JP6045806B2 - 侵入監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、警備モードとして、侵入物体による異常判定を行う警戒モードと一時的に警戒を解除する警戒解除モードとを有し、監視エリアへの不審者等の侵入を監視する侵入監視装置に関する。
従来、建物内やその周辺領域を監視エリアとし、監視エリアへの不審者の侵入や障害物の存在を監視センサを用いて検出して異常通報する侵入監視装置が提供されている。一般に侵入監視装置は、利用者が外出中などで警戒が必要な状況で監視を実行する警戒モードに設定され、監視が不要な状況では警戒解除モードに設定される。
利用者により警戒解除モードから警戒モードに切り替え操作が為されると、侵入監視装置は、全ての監視センサが正常状態であることを条件に、警戒モードに切り替えて監視処理を開始する。一方、監視センサが一つでも異常状態を検出している場合は、以後の監視処理が適切に行えない可能性があるため警戒モードには切り替えず、異常状態である旨を利用者に報知する。例えば、監視センサの視野を遮る障害物が検出されているのであれば、利用者が障害物を取り除いて正常化した後に再び操作することで、監視処理が開始される。
特開2000−194866号公報
ところが、警戒解除モード中は利用者が故意に所有物を監視エリアに置くこともあり得る。例えば、外出する際に持ち出す予定の物を一時的に置かれているだけといった状況が考えられる。従来の侵入監視装置では、監視への影響や利便性に考慮せず一律に警戒モードへの移行を禁止するため、このように監視への影響が実質的にない状況であっても警戒モードに設定することができず、利便性の面で改善の余地があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、侵入監視への影響や利便性を考慮した警戒モードへの移行設定処理を行う侵入監視装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明の侵入監視装置は、警備モードとして少なくとも警戒モード及び警戒解除モードを有し、監視エリアへの侵入物体を監視する侵入監視装置であって、前記監視エリアに現れた侵入物体および当該侵入物体の位置を検出する物体検出手段と、前記警戒モードにおける前記侵入物体の検出結果に基づいて異常判定を行う異常判定手段と、切替指示に応じて前記警戒解除モードから前記警戒モードへ移行設定する手段であって、前記侵入物体が検出されているときは前記監視エリアにおける当該侵入物体の位置に基づき前記警戒モードへの移行設定の許否を判定するモード制御手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、侵入物体の位置に応じて、侵入監視への影響を考慮して警戒モードに移行設定でき、利便性が高い運用を実現できる。
また、上記構成において、さらに、前記監視エリアを構成する重要監視エリア及び当該重要監視エリア以外の通常監視エリアの少なくとも一方の範囲を記憶するエリア記憶手段を有し、前記モード制御手段は、前記検出された侵入物体の位置が前記重要監視エリアに含まれる場合は前記警戒モードへの移行設定を禁止する。
ここで、重要監視エリアとは侵入監視の重要度が比較的に高いエリアであり、他のエリアに比べて異常判定の基準が低いエリアや、監視中に背景が更新されないエリア等に相当する。かかる構成によれば、重要監視エリアに侵入物体が存在する場合に警戒モードへの移行設定が禁止され、その他の通常監視エリアにおいては警戒モードへの移行設定が許容されるため、安全かつ利便性が高い運用を実現できる。
また、上記構成において、さらに、基準データを記憶する基準記憶手段と、前記警戒モードのとき前記基準データのうち前記通常監視エリアに対応する範囲を所定の条件に基づいて更新する基準更新手段と、を有し、前記物体検出手段は、前記監視エリアをセンシングして得た監視データと前記基準データとの比較により前記侵入物体を検出し、前記基準更新手段は、前記通常監視エリアに前記侵入物体が検出された状態で前記警戒モードへ移行設定されると、当該侵入物体を含む監視データを用いて前記基準データのうち前記通常監視エリアに対応する範囲を臨時更新する。
かかる構成によれば、通常監視エリアに侵入物体が存在する状態で侵入監視が開始される場合には、通常の更新タイミングを待たずにこの時点で通常監視エリアの基準データが更新されるため、以降の監視処理を適切に行うことができる。例えば、通常の更新処理は、検出された侵入物体が一定時間にわたり動かない静止状態にあることを条件に行われる。
また、上記構成において、さらに、前記監視エリアを撮影した画像を取得する画像取得手段と、前記画像を表示する表示手段と、利用者による確認操作を受け付ける操作手段と、を有し、前記モード制御手段は、前記警戒モードへの切替指示を受けたとき前記通常監視エリアに前記侵入物体が検出されている場合、前記画像を表示するとともに、当該表示された画像に対する前記確認操作の入力を条件に前記警戒モードへ移行設定する。
