードキー604と、OKキー605とが表示される。
ユーザは、前記ログイン画面600を見ながら、前記キーボードキー604を用いて、自己のユーザID(例えば、「AAA」)をユーザID入力欄602に入力するとともに、自己のパスワード(例えば、「aaa」)をパスワード入力欄603に入力して、前記OKキー605を押下すると、前記認証手段401が、当該OKキー605の押下を受け付けて、前記入力された入力ユーザID(「AAAA」)及び入力パスワード(「aaa」)と、管理者等により所定のメモリに予め記憶された認証ユーザID及び認証パスワードとを比較する。
そして、前記比較の結果、前記入力ユーザID及び/又は入力パスワードが前記人用ユーザID及び/又は認証パスワードと一致しない場合、前記認証手段401は、当該入力ユーザID及び入力パスワードを消去したログイン画面600を表示して、ユーザに再度正しいユーザID及びパスワードの入力を促す(図5:S101NO)。
一方、前記比較の結果、前記入力ユーザID及び入力パスワードが前記人用ユーザID及び認証パスワードと一致する場合は、前記認証手段401は、ユーザをログインさせる(ユーザによる複合機100の使用を許可する)(図5:S101YES)。
前記認証手段401が、前記ユーザをログインさせると、その旨を算出手段402に通知し、当該算出手段402は、前記ログインしたユーザの権限(役割)に割り当てられた権限印刷枚数を算出する(図5:S102)。
前記算出手段402が、前記ユーザの権限印刷枚数を算出する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、前記算出手段402は、先ず、属性情報記憶手段403に予め記憶されている属性情報テーブルを参照する。
前記属性情報テーブル606には、図6(B)に示すように、上述したユーザID607(例えば、「AAA」)と、当該ユーザIDのユーザに与えられた権限を示す権限ID608(例えば、「部長」)と、当該ユーザIDのユーザが所属する部門を示す部門ID609(例えば、「部門A」)と、当該ユーザIDのユーザが既に印刷した印刷枚数を示す使用印刷枚数610(例えば、「10」)とが関連付けて記憶される。
ここで、前記権限IDには、例えば、「部長」の他に、「正社員」、「派遣社員」等が該当する。又、前記部門IDには、例えば、「部門A」の他に、「部門B」、「部門C」等が該当する。
前記属性情報テーブル606を参照した算出手段402は、当該属性情報テーブル606のユーザID607と前記ログインしたユーザのユーザID(「AAA」)とを照合し、当該照合したユーザID607(「AAA」)に対応する権限ID608(「部長」)を取得する。
次に、前記算出手段402は、権限枚数記憶手段404に予め記憶されている権限枚数テーブルを参照する。
前記権限枚数テーブル700には、図7(A)に示すように、上述した権限ID701(例えば、「部長」)と、当該権限ID701に割り当てられた権限印刷枚数702(例えば、「20枚」)とが関連付けて記憶される。これにより、所定の権限ID701を有するユーザは、所定の権限印刷枚数702を確実に印刷することが可能となる。
ここで、前記権限印刷枚数702には、所定の印刷枚数かゼロ枚「0枚」かが関連付けて記憶される。前記権限印刷枚数702がゼロ枚「0枚」である場合は、前記権限IDに必要な印刷枚数を割り当てられておらず、後述する部門IDに割り当てられた印刷枚数で賄うことを意味する。図7(A)の権限枚数テーブル700には、例えば、前記権限ID701が「派遣社員」である場合に、前記権限印刷枚数702がゼロ枚「0枚」を関連付けて記憶されている。
さて、前記権限枚数テーブル700を参照した算出手段402は、当該権限枚数テーブル700の権限ID701と前記ログインしたユーザの権限ID(「部長」)とを照合し、当該照合した権限ID701に対応する権限印刷枚数702(「20枚」)を取得する。これにより、前記算出手段402は、前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数を算出することが出来る。
次に、前記算出手段402は、前記ログインしたユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数を算出する(図5:S102)。
前記算出手段402が、前記ユーザの部門印刷枚数を算出する方法は、どのような方法でも構わないが、上述と同様に、例えば、以下のようになされる。即ち、前記算出手段402は、部門枚数記憶手段405に予め記憶されている部門枚数テーブルを参照する。
前記部門枚数テーブル703には、図7(B)に示すように、上述した部門ID704(例えば、「部門A」)と、当該部門ID704に割り当てられた部門印刷枚数705(例えば、「200枚」)とが関連付けて記憶される。これにより、所定の部門ID704の部門に所属するユーザは、所定の部門印刷枚数705の範囲内で確実に印刷することが可能となる。