かかる構成によれば、通常監視エリアに侵入物体が存在する状況では利用者が監視エリアの画像を確認した上で強制的に警戒モードに切り替えるか選択することができ、より利便性が高い運用が可能となる。
また、上記構成において、前記モード制御手段は、前記検出された侵入物体の位置が前記通常監視エリアに含まれる場合であっても、当該侵入物体が所定以上の大きさを有するときには前記警戒モードへの移行設定を禁止する。
かかる構成によれば、通常監視エリアに侵入物体が存在する場合であっても、侵入監視への影響が大きい物体であるときは警戒モードに切替されないため、以後の監視処理を適切に行うことができる。
なお、上記構成において、前記物体検出手段は、前記侵入物体として人物と物体とを区別して検出し、前記監視処理手段は、前記重要監視エリアにて検出した侵入物体が前記物体である場合に前記警戒モードへの移行を禁止するように構成してもよい。かかる構成によれば、人物が存在する場合には警戒モードに強制的に切り替えることができ、利用者の安全を優先した運用が可能となる。
本発明によれば、監視エリアに侵入物体が存在している場合であっても一律に警戒モードの移行設定を禁止せず、侵入物体の位置に応じたリスクを考慮して移行許否を判定するため、利用者の利便性を確保しつつ以後の監視処理を確実に行うことができる。
本実施形態の監視システムを含む警備システムの概略全体構成図である。 監視システムが設置される監視エリアの模式的な平面図である。 監視システムを構成するセンサ端末の概略の構成を示すブロック図である。 監視システムを構成する監視装置の概略の構成を示すブロック図である。 監視処理部における異常判定処理を示す概略のフローチャートである。 監視処理部における警戒モードへの移行設定処理を示す概略のフローチャートである。
以下、本発明に係る侵入監視装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る侵入監視装置である監視システム1を含んで構成される警備システムの概略の全体構成を示す図である。この警備システムは、監視システム1、通信網2、警備センタ3を含んで構成される。
監視システム1は、監視対象の物件に設置され、例えば建物の外周の敷地内を監視する。より具体的には、戸建て家屋を監視対象とし、家屋の敷地にあたる庭やアプローチを監視エリアとする。なお、監視システム1は屋内監視に適用することもでき、マンション、オフィスビル、ホテルなどのエントランスホールやロビーを監視エリアとすることができる。
監視システム1は、主として、監視装置4、センサ端末5、操作表示器6を含んで構成され、監視装置4はセンサ端末5及び操作表示器6と有線または無線を介して相互に通信可能に接続される。また監視装置4は、通信網2を介して警備センタ3と接続される。
センサ端末5は、監視対象の物件に1台又は複数台設置され、監視エリアに出現した侵入物体およびその位置を検出する。監視システム1は、監視エリアに侵入した不審者や、不審者の検出を阻害するおそれのある障害物などを異常判定の対象としている。このためセンサ端末5は、侵入物体として、不審者を構成し得る人物(移動物体)と障害物を構成し得る静止物体とを区別して検出する。
また、監視対象物件の正規の利用者には、利用者であることを識別可能な携帯型の認証機として、例えば無線タグ7が付与され、利用者は監視エリアではこの無線タグ7を携行する。センサ端末5は、無線タグ7が発する無線信号を受信して位置を取得する。
監視装置4は、警備モードとして、異常判定を行う警戒モードと異常判定を行わない警戒解除モードとを有する。警備モードは利用者の設定操作により、センサ端末ごと又は全センサ端末を一括で設定される。なお、監視装置4は、警備モードを警戒モードに切り替える際には、監視エリアで検出された侵入物体に関する情報に基づき、警戒モードへの移行設定の許否判定を行う。
監視装置4は、警戒モード中において、センサ端末5からの検知結果を統合判定し、不審者の検出に因る侵入異常、障害物の存在に因る障害物異常といった種々の異常判定を行い、その結果に基づいて警備センタ3への異常通報などの処理を行う。
図2は、監視システム1が設置される監視エリアの模式的な平面図である。
建物300の外周の敷地内が監視エリアとして設定される。敷地の外郭には壁や生垣など敷地外との境界302が設けられ、その一部に敷地出入口304がある。センサ端末5は、例えば建物300の外壁に設置され、敷地内において侵入物体である人物100及び120、物体120及び140を検出するとともに、各侵入物体の位置を検出する。また、人物100が携帯する無線タグ7から受信した無線信号を解析してその無線タグの位置を算出し、人物の位置および無線タグ7の位置の一致性を判定して人物100が無線タグ7を携帯する利用者か否か認証する。
敷地内の監視エリアは、建物入口306など建物への侵入口となり得る領域を含む、比較的に監視の重要度が高い重要監視エリア200と、その他の通常監視エリア220とに区別される。通常監視エリア220と重要監視エリア200とは、後述する物体判定処理、背景更新処理、異常判定処理、モード設定処理において扱いが異なる。
なお、重要監視エリア200には、建物入口306付近の領域にいる不審者を確実に検出できるように、センサ端末5から当該領域まで間の視野領域を含めるのが望ましい。また、建物300の外壁から一定幅の領域を重要監視エリア200としてもよく、建物300から離れた場所に重要監視エリア200を設定してもよい。
センサ端末5は検出した人物100及び120の位置と無線タグ7の位置とを照合して、人物と無線タグとの対応付け処理(リンク処理)を行う。監視システム1は、侵入物体が人物であれば上記リンク処理の結果に基づいて正規の利用者であるか否か認証する。図2の例では、人物100と無線タグ7とが対応付けされ、人物120には対応付けされない。そして、認証されない不審者候補の人物の行動を追跡し、監視エリア内での滞留行為や建物内への侵入行為といった所定の禁止行為が確認されると侵入異常と判定する。また、侵入物体が人物ではない物体140及び160であれば、その大きさや位置等に基づき侵入監視を阻害するものと見做されると障害物異常と判定する。
続いて、センサ端末5の構成および動作を説明する。図3は、センサ端末5の概略の構成を示すブロック図である。
センサ端末5は、センサ部50、リーダ部51、カメラ52、報知部53、LAN通信部54、記憶部55、センサ処理部56を含んで構成される。
センサ部50は、監視エリアにおける侵入物体を検出する機能の一部を担う。本実施形態ではセンサ部50としてレーザ測距センサを用い、レーザ光により監視エリアを走査し、レーザ光を反射した物体の位置を検出する。例えば、波長890nm程度の近赤外光のレーザ光源を備え、光源からのレーザパルスを監視エリアの全域に対して出射方向を変えながら順次投光する。センサ部50は物体にて反射されたレーザパルスを受光して、当該物体までの測距データを生成する。レーザ光の走査は、センサ部を中心として監視エリアを望む角度範囲(例えば水平方向に180゜)に対して、所定の周期(例えば200ミリ秒)で繰り返される。測距は、所定の角度ステップ(例えば0.25゜)ごとに飛行時間法(TOF法:Time of Flight)を用いて行われ、具体的には、レーザパルスの出射から受光までに要する時間を計測し、この時間と光速度とからレーザ光を反射した物体までの距離を算出する。センサ部50は、1周期分の各走査角ごとの測定距離を測距データとしてセンサ処理部56へ出力する。このように、測距データは走査角(方位)と距離とで表され、センサ端末5を視点とした物体の位置が与えられる。
センサ部50は上述したレーザ測距センサには限定されず、例えば、マイクロ波やミリ波等の電波を使用するレーダセンサや、超音波を送受信する超音波センサ(ソナーセンサ)等でも同様に構成可能である。また、画像センサを用いて、背景差分やフレーム間差分により人物を抽出し、画像上の水平方向座標から人物の方位を求め、垂直方向座標から逆透視変換により人物までの距離を推定することで測距データを生成することもできる。この場合、画像センサは斜め上方から監視エリアを撮影するよう設置される。
リーダ部51は、無線タグ7が発した無線信号を受信して、所定の検知範囲に存在する無線タグ7を検知するタグリーダである。無線タグ7には固有の識別情報(タグID)が記憶され、リーダ部からの質問信号を受信すると、タグIDを含む応答信号を無線信号として送出する。リーダ部51は、監視エリアに送出した質問信号に対して無線タグが発した応答信号を受信し、応答信号に含まれる該無線タグ7を識別するタグIDを抽出する。
本実施形態では、リーダ部51と無線タグ7との間の無線通信方式にはRF−ID(Radio Frequency IDentification)技術を利用し、監視用途に照らして比較的長距離の通信に適した900MHz帯等のUHF帯域、又は2.4GHz帯等の大域の周波数を利用できる。
また、リーダ部51は無線タグ7の位置情報を検出するための機能の一部を担う。本実施形態では、センサ端末5はリーダ部51から視た無線タグ7が存在する方位を検出する。そのための構成の一例として、リーダ部51は、それぞれ比較的狭いビーム幅(例えば10°)の指向性を有し、互いにビーム方向(指向角)をずらして配置された複数のアンテナを備え、それら複数のアンテナを一定時間間隔で切り替えながら質問信号の送出および応答信号の受信を行う。リーダ部51は、所定周期(例えば200ミリ秒)ごとに検知対象の角度範囲(例えば180°)に対して順次行われるように指向性を制御する。そして指向角ごとに無線タグからの応答信号の受信強度を取得し、タグIDごとに、1周期分の各方位に対する受信強度をまとめたタグ検知データを作成してセンサ処理部56へ出力する。このように、タグ検知データは無線タグごとの受信強度の方位分布を表す。