さて、前記部門権限枚数テーブル703を参照した算出手段402は、当該部門枚数テーブル703の部門ID704と前記ログインしたユーザの部門ID704(「部門A」)とを照合し、当該照合した部門ID704(「部門A」)に対応する部門印刷枚数705(「200枚」)を取得する。これにより、前記算出手段402は、前記ログインしたユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数を算出することが出来る。
次に、前記算出手段402は、前記算出したユーザの権限印刷枚数と、部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出する(図5:S104)。
前記算出手段402が、前記ユーザの許可印刷枚数を算出する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、前記算出手段402が、先ず、前記属性情報テーブル606を参照して、前記部門印刷枚数705(「200枚」)が割り当てられた部門(「部門A」)に所属するユーザ総数を算出する。
具体的には、前記算出手段402が、前記属性情報テーブル606の部門ID609(「部門A」)と、前記ユーザの部門ID(「部門A」)とを照合して、当該照合した部門ID609(「部門A」)に対応するユーザIDの総数をカウントし、当該カウントしたユーザIDの総数を前記部門(「部門A」)に所属するユーザ総数(例えば、「10」人とする)とする。ここで、前記算出手段402は、前記ログインしたユーザIDも総数にカウントすることになる。
次に、前記算出手段402は、前記部門印刷枚数(「200」)から前記権限印刷枚数(「20」)を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数(「200」−「20」=「180」)を算出し、当該算出した割当印刷枚数(「180」)を、前記算出したユーザ総数(「10」)で除算して、前記部門(「部門A」)においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数(「180」/「10」=「18」枚)を算出する。そして、前記算出手段402は、前記権限印刷枚数(「20」)に、前記算出した単位割当印刷枚数(「18」)を加算して、前記ユーザの許可印刷枚数(「20」+「18」=「38」)を算出する。これにより、前記ユーザには、ボトムアップ型の印刷枚数管理となる自分の権限に基づいた権限印刷枚数(「20」)と、トップダウン型の印刷枚数管理となる自分の所属の部門に基づいた部門印刷枚数(「18」)とに対応して、許可印刷枚数(「38」)が決定されることになる。
さて、前記算出手段402が、前記ユーザの許可印刷枚数(「38」)を算出すると、その旨を許可手段406に通知し、当該通知を受けた許可手段406は、前記ユーザの許可印刷枚数(「38」)が、前記ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可する(図5:S105)。
前記許可手段406が、前記ユーザの印刷を許可する方法は、どのような方法でも構わないが、例えば、以下のようになされる。即ち、前記許可手段406が、先ず、前記属性情報テーブル606を参照して、前記ユーザのユーザID607の使用印刷枚数610(例えば、「10」)を取得する。次に、前記許可手段406は、前記ユーザの許可印刷枚数(「38」)と、前記取得した使用印刷枚数610(「10」)とを比較して、当該許可印刷枚数が前記使用印刷枚数を超えるか否かを判定する。
前記判定の結果、前記許可印刷枚数が前記使用印刷枚数以下である場合、前記許可手段406は、当該ユーザの印刷を不許可として(図5:S105NO)、その旨を表示受付手段407に通知し、当該通知を受けた表示受付手段407は、印刷不許可画面をタッチパネル201上に表示する(図5:S106)。
前記印刷不許可画面800には、図8(A)に示すように、印刷不許可画面を示す旨のメッセージ801と、許可された印刷枚数を超える旨のメッセージ802と、ログアウトキー803とが表示される。これにより、ユーザは、現時点では、自分に許可された許可印刷枚数を超えるため、印刷を実行することが出来ないことを知ることが可能となる。又、ユーザは、自分の許可印刷枚数以上に印刷を実行することが出来ないため、印刷コスト管理を確実にすることが可能となる。
尚、前記ユーザが、印刷を実行したい場合には、例えば、前記ログアウトキー803を押下して、前記表示受付手段407を介して認証手段401にログアウトさせ(図5:S107)、前記管理者へ連絡する。すると、前記管理者が、前記ユーザの権限IDを変更して、当該ユーザの権限印刷枚数を増加させるか、前記ユーザの部門IDの部門印刷枚数を増加させるかして、当該ユーザの許可印刷枚数を増加させるようにして、ユーザが印刷を実行可能な状態にする。これにより、再度、ユーザが、S101で、ログインすれば、印刷を実行可能となる。
一方、S105において、前記判定の結果、前記許可印刷枚数が前記使用印刷枚数を越える場合、前記許可手段406は、当該ユーザの印刷を許可として(図5:S105YES)、その旨を表示受付手段407に通知し、当該通知を受けた表示受付手段407は、印刷許可画面に対応する操作画面(初期画面)をタッチパネル201上に表示する(図5:S108)。