なお、後述する監視装置4でのリンク処理のため、それぞれの視軸が実質的に一致するようにリーダ部とセンサ部を近傍に配置し、センサ部50の走査角とリーダ部51の指向角、すなわち測距データにおける角度(方位)とタグ検知データにおける角度(方位)とが共通の座標系で表現可能に予め調整される。好ましくはセンサ部50及びリーダ部51を同一の筐体内に配置する。
カメラ52は、センサ部50の検知範囲である監視エリアを撮影して画像を取得する。例えば、CCDイメージセンサ等を用いて画像信号を生成する。カメラ52により撮影される画像は、異常発生時に警備センタ3に送信され異常確認に供される。また、後述する監視開始時の状態確認において利用者が監視エリアの状況を確認するための画像として利用される。
報知部53は、監視装置4で異常判定された際、監視装置4の指示を受けて警報を出力するスピーカ等である。
LAN通信部54は、監視装置4との通信インタフェースである。
記憶部55は、センサ処理部56にて実行される各種プログラムやそれに必要なデータが格納される。特に、記憶部55は、利用者に付与されている無線タグ7のタグIDである登録タグデータや、侵入物体が存在しない状態でセンサ部50が取得した測距データを背景基準データとして更新可能に記憶する。また、センサ処理部56の制御によりカメラ52で撮影された画像や、監視装置から受信した現在設定されている警備モードが記憶される。さらに記憶部55は、監視エリアを構成する重要監視エリアの範囲と通常監視エリアの範囲を記憶する。監視エリアの範囲は2次元座標系で表現され、測距データやタグ検知データに示される位置や方位と対応可能とする。
センサ処理部56は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、記憶部55のプログラムに応じて、センサ部50からの測距データを処理する物体検出処理510、リーダ部からのタグ検知データを処理するタグ検出処理520、侵入物体を識別判定する物体判定処理530、背景基準データの更新を行う背景更新処理540を実行する。
物体検出処理510では、センサ部50から入力される測距データを記憶部55の背景基準データと比較し、距離が同一物体を示している程度に同等であり、且つ、背景基準データとの距離変化が所定以上生じている走査角のまとまり(距離変化群)を侵入物体候補として抽出する。また、侵入物体候補を検出した方位及び距離を当該侵入物体候補が存在する位置として認識する。測距データ中に複数の侵入物体候補が検出された場合は、それぞれに対して位置を求める。
タグ検出処理520では、リーダ部51から入力されるタグ検知データに含まれるタグIDについて、記憶部55の登録タグデータを参照して予め登録された無線タグ7のタグIDか判定する。また、登録されたタグIDの場合は受信強度の方位分布を解析し、最も受信強度が大きいピーク指向角を該無線タグ7の検出方位として求める。
物体判定処理530では、抽出された侵入物体候補の大きさや位置等に基づき、検出すべき侵入物体であるか、すなわち背景には存在しなかった人物や物体であるか識別する。センサ処理部56は、例えば、侵入物体候補を示す距離及び角度範囲から推定される実際の大きさが人らしい大きさであり、且つ、その位置が一定距離以上動いている場合、当該侵入物体候補を人物として認識する。一方、推定される大きさが人より大きい場合や位置が一定時間にわたり変化しない場合は、静止している物体として認識する。また、侵入物体候補の検出位置が通常監視エリアの範囲に属するか重要監視エリアの範囲に属するかにより、侵入物体と判定する基準を異ならせる。例えば、重要監視エリアにおける人物判定では、通常監視エリアに比べて移動距離の判定基準を小さくするか、移動を条件とせず大きさ推定だけで判定する。また、重要監視エリアにおける物体判定では、静止判定の時間を短くするか、静止時間を条件とせず大きさ推定だけで判定する。
また物体判定処理530では、検出した侵入物体と無線タグ7とのリンク処理を行い、リンクの有無を判定する。侵入物体を人物と認識した場合、センサ処理部56は、当該人物の検出方位と無線タグ7の検出方位との一致性を判定して、方位誤差が基準以内であれば当該人物が当該無線タグ7を携帯していると見做して対応付けする(リンク有)。
センサ処理部56は、物体判定処理530の結果である検知情報を監視装置4に送信する。検知情報には、侵入物体の位置および種別(人物か物体か)、無線タグとのリンク有無、を侵入物体ごとに対応付けた情報が含まれる。またセンサ処理部56は、現在設定されている警備モードが警戒モードの場合には、無線タグ7とリンク無の人物が検出されると、カメラ52による撮影画像を検知情報と共に監視装置4へ送信する、また、以降の一定時間分の撮影画像を記憶部55に蓄積記憶させ、監視処理4からの要求指示に応じて蓄積した撮影画像を送出する。
背景更新処理540では、記憶部55の背景基準データをセンサ部50が取得した測距データで随時更新する。センサ処理部56は、監視エリア内に静止物体だけが検出され、且つ当該静止物体が通常監視エリアに存在している状態が、所定の更新基準時間(例えば30秒)にわたり継続していると、当該静止物体を背景に取り込むべく背景基準データを更新する。このとき、監視エリア全域を表す背景基準データの全部を更新せず、背景準データのうち通常監視エリアに対応する部分のみ更新する。この背景更新処理は警戒モードに設定されている間実行され、警戒解除モード中は行われない。これは、警戒解除モード中は利用者が敷地内の物体を動かしたり、所有物を一時的に置いたりすることが想定され、不必要に背景基準データが更新されることで適切に侵入監視できなくなることを防止するためである。
またセンサ処理部56は、監視装置4からの指示に基づく所定のタイミングで、背景基準データをセンサ部50が取得した測距データで更新する(臨時更新)。
次に、図4を参照して、監視装置4の構成を説明する。図4は、監視装置4の概略の構成を示すブロック図である。
監視装置4は、LAN通信部40、通報部41、操作部42、表示部43、記憶部44、監視処理部45を含んで構成される。
LAN通信部40は、センサ端末5との通信インタフェースである。
通報部41は、通信網2を介した警備センタ3との通信インタフェースである。
操作部42および表示部43は、利用者が監視システム1の警備モードを設定するための操作/表示インタフェースであり、各種の操作ボタンや液晶ディスプレイ、ブザー、LED等で構成される。或いは、液晶タッチパネルディスプレイとして一体構成させてもよい。また表示部43は、警備モードが切り替わったこと、又は後述する監視開始時の状態確認結果を利用者に報知する。
記憶部44は、ROMやRAM等で構成され、監視装置4にて実行される各種プログラムやそれに必要なデータが格納される。記憶部44は、監視エリアに関するエリア情報410、侵入物体の検出状況を表す検知履歴情報420を記憶する。エリア情報410は、監視エリア全体の領域を表す情報、監視エリアを構成する重要監視エリアの範囲と通常監視エリアの範囲、敷地出入口の位置、監視エリアと建物との境界位置、等を表す情報を含む。検知履歴情報420は、センサ端末5が侵入物体を検出しているか否か、及びその検出内容を示す情報を含む。より具体的には、検出された侵入物体ごとに、侵入物体の位置および種別(人物か物体か)、無線タグ7とのリンク有無を対応付けた情報であり、センサ端末5から受信した検知情報に基づき監視処理部45によって更新される。
また記憶部44は、監視システム1に現在設定されている警備モードを記憶する。センサ端末5ごとに警備モードを設定可能な場合は、センサ端末5の端末IDと紐付けて警備モードを記憶する。
監視処理部45は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、記憶部44のプログラムに応じて、検出された侵入物体を追跡する追跡処理430、検出された侵入物体について異常判定を行う異常判定処理440、警備モードの切替制御を行うモード設定処理450を実行する。
追跡処理430では、センサ端末5から周期的に受信する検知情報に基づき、記憶部44の検知履歴情報420を更新する。監視処理部45は、侵入物体に関する情報を含む検知情報を受信すると、検知履歴情報420を参照し、今回検出された侵入物体が追跡中の侵入物体のときは当該侵入物体に関する検知情報を追記することで更新する。新たな侵入物体であれば、検知履歴情報420に新たな追跡対象の侵入物体として検知情報を記憶する。また、追跡中の侵入物体に関する検知情報を受信しない状態が一定期間継続すると、その侵入物体は監視エリア外に移動したと見做して検知履歴情報420から削除する。
異常判定処理440では、入力された検知情報、記憶された検知履歴情報420およびエリア情報410に基づいて異常判定を行う。異常判定処理440の詳細については、図5を参照して説明する。
図5は、監視処理部における異常判定処理を示す概略のフローチャートである。監視処理部45は、センサ端末5から検知情報を受信する度に本処理を実行する。まず監視処理部45は、受信した検知情報に基づき記憶部44の検知履歴情報420を更新する(ステップS602)。次に、現在設定されている警備モードが警戒モードであるか警戒解除モードであるか判定する(ステップS604)。警戒解除モードであれば、異常判定を行う必要がないため本処理を終了する。警戒モード中の場合は、記憶部44の検知履歴情報420を読み出し(ステップS606)、追跡中の侵入物体が異常判定の基準を満たす異常状態にあるか否か判定する(ステップS608〜S620)。