前記操作画面804には、図8(B)に示すように、印刷(コピー機能)の実行を促す旨のメッセージ805と、印刷実行の設定条件を入力するための機能項目キー806と、前記ユーザの許可印刷枚数807(「38」)と、現在の使用印刷枚数808(「10」)と、ログアウトキー809とが表示される。これにより、ユーザは、現時点で、印刷が実行可能であることを知ることが出来るとともに、自分に許可された許可印刷枚数807と、過去自分が印刷した使用印刷枚数808とを確認することで、後どれくらい自分が印刷可能なのかを理解することが可能となる。
さて、ユーザは、前記操作画面804を見ながら、原稿台101に原稿を載置し、機能項目キー806を押下して、所望の設定条件を入力し、スタートキー205を押下すると、前記表示受付手段407は、前記許可手段406を介して、当該入力された設定条件における印刷枚数(例えば、「3」)を前記使用印刷枚数(「10」)に加算して、印刷実行した後の使用印刷枚数である当該加算値(「13」)が前記許可印刷枚数(「38」)以下であるか否かを判定する(図5:S109)。
前記判定の結果、前記加算値が前記許可印刷枚数を超過した場合、前記表示受付手段407は、前記入力された設定条件では印刷実行することが出来ないと判定し(図5:S109NO)、前記入力された設定条件を消去して、再度、前記操作画面804を表示し(図5:S105)、ユーザから許可印刷枚数の範囲内での設定条件の入力を受け付ける。
一方、S109において、前記判定の結果、前記加算値が前記許可印刷枚数以下である場合、前記表示受付手段407は、前記入力された設定条件で印刷実行することが出来ると判定し(図5:S109YES)、当該設定条件の入力と当該スタートキー205の押下とを受け付けて、その旨を印刷手段408に通知する。当該通知を受けた印刷手段408は、前記設定条件に基づいて前記原稿台101の原稿から画像データを取得し、当該画像データを所定の用紙に画像形成し、印刷を実行する(図5:S110)。これにより、前記設定条件に対応する印刷物が出力されることになる。
さて、前記印刷手段408が、前記印刷の実行を完了すると、当該印刷により出力した印刷枚数(例えば、「3」)をカウントし(図5:S111)、前記属性情報テーブル606の、前記ユーザのユーザID(「AAA」)に対応する使用印刷枚数(「10」)に、前記カウントした印刷枚数(「3」)を加算して、当該加算値(「13」)を前記使用印刷枚数(「10」→「13」)として記憶させる。これにより、ユーザの印刷実行した印刷枚数が前期属性情報テーブル606(データベース)に反映される。
さて、前記印刷手段408がカウントを完了すると、その旨を表示受付手段407に通知し、当該通知を受けた表示受付手段407は、前記入力された設定条件を消去して、前記操作画面804を表示する。
ここで、ユーザは、前記印刷実行された印刷物を見ながら、更に、印刷実行を希望する場合には(図5:S112NO)、S105に戻って、前記表示受付手段407は、ユーザから前記操作画面804を介して所望の設定条件を受け付けることになる。
一方、ユーザは、印刷の終了を希望する場合には(図5:S112YES)、前記操作画面804のログアウトキー809を押下すると、前記表示受付手段407は、当該ログアウトキー809の押下を受け付けて、その旨を認証手段401に通知し、当該通知を受けた認証手段401は、ユーザをログアウトさせて(ユーザによる複合機100の使用を不許可して)(図5:S107)、全ての処理を終了する。
このように、本発明では、前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出する算出手段402と、前記算出されたユーザの許可印刷枚数が、当該ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可する許可手段406とを備えることを特徴とする。
これにより、ボトムアップ型の印刷枚数管理にトップダウン型の印刷枚数管理を組み合わせることで、各ユーザ毎でも全体でも使い勝手が良くなり、印刷コストを十分に最適化することが可能となる。
特に、本発明では、ユーザの権限と所属部門とを考慮して当該ユーザの許可印刷枚数を決定するため、印刷コスト(予算管理)の設定を動的に手軽に行うことが可能となる。又、ユーザの権限や役割に応じて必要な印刷枚数を確実に設定することが出来るとともに、会社組織全体の印刷コストを透明性のある総合管理を行うことが可能となる。更に、各ユーザ、各部門に対応して、ユーザの印刷枚数と、部門の印刷枚数とをそれぞれ設定した上で、許可印刷枚数が決定されるため、各ユーザの権限や各部門のルールに合わせた印刷枚数の設定が可能となる。
更に、ユーザの権限から許可印刷枚数を決定するため、例えば、ユーザが部門を移動したり、部門のユーザ総数が変更され、会社組織全体が変更(変動)されたりしても、当該ユーザの許可印刷枚数を容易に決定することが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、前記ユーザの権限の権限IDに対して許可印刷枚数を設定するよう構成したが、他の構成でも構わない。例えば、前記権限IDに対してモノクロ印刷の許可印刷枚数とカラー印刷の許可印刷枚数とをそれぞれ設定するよう構成しても構わない。ここでは、モノクロ印刷/カラー印刷の機能であったが、例えば、費用に直接的に結びつく機能項目の機能と関連付けて、許可印刷枚数を決定しても構わない。