異常状態の判定に際し、監視処理部45は、検知履歴情報420を参照して追跡中の侵入物体の有無を確認する(ステップS608)。追跡中の侵入物体がある場合は、各々の侵入物体が人物であるか静止物体であるか判定する(ステップS610)。そして、追跡中の人物については、その人物の移動履歴(位置の変化)や無線タグ7とのリンク有無に基づいて不審者による特定行動であるか否か判定する(ステップS612)。例えば、リンク無の人物が監視エリア内に一定時間滞留していること、リンク無の人物が敷地出入口以外の位置から監視エリアに侵入したこと、を検出した場合は、不審者による特定行動と判断して外周侵入異常を確定する。また、監視エリア内に追跡中の人物が検出されなくなった場合でも、リンク無の人物が建物との境界位置で消失した場合には建物への侵入行為と見做せるため、これを不審者による特定行動と判定して建物侵入異常を確定する。
侵入異常と判定すると、監視処理部45は警備センタ3に侵入異常が発生した旨を異常通報する(ステップS614)。このとき、異常対象の人物を検出したセンサ端末5に対して画像の送信を要求し、取得した異常時画像を異常通報と同時または異常通報した後に警備センタ3へ送信する。また警備センタ3からの要求に応じてセンサ端末5から蓄積画像を取得し、これを警備センタ3に送信する。
一方、監視処理部45は、検知履歴情報420において追跡中の静止物体がある場合は、その物体が侵入監視に影響を与える障害物であるか否か判定する。監視処理部45は、検出されている物体の位置が重要監視エリアに含まれるか判定し、重要エリアにある場合は障害物異常を確定する(ステップS616)。物体が通常監視エリアにある場合は、その物体の大きさを所定の遮蔽基準と比較し、物体の大きさが遮蔽基準より小さければ障害物異常とせず、遮蔽基準以上に大きければ障害物異常を確定する(ステップS618)。
なお、検出された物体が遮蔽基準より小さい場合であっても、物体が複数検出されていると監視できない範囲が広くなるため、各物体の大きさの合計値を遮蔽基準と比較する。なお、障害物異常の判定は、物体の大きさに替えて、監視エリアのうち物体により遮蔽されている死角領域の面積を所定の基準と比較する方法や、遮蔽されずに実際に監視できている有効監視領域の面積を所定の基準と比較する方法を採用してもよい。
障害物異常と判定すると、監視処理部45は警備センタ3に障害物異常が発生した旨を異常通報する(ステップS620)。また、侵入異常の場合と同様に異常時画像を警備センタ3へ送信する。
モード設定処理450では、利用者の操作に応じて警備モードの移行設定を行う。特に、警戒解除モードから警戒モードへの切り替え時は、監視エリアが侵入監視を開始可能な正常状態にあるか確認し、警戒モードへの移行設定の許否を判定する。
監視処理部45は、警戒モード中に操作部42を介して警戒解除モードへの切り替え操作が入力されると、現在の警備モードを警戒解除モードに移行設定して侵入監視を終了させるとともに、センサ端末5に警戒解除モードへの移行指示信号を送出する。なお、センサ端末単位での切り替え要求であれば、該当するセンサ端末のみの警備モードを移行させる。ここで、警戒解除モードへの切り替えが正規の利用者以外に行われることを防ぐため、暗証番号や生体情報を入力する手段や無線タグ7を読み取る手段を操作部に設け、本人認証された利用者の操作のみ受け付けるようにしておく。
監視処理部45は、警戒解除モード中に操作部42を介して警戒モードへの切り替え操作が入力された場合には、監視エリアが侵入監視に適した状態であるか確認した上で警戒モードへの移行設定の許否を判断する。
図6は、監視処理部における警戒モードへの移行設定処理を示す概略のフローチャートである。
警戒モードへの切り替え操作が入力されると、監視処理部45は記憶部44の検知履歴情報420を参照して(ステップS702)、監視エリア内に侵入物体が検出されている検知状態であるか否かを確認する(ステップS704)。但し、ここでの侵入物体には無線タグ7と対応付けされたリンク有の人物は含まないものとする。これは、許可された人物であれば侵入監視が開始されたとしても侵入異常は発生しないためである。検知状態ではない場合は、現在の警備モードを警戒モードに移行設定して侵入監視を開始させるとともに、センサ端末5に警戒モードへの移行指示信号を送出する(ステップS706)。
監視エリアに侵入物体が検出されている場合は、センサ端末5に対して画像送信を要求して侵入物体が写った確認画像を取得するとともに(ステップS708)、検知履歴情報420に基づき、人物として検出された侵入物体であるか、物体として検出された侵入物体であるか判定する(ステップS710)。なお、複数の侵入物体が検出されている場合は、1つでも人物を示す侵入物体があれば「人物」と判定され、全てが物体を示す侵入物体であれば「物体」と判定される。
侵入物体として物体が検出されている場合は、続いて、その物体の位置が重要監視エリアに含まれるか通常監視エリアに含まれるか判定する(ステップS712)。
図2の物体140のように、重要エリアに物体が存在する場合は、警戒モードへの移行設定を不可とする(ステップS714)。そして、表示部43を制御して警戒モードへの移行不可の判定結果を利用者へ報知するとともに、取得した確認画像を操作表示器6に表示させる(ステップS716)。ここで、操作表示器6は画像を表示する手段と利用者の操作を入力可能な手段とを有し、例えば、液晶タッチパネルディスプレイを備えたタブレット端末によって構成される。利用者は、操作表示器6に映し出された確認画像を見て不可要因の障害物を認識し、これを除去する等した後に改めて警戒モードへの切り替え操作を行う。このように、重要監視エリアの障害物は侵入監視への影響が大きいため、警戒モードへの移行設定を禁止する。
一方、図2の物体160のように、通常監視エリアに物体が存在する場合は(ステップS712のNo)、表示部43を制御して侵入物体を検出している旨の判定結果を利用者へ報知するとともに、取得した確認画像を操作表示器6に表示させる(ステップS718)。そして、現在の警備モードを警戒モードに移行設定して侵入監視を開始させ、センサ端末5に警戒モードへの移行指示信号を送出する(ステップS720)。このとき、センサ端末5に対して、背景基準データの臨時更新を指示する更新指示信号を送信する。更新指示を受けたセンサ端末5は、検出している物体を含む測距データによって背景基準データのうち通常監視エリアに該当する範囲を更新する。
なお、一律に警戒モードへの移行設定を行うのに代えて、利用者が画像確認した上での判断により移行設定を許容するよう構成してもよい。この場合、操作表示器6は確認画像とともに、強制的に警戒モードに移行設定させるための確認操作ボタンを表示する。利用者は、操作表示器に映し出された確認画像により検出された物体を視認し、障害物を除去した後に改めて警戒モードへの切り替え操作を行うか、確認操作ボタンを操作して強制的に警戒モードに切り替えるよう指示するか、選択可能とする。確認操作ボタンが操作されると、監視処理部45は警戒モードに移行設定して侵入監視を開始させる。
このように、通常監視エリアの障害物は侵入監視への影響が比較的小さいため、利便性を優先させて警戒モードへの移行設定を許容する。なお、通常監視エリアであっても障害物が上述した障害物異常における遮蔽基準以上に大きい場合は、重要監視エリアの障害物と同様に警戒モードへの移行設定を禁止してもよい。
また、図2における人物120のように、監視エリアに検出されている侵入物体が無線タグを携帯しない人物の場合は(ステップS710で「人物」)、表示部43を制御して侵入物体を検出している旨の判定結果を利用者へ報知するとともに、取得した確認画像を操作表示器6に表示させる(ステップS718)。そして、現在の警備モードを警戒モードに移行設定して侵入監視を開始させ、センサ端末に警戒モードへの移行指示信号を送出する(ステップS720)。
このように、不審者の可能性がある人物を検出している場合は、正常化にあたって利用者が直接その人物と接触することは危険を伴うため、安全性を優先させて警戒モードへの移行設定を強制的に行う。
なお、複数のセンサ端末5について侵入監視を開始する場合は、上記のモード設定処理で正常状態が確認されたセンサ端末から順次警戒モードに移行設定する。
以上のように、本実施形態の監視システムは、警備モードを警戒モードに移行設定する前段階で、監視エリアに侵入物体が検出されているか否か、及び、検出された侵入物体が通常監視エリアに存在するのか重要監視エリアに存在するのか、によって侵入監視を開始可能な正常状態であるか判定する。したがって、侵入監視への影響が大きい侵入物体が存在する場合には正常化されるまで警戒モードに移行設定されないため適切な侵入監視を行うことができ、また、影響が小さい侵入物体が存在する場合には強制的に警戒モードに移行設定可能とするため利便性を優先したユーザフレンドリーな運用が可能となる。
なお、上記の実施形態の警戒モードへの移行設定処理では、侵入物体が通常監視エリアに存在するのか重要監視エリアに存在するのかによって警戒モードへの移行設定の許否判定を行う構成としたが、侵入物体の検出位置に基づく他の方法を用いて判定する構成で代替することができる。例えば、侵入物体の検出位置と監視対象の建物との距離を算出し、一定距離以下であれば侵入監視に影響がある侵入物体と認識してもよい。また、侵入物体に関する検知履歴情報を参照し、監視対象の建物から出てきた移動物体については除外し、監視エリアの外側である敷地外から出現した侵入物体や、飛来物のように監視エリアの外郭を経ずに出現した侵入物体のみ抽出対象としてもよい。