又、本発明の実施形態では、前記算出手段402は、前記ユーザの許可印刷枚数を算出する際に、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出し、当該算出した割当印刷枚数を、前記部門のユーザ総数で除算して、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数を算出し、前記権限印刷枚数に、当該算出した単位割当印刷枚数を加算して、前記ユーザの許可印刷枚数を算出するよう構成した。これにより、前記ユーザに、自己の権限印刷枚数に、自己の所属の部門の部門印刷枚数を追加して、許可印刷枚数を増加するようにしたが、他の構成でも構わない。
例えば、前記ユーザに所定の権限印刷枚数がある場合に、前記算出手段402が、当該権限印刷枚数のみを、前記ユーザの許可印刷枚数として算出するよう構成してもよい。これにより、前記ユーザには、自己の権限のみにしか印刷枚数が配分されないため、過剰に印刷処理することを禁止することが可能となる。このような場合は、例えば、前記ユーザの権限IDが「派遣社員」であり、これに対応するカラー印刷の権限印刷枚数を、カラー印刷の許可印刷枚数としたい場合、派遣社員が過剰にカラー印刷することを防止出来て、特に有効である。逆に、例えば、前記ユーザに所定の権限印刷枚数がない場合に、前記算出手段402が、前記部門印刷枚数を前記部門のユーザ総数で除算した、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数のみを前記ユーザの許可印刷枚数として算出するよう構成してもよい。
又、本発明の実施形態では、前記算出手段402は、前記部門ID(「部門A」)の部門印刷枚数(「200」)から前記権限印刷枚数(「300」)を減算した際に、マイナス値が生じた場合、つまり、当該権限印刷枚数が当該部門印刷枚数よりも大きい場合に、前記ユーザが所属する部門以外の他の部門ID(「部門B」)に割り当てられた他の部門印刷枚数(「500」)を、前記部門ID(「部門A」)の部門印刷枚数(「200」)に加算して、当該加算値(「700」)から前記権限印刷枚数(「300」)を減算して、前記部門と前記他の部門(二つの部門ID、「部門A」、「部門B」)のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出するよう構成しても良い。このように構成することで、部門毎の部門印刷枚数を適度に配分して、印刷枚数が必要なユーザに確実に許可印刷枚数を配分することが可能となる。
又、前記算出手段402は、前記ユーザの許可印刷枚数を算出する際に、前記部門IDに対応して所定の部門印刷枚数が予め設定(記憶)されていることを想定したが、所定数の部門に対して一の部門印刷枚数が予め設定され、各部門毎に変動して所定の部門印刷間数が決定されるよう構成しても構わない。
例えば、前記算出手段402が、前記ユーザの許可印刷枚数を算出する際に、前記部門ID(「部門A」)の部門印刷枚数(「200」)から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出するが、ここで、前記権限印刷枚数(「300」)が、所定の部門に固定された部門印刷枚数(「200」)を越える場合、前記算出手段402は、前記割当印刷枚数を算出することが出来なくなる。
そこで、予め、所定数の部門ID(「部門A」、「部門B」)に対して、最大の権限印刷枚数以上の一の部門印刷枚数(「1000」)を予め設定しておき、前記算出手段402は、前記ユーザが所属する部門ID(「部門A」)に対応する一の部門印刷枚数(「1000」)から、当該ユーザの権限印刷枚数(「300」)を減算して、前記所定数の部門IDに対してユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数として算出するよう構成しても良い。
又、前記算出手段402は、下記のように構成しても良い。先ず、前記算出手段402は、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザのうち、権限の無いユーザに割当可能な割当印刷枚数を算出し、前記部門のユーザ総数から、権限の有るユーザ総数を減算した、権限の無いユーザ総数を算出し、前記算出した割当印刷枚数を、前記算出した権限の無いユーザ総数で除算して、前記部門において権限の無いユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数を算出する。そして、前記算出手段402は、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がある場合に、当該権限印刷枚数のみを権限の有るユーザの許可印刷枚数として算出し、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がない場合に、前記算出した単位割当印刷枚数のみを権限の無いユーザの許可印刷枚数として算出する。これにより、権限の有るユーザは、権限に割り当てられた権限印刷枚数のみしか使用出来ず、権限の無いユーザは、部門に割り当てられた単位割当印刷枚数のみしか使用出来ないようにすることが出来る。