また、上記の実施形態の警戒モードへの移行設定処理では、侵入物体が無線タグを携行していない人物である場合は強制的に警戒モードに移行設定する構成としたが、侵入物体が静止物体であった場合と同様に、人物が重要監視エリアにいるときは移行設定を禁止し、通常監視エリアにいるときは移行設定を許容する構成としてもよい。この場合、警戒モードへの移行設定処理では、侵入物体が人物であるか物体であるかの処理を省略して一律に扱ってもよい。
また、上記の実施形態の警戒モードへの移行設定処理では、侵入物体が無線タグを携行していない人物である場合は強制的に警戒モードに移行設定する構成としたが、強制的な移行設定は行わず、利用者が画像確認した上での判断によって移行設定を許容するよう構成してもよい。
また、上記の実施形態では、人物の検出方位と無線タグの検出方位との一致性を判定することで正規の利用者を認証する構成としたが、人物の認証方法はこれに限定されない。例えば、監視エリアに入場する際にICカードや生体情報を用いて認証する構成としてもよい。また、人物の無線タグとの検出方位の一致性に代えて、人物の検出位置と無線タグの検出位置との一致性を判定する構成としてもよい。この場合、無線タグからの応答信号の受信強度や、質問信号の送出から応答信号の受信までの時間差を用いて無線タグまでの距離を算出し、無線タグの検出位置を算出することができる。
1 監視システム、2 通信網、3 警備センタ、4 監視装置、5 センサ端末、6 操作表示器、7 無線タグ

Claims (5)

  1. 警備モードとして少なくとも警戒モード及び警戒解除モードを有し、監視エリアへの侵入物体を監視する侵入監視装置において、
    前記監視エリアに現れた侵入物体および当該侵入物体の位置を検出する物体検出手段と、
    前記警戒モードにおける前記侵入物体の検出結果に基づいて異常判定を行う異常判定手段と、
    前記監視エリアを構成する、侵入監視の重要度が高い重要監視エリア及び当該重要監視エリア以外の通常監視エリアの少なくとも一方の範囲を記憶するエリア記憶手段と、
    切替指示に対して前記侵入物体の位置に基づき前記警戒解除モードから前記警戒モードへの移行設定の許否を判定するモード制御手段と、を備え
    前記モード制御手段は、前記警戒解除モードにおいて検出されている前記侵入物体の位置が、前記重要監視エリアに含まれる場合は前記警戒モードへの移行設定を禁止し、前記通常監視エリアに含まれる場合には前記警戒モードへの移行設定を許容する、ことを特徴とする侵入監視装置。
  2. 前記通常監視エリアは、前記警戒モードにおいて、前記物体検出手段による前記侵入物体の検出用の基準データが更新されるエリアであり、
    前記通常監視エリアより侵入監視の重要度が高い前記重要監視エリアは、前記警戒モードにおいて、前記物体検出手段による前記基準データが更新されないエリアである、
    請求項1に記載の侵入監視装置。
  3. さらに、基準データを記憶する基準記憶手段と、
    前記警戒モードのとき前記基準データのうち前記通常監視エリアに対応する範囲を所定の条件に基づいて更新する基準更新手段と、を有し、
    前記物体検出手段は、前記監視エリアをセンシングして得た監視データと前記基準データとの比較により前記侵入物体を検出し、
    前記基準更新手段は、前記通常監視エリアに前記侵入物体が検出された状態で前記警戒モードへ移行設定されると、当該侵入物体を含む監視データを用いて前記基準データのうち前記通常監視エリアに対応する範囲を臨時更新する、請求項1又は2に記載の侵入監視装置。
  4. さらに、前記監視エリアを撮影した画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像を表示する表示手段と、
    利用者による確認操作を受け付ける操作手段と、を有し、
    前記モード制御手段は、前記警戒モードへの切替指示を受けたとき前記通常監視エリアに前記侵入物体が検出されている場合、前記画像を表示するとともに、当該表示された画像に対する前記確認操作の入力を条件に前記警戒モードへ移行設定する、請求項1乃至3のいずれかに記載の侵入監視装置。
  5. 前記モード制御手段は、前記検出された侵入物体の位置が前記通常監視エリアに含まれる場合であっても、当該侵入物体が所定以上の大きさを有するときには前記警戒モードへの移行設定を禁止する、請求項乃至4のいずれかに記載の侵入監視装置。


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