又、本発明の実施形態では、前記属性情報記憶手段403、前記権限枚数記憶手段404、部門枚数記憶手段405を複合機100に備えるよう構成したが、例えば、ネットワークを介して、当該複合機100に通信可能なサーバ(記憶手段)を備え、当該サーバに、前記属性情報記憶手段403、前記権限枚数記憶手段404、部門枚数記憶手段405を備えるよう構成しても構わない。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、当該複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。更に、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ等に有用であり、ボトムアップ型の印刷枚数管理にトップダウン型の印刷枚数管理を組み合わせることで、各ユーザ毎でも全体でも使い勝手が良くなり、印刷コストを十分に最適化することが可能な印刷枚数管理装置及び印刷枚数管理方法として有効である。
100 複合機
102 操作部
401 認証手段
402 算出手段
403 属性情報記憶手段
404 権限枚数記憶手段
405 部門枚数記憶手段
406 許可手段
407 表示受付手段
408 印刷手段

Claims (3)

  1. ログインしたユーザに印刷の実行を許可する印刷枚数管理装置であって、
    前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出する算出手段と、
    前記算出されたユーザの許可印刷枚数が、当該ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可する許可手段とを備え、
    前記算出手段は、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出し、当該算出した割当印刷枚数を、前記部門のユーザ総数で除算して、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数を算出し、前記権限印刷枚数に、当該算出した単位割当印刷枚数を加算して、前記ユーザの許可印刷枚数を算出し、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算する際に、当該権限印刷枚数が当該部門印刷枚数よりも大きい場合に、前記ユーザが所属する部門以外の他の部門に割り当てられた他の部門印刷枚数を、当該ユーザの部門の部門印刷枚数に加算して、当該加算値から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門と前記他の部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出する
    ことを特徴とする印刷枚数管理装置。
  2. 前記算出手段は、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がある場合に、当該権限印刷枚数のみを前記ユーザの許可印刷枚数として算出し、前記ユーザの権限に所定の権限印刷枚数がない場合に、前記部門印刷枚数を前記部門のユーザ総数で除算した、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数のみを前記ユーザの許可印刷枚数として算出する
    請求項1に記載の印刷枚数管理装置。
  3. ログインしたユーザに印刷の実行を許可する印刷枚数管理装置の印刷枚数管理方法であって、
    前記ログインしたユーザの権限に割り当てられた権限印刷枚数と、当該ユーザが所属する部門に割り当てられた部門印刷枚数とに基づいて、当該ユーザが印刷可能な許可印刷枚数を算出するステップと、
    前記算出されたユーザの許可印刷枚数が、当該ユーザが既に印刷した使用印刷枚数を越える場合に、当該ユーザの印刷を許可するステップとを備え、
    前記算出ステップは、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出し、当該算出した割当印刷枚数を、前記部門のユーザ総数で除算して、前記部門においてユーザ一人当たりに割当可能な単位割当印刷枚数を算出し、前記権限印刷枚数に、当該算出した単位割当印刷枚数を加算して前記ユーザの許可印刷枚数を算出し、前記部門印刷枚数から前記権限印刷枚数を減算する際に、当該権限印刷枚数が当該部門印刷枚数よりも大きい場合に、前記ユーザが所属する部門以外の他の部門に割り当てられた他の部門印刷枚数を、当該ユーザの部門の部門印刷枚数に加算して、当該加算値から前記権限印刷枚数を減算して、前記部門と前記他の部門のユーザ全員に割当可能な割当印刷枚数を算出する
    ことを特徴とする印刷枚数管理方法。
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